JP2005205650A - インクジェット方式画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】所謂フチ無し印字の際に記録媒体の裏面が汚れることを防止したインクジェット方式画像形成装置を提供する。
【解決手段】プラテン50には、印字部分13の幅方向両端の内側から外側に渡ってインク吸引口52,54,56が形成されている。インク吸引口54(又は56)は、その幅方向一端が基準線51に一致した記録媒体12の幅方向他端の内側から外側に渡るように形成されている。記録媒体12の幅が広いときは、記録媒体12の幅方向他端がインク吸引口56の上に位置する。一方、記録媒体12の幅が狭いときは、記録媒体12の幅方向他端はインク吸引口54の上に位置する。各インク吸引口52,54,56はそれぞれ風路62,64,66につながっている。これら複数の風路62,64,66は風下で一本の風路60につながっている。
【選択図】図3

Description

本発明は、プラテンに載置された記録媒体のうち所定幅のバンド状の印字部分にインクを吐出して画像を形成する画像形成動作を繰り返しながらこの記録媒体に画像を形成するインクジェット方式画像形成装置に関する。
インクジェット方式の記録装置(インクジェット方式画像形成装置)はランニングコストが安く、複数色のノズル列を設けることによりカラー対応を比較的容易に行えるというメリットがある。近年は出力画質向上の他に付加的な機能に対するニーズも多い。このようなニーズの一つとして、印字余白なしに画像を出力する、所謂フチ無し印字が挙げられる。
従来のフチ無し印字では、用紙の幅よりもこの幅方向に広い印字領域をプラテンに形成すると共に、この印字領域に溝を形成しておき、記録媒体の幅方向両端の外側までインク滴を吐出させている(特許文献1参照)。
特開2002−103584号公報
しかし、上記のように溝を形成した場合、吐出されたインクが溝の中でミストとなって浮遊する。この浮遊したインクミストは記録媒体の裏面に付着し、記録媒体の幅方向両端部の裏面が汚れるという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑み、所謂フチ無し印字の際に記録媒体の裏面が汚れることを防止したインクジェット方式画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明のインクジェット方式画像形成装置は、記録媒体が載置されるプラテンを備え、該プラテンに載置された記録媒体にインクを吐出して画像を形成するインクジェット方式画像形成装置において、
(1)吐出されたインクのうち記録媒体をはみ出たインクを吸引する吸引手段を設けたことを特徴とするものである。
ここで、
(2)前記インク吸引手段は、前記プラテンに設けられたインク吸引口で、記録媒体の幅方向両端の内側から外側に渡って形成されたものであってもよい。
また、
(3)前記インク吸引口につながった風路と、
(4)前記インク吸引口を通して空気を吸引する吸引ファンとを備えてもよい。
さらに、
(5)前記風路に配置された、インクを吸着するインクフィルタを備えてもよい。
さらにまた、
(6)前記インク吸引口は、前記プラテンに載置される複数種類の記録媒体の各サイズに応じて複数箇所に形成されたものであり、且つ、
(7)前記風路は、前記複数箇所に形成された前記インク吸引口それぞれに個別につながった複数のものであり、
(8)前記複数箇所に形成された前記インク吸引口のうち記録媒体の幅方向両端部に位置するインク吸引口だけでインクを吸引するように前記複数の風路を切り換える切換手段とを備えてもよい。
さらにまた、
(9)前記インク吸引口は、開閉自在なものであってもよい。
さらにまた、
(10)前記インク吸引口は、前記幅方向に移動するものであってもよい。
さらにまた、
(11)前記インク吸引口は、前記プラテンに記録媒体を吸着させるための吸引口を兼ねてもよい。
