JPS62215409A - クレ−ン・荷捌装置間の信号伝達機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、入出庫用走行クレーンと、このクレーンが所
定位置（ホームポジション）にあるときに当該クレーン
の弄降キャレッジ上のランニングフォークにより荷を受
け渡しされる移動台車やコンベヤ等の荷捌装置とを備え
た自動倉庫に於いて、前記クレーンと荷捌装置との間で
インターロック等のための制御信号を伝達する機構に関
するものである。

（従来の技術及びその問題点） 前記のような自動倉庫に於いては、荷捌装置である移動
台車がクレーンのボームポジションに対応する位置に停
止し且つ当該ホームポジションで停止しているクレーン
の昇降キャレッジが前記移動台車に対する所定のフォー
キングレベルにあるとき、移動台車側からクレーン側へ
フォーク出しＯＫの信号を与え、これを受けたクレーン
側は移動台車側へ台車移動禁止のインターロック信号を
与えた後に所定のフォーキングを行い、昇降キナレッジ
上から移動台車上への荷下ろし作業、又は移動台車上か
ら昇降キナレッジ上への荷掬い取り作業を行うものであ
るが、従来、クレーンと荷捌装置、例えば移動台車との
間でのフォーク出し０にの信号や台車移動禁止のインタ
ーロック信号等の各種の制御信号の伝達は、クレーンの
下部フレームとこれに対応する荷捌装置側の固定フレー
ムや床面上とに設置された光電スイッチによって行って
いた。

このような従来の信号伝達機構では、前記荷捌装置がク
レーン走行方向に関しては同一位置でレベルのみを変え
て複数台設置されているとき、クレーン側には、各レベ
ルの荷捌装置毎に設置された複数の光電スイッチ群の各
々に対応して複数の光電スイッチ群を設置しなければな
らないので、数多くの光電スイッチが必要となってコス
ト高になるばかりでなく、その取り付けや配線の面でも
苦心しなければならなかった。

（問題点を解決するための手段） 本発明は上記のような従来の問題点を解決し得る信号伝
達機構を提案するものであって、その特徴は、前記クレ
ーンと荷捌装置との間の制御信号の伝達を、前記昇降キ
ャレッジと前記荷捌装置とに取付られた投光器及び受光
器から成る光電スイッチにより行わせるように構成し、
前記投光器は、前記昇降キャレノジが荷下ろし用高レベ
ルと荷掬い取り用低レベルの何れにあっても相手方の受
光器に受光させ得るだけの上下方向投光範囲を有する広
角型とした点にある。

（実施例） 以下に本発明の一実施例を添付の例示図に基づいて説明
すると、第１図に於いて、１は入出庫用走行クレーンで
あって、クレーン走行方向に対し直交する水平横方向に
出退自在なランニングフォーク２を備えた昇降キヤレッ
ジ３を有する。４は前記クレーン１の走行経路にそって
立設された棚であって、多数の荷収納部５が立体的に形
成されている。６，７は荷捌用移動台車であって、前記
クレーン１のホームポジション脇の１階と２階とに設置
され、クレーン１との間の荷受け渡し位置Ａとフォーク
リフト等との間の荷受け渡し位置Ｂとの間でガイドレー
ル８．９上を往復移動し得るように支持されている。

前記クレーン１の昇降キナレッジ３上と棚４の各荷収納
部５及び荷捌用移動台車６，７との間の荷１０の移載は
、従来周知のように前記ランニングフォーク２の出退運
動と昇降キャレッジ３の昇降運動との組み合わせから成
る荷下ろし用フォーキング動作又は荷掬い取り用フォー
キング動作によって行われる。

