JP4039110B2 - プリンタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体に画像を形成するプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インクジェットプリンタには、記録媒体の幅方向にわたって配置される線状の所謂ラインヘッドを搭載するものがある。このようなインクジェットプリンタにおいては、ラインヘッドの直下を通過する記録媒体に対して、ラインヘッドがインクジェットプリンタ本体に固定された状態でインクを吐出して記録媒体に記録を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ラインヘッドを搭載するインクジェットプリンタは、インクを吐出するヘッドを移動させる必要が無いため高速な記録を行えるが、記録動作中において、ラインヘッドはインクジェットプリンタ本体に固定されたままである。従い、記録動作中においては、ラインヘッドのメンテナンスを容易に実施できない。
【0004】
例えば、インクジェット方式のヘッドには、インクを滴として吐出する複数のノズルが設けられているが、これらのノズルの中には、記録媒体に形成される画像によって、長い間、インク滴の吐出を行わないものがある。そして、長い間、インク滴の吐出を行わないノズルにおいては、インクの乾燥等によりインク滴の吐出を良好に行えなくなる可能性がある。そこで、インクジェット方式のヘッドにおいては、下方に記録媒体が無い状態でインクを空吐出するメンテナンスが行われている。しかし、インクジェット方式のラインヘッドにおいては、記録動作中に下方に記録媒体が存在するため、そのままでは、インクの空吐出を行えない。
【0005】
本発明の課題は、ラインヘッドと略同等に扱えるヘッドを具備するプリンタであって、記録動作中においてもヘッドのメンテナンスを行えるプリンタを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、
記録媒体に画像を記録する記録ヘッドを記録媒体の搬送方向と直交する方向に複数並べて画像を形成するプリンタであって、
記録媒体を支持するプラテンと、
前記記録ヘッドが記録媒体に対して画像を記録可能な画像形成領域であって前記プラテン上の領域の内側から外側にわたり複数の前記記録ヘッドを支持する支持部材を有し、各記録ヘッドを前記支持部材により支持した状態で前記搬送方向と直交する移動方向に移動させる移動機構と、
前記記録ヘッドのメンテナンスを行うメンテナンス機構と、を備え、
前記移動機構は、
前記画像形成領域より前記移動方向の上流側の記録ヘッドを前記画像形成領域内に移動させるとともに、前記画像形成領域内の前記記録ヘッドのうちの一部の記録ヘッドを前記画像形成領域より前記移動方向の下流側に移動させ、かつ、前記記録ヘッドの移動後の配置が移動前と同じ状態で記録媒体に画像の記録が可能となるように各記録ヘッドを移動させ、
前記メンテナンス機構は、
前記画像形成領域の外側に配置された記録ヘッドのメンテナンスを行い、かつ、前記画像形成領域より前記移動方向の下流側に移動させられた前記記録ヘッドを前記移動機構から外すとともに、外された前記記録ヘッドを画像形成領域より前記移動方向の上流側で前記移動機構に取り付けることを特徴とする。
【0007】
請求項1記載の発明では、画像形成領域内に配置される記録ヘッドの他に画像形成領域外に記録ヘッドが存在しており、移動機構が、この記録ヘッドを画像形成領域内に移動させるとともに、画像形成領域内の記録ヘッドのうちの一部の記録ヘッドを画像形成領域外の下流側に移動させる。次いで、メンテナンス機構が、この下流側に移動させられた記録ヘッドのメンテナンスを行うとともに、この下流側に移動させられた記録ヘッドを移動機構から外して画像形成領域の上流に取り付ける。そして、移動機構が、メンテナンス済みの記録ヘッドを含む各記録ヘッドを移動方向に移動させて、例えば、画像形成領域内での各記録ヘッドの移動後の配置が移動前と同じ状態となる構成になっている。
