JPS622186B2 - - Google Patents

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JPS622186B2
JPS622186B2 JP57029790A JP2979082A JPS622186B2 JP S622186 B2 JPS622186 B2 JP S622186B2 JP 57029790 A JP57029790 A JP 57029790A JP 2979082 A JP2979082 A JP 2979082A JP S622186 B2 JPS622186 B2 JP S622186B2
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JP
Japan
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signal
pressure
hydraulic pump
hydraulic
swash plate
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JP57029790A
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English (en)
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JPS58149460A (ja
Inventor
Yasuo Tanaka
Yukio Aoyanagi
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication of JPS58149460A publication Critical patent/JPS58149460A/ja
Publication of JPS622186B2 publication Critical patent/JPS622186B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/38Control of exclusively fluid gearing
    • F16H61/40Control of exclusively fluid gearing hydrostatic
    • F16H61/46Automatic regulation in accordance with output requirements
    • F16H61/465Automatic regulation in accordance with output requirements for achieving a target input speed
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/38Control of exclusively fluid gearing
    • F16H61/40Control of exclusively fluid gearing hydrostatic
    • F16H61/46Automatic regulation in accordance with output requirements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、油圧閉回路又は油圧半閉回路(以下
これら回路を油圧閉回路という。)によつて負荷
を駆動する油圧装置において、その圧力を制御す
るための油圧閉回路の圧力制御装置に関する。
油圧装置の油圧閉回路は、原動機により駆動さ
れる両傾転形の可変容積形油圧ポンプと、負荷を
駆動する油圧アクチユエータ(油圧モータ、油圧
シリンダ等)の吐出口と吸込口を油圧管路で接続
して構成される。そして、このような油圧閉回路
には、操作レバーの操作に応じて効率的にアクチ
ユエータを駆動するための圧力制御装置が備えら
れている。
第1図は、既に提案されている油圧閉回路とそ
の圧力制御装置を示す図である。
第1図で、1は内燃機関等の原動機、2は原動
