JP2013215982A - 液体吐出装置、及び、乾燥方法 - Google Patents

液体吐出装置、及び、乾燥方法 Download PDF

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昭寛 戸谷
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Abstract

【課題】媒体の収縮を抑制することにある。
【解決手段】媒体を所定搬送量毎に搬送方向に沿って間欠搬送する搬送部であって、前記所定搬送量の大きさが可変である搬送部と、媒体に液体を吐出して画像を形成するヘッドと、前記画像が形成された前記媒体の、加熱領域内に位置する部位を、加熱して、前記画像を乾燥させる加熱部であって、前記加熱領域の前記搬送方向における長さが可変である加熱部と、前記所定搬送量の前記大きさに応じて、前記加熱領域の前記長さを変化させるコントローラーと、を有することを特徴とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、液体吐出装置、及び、乾燥方法に関する。
媒体を所定搬送量毎に搬送方向に沿って間欠搬送する搬送部と媒体に液体を吐出して画像を形成するヘッドとを有する液体吐出装置は、既によく知られている。かかる液体吐出装置としては、例えば、インクジェット式プリンターを挙げることができる。
特開2010−5815号公報
このような液体吐出装置の中には、画像が形成された媒体の、加熱領域内に位置する部位を、加熱して、画像を乾燥させる加熱部を有するものがある。
しかしながら、当該加熱部による加熱により、媒体が過度に収縮してしまう場合があった。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、媒体の収縮を抑制することにある。
主たる本発明は、媒体を所定搬送量毎に搬送方向に沿って間欠搬送する搬送部であって、前記所定搬送量の大きさが可変である搬送部と、
媒体に液体を吐出して画像を形成するヘッドと、
前記画像が形成された前記媒体の、加熱領域内に位置する部位を、加熱して、前記画像を乾燥させる加熱部であって、前記加熱領域の前記搬送方向における長さが可変である加熱部と、
前記所定搬送量の前記大きさに応じて、前記加熱領域の前記長さを変化させるコントローラーと、
を有することを特徴とする液体吐出装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
画像記録装置1の構成を示す概略図である。 画像記録装置1の構成を示すブロック図である。 乾燥ユニット70を示した模式図である。 熱風収容室210を上方から見たときの模式図である。 熱風の排出有無を切り替えるための切り替え機構214を示した概念図である。 コントローラー60による排出口212の開閉制御を説明するための説明模式図である。 熱風が排出する排出口212の数とヒーター204の設定温度との関係を示した図である。 排出口列群毎に熱風の排出有無を切り替える切り替え機構214を示した模式図である。 複数の排出口212の各々毎に熱風の排出有無を切り替える切り替え機構214を示した模式図である。 インクジェットプリンター501の外観模式図である。 インクジェットプリンター501の構成を示す概略図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。
媒体を所定搬送量毎に搬送方向に沿って間欠搬送する搬送部であって、前記所定搬送量の大きさが可変である搬送部と、
媒体に液体を吐出して画像を形成するヘッドと、
前記画像が形成された前記媒体の、加熱領域内に位置する部位を、加熱して、前記画像を乾燥させる加熱部であって、前記加熱領域の前記搬送方向における長さが可変である加熱部と、
前記所定搬送量の前記大きさに応じて、前記加熱領域の前記長さを変化させるコントローラーと、
を有することを特徴とする液体吐出装置。
かかる液体吐出装置によれば、媒体の収縮を抑制することが可能となる。
また、前記加熱部は、熱風を排出させるための複数の排出口を備えた熱風収容室であり、
前記コントローラーは、前記熱風収容室内の熱風を前記複数の排出口から排出させることにより、前記画像が形成された前記媒体の複数の箇所に熱風を吹き付けて、該媒体の前記加熱領域内に位置する部位を加熱し、かつ、
前記所定搬送量の前記大きさに応じて、熱風が排出する前記排出口の数を変化させることにより、前記加熱領域の前記長さを変化させることとしてもよい。
かかる場合には、簡易な方法で、媒体の収縮を抑制することが可能となる。
また、熱風の温度を変更する温度変更部をさらに備え、
前記コントローラーは、変化させた前記排出口の数に応じて、前記温度変更部を制御して前記温度を変更することとしてもよい。
かかる場合には、電力の節約を実現することが可能となる。
また、前記排出口が並んだ排出口列が複数設けられており、
前記排出口列又は排出口群毎に熱風の排出有無を切り替えるための切り替え機構を備え、
前記コントローラーは、前記切り替え機構を制御することにより、熱風が排出する前記排出口の数を変化させることとしてもよい。
かかる場合には、構成の簡易化が図れる。
また、前記排出口列は、前記排出口が前記搬送方向と交差する交差方向に並んだものであり、
前記排出口列は前記搬送方向に複数並んでいることとしてもよい。
かかる場合には、所定搬送量の大きさに応じた熱風の排出有無の切り替えをスムーズに行うことができる。
また、前記複数の排出口の各々毎に熱風の排出有無を切り替えるための切り替え機構を備え、
前記コントローラーは、前記切り替え機構を制御することにより、熱風が排出する前記排出口の数を変化させることとしてもよい。
かかる場合には、熱風の排出有無をきめ細かく切り替えることができる。
また、熱風を発生させる熱風発生部と、
該熱風発生部が発生させた熱風を前記媒体に当たらない方向へ導くための熱風通路と、
前記熱風収容室と前記熱風通路のいずれに向けて熱風を送るかを切り替えるスイッチ部と、
を備えることとしてもよい。
かかる場合には、媒体の同じ箇所に熱風が長い間当たり続ける問題を回避することが可能となる。
次に、媒体を所定搬送量毎に搬送方向に沿って間欠搬送する搬送部であって、前記所定搬送量の大きさが可変である搬送部と、
媒体に液体を吐出して画像を形成するヘッドと、
前記画像が形成された前記媒体の、加熱領域内に位置する部位を、加熱して、前記画像を乾燥させる加熱部であって、前記加熱領域の前記搬送方向における長さが可変である加熱部と、を備える液体吐出装置を準備することと、
前記所定搬送量の前記大きさに応じて、前記加熱領域の前記長さを変化させることと、
を有することを特徴とする乾燥方法。
かかる乾燥方法によれば、媒体の収縮を抑制することが可能となる。
===画像記録装置1の構成例について===
液体吐出装置の一例としての画像記録装置1(本実施の形態においては、インクジェット式プリンター、特に、ラテラルスキャン型のラベル印刷機)の構成例について、図1及び図2を用いて説明する。図1は、画像記録装置1の概略断面図である。図2は、画像記録装置1のブロック図である。
なお、以下の説明において、「上下方向」、「左右方向」をいう場合は、図1に矢印で示した方向を基準として示すものとする。また、「前後方向」をいう場合は、図1において紙面に直交する方向を示すものとする。
