JPS6221792Y2 - - Google Patents

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JPS6221792Y2
JPS6221792Y2 JP1983000842U JP84283U JPS6221792Y2 JP S6221792 Y2 JPS6221792 Y2 JP S6221792Y2 JP 1983000842 U JP1983000842 U JP 1983000842U JP 84283 U JP84283 U JP 84283U JP S6221792 Y2 JPS6221792 Y2 JP S6221792Y2
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caliper
housing
piston
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threaded
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JP1983000842U
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D65/00Parts or details
    • F16D65/38Slack adjusters
    • F16D65/40Slack adjusters mechanical
    • F16D65/52Slack adjusters mechanical self-acting in one direction for adjusting excessive play
    • F16D65/56Slack adjusters mechanical self-acting in one direction for adjusting excessive play with screw-thread and nut
    • F16D65/567Slack adjusters mechanical self-acting in one direction for adjusting excessive play with screw-thread and nut for mounting on a disc brake
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2121/00Type of actuator operation force
    • F16D2121/02Fluid pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2121/00Type of actuator operation force
    • F16D2121/14Mechanical
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2123/00Multiple operation forces
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2125/00Components of actuators
    • F16D2125/18Mechanical mechanisms
    • F16D2125/20Mechanical mechanisms converting rotation to linear movement or vice versa
    • F16D2125/34Mechanical mechanisms converting rotation to linear movement or vice versa acting in the direction of the axis of rotation
    • F16D2125/36Helical cams, Ball-rotating ramps

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はデイスク型ブレーキ、特に、油圧的
および機械的の両面から作動される改良デイスク
ブレーキと、このブレーキの自動調節装置とに関
する。
自動車に使用されるデイスクブレーキの利点は
認められているが、後輪へのデイスクブレーキの
採用は遅れている。車のメーカがデイスクブレー
キを後輪に採用したがらない理由の1つは、効果
的かつコンパクトな駐車ブレーキを得ることが困
難なためである。ほとんど、駐車ブレーキ機能は
別個対の機械作動ブレーキパツドによつて果され
ている。完全に別個の駐車ブレーキを使用すると
費用が著しく増大する。
従つて、この考案の第1の目的は油圧と機械的
の両作動による改良デイスクブレーキ組立体を提
供することにある。
この考案の他の目的は、油圧と機械的の両作動
装置が同一ブレーキパツドで動作するようにし
