JPS62212439A - 硬化性組成物 - Google Patents

硬化性組成物

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Publication number
JPS62212439A
JPS62212439A JP61056361A JP5636186A JPS62212439A JP S62212439 A JPS62212439 A JP S62212439A JP 61056361 A JP61056361 A JP 61056361A JP 5636186 A JP5636186 A JP 5636186A JP S62212439 A JPS62212439 A JP S62212439A
Authority
JP
Japan
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compound
curable composition
per molecule
mercapto
reactive unsaturated
Prior art date
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Pending
Application number
JP61056361A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichiro Washiyama
潤一郎 鷲山
Naoki Minorikawa
直樹 御法川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Publication date
Application filed by Showa Denko KK filed Critical Showa Denko KK
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Publication of JPS62212439A publication Critical patent/JPS62212439A/ja
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は光情報記録盤およびプラスチックレンズなどの
光学材料として好適に利用できる硬化性組成物に関し、
特に、光を用いて映像や音声などの情報を記録・再生す
るビデオディスク、オーディオディスク、光メモリ−デ
ィスクなどの光ディスクの基板用材料として好適に利用
ぐきる硬化性組成物に関する。
(従来の技術) 従来から光ディスクの基板用材として種々のものが検討
されている。
アクリル樹脂は、透明性等の点ですぐれているが、吸水
率が大きく、吸湿により反りが発生する。
また吸湿により大きな寸法変化を生じるなどの欠点があ
る。
ポリカーボネート樹脂は、アクリル樹脂のような欠点は
ないものの、成形性が悪いため成形時の分子配向により
、ノイズ原因となる複屈折が生じ易く、またこの対策の
ため分子層を下げて成形性を向上しようとすると、表面
硬度などの機械的物性が低下してしまい、複屈折・機械
的物性を両方同時に満足させることができない不満があ
る。
また、光ディスクからの読み出し速度の高速化には出力
の大きなレーザを使用する必要があるが、上記アクリル
樹脂、ポリカーボネート樹脂のいずれも、耐熱性が高く
ないため、これらの材料からなる光ディスクでは、プリ
グループ、ピットの溶融・消失の危険が生じて読み出し
速度の高速化に対応できない不満がある。
他方、ガラスによって基板を形成することも提案されて
いるが、重量が大となるなどの問題がある。
上記のような基板用材料の問題に対処し得る材料として
、近年、熱(光)V6i!化性樹脂が注目されている。
熱(光)硬化性樹脂は複屈折・吸水率・耐熱性といった
物性を比較的コントロールしやすく、新しい光デイスク
基板材として有望視されている。
ところが、この熱(光)硬化性樹脂によって光ディスク
を製造する場合は、金型中で樹脂を硬化反応させなけれ
ばならないため、成形サイクルが長く、生産性が悪い問
題があった。
(問題を解決するための手段) 本発明者らは、上記問題点を解決するために鋭意研究を
重ねた結果、次の硬化性組成物が光デイスク基板等の材
料に要求される各物性と、生産性とを兼ね備えているこ
とを見出し、本発明をなすに至った。
本発明の硬化性組成物は、 01分子あたり少なくとも2個の不飽和シフ0アセター
ル基を右する化合物(以下、アセタール系化合物(A)
と略称する)と、 @1分子あたり少なくとも2個のメルカプト基を有する
化合物(以下、メルカプト系化合物(B)と略称する)