【0008】
つまり、複数の記録ヘッドには、画像形成領域内に存して画像形成を行う記録ヘッドと、画像形成領域外に存してメンテナンスが行われる記録ヘッドとがあり、画像形成を行う記録ヘッドとメンテナンスが行われる記録ヘッドとを順次入れ替えるようにして、記録媒体に画像を形成している。
【0009】
また、本発明は、記録ヘッドを記録媒体の搬送方向と直交する方向に複数並べる構成であるから、これら複数の記録ヘッドを上記ラインヘッドと略同等なものとして扱える。これらのことより、ラインヘッドと略同等に扱える記録ヘッドを具備する本発明において、記録動作中においても記録ヘッドのメンテナンスを行うことができる。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のプリンタにおいて、
前記複数の記録ヘッドを支持する前記支持部材を含む前記移動機構が、記録媒体の搬送方向に沿って複数段にわたって設けられていることを特徴とする。
【0011】
請求項2記載の発明では、複数の記録ヘッドを支持する支持部材を含む移動機構が記録媒体の搬送方向に沿って複数段にわたって設けられているので、各段の記録ヘッドのノズルの位置をわずかにずらすように配置すれば、段を重ねるように搬送される記録媒体には、前段の移動機構の支持部材に支持された記録ヘッドによって形成されたドットパターンよりも細かいドットパターンが形成される。つまり、段を重ねる毎に、より細かいドットパターンを記録媒体に形成できる。これにより、より解像度の高い画像を記録媒体に形成できる。
【0012】
請求項3記載の発明のプリンタのように、前記画像形成領域の外側に複数の記録ヘッドが配置されていてもよい。
【0013】
また、請求項4記載の発明のプリンタのように、前記記録ヘッドは、インクを滴として吐出するインクジェット方式のヘッドであってもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態では、本発明をインクジェットプリンタに適用した例を示す。ただし、本発明の範囲は図示例に限定されない。
【0015】
図1は、本実施形態に係るインクジェットプリンタの平面図である。インクジェットプリンタ1は、記録媒体Rを吸引保持するプラテン2と、プラテン2に吸引保持された状態の記録媒体Rにインク滴を吐出する複数の記録ヘッド3,3,…と、記録媒体Rの搬送方向Aと直交する方向B(記録媒体Rの幅にわたって延在する方向Bであって、以下単に「幅方向B」という。)に沿って複数の記録ヘッド3,3,…を移動させる四つのヘッド移動機構4,4,…と、記録動作中に未使用状態の記録ヘッド3に対してメンテナンスを行うための四つのメンテナンス機構5,5,…(図2参照)と、未使用状態の複数の記録ヘッド3,3,…の蓋体となる複数のキャッピングユニット6,6,…と、を具備する。
【0016】
図示しないが、インクジェットプリンタ1本体には、記録媒体Rを搬送させる搬送機構が具備されている。搬送機構は、搬送モータ及び搬送ローラ等からなり、この搬送機構によって記録紙等の記録媒体Rは一定速度でかつ搬送方向Aに沿って搬送されるようになっている。
【0017】
各ヘッド移動機構4は、複数の記録ヘッド3,3,…を支持した状態で幅方向Bに沿って移動させるベルト41と、複数の記録ヘッド3,3,…の幅方向Bへの移動をガイドするガイドレール42と、複数の記録ヘッド3,3,…の移動の駆動源となるモータ(図示略)と、ベルト41の両端に巻回されたプーリ(図示略)等をそれぞれ具備する。
【0018】