また、本実施の形態においては、画像記録装置1が画像を記録する媒体の一例として、ロール状に巻かれた用紙(以下、ロール紙(連続紙)という)を用いて説明する。
本実施の形態に係る画像記録装置1は、図1及び図2に示すように、搬送部の一例としての搬送ユニット20、及び、該搬送ユニット20がロール紙2を搬送する搬送経路(図1において、当該搬送経路は、ロール紙巻軸18からロール紙巻き取り駆動軸92までの間の、ロール紙2が位置する部分により表されている)に沿って、給送ユニット10、プラテン33、乾燥ユニット70、巻き取りユニット90、を有し、さらに、搬送経路上の画像記録領域Rにおいて複数種類の液体の一例としてのインクを吐出して画像記録を行うヘッドユニット30と、インク補給ユニット35と、キャリッジユニット40と、クリーニングユニット43と、プラテン33上のロール紙2に風を送る送風ユニット80と、これらのユニット等を制御し画像記録装置1としての動作を司るコントローラー60と、検出器群50と、を有している。
給送ユニット10は、ロール紙2を搬送ユニット20に給送するものである。この給送ユニット10は、ロール紙2が巻かれ回転可能に支持されるロール紙巻軸18と、ロール紙巻軸18から繰り出されたロール紙2を巻き掛けて搬送ユニット20に導くための中継ローラー19と、を有している。
搬送ユニット20は、給送ユニット10により送られたロール紙2を、予め設定された搬送経路に沿って搬送するものである。この搬送ユニット20は、図1に示すように、中継ローラー19に対して水平右方に位置する中継ローラー21と、中継ローラー21から見て右斜め下方に位置する中継ローラー22と、中継ローラー22から見て右斜め上方(プラテン33から見て搬送方向における左側)に位置する第一搬送ローラー23と、中継ローラー22と第一搬送ローラー23との間に位置するステアリングユニット(舵取りユニット)20aと、第一搬送ローラー23から見て右方(プラテン33から見て搬送方向における右側)に位置する第二搬送ローラー24と、第二搬送ローラー24から見て鉛直下方に位置する中継ローラー25と、中継ローラー25から見て左方に位置する中継ローラー26と、中継ローラー26から見て鉛直下方に位置する中継ローラー27と、中継ローラー27から見て右方に位置する中継ローラー28と、中継ローラー28から見て鉛直上方に位置する送り出しローラー29と、を有している。
中継ローラー21は、中継ローラー19から送られたロール紙2を、左方から巻き掛けて下方に向かって弛ませるローラーである。
中継ローラー22は、中継ローラー21から送られたロール紙2を、左方から巻き掛けて右斜め上方に向かって搬送するローラーである。
第一搬送ローラー23は、不図示のモーターにより駆動される第一駆動ローラー23aと、該第一駆動ローラー23aに対してロール紙2を挟んで対向するように配置された第一従動ローラー23bとを有している。この第一搬送ローラー23は、下方に弛ませたロール紙2を上方に引き上げ、プラテン33に対向する画像記録領域Rへ搬送するローラーである。第一搬送ローラー23は、画像記録領域R上のロール紙2の部位に対して画像印刷がなされている期間、一時的に搬送を停止させるようになっている(すなわち、ヘッド31が、停止しているロール紙2の当該部位にインクを吐出することにより、当該部位に1ページ分の画像記録が成されることとなる)。なお、コントローラー60の駆動制御により、第一駆動ローラー23aの回転駆動に伴って第一従動ローラー23bが回転することによって、プラテン33上に位置させるロール紙2の搬送量が調整される。
搬送ユニット20は、上述したとおり、中継ローラー21、22と第一搬送ローラー23との間に巻き掛けたロール紙2の部位を下方に弛ませて搬送する機構を有している。このロール紙2の弛みは、コントローラー60により、不図示の弛み検出用センサーからの検出信号に基づき監視される。具体的には、中継ローラー21、22と第一搬送ローラー23との間において弛ませたロール紙2の部位を、弛み検出用センサーが検出した場合には、該部位に適切な大きさの張力が与えられていることになるため、搬送ユニット20はロール紙2を弛ませた状態で搬送することが可能となる。一方、弛み検出用センサーが弛ませたロール紙2の部位を検出しない場合は、該部位に過剰な大きさの張力が与えられていることになるため、搬送ユニット20によるロール紙2の搬送が一時的に停止され、張力が適切な大きさに調整される。
ステアリングユニット20aは、図1に示すように、傾斜した状態で搬送経路上に位置し、回動することによりロール紙2の幅方向位置(幅方向(図1に示す前後方向)においてロール紙2が位置する位置)を変化させるためのものである。すなわち、ロール紙2が搬送経路に沿って搬送される際、中継ローラー等の軸ずれや組み付け誤差等によりロール紙2に作用する張力が変動すること等に起因して、ロール紙2の幅方向位置が変位する場合がある。そして、当該ステアリングユニット20aは、ロール紙2の当該幅方向位置を調整するためのものである。
第二搬送ローラー24は、不図示のモーターにより駆動される第二駆動ローラー24aと、該第二駆動ローラー24aに対してロール紙2を挟んで対向するように配置された第二従動ローラー24bとを有している。この第二搬送ローラー24は、ヘッドユニット30により画像が記録された後のロール紙2の部位を、プラテン33の支持面に沿って水平右方向に搬送した後に鉛直下方に搬送するローラーである。これにより、ロール紙2の方向が転換されることになる。なお、コントローラー60の駆動制御により、第二駆動ローラー24aの回転駆動に伴って第二従動ローラー24bが回転することによって、プラテン33上に位置するロール紙2の部位に対して付与される所定の張力が調整される。
中継ローラー25は、第二搬送ローラー24から送られたロール紙2を、上方から巻き掛けて左方に向かって搬送するローラーである。中継ローラー25によって方向が転換されたロール紙2は、乾燥ユニット70内に供給される。
中継ローラー26は、中継ローラー25から送られたロール紙2を、右方から巻き掛けて鉛直下方に向かって搬送するローラーである。
中継ローラー27は、中継ローラー26から送られたロール紙2を、上方から巻き掛けて右方に向かって搬送するローラーである。
中継ローラー28は、中継ローラー27から送られたロール紙2を、左方から巻き掛けて鉛直上方に向かって搬送するローラーである。
送り出しローラー29は、中継ローラー28から送られたロール紙2を、左側下方から巻き掛けて巻き取りユニット90に送り出すようになっている。
このように、ロール紙2が各ローラーを順次経由して移動することにより、ロール紙2を搬送するための搬送経路が形成されることになる。そして、搬送ユニット20は、ロール紙2を所定搬送量(本実施の形態においては、前述した1ページ分の搬送量)毎に当該搬送経路(搬送方向)に沿って間欠搬送する。すなわち、ロール紙2に1ページ分の画像記録が成される毎に、当該1ページ分の間欠的な搬送が行なわれる。
