JPS62219207A - 磁気記録方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、フレキシブルディスク等の磁気記録媒体を用
いて信号全記録する磁気記録方式に係九特に主として媒
体の膜面に垂直方向の残留磁化を利用してディジタル磁
気記録を行なう磁気記録方式に関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

従来のディジタル記録では、記録情報を更新するときに
は、旧記録の上に単に新情報全型ね古き記録していた。

ところが、超高密度記録にふされしい垂直記録媒体では
、重ね書き特性がイムめて悪い、つ−２り旧情報が完全
には消去されないで残ってしまい、それがノイズとして
新情報に混入する。

これは、従来の面内記録では、情報記録点である磁化転
移点で内部エネルギーが最大となるのに対し、垂直記録
では、ｆｆｌ化転移点でエネルギーが最小の、最も安定
な状態になるからである。また、超高密度記録では、再
生損失を最小に抑えるために、記録再生ヘッドのギヤツ
ブ全極めて小さくしなければならない結果、記録媒体の
全厚に渡って磁化が浸透出来なくなることも重ね書き特
性の劣化を引き起こす、このような、いわゆる表層型記
録では、ドライブ間の記録電流、ギャップ長、媒体の温
度変化による抗磁力等の変化によシ、磁化の浸透が大幅
に変化し１重ね書き特性の劣化を生じる。

この問題点を解決するための方法として、先行消去形ヘ
ッドを用いた磁気記録再生装置の提案がなされている。

同提案は、媒体の走行方向に対し記録または記録再生ヘ
ッドよジ先行する位置に消去ヘッドを配置し、媒体全厚
を先行的に消去することを特徴としたものである。しか
しながら、その後の実験の結果、消去電流を直流にした
場合媒体の■直配向度を増加していくに従い、再生信号
の二次歪みが増加し、エラーの原因となることが明らか
になった。

すなわち第４図は、磁気記録媒体の減磁界補正後の垂直
方向の角形比と二次歪みの関係の実検データである。こ
の実験は１ＱｋＦＲＰＩの信号が一４ＱｄＢまで減衰さ
れる消去電流で磁気記録媒体を先行消去しながら、　　
１０ｋＦＲＰＩの信号を記録しその再生信号の二次歪み
を測定したものである。また、実験は、バリウムフェラ
イト塗布媒体と消去ギャップ長が２μｍ、記録再生ギャ
ップ長が０．３５μｍのフェライトヘッドを用いた。同
図から判るように角形比が０．６以上になると二次歪み
が一般に許容される一２５ｄＢを上回るようにな 第５図は、上の実験結果である角形比による二次歪みの
違いの原因を推測したものである。同図Ｉａ）は、媒体
の垂直角形比が小さい場合であり、（ｂ）は角形比が大
きい場合である。磁気ヘッドを用いて直流消去を行なう
と、垂直方向角形比が小さい媒体では、第５図（ａ）の
ようにエネルギー的に安定な長手方向へ磁化ベクトルが
向く、ところが、角形比の大きな媒体では、ヘッド直流
消去した場合も第５図（ｂ）のように磁化ベクトルが垂
直方向へ傾く。これは、角形比の大きな媒体の持つ高い
垂直異方性エネルギーが、静磁エネルギーを上回る九め
である。一方、高密度記録になると、媒体の垂直方向角
形比が０．５〜０．６と比較的小さくても。

残留磁化ベクトルは垂直方向へ向いてくる（昭和６０′
Ｎ、子通信学会半導体、材料部門全国大会３３参照）、
、即ち、角形比が小さい媒体では、消去状態と記録状態
とでその磁化ベクトルの方向が９０度異なっている。従
って、消去の影響が再生信号の二次歪みとして現われる
事が小さいと推測できる。逆に角形比が大きな媒体では
、消去状態の磁化ベクトルと記録信号の磁化ベクトルの
向きが一致しているため、消去状態の上へ信号を記録す
ると結果的に二次歪みの増加をもたらすと予想される。

〔発明の目的〕

ｉ−さ０日１ｆ＋　とσ）ｒら外内ｆ学五プ盛≧鉛今家
ので、重ね書き特性が良好で、かつ二次歪みの発生が少
ない磁気記録方式全提供することを目的とするものであ
る。

〔発明の概要〕

この発明は、垂直方向の角形比が０．６以上の磁気記録
媒体に先行消去を行いながら情報を記録する磁気記録方
式において、前記先行消去のための消去電流の周波数を
情報記録最短波長のＨの波長に対応する周波数以上とし
たものである。

