JPS6221572Y2 - - Google Patents

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JPS6221572Y2
JPS6221572Y2 JP18380081U JP18380081U JPS6221572Y2 JP S6221572 Y2 JPS6221572 Y2 JP S6221572Y2 JP 18380081 U JP18380081 U JP 18380081U JP 18380081 U JP18380081 U JP 18380081U JP S6221572 Y2 JPS6221572 Y2 JP S6221572Y2
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liquid
bottle
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slide
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JP18380081U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、びん密閉装置に係り、特に液体注
出孔をスライド部材のスライド操作によつて任意
に開閉することができ、不使用時にはびん内部を
密閉状態に保持して液体の品質を長期間保持する
ことができるびん密閉装置に関する。
〔従来技術とその問題点〕
周知のように、この種のびん密閉装置に要求さ
れる基本的機能としては、第1に液体注出孔の開
閉操作が容易であること、第2に液切れが良く目
詰りが生じないこと、第3に不使用時にはびん内
部を密閉してごみの侵入を防止し、品質を長期間
保持できること、第4に容易に分解できて洗浄が
容易であり常に衛生状態を保持できること、第5
に部品点数が少なく容易に製造することができ低
コスト化が図れることが要求され、加えて製造者
側の要求として、運搬時等に破損される虞れがな
いことが設計、製造品質の面からも要求される。
しかしながら、従来既に提案されている種々の
びん密閉装置にあつては、上記基本的機能のいず
れか1つ又は2つの機能を満足する構成のものが
殆んどであり、びん密閉装置としては、はなはだ
不適なものであるばかりか、運搬時における破損
防止には殆んどのものが考慮を払つていないのが
現状であり、製造者側のリスクが大きく無駄も生
じ易いという問題を有していた。
〔本考案が解決しようとする問題点〕
この考案は、かかる現状に鑑み創案されたもの
であつて、その目的とするところは、液体注出孔
の開閉操作が容易で、液切れが良く、しかも目詰
まりが発生する虞れもないと共に、不使用時には
びんの内部を密閉することができ、また分解も容
易で部品点数も少なく、さらに積み重ねに至便で
耐久性にも優れたびん密閉装置を廉価に提供しよ
うとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、この考案にあつて
は、びん口部に嵌着され、天板に通気孔及び液体
注出孔が形成されてなるキヤツプ部材と、このキ
ヤツプ部材の天板にスライド可能に嵌装され、上
面に突設された指掛け突起を押圧することで液体
注出孔を開閉するスライド部材とから構成されて
なるびん密閉装置における上記スライド部材が嵌
装されるキヤツプ部材のスライド溝底面を液体注
出孔方向へ下り勾配で傾斜して形成し、かつ、ス
ライド部材の底面を上記スライド溝底面の傾斜角
と同一に形成すると共に、該スライド部材の底面
先端部に縦断面逆皿状の注出溝を形成し、該スラ
イド部材を液体注出孔開口位置にセツトすること
でびん内外が連通し、かつ、同部材の注出溝内壁
面に滴着した液体が同溝後端部から液体注出孔を
経てびん内部へと導入するよう構成されていると
共に、同スライド部材を液体注出孔開口位置にセ
ツトすることでびん内外の通気状態を遮断し、か
つ、スライド部材の指掛け突起の上端がキヤツプ
部材の上端面より上方に突出しない状態にセツト
されるようにびん密閉装置を構成したものであ
る。
〔本考案の作用〕
これ故、この考案に係るびん密閉装置にあつて
は、液体注出孔を指で容易に開閉操作することが
できるように、スライド部材をキヤツプ部材の天
板にスライド可能に嵌装して構成し、また液切れ
を良好とするために、上記スライド部材の底面先
端部に形成された注出溝を縦断面逆皿状に形成
し、さらに不使用時にびん内部を密閉させるた
め、スライド部材を液体注出孔の開口位置にセツ
トすることで液体注出孔をスライド部材により閉
塞するように構成すると共に、スライド溝や液体
注出孔に滴着した液体を自然にびん内部へと戻す
ため、キヤツプ部材のスライド溝底面を液体注出
孔方向へ下り勾配で傾斜して形成し、かつスライ
ド部材の底面を上記スライド溝底面の傾斜角と同
一の下り勾配に形成し、しかも製造及び分解・洗
浄が容易となるように、びん密閉装置をキヤツプ
部材とスライド部材との2部材から構成し、一方
製造者側の要請である荷積みの便利性や破損防止
のため、キヤツプ部材の上面を凹状にわん曲形成
したものである。
〔実施例〕
以下、添付図面に示す一実施例にもとずき、こ
の考案を詳細に説明する。
この実施例に係るびん密閉装置は、びん口部に
嵌着され、天板11に液体注出孔19と通気孔2
0が形成されてなる円筒状のキヤツプ部材10
と、このキヤツプ部材10の天板11にスライド