と、 01分子あたり少なくとも2個の反応性不飽和結合を有
する化合物(以下、反応性不飽和結合化合物(C)と略
称する)と、 0 ポリメタクリル酸メチル樹脂(以F、PMMAと略
称する)とからなる硬化性組成物である。
以下、本発明の硬化性組成物を詳しく説明する。
エエエ亙豆五盪 まず、本発明の硬化性組成物をなす各配合成分について
説明する。
(A)アセタール系化合物 本発明の硬化性組成物に用いられるアセタール系化合物
(A)とは、 (不飽和ジオキサン型) および/または 。
(不飽和ジオキソラン型) で表される不飽和シクロアセタール基を1分子中に少な
くとも211有する不飽和シクロアセタール化合物であ
る。
本発明の硬化性組成物に好適に利用されるアセタール系
化合物(A)としては、次の山ないしくv)の化合物な
どを挙げることができる。
巾ジアリリデンペンタエリスリトール、トリアリリデン
ソルビトール、ジアリリデン−2・ 2・ 6・6−チ
トラメチO−ルシクロへキナノンまたはこれらの混合物
(i)(a)ジアリリデンペンタエリスリトール及び(
または)ジアリリデン−2・ 2・ 6・6−テトラメ
チロールシクロヘキサノンと (b)エチレングリコール、ジエチレングリコール、ト
リエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロ
ピレングリコール、 1・3−ブタンジオール、1・6
−ヘキサンジオール、ポリエチレングリコール、水添ビ
スフェノールA、ビスフェノールへ−エチレンオキサイ
ド付加物、ビスフェノールA−プロピレンオキサイド付
加物、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン
、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール。
フタル酸、イソフタル酸及びテレフタル酸のエチレンオ
キサイド付加物1分子ff11500以下の末端水11
1基含有ポリエステルなどのポリオール。
(C)ジチオグリコール、ジペンテンジメル力ブタン、
エチルシクロへキシルジメルカプタン、 1・6−ヘキ
1ナンジメル力ブタンなどのポリチオール、ヂオグリコ
ール耐、β−メルカプトプロピオン酸または、メルカプ
トコハク酸と上記ポリオールとの反応によって得られる
エステル化合物などのごとき、1分子あたり水Mu及び
(または)メルカプト基を合計2個以上含む化合物、(
d)フェノール、クレゾールおよびこれらのホルマリン
縮合によって得られるノボラック、ビスフェノールF、
ビスフェノールAなどの、フェノール類。
(e)ベンゼンスルホンアミド、0−トルエンスルホン
アミド、p−トルエンスルホンアミド、クロルベンゼン
スルホンアミドなどのアリールスルホンアミド類、また
は(「)これらの況合物との反応生成物。
(至)モノアリリデントリメチロールプロパン及び(ま
たは)モノアリリデントリメチロールエタンとトリレン
ジイソシアネート、ポリアルキレンアリルイソシアネー
ト、メタフェニレンジイソシアネート、キシリレンジイ
ソシアネート、ヘキナメチレンジイソシアネート、イソ
ホOンジイソシアネートなどのイソシアネート化合物と
の反応生成物。
(へ)モノアリリデントリメチロールプロパン及び(ま
たは)モノアリリデントリメチロールエタンとコハクi
1!焦水物、マレイン醒無水物、イタコンM無水物、フ
タル酸無水物、テトラヒドロフタル酸無水物、ヘキサヒ
ドロフタル酸無水物との付加半エステル化物。
(V)モノアリリデントリメチロールプロパン及°び(
または)モノアリリデントリメチロールエタンとカルボ
ン酸無水物との付加半エステル化物と、多価グリシジル
エーテル型エポキシ化合物やフタル酸、アジピン酸、ダ
イマー酸などのグリシジルエステル型エポキシ化合物な
どのエポキシ化合物とを反応させて得られる化合物。
(B)メルカプト系化合物 本発明の硬化性組成物の第2成分として使用されるメル
カプト系化合物(B)とは、1分子あたり少なくとも2
個のメルカプト基を有する脂肪族または芳香族ポリメル
カプタンである。
本発明の組成物に好適に利用されるメルカプト系化合物
(B)として、次の山ないしくV)の化合物などを挙げ
ることができる。
山ジベンテンジメル力ブタン、エチルシクロへキシルジ
メルカプタン、1・6−ヘキサンジメJレカブタン。
α)カルボキシル基を有するメルカプト化合物と、多価
アルコールとのエステル化合物。カルボキシル基を有す
るメルカプト化合物、としては、例えばチオグリコール
酸またはβ−メルカプトプロピオン酸、メルカプトコハ
ク酸等を挙げることができる。また、多価アルコールと