第２図に示すように、前記クレーン１の昇降キャレッジ
３には、荷捌用移動台車６．７と対向する側にフォーク
出しＯＫ信号伝達用光電スイッチ１１の受光器１１ｂと
台車移動禁止信号伝達用光電スイッチ１２の投光器１２
ａとが設置され、前記荷捌用移動台車６，７の夫々には
、クレーン１と対向する側にフォーク出しＯＫ信号伝達
用光電スイッチ１１の投光器１１ａと台車移動禁止信号
伝達用光電スイッチ１２の受光器１２ｂとが設置されて
いる。これら光電スイッチ１１．１２は、クレーン１が
ホームポジションの所定位置で停止し且つ荷捌用移動台
車６，７が荷受け渡し位置Ａに停止している状り、（即
ち平面視に於いてクレーン１のランニングフォーク２の
中心と荷捌用移動台車６．７の中心とが一致している状
Ｂ）に於いて、前記昇降キヤレソジ３を昇降させて荷捌
用移動台車６又は７に対応させたとき、荷捌用移動台車
６又は７側の投光器１１ａからクレーン１側へ受光器１
１ｂへフォーク出しＯＫ信号を伝達すると共に、クレー
ン１側の投光器１２ａから荷捌用移動台車６又は７側の
受光器１２ｂへ台車移動禁止信号を伝達するものである
。従って第３図に示すように昇降ギヤレッジ３側の投光
器１２ａは、当該昇降キャレッジ３を荷捌用移動台車６
又は７に対する荷下ろし用高レベルＨと荷掬い取り用低
レベルＬの何れに位置させた場合でも、投光器１２ａの
上下方向投光範囲θ内に相手方の受光器１２ｂが位置す
るように設置され、第４図に示すように荷捌用移動台車
６又は７側の投光器１１ａは、前記昇降キャレッジ３を
荷捌用移動台車６又は７に対する荷下ろし用高レベルＨ
と荷掬い取り用低レベルＬの何れに位置させた場合でも
、投光器１１ａの上下方向投光範囲θ内に相手方の受光
器１１ｂが位置するように設置されている。換言すれば
前記光電スイッチ１１．１２の各投光器１１ａ、１２ａ
は、投光対象の受光器１１ｂ、１２ｂが設置される前方
位置での上下方向投光範囲が、前記昇降キャレソジ３の
高レベルＨと低レベルＬとの間のレベル差（１００＋ｎ
前後）より広い、広角型のものである。この広角型投光
器１１ａ、１２ａは従来の汎用型投光器の投光レンズを
変える等の方法により簡単に構成することが出来る。

然して、前記クレーン１によって棚４の荷収納部５から
荷捌用移動台車６又は７上へ荷１０を出庫するとき、或
いはこの逆の入庫作業を行う場合、クレーン１をホーム
ボジシクンに停止させると共に昇降キャレッジ３を荷捌
用移動台車６又は７に対応する位置で且つ出庫時には高
レベルＨ１入庫時には低レベルＬに位置させ、そして荷
捌用移動台車６又は７を荷受け渡し位置Ａに停止させた
状態で、前記ランニングフォーク２の出退運動と昇降キ
ヤレソジ３の昇降運動とを組み合わせた所定の荷下ろし
用フォーキング動作又は荷掬い取り用フォーキング動作
を行わせるのであるが、このフォーキング動作は、作業
対象の荷捌用移動台車６又は７が荷受け渡し位ｆｉＡに
停止していることを一つの条件として荷捌用移動台車６
又は７側からクレーン１側へ光電スイッチ１１を介して
与えられるフォーク出しＯＫの制御信号に基づいて行わ
れる。又、前記フォーキング動作に先立ってクレーン１
側から荷捌用移動台車６又は７側へ光電スイッチ１２を
介して台車移動禁止のインターロック信号が与えられ、
フォーキング動作の途中に誤って作業対象の荷捌用移動
台車６又は７を移動させる指令が人力されても当該荷捌
用移動台車６又は７が駆動されるのを阻止する。前記フ
ォーク出しＯＫの制御信号や台車移動禁止のインターロ
ック信号は、昇降キャレッジ３が荷捌用移動台車６又は
７に対して高レベルＨと低レベルＬの何れに位置してい
ても、光電スイッチ１１．１２の投光器１１ａ、１２ａ
が発光し、その光線を受光器１１ｂ、１２ｂが検出する
ことにより、クレーン１と荷捌用移動台車６又は７の一
方から他方へ確実に伝達される。

尚、実施例ではフォーク出しＯＫの制御信号を伝達する
光電スイッチ１１と台車移動禁止のインターロック信号
を伝達する光電スイッチ１２とを例示したが、クレーン
１と荷捌用移動台車６又は７との間で伝達される制御信
号はこれらに限定されない０例えばフォーク出しＯＫの
制御信号を荷下ろしＯＫ倍信号荷掬い取りＯＫ倍信号２
つの信号に分け、夫々に専用の光電スイッチを使用する
ことも出来るし、上記制御信号以外の制御信号を伝達す
る光電スイッチを使用することも出来る。