ヘッドユニット30は、搬送経路上の画像記録領域Rに位置するロール紙2の部位に画像を記録するためのものである。すなわち、ヘッドユニット30は、搬送ユニット20により搬送経路上の画像記録領域Rに(プラテン33上に)送り込まれたロール紙2の部位に、インク吐出ノズルからインクを吐出して画像を形成する。本実施の形態において、このヘッドユニット30は、M個のヘッド31を有している。
各々のヘッド31は、その下面(すなわち、ノズル面32)に、列方向にインク吐出ノズルが並んだインク吐出ノズル列を有している。本実施の形態においては、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)等の色毎にそれぞれ複数のインク吐出ノズル♯1〜♯Nからなるインク吐出ノズル列を有している。各インク吐出ノズル列の各インク吐出ノズル♯1〜♯Nは、ロール紙2の搬送方向に交差する方向(つまり、当該方向が前述した列方向である)に直線状に配列されている。各インク吐出ノズル列は、当該搬送方向に沿って相互に間隔をあけて平行に配置されている。
各インク吐出ノズル♯1〜♯Nには、インク滴を吐出するための駆動素子としてピエゾ素子(不図示)が設けられている。ピエゾ素子は、その両端に設けられた電極間に所定時間幅の電圧を印加すると、電圧の印加時間に応じて伸張し、インクの流路の側壁を変形させる。これによって、インクの流路の体積がピエゾ素子の伸縮に応じて収縮し、この収縮分に相当するインクが、インク滴となって各色の各インク吐出ノズル♯1〜♯Nから吐出される。
そして、かかるヘッド31が、前記列方向においてM個並べられ、このことにより、ヘッドユニット30が形成されている。そのため、ヘッドユニット30は、色毎にM×N個のインク吐出ノズルを有している。
プラテン33は、搬送経路上の画像記録領域Rに位置するロール紙2の部位を支持し、かつ、加熱するためのものである。このプラテン33は、図1に示すように、搬送経路上の画像記録領域Rに対応させて設けられ、かつ、第一搬送ローラー23と第二搬送ローラー24との間の搬送経路に沿った領域に配置されている。
インク補給ユニット35は、ヘッド31によるインクの吐出に起因してヘッドユニット30内のインクの量が減った際に、ヘッドユニット30にインクを補給するためのものである。
このインク補給ユニット35は、インクの色毎に設けられている。すなわち、イエロー色のインクを補給するためのイエローインク補給ユニット、マゼンタ色のインクを補給するためのマゼンタインク補給ユニット、シアン色のインクを補給するためのシアンインク補給ユニット、ブラック色のインクを補給するためのブラックインク補給ユニット等が設けられている。
インク補給ユニット35は、インクカートリッジ、インクの流路(通り道)となる多数のチューブ、当該チューブを開閉するための多数のバルブ等から構成されている。なお、当該インクカートリッジが設置されている場所を、図1における符号35で表している。
キャリッジユニット40は、ヘッドユニット30(ヘッド31)を移動させるためのものである。このキャリッジユニット40は、搬送方向(左右方向)に延びるキャリッジガイドレール41と(図1に二点鎖線で示す)、キャリッジガイドレール41に沿って搬送方向(左右方向)へ往復移動可能に支持されたキャリッジ42と、不図示のモーターとを有する。
キャリッジ42には、ヘッドユニット30(ヘッド31)が設けられている。そして、キャリッジ42は、不図示のモーターの駆動により、ヘッドユニット30(ヘッド31)と一体となって搬送方向(左右方向)へ移動するよう構成されている。
クリーニングユニット43は、ヘッド31をクリーニングするためのものである。このクリーニングユニット43は、ホームポジション(以下、HPと呼ぶ。図1参照)に設けられており、キャップと、吸引ポンプ等とを有している。ヘッド31(キャリッジ42)が搬送方向(左右方向)に移動してHPに位置すると、ヘッド31の下面(ノズル面32)に不図示のキャップが密着するようになっている。このようにキャップが密着した状態で吸引ポンプが作動すると、ヘッド31内のインクが、増粘したインクや紙粉と共に吸引される。このようにして、目詰まりしたインク吐出ノズルが不吐出状態から回復することによってヘッド31のクリーニングが完了する。
また、搬送方向(左右方向)におけるHPとプラテン33との間には、フラッシングユニット44が設けられており、ヘッド31(キャリッジ42)が搬送方向(左右方向)に移動してフラッシングユニット44に対向する位置に位置すると、ヘッド31は前記インク吐出ノズル列に属する各インク吐出ノズルからインクを吐出してフラッシングを行なうフラッシング動作を実行する。
乾燥ユニット70は、ロール紙2に着弾されたインク、すなわち、ロール紙2に形成された画像、を乾燥させるためのもの(乾燥炉)である。この乾燥ユニット70については、後に詳述する。
送風ユニット80は、プラテン33上のロール紙2に風を送るためのものである。この送風ユニット80は、ファン81とファン81を回転させるモーター(不図示)とを備えている。ファン81は、回転することにより、プラテン33上のロール紙2に風を送り、ロール紙2に着弾されたインクを乾燥させるためのものである。このファン81は、図1に示すように、本体部に設けられた開閉可能なカバー(不図示)に複数設けられている。そして、この各々のファン81は、カバーが閉じた際に、プラテン33の上方に位置して、当該プラテン33の支持面(当該プラテン33上のロール紙2)と対向するようになっている。
巻き取りユニット90は、搬送ユニット20により送られたロール紙2(画像記録済みのロール紙)を巻き取るためのものである。この巻き取りユニット90は、送り出しローラー29から送られたロール紙2を、左側上方から巻き掛けて右斜め下方へ搬送するための中継ローラー91と、回転可能に支持され中継ローラー91から送られたロール紙2を巻き取るロール紙巻き取り駆動軸92と、を有している。
コントローラー60は、画像記録装置1の制御を行うための制御ユニットである。このコントローラー60は、図2に示すように、インターフェース部61と、CPU62と、メモリー63と、ユニット制御回路64と、を有している。インターフェース部61は、外部装置であるホストコンピューター110と画像記録装置1との間でデータの送受信を行うためのものである。CPU62は、画像記録装置1全体の制御を行うための演算処理装置である。メモリー63は、CPU62のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものである。CPU62は、メモリー63に格納されているプログラムに従ったユニット制御回路64により各ユニットを制御する。
検出器群50は、画像記録装置1内の状況を監視するものであり、例えば、前述の弛み検出用センサー、搬送ローラーに取り付けられてロール紙2の搬送などの制御に利用されるロータリー式エンコーダー、搬送されるロール紙2の有無を検出する用紙検出センサー、キャリッジ42(又はヘッド31)の搬送方向(左右方向)の位置を検出するためのリニア式エンコーダー、ロール紙2の幅方向における紙端(エッジ)位置を検出する紙端位置検出センサーなどがある。
===乾燥ユニット70について===
次に、乾燥ユニット70について、説明する。以下では、先ず、乾燥ユニット70の構成例について説明し、これに引き続いて、乾燥ユニット70の動作例について説明する。
<<<乾燥ユニット70の構成例について>>>