機1により駆動される両傾転形の可変容積形油圧
ポンプ、2aは、例えば油圧ピストン等で構成さ
れた油圧ポンプ2のおしのけ容積操作機構、3は
油圧ポンプ2の圧油により駆動される油圧モー
タ、4は慣性を有する負荷であり、油圧モータ3
により駆動される。5a,5bは油圧ポンプ2と
油圧モータ3の互いの吐出口と吸込口とを接続す
る油圧管路である。6は管路5a,5bへ不足分
の圧油を供給するチヤージポンプ、7はチヤージ
ポンプ6の最高圧を設定する低圧リリーフ弁、8
a,8bはチヤージポンプ6と管路5a,5b間
に接続され、これらを結合するチエツク弁であ
る。9は管路5a,5bのうちの低圧側管路を接
続するフラツシング弁、9aはフラツシング弁9
に接続された低圧リリーフ弁であり、前記低圧側
管路の最高圧を設定する。10a,10bはそれ
ぞれ管路5aおよび5bの圧力が設定値以上にな
るとその管路の圧油を他側の管路に逃がすクロス
オーバリリーフ弁であり、これにより管路等の破
損を防止する。
11はおしのけ容積操作機構2aへ圧油を供給
してこれを駆動する電気・油圧式サーボ弁であ
り、サーボ弁11の移動方向および移動量に応じ
ておしのけ容積操作機構2aが駆動され、その結
果、油圧ポンプ2のおしのけ容積が決定され、最
終的に管路5a,5bの圧力が制御されることと
なる。なお、以下の説明においてはおしのけ容積
として、その1例である斜板傾転量を用いて説明
する。サーボ弁11の移動方向および移動量はサ
ーボ弁11へ入力される操作電流iで制御され
る。12はサーボ弁11を介しておしのけ容積操
作機構2aを駆動するパイロツト油圧源、13は
油タンクである。
14は油圧装置の運転者により操作される操作
レバーであり、操作レバー14の操作により油圧
モータ3を任意に駆動する。14aは操作レバー
14の操作方向および操作量を検出し、これに応
じた信号XLを発生するレバー操作量検出装置で
ある。
15a,15bはそれぞれ管路5a,5bの圧
力を検出する圧力検出装置であり、管路5a,5
bの圧力に応じた信号Pa,Pbを発生する。
16は制御装置、17および18は制御装置1
6を構成する圧力制御回路および斜板傾転量制御
回路である。圧力制御回路17はレバー操作量検
出装置14aからの信号XLと圧力検出装置15
a又は15bからの信号Pa又はPbを入力し、必
要な演算を行つて斜板傾転量指令値信号Xを出力
する。斜板傾転量制御回路18は、油圧ポンプ2
の実際の斜板傾転量を適宜の検出装置により検出
した斜板傾転量信号Yと前記斜板傾転指令信号X
とを比較し、両者の差を少なくするための操作電
流iを発生する。この操作電流iは電気・油圧式
サーボ弁11へ供給され、これを操作電流iに応
じた量だけ移動し、油圧ポンプ2の斜板傾転量を
制御する。
第2図にアナログ回路で構成した制御装置16
のブロツク図を示す。
まず、圧力制御回路17の構成を説明する。2
0はレバー操作量検出装置14aの信号XLと、
そのときの圧力制御回路17から出力されている
信号Xとの差を演算する加算器である。信号Xは
符号を反転して加算器20へ入力される。εは加
算器20の演算結果に応じた信号である。21は
信号εを入力し、その正負を判別する比較器であ
り、比較の結果、信号Sを出力する。信号Sはε
≧0のとき「1」、ε<0のとき「−1」である
ように設定されている。
22は2つの端子A,Bを有する切換装置であ
る。一方の端子Aは圧力検出装置15aと、他方
の端子Bは圧力検出装置15bと接続され、それ
ぞれ信号Pa,Pbが入力される。切換装置22の
切換えは信号Sにより行われる。即ち、信号Sが
「1」のときは端子Aに、「−1」のときは端子B
に切換えられ、信号Pa又は信号Pbが選択され
る。Pは切換装置22により選択された信号P
a,Pbのいずれかを表す信号である。
23は関数発生器である。関数発生器23は、
横軸に管路5a又は管路5bの圧力Pを、縦軸に
斜板傾転速度Vをとり、前記切換装置22からの
信号Pの入力があつたとき、これに応じた斜板傾
転速度信号Vを出力する。この場合、速度Vは圧
力Pが予め定められた値P0に達するまでは一定値
V0であり、この設定値P0を超えるとV=V0−K
(P−P0)に従つて変化する。ただし、Kは定数で
