JPH0529385Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0529385Y2
JPH0529385Y2 JP1989108729U JP10872989U JPH0529385Y2 JP H0529385 Y2 JPH0529385 Y2 JP H0529385Y2 JP 1989108729 U JP1989108729 U JP 1989108729U JP 10872989 U JP10872989 U JP 10872989U JP H0529385 Y2 JPH0529385 Y2 JP H0529385Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing hole
seal
camshaft
annular
annular lip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989108729U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0348137U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1989108729U priority Critical patent/JPH0529385Y2/ja
Publication of JPH0348137U publication Critical patent/JPH0348137U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0529385Y2 publication Critical patent/JPH0529385Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、カムシヤフトを用いて制動作用を行
なう機械式の車両用デイスクブレーキであつて、
詳しくは、カムシヤフトが装着される軸受孔のシ
ール構造に関する。
〔従来の技術〕
車両の後輪用ブレーキとして用いられるデイス
クブレーキは、例えば実開昭56−168630号公報に
示される如く、ブレーキペダルの踏み操作によつ
て、液圧マスタシリンダに発生した液圧で作動す
る液圧式作動機構と、ハンドブレーキレバーの牽
引によつて作動する機械式作動機構を組合わせた
いわゆるパーキングブレーキ付きが用いられる。
このうち、機械式作動機構では、デイスク軸と
直交する軸受孔がキヤリパの一側壁に開口して設
けられ、この軸受孔に、キヤリパのシリンダ孔に
内挿されたピストンを押動する作動用のカムシヤ
フトが、回動可能に挿通配置されている。カムシ
ヤフトの突出軸部には、カムレバーとリターンス
プリングとが設けられ、軸受孔の開口部とカムシ
ヤフトの間には、ダストシールが装着される。
ダストシールの外周には、軸受孔の凹溝に嵌合
される外環状シール部と、軸受孔の開口面に当接
され、キヤリパとの間に環状密閉空間を形成する
環状覆い部が形成され、またダストシールの内周
には、カムシヤフトの凹溝へ密に嵌合される内環
状シール部と、カムシヤフトの外周面に当接され
る2つの突条が形成されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
このように構成されるシール構造では、カムレ
バーの制動操作によつてカムシヤフトが回動され
ると、カムシヤフトの凹溝へ密に嵌合される内環
状シール部がカムシヤフトと一体に回動するた
め、内環状シール部と環状覆い部との間の連結胴
部が捩られることとなる。
そこで、環状覆い部のシール性を保持するため
に、この捩り影響を連結胴部で抑えようと、連結
胴部を薄肉に形成すると、連結胴部の劣化が早ま
つて耐久性が悪くなる。逆に、連結胴部を厚肉に
形成して剛性を高めると、カムシヤフトの回転に
対する環状シール部や突条部分の摺動抵抗が高く
なつて、円滑な回転を欠くこととなる。
また、カムシヤフトを軸受孔へ組付けるために
は、軸受孔内の空気を、カムシヤフトの挿通と入
れ替えて軸受孔外部へ速やかに排出する必要があ
るが、上述のダストシール形状では、空気の排出
が難しく、カムシヤフトの組込みには、ある程度
の熟練が必要であつた。
本考案のシール構造は、かかる実情を背景にし
てなされたもので、その目的とするところは、カ
ムシヤフトの回動による影響をなくして、シール
性と耐久性の向上を図り、更に軸受孔内の空気を
速やかに排出できて、カムシヤフトを軸受孔へ容
易に組込めるようにしたことにある。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、第1の構成では、
