JPS62219493A - El素子の製造方法 - Google Patents

El素子の製造方法

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JPS62219493A
JPS62219493A JP61060694A JP6069486A JPS62219493A JP S62219493 A JPS62219493 A JP S62219493A JP 61060694 A JP61060694 A JP 61060694A JP 6069486 A JP6069486 A JP 6069486A JP S62219493 A JPS62219493 A JP S62219493A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating film
emitting layer
light
manufacturing
film
Prior art date
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Pending
Application number
JP61060694A
Other languages
English (en)
Inventor
真澄 小泉
関戸 睦弘
林 直司
見田 充郎
風間 宗忠
公志 二瓶
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は表示装置等に用いられるエレクトロルミネッセ
ンス薄膜発光素子(以下、EL素子と称す。)の製造方
法に関する。
(従来の技術) 従来、この種の技術として日経エレクトロニクス&2O
9 (1979−4−2) 9.118−142に記載
されるものがある。この文献に記載されたEL素子は、
基板上に透明導電膜を蒸着し且つこれを所定のパターン
に加工して透明電極とし、その上に下部絶縁層をス・母
ツタリングにより被着させ、この下部絶縁層上にZnS
:Mnからなる発光層を蒸着した後真空中゛で熱処理を
行ない、その後上部絶縁層をス/4’ツタリングによシ
被着させ、その上にAtを蒸着し且つこれを所定のパタ
ーンに加工して背面電極を形成することにより作られて
いる。
このようなEL素子は発光層を下部絶縁層及び上部絶縁
層で挾持した構造を有しているため安定な高電界(約1
〜2 X 10 V/cIn)が維持でき、発光効率や
動作の安定性を高めている。EL素子の発光輝度に関係
あるものとして、発光層の結晶性、Mnの拡散等があり
、従来のEL素子の形成において、発光層については、
基板温度を150〜250℃に保ち、蒸着したあと、真
空中で500℃前後で1〜2時間熱処理を施し結晶性の
向上とMnの均一な拡散をはかり、よシ高輝度な発光を
達成していた。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、以上述べたように発光層を蒸着後、その
まま真空中で熱処理を施すと、発光層の表面からのSの
再蒸発がまぬがれないことや、発光層とその上に形成さ
れる絶縁層との界面状態が発光するには充分良好になる
とはいいがたく、充分な輝度を得ることができなかった
。また、このように発光層蒸着後熱処理して作製したE
L素子では、ニーソングにより電圧−輝度曲線が30〜
40V移動することは免れ得す、使用に当ってはその前
に必ず二一ジンダを必要とするものであった。
この発明は以上述べたように発光層を形成後、そのまま
熱処理しただけでは、充分な輝度が得られないというこ
とと、ニーソングにより電圧−輝度曲線が高電圧側へ移
動するため必ずエージングが必要という問題点を除去し
、高輝度で、電圧−輝度曲線が急峻であり、かつエージ
ングによる電圧−輝度曲線の移動がほとんどない、いい
がえればニーソングの不要なEL素子を作製する方法を
提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上述の問題点を解決するために、基板上に透明
電極、下部絶縁膜、znsを母材とする発光層、上部絶
縁膜、背面電極を順次積層するEL素子の製造方法にお
い′て、上記発光層上に少なくとも1層の上記上部絶縁
膜を形成後熱処理を行なうようにしたものである。
上記上部絶縁膜は低抵抗絶縁膜と高抵抗絶縁膜とを順次
積層してなる2重絶縁膜としてもよく、この場合上記熱
処理は上部絶縁膜としての2重絶縁膜のうちの上記低抵
抗絶縁膜形成後に行なってもよい。さらに上記下部絶縁
膜も高抵抗絶縁膜と低抵抗絶縁膜とを順次積層してなる
2重絶縁膜としてもよい。
