JPS63603Y2 - - Google Patents

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JPS63603Y2
JPS63603Y2 JP1981193747U JP19374781U JPS63603Y2 JP S63603 Y2 JPS63603 Y2 JP S63603Y2 JP 1981193747 U JP1981193747 U JP 1981193747U JP 19374781 U JP19374781 U JP 19374781U JP S63603 Y2 JPS63603 Y2 JP S63603Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、容器口部に適用される振出し容器
蓋、更に詳しくは振出し孔の目詰り防止手段を備
えた振出し用容器蓋に関する。
<従来の技術> 胡椒の如き粉末調味料等を収容する容器のため
の容器蓋としては、例えば実開昭51−139140号公
報に開示されている如く、容器口部を覆う天面壁
に少なくとも1個の振出し孔(実開昭51−139140
号公報に開示されているものにおいては、小出し
用の振出し孔と大出し用の振出し孔)が形成され
ている蓋本体と、この蓋本体に移動自在に装着さ
れ上記振出し孔を覆う閉位置と上記振出し孔を露
呈せしめる開位置とに選択的に(実開昭51−
139140号に開示されているものにおいては、小出
し用孔及び大出し用孔を覆う閉位置と小出し用孔
を露呈せしめる第1の開位置と大出し用孔を露呈
せしめる第2の開位置とに選択的に)位置付けら
れる移動体を具備する所謂振出し用容器蓋が提案
され実用に供されている。かような振出し用容器
蓋が適用された容器においては、上記移動体を開
位置(第1の開位置又は第2の開位置)に位置付
けて振出し孔(小出し用孔又は大出し用孔)を露
呈せしめ、次いで容器口部を下方にせしめて容器
を振れば、容器内に収容されている内容物が振出
し孔(小出し用孔又は大出し用孔)を通して適宜
に振出される。
<考案が解決しようとする問題点> 然るに、上記の通りの振出し用容器蓋において
は、当業者には周知の如く、特に振出し孔が比較
的小径のものである場合(実開昭51−139140号公
報の容器蓋では、特に小出し用振出し孔におい
て)、比較的短時間のうちに内容物が振出し孔に
閉塞して振出し孔に所謂目詰りが発生するという
問題がある。
移動体の一端部が蓋本体にその中心軸線に対し
て実質上垂直に延びる軸線を中心として旋回自在
に装着され、移動体を上方に旋回動せしめること
によつて移動体が閉位置から開位置に移動せしめ
られる型の振出し用容器蓋においては、上記問題
を解決するために、振出し孔に対応せしめて移動
体の下面に突起を形成することが提案され実用に
供されている。かような振出し用容器蓋において
は、移動体を閉位置にせしめると上記突起が振出
し孔内に挿入されて振出し孔に閉塞している内容
物が強制的に容器内に落下せしめられ、かくして
振出し孔の目詰りが防止される。移動体を上方に
旋回動せしめて開位置にせしめると、上記突起は
上方に移動せしめられて振出し孔から離脱され
る。
しかしながら、移動体が蓋本体にその天面壁に
沿つて移動自在に、例えば蓋本体の中心軸線に実
質上垂直な方向に滑動自在に或いは蓋本体の中心
軸線又はそれと実質上平行な軸線を中心として旋
回動自在に装着されている型の振出し用容器蓋に
おいては、移動体の下面に単に振出し孔内に挿入
される突起を形成するのみでは、移動体が閉位置
から開位置に移動せしめられる際に上方に移動せ
しめられることなく天面壁に沿つて横方向に移動
せしめられる故に、振出し孔内に挿入された突起
によつて蓋本体に対する移動体の移動が阻止され
てしまうことになる。そこで、実公昭45−6866号
公報に開示された振出し用容器蓋においては、移
動体の下面に振出し孔内に挿入される突起を形成
すると共に、蓋本体の天面壁に形成されている振
出し孔を蓋本体に対する移動体の移動方向に延び
る細長い形状にせしめ、移動体が閉位置と開位置
との間を移動せしめられる際には上記突起が振出
し孔から離脱されることなく振出し孔内をそれに
沿つて移動されるように構成している。実公昭45
−6866号公報に開示されている上記の通りの振出
し用容器蓋においても、移動体の移動に付随して
振出し孔内をそれに沿つて移動する突起の作用に
よつて、振出し孔に閉塞している内容物が強制的