ある。これらの値P0,V0は油圧ポンプ2、油圧
モータ3の定格、負荷4の性質、これらが使用さ
れる油圧装置の使用態様等種々の条件により実験
的に定められる。
24は信号Vと信号Sとを入力してこれらを掛
算する乗算器であり、その結果に応じた出力信号
ΔXを発生する。信号ΔXはε≧0のときは
「V」であり、ε<0のときは「−V」となる。
25は乗算器24からの信号ΔXを積分する積
分器である。信号ΔXは、ある瞬間における速度
Vに応じた信号であるので、これを積分器24に
より時間について積分すると移動量が得られるこ
ととなる。この場合速度Vは斜板傾転速度である
ので、得られる移動量は斜板傾転量となる。それ
故、積分器24の出力信号Xは斜板傾転量を制御
された値にするための指令値に応じた信号とな
る。前述のように、この信号Xは符号を反転して
加算器20へ入力される。
次に、斜板傾転量制御回路の構成を説明する。
26は積分器25の出力信号Xと油圧ポンプ2の
実際の斜板傾転量信号Yの差を演算する加算器で
ある。信号Yは、おしのけ容積操作機構2aが例
えば油圧ピストンである場合はそのストローク量
を適宜の装置で検出することにより得られる。加
算器25からは信号Xと信号Yの差に応じた信号
Zが発生する。
27はサーボ増幅器であり、加算器26からの
出力信号Zを増幅して操作電流iを発生する。サ
ーボ増幅器27の増幅度は、信号Zに応じた斜板
移動量を得るために要するおしのけ容積操作機構
2aの操作電流iが得られる値とされる。
次に、このように構成された制御装置16の動
作を説明する。
まず、油圧モータ3を正方向に加速回転する場
合を考える。この場合、油圧ポンプ2の圧油は管
路5aに吐出されるものとする。操作レバー14
を中立位置から正方向へ急速に操作すると、レバ
ー操作量検出装置14aからはこれに応じた信号
Lが出力される。この時点では、積分器25が
介在するため信号Xは直ちに変化せず0である。
したがつて、加算器20からは信号ε=XLが出
力し、比較器21からは信号S=1が出力する。
この結果、切換装置22は端子Aに切換わり、信
号Pとして管路5aの圧力信号Paを選択する。
操作レバー14の操作の初期では管路5aの圧
力は低いので信号Pは設定値P0以下であり、関数
発生器23の出力信号VはV0である。信号Sは
1であるから乗算器24の出力信号ΔX、即ち、
斜板傾転量指令値Xの微分値(dX/dt)はV0
なる。この時点では、斜板は中立位置にあり斜板
傾転量信号Yは0であるので、加算器26の出力
信号ZはV0となり、増幅器27の出力である操
作電流iは最大となり、電気・油圧式サーボ弁1
1、おしのけ容積操作機構2aを介して油圧ポン
プ2の斜板傾転量は最大速度で増大する。油圧ポ
ンプ2の吐出流量(これをQPとする。)は斜板傾
転量に比例するから、その変化率(dQP/dt)も
最大値となり、管路5aの油圧は急速に立上が
り、信号Pは短時間で設定値P0を超える。
信号Pが値P0を超えると、関数発生器23の出
力信号VはV=V0−K(P−P0)の式に従つて減
少するので、信号X、操作電流iも減少し、斜板
傾転量の増加速度も減少する。即ち、管路5aの
圧力は最初急速に増大するが、圧力が増大するに
つれてその上昇速度がゆるやかになる。そして、
管路5aの圧力Paは設定値P0の近くの一定値に
なり、この圧力で油圧モータ3を駆動する。
この動作過程において、速度V0の設定が過大
であつたり負荷4の慣性がきわめて大きい場合に
は、圧力信号Pが設定値P0を遥かに超える事態も
生ずるが、そのときは関数発生器23の出力信号
Vは負となり、信号ΔXも負となるので、積分器
25においては「−」の積算が行われ、信号Xの
減少が大きくなつて操作電流iが負となり、斜板
の傾転を中立方向に戻して圧力Paの上昇を防止
し、原動機1を駆動する動力が無駄に消費される
のを防ぐ。
今度は、正方向に回転していた油圧モータ3を
減速して停止させる場合を考える。操作レバー1
4を正の操作位置から中立位置へ急速に戻すと、
レバー操作量検出装置14aからの信号XLは0
となる。この時点で信号Xは正の値を有するの
で、加算器20の演算結果は「−X」となり信号