本発明のインクジェット方式画像形成装置によれば、記録媒体をはみ出たインクはインク吸引口に吸引される。このため、このはみ出たインクが印字部分の近傍で浮遊せずにインク吸引口に吸引される。従って、印字部分をはみ出たインクが記録媒体の裏面に付着して記録媒体の裏面を汚すことは無い。
記録媒体の幅方向両端からはみ出たインクを吸引するインク吸引口をプラテンに形成することにより実現した。
図1を参照して、本発明のインクジェット方式画像形成装置の一例であるプロッタを説明する。
図1は、バブルジェット方式の印字ヘッド(記録ヘッド)を搭載したプロッタの概略構成を示す斜視図である。
プロッタ10は、矢印A方向に搬送される記録紙12が載置されるプラテン50を備えている。このプラテン50の上方には、プラテン50に平行な走査レール(図示せず)が掛け渡されている。この走査レールには、スライド軸受(図示せず)を介してキャリッジ16が取り付けられており、このキャリッジ16は、モータとベルト(図示せず)によって矢印B方向(矢印A方向に直交する方向であり、主走査方向である。)に往復動(走査)する。
キャリッジ16には、インク滴を吐出するノズル列が形成された印字ヘッド18(図3参照)が着脱自在に搭載されている。印字ヘッド18は、互いに異なる色のインクを吐出する6つの個別印字ヘッドから構成される。各個別印字ヘッドには、それぞれ異なるチューブ20を介して、本体に設置されたインクタンク22からインクが供給される。
上記したプラテン50は、記録紙12が搬送される搬送方向(矢印A方向)に直交する幅方向(矢印B方向であり、主走査方向である)に延びており、最大幅の記録媒体の幅よりも長い。プラテン50には、搬送中の記録紙12が載置される。記録紙12に画像を形成するにあたっては、キャリッジ16と共に印字ヘッド18を主走査方向に往復運動させながら、プラテン50に載置された記録紙12のうち所定幅のバンド状の印字部分(二点鎖線で示す部分)13にインクを吐出して画像を形成する画像形成動作を繰り返す。なお、印字部分13は、記録用紙12のうちノズル列に対向する部分である。また、プラテン50には、後述するインク吸引口52,54,56(54は記録紙12に隠れて見えない)が形成されている。
記録用紙12は搬送ローラとピンチローラ(これらは図示せず)に挟まれて保持されており、搬送モータ19(図2参照)によって搬送ローラが回転することにより矢印A方向に搬送される。なお、キャリッジ16が移動可能な範囲の外側には回復装置24が配置されており、印字不良が生じた場合や一定期間毎にノズルからインクを強制的に吸引してノズルやインク供給路のクリーニングを行う。
図2を参照して、上記したプロッタ10の制御装置を説明する。
図2は、プロッタの制御装置を示すブロック図である。
図1に示すプロッタ10には制御装置30が内蔵されており、制御装置30によってプロッタ10の各種動作が制御される。
制御装置30は、ホストコンピュータ26から入力された画像情報を担持した印字データ(画像データ)等を制御するイメージコントローラ32、記録用紙12(図1参照)の搬送やキャリッジ16(図1参照)の移動を制御するエンジンコントローラ40、及び印字ヘッド18から吐出されるインクの吐出信号を制御する印字ヘッドコントローラ34などから構成されている。エンジンコントローラ40は、イメージコントローラ32から送られてきた印字データを分割するデータラスタライズ部41、記録紙12の種類や出力品位に応じて印字パラメータを変更する印字パラメータ変更部42、インクの吐出に使用するパルスを生成する吐出パルスジェネレータ43、及び、搬送ローラ(図示せず)を回転させる搬送モータ19を制御する搬送制御部44などから構成されている。
図3から図5までを参照して、プラテン50について説明する。
図3は、プラテンのうち記録媒体の印字部分が載置される部分を記録媒体の幅方向(搬送方向に直交する方向)に切断して模式的に示す断面図である。図4は、記録媒体の印字部分よりも広いインク吐出領域を示す模式図である。図5は、プラテンの変形例を示す断面図であり、切断した位置は図3の場合と同様である。