に容器内に落下せしめられ、従つて振出し孔の目
詰りが防止される。しかしながら、実公昭45−
6866号公報に開示されている上記の通りの振出し
用容器蓋には、内容物の振出し特性等の見地から
して振出し孔は一般に断面形状が円形であること
が望ましいが、振出し孔を必ず移動体の移動方向
に延びる細長い形状にしなければならない等の欠
点がある。
そこで、本考案は、移動体が蓋本体にその天面
壁に沿つて移動自在に装着された型の振出し用容
器蓋において振出し孔の形状を細長くすることな
く振出し孔の目詰りを防止すること、をその技術
的課題とするものである。
<問題点を解決するための手段> 本考案の解決手段は、移動体の下面に下方に突
出する少なくとも1個の突起を有し且つ上下方向
に弾性的に変形可能な目詰り防止手段を設け、移
動体が閉位置にあるときには突起を振出し孔内に
少なくとも部分的に没入せしめ、移動体が閉位置
から移動せしめられる際には目詰り防止手段の弾
性変形によつて突起が上昇せしめられて振出し孔
から離脱せしめられることである。
<手段の作用> かくの通りの手段を備えた容器蓋においては、
移動体が開位置から閉位置にせしめられると突起
が振出し孔に整合して振出し孔内に少なくとも部
分的に没入せしめられるので、かかる突起の作用
によつて、振出し孔に閉塞した内容物は強制的に
容器内に落下せしめられ、これによつて振出し孔
の目詰りが防止される。また、移動体が閉位置か
ら開位置に向けて移動される際には、目詰り防止
手段の弾性変形によつて突起が上昇せしめられる
ので、かかる突起は振出し孔から円滑に離脱され
る。
<実施例> 以下、本考案に従つて構成された振出し用容器
蓋の具体例を図示している添付図面を参照して、
更に詳細に説明する。
第1図を参照して説明すると、本考案に従つて
構成された図示の振出し用容器蓋は、全体を番号
2で示す蓋本体と、全体を番号4で示す移動体と
を具備している。
第1図と共に第2図を参照して説明すると、ポ
リエチレン又はポリプロピレンの如き適宜の合成
樹脂材料から射出成形によつて一体に形成するこ
とができる図示の蓋本体2は、円形天面壁6と円
筒形状のスカート壁8とを有する。スカート壁8
の内面には、第2図に図示する如く、雌螺条10
が形成されている。一方、天面壁6上には、相互
に間隔を置いて延びる一対の案内突条12a及び
12bが形成されており、かかる一対の案内突条
12a及び12b間にチヤンネル状領域14が規
定されている。このチヤンネル状領域14には、
後に詳述する如く、移動体4が滑動自在に装着さ
れる。チヤンネル状領域14の一端部には、天面
壁6を貫通する少なくとも1個、図示の場合には
5個の比較的小径の振出し孔16が形成されてい
る。かかる振出し孔16の各々は、それに限定さ
れるものではないが、第3図に明確に図示する如
く、下方に向つて内径が漸次増大する円錐台形状
であるのが好ましい(その理由については後述す
る)。一方、上記チヤンネル状領域14の両側を
規定している、上記一対の案内突条12a及び1
2bの内面の各々の下部には、案内溝18a及び
18bが形成されている。そして、かかる案内溝
18a及び18bの各々には係止突条20a及び
20b(第4図も参照されたい)が形成されてい
る。
次に、第1図を参照して移動体4について説明
する。図示の具体例における移動体4は、移動体
主部22と、この移動体主部22とは別個の部材
から構成された目詰り防止手段24とから構成さ
れている。移動体主部22及び目詰り防止手段2
4も、蓋本体2と同様に、ポリエチレン又はポリ
プロピレンの如き適宜の合成樹脂材料から射出成
形によつて形成することができる。
移動体主部22は、蓋本体2の上記チヤンネル
状領域14の形状に略対応した形状の外形を有す
る。第1図と共に第2図を参照して更に詳細に説
明すると、移動体主部22は、上壁26、両端壁
28a及び28b、並びに両側壁30a及び30
bを有する。上壁26の上面にはローレツト乃至
凹凸結状部32が形成されているのが好都合であ
る。両側壁30a及び30bには段部が形成され
ていて、両側壁30a及び30bの下部34a及
び34bは上部36a及び36bよりも所定量だ
け突出せしめられている。そして、両側壁30a
及び30bの下部34a及び34bには、第1図
及び第4図に図示する如く、蓋本体2に対する移
動体4の滑動方向(蓋本体2に対する移動体4の
滑動については後に言及する)に所定長さに渡つ
て延びる切欠き部38a及び38bが形成されて