εもこれに応じた値となる。したがつて、比較器
21の出力信号Sは「−1」である。これによ
り、切換装置22は端子Aから端子Bへ切換わ
り、信号Pとして管路5bの圧力信号Pbを選択
する。ところで、減速開始時は管路5bの圧力は
低く信号Pは設定値P0以下であるから、関数発生
器23の出力信号VはV0である。
信号Sは前述のとおり「−1」であるから、乗
算器24からの出力信号ΔXは負の最大値である
「−V0」となり、積分器25における「−」の積
算も大きくなるので信号Xは急速に減少して信号
Yとの差が大きくなり、操作電流iは負の最大値
となる。したがつて、油圧ポンプ2の斜板は負の
最大傾転速度で中立位置に向う。そうすると、油
圧ポンプ2の管路5bからの吸込量は急激に減少
する。一方、油圧モータ3は慣性により回転を続
けているので油圧ポンプとなり、管路5bの油圧
bは急激に上昇し、短時間で設定値P0を超え
る。関数発生器23の出力信号VはV=V0−K
(P−P0)の式に従つた値となり、乗算器24で
「−1」が乗算されることによりその出力信号Δ
X(dX/dt)は−V0+K(P−P0)となる。即
ち、管路5bの圧力Pbが上昇するに従つて斜板
傾転速度の絶対値が減少し中立方向への斜板の傾
転がゆるやかになる。そして、管路5bの圧力P
bは設定値P0の近くの一定値において油圧モータ
3が減速する。
この場合、油圧モータ3に結合している負荷4
の慣性が大きいと、油圧モータ3のポンプ作用は
大きくなり、管路5bの圧力Pbは設定値P0を遥
かに超える値となる。そうすると、関数発生器2
3の出力信号Vは負となり、乗算器24で「−
1」が乗算されるので信号ΔXは正となる。これ
は斜板の傾転量を増大させることとなり、油圧モ
ータとなつている油圧ポンプ2は、これにより油
圧モータ3の回転動力を有効に回収することがで
き、複数の油圧ポンプを結合している原動機1の
燃費を節約することができる。
次に、油圧モータ3を負の方向に加速回転する
場合および負の方向に回転している油圧モータ3
を減速する場合を考えると、これは正方向の加速
回転およびそれからの減速の場合における管路5
aと管路5bとが逆になるだけであり、動作は前
述の場合と全く同じである。
以上述べた制御装置16は、マイクロコンピユ
ータ等の計算機を使用して構成することができ
る。第3図に、制御装置16をマイクロコンピユ
ータを使用して構成した場合のフローチヤートを
示す。
使用するマイクロコンピユータは、種々の演
算・制御を行うマイクロプロセツサユニツト、演
算・制御のプログラムおよび圧力信号Pに対する
斜板傾転量Xの増分値ΔXを記憶したリード・オ
ンリ・メモリ(以下、ROMと称す。)、入力した
値、演算結果等を一時記憶するランダム・アクセ
ス・メモリ(以下、RAMと称す。)等で構成され
ている。又、マイクロコンピユータには外部から
の複数のアナログ信号を切換えて取入れるための
マルチプレクサ、それらのアナログ信号をデジタ
ル信号に変換するアナログ・デジタル変換器(以
下、A/D変換器と称す。)、マイクロコンピユー
タの出力信号をアナログ量に変換するデジタル・
アナログ変換器(以下、D/A変換器と称す。)
等が接続されている。
次に、この制御装置16の動作を説明する。ま
ずマルチプレクサが操作レバー14の操作量に応
じた信号XLを選択し、これをA/D変換器でデ
ジタル値に変換してRAMの所定番地に記憶する
(第1のステツプ。以下、第1,第2……の各ス
テツプをS1,S2……で示す。)。次に、同様にマル
チプレクサとA/D変換器を作動し、圧力検出装
置15a,15bにより検出された管路5a,5
bの圧力信号Pa,Pbを順次RAMに記憶する
(S2)。次に前回の演算・制御サイクルにおいて出
力されるとともにRAMに記憶されている斜板傾
転量指令値Xと信号XLとをRAMから取出し、X
L−Xを演算する(S3)。この演算結果を「0」と
比較し(S4)、これがXL−X≧0であれば、さき
に記憶されている管路5aの圧力信号PaをRAM
から取出し(S5)、この圧力信号Paに対応する斜
板傾転量Xの増分値ΔXをROMから読出す
(S6)。この圧力信号Pと増分値ΔXとは第4図に
示すような関係にある。即ち、図は横軸に圧力信