プロッタ10(図1参照)では、複数の定形サイズの記録媒体に画像を形成できる。従って、プラテン50には、これら複数の定形サイズの記録媒体が選択的に載置されることとなる。プラテン50には、図4に示されるように、各種の定形サイズの記録媒体が載置されるときの基準線51が描かれている。この基準線51は、プラテン50上を矢印A方向に延びるものであり、各種サイズの記録媒体12をプラテン50に載置させるときは、記録媒体12の幅方向一端をこの基準線51に一致させる。
その幅方向一端を基準線51に一致させてプラテン50に載置された記録媒体12に所謂フチ無し印字をする場合、記録媒体12の印字部分13だけでなく、図4に示されるように、この印字部分13からはみ出たインク吐出領域13’にもインクを吐出する。すなわち、フチ無し印字の場合は、インクが吐出される領域は記録紙12の幅よりも広い領域となる。従って、吐出されたインクはプラテン50に着弾するものがある。そこで、プラテン50には、印字部分13の幅方向両端の内側から外側に渡ってインク吸引口52,54,56が形成されている。これらのインク吸引口52,54,56は、インク吐出領域13’よりも広い開口を有する。
インク吸引口52は、図4に示されるように、基準線51を跨ぐように形成されている。また、インク吸引口54(又は56)は、その幅方向一端が基準線51に一致した記録媒体12の幅方向他端の内側から外側に渡る(かかる)ように形成されている。記録媒体12の幅が広いときは、図3に示されるように、記録媒体12の幅方向他端がインク吸引口56の上に位置する。一方、記録媒体12の幅が狭いときは、記録媒体12の幅方向他端はインク吸引口54の上に位置する。
各インク吸引口52,54,56はそれぞれ風路62,64,66につながっている(接続されている)。これら複数の風路62,64,66は風下で一本の風路60につながっている。この風路60の風下側(各インク吸引口52,54,56とは反対側)には、各インク吸引口52,54,56を通して空気を吸引する吸引ファン70が配置されている。また、風路60の途中であって吸引ファン70よりも風上には、インクを吸着するフィルタ72が配置されている。このフィルタ72は、各風路62,64,66それぞれに配置してもよい。
上述したようにフチ無し印字を行う場合、幅方向両端がインク吸引口52,56にまたがる記録紙12のときは、記録紙12の印字部分13からはみ出たインク吐出領域13’にもインク滴を吐出する。この場合、吸引ファン70を駆動させておくことにより、インク吐出領域13’に吐出されたインク滴はインク吸引口52,56から吸引されて風路62,66を通って、さらに風路70を通ってフィルタ72に吸着される。幅方向両端がインク吸引口52,54にまたがるサイズの記録紙でも同様である。
このように記録紙12の印字部分13をはみ出たインクはインク吸引口52,54,56のいずれかから吸引されてフィルタ72に吸着されるので、記録紙12の幅方向両端の近傍でインク滴やインクミストが浮遊しない。この結果、印字部分13をはみ出たインクが記録紙12の裏面に付着して記録紙12の裏面を汚すことは無い。
なお、ププロッタ10で印字される記録紙12の幅サイズが例えば4種類あるときは、図5に示されるように、各幅サイズに応じて4箇所にインク吸引口54,55,56,57を形成しておく。同様に記録紙12の幅サイズが6種類あるときは、各幅サイズに応じて6箇所にインク吸引口を形成しておく。これにより、記録紙12の幅サイズが変更されても、記録紙12の裏面が汚れることが防止される。なお、プラテン50に記録紙12を吸着する吸着口として、インク吸引口52,54,55,56,57を用いて兼用させてもよい。
図6を参照して、本発明の実施例2を説明する。
図6は、実施例2のプラテンを示し、このプラテンのうち記録媒体の印字部分が載置される部分を記録媒体の幅方向(搬送方向に直交する方向)に切断して模式的に示す断面図である。この図では、図3に示される構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付されている。