各ヘッド移動機構4のベルト41及びガイドレール42は、図1に示す通り、互いに対となって一つの移動系40を構成しており、各移動系40は、プラテン2の上方で幅方向Bに沿って架け渡されている。そして、四つの移動系40,40,…が、互いに略平行な状態でかつ互いに所定間隔を開けた状態で搬送方向Aに沿うように四段にわたって設けられている。各移動系40には、五つの記録ヘッド3,3,…がそれぞれ支持されている。
【0019】
各ヘッド移動機構4において、モータを作動させてプーリを回転させると、移動系40に支持された五つの記録ヘッド3,3,…は、同時にガイドレール42にガイドされながら幅方向Bに沿って右側から左側に移動する。勿論、モータの回転方向が逆転すれば五つの記録ヘッド3,3,…の移動方向を変更でき、モータの回転数を変更すれば五つの記録ヘッド3,3,…の移動速度を変更できる。なお、記録ヘッド3の移動の際には、ベルト41及びガイドレール42は記録ヘッド3の自重によって撓んだりせずに、記録ヘッド3を直線的に移動させる。
【0020】
また、各移動系40には、制御装置(図示略)に通じる通電線(図示略)が配されており、各移動系40に接続された各記録ヘッド3に対して前記通電線を介して前記制御装置から駆動信号が入力されると、各記録ヘッド3はインク滴を吐出するようになっている。
【0021】
プラテン2は、四つの移動系40,40,…に対向して配置された略矩形板状の部材であって、四つの移動系40,40,…の下方で搬送方向Aに沿って搬送される記録媒体Rの非記録面を吸引保持するものである。詳しくは、プラテン2の下方にはファンを備える吸引室が設けられており、該吸引室に連通する複数の小孔からなる吸引口がプラテン12の裏側に設けられている。そして、吸引室のファンを駆動させることによって、プラテン2上の記録媒体Rの非記録面を吸引して、記録媒体Rをプラテン2に密着させた状態で搬送方向Aに沿って搬送できる。
【0022】
複数の記録ヘッド3,3,…は、上述の通り、四つの移動系40,40,…に五つずつそれぞれ支持されている。各記録ヘッド3は、移動系40に対して着脱可能である(図3及び図4参照)。各移動系40において、五つの記録ヘッド3,3,…には、記録動作中において、記録媒体Rの画像形成領域10内に配置されて記録媒体Rにインク滴を吐出する四つの記録ヘッド3a〜3dと、記録媒体Rの画像形成領域10外に配置されてインク滴を吐出せずに次ぎの記録動作に備える残り一つの記録ヘッド3eと、がある。ここでいう「画像形成領域10」とは、記録ヘッド3が記録媒体Rに対して画像を記録可能な領域であって、各ヘッド移動機構4によって各記録ヘッド3が移動可能な領域でかつプラテン2よりも上方の領域のことである。なお、図1及び図2において、画像形成領域10を点線で図示した。
【0023】
なお、記録ヘッド3eは、画像形成領域10より外側であって、上述したヘッド移動機構4によって移動させられる移動方向(右側から左側に向かう方向。)の上流側に配置されている。また、この記録ヘッド3eには、メンテナンス機構5によって既にメンテナンスが行われている。メンテナンス機構5については後述する。
【0024】
さらに、図示しないが、各記録ヘッド3には、所定数(例えば、128個)のノズルが互いに略等間隔をあけてかつ幅方向Bに沿って一列に配列されている。そして、各記録ヘッド3の各ノズルから記録媒体Rにインク滴が吐出されることによって、記録媒体Rに画像が記録されるようになっている。
【0025】
ここで、記録動作中における、各移動系40にそれぞれ支持された四つの記録ヘッド3a〜3dの配置関係を説明する。なお、説明をわかり易くするため、四つの移動系40を、幅方向Bに沿って配置された順に、第一段目の移動系40a,第二段目の移動系40b,第三段目の移動系40c,第四段目の移動系40dとして説明する。以降の説明においても同様である。
【0026】
各段の移動系40において、四つの記録ヘッド3a〜3dは、互いに略等間隔をあけて配置され、所定の解像度位置で静止・保持されている。
