JPH0869614A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPH0869614A
JPH0869614A JP22728694A JP22728694A JPH0869614A JP H0869614 A JPH0869614 A JP H0869614A JP 22728694 A JP22728694 A JP 22728694A JP 22728694 A JP22728694 A JP 22728694A JP H0869614 A JPH0869614 A JP H0869614A
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magnetic
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servo
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magnetic recording
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和慶 安達
Osamu Ishizaki
修 石崎
Takeshi Onuki
健 大貫
Akito Sakamoto
章人 酒本
Takeshi Maro
毅 麿
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気ヘッドの安定した浮上特性を有しながら
高密度記録に適したトラッキング制御を可能とするこ
と。 【構成】 トラッキング信号検出のためのサーボマーク
部分とデータトラック部の磁気特性を異ならしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はサンプルサーボ方式によ
りトラッキング制御を行いながら磁気的にディジタル情
報の記録再生を行う磁気記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】現在のサンプルサーボ方式の固定磁気デ
ィスク装置では基板上にスパッタリング法等により磁性
膜を形成した後、サーボライターあるいは磁気記録装置
により1枚1枚、サーボ情報を磁気的に記録している。
また磁気ヘッドの側面から洩れる磁界によりガードバン
ド部にクロストークと呼ばれる隣接トラックの記録情報
と重なって記録される部分が生じる。ガードバンドから
のクロストークによる漏洩磁界は再生時にノイズとして
再生ヘッドに取り込まれ、S/N低下の原因となる。高
密度記録を達成するためにトラック幅を光ディスク程度
まで狭くすると、現在のサーボライターや磁気記録装置
ではサーボ情報を記録するのは困難である。また狭トラ
ック化によりクロストークによるノイズの影響は更に大
きくなる。上記の問題点を解決する方法としては光ディ
スクの製造プロセスを応用して基板上にあらかじめ設け
られた凹凸をサーボマークとすると同時に、データトラ
ック部とガードバンド部に段差を設けてクロストークに
よるS/N低下をスペーシングロスにより抑制する方法
が検討されている。(INTERMAG '93/digests FD10Apr.1
993 および 特公平3−86912)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】基板上にあらかじめ凹
凸を形成し、これをサーボマークとする前記の方法で
は、円周上に所定間隔でサーボマーク用の凹凸があるた
め、浮上式の磁気ヘッドを用いて記録再生を行う場合に
は媒体上の周期的な凹凸により共振が生じ、磁気ヘッド
が一定高さを保ちながら浮上せず、安定した記録再生が
行えなくなる可能性がある。さらには共振の程度によっ
ては磁気ヘッドと記録媒体が衝突し、致命的なデータ損
傷を受ける可能性がある。本発明は磁気ヘッドの安定し
た浮上特性を有しながら高密度記録に適したトラッキン
グ制御を行うことを可能とし、またクロストークによる
S/N低下を抑制することを可能とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】磁気ヘッドの媒体面への
吸着防止と安定浮上の目的で円周方向に向かった極浅い
溝をテクスチャとして基板上に施すことが一般的に行わ
れている。又同時にテクスチャは円周方向に磁気異方性
を誘導する効果があり、テクスチャに平行に磁化した場
合と直角に磁化した場合では磁気特性が異なることが知
られている。本発明ではサーボマーク部またはガードバ
ンド部のテクスチャ方向をサーボマーク部またはガード
バンド部あるいはサーボマーク部とガードバンド部の両
者以外の部分のテクスチャ方向と直角に基板上に形成
し、サーボマーク部またはガードバンド部の磁気特性を
それら以外の部分と異ならせる。そうすることによりサ
ーボマーク部では磁気特性の差に対応した漏洩磁界の差
を検出し、トラッキング信号を得、ガードバンド部では
残留磁化の値をデータトラック部分の残留磁化の値より
小さくなるように磁気特性を異ならせ、ガードバンド部
からのノイズに相当する漏洩磁界を、ガードバンド部と
データトラック部のテクスチャ方向の等しい磁気記録媒
体よりも小さくする。
【0005】また磁気特性は基板表面状態によっても変
化する。従って基板上のサーボマークまたはガードバン
ドに相当する位置に予め細かく浅い穴を設けておき、こ
れら以外の部分と基板表面状態を異ならせることによ
り、サーボマーク部、ガードバンド部の磁気特性を変化
させ、前記同様の効果を得る。
【0006】異なる方向を持つテクスチャおよび細かく
浅い穴によるサーボマークまたはガードバンドの基板上
への形成は、光ディスクの基板作製工程を応用すること
ができる。
【0007】テクスチャ方向を90゜異ならせた基板上、
あるいは細かな浅い穴を設けた基板上に磁性膜を形成す
ることにより、磁気ヘッドからみた基板面は平滑であ
り、磁気ヘッドの安定した浮上特性が得られる。さらに
テクスチャ方向、または細かな浅い穴で容易に磁気特性
を変化させることが出来るため、テクスチャ方向の変
化、または細孔の行列をサーボマークとしてあらかじめ
基板上に形成することにより高精度なトラッキング制御
を行うことが出来、高密度化が可能となる。またガード
バンド部にもこれらを適用することにより高密度化に際