(作 用) 本発明によれば、znsを母材とする発光層上を少なく
とも1層の絶縁膜で被覆して熱処理を行なっているため
、発光層表面からのSの飛散が防止でき且つ発光層とそ
の上面、下面に当接する絶縁膜との界面状態が良好とな
る。その結果発光層の上面、下面に当接する絶縁膜から
のキャリアの注入がほとんど同等となると共に、発光層
に十分な電界がかかるようになり、高輝度な発光が可能
となる。
また上記の如く熱処理したことによりEL素子製造後の
ニーソング処理も不要となる。
(実施例) 以下、第1図を参照して、この発明に係るEL素子の製
造方法の一実施例を説明する。この図において、1は絶
縁基板として例えばガラス基板1を示す。このガラス基
板1上に従来と同様に好適な方法により所定のパターン
のITO透明電極2を形成する。続いて、このITO透
明電極2上に5to2やTa2O5などの第1絶縁膜3
をスフ9ツター法などによ!72O0X〜100OXの
膜厚で形成する。
その場合、これらの第1絶縁膜3の比抵抗は1010〜
100口を示す高抵抗絶縁膜で耐圧が高く、かつなるべ
く誘電率の高いものが望まれる。
次に発光層中のキャリアを補充する役割をする第2絶縁
膜4として、Ta2O5膜を電子ビーム蒸着により80
0X〜5000Xの膜厚で形成する。この電子ビーム蒸
着によシ形成された第2絶縁膜4は比抵抗が10〜10
Qzの低抵抗絶縁膜となり、キャリアを安定に発光層中
に補充でき、高輝度発光の1助となる外、電E輝度曲線
の勾配を急峻化できる。これら第1絶縁膜3及び第2絶
縁膜4で下部絶縁膜が構成される。その後、同一真空中
で発光層5であるZnS:Mn膜を電子ビーム蒸着によ
り基板温度を250℃に保ち、3000〜8000Xの
膜厚に形成する。その後同一真空中で連続してTa2O
5膜を電子ビーム蒸着によシ5ool〜5000Xの膜
厚で形成し、第3絶縁膜6とする。
その後この素子を真空中(10−’ 〜10−’ To
rr)で300〜600℃の温度で1〜2時間の熱処理
を施す。この熱処理により発光層5であるZnS:Mn
膜の結晶性が向上すると共に、Mnの熱拡散により、Z
nとMn原子の格子置換が完全になり均一に拡散するこ
とが期待される。又、ZnS:Mn膜からなる発光層5
とTa2O5膜からなる第3絶縁膜6との界面状態が安
定になり、発光層5であるZnS:Mn膜の表面のSの
飛散による化学量論的組成比のずれも防ぐことができ、
有効な電界がZnS:Mn膜にかかることが期待できる
その後高抵抗率の第4絶縁膜7を2O0X〜1000X
の膜厚で形成する。この第4絶縁膜7は、耐エツチング
性の良いものが望まれ、第1絶縁膜3と同様にSiO2
やTa2O5をスパッターで形成して得られる。これら
第3絶縁膜6及び第4絶縁膜7で上部絶縁膜が構成され
る。
最後に、背面電極8を、反射率の高いAtを抵抗線加熱
や電子ビーム蒸着によシ被着させ所定の・ぐターンに加
工して形成する。
上記実施例では発光層5としてZnS:Mn膜を示した
が、特にこれに限るものではなく、ZnSを母材とする
ものであれば上記以外の膜でもよい。また第2.第3絶
縁膜4,6として電子ビーム蒸着によるTa2O5膜を
示したが、これに代えてAz2o5やSiO2等の電子
ビーム蒸着膜を用いてもよい。
また上記実施例では第3絶縁膜6形成後に熱処理してい
るが、これに代えて第4絶縁膜7形成後に熱処理しても
よい。但し各絶縁膜の材料として熱処理時に結晶化して
しまう絶縁材料は耐圧が低くなるなどの点からして本発
明の絶縁膜には不適当である。
さらに、上記実施例では下部絶縁膜として第1絶縁膜3
及び第2絶縁膜4からなる2重絶縁膜を示したが、いず
れか一方の絶縁膜からなる1層の絶縁膜としてもよい。
また上部絶縁膜についても第3絶縁膜6及び第4絶縁膜
7からなる2重絶縁膜であるが、これもいずれか一方の
絶縁膜からなる1層の絶縁膜としてもよい。
ここで、本発明によるEL素子及び従来方法によるEL
素子の初期電圧−輝度特性を第2図に示す。これら各E
L素子の構成は第1図の構成と対応しており、第1絶縁
膜3としてSiO2 (2O0X厚)、第2絶縁膜4と
してTa2O5 (1000i厚)、発光層5としてZ
nS:Mn (5000X厚)、第3絶縁膜6としてT
a2O5 (1000X厚)、第4絶縁膜7として5I
O2(800X)をそれぞれ有している。
第2図において、曲線Aが本発明すなわち第3絶縁層6
形成後所定の熱処理を行なったEL素子の特性であり、
曲線Bが従来方法すなわち発光層5形成後(第3絶縁膜
6形成前)に所定の熱処理を行なったEL素子の特性で
ある。この第2図で、3 cd/m  の輝度を与える