第一〜第四段目の移動系40a〜40dの記録ヘッド3a〜3dのうち第一段目の移動系40aの記録ヘッド3aが最も左側に寄せられた状態で、第一段目の移動系40aの記録ヘッド3a〜3dは幅方向Bに沿って配置されている。
【0027】
第二段目の移動系40bの各記録ヘッド3a〜3dは、第一段目の移動系40aの各記録ヘッド3a〜3dに対して、各記録ヘッド3に設けられた各ノズル間のピッチの四分の一だけ右側にずれた位置に配置されている。以下同様に、第三段目の移動系40cの各記録ヘッド3a〜3dは、第二段目の移動系40bの各記録ヘッド3a〜3dに対して、各記録ヘッド3に設けられた各ノズル間のピッチの四分の一だけ右側にずれた位置に配置され、第四段目の移動系40dの各記録ヘッド3a〜3dは、第三段目の移動系40cの各記録ヘッド3a〜3dに対して、各記録ヘッド3に設けられた各ノズル間のピッチの四分の一だけ右側にずれた位置に配置されている。
【0028】
つまり、各段の各記録ヘッド3a〜3dは、第一段目の移動系40aから第四段目の移動系40dへと段を重ねる毎に、各ノズル間のピッチの四分の一ずつ右側にずれて配置されている。従って、第一段目から第四段目までの全ての記録ヘッド3a〜3dからインク滴を吐出しかつ記録媒体Rを搬送方向Aに沿って搬送する場合、記録媒体Rが、第一段目の移動系40aに支持された記録ヘッド3a〜3dの直下を通過すると、各ノズル間のピッチに対応するピッチでドットパターンD1が形成され、第二段目の移動系40bに支持された記録ヘッド3a〜3dの直下を通過すると、ドットパターンD1よりも細かいドットパターンD2が形成され、第三段目の移動系40cに支持された記録ヘッド3a〜3dの直下を通過すると、ドットパターンD2よりも細かいドットパターンD3が形成され、第四段目の移動系40dに支持された記録ヘッド3a〜3dの直下を通過すると、ドットパターンD3よりも細かいドットパターンD4が形成される。
【0029】
ここで、上記の通り、各段の各記録ヘッド3a〜3dは、各記録ヘッド3に設けられた各ノズル間のピッチの四分の一ずつ右側にずれた位置に配置されているので、最終的に形成されたドットパターンD4の各ドット間のピッチは、ドットパターンD1の各ドット間のピッチの四分の一になる。例えば、ドットパターンD1の各ドット間のピッチが1mmであれば、ドットパターンD4の各ドット間のピッチは0.25mmとなる。
【0030】
このことを言い替えれば、各記録ヘッド3の各ノズル間のピッチを、一段の記録ヘッド3a〜3dで90dpiのドットパターンを形成するピッチに設定した場合には、四段にわたる四つずつの記録ヘッド3a〜3dで360dpiのドットパターンを形成できる。すなわち、各記録ヘッド3a〜3dを一段にわたってのみ配置したときには、90dpiのドットパターンを形成するラインヘッドとして扱え、各段の各記録ヘッド3a〜3dを上述の通り配置したときには、360dpiのドットパターンを形成するラインヘッドとして扱えるのである。
【0031】
なお、図1では、各段の各記録ヘッド3a〜3dが段を重ねる毎に右側にずれて配置されているのをわかり易く説明するため、各段の各記録ヘッド3a〜3dが互いに離間するように図示した。しかしながら、実際には、各記録ヘッド3a〜3dは、互いに隣接又は非常に小さな距離を開けて近接している。
【0032】
複数のキャッピングユニット6,6,…は、プラテン2の右側に配置されかつ上述した四つの移動系40,40,…同様に四段にわたって設けられている。各段には、四つのキャッピングユニット6,6,…が幅方向Bに沿ってそれぞれ設けられている。各段の各キャッピングユニット6は、各移動系40に支持された各記録ヘッド3の下部を覆う蓋体となるものであって、一つのキャッピングユニット6につき一つの記録ヘッド3のキャッピングを行える。
【0033】
