JPS6221649Y2 - - Google Patents

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JPS6221649Y2
JPS6221649Y2 JP6012382U JP6012382U JPS6221649Y2 JP S6221649 Y2 JPS6221649 Y2 JP S6221649Y2 JP 6012382 U JP6012382 U JP 6012382U JP 6012382 U JP6012382 U JP 6012382U JP S6221649 Y2 JPS6221649 Y2 JP S6221649Y2
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JP
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frame
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heat insulating
synthetic resin
outer member
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JP6012382U
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JPS58162972U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は断熱窓枠材、詳しくは金属と合成樹脂
とを複合化してなり、とくに窓枠の下枠において
有用な断熱窓枠材に関する。
最近、金属と合成樹脂等の断熱部材とを複合化
してなる断熱部材として、金属部材を内外に分割
構成するとともにこれらの部材を合成樹脂で連結
してなるものが実施されているが、このような複
合枠部材において、合成樹脂は単に金属部材を連
結するにすぎないので、金属単体から構成される
従来の枠材に比べて、はるかに強度に乏しい。こ
のため、このような枠部材を特に窓枠の下枠材と
して用いる場合、下枠材には障子や他の枠部材の
荷重がかかるので、強度に劣る連結部がその荷重
負担に耐えられずに折れ曲がつて変形し、障子の
走行に支障をきたしたり、空気の吹き込み間隙が
生ずるおそれがある。
本考案は上記欠点を解決し、特に強度に優れる
とともに断熱性にも優れる断熱窓枠材を提案する
ことを目的とする。
以下、図面によつて本考案の実施例について説
明する。
なお、第1図は本考案に係る窓枠材を用いた窓
の一例の縦断面図であり、第2図はその横断面図
である。
図において、符号Aは下枠を示す。この下枠A
は金属性の外側部材1aと内側部材2aとを合成
樹脂製断熱部材3を介して一体に結合構成して成
るものであつて、外側部材1aは内側下部に凹み
部4を有する中空体から構成され、上面部に障子
用レール5aを突出する障子収容部5を備え、ま
たそのう内側端には内側に開口するあり溝6aが
形成されている。内側部材2aは、先端に屈曲す
る取付け部7aを有する雨返縁7と、この雨返縁
7の下端部から段部8を介して垂下する取付け縁
9aとを備え、段部8と取付け縁9aとの連結部
は外側部材1aの凹み部4に対応して屈曲形成さ
れている。また、上記雨返縁7の下端外側方には
T字状片10aが突設されている。下枠Aは上記
あり溝6a内に係合状にT字状片10aを挿入す
るとともに、上記外側部材1aの凹み部4と内側
部材2aとの間に生じた空隙部内に断熱性合成樹
脂3を充填して両部材1a,2aを一体に接続す
ることにより構成され、さらにこの合成樹脂は内
側部材2aの外表面にも被覆されて被覆部11を
形成している。このように、外側部材1aと内側
部材2aとの接続部12はあり溝6aとT字状片
10aとが係合状に挿入する空隙部及び外側部材
の凹み部4と内側部材2aの段部8、取付け縁9
aとの空隙部に構成されているので、接続面は非
常に大きい。このように、上記接続部は段部8上
に形成されている。
なお、上記下枠Aを製作する場合は、外側部材
1aと内側部材2aとをあり溝6a、T字状片1
0a間及び凹み部4と段部8、取付け縁9a連結
部との間に所定の間隙を保持して対向させ、この
対向状態を保持したままダイス(図示せず)内を
通過させ、これら外側部材1a及び内側部材2a
が通過移動中にダイス内に溶融した合成樹脂を送
給し、該合成樹脂を上記外側部材1aとの間に形
成された上記間隙内に圧入することによつて成形
することができる。ダイスを通過した外側部材1
a内側部材2aとは合成樹脂を介して一体に結合
構成され、これによつて下枠Aが得られる。溶融
樹脂を注入する際、ダイス内を通過する内側部材
2aの周囲にも樹脂間隙を形成しておけば、該間
隙内に注入充填された溶融樹脂により被覆部11
が構成される。
なお、上記に示すような合成樹脂としては、常
温時に弾性強度が150Kg/cm2以上の断熱性樹脂、
例えば塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、ナイロン