電圧をV  とし、立ちth (v ) 上がり特性輝度をvth(v)+30vでの輝度Buと
して定義して両者を比較すると、本発明によるEL素子
(曲線A)は1500Cd/n2、従来方法によるEL
素子(曲線B)は1000 cd/m2の輝度Buであ
り、本発明に係るEL素子は従来方法によるEL素子に
比べ約1.5倍の高輝度発光が得られる。
次に本発明によるKL素子のエージングなしくOH)及
び1時間(IH)、6時間(6H)エージング後の電圧
−輝度特性を第3図に、従来方法によるEL素子のOH
,IH,6Hエージング後の電圧−輝度特性を第4図に
示す。この第4図から明らかなように、従来方法による
EL素子はエージング時間に応じて電圧−輝度曲線が移
動しており、これはエージングによる発光層と絶縁膜と
の界面状態の変化あるいは絶縁膜の膜質の変化などによ
り起こるものと考えられる。これに対して、第3図に示
す本発明によるEL素子はエージングしてもしなくて本
その電圧−輝度曲線はほとんど移動しておらず、これは
発光層上に絶縁膜を形成してから熱処理したことによシ
発光層と絶縁膜との界面状態が安定となりエージング前
後でほとんど変らなくなるためと考えられる。
(発明の効果) 以上のように、本発明の製造方法によれば、発光層の熱
処理を発光層上に絶縁膜を形成した後に行うようにした
ので、発光層の結晶性の向上及びMnの均一な拡散が図
れると共に、発光層を絶縁膜で覆って熱処理するため発
光層の表面からのSの飛散を防ぐことができ、かつ発光
層と絶縁膜の界面状態の向上を図ることができるため、
発光層の両側の絶縁膜からのキャリアの注入がほとんど
同等になシ、かつ発光層に充分な電界がかかるようにな
るため、高輝度発光が可能なEL素子が得られる。
また本発明の製造方法によれば第2絶縁膜、発光層、第
3絶縁膜を同一真空中(同−EB蒸着装置内)で連続的
に形成することができ、その結果発光層と第2.第3絶
縁膜との界面に発光特性を劣化させるエネルギーレベル
(例えばゴミなど)を形成する確率が低くなり製造時の
歩留りを向上させることができる。
さらに本発明によるEL素子はエージングも不要となる
ため、製造時間の短縮化すなわち低価格化が図れるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るEL素子の構造を示す断面図、第
2図は本発明に係るEL素子及び従来方法に係るEL素
子の初期電圧−輝度特性を示した図、第3図はOH,I
H,6Hエージング後の本発明に係るEL素子の電圧−
輝度特性を示した図、第4図はOH,IH,6H工=ジ
ング後の従来方法に係るEL素子の電圧−輝度特性を示
した図である。 1・・・ガラス基板、2・・・透明電極、3・・・第1
絶縁膜、4・・・第2絶縁膜、5・・・発光層、6・・
・第3絶縁膜、7・・・第4絶縁膜、8・・・背面電極
。 輝塵 [cd/m21 手続補正書(睦) 81J1・1吉−78

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 基板上に、透明電極、下部絶縁膜、ZnSを母
    材とする発光層、上部絶縁膜、背面電極を順次積層する
    EL素子の製造方法において、前記発光層上に少なくと
    も1層の前記上部絶縁膜を形成後熱処理を行なうことを
    特徴とするEL素子の製造方法。
  2. (2) 前記上部絶縁膜が低抵抗絶縁膜と高抵抗絶縁膜
    とを順次積層してなる2重絶縁膜であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第(1)項記載のEL素子の製造方法
  3. (3) 前記熱処理が、前記上部絶縁膜の内の前記低抵
    抗絶縁膜形成後に行なわれるものであることを特徴とす
    る特許請求の範囲第(2)項記載のEL素子の製造方法
  4. (4) 前記下部絶縁膜が高抵抗絶縁膜と低抵抗絶縁膜
    とを順次積層してなる2重絶縁膜であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第(1),第(2),第(3)項のい
    ずれかに記載のEL素子の製造方法。
  5. (5) 前記低抵抗絶縁膜がTa_2O_5からなるも
    のであり、前記高抵抗絶縁膜がSiO_2からなるもの
    であることを特徴とする特許請求の範囲第(2),第(
    3),第(4)項のいずれかに記載のEL素子の製造方
    法。
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