先ず、乾燥ユニット70の構成例について、図3乃至図5を用いて説明する。図3は、乾燥ユニット70を示した模式図である。図4は、熱風収容室210を上方から見たときの模式図である。図5は、熱風の排出有無を切り替えるための切り替え機構214を示した概念図である。なお、図3は、図1の白矢印方向から乾燥ユニット70を見たときの図である。また、図3においては、風の流れの概略を太矢印と点線矢印とで示している。また、図5には、図を分かり易くするために、熱風収容室210の上面210aと切り替え機構214の一部のみを示すこととし、前者よりも後者の表す範囲を広くしている。
乾燥ユニット70は、前述したとおり、ロール紙2に形成された画像を乾燥させるためのものである。この乾燥ユニット70は、図3に示すように、加熱部の一例としての熱風発生部200と、熱風収容室210と、排気回収部230と、スイッチ部250と、を有している。
熱風発生部200は、熱風を発生させる機能を有している。この熱風発生部200は、吸気ファン202と、ヒーター204と、これらの機器を収容するための収容体206と、を有している。
吸気ファン202は、収容体206の入口部206aに設けられており、収容体206の外部から収容体206内へ空気を取り込む役割を果たす。そして、取り込まれた空気は、風となって、ヒーター204の方へ向かうこととなる。つまり、吸気ファン202は、風を発生させて、当該風をヒーター204へ向けて送る機能を備えている。
ヒーター204は、収容体206内の、吸気ファン202よりも奥側(換言すれば、収容体206の出口部206b近傍)、に設けられており、吸気ファン202により送られた風を熱して熱風を生成する(熱風とは、単に熱せられた風の意であり、「熱」は、具体的かつ限定的な温度範囲を意味する用語としては、用いていない。後述するように、本実施の形態において、熱風は、64度〜70度の温度に制御されるが、これに限定されるものではない)。すなわち、吸気ファン202によりヒーター204に向けて送られた風がヒーター204を通過すると、当該風がヒーター204により温められて熱風となる(そして、当該熱風は、収容体206の出口部206bへ向かうこととなる)。
また、当該ヒーター204は、温度調整機能を有している。すなわち、本実施の形態においては、コントローラー60によって当該ヒーター204が制御されて、設定温度が3段階に変更されるようになっている(詳細については、後述する)。このように、ヒーター204は、熱風の温度を変更する温度変更部としての機能を備えている。
熱風収容室210は、画像が形成されたロール紙2の、加熱領域内に位置する部位を、熱風で加熱するためのものである。この熱風収容室210は、図3及び図4に示すように、中空の直方体形状の部材である。
熱風収容室210は、熱風発生部200と通路240を介して接続されており、したがって、熱風発生部200(具体的には、前記出口部206b)を出た熱風は、当該通路240を通った後に、熱風収容室210に入るようになっている。一方、熱風収容室210には、熱風を排出させるための複数の円形の排出口212が設けられており、熱風収容室210に入った熱風は、当該排出口212から出るようになっている。
排出口212は、熱風収容室210の上面210aを貫通するように当該上面210aに設けられており、本実施の形態においては、図4に示すように、左右方向(搬送方向)及び前後方向の各々の方向に規則正しく並んでいる。そして、図3に示すように、熱風収容室210は、ロール紙2の下方に位置し、熱風収容室210(の上面210a)は、ロール紙2(具体的には、ロール紙2の画像が形成された画像形成面2a)に対向しているため、規則正しく並んだ複数の排出口212も当該ロール紙2に対向している。そのため、熱風収容室210内の熱風が当該複数の排出口212から排出すると、画像が形成されたロール紙2の複数の箇所に熱風が吹き付けられる。したがって、ロール紙2の加熱領域に位置する部位が加熱され、画像の乾燥が促進されることとなる。
なお、排出口212は、開閉可能となっており、熱風が排出する排出口212の数を変化させること(換言すれば、熱風が排出しない排出口212の数を変化させること)で、前記加熱領域の範囲を変えることができるようになっている。本実施の形態においては、排出口212が左右方向(搬送方向)と交差する交差方向である前後方向(ロール紙2の幅方向)に並んだ排出口列(図4参照)毎に熱風の排出有無を切り替えることができるようになっている。そして、このことを実現するために、切り替え機構214が備えられている。
切り替え機構214は、図5に示すように、前後方向(ロール紙2の幅方向)に長尺な板状の部材であり、前記排出口列毎に当該排出口列と同じ数だけ設けられている。各切り替え機構214は、各排出口列に対応付けられて、当該排出口列(換言すれば、熱風収容室210の上面210a)の下側に、前後方向(ロール紙2の幅方向)に往復移動自在に(第一位置と第二位置との間を往復移動できるように)配置されている。排出口列は前記搬送方向に複数並んでいるので、切り替え機構214も当該搬送方向に複数並ぶようにして設けられている。
切り替え機構214には、排出口212の前後方向(ロール紙2の幅方向)における間隔と同じ間隔で、排出口212よりも一回り大きい円形の穴部214aが設けられている。そして、切り替え機構214が第一位置に位置する際には、穴部214aが排出口212の真下に位置することとなり、排出口212が開状態(熱風が排出可能な状態)となる(図5の右側の切り替え機構214参照)。一方で、切り替え機構214が第二位置に位置する際には、穴部214aが隣り合う二つの排出口212の間に位置することとなり、排出口212が閉状態(熱風が排出不可能な状態)となる(図5の左側の切り替え機構214参照)。このように、本実施の形態においては、切り替え機構214が、排出口列単位で、排出口212を開閉させ、このことにより、熱風が排出する排出口212の数を変化させ、加熱領域の範囲を変えることができるようになっている。なお、何に基づいて、加熱領域の範囲を変えるかについては、後に詳述する。
排気回収部230は、ロール紙2に吹き付けられた熱風を回収するためのものである。図3に示すように、この排気回収部230は、ロール紙2の上方に位置し、排気回収部230の下面230aは、ロール紙2(具体的には、ロール紙2の裏面である画像非形成面2b)に対向している。そして、当該下面230aには、熱風を排気回収部230内に流入させて、当該熱風を回収するための回収口(不図示)が複数設けられている。
また、排気回収部230内(具体的には、図3に示すように、排気回収部230の出口部230b)には、排気ファン232が設けられている。そして、当該排気ファン232が作動すると、排気回収部230よりも下方に位置する熱風が、回収口を通って排気回収部230内に流入することにより回収され、回収された熱風は、出口部230bから排出(排気)されるようになっている。