キヤリパに穿設された軸受孔の開口部と、この軸
受孔に回動可能に内挿され、デイスクロータを挟
んで対向配置された摩擦パツドの一方を押動する
カムシヤフトとの間にダストシールを装着し、該
ダストシールの外環状シール部を、軸受孔内部の
凹溝に嵌合して軸受孔をシールする車両用デイス
クブレーキのシール構造において、前記ダストシ
ールには、軸受孔から突出配置される外端部内周
に環状リツプ部を形成し、更に該環状リツプ部と
軸受孔の開口面との間の内周に、カムシヤフトの
外周面を全周に亙つてシールする内環状シール部
を突出形成すると共に、軸受孔内に配置される内
端部と軸受孔の開口面との間の内周に突条を設
け、該突条に軸受孔の軸方向へ貫通する空気通路
を形成して、前記環状リツプ部と内環状シール部
と突条とを、カムシヤフトの外周面に当接させる
ものである。
また、第2の構成では、第1の構成の突条を突
出部に換え、複数の突出部と空気通路とを、ダス
トシールの内周に周方向へ交互に形成し、その他
の部分は第1の構成と同様に形成するものであ
る。
〔作用〕
ダストシール内周に形成される環状リツプ部や
内環状シール部、突条、或いは突出部は、カムシ
ヤフトの外周面へ当接させるのみで、従来例のよ
うに、内環状シール部をカムシヤフトの凹溝に密
着嵌合させないから、カムシヤフトの回動にも捩
りを生じない。
カムシヤフトを軸受孔へ組込む場合には、ダス
トシールの外端部近傍を外側へ摘むと、環状リツ
プ部と内環状シール部及び突条がカムシヤフトか
ら離れて、これらに画成されていた空間部が連通
し、更にこの連通空間部が空気通路と繋つて、ダ
ストシールの内外端部が連通し、軸受孔内の空気
が排出可能となる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図乃至第3図に
基づいて説明する。
デイスクブレーキ1は、液圧式作動機構2にパ
ーキングブレーキ用の機械式作動機構3を備えた
後輪用ブレーキで、デイスクロータ4を跨いで並
設されるブラケツト5の支持腕5a,5aには、
それぞれ摺動ピン6を介して、キヤリパ7がデイ
スク軸方向へ移動可能に支持されている。
デイスクロータ4の両側には、ライニング8a
と裏板8bとからなる一対の摩擦パツド8,8が
対向配置され、両摩擦パツド8,8を挟んで配置
されるキヤリパ7の作用部7a及び反作用部7b
は、デイスクロータ4と摩擦パツド8,8とを跨
ぐブリツジ部7cにて連結されている。
作用部7aには、大径孔9aと小径の連通孔9
bとを連ねたシリンダ孔9がデイスク軸方向に形
成されており、デイスクロータ4側に開口する大
径孔9aには、コツプ状のピストン10が、底壁
10aをデイスクロータ4側にして液密且つ移動
可能に内挿されている。大径孔9aの底部とピス
トン10との間に画成される液圧室11には、図
示しない公知の液圧マスタシリンダで発生した液
圧が導入されるインレツトポート12が形成され
ている。
前述の液圧式作動機構2は、ピストン10と、
大径孔9aに形成される液圧室11及びインレツ
トポート12とから構成され、該ポート12から
液圧室11に供給された液圧マスタシリンダの液
圧は、大径孔9aのピストン10と、後述する機
械式作動機構3のアジヤスタ13及びスリーブピ
ストン14とを、デイスクロータ4側へ一体に押
動する。
この供給液圧で大径孔9aを前進するピストン
10は、一方の摩擦パツド8をデイスクロータ4
の一側面に押圧し、次にこの反作用で、キヤリパ
7が作用部7a側へ移動して、反作用部7bが、
他方の摩擦パツド8をデイスクロータ4の他側面
に押圧し、デイスクロータ4を両摩擦パツド8,
8で挾圧して制動作用を行なう。
一方、運転者のハンドブレーキ操作にて制動作
用を行なうパーキングブレーキ用の機械式作動機
構3は、アジヤストボルト15とアジヤストナツ
ト16とを組合わせたアジヤスト13と、大径孔
9aの底部側に配置されるスリーブピストン14
と、シリンダ軸に直交して配設されるカムシヤフ
ト17と、該カムシヤフト17及びスリーブピス
トン14との間に介装されるプツシユロツド18
とを持つている。
スリーブピストン14は、大径孔9aの底部に
配置される大径軸部14aをピン19にて回り止
めされ、後部の小径軸部14bを連通孔9bに挿
着して設けられており、大径軸部14aには、テ
ーパ状のクラツチ面14cと小径の軸孔14dと
が連続形成されている。
また、アジヤストボルト15は、先端のねじ部
15aを、アジヤストナツト16のめねじ孔16
aに螺合され、後端軸15bを、上記スリーブピ
ストン14の軸孔14dに挿通されると共に、フ
ランジ15c外周のクラツチ面15dを、スプリ
ング20の弾発力にて、スリーブピストン14の
クラツチ面14cに摩擦係合して取付けられる。