実施例2のプラテン150の特徴は、インク吸引口54につながる風路154と、インク吸引口56につながる風路156とを選択的に切り換える三方弁152(本発明にいう切換手段の一例である)を設けた点にある。プラテン150では、風路154と風路156が合流する位置に三方弁152が設けられており、この三方弁152を適宜に切り換えることにより、風路154又は風路156が風路158につながる。この三方弁152は、例えばエンジンコントローラ40(図2参照)によって記録紙12の幅サイズの応じて適宜に切り換るようになっている。幅サイズの大きい(インク吸引口56に幅方向他端部が位置するサイズの)記録紙12の場合は、風路156を風路158につなげると共に風路154を塞ぐ。一方、幅サイズの小さい(インク吸引口54に幅方向他端部が位置するサイズの)記録紙12の場合は、風路154を風路158につなげると共に風路156を塞ぐ。すなわち、複数箇所に形成されたインク吸引口54,56のうち記録紙12の印字部分13の幅方向両端部に位置するインク吸引口だけでインクを吸引するように風路154,156を切り換える。
このように記録紙12の幅サイズに応じて風路154,156を適宜に切り換えることにより、幅サイズの小さい記録紙12のときは、記録紙12の幅方向他端ではインク吸引口54だけからインクが吸引されることとなって、不用なインク吸引口56からはインクが吸引されない。従って、インク吸引口54の吸引力は増大するので、印字部分13をはみ出たインクをいっそう確実に吸引できる。この結果、印字部分13をはみ出たインクが記録紙12の裏面に付着して記録紙12の裏面を汚すことをいっそう確実に防止できる。
上記の例では、記録紙12の幅方向他端に位置するインク吸引口は2つだけ(54と56)であるが、図5に示すように、プラテン150には3つ以上のインク吸引口が形成されていることもある。この場合は、各風路64,65,66,67それぞれにその風路を開閉する弁を設けてもよい。
図7を参照して、本発明の実施例3を説明する。
図7は、実施例3のプラテンに形成されたインク吸引口を示す、(a)は、閉じたインク吸引口を示す断面図であり、(b)は、開いたインク吸引口を示す断面図である。
実施例3のプラテン250の特徴は、このプラテン250に形成されたインク吸引口54,56を開閉自在にした点にある。インク吸引口54(56)を開閉自在にするために、プラテン250のうちインク吸引口54(56)の近傍の裏面側にはそれぞれ、矢印B方向(主走査方向)に移動する板状のシャッタ254が配置されている。シャッタ254の裏面には、下方に延びる連結棒264の一端部が回動自在に固定されている。この連結棒264(266)は中央部の軸264aを中心軸にして回動する。連結棒264の下端部には、ソレノイド軸274が回動自在に連結されている。このソレノイド軸274は、ソレノイド284のオン・オフに従って伸び縮みする。
インク吸引口54(56)を(a)に示すように閉じたいときは、ソレノイド284をオフにする。これにより、ソレノイド軸274(276)が縮んでシャッタ254がインク吸引口54(56)を塞ぐ。この逆に、インク吸引口54(56)を(b)に示すように開きたいときは、ソレノイド284をオンにする。これにより、ソレノイド軸274が伸びてシャッタ254がインク吸引口54(56)を開く。
このように記録紙12(図1参照)の幅サイズに応じてインク吸引口54,56を適宜に開閉することにより、幅サイズの小さい記録紙12のときは、記録紙12の幅方向他端ではインク吸引口54だけからインクが吸引されることとなって、不用なインク吸引口56からはインクが吸引されない。従って、インク吸引口54の吸引力は増大するので、印字部分13(図3参照)をはみ出たインクをいっそう確実に吸引できる。この結果、印字部分13をはみ出たインクが記録紙12の裏面に付着して記録紙12の裏面を汚すことをいっそう確実に防止できる。
図8と図9を参照して、本発明の実施例4を説明する。
図8は、インク吸引口を開閉する円筒部材を示す斜視図である。図9は、実施例4のプラテンに形成されたインク吸引口を示す、(a)は、開いたインク吸引口を示す断面図であり、(b)は、閉じたインク吸引口を示す断面図である。