しては、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトー
ル、トリメチロールプロパンやトリメチロールエタンな
どを挙げることができる。
0メルカプト基に対してβ−位置の炭素原子に水I!基
を有する化合物。
(へ)エポキシ樹脂と硫化水素との反応によって得られ
る化合物。
(V)エポキシ樹脂とチオグリコール酸との反応によっ
て得られる化合物。
(C)反応性不飽和結合化合物 本発明の硬化性組成物の第3成分である反応性不飽和結
合化合物(C)とは、1分子あたり少なくとも2個の反
応性不飽和結合を有するもので、上記アセタール系化合
物(A)やメルカプト系化合4m (B )と共重合可
能でかつ均一混合し得るものであれば種々の化合物を利
用できる。
そのような化合物としては、ビスフェノール類(C−1
)、イソシアヌルIIm誘導体(C−2)。
トリアジン系化合物(C−3)、その他の化合物(C−
4)が挙げられる。これらの中で、ビスフェノール類(
C−1)、イソシアヌル酸誘導体(C−2)、 トリア
ジン系化合物(C−3)などは、これらが配合された硬
化性組成物が、耐熱性。
耐水性に特に優れたものとなる点で好ましい。
以下、これらの化合物について説明する。
ビス エノール   一 本発明の組成物の第3成分である反応性不飽和結合化合
物として用いて好適なビスフェノール類(C−1)とは
、1分子あたり少なくとも合計2個のアクリロイル基及
び/またはメタクリロイル基を有するビスフェノール類
である。
本発明の組成物に好適に利用されるビスフェノール類(
C−1)としては、次の(1)式で示されるものが例示
される。
(R+÷市X−+R2)。2−−−−−(1)(1)式
中n I +n2は1〜′3の整数。
(1)式中Xは、(2)〜(7゛)式などで示される構
造のものである。
舎Y(防−−−−−(2) CI   CH3CJ Br    CHs   Sr ここで(2)式中Yは(8)〜(16)式等で示す構造
のものである。
CH3 CH3 −CH2−−−−(9)       −C−−−(1
0)CH3 また、(1)式中R1・R2としては(17)式で示す
構造のものが挙げられる。
ここで(17)式中Ra 、Raは水素(H)。
メチルI(Me)、エチル!!(Et)およびそのハロ
ゲン原子置換体。また、mはO〜6の整数である。
上記の各化合物は単独でも2種以上の混合物としても使
用できる。
叡 ル・、 一 本発明の組成物の第3成分である反応性不飽和結合化合
物として用いて好適なイソシアヌルaX導体(C−2)
とは、1分子あたり少なくとも合計2個のアクリロイル
基及び/もしくはメタクリロイル基を有するイソシアヌ
ル[導体である。
このイソシアヌル酸誘導体(C−2>としては、以下の
様な化合物が例示される。
a)イソシアヌル酸にエチレンオキサイド、プロピレン
オキサイドなどを付加して得られる反応生成物に、アク
リル酸及び/もしくはメタクリル酸を反応させて得られ
る反応生成物。
b)イソシアヌル酸にエピクロルヒドリンを付加しこれ
を脱塩酸して得られる生成物とエチレングリコール、プ
ロピレングリコール、グリセリンなどの多価アルコール
との反応物に、アクリル酸及び/もしくはメタクリル酸
を反応させて得られる反応生成物。
C)イソシアヌル酸とエチレンクロルヒドリンとアリル
クロライドとの反応生成物に、アクリル酸及び/もしく
はメタクリル酸を反応させて得られる反応生成物。
d)イソシアヌル酸とエチレンオキサイドとの付加物と
、アクリル酸グリシジル及び/もしくはメタクリル酸グ
リシジルとの反応生成物。
e)イソシアヌル酸とクロロアセトアミドとの反応生成
物をホルマリンなどによりメチロール化したものと、ア
クリル酸及び/もしくはメタクリル酸との反応生成物。
 ′ f)イソシアヌル酸とアクリルアミドの反応生成物をメ
チロール化したものと、アクリル酸及び/もしくはメタ
クリル酸との反応生成物。
C+)a)〜f)の反応生成物のアクリル基もしくは、
メタクリル基の一部が飽和アシル基で置換された化合物
これらの化合物は単独で用いることも2種類以上混合し
て用いることも可能である。このイソシアヌル酸誘導体
(C−2’)の代表的なものとしてはトリス(2−アク
リロイルキシエチル)イソシアヌレート、トリス(2−
・メタクリロイルキシエチル)イソシアヌレート、ジ(
2−アクリロイルキシエチル)−2ヒドロキシエチルイ
ソシアヌレート、ジ(2メタクリロイルキシエチル)2
ヒドロキシエチルイソシアヌレート、ジ(2−アクリロ
イルキシエチル)2アセトキシエチルイソシアヌレート
、ジ(2−メタクリロイルキシエチル)アセトキシエチ
ルイソシアヌレート、ジ(2アクリロイルキシエチル)