いる。移動体4は、更に、両側壁30a及び30
b間を延びる中間壁40を有し、移動体4の下面
に存在する凹部が2つの凹部42及び44に区画
されている。凹部42には、後に言及する如く、
目詰り防止手段24が収容される。この凹部42
には、上壁26から垂下する円筒部46が配設さ
れており、そしてこの円筒部46には上下方向に
延びる嵌合孔48が形成されている。嵌合孔48
の開口された下端近傍には、内方に突出する環状
突条50が形成されている。
一方、目詰り防止手段24は、矩形平板部52
を有する。この平板部52の下面には、蓋本体2
に形成されている上記振出し孔16に対応して配
置され、従つて図示の場合は5個の突起54が形
成されている。かかる突起54の各々は、それに
限定されるものではないが、第3図に明確に図示
する如く。下方に向つて外径が漸次減少する略半
球形状乃至円錐台形状であるのが好ましい(その
理由については後述する)。一方、平板部52の
上面には、上方に直立する嵌合軸56が形成され
ている。後に言及する如く上記嵌合孔48と協働
するこの嵌合軸56の上端部には、外方に突出す
る環状突条58が形成されている。平板部52の
上面には、更に、そこから上方に延びる図示の場
合は一対の舌状部60が形成されている。
上述した通りの目詰り防止手段24は、移動体
主部22の凹部42に収容される。この際には、
第2図に図示する如く、突条50及び/又は突条
58を強制的に弾性変形せしめることによつて嵌
合軸56が嵌合孔48内に挿入される。第2図に
図示する如く、一旦嵌合軸56を嵌合孔48内に
挿入すると、嵌合軸56は嵌合孔48内を所定の
範囲内においては上下方向に自由に移動すること
ができるが、突条50と突条58が相互に係合す
ることによつて嵌合孔48から嵌合軸58が脱落
することは防止され、従つて目詰り防止手段24
は移動体主部22の凹部42内に所定の範囲内に
おいては上下方向に自由に移動することができる
ように収容されるが、凹部42から目詰り防止手
段24が脱落することは防止される。所望なら
ば、凹部42に嵌合孔48を形成し平板部52の
上面に嵌合軸56を形成することに代えて、逆に
凹部42に嵌合軸56を形成し平板部52の上面
に嵌合孔48を形成することもできる。
移動体主部22とその凹部42に収容された目
詰り防止手段24とから成る移動体4は、蓋本体
2のチヤンネル状領域14に装着される。この際
には、移動体主部22の両側壁30a及び30b
の突出されている下部34a及び34bが一対の
案内突条12a及び12bの内面の各々の下部に
形成されている案内溝18a及び18bに挿入さ
れる。そして、案内溝18a及び18bに形成さ
れている係止突条20a及び20bと両側壁30
a及び30bの突出されている下部34a及び3
4bのうちの切欠き部38a及び38bとの少な
くとも一方を強制的に弾性変形せしめることによ
つて、係止突条20a及び20bが切欠き部38
a及び38b内に位置せしめられる。
かようにして蓋本体2のチヤンネル状領域14
に装着された移動体4は、第4図に実線で示す閉
位置と2点鎖線で示す開位置との間を滑動自在で
あり、必要に応じて閉位置又は開位置に位置付け
られる。移動体4が第4図に実線で示す閉位置に
位置付けられると、係止突起20a及び20bが
切欠き部38a及び38bの一端(第4図におい
て左端)に当接し、かくして移動体4が閉位置を
越えて更に第4図において左方へ滑動することが
防止される。また、移動体4が第4図に2点鎖線
で示す開位置に位置付けられると、係止突起20
a及び20bが切欠き部38a及び38bの他端
(第4図において右端)に当接し、かくして移動
体4が開位置を越えて更に第4図において右方へ
滑動することが防止される。
そのチヤンネル状領域14に移動体4が装着さ
れた蓋本体2自体は、第2図に図示する如く、容
器62の口部64に被嵌してスカート壁8の内面
に形成されている雌螺条10を口部64の外周面
に形成されている雄螺条66に螺合することによ
つて口部64に装着され、口部64の開放された
上面を覆う。
上記の通りの振出し用容器蓋2においては、通
常の場合、移動体4は第4図に実線で示す閉位置
に位置せしめられている。そして、この閉位置に
おいては、移動体4は蓋本体2に形成されている
振出し孔16を覆つている。容器62内に収容さ
れている内容物(図示していない)を比較的小量
振出すことが望まれる場合には、移動体主部22
の上壁26の上面に形成されているローレツト乃