更に、荷捌装置として移動台車６．７を例示したが、コ
ンベヤ等、他の任意の荷捌装置を使用することも出来る
し、そのレベルを変えて設置する台数も２台に限定され
ない。又、荷捌装置が実施例のように移動台車６，７で
ある場合、光電スイッチをこの移動台車に設けて、移動
台車６，７がクレーン１に対応する荷受け渡し位ｆｉＡ
にあるときのみ制御信号をクレーン１との間で伝達し得
るように構成するのが望ましいが、固定フレームや床面
側に設けることも出来る。

（発明の作用及び効果） 以上のように本発明の信号伝達機構によれば、前記荷捌
装置がレベルだけを変えて複数台設置されている場合で
も、昇降キャレソジを所定の荷下ろし又は荷掬い取り作
業を行うために任意のレベルの荷捌装置に対応する高さ
まで昇降移動させたとき、昇降キャレソジ側の光電スイ
ッチの投光器又は受光器が当該レベルの荷捌装置側の受
光器又は投光器と対応し、両者間で所定の信号の伝達を
行わせるこ、とが出来る。

即ち昇降キャレッジ側の光電スイッチは、レベルが異な
る複数台の荷捌装置の各々に設けられている光電スイッ
チの何れとも信号の伝達を行うことが出来、クレーン側
としては信号授受の相手である荷捌装置がレベルを変え
て何台設置されていても１セツトの光電スイッチを設け
ておけば良く、従来のように各荷捌装置毎に対応する光
電スイッチをクレーン側に設けなければならない場合と
比較して大幅なコストダウンが期待出来る。又、クレー
ン側に於ける光電スイッチの取り付けや配線も光電スイ
ッチの個数が少ないために容易に行える。

勿論、このような効果が得られるに至ったのは、前記光
電スイッチを構成する投光器を、前記昇降キャレッジが
荷下ろし尾筒レベルと荷掬い取り用低レベルの何れにあ
っても相手方の受光器に受光させ得るだけの上下方向投
光範囲を有する広角型としたからである。なぜならば、
従来の一般的な光電スイッチに於ける投光器のように上
下方向投光範囲が狭く、光軸の上下方間中が３０〜５０
１■程度しかない投光器を使用するときは、昇降キャレ
ッジが荷下ろし用高レベルにあるときと荷掬い取り用低
レベルにあるときとで１００ｎ前後のレベル差があるの
で、投光器又は受光器の何れか一方を昇降キャレソジが
高しベルにあるときに有効に作用するものと低しベルに
あるときに有効に作用するものとに分けて２個設置する
必要があり、光電スイッチの個数を削減する所期の目的
に反する。

然るに本発明の構成によれば、前記のように広角型の投
光器を使用して、昇降キャレッジが荷下るし用高レベル
と荷掬い取り用低レベルの何れにあっても相手方の受光
器に受光させ得るようにしたので、作業内容によってレ
ベルが変化する昇降キャレノジに光電スイッチを取り付
けながら、一つの信号を伝達する光電スイッチとしては
一つの投光器と一つの受光器とで構成することが出来、
安価に実施することが出来る。

【図面の簡単な説明】 第１図は全体の側面図、第２図は荷捌用移動台車とクレ
ーンとの間の信号伝達用光電スイッチの位置関係を説明
す不平面図、第３図及び第４図は同正面図である。 １・・・入出庫用走行クレーン、２・・・ランニングフ
ォーク、３・・・昇降キャレッジ、４・・・棚、５・・
・荷収納部、６．７・・・荷捌用移動台車、８，９・・
・ガイドレール、１０・・・荷、１１・・・フォーク出
しＯＫ信号伝達用光電スイッチ、１２・・・台車移動禁
止信号伝達用光電スイッチ、１１ａ、１２ａ・・・投光
器、１第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 入出庫用走行クレーンと、このクレーンが所定位置にあ
   るときに当該クレーンの昇降キャレッジ上のランニング
   フォークにより荷を受け渡しされる荷捌装置とを備えた
   自動倉庫に於いて、前記クレーンと荷捌装置との間の制
   御信号の伝達を、前記昇降キャレッジと前記荷捌装置と
   に取付られた投光器及び受光器から成る光電スイッチに
   より行わせるように構成し、前記投光器は、前記昇降キ
   ャレッジが荷下ろし用高レベルと荷掬い取り用低レベル
   の何れにあっても相手方の受光器に受光させ得るだけの
   上下方向投光範囲を有する広角型としたクレーン・荷捌
   装置間の信号伝達機構。