た、改良二重作動型デイスクブレーキ組立体を提
供することにある。
油圧と機械的の両作動装置が同一ブレーキパツ
ドで動作するようにした、デイスクブレーキ構造
は提案されているが、従来提案の装置はかなり大
型であつた。特に、これら装置はブレーキ回転子
の回転軸線と平行な方向での寸法がかなり大きか
つた。その結果、これらブレーキを既存の車に合
わせることが困難であつた。
従つて、この考案のさらに他の目的はコンパク
トな油圧的および機械的に動作されるデイスクブ
レーキ組立体を提供することにある。
この考案の他の目的は、既存の車に都合よく合
わさるコンパクトな油圧的および機械的に動作さ
れるデイスクブレーキ組立体を提供することにあ
る。
油圧と機械的の両作動装置が同一ブレーキパツ
ドで動作すると、機械的作動装置を油圧モータの
ピストンで動作させて機械的作動を得るのが実際
的だつた。このような構成では、流体モータに付
加的要素が入り込むので、流体モータを良好に密
封するのに問題が生ずる。
従つて、この考案のさらに他の目的は、密封要
素数を少なくした油圧的および機械的に作動され
るデイスクブレーキ組立体を提供することにあ
る。
上記の形式による油圧的および機械的に動作さ
れるデイスクブレーキでは、従来、ブレーキハウ
ジング内の、流体モータにおけるシリンダ孔に近
接した別個の室に機械的作動装置を設けるのが実
際的であつた。従来の構造では、機械的作動装置
の外部から動作される要素周囲にシールを設けて
流体の洩れを防止していた。しかし、このような
構成では、初期の組立体すなわち組立て直後のデ
イスクブレーキをテストするのに不都合である。
外部から動作される機械的要素のシールが良く
て、流体モータと機械的作動装置間の内部シール
が悪い場合、組立て直後のテストではこの内部洩
れが検出できない。
普通の油圧作動デイスクブレーキの多くは本
来、自動調整式であるが、機械作動デイスクブレ
ーキまたは油圧的および機械的に組合せ動作され
るデイスクブレーキでは、ライニングの摩耗を補
償するための或る調節機構が必要である。この目
的のため上記形式のブレーキには機械的作動装置
と油圧ピストンとの間に自動調節装置を設けるの
が実際的である。
この考案の他の目的は、デイスクブレーキ組立
体の改良された自動調節装置を提供しかつ、この
改良された自動調節装置を用いる機械的および油
圧的に動作される改良デイスクブレーキを提供す
ることにある。
この考案の特徴は油圧的および機械的に組合せ
作動されるデイスクブレーキ組立体に具体化され
るようにしたことである。このブレーキはハウジ
ング組立体を有し、このハウジングは付属ブレー
キ回転子のブレーキ面に並置されるようにしたシ
リンダ孔を形成する。シリンダ孔はハウジング組
立体の壁に達している。ピストンはシリンダ孔内
に摺動可能に収容され、付属ブレーキパツドを作
動するようになつている。シリンダ孔を選択的に
加圧するとともにブレーキパツドを油圧作動する
ためにシリンダ孔に連通している流体入口があ
る。シリンダ孔の外側に設けた機械的作動手段は
作動部材を移動しかつ、ブレーキパツドを機械的
に作動するようになつている。孔と作動部材との
間に密封手段が介装され、単独流体シールをなし
て流体が作動部材を通つてシリンダ孔から洩れな
いようにしてある。詳しく言うとハウジング組立
体は、シリンダ孔の底部壁の対向側におけるシリ
ンダ孔と連続する開口を形成する。密封手段が作
動部材と協同して、流体がシリンダからハウジン
グ組立体の開口内に洩れないようにしてある。
また、回転カム手段が作動部材に軸方向力を加
えピストンを作動する。作動棒は軸線を中心に回
転するように支持され、軸方向への動きは阻止さ
れている。作動棒と回転カム手段とは所定手段に
より作動的に接続されて作動棒の遊動によりブレ
ーキパツドを機械的に動作させる。詳しくは、ハ
ウジング組立体の開口内にカム手段を設けて作動
部材を動作してピストンを機械的に作動する。こ
れらカム手段を動作させるため動作手段が設けら
れている。この動作手段はハウジング組立体を貫
通する一部分を有し外部機械的作動をなさしめ
る。ハウジング組立体と動作手段部分との間にリ
ツプシールが介装されている。このリツプシール
により、ハウジング組立体の開口内への異物の進
入を防ぐが、ハウジング組立体の開口から圧力流
体を漏洩させて、作動部材と協同する密封手段が
不良の場合、シリンダ孔からの洩れが発見される
ようになつている。
この考案では自動調節機構が具体化されてい
る。この自動調節機構はハウジングを有し、この
ハウジングは付属ブレーキのピストンに収容され
るようになつている。ねじ付部材はハウジング内
に回転可能に軸支され、協同するおねじ付部材の
おねじと咬み合うようにされためねじを有する。
ねじ付部材とハウジングとの間のハウジング内に
駆動リングが回転可能に設けられ、このリングは
ねじ付部材のおねじとのねじ付接続部を有する。
所定手段により、ハウジングに加つた軸方向の力