号Pが、縦軸に増分値ΔXがとつてあり、圧力信
号Pが定められた値P0より低い場合は増分値ΔX
は一定値ΔX0であり、又、圧力信号Pが前記の
値P0を超えると増分値ΔXは ΔX=ΔX0−K(P−P0)の式に従つて変化す
る。マイクロコンピユータのROMには、各圧力
信号Pに対応するこれら増分値ΔXが記憶されて
いる。
次に、RAMに記憶されている前回サイクルで
出力した斜板傾転量Xを読出し、ステツプS6にお
いて読出した増分値ΔXをこれに加算して新らし
い斜板傾転量Xを算出する(S7)。ステツプS7
おける等式において、等号の左のXが新らしい斜
板傾転量を示し、右のXが前回サイクルで出力し
た斜板傾転量を示す。この新らしい斜板傾転量X
を傾転量指令値として傾転量制御ルーチン(S8
で用いる。傾転量制御ルーチンにおいては、現在
の斜板傾転量信号Yをマルチプレクサ、A/D変
換器を介して取入れ、前記指令値との差を算出
し、その算出された値から操作電流iを得るプロ
グラムが実行される。ステツプS1からステツプS8
までの1サイクルが終了すると動作は再びステツ
プS1へ戻つて次のサイクルが開始される。なお、
プログラムに傾転量制御ルーチンを設定せず、こ
れに代えて第2図に示す斜板傾転量制御回路18
を備えておき、ステツプS7で得た新らしい指令値
XをD/A変換器でアナログ量に変換して斜板傾
転量制御回路18へ入力することもできる。
一方、前記ステツプS4でXL−X<0であれ
ば、さきに記憶されている管路5bの圧力信号P
bをRAMから取出し(S9)、この圧力信号Pbに対
応する斜板傾転量Xの増分値ΔXをROMから読
出し(S10)、前回サイクルで出力した斜板傾転量
XをRAMから読出し、この値からステツプS10
読出した増分値ΔXを減算して新らしい斜板傾転
量Xを得る。以後は前述の場合と同じく新らしい
斜板傾転量Xを新らたな指令値として傾転量制御
ルーチン又は斜板傾転量制御回路へ入力する。
以上のように、さきに提案された油圧閉回路の
圧力制御装置は、無駄なく油圧ポンプを作動して
油圧アクチユエータを駆動することができ、又、
油圧アクチユエータが油圧ポンプ作用をする場合
にも有効に動力の回収を行うことができる等、
種々の効果を奏する。
ところで、このような油圧閉回路の圧力制御装
置にあつては、次のような事態が発生するおそれ
がある。即ち、例えば正方向に回転していた油圧
モータ3を減速して停止させる場合、負荷の慣性
により前述のように油圧ポンプ2の吸込側の圧力
bが吐出側の圧力Paより大きくなり、その結
果、油圧モータ3がポンプ作用をし、油圧ポンプ
2がモータとなるが、このとき、油圧ポンプ2は
加速されて高速回転となる。そして、この回転数
が、油圧ポンプ2およびこれに連結されている原
動機1の使用限界回転数を超えると油圧ポンプ2
や原動機1に破損を生ずるおそれがあり危険であ
る。
本発明の目的は、油圧閉回路におけるアクチユ
エータの減速時においても、油圧ポンプおよびこ
の油圧ポンプを駆動する原動機が過回転によつて
破損するおそれのない油圧閉回路の圧力制御装置
を提供するにある。
この目的を達成するため、本発明は、原動機で
駆動される油圧ポンプと、負荷を結合したアクチ
ユエータと、これら油圧ポンプとアクチユエータ
を接続する管路とを備え、油圧ポンプの吸込側と
吐出側の前記管路の圧力を選択してその圧力に応
じたおしのけ容積指令値を演算し、この指令値と
実際のおしのけ容積との差を少くするように構成
した油圧閉回路の圧力制御装置において、原動機
の回転数が原動機の許容回転数を超えたとき、そ
の超えた回転数に応じて前記選択された圧力を、
新たなおしのけ容積指令値が減少する方向に補正
するようにしたことを特徴とする。
以下、本発明を第5図および第6図に示す実施
例に基づいて説明する。
第5図は油圧閉回路とその圧力制御装置を示す
図である。この図で、第1図に示すものと同一部
材には同一符号を付して説明を省略する。
28は原動機1の回転数を検出する回転数検出
装置で、その回転数に応じた回転数信号Nを出力
する。29は制御装置であり、斜板傾転量制御回
路18と圧力制御回路30とで構成されている。
制御装置29が第1図に示す制御装置16と異な