可能に嵌着され、キヤツプ部材10との液体注出
孔19を開閉するスライド部材30とから構成さ
れている。
キヤツプ部材10は、第2図に示すように、そ
の天板11上面がキヤツプ部材10の端縁から中
心に向つて凹状にわん曲形成14されており、ま
たこの天板11には前記スライド部材30をスラ
イド可能に嵌合保持する横断面V字状の嵌合用溝
15が形成されており、同嵌合用溝15の一端は
キヤツプ部材10の周壁12の一部が切欠かれて
開口するように形成される。上記嵌合用溝15の
底面は、特に第2図からも明らかなように、周壁
12から液体注出孔19へ向け下り勾配で傾斜し
て構成されていると共に、この傾斜面は前記通気
孔20の開設位置まで延設されている。このよう
に構成された嵌合用溝15の両側壁面17,17
には、スライド部材30の両側面に突設された突
片42と嵌合し、同部材30を前後進ガイドする
案内溝18が凹設されていると共に、嵌合用溝1
5の底面16には、前記したように開口側部に液
体注出孔19が、閉口側部に通気孔20が天板1
1を貫通して開設されているとともに、両孔19
と20の間には係止用凹孔21が形成されてい
る。
尚、第2図からも明らかなように、キヤツプ部
材10の内周壁には、同部材10をびん口部に螺
合して固着するためのネジ山22が刻設されてい
る。
スライド部材30は、キヤツプ部材10の嵌合
用溝15に摺動自在に嵌合し得る大きさに形成さ
れており、その上面31はキヤツプ部材10の天
板11上面と同一面を形成するようにスライド部
材30の長さ方向に沿つてわん曲形成されてお
り、また、スライド部材30の上面31には、同
部材30をキヤツプ部材10の嵌合用溝15に嵌
合したときに、天板11のほゞ中心に位置するよ
うに、指掛け部33が突設されており、この指掛
け部33の上面には凹凸の滑り止め32が形成さ
れている。そして、前記指掛け部33はスライド
部材30が液体注出孔閉口位置にセツトされてい
るときに天板11の端縁13より上方へ突出しな
い高さに形成されている。さらにスライド部材3
0の底面34は、前記嵌合用溝15の長手方向に
おける傾斜角度と同一の傾斜面を有し、かつ横断
面が略V字状に形成され、また前記V字状底面3
4には両端を閉塞した断面逆皿状の注出溝35が
形成され、かつ後端部には突起36が突設されて
いる。
前記注出溝35は嵌合用溝15の底面16と共
に液体注出路38を構成し、スライド部材30を
嵌合用溝15に嵌合装着したとき、前端部39は
先端部37がキヤツプ部材10の周縁部と重合さ
れているので密閉され、この時スライド部材30
の突起36は通気孔20に挿入されているのでス
ライド部材30は閉位置にセツトされる該状態を
保持する。
次にスライド部材30を外方に押圧摺動させ、
突起36が係止用凹孔21に嵌合して停止させる
と注出溝35の前端部39は外方に突出するので
液体注出路38は開口されると共に、その後端部
40は液体注出孔19の側面とほゞ一致する位置
にセツトされる。(第4図及び第5図参照)。
さらに、スライド部材30の注出溝35の上面
略中央には、その両端が前記注出溝35の上端部
39及び下端部40から底面34に達する誘導細
溝41が形成されている。この誘導細溝41は単
に筋状の極く小さな溝で足り、このような誘導細
溝41を形成することによつて、液体は整流さ
れ、一層スムーズな注ぎ出しと液切れをよくする
よう作用する。
尚、第6図、第8図及び第9図中符合42はス
ライド部材30の側面に突設された突片であつて
前記嵌合用溝15の案内溝18に摺動自在に挿入
され、スライド部材30をスムーズに前後進案内
するものである。
次に、上記のように構成されたびん密閉装置の
取扱いについて説明すると、スライド部材10の
指掛け部33に指先を掛け同部材30を外方へ押
圧すると、スライド部材10は突片42が嵌合さ
れた案内溝18に沿つて摺動案内され、第5図に
示すようにびん密閉装置は液体注出孔開口位置に
セツトされる。このときスライド部材30の後端
部に突設された突起36は通気孔20との係合状
態が解除された後、係止用凹孔21に嵌合し、ス
ライド部材30の移動は停止される。同時に通気
孔20は密閉から解放されて通気が可能となり、
また、注出溝35の上部はキヤツプ部材10の周
壁12より突出するので、注出路38は閉口し、
下端面40は注出孔19と連続しているので、液
体の注ぎ出しが可能な状態となる。従つて、液体
を注ぎ出すには、びんを傾ければスムーズに注ぎ
出すことができる。この場合、注出溝35の先端
部はわん曲して形成されているので液切れが良
い。また、注出溝35の上面には誘導溝41が形
成されているので液体は同誘導溝41によつて整
流された状態で誘導されるので、液体が飛散する
ことがなく一層注ぎ易くなる。
液体の注ぎ出しが終り、びんを立てれば、注出
溝35の上面に滴着していた液体は注出溝35の
上面が傾斜して形成されているのでその後端部4
0を伝わつて、注出孔19を経てびん内に戻され
る。次いで、スライド部材30を内方即ち第4図
に示す状態に引き戻せば、前記スライド部材30
の突起36は係止用凹孔21との係合状態を解除
した後通気孔20と嵌合し、通気孔20は密閉さ
れる。このときスライド部材30の先端部37は
嵌合用溝15の底面16に載置されて注出路38
は閉塞される。
また、実施例ではびんを相互に安定して積み重
ねられるようにキヤツプ部材10の上面をわん曲
面14とし、スライド部材30の指掛け部33を