上記した実施例3では、シャッタ254を使ってインク吸引口54(56)を開閉したが、実施例4では、円筒状部材を使ってインク吸引口54(56)を開閉する点に特徴がある。インク吸引口54(56)を開閉自在にするために、プラテン350のうちインク吸引口54(56)の下にはそれぞれ、矢印C,D方向に回転する円筒状部材280が配置されている。円筒状部材280は中空のものであり、その内部空間は、インク吸引口54(56)から吸引されたインクの通り道(風路)になっている。
円筒状部材280の周面には、インク吸引口54(56)と開口面積とほぼ同じ開口面積をもつ長方形状の孔282が形成されている。この孔282を、(a)に示すように、インク吸引口54(56)に一致させたときにインク吸引口54(56)は開く。一方、円筒状部材280をその周方向に80°〜90°回転させて孔282を、(b)に示すように、インク吸引口54(56)に一致させないときに(インク吸引口54(56)からずらしたときに)インク吸引口54(56)は閉じる。
円筒状部材280をその周方向に回転させるために、円筒状部材280の近傍にはモータ284が配置されている。モータ284の回転軸284aの外周面には歯が形成されており、この歯は、円筒状部材280の外周面に形成された歯(図示せず)と噛み合っている。従って、(a)に示される状態(開の状態)から、モータ284を駆動させて回転軸284aを80°〜90°程度回転させることにより円筒状部材280も80°〜90°程度回転し、この結果、(b)に示されるように、インク吸引口54(56)が閉じられる。
このように記録紙12(図1参照)の幅サイズに応じてインク吸引口54,56を適宜に開閉することにより、幅サイズの小さい記録紙12のときは、記録紙12の幅方向他端ではインク吸引口54だけからインクが吸引されることとなって、不用なインク吸引口56からはインクが吸引されない。従って、インク吸引口54の吸引力は増大するので、印字部分13(図3参照)をはみ出たインクをいっそう確実に吸引できる。この結果、印字部分13をはみ出たインクが記録紙12の裏面に付着して記録紙12の裏面を汚すことをいっそう確実に防止できる。また、円筒状部材のうち孔282の近傍部分にインクが付着していても、インク吸引口54(56)を閉じたときは、孔282の近傍部分がインク吸引口54(56)から離れるので、記録媒体12の裏面汚れをいっそう確実に防止できる。
図10から図12までを参照して、本発明の実施例5を説明する。
図10は、本発明の実施例5を示す模式図である。図11は、図10のD―D断面図である。図12は、図10の上面図である。これらの図では、図3に示される構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付されている。
実施例5のプラテン450は、プラテン450の一部をベルト状にしてインク吸引口54を矢印B方向(主走査方向)移動できるようにした点にある。プラテン450は、インク吸引口52が形成された固定部452と、インク吸引口54が形成された可動部454とから構成されている。固定部452は移動しないが、可動部454はベルト状のものであり、矢印B方向に移動できるように構成されている。
可動部454について説明する。
可動部454の矢印A方向の幅は、印字部分13(図1参照)の幅の2〜4倍程度である。可動部454は、2つのローラ456に掛け渡されたベルト(又は、ベルト状のもの)458で構成されている。2つのローラ456のうちの一つは駆動ローラであり、他方は従動ローラである。駆動ローラは駆動モータ457によって回転する。ベルト458には、インク吸引口54が形成されている。インク吸引口54には可撓性のチューブ460の一端部が接続されており、このチューブ460は風路60になっている。チューブ460の他端部はインク吸引口52の風路52aにつながっている。吸引ファン70を駆動させることにより、インク吸引口52,54から空気と共にインク滴が吸引される。