従って、各移動系40に支持された各記録ヘッド3を右側に移動させれば、各段の各キャッピングユニット6に対して最大で四つの記録ヘッド3,3,…のキャッピングを行えるようになっている。なお、基本的に記録媒体Rに対して記録を行わない場合には、キャッピングユニット6によって記録ヘッド3のキャッピングを行う。これにより、記録ヘッド3に貯留されたインクが乾燥して固まることによって生じる所謂「ノズルの目詰まり」を防止する。
【0034】
次に、図2を参照してメンテナンス機構5について説明する。メンテナンス機構5は、図1に示す四段にわたる四つの移動系40,40,…に対応して各段毎に一つずつ設けられている。図2では、四つのメンテナンス機構5,5,…のうちの一つのメンテナンス機構5について図示した。なお、図2は、メンテナンス機構5を説明するためのインクジェットプリンタ1の断面図である。
【0035】
メンテナンス機構5は、記録が行われた後の記録ヘッド3のメンテナンスに係るメンテナンスユニット50と、通電線が配された通電部材51と、記録ヘッド3がセットされたメンテナンスユニット50の搬送をガイドするガイド部材52と、を具備する。
【0036】
メンテナンスユニット50は、記録ヘッド3に対してメンテナンスを行う際に、初期位置(図1及び図2に示すプラテン2下方の左側の位置)に位置する。この初期位置において、メンテナンスユニット50は、シリンダ,モータ等のアクチュエータからなる持ち上げ手段60によって昇降可能であり(図3(a)参照)、さらに、シリンダ,モータ等のアクチュエータからなる押し出し手段70によって幅方向Bに沿って左側から右側に移動可能である(図3(c)及び図4(d)参照)。
【0037】
通電部材51とガイド部材52は、図2に示す通り、互いに対となって一つの搬送系53を構成している。搬送系53は、プラテン2の下方で幅方向Bに沿って架け渡されている。なお、同図に示す通り、移動系40と搬送系53とは、プラテン2を間に挟んだ状態で上下に略対向して配置されている。
【0038】
次に、図2、図3及び図4を参照してメンテナンス機構5におけるメンテナンス動作を説明する。図3及び図4では、説明を分かり易くするため、メンテナンス機構5におけるメンテナンス動作を、(a)から(b),(c)及び(d)を経て(e)に至るまでの五つの段階に分けて図示した。
【0039】
移動系40に支持された五つの記録ヘッド3,3,…が図2に示す位置に配置された状態において四つの記録ヘッド3a〜3dによる記録が終了すると、各記録ヘッド3a〜3d及び記録ヘッド3eが移動系40に沿って右側から左側に移動する。このとき、記録ヘッド3aは、画像形成領域10の外側であって、ヘッド移動機構4によって移動させられる移動方向(右側から左側に向かう方向。)の下流側に配置される。詳しくは、記録ヘッド3aは、初期位置に待機しているメンテナンスユニット50の上方に配置される。そして、この位置で、記録ヘッド3aに図示しないインク供給機構によってインクが供給される。
【0040】
その後、図3(a)に示すように、持ち上げ手段60によってメンテナンスユニット50が上昇し、メンテナンスユニット50に記録ヘッド3aがセットされるとともに、記録ヘッド3aは移動系40から取り外される。なお、記録ヘッド3aは、インクを貯留したまま移動系40から取り外される。
【0041】
その後、図3(b)に示すように、持ち上げ手段60によって記録ヘッド3aがセットされたメンテナンスユニット50は、下降し初期位置に戻る。そして、図3(c)に示す押し出し手段70によって、図4(d)に示すように、このメンテナンスユニット50は、初期位置から右側に押し出される。
【0042】