し問題となるクロストークによるS/N低下を抑制する
ことを可能とする。
【0008】
【実施例】
〈実施例1〉図1は光ディスクの基板作製プロセスを応
用し、プラスチック基板上に形成したテクスチャ方向を
示すものである。サーボマーク部のテクスチャ方向は半
径方向に向いており、トラック上の他の部分でのテクス
チャ方向は円周方向に向いている。すなわち両者の方向
は90゜異なっている。また磁気ヘッドのスライダー面か
ら見て深さ、及び間隔は十分に小さく、磁気ヘッドの浮
上特性に悪影響を及ぼすものではない。
【0009】図2はテクスチャ処理を施した基板上にス
パッタ法により形成した磁性膜の磁気ヒステリシス曲線
である。図2の(a)(b)はそれぞれテクスチャ方向と平行
に磁化した場合と、直角に磁化した場合の磁気ヒステリ
シス曲線である。図2の磁気特性を持つ磁性膜を図1に
示す基板上に形成し、磁気ヘッドにより円周方向に一様
に磁化すれば、サーボマーク部での磁化状態は図2のB
点となり、それ以外の部分ではA点となる。サーボマー
ク部の端部ではA−Bの磁化量の差が生じ、それに対応
する漏洩磁界の差が発生する。図3(a)において磁気ヘ
ッドがトラック中心を走行した場合、同図(b)に示すよ
うな再生出力が得られる。また磁気ヘッドが同図(a)の
Z方向または−Z方向にずれて走行した場合はそれぞれ
同図(c),(d)の再生出力が得られる。これらの再生信号
によりトラッキング制御を行うことができる。
【0010】〈実施例2〉図4は実施例1と同様にプラ
スチック基板上に形成したテクスチャ方向を示すもので
ある。データトラック部のテクスチャ方向は円周方向に
向いており、ガードバンド部では半径方向に向いてい
る。すなわち両者の方向は90゜異なって形成されてい
る。この基板上に図2の磁気特性を持つ磁性膜を形成す
る。この磁気記録媒体に情報を記録すると磁気ヘッドの
側面からの漏れ磁界によりガードバンド部にクロストー
クが生じるが、その磁化状態は図2のB点であり、全面
に渡り円周方向にテクスチャ処理された従来の磁気記録
媒体の場合のA点に比べてA−Bだけ磁化量は小さくな
り、ガードバンド部からの漏れ磁界は小さくなり、クロ
ストークによるノイズを抑制することができる。
【0011】またサーボマークまたはガードバンドに相
当する位置にあらかじめ図5に示すように非常に細かく
浅い穴を設け、サーボマークまたはガードバンド以外の
部分と基板表面状態を局部的に異ならせた基板上に磁性
膜を形成すれば、細かく浅い穴のある基板面上と無い面
上の磁気特性を変化することができ、上記実施例1、2
と同様の効果を得ることができる。
【0012】以上プラスチック基板の場合について説明
したが、ガラス基板についても同様の効果が当然期待で
きる。
【0013】
【発明の効果】以上述べた通り、本発明によれば磁気ヘ
ッドの安定した浮上特性を有しながら高密度記録に適し
たトラッキング制御が可能となり、またクロストークに
よるS/N低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】基板上のサーボマーク部とトラック部のテクス
チャ方向を示す図。
【図2】テクスチャ方向により異なる磁気特性を示す磁
性膜の磁気ヒステリシス曲線。
【図3】サーボマークからの再生出力信号の例。
【図4】基板上のデータトラック部とガードバンド部の
テクスチャ方向を示す図。
【図5】表面状態を細かく浅い穴により局部的に異なら
せた基板表面の図。
【符号の説明】
1 基板 2 サーボマーク 3 ガードバンド 4 トラック及びトラック幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 酒本 章人 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内 (72)発明者 麿 毅 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンプルサーボ方式によりトラッキング
    制御を行いながら記録再生を行う磁気記録媒体におい
    て、トラッキング信号を検出するためのサーボマーク部
    分とデータトラック部の磁気特性が異ならせたことを特
    徴とする磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の磁気記録媒体においてサ
    ーボマーク部分のテクスチャ方向をデータトラック部に
    おけるテクスチャ方向と実質的に直交させて形成した基
    板上に磁性膜を形成し、上記サーボマーク部の磁気特性
    をサーボマーク以外の部分と異ならせ、サーボマーク部
    での磁気特性の違いから生じる漏洩磁界の差によりトラ
    ッキング信号を得ることを特徴とする磁気記録媒体。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の磁気記録媒体においてサ
    ーボマーク部分を細孔の行列で形成した基板上に磁性膜
    を形成し、上記サーボマーク部の磁気特性をサーボマー
    ク以外の部分と異ならせ、サーボマーク部での磁気特性
    の違いから生じる漏洩磁界の差によりトラッキング信号
    を得ることを特徴とする磁気記録媒体。
  4. 【請求項4】 データトラック部とデータトラック間の
    ガードバンド部との磁気特性が異なることを特徴とする
    磁気記録媒体。
  5. 【請求項5】 上記請求項4記載の磁気記録媒体おいて
    データトラック間のガードバンド部のテクスチャ方向を
    データトラック部のテクスチャ方向に対して実質的に直
    交させて形成した基板上に磁性膜を形成することによ
    り、データトラック部の磁気特性とガードバンド部の磁
    気特性が異ならせたことを特徴とする磁気記録媒体。
  6. 【請求項6】 上記請求項4記載の磁気記録媒体おいて
    データトラック間のガードバンド部を細孔の行列で形成
    した基板上に磁性膜を形成することにより、データトラ
    ック部の磁気特性とガードバンド部の磁気特性が異なら
    せたことを特徴とする磁気記録媒体。
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