樹脂、ABS樹脂、ウレタン樹脂等を用いるのが
好ましい。
次に、符号Bは上枠を示めす。この上枠Bも金
属製の外側部材1bと内側部材2bとを合成樹脂
製断熱部材3を介して一体形成してなるもので、
外側部材1bは中空体として構成され、その下面
には障子ガイド片12bを突出する障子収容部1
2が形成され、また内側端には内側方に開口する
あり溝6bが形成されている。これに対して内側
部材2bは、内側端に障子ガイド片14b及び当
て縁15bを垂直状に形成してなる障子収容部1
6bと、外側端から立ち上げ形成された取付け縁
9bとを備え、さらにこの取付け縁9bの下部に
は、T字状片10bが外側方に突設されている。
また、内側部材2bの外表面は合成樹脂製断熱部
材3によつて被覆され、しかもこの被覆部11の
裏側には当て縁15bに対応する位置に係合片1
7bが突設されている。そして、上枠Bは、上記
に示した製作方式により、上記外側部材1bのあ
り溝6b内に内側部材2bの接続部のT字状片1
0bとの間に生じた空隙部内に断熱性樹脂3を充
填し、該断熱部材3を介して外側部材1bと内側
部材2bとを一体的に接続することによつて構成
されている。
縦枠Cも、上記と同じ製作方式により外側部材
1cと内側部材2cとを断熱部材3を介して一体
に接続構成されている。すなわち、中空の外側部
材1cは、内方に障子ガイド片12cを備える障
子収容部12を設けるとともに、内側端部には内
側方に開口するあり溝6cが形成されている。こ
れに対して内側部材2cは、内側端に障子ガイド
片14c及び当て縁15cを垂直状に形成してな
る障子収容部16cとを外側端から外側方に突出
する取付け縁9cとを備え、さらにこの取付け縁
9cの基部には外側方に向けてT字状片10cが
突設されている。また、この内側部材2cの外表
面は合成樹脂によつて被覆され、この被覆部11
の上記当て縁15cに対応する位置には係合片1
7cが突設されている。そして、縦枠Cは上記あ
り溝6c内にT字状片10cを挿入するとともに
上記外側部材1cと内側部材2cとの接続部間に
生じた空隙部内に断熱性合成樹脂3を充填して両
部材1c,2cを一体に接続することにより構成
されている。
上記下枠A、上枠B及び縦枠Cは方形に枠組さ
れて窓枠を構成し、建屋の窓開口部Dの開口周縁
材18に取付け固定されている。すなわち、ま
ず、上記窓枠を外側から開口部D内に嵌合する。
このとき上枠B及び縦枠Cの当て縁15b,15
cがそれぞれ開口周縁材18の上辺部18b及び
側辺部18cの内側面に当接され、また下枠Aの
屈曲段部8が下辺部18a上面に載置されて嵌合
される。しかもこのとき、上枠B及び縦枠Cの係
合片17b,17cが開口部Dの開口端に係合す
るので、正確に位置決めされ、上記窓枠は窓開口
部Dに安定に嵌合される。この状態で、次に上枠
B及び縦枠Cの取付け縁9b,9cを釘等の止着
手段によつて開口周縁材18に固定し、さらに上
枠B及び縦枠Cの障子収容部16b,16cから
木ねじ等によつて開口周縁材18に止着固定すれ
ばよい。また、下枠Aについては、上記周縁材1
8の下辺部18a上に段部8相当部分を残して取
付け部材19を固定して段状の取付け部を構成
し、下枠段部8を下辺部18aの外側端上部に載
置し、取付け縁9aを釘等によつて下辺部18a
の外側面に止着するとともに、木ねじ等により取
付け部材19に雨返縁7の取付け部7aを止着す
ればよい。なお、建屋躯体の外側面には外装材2
0が配設されている。
上述のように、下枠Aは、分割構成された金属
製の内側部材2aと外側部材1aとを合成樹脂の
断熱部材3を介して一体に接続して成るものであ
るが、この接続部は金属製内側部材2aの段部8
の上部に形成され、該段部8は開口周縁材18の
下片部18a上に安定に載置されるので、接続部
も段部8上に安定且つ強固に保持される。したが
つて、内側部材2aと外側部材1aとの接続部の
結合状態は常に良好に保たれ、また窓枠や障子の
荷重負担は強度の大きい外側部材1aにも分配さ
れるため、下枠全体として十分な荷重抗力を得る
ことができる。しかも、上記の下枠構成によれ
ば、接続部は段部8の上部にあるだけでなく、開
口周縁材18の下片部18aに止着されて取付け
が安定する取付け縁9aと取付け部7aとの近傍
に設けられているので、応力の集中が比較的少な
く、接続状態が安定する。さらにこれに関し、上
記下枠構成によれば、外側部材1aと内側部材2
aとの接続部は上述のように、外側部材1aのあ
り溝6aと凹み部4及び内側部材2aのT字上片
10a、段部8及び取付け縁9aとの間に形成さ
れているので、接続面は非常に大きく、したがつ
て結合強度も大きい。加えて、連結部材としての
合成樹脂3は、接続部内だけでなく内側部材2a
の外表面にも接続しているので、内側部材2aと
外側部材1aとの結合強度はさらに大きい。
次に、内側部材2aと外側部材1aとの間には
断熱部材3が介設されているので、屋外の冷気の
温度は外側部材1aから内側部材2aに伝達され