ここで、メンテナンスユニット50が押し出されると、メンテナンスユニット50にセットされた記録ヘッド3aは、搬送系53に接続される。これにより、記録ヘッド3aがガイド部材52に接続されるから、記録ヘッド3aは、ガイド部材52にガイドされた状態で右側に移動し、また、記録ヘッド3aが通電部材51にも接続されるから、記録ヘッド3aは通電された状態となる。そして、記録ヘッド3aが通電された状態で右側に移動する際に、記録ヘッド3aのメンテナンスが自動的に行われる。
【0043】
ここでいう「メンテナンス」とは、記録ヘッド3aからのインク滴の空吐出を意味する。これにより、記録ヘッド3aのノズルを回復させることができる。また、この「メンテナンス」には、ワイパ等による記録ヘッド3a下部の掃除及びポンプ等による記録ヘッド3aのインクの吸引等が含まれてもよい。
【0044】
なお、記録ヘッド3aが搬送系53に接続される期間中において、記録ヘッド3aのメンテナンスが終了すると、記録ヘッド3a又はメンテナンスユニット50から、メンテナンスが終了した旨のready信号が、通電部材51等を介してインクジェットプリンタ1本体の制御装置(図示略)に出力される。これにより、制御装置は、記録ヘッド3aに対するメンテナンスが終了したことを認識する。
【0045】
そして、押し出し手段70によりメンテナンスユニット50がさらに右側に押し出されるとともに、記録ヘッド3aと搬送系53との接続が解除されて、記録ヘッド3a及びメンテナンスユニット50は、図4(e)に示す待機位置(プラテン2下方の右側の位置)で待機する。その後、四つの記録ヘッド3,3,…(記録ヘッド3b〜3d及び記録ヘッド3e)による記録が終了すると、シリンダ,モータ等のアクチュエータからなる持ち上げ手段(図示略。図3(a)に図示した持ち上げ手段60ではない。)によりメンテナンスユニット50が持ち上げられる。このとき、メンテナンスが行われた記録ヘッド3aは移動系40に取り付けられ、五つの記録ヘッド3,3,…が移動系40に支持された状態となる。そして、さらに、記録ヘッド3aを持ち上げたメンテナンスユニット50は、待機位置まで下降し、シリンダ,モータ等のアクチュエータからなる押し出し手段(図示略。図3(c)及び図4(d)に図示した押し出し手段70ではない。)により、待機位置から初期位置に戻る。
【0046】
以上の動作が、一つの記録ヘッド3に対するメンテナンス機構5のメンテナンス動作であって、記録ヘッド3に対する上述のメンテナンスの方式を「メンテナンスローテーション」という。
【0047】
次に、上述の構成を備えるインクジェットプリンタ1の動作について説明する。
インクジェットプリンタ1の動作中において、記録媒体Rが一定速度で搬送方向Aに沿って搬送されるとともに、各段四つずつの記録ヘッド3a〜3dによって記録媒体Rに順次画像が形成される。具体的には、記録媒体Rの搬送に伴い、一段目の移動系40aに支持された四つの記録ヘッド3a〜3dによってドットパターンD1が形成され、二段目の移動系40bに支持された四つの記録ヘッド3a〜3dによってドットパターンD2が形成され、三段目の移動系40cに支持された四つの記録ヘッド3a〜3dによってドットパターンD3が形成され、四段目の移動系40dに支持された四つの記録ヘッド3a〜3dによってドットパターンD4が形成される。このとき、各段の記録ヘッド3eは、メンテナンスが既に行われた状態で、各メンテナンスユニット50とともに待機位置で待機している。
【0048】
所定数の画像の形成が終了すると、各記録ヘッド3eは各移動系40a,40b,40c,40dにそれぞれ取り付けられ、各ヘッド移動機構4によって、各記録ヘッド3が右側から左側に移動する。各記録ヘッド3の移動に伴い、各移動系40a,40b,40c,40dにそれぞれ支持された各記録ヘッド3eは、画像形成領域10外の上流側から画像形成領域10内に配置され、一方、各段において画像形成領域10内に配置されていた各記録ヘッド3aは、記録媒体Rの画像形成領域10外の下流側に外れて、初期位置に待機しているメンテナンスユニット50の上方に位置する。