−アリルイソシアヌレート。
ジ(2メタクリロイルキシエチル)−アリルイソシアヌ
レートなどが例示される。
なお、この分子中のアクリロイル基及び/またはメタク
リロイル基の数は合計2個以上であれば良い。
I  S*1    八     一 本発明の組成物の第3成分である反応性不飽和結合化合
物として用いて好適なトリアジン系化合物(C−3)と
は、1分子あたり少なくとも1個のトリアジン環を有し
、かつ1分子あたり少なくとも合計2個のアクリロイル
基及び/もしくはメタクリロイル基を有する化合物で、
下記(18)式で示される化合物もしくはこれらがホル
マリンや多価アルコール、エチレンオキサイドなどを介
しオリゴマー化した化合物などである。
(18)式中、X、Y、Zは、水素、アルキル基、アル
コキシル基、ジルコキシル基を(メタ)アクリル変性し
たもの、 ただし、R1−R2は水素、メチル基、エチル基、プロ
ピル基の如き脂肪族アルキル基、ベンジル基の如き芳香
族アルキル阜 もL < ハ+CH2−CH2−0+ Co−C=CH
2× (n−0〜4. Xは水素又はアルキル基)を示ず。
このトリアジン系化合物(C−3)の代表的なものとし
ては (1) N、 N’−ビス(メタ)アクリロイルメチル
−N、 N’ 、N” 、N“−テトラ1−スメトキシ
メチルメラミン、 N、N、N ’ 、N“−テトラキ
ス(メタ)アクリロイルメチル−N’ 、N“−ビスエ
トキシメチルメラミン、 (2) N、N、 N’ 、N’ 、N“、N“−へキ
サキス(2−(メタ)アクリ0イルエトキシメチル)メ
ラミン、(3)  2.4−ビス[[N、N−ビス[(
2−(メタ)アクリロイルエトキシ)エトキシメチル1
1アミノ1−6−ニトキシー1.3.5− トリアジン
、(4) 2.4−−ビス[p −(2−(メタ)アク
リロイルエトキシ)フェニルオキシ]−6−[[N、N
 −ビス[(2−(メタ)アクリロイルエトキシ)エト
キシメチル11アミノ]−1,3,5−トリアジン、(
5) 2.2−ビス[4−[[N、N’ 、N“−トリ
スメトキシメチル−N’ 、N“−(2−(メタ)アク
リロイルエト4ニジ)メチル]メラミニルオキシ]フェ
ニル]プロパンなどを挙げることができる。
また、オリゴマー化に用いる多価アルコールとしては、
エチレングリコール、ジエチレングリコール、ブOピレ
ングリコール、1・3−ブタンジオール、1・6−ヘキ
サンジオール、水添ビスフェノールA、トリメチロール
プロパン、ペンタエリスリトール、フタル酸、イソフタ
ル酸及びテレフタル酸のエチレンオキサイド付加物など
が挙げられる。
なお、分子中のトリアジン環1個あたりの官能基の数は
2以上であれば全く限定されないが、エステル結合によ
る吸水効果と、架橋密度上昇による耐熱性向上とのバラ
ンスを考慮して、1分子中のトリアジン環1個あたりの
官能基の数は4〜6の範囲内であることが望ましい。
八       一 本発明の組成物の第3成分である反応性不飽和結合化合
物として用いて好適なその他の化合物(C−4)として
は、次のようなものが例示される。
■エチレングリコールジ(メタ)アクリレート。
ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート。
トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート。
ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート。
プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート。
ボアυプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、
ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート。
トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペ
ンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジグリ
シジルピスフェノールAジ(メタ)アクリレート、ペン
タエリスリトールテトラメタクリレート、ビスフェノー
ルAエポキシジメタクリレートなどのメタクリロイル化
合物、■ジビニルベンゼン、ジビニルアジペートなどの
ビニル化合物、 ■エチレングリコールジアクリレート、トリメチ[1−
ルプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールデ
1−ラメタクリレート、ビスフェノールAエポキシアク