至凹凸形状部32に指をかけて移動体4を第4図
に2点鎖線で示す開位置に滑動せしめる。移動体
4が開位置に位置付けられると、蓋本体2に形成
されている振出し孔16が露呈される。従つて、
容器62を倒立せしめてその口部64を下にして
容器62を振ると、容器62内に収容されている
内容物が露呈されている振出し孔16を通して振
出される。
而して、本考案に従つて改良された上記の通り
の振出し用容器蓋においては、移動体4が第4図
に実線で示す閉位置に位置している時には、第2
図、第3図及び第5図に図示する如く、目詰り防
止手段24の平板部52の下面に形成されている
突起54の各々が蓋本体2の天面壁6に形成され
ている振出し孔16の各々内に少なくとも部分的
に没入せしめられる。そして、かかる閉位置から
第4図に2点鎖線で示す開位置に移動体4が滑動
せしめられる際には、第5図と第6図を比較参照
することによつて容易に理解される如く、自由端
(即ち上端)が凹部42の底面(即ち上壁26の
下面)に当接せしめられる舌状部60が弾性的に
撓まされることによつて、目詰り防止手段24の
突起54が上昇せしめられ、振出し孔16から離
脱せしめられる。この際、第3図に明確に図示す
る如く、突起54が下方に向つて外径が漸次減少
する略半球形状乃至円錐台形状であれば、振出し
孔16からの突起54の離脱が充分円滑に達成さ
れる。移動体4が再び閉位置に戻されると、目詰
り防止手段24の突起54の各々が振出し孔16
の各々に整合し、従つて舌状部60が弾性的に復
帰して突起54の各々が下降し、振出し孔16の
各々に没入する。それ故に、移動体4が開位置に
ある時に振出し孔16に内容物が閉塞しても、振
出し孔16内に突起54が没入することによつ
て、振出し孔16に閉塞した内容物が強制的に容
器62内に落下せしめられ、かくして振出し孔1
6が目詰りすることが確実に防止される。第3図
に明確に図示する如く振出し孔16が下方に向つ
て内径が漸次増大する円錐台形状である場合に
は、内容物は振出し孔16の最も小径である上端
に閉塞する傾向があり、それ故に、突起54が振
出し孔16内に充分に没入することなく振出し孔
16の上端部のみに部分的に没入しさえすれば、
閉塞した内容物を充分に容器62内に落下せしめ
ることができ、従つて振出し孔16の閉塞を充分
確実に防止することができる。
以上、添付図面を参照して本考案に従つて構成
された振出し用容器蓋の一具体例について詳細に
説明したが、本考案はかかる具体例に限定される
ものではなく、本考案の範囲から逸脱することな
く種々の変形乃至修正が可能であることは多言を
要しない。
例えば、図示の具体例においては、移動体4は
蓋本体2に対して蓋本体2の中心軸線に実質上垂
直な方向に滑動せしめることによつて閉位置と開
位置とに位置付けられるように構成されている
が、本考案は、移動体は蓋本体に対して蓋本体の
中心軸線又はそれと実質上平行な軸線を中心とし
て旋回動せしめることによつて閉位置と開位置と
に位置付けられる型の振出し用容器蓋にも適用す
ることができる。
また、例えば本出願人の出願にかかる実願昭56
−148125号明細書及び図面、実願昭56−152246号
明細書及び図面、実願昭56−160302号明細書及び
図面、及び昭和56年12月18日付特許願(発明の名
称:小出し孔と大出し孔を有する振出し用容器
蓋)の明細書及び図面に開示されている振出し用
容器蓋の如く、蓋本体の天面壁に内容物を比較的
小量振出すための比較的小さい小出し孔と内容物
を比較的大量振出すための比較的大きい大出し孔
との2種類(又はそれ以上の種類)の振出し孔が
形成されており、特定の種類の振出し孔が選択的
に露呈される型の振出し用容器蓋にも、本考案を
適用することができる。この場合、2種類(又は
それ以上の種類)の振出し孔の夫々に対して目詰
り防止手段を設けることもできるし、目詰りが発
生し易い比較的小さい小出し用孔のみに関連せし
めて目詰り防止手段を設けることもできる。
<考案の効果> 本考案によれば、移動体が開位置から閉位置に
せしめられると、目詰り防止手段の突起が振出し
孔内に少なくとも部分的に没入せしめられるの
で、振出し孔に詰つた内容物はかかる突起の作用
によつて強制的に容器内に落下せしめられ、かく
して振出し孔の目詰りが確実に防止される。ま
た、目詰り防止手段は弾性的に変形可能である故
に、移動体が閉位置から開位置に向けて移動され
る際には、この目詰り防止手段の弾性変形によつ