ず、また屋内の熱エネルギーが屋外に発散される
のが防止され、また内側部材2aの表面に結露が
発生するのが防止される。しかも、内側部材2a
の外表面は合成樹脂の断熱部材3によつて被覆さ
れているので、上記の結露防止効果はさらに向上
する。このため、とくに上記枠材Aを窓開口周縁
材に止着手段によつて止着する場合、取付け縁9
aに結露が生じないので、上記開口周縁材18が
腐触することはなく、取付け強度は永く保持され
る。
なお、上記下枠構成は、上枠又は縦枠にも適用
することができる。もちろん、この場合、外側部
材と内側部材との接続部は段部の内方に形成さ
れ、段部は上枠においては開口周縁材の上辺部
に、また縦枠においては側辺部の外側端内面に当
接して止着されることになる。
上記構成の窓枠内には障子Eが配設されてい
る。この障子Eの縦、横框材21a,21bも前
述したところとおなじ製作方式により、内外に分
割構成された部材22,23を断熱部材3を介し
て一体に結合構成したものである。また、框内に
はペアガラス24が収納されているので、障子E
全体の断熱性が非常に高く、上述の窓枠構成とあ
いまつて、きわめて断熱性に優れ、かつ開口周縁
材18の腐触を促すこともない。
以上詳しく説明したように、本考案の窓枠材
は、分割構成された金属製の内側部材と外側部材
とを合成樹脂製の断熱部材を介して一体に接続し
て成るものであるが、この接続部は金属製内側部
材の段部の内方に安定且つ強固に保持される。し
たがつて、内側部材と外側部材との結合状態は常
に良好に保たれ、全体として十分な荷重抗力及び
強度を得ることができる。
次に、内側部材と外側部材との間には断熱部材
が介設されているので、断熱性が高く、屋内の熱
エネルギーが屋外に発散されるのが防止され、ま
た内側部材の表面に結露が発生するのが防止され
る。しかも、内側部材の外表面は合成樹脂製の断
熱部材によつて被覆されているので、上記の結露
防止効果はさらに向上する。このため、とくに上
記枠材を窓開口周縁材に釘、ねじ等の止着手段に
よつて止着する場合、取付け縁に結露が生じない
ので、上記開口周縁材が腐触することはなく、取
付け強度はながく保持される。また、内側部材を
被覆する合成樹脂は容易に着色できるから、内観
が良くなり、手ざわりも良い。さらに、合成樹脂
は弾性をも備えているから、窓枠の防音、防振効
果も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る窓枠材を用いた窓の一例
の縦断面図であり、第2図はその横断面図であ
る。 符号A…下枠、B…上枠、C…縦枠、1a,1
b,1c…外側部材、2a,2b,2c…内側部
材、3…断熱部材、4…凹み部、8…段部、9
a,9b,9c…取付け縁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 金属製外側部材と、内側部材とを断熱部材を介
    して一体に接続形成して成り、下記要件を備えた
    ことを特徴とする断熱窓枠材。 (1) 窓開口周縁材の外側端内面に当接する段部を
    内側部材の外方に設けるとともに、上記外側部
    材と内側部材との接続部をこの段部の内方に形
    成すること。 (2) 前記断熱部材により上記内側部材の外表面を
    被覆して成ること。
JP6012382U 1982-04-24 1982-04-24 断熱窓枠材 Granted JPS58162972U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6012382U JPS58162972U (ja) 1982-04-24 1982-04-24 断熱窓枠材

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JP6012382U JPS58162972U (ja) 1982-04-24 1982-04-24 断熱窓枠材

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Publication Number Publication Date
JPS58162972U JPS58162972U (ja) 1983-10-29
JPS6221649Y2 true JPS6221649Y2 (ja) 1987-06-02

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ID=30070384

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JP6012382U Granted JPS58162972U (ja) 1982-04-24 1982-04-24 断熱窓枠材

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JPS58162972U (ja) 1983-10-29

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