リレートなどのアクリロイル化合物、゛ ■ジアリルフタレート、ジアリルサクシネート。
ジアリルアジペート、 I−リアリルイソシアヌレート
、ジグリコールビスアリルカーボネート、ジアリルマレ
エート、ジアリルフマレート。
(D)ポリメタクリル酸メチル樹脂(PMMA)本発明
の硬化性組成物に第4の成分として配合されるPMMA
ついて説明する。
本発明の硬化性組成物には、一般に市販されているPM
MAのいずれをも利用することができる。
通常PMMAはメタリル酸メチルモノマーを単独で重合
したり、シクロへキシルメタクリレートやメタクリル酸
エチルなどと共重合させることによって製造される。
本発明の硬化性組成物に用いるPMMAの流動性は、メ
ルトフローレート(VFR)(ASTMo  1238
)で10〜30の範囲であることが望ましい。VFRが
10未満になると、流動性が低下するため、このPMM
Aが配合された硬化性樹脂を射出成形する場合に、高い
成形圧力が必要となる。その結果、成形品に大きな内部
ヒズミが生じて1IIiiI折が大となり、光学的特性
が悪化する。
また、VFRが30を超えると、PMMAの力学的物性
が低下するので、このPMMAが配合された硬化性組成
物から得られる成形品が強度的に不充分なものになる不
都合が生じる。
(E)その他の添加物 本発明の硬化性組成物には、各種開始剤、増感剤は言う
まマ心なく、酸化防止剤、安定剤、離型剤、染料、帯電
防止剤、防曇剤、界面活性剤、レベリング剤1重合調整
剤、紫外線吸収剤などの添加剤を必要に応じて加えるこ
とができる。
また、組成物の本質を大きく損なわない範囲内で、アセ
タール系化合物(A)、メルカプト系化合物(B)、反
応性不飽和結合化合物(C)と共重合可能で、かつ均一
に混じるものなら、いかなる反応性モノマーもしくはオ
リゴマーを添加することもできる。
W監含北 上記各成分の配合割合は、特に限定されないが次に述べ
る範囲で配合されることが望ましい。
本発明の硬化性組成物にあっては、アセタール系化合物
(A>とメルカプト系化合物([3)との配合割合が、
当量比で1:1〜0.5程度であることが望ましい。ア
セタール系化合物(A)の配合量が多い場合には、硬化
に長時間を要するうえ成形体にムラが発生し易い不都合
がある。また、メルカプト系化合物(8)の配合量が極
端に多い場合には得られる成形体が不快臭を有するもの
となったり硬度等の物性の低下が認められる不都合が生
じる。
また、硬化性樹脂とするためには、アセタール系化合物
(A)1分子あたりの不飽和シクロアセタール基の数と
、メルカプト系化合物(B)1分子あたりのメルカプト
基の数との合計が4個以上、好ましくは5個以上である
ことが必要である。
第3成分である反応性不飽和結合化合物(C)の配合割
合は、特に限定されないが、使用量が多すぎた場合、硬
度が高すぎて得られる成形品がもろくなる。また使用量
が少なすぎると望みうる耐熱性は得られない。このよう
な理由からこの反応性不飽和結合化合物(C)の配合割
合は、アセタール系化合物(A)1当Mに対して、0.
2〜6.3当量、より好ましくは0.5〜5.4当傷で
あることが望ましい。
また、以上の割合で配合されたアセタール系化合物(A
>・メルカプト系化合物(B)および反応性不飽和結合
化合物(C)の混合物とPMMAとの配合比は、PMM
A1当量に対して混合物が0.01〜30当量であるこ
とが望ましい。混合物の配合mが0.01未満になると
、硬化性組成物に高エネルー1!−線を照射して架橋反
応を行なっても、充分な架橋密度を得ることができず、
成形品は耐熱性、耐水性の不充分なものとなる。また、
混合物の配合量が30当量を越えると、金型から取り出
された成形品が著しくべとつくものとなるので、金型か
らの離型性が悪化するうえ、上記化合物(A)(B)(
C)の混合物の硬化収縮によって変形を生じ易いなどの
問題を生じる。
Lに玖星五基 本発明の硬化性組成物で光ディスク等の成形品を生産す
るには、射出成形法を利用することができる。
この硬化性組成物から光ディスクを成形するには、ビッ
ト等を形成するスタンパが取り付けられた金型を用いる
。そして、上記各化合物(A)(B)(C)およびPM
MAが均一に混合された硬化性組成物を加熱して可塑化
せしめた状態で該金型のキャビティ内に注入する。
注入された硬化性組成物は、金型内で冷却された後取り
出される。
ついで、取り出された成形体には、γ線、X線、紫外線
等の高エネルギー線が照射され、アセタール系化合物(
A)、メルカプト系化合物(B)および反応性不飽和結
合化合物(C)の架橋反応が行われる。
その際の照射エネルギー量は、一般には09OIJ/d
以上500 J / ci以下であれば良く、特に0.