連通孔9bの後部には、デイスク軸と直交する
軸受孔21が、第3図に示す如く、作用部7aの
下側壁に開口して設けられ、該軸受孔21に、前
記カムシヤフト17が挿通される。
このカムシヤフト17は、軸受孔21内に配置
される挿通軸部17aと、軸受孔21の開口部を
覆うダストシール22から突出する突出軸部17
bとからなつており、挿通軸部17aの外周を、
ベアリング23にて回動可能に支持されている。
突出軸部17bには、カムシヤフト17を回動
操作するカムレバー24が、ワツシヤ25とナツ
ト26にて固着され、該レバー24にコイル状の
リターンスプリング27が係合して設けられてお
り、カムシヤフト17とカムレバー24は、車内
のハンドブレーキレバーに牽引されるブレーキケ
ーブルにて制動方向へ一体に回動され、またこの
牽引を解除すると、リターンスプリング27の復
元力にて非制動位置に復帰する。
上述のように構成される機械式作動機構3は、
運転者のハンドブレーキ操作にてブレーキケーブ
ルが牽引されると、カムシヤフト17がカムレバ
ー24と一体に回動し、カムシヤフト17の回転
力がプツシユロツド18にて推力に変換され、ス
リーブピストン14を押動する。スリーブピスト
ン14が、デイスクロータ4側へ前進すると、ア
ジヤストボルト15、アジヤストナツト16と共
に、ピストン10がデイスクロータ4側へ一体に
前進し、両摩擦パツド8,8を、前記液圧作動と
同様にデイスクロータ4に押圧して、制動作用を
行なう。
上記液圧式及び機械式作動機構2,3による制
動作用の繰返しによつて、ライニング8aの摩耗
が進むと、制動時に、ピストン10からスリーブ
ピストン14までが、ライニング8aの摩耗分を
デイスクロータ4側へ前進して、制動作用を行な
う。そして、これら作動機構2,3による押圧が
解除されると、スリーブピストン14とアジヤス
トボルト15とのクラツチ係合が一旦解かれ、ア
ジヤストボルト15が回転して大径孔9aの底部
側へ突出し、スリーブピストン14に再びクラツ
チ係合して、アジヤストボルト15の繰り出しが
停止される。これにより、アジヤストナツト16
と共にピストン10の後退限が規制され、ライニ
ング8aの摩耗分の間隙を補償して、適正な制動
間隙が設定される。
軸受孔21の開口部に被着される前記ダストシ
ール22は、カムシヤフト17の軸部よりも大径
に形成された筒状胴部22aを持ち、軸受孔21
内に配置される内端部外周に、軸受孔21の凹溝
21aに嵌合される外環状シール部22bを、ま
た軸受孔21から突出配置される筒状胴部22a
の外端部外周に、軸受孔21の開口面21bに圧
接される厚肉の環状覆い部22cをそれぞれ持つ
ている。
筒状胴部22aの内周には、外端部に薄肉の環
状リツプ部22dが形成され、また環状リツプ部
22dと軸受孔21の開口面21bとの間に、カ
ムシヤフト17の外周面17cを全周に亙つてシ
ールする内環状シール部22eが形成されると共
に、筒状胴部22aの内端部と軸受孔21の開口
面21bとの間の内周には、カムシヤフト17の
挿通軸部17aを保持する突条22f,22fが
形成されている。
各突条22fには、軸受孔21の中心側を開口
した複数の空気通路28が、軸受孔21の軸方向
へ貫通して設けられ、上記内環状シール部22e
と突条22f,22fとの間に画成されたそれぞ
れの空間部29は、これら空気通路28にて、軸
受孔21の内部と連通している。
上述のように形成されるダストシール22は、
第1図に示すように、外環状シール部22bを軸
受孔21の凹溝21aに嵌合し、環状覆い部22
cを軸受孔21の開口面21bに圧接して軸受孔
21に装着される。
そして、カムシヤフト17を軸受孔21へ組込
む場合には、ダストシール22の外端部近傍を外
側へ摘むと、環状リツプ部22dと内環状シール
部22e及び突条22f,22fが、挿入されて
行くカムシヤフト17の外周面17cから離れ
て、環状リツプ部22dと内環状シール部22e
との間の空間部30が外部と連通し、更にこの空
間部29が、前記空気通路28を介して連通する
下側の空間部29,29と繋つて、ダストシール
22の内外端部が連通し、軸受孔21内の空気が
排出可能となる。
これにより、軸受孔21内の空気は、差込まれ
て行くカムシヤフト17と入れ替つて外部へ速や
かに排出されるので、カムシヤフト17の組込み
が容易に行なえる。ダストシール22の空間部2
9,30には、カムシヤフト17の組込みをより
円滑に行なうために、グリスを塗布しておくと好
ましい。
このようにして、カムシヤフト17が軸受孔2
1に組付けられると、ダストシール22の環状リ
ツプ部22dと内環状シール部22eと突条22
f,22fとが、カムシヤフト17の外周面17