【0049】
なお、各移動系40a,40b,40c,40dにそれぞれ支持された各記録ヘッド3b〜3d及び各記録ヘッド3eは、各ヘッド移動機構4によって、画像形成領域10内において所望位置に配置されており、画像形成領域10内での各記録ヘッド3b〜3eの配置が、各記録ヘッド3a〜3dにより画像形成されたときと同じ状態で記録媒体Rに画像が形成されるようになっている。
【0050】
そして、各記録ヘッド3b〜3d及び各記録ヘッド3eにより、次ぎの記録媒体Rに対して順次画像が形成される。この記録媒体Rに対して画像形成が開始されると、各記録ヘッド3aに対して各メンテナンス機構5によるメンテナンスが行われる。つまり、各記録ヘッド3b〜3d及び各記録ヘッド3eによる画像形成動作と各記録ヘッド3aのメンテナンス動作とが並行して行われる。
【0051】
その後、各記録ヘッド3b〜3d及び各記録ヘッド3eによる画像形成が終了すると、メンテナンス済みの各記録ヘッド3aが各移動系40a,40b,40c,40dにそれぞれ取り付けられる。そして、各移動機構4によって、各記録ヘッド3が右側から左側に移動させられて、メンテナンス済みの各記録ヘッド3aは、画像形成領域10外の上流側から画像形成領域10内に配置され、一方、画像形成領域10内に配置されていた各記録ヘッド3bは、画像形成領域10外の下流側に配置される。そして、各記録ヘッド3c,3d、各記録ヘッド3e及び各記録ヘッド3aによる画像形成動作と各記録ヘッド3bのメンテナンス動作とが並行して行われる。勿論、各記録ヘッド3c〜3e,3aからなる各記録ヘッド3の画像形成領域10内での配置は、既に画像形成を行った各記録ヘッド3b〜3eからなる各記録ヘッド3の画像形成領域10内での配置と同様である。
【0052】
以降、所定数の画像が形成される毎に、それまでメンテナンスが行われていた各段一つずつの記録ヘッド3が画像形成に携わるとともに、それまで画像形成に携わっていた各段の最も左側に配置された記録ヘッド3がメンテナンスされる。
【0053】
以上、本実施形態では、所定数の画像が形成される毎に、各段の各記録ヘッド3が移動し、移動に伴い記録媒体Rの画像形成領域10外に配置された記録ヘッド3に対してメンテナンスローテーションが行われ、この記録ヘッド3が再度記録媒体Rの画像形成領域10内に配置されて画像が形成されるようになっている。つまり、所定数の画像が形成される毎に、画像形成に係る記録ヘッド3とメンテナンスに係る記録ヘッド3とがローテーションするような構成とされている。
【0054】
また、本実施形態では、四つの記録ヘッド3,3,…を幅方向Bに複数並べるとともにこれら四つの記録ヘッド3,3,…を搬送方向Aに沿って四段にわたらせる構成であり、このような構成を、ラインヘッドと略同等なものとして扱っている。これらのことより、ラインヘッドと略同等に扱える構成を具備するインクジェットプリンタ1において、記録動作中においても記録ヘッド3,3,…のメンテナンスを行うことができる。
【0055】
また、本実施形態では、五つの記録ヘッド3,3,…、ヘッド移動機構4及びメンテナンス機構5を有する一つの記録系が、四段にわたって設けられている。従って、各記録系において各記録ヘッド3のメンテナンスを行いつつ、一つの記録系の四つの記録ヘッド3,3,…によるドットパターンD1よりも細かいドットパターンD4を記録媒体Rに形成できる。つまり、各記録ヘッド3のメンテナンスを行いつつも、より高解像度の画像を形成できる。
【0056】
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行ってもよい。