る点は、前者における圧力制御回路30が後者の
圧力制御回路17と構成を異にする点である。圧
力制御回路30には、操作レバー14の操作レバ
ー操作量信号XL、管路5a,5bの圧力信号P
a,Pbが入力されるとともに前記回転数信号Nも
入力される。
第5図における回転数検出装置28、制御装置
29以外の構成については第1図に示すものと同
じである。
第6図に制御装置29のブロツク図を示す。
図で斜板傾転量制御回路18、加算器20、比
較器21、切換装置22、関数発生器23、乗算
器24、積分器25は第2図に示すものと同じで
ある。
31は、原動機1の回転数信号Nを入力し、こ
の信号Nに応じた圧力補正信号ΔPを発生する関
数発生器である。第7図は、関数発生器31の特
性図であり原動機1の回転数Nに対する圧力補正
値ΔPの関係が示されている。回転数Nがある定
められた回転数N0以下である場合、圧力補正値
ΔPは0である。回転数NがN0以上になると、
補正値ΔPはΔP=G(N−N0)の式に従つて変
化する。なお、この式でGは正の係数である。回
転数N0は、原動機1と油圧ポンプ2の許容され
る回転数の上限の値とする。したがつて、設定さ
れる回転数N0は原動機1、油圧ポンプ2によつ
て異なる値となる。又、回転数Nが設定回転数
N0を超えるにしたがつて原動機1、油圧ポンプ
2の破損等の危険が増大してくることとなる。
32は関数発生器31からの圧力補正信号ΔP
と、切換装置22の圧力信号P′とを加算する加算
器である。ここで圧力信号P′は比較器21の出力
信号Sにより切換装置22において選択された圧
力信号Pa,Pbのいずれかの信号である。加算器
32は加算の結果の圧力信号Pを出力する。回転
数Nが設定回転数N0以下である場合、圧力補正
信号ΔPは0となり、圧力信号P′は何等補正され
ないので、圧力信号P′と圧力信号Pとは等しい。
回転数Nが設定回転数N0を超えるにしたがつて
圧力補正信号ΔPが増加してゆき、圧力信号P′は
それに応じて補正される。
次に、この実施例の圧力制御回路30の動作を
説明する。
原動機1が油圧ポンプ2を駆動し、油圧モータ
3を加速している場合は原動機1は設定回転数
N0以下の回転数で運転されるので、圧力補正信
号ΔPは0となり、圧力信号P′は何等補正され
ず、したがつて、圧力制御回路30は第2図に示
す圧力制御回路16と同じ動作を行う。
ここで、正方向に回転している油圧モータ3を
停止させる場合を考える。操作レバー14を急速
に中立位置へ戻すと、第2図に示す制御装置16
の動作で説明したように、油圧ポンプ2の斜板は
最大傾転速度で中立位置へ向い、管路5bの圧力
が急激に上昇するとともに油圧モータ3は負荷4
の慣性により油圧ポンプとして機能し、油圧ポン
プ2は回転力を受けて油圧モータとなつて回転
し、原動機1もこれとともに回転する。一方、比
較器21の出力信号Sは「−1」となり圧力信号
bを選択(これが圧力信号P′となる。)し、圧力
信号Pbが上昇するにつれて斜板傾転速度は減少
する。
このような過程において、原動機1の回転数N
が設定回転数N0を超えて過回転状態になろうと
すると、その回転数に応じて関数発生器31から
圧力補正信号ΔPが発生し、圧力信号P′を補正す
る。したがつて、積分器25への入力信号ΔX
は、 ΔX=−V0+K(P−P0) =−V0+K(Pb+ΔP−P0) ={−V0+K(Pb−P0)}+K・ΔP となる。この式で{ }内の式は圧力信号Pb
補正されない場合の式であるから、信号ΔXは補
正によりK・ΔPだけ増加したこととなり、油圧
ポンプ2の斜板傾転速度の減少は少くなつて斜板
の中立位置への戻りをゆるやかにし、油圧3によ
り駆動される油圧ポンプ2と原動機1の回転数の
上昇を抑える。
負方向に回転している油圧モータ3を停止させ
る場合は、管路5aと管路5bとの関係が逆にな
るだけであり、その動作は前述の場合と全く同じ
である。
このように、本実施例においては、原動機の回
転数に基づいて、圧力信号を補正するようにした
ので、関数発生器の特性に何等変更を加えること
なく油圧ポンプおよび原動機の過回転を防止する
ことができる。
第8図は本発明の他の実施例に係る油圧閉回路