スイッチ部250は、前述した通路240に設けられ、熱風発生部200が発生させた熱風の行き先を変える役割を果たす。すなわち、図3に示すように、通路240からは、別の通路(以下、便宜上、分岐通路242と呼ぶ)が分岐しており、当該分岐通路242(熱風通路に相当)は、熱風発生部200が発生させた熱風をロール紙2に当たらない方向へ導くようになっている。そして、スイッチ部250は、熱風収容室210と分岐通路242のいずれに向けて熱風を送るかを切り替える機能を備えている。すなわち、コントローラー60が、所定のタイミングでスイッチ部250を制御することにより、熱風発生部200が発生させた熱風を、熱風収容室210へ向かわせず、ロール紙2に当たらない方向へ向かわせる。なお、どのタイミングでスイッチ部250が制御されるかについては、後述する。
<<<乾燥ユニット70の動作例について>>>
次に、乾燥ユニット70の動作例について、図6及び図7を用いて説明する。図6は、コントローラー60による排出口212の開閉制御を説明するための説明模式図である。図7は、熱風が排出する排出口212の数とヒーター204の設定温度との関係を示した図である。
なお、当該動作は、主として、コントローラー60により実現される。特に、本実施の形態においては、メモリー63に格納されたプログラムをCPU62が処理することにより実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
上述したとおり、搬送ユニット20は、コントローラー60の制御により、ロール紙2を所定搬送量(1ページ分の搬送量)毎に搬送経路(搬送方向)に沿って間欠搬送する。すなわち、コントローラー60は、ロール紙2を停止する停止処理(かかる停止処理中に、画像記録領域R上のロール紙2の部位に1ページ分の画像が記録される)と、ロール紙2を搬送する搬送処理と、を繰り返す。そして、これらの処理が継続されている間であって、画像記録領域R上にあったロール紙2の部位(画像が形成されている部位)が乾燥ユニット70に至る少し前のタイミングで、コントローラー60は、吸気ファン202、ヒーター204、排気ファン232を作動させ、スイッチ部250を、熱風収容室210に向けて熱風を送る設定とする。そして、かかる際に、コントローラー60は、排出口212の開閉制御を行う。なお、本実施の形態においては、前記所定搬送量の大きさに基づいて、コントローラー60が排出口212の開閉を制御する。
これについて、図6を用いて説明する。図6には、熱風収容室210とロール紙2の水平方向(すなわち、左右方向及び前後方向)における位置関係が表され、画像(ラベル)が排出口212から排出される熱風により乾燥される様子が示されている。なお、図6には、前記所定搬送量(1ページ分の搬送量)が互いに異なる二つの例が示されている。上図の例においては、1ページ分(換言すれば、画像(ラベル))の搬送方向における長さが長く、熱風収容室210の搬送方向における長さ(以下、熱風収容室長さと呼ぶ)と同等であるため、所定搬送量(1ページ分の搬送量)が熱風収容室長さと同じになるように設定されている。一方、下図の例においては、1ページ分(換言すれば、画像(ラベル))の搬送方向における長さが比較的短いため、所定搬送量(1ページ分の搬送量)が熱風収容室長さよりも短くなっている。
そして、このことから、以下の相違点が生じている。すなわち、上図の例においては、前記停止処理と搬送処理との繰り返しにより、熱風収容室210に一度対向した部位が、熱風収容室210に再度対向することはない。例えば、熱風収容室210に対向する斜線部A(右側の斜線部A参照)は、次の搬送で移動すると、熱風収容室210に対向しない位置へ位置することとなる(左側の斜線部A参照)。これに対し、下図の例においては、前記停止処理と搬送処理との繰り返しにより、熱風収容室210に一度対向した部位が、熱風収容室210に再度対向する。例えば、熱風収容室210に対向する斜線部B(右側の斜線部B参照)は、次の搬送で移動しても、依然として熱風収容室210に対向したままとなっている(左側の斜線部B参照)。
したがって、下図の例においては、排出口212の開閉制御を行わないと(つまり、全ての排出口212を開状態のままとすると)、熱風が排出する排出口212と複数回対向するロール紙2の部位が生じ得ることとなり、当該部位に複数回熱風が吹き付けられて、ロール紙2が過度に収縮してしまう恐れがある。
そこで、本実施の形態に係るコントローラー60は、前記所定搬送量の大きさに応じて、排出口212の開閉制御を行って熱風が排出する排出口の数を変化させることにより、加熱領域の搬送方向における長さを変化させる。すなわち、所定搬送量の大きさが短い場合には、熱風が排出する排出口212の数を減らして(換言すれば、加熱領域の搬送方向における長さを短くして)、熱風が排出する排出口212と複数回対向するロール紙2の部位がなるべく生じないようにする。
なお、図6の下図から明らかなように、本実施の形態に係るコントローラー60は、所定搬送量(1ページ分の搬送量)分の排出口212を開状態(図6の白丸が開状態の排出口212を表している)として、それ以外の排出口212を閉状態(図6の黒丸が閉状態の排出口212を表している)とする制御を行っている。具体的には、所定搬送量(1ページ分の搬送量)が11列分なので、搬送方向上流側の11列の排出口列が、前述した切り替え機構214によりそれぞれ開状態とされ、残りの(搬送方向下流側の)5列の排出口列が、前述した切り替え機構214によりそれぞれ閉状態とされる。そのため、図6の上図と同じように、熱風が排出する排出口212と複数回対向するロール紙2の部位が確実に生じないようになっている。
このように、コントローラー60は、所定搬送量の大きさが小さくなるほど、熱風が排出する排出口212の数を少なくして、加熱領域の搬送方向における長さを短くする。特に、本実施の形態においては、所定搬送量の大きさに起因して、ロール紙2の任意の部分が、排出口212に複数回対向する場合には、これらの排出口212のうちの一つのみを開状態とする制御が行われる。そして、このことにより、ロール紙2の収縮を抑制することが可能となる。
また、本実施の形態に係るコントローラー60は、上記制御に加え、変化させた排出口212の数に応じて、温度変更部としてのヒーター204を制御して、熱風の温度を変更する(このようにした理由については、後述する)。すなわち、図7に示すように、熱風が排出する排出口212(開状態にある排出口212)の数が少ないほど、ヒーター204の設定温度を下げるように(すなわち、熱風の温度を下げるように)温度制御を行う。
具体的には、80個の排出口212のうち54個以上の排出口212が開いている(これは、開口率2/3以上に該当する)場合には、ヒーター204の設定温度を70度とし、熱風の温度が最も高い温度となるようにする。また、27個以上53個以下の排出口212が開いている(これは、開口率1/3以上2/3未満に該当する)場合には、ヒーター204の設定温度を67度とし、熱風の温度が中間の温度となるようにする。また、26個以下の排出口212が開いている(これは、開口率1/3未満に該当する)場合には、ヒーター204の設定温度を64度として、熱風の温度が最も低い温度となるようにする。
そして、このような制御(排出口212の開閉制御や熱風の温度制御)は、前記所定搬送量(1ページ分の搬送量)の大きさが変わる毎に実行される(換言すれば、当該大きさが変わらない限り、排出口212の開閉状況も前記設定温度も変わらない)。すなわち、コントローラー60は、前述したホストコンピューター110を介して印刷データを受信すると、当該印刷データに基づいて、前記所定搬送量(1ページ分の搬送量)を決定する。そして、当該所定搬送量が前回から変わった場合には、前記開閉制御や温度制御を実行する。