を駆動部材に伝達してねじ付部材を回転する。ハ
ウジングと駆動部材との間に駆動リング及びコイ
ル圧縮ばねを含む一方向的駆動手段を介装して駆
動部材の逆回転度合を制限し、一定度合の超過走
行に応答しておねじ付部材と協同し自動調節機構
の軸方向静止位置を変えて、付属ブレーキパツド
の摩耗と機械的作動部分のゆるみを補償するよう
になつている。
まず第1図を参照すると、本考案を表わすデイ
スクブレーキ組立体は符号11により総括的に示
されている。このデイスクブレーキ組立体には符
号12により総括的に示すキヤリパ(はさみ機
構)を有し、このキヤリパは付属ブレーキ回転子
(ロータ)の回転軸線と平行方向に摺動するよう
従来普通の方法で支持されている。なお、この回
転子は符号13により総括的に表わされかつ透視
的に示されている。キヤリパ12は、回転子13
の第1ブレー面15に並置された第1脚部14
と、回転子ブレーキ面17に並置された第2脚部
16とを有する。この形式のブレーキでは、周知
のように、(図示せざる)ブレーキパツドはキヤ
リパ脚部14、16とそれぞれ回転子ブレーキ面
15、17との間に介在されている。
キヤリパ脚部14にはブレーキ作動機構を含
む。これら作動機構は、符号18により総括的に
表わす流体モータと、符号19により総括的に表
わす機械的作動装置とから構成された油圧作動装
置を有する。流体モータ18はシリンダ孔21か
ら構成され、このシリンダ孔はキヤリパ脚部14
を軸方向に貫通し壁22に達している。孔21内
にピストン23が摺動加能に支持されている。シ
ール24は孔21の作動端部に近接して形成した
みぞ25内に設置され、ピストン23に密封当接
してシリンダ孔21からの流体の洩れを防止して
いる。任意の種類のダストブーツ26が孔21の
外端に設置されピストン23の摺動面にちりが当
たらないようにしてある。流体入口通路27はキ
ヤリパ12を貫通しピストン23底部のシリンダ
孔21内に通じている。流体は通路27によつて
(図示せざる)親シリンダから孔21へ導入さ
れ、ピストン23により作動圧力をその付属ブレ
ーキパツドに加える。同時に、反力がキヤリパ1
2に加わり軸方向に摺動させることによつて、キ
ヤリパ部分16がその付属ブレーキパツドを回転
子ブレーキ面17に当接させる。
機械的作動装置19には、シリンダ孔21と同
心にかつ壁22を貫通するようキヤリパ12に形
成された孔28を有する。外端において、孔28
はキヤリパ部分14によつて形成された開口29
に達している。符号31により総括的に表わす作
動部材には開口29内に摺動可能に嵌入された円
筒部分32を有する。この部分32の内側終端に
近接して、ねじ付伸長部33が形成されている。
符合34により総括的に表わす自動調節機構には
後述の、ねじ付伸長部33とのねじ付接続部を有
し、一方、アダプタ35にプレス嵌めされてい
る。このアダプタ35は一方、ピストン23に任
意の方法で支持されて、ピストンと同時に移動す
るようになつている。作動部材31の円筒部分3
2には周みぞ36を形成しシール37を取り付け
る。なお、作動部材31は開口のない固体である
ため、孔28に当接するシール37により、シリ
ンダ孔21とキヤリパ開口29との間は効果的に
流体密封される。
作動部材31は、開口29の中に延びている大
径部分38を有し、大径部分38にはキーみぞ3
9が形成されている。キー41はキーみぞ39に
嵌められかつ、キヤリパ部分14に形成された対
応のキーみぞ42内に入つている。従つて、作動
部材31は回転はできないが軸方向へは移動自在
である。
作動部材31の大径部分38には、軸方向上で
ロータ13と反対側の、動作部材47に向いた側
に、複数個のカムみぞ44を形成した外向き伸長
面43を有する。本実施例によれば、これらカム
みぞは3つあり、ただ図には1つだけが示されて
いる。カムみぞ44内および動作部材47の対応
カムみぞ46内にボール45が入つている。
この動作部材47の円筒部分48は、保持プラ
グ51の孔内に同心円的に嵌め込まれており、該
円筒部分48は孔49と共軸の形で回転出来る。
保持プラグ51は、キヤリパ部分14のめねじ5
3と咬み合うおねじ52を有する。保持プラグ5
1と動作部材47との間に推力軸受54が介装さ
れて動作部材47の軸方向の移動を阻止してい
る。孔49の外端に端ぐり55が形成されてい
る。リツプシール56は端ぐり55内に設けら
れ、動作部材47の円筒部分48に密封当接す
る。リツプシール56は、ちりや異物が孔49を
通つて進入しないような形状に構成されている。
しかし、この形状では、開口29に流体圧力があ
る場合、開口29からの洩れを防げない。
作動棒57はボルト58等によつて動作部材4
7に角度を付して軸方向に固定される。出荷時、
保持ピン59をキヤリパ部分14の開口61内に
押し込み、作動棒57の開口62に貫通させる。
出荷時と据付時とも、保持ピン59により作動棒
57の回転を阻止する。ブレーキ組立体11の据
付けが完了し(図示せざる)可撓作動装置が作動