駆動モータ457によってローラ456を適宜に回転させることにより、ベルト458と共にインク吸引口54が矢印B方向(主走査方向)に移動する。従って、インク吸引口52からインク吸引口54までの距離は適宜に変更できることとなる。この結果、定形サイズ以外のサイズの記録紙であっても、その幅方向一端部をインク吸引口52の上に配置できると共に、その幅方向他端部をインク吸引口54の上に配置できる。このため、定形サイズ以外のサイズの記録紙にフチ無し印字をする場合でも、この記録紙の裏面の汚れを防止できる。
バブルジェット方式の印字ヘッド(記録ヘッド)を搭載したプロッタの概略構成を示す斜視図である。 プロッタの制御装置を示すブロック図である。 プラテンのうち記録媒体の印字部分が載置される部分を記録媒体の幅方向(搬送方向に直交する方向)に切断して模式的に示す断面図である。 記録媒体の印字部分よりも広いインク吐出領域を示す模式図である。 プラテンの変形例を示す断面図であり、切断した位置は図3の場合と同様である。 実施例2のプラテンを示し、このプラテンのうち記録媒体の印字部分が載置される部分を記録媒体の幅方向(搬送方向に直交する方向)に切断して模式的に示す断面図である。 実施例3のプラテンに形成されたインク吸引口を示す、(a)は、閉じたインク吸引口を示す断面図であり、(b)は、開いたインク吸引口を示す断面図である。 インク吸引口を開閉する円筒部材を示す斜視図である。 実施例4のプラテンに形成されたインク吸引口を示す、(a)は、開いたインク吸引口を示す断面図であり、(b)は、閉じたインク吸引口を示す断面図である。 本発明の実施例5を示す模式図である。 図10のD―D断面図である。 図10の上面図である。
符号の説明
10 プロッタ
12 記録紙
50,150,250,350,450 プラテン
52,53,54,55,56 インク吸引口

Claims (8)

  1. 記録媒体が載置されるプラテンを備え、該プラテンに載置された記録媒体にインクを吐出して画像を形成するインクジェット方式画像形成装置において、
    吐出されたインクのうち記録媒体をはみ出たインクを吸引するインク吸引手段を設けたことを特徴とするインクジェット方式画像形成装置。
  2. 前記インク吸引手段は、前記プラテンに設けられたインク吸引口で、
    記録媒体分の幅方向両端の内側から外側に渡って形成されたものであることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット方式画像形成装置。
  3. 前記インク吸引口につながった風路と、
    前記インク吸引口を通して空気を吸引する吸引ファンとを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット方式画像形成装置。
  4. 前記風路に配置された、インクを吸着するインクフィルタを備えたことを特徴とする請求項3に記載のインクジェット方式画像形成装置。
  5. 前記インク吸引口は、前記プラテンに載置される複数種類の記録媒体の各サイズに応じて複数箇所に形成されたものであり、且つ、
    前記風路は、前記複数箇所に形成された前記インク吸引口それぞれに個別につながった複数のものであり、
    前記複数箇所に形成された前記インク吸引口のうち記録媒体の幅方向両端部に位置するインク吸引口だけでインクを吸引するように前記複数の風路を切り換える切換手段とを備えたことを特徴とする請求項3又は4に記載のインクジェット方式画像形成装置。
  6. 前記インク吸引口は、開閉自在なものであることを特徴とする請求項1から5までのうちのいずれか一項に記載のインクジェット方式画像形成装置。
  7. 前記インク吸引口は、前記幅方向に移動するものであることを特徴とする請求項1から6までのうちのいずれか一項に記載のインクジェット方式画像形成装置。
  8. 前記インク吸引口は、前記プラテンに記録媒体を吸着させるための吸引口を兼ねているものであることを特徴とする請求項1から7までのうちのいずれか一項に記載のインクジェット方式画像形成装置。
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