<一次停止時の動作例について>
ところで、本実施の形態に係る画像記録装置1には、画像記録装置1の印刷処理を一次停止させるためのボタンが用意されている。当該ボタンがユーザーにより押下されると、コントローラー60は、一時停止命令を受信する。そして、当該一次停止命令を受信したコントローラー60の制御により、乾燥ユニット70は以下のように動作する。
すなわち、コントローラー60は、スイッチ部250を制御し、熱風の行き先を変更する(図3の点線矢印参照)。このことにより、スイッチ部250は、熱風発生部200が発生させた熱風を、熱風収容室210ではなく、分岐通路242へ送り込むこととなる。その後、分岐通路242へ送られた熱風は、分岐通路242外へ、ロール紙2に当たらない方向へ向かって排出される。そして、このような状態、すなわち、熱風がロール紙2に当たらない状態が、暫く維持される。
前記ボタンがユーザーにより再押下されると、コントローラー60は、一時停止の解除命令を受信する。そして、当該解除命令を受信したコントローラー60の制御により、乾燥ユニット70は以下のように動作する。
すなわち、コントローラー60は、スイッチ部250を制御し、熱風の行き先を変更する(図3の太矢印参照)。このことにより、スイッチ部250は、熱風発生部200が発生させた熱風を、分岐通路242ではなく、熱風収容室210へ送り込むこととなる。そのため、熱風が、再度、ロール紙2に当たるようになり、ロール紙2に形成された画像の乾燥処理が再開される。
===本実施の形態に係る画像記録装置1の有効性について===
上述したとおり、本実施の形態に係る画像記録装置1は、ロール紙2を所定搬送量毎に搬送方向に沿って間欠搬送する搬送ユニット20と、ロール紙2にインクを吐出して画像を形成するヘッド31と、画像が形成されたロール紙2の、加熱領域内に位置する部位を、加熱して、画像を乾燥させる加熱部と、を有することとした。そして、所定搬送量の大きさと加熱領域の搬送方向における長さは、それぞれ可変となっており、コントローラー60は、当該所定搬送量の大きさに応じて当該長さを変化させることとした。
そして、このことにより、前述したとおり、ロール紙2の収縮を抑制することが可能となる。
また、加熱部は、熱風を排出させるための複数の排出口212を備えた熱風収容室210であり、コントローラー60は、熱風収容室210内の熱風を複数の排出口212から排出させることにより、画像が形成されたロール紙2の複数の箇所に熱風を吹き付けて、該ロール紙2の加熱領域内に位置する部位を加熱し、かつ、所定搬送量の大きさに応じて、熱風が排出する排出口212の数を変化させることにより、加熱領域の長さを変化させることとした。そのため、簡易な方法で(排出口212からの熱風の排出有無さえ制御すればよい)、加熱領域の長さを変化させて、ロール紙2の収縮を抑制できる。
また、画像記録装置1は、熱風の温度を変更するヒーター204をさらに備え、コントローラー60は、変化させた排出口212の数に応じて、ヒーター204を制御して温度を変更することとした。そして、このことにより、電力の節約を実現することが可能となる。
本発明者等は、排出口212の数が変化すると排出口212から排出されロール紙2に吹き付けられる熱風の風速が変わり、延いては、画像を乾燥させる乾燥能力も変化することに気付いた。例えば、排出口212の数が減少した場合には、熱風が熱風収容室210外に出るためのルートが少なくなるので、熱風が排出口212を出るときの熱風の勢いが増す(すなわち、熱風の風速が増加する)。すると、熱風がロール紙2に勢いよく(強く)当たるため、画像を乾燥させる乾燥能力が増加する。
そして、このことは、見方を変えると、以下のようになることに、発明者等は気付いた。すなわち、排出口212の数が減少した場合には、熱風がロール紙2に勢いよく(強く)当たるようになっているため、熱風の温度を下げたとしても、所望の乾燥能力を維持することができる。そして、本実施の形態においては、このようにすること(つまり、変化させた排出口212の数に応じて、ヒーター204を制御して温度を変更すること)により、温度を下げる前の(排出口212の数が減少する前の)乾燥能力を維持したまま、電力を節約することが可能となる。
また、前述したとおり、本実施の形態に係るコントローラー60は、前記所定搬送量の大きさに基づいて、熱風が排出する排出口212の数を減少させることにより、加熱領域を狭めるが、このことにより非加熱領域となった箇所に熱風が当たってしまうことを完全に回避することは不可能である。しかしながら、本実施の形態においては、熱風が排出する排出口212の数の減少に応じて、熱風の温度を下げることができるため、当該箇所に熱風が当たってしまってもロール紙2をそれほど収縮させないようにすることができる。
また、本実施の形態に係る画像記録装置1は、熱風を発生させる熱風発生部200と、該熱風発生部200が発生させた熱風をロール紙2に当たらない方向へ導くための分岐通路242と、熱風収容室210と分岐通路242のいずれに向けて熱風を送るかを切り替えるスイッチ部250と、を備えることとした。
画像記録装置1の動作中に、ロール紙2の間欠搬送が中断される状況が生ずる場合がある。例えば、印刷処理を一次停止させるための前述したボタンが押された場合である。また、クリーニングユニット43によるクリーニング処理が実行される場合も、これに該当する。そして、かかる際には、ロール紙2が長時間停止しているため、ロール紙2の同じ箇所に熱風が長い間当たり続ける問題が生じ得る。これに対し、本実施の形態においては、前述した分岐通路242とスイッチ部250とを設けることとしたため、このような状況において、熱風をロール紙2に当てないようにすることができる。そのため、当該問題を回避することが可能となる。
また、当該問題を回避するための方策としては、前記状況においてヒーター204をオフにする方策も考えられ、この場合には、分岐通路242やスイッチ部250は不要である。しかしながら、かかる方策においては、前記状況が解除されてヒーター204を再度オンにしてからヒーター204が立ち上がるまでに時間がかかる(熱風の温度が所望の温度になるまで時間がかかる)という不都合が発生し得る。本実施の形態に係る方策においては、ヒーター204はオンしたままなので、このような不都合は発生しない。したがって、かかる点でも、本実施の形態に係る方策は優位性を有する。
===その他の実施の形態===
上記の実施の形態は、主として液体吐出装置について記載されているが、乾燥方法等の開示も含まれている。また、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