〔発明の効果〕

このような本発明によれば、消去後の磁化状態は磁気記
録媒体をバルク消磁した時と実効的に同様になシ、垂直
方向の配向率の高い磁気記録媒体を使用しても二次歪み
の問題はなくなる。しかも。

磁気記録媒体の垂直方向の配向率が高いことは、当然に
高記録密度を実現する。

〔発明の実施例〕

以下本発明の実施例全図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例に係る磁気記録方式を説明す
るための図である。同図において、磁気記碌媒体１１は
この例ではディスク状に形成されたもので、主として磁
性層の膜面に垂直方向に磁化容易軸を有しておジ、その
垂直方向の角形比は０．６以上である。磁性層は５例え
ばバリウム７工ライトヲ基体上に塗布して形成されたも
のである。

磁気記録媒体１１の磁性層に対向して磁気ヘッド１２が
配置されている。磁気記録媒体１１は。

磁気ヘッド１２に対して矢印方向に回転するものとする
。１３は記録トラックである。磁気ヘッド１２は、記録
再生ヘッド１４と消去ヘッド１５とを有し、消去ヘッド
１５が、磁気記録媒体１１上で記録再生ヘッド１４より
先行する位置に配置されている。

以上のように、本発明は磁気記録媒体の垂直方向の減磁
界補正後の角形比’ｅ　０．６以上に設定し、記録再生
ヘッドより先行する位置に消去ヘッドを配置して、記録
前に消去ヘッドに記録最短波長の％の波長に対応する周
波数以上の電流全印加し二次歪み等の問題なく旧情報全
抑圧するものである。

本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、その
要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施が可能である。例
えば、実施例では記録再生ヘッドと消去ヘッドが一体に
構成されていたが、別々に構成されてもよい、また、記
録ヘッドと再生ヘッドとが別々に設けられていてもよい
、その場合。

消去ヘッドは記録ヘッドに対し磁気記録媒体上で先行す
る位置にあればよく、再生ヘッドと消去ヘッドの位置関
係は特に限定されない。

また媒体の密度特性が優秀すぎて消去信号がノイズとし
て検出される時は適当なフィルター特注を再生アンプに
もたせればよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は５本発明の一実施例に係わる磁気記録再生装置
の概略構成を示す図、第２南は同実施例における磁気ヘ
ッド部および記録、再生、消去係の詳細を示す図、第３
図は本発明の他の実施例である。、第４図は本発明の基
礎となった種々の垂直角形比の媒体の二次歪み特性を示
す図である。第５図は、第４図の結果から検討し次、残
留磁化状態の解析結果を示す説明図である。 １１・・・磁気記録媒体、１２・・・磁気ヘッド、１３
・・・記録トラック、１４・・・記録再生ヘッド、１５
・・・消去ヘッド、１６・・・記録再生ヘッド、１７・
・・・磁気コア、１８・・消去ギャップ、１９・・・磁
気コア、２０・・・非磁性スペーサ、２１・・・記録再
生コイル、２２・・・消去コイル。 ２３・・・記録アンプ、２４・・・再生アンプ、２５・
・・消去アンプ、２６・・・発振器、２７・・・逓倍器
。 代理人　弁理士　則　近　憲　佑 同　　竹　花　喜久男 第　　１　図 第３図 岳」Ｌ方間Ａ升５上Ｌ ＝＝５ 第５図

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）減磁界補正後の垂直方向の角形比が０．６以上の
   磁気記録媒体を用いてデジタル記録を行なう磁気記録方
   式において、前記磁気記録媒体上で記録ヘッドまたは記
   録再生ヘッドより先行する位置に消去ヘッドを配置し、
   この消去ヘッドに記録最短波長の１／２の波長に対応す
   る周波数以上の電流を印加して旧情報を消去することを
   特徴とする磁気記録方式。
2. （２）記録または記録再生ヘッドと消去ヘッドが一体に
   構成されていることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載の磁気記録方式。
3. （３）消去ヘッドのギャップ幅が、記録ヘッドまたは記
   録再生ヘッドのギャップ幅以上であることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項又は第２項記載の磁気記録方式。
4. （４）消去ヘッドのギャップ長が、記録ヘッドまたは記
   録再生ヘッドのギャップ長以上であることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項ないし第３項のいずれかに記載の
   磁気記録方式。
5. （５）消去信号は記録信号を逓倍して作ることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項ないし第４項のいずれかに記
   載の磁気記録方式。