cに当接し、環状リツプ部22dと内環状シール
部22eとがカムシヤフト17との間をシールす
る。また、2つの突条22f,22fは、複数の
空気通路28を持つことにより、その弾性力で製
造誤差を吸収しながら、カムシヤフト17の倒れ
を防止する。
第4図に示す他の実施例では、突条22fの肉
厚内に、小径の空気通路31を軸受孔21の軸方
向へ貫通して設けており、また第5図の実施例で
は、複数の突出部22gと空気通路32とを周方
向に交互に設けたもので、いずれも前記実施例と
同様の効果を奏する。
上記各実施例で示したダストシールは、内周側
の環状リツプ部と内環状シール部とが、カムシヤ
フトの面一に形成された外周面に当接してシール
する構造であるから、カムシヤフトが回動した場
合にも、環状リツプ部と内環状シール部は、カム
シヤフトの外周面を滑つて回動を許容するので、
捩れや引き攣れがなく、シール性を保持し、長期
間に亙る使用にもよく堪える。しかも、カムシヤ
フトに凹溝を形成する必要がないので、強度に優
れ、更に加工数の省略とコストダウンとを図るこ
とができる。
また、カムシヤフトの組込み時には、軸受孔内
の空気を速やかに排出するので、熟練技術を必要
としない。
〔考案の効果〕
本考案のシール構造は、軸受孔から突出配置さ
れるダストシールの外端部内周に環状リツプ部を
形成し、該環状リツプ部と軸受孔の開口面との間
の内周に、カムシヤフトの外周面を全周に亙つて
シールする内環状シール部を突出形成すると共
に、軸受孔内に配置される内端部と軸受孔の開口
面との間の内周に突条を設け、該突条に軸受孔の
軸方向へ貫通する空気通路を形成して、前記環状
リツプ部と内環状シール部と突条とを、カムシヤ
フトの外周面に当接させるか、若しくは、上記突
条に換えて、複数の突出部と空気通路とを周方向
へ交互に形成し、環状リツプ部と内環状シール部
と突出部とを、カムシヤフトの外周面に当接する
ようにしたから、カムシヤフトが回動した場合に
も、ダストシールに捩れや引き攣れがなく、シー
ル性能を充分に発揮することができると共に、長
期間の使用にもよく堪える。
しかも、カムシヤフトに従来のような凹溝を形
成する必要がないので、強度に優れ、また加工数
の省略とコストダウンとが図れる。
更に、カムシヤフトを組込む場合には、軸受孔
内の空気を外部へ速やかに排出できるので、カム
シヤフトの組付けを、熟練した技術がなくとも、
短時間で簡便に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は、本考案の一実施例を示
し、第1図はデイスクブレーキの一部断面平面
図、第2図は第1図の要部拡大図、第3図は要部
断面図、第4図及び第5図はそれぞれ他の実施例
を示す要部断面図である。 1……デイスクブレーキ、3……機械式作動機
構、4……デイスクロータ、7……キヤリパ、8
……摩擦パツド、9……シリンダ孔、10……ピ
ストン、17……カムシヤフト、17a……挿通
軸部、17b……突出軸部、17c……外周面、
21……軸受孔、21a……凹溝、21b……軸
受孔21の開口面、24……カムレバー、27…
…リターンスプリング、22……ダストシール、
22a……筒状胴部、22b……外環状シール
部、22c……環状覆い部、22d……環状リツ
プ部、22e……内環状シール部、22f……突
条、28……空気通路、29,30……空間部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 キヤリパに穿設された軸受孔の開口部と、こ
    の軸受孔に回動可能に内挿され、デイスクロー
    タを挟んで対向配置された摩擦パツドの一方を
    押動するカムシヤフトとの間にダストシールを
    装着し、該ダストシールの外環状シール部を、
    軸受孔内部の凹溝に嵌合して軸受孔をシールす
    る車両用デイスクブレーキのシール構造におい
    て、前記ダストシールには、軸受孔から突出配
    置される外端部内周に環状リツプ部を形成し、
    更に該環状リツプ部と軸受孔の開口面との間の
    内周に、カムシヤフトの外周面を全周に亙つて
    シールする内環状シール部を突出形成すると共
    に、軸受孔内に配置される内端部と軸受孔の開
    口面との間の内周に突条を設け、該突条に軸受
    孔の軸方向へ貫通する空気通路を形成して、前
    記環状リツプ部と内環状シール部と突条とを、
    カムシヤフトの外周面に当接せしめたことを特
    徴とする車両用デイスクブレーキのシール構
    造。 2 キヤリパに穿設された軸受孔の開口部と、こ
    の軸受孔に回動可能に内挿され、デイスクロー
    タを挟んで対向配置された摩擦パツドの一方を