上記実施の形態においては、液体吐出装置(液体噴射装置)をインクジェット式プリンターに具体化したが、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置を採用してもよく、微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッド等を備える各種の液体噴射装置に流用可能である。なお、液滴とは、上記液体噴射装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体とは、液体噴射装置が噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状態、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状態、また物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなどを含む。また、液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体噴射装置の具体例としては、例えば液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルタの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置、捺染装置やマイクロディスペンサ等であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置を採用してもよい。そして、これらのうち何れか一種の噴射装置に本発明を適用することができる。
また、上記実施の形態においては、媒体としてロール紙2を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、カット紙、フィルム、布であってもよい。
また、上記実施の形態においては、ヘッドユニット30が複数(M個)のヘッド31を有していることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、ヘッドユニット30が、一つのヘッド31からなることとしてもよい。
また、上記実施の形態において、加熱部は、熱風を排出させるための複数の排出口212を備えた熱風収容室210であり、コントローラー60は、熱風収容室210内の熱風を複数の排出口212から排出させることにより、画像が形成されたロール紙2の複数の箇所に熱風を吹き付けて、該ロール紙2の加熱領域内に位置する部位を加熱し、かつ、所定搬送量の大きさに応じて、熱風が排出する排出口212の数を変化させることにより、加熱領域の長さを変化させることとしたが、これに限定されるものではない。
例えば、加熱部は、複数に分割され個々にコントロール可能な発熱体(ニクロム線等)であり、コントローラー60は、所定搬送量の大きさに応じて、個々の発熱体のオンオフ制御を行って、オン状態の発熱体の数を変化させることにより、加熱領域の長さを変化させることとしてもよい。
また、上記実施の形態においては、排出口212が並んだ排出口列が複数設けられており、排出口列毎に熱風の排出有無を切り替えるための切り替え機構214を備えることとしたが、これに限定されるものではない。
例えば、切り替え機構214は、図8に示すように、排出口列群毎に熱風の排出有無を切り替えることとしてもよい。なお、図8は、図3に対応した図であり、排出口列群毎に熱風の排出有無を切り替える切り替え機構214を示した模式図である。
図8に示した例は、上記実施の形態(図3の例)と同様、熱風発生部200と、複数の排出口212を備えた熱風収容室210と、排気回収部230(図8においては、不図示)と、通路240と、分岐通路242と、スイッチ部250と、を有している。しかしながら、上記実施の形態とは異なり、熱風収容室210が、3つの仕切り板300により、4つの部屋302に分けられ、通路240が4つの部屋302の各々に連結している(4つの連結通路304の各々が4つの部屋302の各々に連結している)。そして、4つの連結通路304の各々には、開閉バルブ306が備えられている。
そして、当該開閉バルブ306が、熱風の排出有無を切り替えるための前記切り替え機構214となっており、コントローラー60が、当該開閉バルブ306の開閉制御を行うことにより、熱風の排出有無の切り替えが、部屋302単位で実行される。また、各部屋302には、それぞれ四つの排出口列が設けられていることから、コントローラー60は、四列からなる排出口列群単位で、熱風の排出有無の切り替えを行って、熱風が排出する排出口212の数を変化させることとなる。
また、上記においては、排出口212が並んだ排出口列が複数設けられており、排出口列又は排出口列群毎に熱風の排出有無を切り替えるための切り替え機構214を備え、コントローラー60が、切り替え機構214を制御することにより、熱風が排出する排出口212の数を変化させること(かかる例を、便宜上、列制御の例とも呼ぶ)としたが、これに限定されるものではない。
例えば、図9に示すように、複数の排出口212の各々毎に熱風の排出有無を切り替えるための切り替え機構214を備え、コントローラー60が、切り替え機構214を制御することにより、熱風が排出する排出口212の数を変化させること(かかる例を、便宜上、個別制御の例とも呼ぶ)としてもよい。なお、図9は、図5に対応した図であり、複数の排出口212の各々毎に熱風の排出有無を切り替える切り替え機構214を示した模式図である。
図9に示した例においては、複数の排出口212の各々(図9においては、一つの排出口212のみを表している)に対応させて、切り替え機構214が設けられている。そして、切り替え機構214は、上下方向(図9に示した太矢印参照)に往復移動自在に(第一位置と第一位置より下方に位置する第二位置との間を往復移動できるように)配置されている。そして、切り替え機構214が第一位置に位置する際には、切り替え機構214が排出口212を下側から塞ぎ、排出口212が閉状態(熱風が排出不可能な状態)となる。一方で、切り替え機構214が第二位置に位置する際には、切り替え機構214が排出口212を塞いだ状態が解除され、排出口212が開状態(熱風が排出可能な状態)となる。なお、切り替え機構214の上下移動は、ソレノイド316によって実現されるが、これに限定されるものではなく、例えば、モーターにより実現されることとしてもよい。
列制御の例と個別制御の例とを比較した場合には、前者は、構成の簡易化が図れる点で優位性を有する。一方、後者は、熱風の排出有無をきめ細かく切り替えることができる点で優位性を有する。
また、上記において、熱風の排出有無を切り替える基準となる排出口列は、排出口212が搬送方向と交差する交差方向(ロール紙2の幅方向)に並んだものであり、排出口列は当該搬送方向に複数並んでいることとしたが、これに限定されるものではない。
例えば、前記基準となる排出口列は、排出口212が搬送方向や幅方向と角度を有するように斜めに並んだものであってもよい。
排出口212が搬送方向と交差する交差方向(ロール紙2の幅方向)に並んだ排出口列単位(又は、排出口列群単位)で、熱風の排出有無が切り替わるようにすれば、前記所定搬送量の大きさに応じた排出口212の開閉制御(熱風の排出有無の切り替え)をスムーズに行うことができる。なぜならば、所定搬送量の大きさの変化は、常に搬送方向における変化であって、幅方向には変化しないからである。そして、このような点で、上記実施形態の方が望ましい。
また、上記実施の形態においては、印刷装置としてラテラルスキャン型のラベル印刷機を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、シリアルスキャン型のラージフォーマットプリンターであってもよい。