棒57に固定されたら、ピン59を取りはずす。
つぎに、第2図から第4図までを参照して自動
調節機構34の構造を説明する。この自動調節機
構34には、だいたい円筒状中空形状の調節ハウ
ジング65を有する。符号66により総括的に表
わすねじ付部材がハウジング開口65内に回転可
能に支持されている。このねじ付部材66にはめ
ねじ67を有し、これが作動部材31のねじ付伸
長部33と咬み合う。これらねじ67と33のピ
ツチは比較的狭い。ねじ付き部材66にもおねじ
68を有し、このピツチはねじ67よりもかなり
広い。
駆動リング69はハウジング65内に回転可能
に設けられ、ねじ付部材のおねじ68と咬み合う
めねじ71を有する。また、駆動リング69に
は、ハウジング65の対応面73に接する面72
を有する。
ねじ71の半径方向外方に、駆動リング69に
は歯付け面74が形成されている。締付けリング
75には対応する歯付けを有し、これらは時々歯
付け面74と咬み合つて駆動リング69の一方向
への回転を阻持して一方ブレーキとして作用す
る。締付けリング75には溝切外面を有し、これ
が作動ハウジング65の対応スプライン76と咬
み合つて締付けリング75の作動ハウジング65
にたいする回転を阻止する。ばね座金77が締付
けリング75に接し、その歯付け歯を歯付け面7
4に咬み合わせる。駆動リング69には、締付け
リング75を設けた円筒状突起80を有し、これ
ら2つの部材を互いに半径方向に位置決めする。
ばね座金77は、ばね保持部材78に当接し、
一方、ばね保持部材78はコイル圧縮ばね79と
接する。ばね79の対向端はねじ付部材66に形
成された大径フランジ81と接して摩擦底抗を加
えて部材66の回転を阻止しようとする。フラン
ジ81はまた、ばね79によつて、外側ハウジン
グ65のみぞ83内にはめた止め輪ないし締付け
座金82に当接させられ構成部分を組立状態に保
持する。
油圧作動時には、第2図を用いて説明すると、
駆動リング69が外側又は第2図の右側へと動い
て、ばね79をばね保持部材78とねじ付部材6
6のフランジ81の間に圧縮する。ブレーキを解
放すると、ばねが内側又は第2図の左側へと膨張
して、ばね79が膨張するとばね保持部材78、
ワツシヤ77とリング69及び75が内側又は第
2図の左側へと向かされる。即ちばね79は、ブ
レーキの解放時に自動調節機構34の要素をもと
にもどす作用をする。
つぎに作動について説明する。
ブレーキ組立体11を油圧作動させるため、通
路27を経てシリンダ孔21内に流体圧力を導入
させる。この流体圧力によりピストン23は孔2
1内を軸方向に摺動され、付属ブレーキパツドは
回転子ブレーキ面15に当接される。同時に、キ
ヤリパ12に反力が加わり、キヤリパの第2脚部
16はその付属ブレーキパツドを圧して回転子ブ
レーキ面17に当接させる。この作動中、作動部
材31の円筒部分32の面に作用する流体圧力に
よつて作動部材31の軸方向運動は阻止される。
そのため、アダプタ35によつて調節機構34に
軸方向力が加わる。この軸方向力は調節機構34
のハウジング65に、また駆動リングにも伝達さ
れる。駆動リング69は、ねじ付部材66との咬
み合いによつて、ねじ付部材66を回転させる。
この回転度は、ねじ付部材66のめねじとおねじ
夫々67、68間のねじ作用差に左右される。こ
の回転中、調節を要するブレーキパツドのライニ
ング摩耗が少なかつたと仮定すると、駆動リング
69と締付けリング75の歯付け面74の間の歯
止め作用は多分少ないであろう。ブレーキを放す
と、調節装置34の移動は逆転し、パツドは通常
静止位置に復帰する。
歯付け歯74間の角距離によつて部分的に定め
た一定以上のライニング摩耗がある場合には、こ
れら歯は新たな咬み合い点まで移動し、ねじ付け
部材66の回転はブレーキ作動中の回転よりも少
なくなる。そのため、ねじ付部材66は作動部材
31のねじ付伸長部33に沿つて軸方向に前進さ
れる。ねじ付部材66はハウジング65にたいし
軸方向に固定されハウジング65はアダプタ35
とピストン23にたいし軸方向に固定されている
ので、ピストン23はキヤリパ12にたいし新た
に調節された位置に保持される。従つて、ブレー
キライニングの摩耗度は補償される。機械的作動
部分のゆるみも同様にして補償される。
ブレーキを機械的に動作させると、作動棒57
は遊動する。この遊動が作動部材47に伝達され
て、カムポケツト46と44間に相対的回転を生
ずる。従つて軸方向力が作動部材31に伝達さ
れ、一方作動部材は自動調節機構34とアダプタ
35とを介してピストン23に作用する。これら
ねじと、ばね79によるねじ付部材66の回転に
たいする摩擦底抗との組合せ作用によつて、機械
的作動中、自動調節機構34が調節不能になるこ
とが解消される。すなわち、ブレーキが機械的に
作動されているときは、ねじ付部材66は回転し
ない。
デイスクブレーキを最初に製造するとき、また
は据付けるとき、流体圧力系から空気を抽出させ
油圧テストを行うことがよくある。動作部材47