    押動するカムシヤフトとの間にダストシールを
    装着し、該ダストシールの外環状シール部を、
    軸受孔内部の凹溝に嵌合して軸受孔をシールす
    る車両用デイスクブレーキのシール構造におい
    て、前記ダストシールには、軸受孔から突出配
    置される外端部内周に環状リツプ部を形成し、
    更に該環状リツプ部と軸受孔の開口面との間の
    内周に、カムシヤフトの外周面を全周に亙つて
    シールする内環状シール部を突出形成すると共
    に、軸受孔内に配置される内端部と軸受孔の開
    口面との間の内周に、複数の突出部と空気通路
    とを周方向へ交互に形成して、前記環状リツプ
    部と内環状シール部と突出部とを、カムシヤフ
    トの外周面に当接せしめたことを特徴とする車
    両用デイスクブレーキのシール構造。
JP1989108729U 1989-09-18 1989-09-18 Expired - Lifetime JPH0529385Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989108729U JPH0529385Y2 (ja) 1989-09-18 1989-09-18

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989108729U JPH0529385Y2 (ja) 1989-09-18 1989-09-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0348137U JPH0348137U (ja) 1991-05-08
JPH0529385Y2 true JPH0529385Y2 (ja) 1993-07-28

Family

ID=31657350

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989108729U Expired - Lifetime JPH0529385Y2 (ja) 1989-09-18 1989-09-18

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0529385Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102011080744A1 (de) * 2011-08-10 2013-02-14 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Radial-Rollenwälzlageranordnung, insbesondere für eine Nadelhülse

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0348137U (ja) 1991-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3538198B2 (ja) 特にトラックおよびバスのためのディスクブレーキ自動調整式操作装置
JP3121836B2 (ja) 車両ブレーキ用の、特に、ディスクブレーキ用のアクチュエータ
JPS6221792Y2 (ja)
JPH0218448B2 (ja)
EP0542134A1 (en) Disk brake
JPH0529385Y2 (ja)
JPS6234968B2 (ja)
JP2001012518A (ja) ディスクブレーキ
EP0314282A1 (en) Disc brake caliper assembly
JPH0130662Y2 (ja)
US5819885A (en) Brake and actuator assembly
JPS6217630Y2 (ja)
JPS6152330B2 (ja)
JPH0526360Y2 (ja)
US2889894A (en) Self-adjusting disc brake and annular piston-type operating means therefor
JPH0536098Y2 (ja)
JPH07117117B2 (ja) 駐車ブレ−キ付きディスクブレ−キの隙間自動調整装置
JPH0517410B2 (ja)
JPS6327155Y2 (ja)
JPH0536097Y2 (ja)
KR100370975B1 (ko) 디스크 브레이크의 주차 브레이크장치
JP3793511B2 (ja) 駐車ブレーキ機構付きディスクブレーキ装置
JP2002106619A (ja) 電動ディスクブレーキ
JPS5840355Y2 (ja) デイスクブレ−キ装置
JPH0144816Y2 (ja)