キヤツプ部材10の上面端縁13より上方に突出
しないように形成したが、この考案にあつてはこ
れに限定されるものではなく、キヤツプ部材10
の天板11及びスライド部材30の上面を平面と
し、スライド部材30の上面31に指掛け用凹部
を形成してもよい。さらにこの考案にあつては、
嵌合用溝15もその底面を平面としたあり溝、又
はT形溝とし、スライド部材30の断面形状をこ
れに合わせて形成してもよいこと勿論である。
〔考案の効果〕 この考案に係るびん密閉装置は、以上説明した
ように、スライド部材を指で押圧して摺動操作す
るだけで液体注出孔を容易に開閉操作することが
でき、また上記スライド部材の底面先端部に形成
された注出溝は、縦断面逆皿状に形成されている
ので液切れが良く、さらにスライド部材を液体注
出孔の開口位置にセツトすることで、びん内外の
通気状態を遮断することができるので、不使用時
には、びん内部を密閉して液体の空気との接触を
防止し、かつゴミ等の侵入を確実に防止して液体
品質を長期にわたつて保持することができると共
に、キヤツプ部材のスライド溝底面を液体注出孔
方向へ下り勾配で傾斜して形成し、かつスライド
部材の底面を上記スライド溝底面の傾斜角と同一
としたので、液体が上記スライド溝などに残留せ
ずびん内部へと自然流下させることができ、その
結果、液体が乾燥等して固まり目詰りを起したり
変質するのを防止することができる他、該びん密
閉装置はキヤツプ部材とスライド部材との2部材
から構成されているので、部品点数が少なく製造
が容易で低廉に提供することができると共に、分
解も容易であるので洗浄も容易であり、しかもス
ライド部材の指掛け突起の上端がキヤツプ部材の
上端面より上方に突出しないように凹状にわん曲
形成されているので、びんを相互に安定して積み
重ねることができ設計・製造管理に優れている
等、びん密閉装置に要求される基本的機能の全て
を同時に達成することができるという優れた幾多
の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例に係るびん密閉装置
を示すものであつて、第1図はキヤツプ部材の平
面図、第2図は第1図A−A線縦断面図、第3図
はスライド部材をキヤツプ部材に嵌合装着した平
面図、第4図は第3図B−B線縦断面図、第5図
はスライド部材をキヤツプ部材外方に摺動させた
状態の断面図、第6図はスライド部材の正面図、
第7図は第6図C−C線縦断面図、第8図はスラ
イド部材の側面図、第9図は第8図D−D線縦断
面図である。 符号の説明、10……キヤツプ部材、11……
天板、12……周壁、15……嵌合用溝、19…
…液体注出孔、20……通気孔、35……注出
溝、30……スライド部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. びん口部に嵌着され、天板に通気孔及び液体注
    出孔が形成されてなるキヤツプ部材と、このキヤ
    ツプ部材の天板にスライド可能に嵌装され、上面
    に突設された指掛け突起を押圧することで液体注
    出孔を開閉するスライド部材とから構成されてな
    るびん密閉装置において、上記スライド部材が嵌
    装されるキヤツプ部材のスライド溝底面を液体注
    出孔方向へ下り勾配で傾斜して形成し、かつスラ
    イド部材の底面を上記スライド溝底面の傾斜角と
    同一に形成すると共に、該スライド部材の底面先
    端部に縦断面逆皿状の注出溝を形成し、該スライ
    ド部材を液体注出孔開口位置にセツトすることで
    びん内外が連通し、かつ同部材の注出溝内壁面に
    滴着した液体が同溝後端部から液体注出孔を経て
    びん内部へと導入するよう構成されていると共
    に、同スライト部材を液体注出孔閉口位置にセツ
    トすることでびん内外の通気状態を遮断し、かつ
    スライド部材の指掛け突起の上端がキヤツプ部材
    の上端面より上方に突出しない状態にセツトされ
    るよう構成されていることを特徴とするびん密閉
    装置。
JP18380081U 1981-12-10 1981-12-10 びん密閉装置 Granted JPS5888348U (ja)

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JP18380081U JPS5888348U (ja) 1981-12-10 1981-12-10 びん密閉装置

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JP18380081U JPS5888348U (ja) 1981-12-10 1981-12-10 びん密閉装置

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Publication Number Publication Date
JPS5888348U JPS5888348U (ja) 1983-06-15
JPS6221572Y2 true JPS6221572Y2 (ja) 1987-06-01

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JPS5888348U (ja) 1983-06-15

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