例えば、本実施形態では、所定数の画像が形成される毎に、順次記録ヘッド3に対してメンテナンスローテーションを行う構成としたが、記録媒体Rに形成された画像の画像データに基づき適宜記録ヘッド3に対してメンテナンスローテーションを行うように制御してもよい。つまり、画像データに基づいて、どこの記録ヘッド3のどこのノズルからインク滴が吐出されたかを制御装置に認識させ、インク滴の吐出が無い又は少ない記録ヘッド3がある場合に、メンテナンスローテンションを行うように制御する。
【0057】
さらに、本実施形態では、各段に四つずつの記録ヘッド3,3,…による画像形成動作中において、記録媒体Rの画像形成領域10外に配置される記録ヘッド3(図1及び図2では記録ヘッド3e)が一つ存在する構成としたが、これに限定せず、画像形成領域10外に配置される記録ヘッド3をさらに増やした構成としてもよい。
【0058】
【発明の効果】
本発明によれば、複数の記録ヘッドを記録媒体の搬送方向に直行する方向に並べてこれら複数の記録ヘッドをラインヘッドと略同等に扱える。そして、このようなプリンタであっても、記録動作中に記録ヘッドのメンテナンスを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るインクジェットプリンタを示す平面図である。
【図2】本実施の形態に係るメンテナンス機構の構成を説明するための前記インクジェットプリンタを示す断面図である。
【図3】(a)〜(c)前記メンテナンス機構の動作を説明するための前記インクジェットプリンタの断面図である。
【図4】(d)(e)図3から続く図面である。
【符号の説明】
A 記録媒体の搬送方向
B 記録媒体の幅方向(記録媒体の搬送方向と直交する方向)
D1〜D4 ドットパターン
R 記録媒体
1 インクジェットプリンタ
2 プラテン
3 記録ヘッド
4 ヘッド移動機構(移動機構)
5 メンテナンス機構
6 キャッピングユニット
10 画像形成領域
Claims (4)
- 記録媒体に画像を記録する記録ヘッドを記録媒体の搬送方向と直交する方向に複数並べて画像を形成するプリンタであって、
記録媒体を支持するプラテンと、
前記記録ヘッドが記録媒体に対して画像を記録可能な画像形成領域であって前記プラテン上の領域の内側から外側にわたり複数の前記記録ヘッドを支持する支持部材を有し、各記録ヘッドを前記支持部材により支持した状態で前記搬送方向と直交する移動方向に移動させる移動機構と、
前記記録ヘッドのメンテナンスを行うメンテナンス機構と、を備え、
前記移動機構は、
前記画像形成領域より前記移動方向の上流側の記録ヘッドを前記画像形成領域内に移動させるとともに、前記画像形成領域内の前記記録ヘッドのうちの一部の記録ヘッドを前記画像形成領域より前記移動方向の下流側に移動させ、かつ、前記記録ヘッドの移動後の配置が移動前と同じ状態で記録媒体に画像の記録が可能となるように各記録ヘッドを移動させ、
前記メンテナンス機構は、
前記画像形成領域の外側に配置された記録ヘッドのメンテナンスを行い、かつ、前記画像形成領域より前記移動方向の下流側に移動させられた前記記録ヘッドを前記移動機構から外すとともに、外された前記記録ヘッドを画像形成領域より前記移動方向の上流側で前記移動機構に取り付けることを特徴とするプリンタ。 - 請求項1記載のプリンタにおいて、
前記複数の記録ヘッドを支持する前記支持部材を含む前記移動機構が、記録媒体の搬送方向に沿って複数段にわたって設けられていることを特徴とするプリンタ。 - 請求項1又は2記載のプリンタにおいて、
前記画像形成領域の外側に複数の記録ヘッドが配置されていることを特徴とするプリンタ。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載のプリンタにおいて、
前記記録ヘッドは、インクを滴として吐出するインクジェット方式のヘッドであることを特徴とするプリンタ。
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