て突起が上昇せしめられ、突起の振出し孔からの
離脱も十分円滑に達成される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に従つて構成された振出し用
容器蓋の一具体例を示す分解斜面図。第2図は、
第1図に示す振出し用容器蓋を容器の口部に装着
した状態を、一部を断面で示す側面図。第3図
は、第1図に示す振出し用容器蓋における振出し
孔とこれに没入した突起を示す拡大断面図。第4
図は、第1図に示す振出し用容器蓋の平面図。第
5図は、第1図に示す振出し用容器蓋において移
動体が閉位置にある時の目詰り防止手段の状態を
示す断面図。第6図は、第1図に示す振出し用容
器蓋において移動体が開位置にある時の目詰り防
止手段の状態を示す断面図。 2……蓋本体、4……移動体、6……蓋本体の
天面壁、16……振出し孔、22……移動体主
部、24……目詰り防止手段、54……目詰り防
止手段の突起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 天面壁に少なくとも1個の振出し孔が形成さ
    れている蓋本体と、該蓋本体の該天面壁上に該
    天面壁に沿つて移動自在に装着され、該振出し
    孔を覆う閉位置と該振出し孔を露呈せしめる開
    位置とに選択的に位置付けられる移動体とを具
    備する振出し用容器蓋において; 該移動体の下面には、下方に突出する少なく
    とも1個の突起を有し且つ上下方向に弾性的に
    変形可能な目詰り防止手段が設けられており、
    該移動体が該閉位置に位置付けられると該突起
    が該振出し孔に整合して該振出し孔内に少なく
    とも部分的に没入し、該移動体が該閉位置から
    該開位置に向けて移動せしめられる際には該目
    詰り防止手段の弾性変形によつて該突起が上昇
    せしめられて該振出し孔から離脱せしめられる
    ことを特徴とする振出し用容器蓋。 2 該突起は下方に向つて外径が漸次減少する略
    半球形状乃至円錐台形状である実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の振出し用容器蓋。 3 該振出し孔は下方に向つて内径が漸次増大す
    る円錐台形状である実用新案登録請求の範囲第
    1項又は第2項記載の振出し用容器蓋。 4 該移動体の下面には凹部が形成されており、
    該移動体とは別個の部材から構成された該目詰
    り防止手段が該凹部に収容されている実用新案
    登録請求の範囲第1項乃至第3項のいずれかに
    記載の振出し用容器蓋。 5 該目詰り防止手段は、下面に該突起が形成さ
    れた平板部と、該平板部の上面から上方に延び
    自由端が該凹部の底面に当接する舌状部とを有
    し、該舌状部が弾性的に撓むことによつて該突
    起が上昇せしめられる実用新案登録請求の範囲
    第4項記載の振出し用容器蓋。 6 該凹部の底面と該平板部の上面とには、相互
    に協働する上下方向に延びる嵌合孔と嵌合軸が
    形成され、該嵌合孔の端部には内方に突出する
    突条が形成され、該嵌合軸の端部には外方に突
    出する突条が形成され、該嵌合孔の該突条と該
    嵌合軸の該突条とが相互に係合することによつ
    て該凹部から該目詰り防止手段が下方に脱落す
    ることが防止される実用新案登録請求の範囲第
    5項記載の振出し用容器蓋。 7 該移動体は該蓋本体に対して該蓋本体の中心
    軸線に実質上垂直な方向に滑動せしめることに
    よつて該閉位置と該開位置とに選択的に位置付
    けられる実用新案登録請求の範囲第1項乃至第
    6項のいずれかに記載の振出し用容器蓋。 8 該移動体は該蓋本体に対して該蓋本体の中心
    軸線又はそれと実質上平行な軸線を中心として
    旋回動せしめることによつて該閉位置と該開位
    置とに選択的に位置付けられる実用新案登録請
    求の範囲第1項乃至第6項のいずれかに記載の
    振出し用容器蓋。
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JP7149727B2 (ja) * 2018-04-24 2022-10-07 株式会社吉野工業所 振り出しキャップ

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