の圧力制御装置を示す図である。
本実施例が第5図に示す実施例と異なる点は、
制御装置29をマイクロコンピユータを用いて構
成した点であり、その他の構成は同じである。
33は本実施例における制御装置である。制御
装置33は、マルチプレクサ34、アナログ・デ
ジタル変換器(A/D変換器)35、マイクロコ
ンピユータ36およびデジタル・アナログ変換器
(D/A変換器)37で構成されている。マルチ
プレクサ34は斜板傾転量信号Y、操作レバー操
作量信号XL、回転数信号N、管路5aの圧力信
号Pa、管路5bの圧力信号Pbをマイクロコンピ
ユータ36の指令により切換えて入力する。A/
D変換器35はマルチプレクサ34により取入れ
た信号をデジタル信号に変換してマイクロコンピ
ユータ36に入力する。
マイクロコンピユータ36は、種々の演算・制
御を行うマイクロプロセツサユニツト、この演
算・制御のプログラムを記憶したリード・オン
リ・メモリ(以下、ROMを称する。)、第4図に
示すものと同じく管路圧力Pに対する斜板傾転量
Xの増分値ΔXを記憶したROM、第7図に示す
ような原動機の回転数Nに対する圧力補正値ΔP
を記憶したROM、入力した値や演算結果等を一
時記憶するために用いられるランダム・アクセ
ス・メモリ(以下、RAMと称する。)等で構成さ
れている。
D/A変換器37はマイクロコンピユータ36
の出力をアナログ量に変換して操作電流iを出力
するものである。
本実施例の制御装置33の動作を第9図に示す
フローチヤートを参照しながら説明する。
まず、マイクロコンピユータ36の指令により
マルチプレクサ34が切換えられて順次信号X
L、信号Pa、信号Pb、信号Nを、A/D変換器
35を介してRAMの所定番地へ収納する(第
1,第2,第3のステツプ。以下、各ステツプを
S1,S2……で表す。)。次に、信号NをRAMから
取出し、この信号Nに対応する圧力補正値ΔPを
ROMから読出し(S4)、これをRAMに収納す
る。次に信号XLと前回のサイクルで算出され
RAMに記憶されている斜板傾転量指令値Xとを
RAMから取出しXL−Xの演算を行う(S5)。こ
の演算結果を「0」と比較し(S6)、これがXL
X≧0であれば、RAMから圧力信号Paと圧力補
正値ΔPを取出しPa+ΔPの演算を行い補正さ
れた圧力信号Pを得る(S7)。次に、この圧力信
号Pに対応する斜板傾転量Xの増分値ΔXを
ROMから読出し(S8)、これをRAMに収納す
る。次に、前回サイクルで算出された指令値X
と、前記増分値ΔXとをRAMから取出しX+Δ
Xを演算して新らたな指令値Xを得(S9)、これ
をRAMに収納する。ステツプS9で得た新らしい
斜板傾転量Xは傾転量指令値として傾転量制御ル
ーチン(S10)で用いられる。即ち、傾転量制御ル
ーチンでは、現在の斜板傾転量信号Yをマルチプ
レクサ34、A/D変換器35を介して取入れ、
前記指令値Xとの差を算出し、その算出された値
をD/A変換器39によりアナログ量に変換して
操作電流iを得る。このステツプS10が終了する
と、再び前記ステツプS1に戻り、同一動作を繰返
す。
一方、ステツプS6における比較の結果が、XL
−X<0であれば、RAMから圧力信号Pbと圧力
補正値ΔPを取出し、Pb+ΔPの演算を行い、
補正された圧力信号Pを得る(S11)。次に、この
圧力信号Pに対する増分値ΔXをROMから読出
し(S12)、これをRAMに収納する。次に、前回
サイクルで算出された指令値Xと前記増分値ΔX
とをRAMから取出しX+ΔXを演算して新らた
な指令値Xを得(S13)、これをRAMに収納す
る。以下、前述の傾転量制御ルーチン(S10)を実
行する。
なお、プログラムに傾転量制御ルーチン
(S10)を設定しておく代りに、第6図に示す斜板
傾転量制御回路18を設けておき、ステツプS9
はステツプS13で得た新らたな指令値XをD/A
変換器39でアナログ量に変換して前記制御回路
18へ入力するようにしてもよい。
本実施例では、制御装置29にマイクロコンピ
ユータを使用したので、さきの実施例と同様の効
果に加えて、さらに、制御装置を小型、高信頼度
のものとすることが出来る。
なお、以下の実施例においては、油圧アクチユ
エータとして油圧モータを例示したが、油圧シリ