周囲のシールが耐密シールであつて作動部材31
周囲のシールが不良であれば、ブレーキの油圧作
動部分18から、特にシリンダ孔21から開口2
9内に流体が洩れる。しかし、この洩れは目に見
えない。一方、上記構造により、開口29内の流
体を圧すると流体はリツプシール58を通つて洩
れ、ブレーキ組立体の油圧部分における故障を可
視できる。
なお、以上の説明は本考案の一実施例である。
請求の範囲に記載された本考案の精神と範囲から
逸脱しないで種々の変更と変型をなすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を表わす常用と駐車兼用デイ
スクブレーキを油圧モータの縦軸線について示す
横断面図、第2図は第1図に示すブレーキにおけ
る自動調節機構の拡大横断面図、第3図は第2図
の線3−3についての横断面図、第4図は第2図
の線4−4についての横断面図である。 11……デイスクブレーキ組立体、12……キ
ヤリパ、13……回転子、14,16……脚部、
15,17……ブレーキ面、18……流体モー
タ、19……機械的作動装置、21……シリンダ
孔、23……ピストン、26……ダストブーツ、
27……流体流入通路、31……作動部材、34
……自動調節機構、35……アダプタ、36……
周みぞ、37……シール、39,42……キーみ
ぞ、44,46……カムみぞ、47……動作部
材、45……ボール、51……保持プラグ、54
……推力軸受、56……リツプシール、57……
作動棒、65……調節ハウジング、69……駆動
リング、75……締付けリング、77……ばね座
金、79……コイル圧縮ばね、81……フラン
ジ、82……止め輪。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 摺動キヤリパ型デイスクブレーキにおいて、付
    属デイスクブレーキ回転子の夫々のブレーキ面と
    隣接して配設された第1部分と第2部分とを有す
    るキヤリパ・ハウジングと、上記第1キヤリパ部
    分に形成され、第1キヤリパ部分の一体壁に達す
    るシリンダ孔と、シリンダ孔内に摺動可能に支持
    され第1ブレーキパツドと協同するようにされた
    ピストンと、上記シリンダ孔を加圧しピストンを
    付属回転子ブレーキ面に向けて押圧して付属ブレ
    ーキパツドを作動させるとともに反力を生じて付
    属ブレーキ回転子に対し軸方向にキヤリパ組立体
    を摺動する手段と、上記壁を貫通し第1キヤリパ
    部分と一体に形成された開口に達する孔と、上記
    孔に摺動可能に収容された第1部分とピストン内
    に伸長する第2部分とを有する作動部材と、上記
    作動部材の第2部分をピストンに作動的に接続し
    て作動部材の軸方向移動によりピストン機構を作
    動するとともに少なくとも第1ブレーキパツドの
    摩耗を自動的に調節する自動調節機構と、上記孔
    と作動部材との間に介装され上記孔を介しシリン
    ダ孔から上記開口内への流体の洩れを防止する密
    封手段と、上記キヤリパ開口内に設けた回転カム
    手段と、上記第1キヤリパ部分によつて回転可能
    に支持されかつ回転カム手段に作動的に接続され
    た動作部材にして、この動作部材の回転により上
    記作動部材を軸方向に移動させピストンを機械的
    に作動する動作部材とをそなえており、且つ上記
    自動調節機構がピストン内に収容され、これに対
    して軸方向移動を阻止される様に固定された調節
    機構ハウジングと、該ハウジング内に回転可能に
    支持されたねじ付き部材と、ねじ付き部材内を貫
    通するおねじ付き部分を有する作動部材とをそな
    え、上記ねじ付き部材には作動部材のねじと咬み
    合うめねじを有し、またねじ付き部材には上記め
    ねじと異なるピツチのおねじを有し、さらに、該
    ハウジング内に設けられねじ付き部材のおねじと
    のねじ付き接続部を有する駆動リングと、該ハウ
    ジングに加わる軸方向力を駆動リングに伝達して
    ねじ付き部材の差動ねじ回転を行わせる手段と、
    ねじ付き部材と該ハウジングとの間の機械的接続
    に使用され、付属ブレーキパツドの一定度合のラ
    イニング摩耗に応じて付属ブレーキパツドからの
    反作用によるねじ付き部材の逆移動度合を制限す
    る一方向的駆動手段とをそなえていることを特徴
    とする摺動キヤリパ型デイスクブレーキ。
JP1983000842U 1974-02-28 1983-01-10 摺動キャリパ型ディスクブレ−キ Granted JPS58144133U (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
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