以下では、当該シリアルスキャン型のラージフォーマットプリンター(以下、インクジェットプリンター501と呼ぶ)について、図10及び図11を用いて説明する。図10は、インクジェットプリンター501の外観模式図である。図11は、インクジェットプリンター501の構成を示す概略図である。
図10および図11に示すように、インクジェットプリンター501は、プリンター本体502と、プリンター本体502を支持する支持スタンド503と、を備えている。このインクジェットプリンター501は、ロール紙521にインクを吐出して画像を形成するインクジェットヘッド541と、熱風を排出させるための複数の排出口を備えた不図示の熱風収容室と、コントローラーと、を備えている。
そして、当該インクジェットプリンター501においても、コントローラーは、ロール紙521を所定搬送量(1ページ分の搬送量)毎に搬送方向(図11において、白太矢印で示した方向)に沿って間欠搬送する。すなわち、コントローラーは、ロール紙521を停止する停止処理(かかる停止処理中に、コントローラーは、インクジェットヘッド541をロール紙521に対して移動方向(図11において、黒太矢印で示した方向)に移動させつつインクジェットヘッド541にインクを吐出させて、1ページ分の画像をロール紙521に印刷する)と、ロール紙521を搬送する搬送処理と、を繰り返す。
そして、前述した排出口の開閉制御や熱風の温度制御を、このようなインクジェットプリンター501において行うこととしてもよい。
1 画像記録装置、2 ロール紙、2a 画像形成面、2b 画像非形成面
10 給送ユニット
18 ロール紙巻軸、19 中継ローラー
20 搬送ユニット、20a ステアリングユニット
21 中継ローラー、22 中継ローラー
23 第一搬送ローラー、23a 第一駆動ローラー、23b 第一従動ローラー
24 第二搬送ローラー、24a 第二駆動ローラー、24b 第二従動ローラー
25 中継ローラー、26 中継ローラー
27 中継ローラー、28 中継ローラー、29 送り出しローラー
30 ヘッドユニット、31 ヘッド、32 ノズル面
33 プラテン、35 インク補給ユニット
40 キャリッジユニット、41 ガイドレール、42 キャリッジ
43 クリーニングユニット、44 フラッシングユニット
50 検出器群、60 コントローラー、61 インターフェース部
62 CPU、63 メモリー、64 ユニット制御回路
70 乾燥ユニット、80 送風ユニット、81 ファン
90 巻き取りユニット、91 中継ローラー、92 ロール紙巻き取り駆動軸
110 ホストコンピューター
200 熱風発生部、202 吸気ファン、204 ヒーター
206 収容体、206a 入口部、206b 出口部
210 熱風収容室、210a 上面、212 排出口
214 切り替え機構、214a 穴部
230 排気回収部、230a 下面、230b 出口部
232 排気ファン
240 通路、242 分岐通路
250 スイッチ部
300 仕切り板、302 部屋
304 連結通路、306 開閉バルブ
316 ソレノイド
501 インクジェットプリンター、502 プリンター本体、503 支持スタンド
521 ロール紙、541 インクジェットヘッド

Claims (8)

  1. 媒体を所定搬送量毎に搬送方向に沿って間欠搬送する搬送部であって、前記所定搬送量の大きさが可変である搬送部と、
    媒体に液体を吐出して画像を形成するヘッドと、
    前記画像が形成された前記媒体の、加熱領域内に位置する部位を、加熱して、前記画像を乾燥させる加熱部であって、前記加熱領域の前記搬送方向における長さが可変である加熱部と、
    前記所定搬送量の前記大きさに応じて、前記加熱領域の前記長さを変化させるコントローラーと、
    を有することを特徴とする液体吐出装置。
  2. 請求項1に記載の液体吐出装置であって、
    前記加熱部は、熱風を排出させるための複数の排出口を備えた熱風収容室であり、
    前記コントローラーは、前記熱風収容室内の熱風を前記複数の排出口から排出させることにより、前記画像が形成された前記媒体の複数の箇所に熱風を吹き付けて、該媒体の前記加熱領域内に位置する部位を加熱し、かつ、
    前記所定搬送量の前記大きさに応じて、熱風が排出する前記排出口の数を変化させることにより、前記加熱領域の前記長さを変化させることを特徴とする液体吐出装置。
  3. 請求項2に記載の液体吐出装置において、
    熱風の温度を変更する温度変更部をさらに備え、
    前記コントローラーは、変化させた前記排出口の数に応じて、前記温度変更部を制御して前記温度を変更することを特徴とする液体吐出装置。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の液体吐出装置であって、
    前記排出口が並んだ排出口列が複数設けられており、
    前記排出口列又は排出口群毎に熱風の排出有無を切り替えるための切り替え機構を備え、
    前記コントローラーは、前記切り替え機構を制御することにより、熱風が排出する前記排出口の数を変化させることを特徴とする液体吐出装置。
  5. 請求項4に記載の液体吐出装置において、
    前記排出口列は、前記排出口が前記搬送方向と交差する交差方向に並んだものであり、
    前記排出口列は前記搬送方向に複数並んでいることを特徴とする液体吐出装置。
  6. 請求項2又は請求項3に記載の液体吐出装置であって、
    前記複数の排出口の各々毎に熱風の排出有無を切り替えるための切り替え機構を備え、
    前記コントローラーは、前記切り替え機構を制御することにより、熱風が排出する前記排出口の数を変化させることを特徴とする液体吐出装置。
  7. 請求項2乃至請求項6のいずれかに記載の液体吐出装置において、
    熱風を発生させる熱風発生部と、
    該熱風発生部が発生させた熱風を前記媒体に当たらない方向へ導くための熱風通路と、
    前記熱風収容室と前記熱風通路のいずれに向けて熱風を送るかを切り替えるスイッチ部と、
    を備えることを特徴とする液体吐出装置。
  8. 媒体を所定搬送量毎に搬送方向に沿って間欠搬送する搬送部であって、前記所定搬送量の大きさが可変である搬送部と、
    媒体に液体を吐出して画像を形成するヘッドと、
    前記画像が形成された前記媒体の、加熱領域内に位置する部位を、加熱して、前記画像を乾燥させる加熱部であって、前記加熱領域の前記搬送方向における長さが可変である加熱部と、を備える液体吐出装置を準備することと、
    前記所定搬送量の前記大きさに応じて、前記加熱領域の前記長さを変化させることと、
    を有することを特徴とする乾燥方法。
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JP2015116740A (ja) * 2013-12-18 2015-06-25 株式会社リコー 前処理液塗布乾燥装置、それを有する印刷システム、及び印刷システムの制御方法
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