ンダであつても適用できるのは当然である。
以上述べたように、本発明では、原動機の回転
数を検出し、当該回転数が原動機の許容回転数を
超えたとき、これに応じて新たなおしのけ容積指
令値が減少するように油圧閉回路の圧力信号を補
正するようにしたので、おしのけ容積指令値の演
算に必要な特性に何等変更を加えることなく油圧
ポンプおよび原動機の過回転を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の油圧閉回路およびその圧力制御
装置のブロツク図、第2図は第1図の制御装置の
具体例を示すブロツク図、第3図は第2図に示す
制御装置にマイクロコンピユータを使用した場合
の動作を説明するためのフローチヤート、第4図
はマイクロコンピユータを使用した制御装置にお
いて用いられる圧力に対する傾転量増分値を示す
図、第5図は本発明の一実施例に係る油圧閉回路
およびその圧力制御装置のブロツク図、第6図は
第5図の制御装置の具体例を示すブロツク図、第
7図は第6図に示す制御装置に使用される関数発
生器の特性を示す図、第8図は本発明の他の実施
例に係る油圧閉回路およびその圧力制御装置のブ
ロツク図、第9図は第8図の制御装置の動作を説
明するためのフローチヤートである。 1……原動機、2……油圧ポンプ、2a……お
しのけ容積操作機構、3……油圧モータ、4……
負荷、5a,5b……管路、14……操作レバ
ー、15a,15b……圧力検出装置、16……
制御装置、17……圧力制御回路、18……斜板
傾転量制御回路、20,26,32……加算器、
21……比較器、22……切換装置、23,31
……関数発生器、24……乗算器、25……積分
器、28……原動機回転数検出装置、34……マ
ルチプレクサ、35……A/D変換器、36……
マイクロコンピユータ、37……D/A変換器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 原動機と、この原動機で駆動される可変容積
    形油圧ポンプと、この油圧ポンプのおしのけ容積
    操作装置と、角荷を結合したアクチユエータと、
    前記油圧ポンプと前記アクチユエータとを接続す
    る管路と、前記油圧ポンプの吸込側および吐出側
    のそれぞれの前記管路の圧力を検出する第1およ
    び第2の圧力検出装置と、操作レバーの操作量に
    応じた値と前記油圧ポンプのおしのけ容積指令値
    との差により前記第1および第2の圧力検出装置
    で検出された圧力のうちのいずれかを選択する手
    段と、この選択された圧力に応じて新らたなおし
    のけ容積指令値を演算する手段と、このおしのけ
    容積指令値と前記油圧ポンプのおしのけ容積との
    差を少なくする信号を得る手段と、この信号を前
    記おしのけ容積操作装置へ入力する手段とを備え
    た油圧閉回路の圧力制御装置において、前記原動
    機の回転数を検出する回転数検出装置と、この回
    転数検出装置により検出された回転数が原動機の
    許容回転数を超えたときその超えた回転数に応じ
    て前記選択された圧力を前記新たなおしのけ容積
    指令値が減少するように補正する補正手段とを設
    けたことを特徴とする油圧閉回路の圧力制御装
    置。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5733261A (en) * 1980-08-06 1982-02-23 Hitachi Constr Mach Co Ltd Pressure controller for hydraulic circuit

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5733261A (en) * 1980-08-06 1982-02-23 Hitachi Constr Mach Co Ltd Pressure controller for hydraulic circuit

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