1〜100J/dの範囲内が好ましい。照射エネルギー
mが0.01J/d未満では、架橋反応が不完全である
。一方、500J/cdを越えて照射すると成形体の一
部が劣化、分解、着色を起こし、良好な光ディスクが得
られない。照射は1度に行なっても、2回以上に分けて
行っても良い。
硬化性組成物には必要に応じて特開昭58−17587
7号公報に記載されている光増感剤、安定剤などの添加
剤を加えてもよい。
なJ3、必要に応じ、得られた硬化物に30〜200℃
、好ましくは60〜130℃でアニールを施してもよい
(作用) 本発明の硬化性組成物には、熱可塑性樹脂であるPMM
Aが配合されているので、生産性の高い射出成形法を利
用して成形を行うことができる。
また、本発明の硬化性組成物には、架橋してすぐれた可
撓性・耐水性を発揮するアセタール系化合物(A)・メ
ルカプト系化合物(B)、および架橋してすぐれた耐熱
性・硬度を発揮する反応性不飽和結合化合物(C)が配
合されているので、成形されたものに高エネルギー線を
照射してこれらを架橋反応せしめることによって、本発
明の硬化物からなる製品は、可撓性、耐水性、耐熱性、
硬度などの物性のバランスの良い実用的なものとなる。
(実施例) 以下、実施例に沿って本発明の硬化性組成物をさらに詳
しく説明する。
裏庭■ニ ジアリリデンペンタエリスリット212gをペンタエリ
スリットテトラチオグリコレ−1−2169に溶解させ
、これにトリメチロールプロパントリアクリレート43
0gを加えた。しかる後に亜リン酸ブチル0.49.ベ
ンゾフェノン4gを加えて混合物を得た。
ポリメタクリル酸メチル樹脂(パラベットF1000a
  協和ガス化学工業製) 80GOffと、上記混合
物とを押出機で均一に混練しながらペレタイザーにてベ
レットを作成した。
得られたベレットを射出成形機に投入し、スタンパを取
り付(プた金型を用いて成形し、300φ×38φ”X
 1.2tのディスク状成形体を得た。シリンダーNf
m 230℃、射出圧1000#/ d、金型温度55
℃であった。
次に、窒素雰囲気中で、成形体に高圧水銀灯からの紫外
線を照射して透明なディスク状成形品を得た。照射時間
は2秒問C1エネルギーはIOJ /dであった。
支施■2 実施例1で用いたトリメチロールプロパン30jJの代
わりにネオペンデルグリコールジアクリレート100g
とN、N、N ’ 、N’ 、N“、N“ −へキサキ
ス(2−アクリロイルエトキシメチルメラミン)を30
09加えた混合物を使用した点のみ異なる硬化性組成物
を作成し、他は同じ操作を行ない、透明成形品を得た。
11■ニ ジアリリデン2.2.6.6テトラメチロールシクロへ
キナノン30G9.ジペンテンジメルカプタン280g
、トリメチロールプロパントリアクリレート15G9.
ビスフェノールAジアクリレート1309゜ベンゾイン
エチルエーテル 6g、ハイドロキノン3gを加え均一
に混合した。実施例1と同じポリメタクリル酸メチル樹
脂1000GSF (IONIF)と上記混合物とを混
練して硬化性組成物のベレットを作りた。
以下、実施例1と同様に射出成形して成形品を得た後、
紫外線を照射し、透明なディスク状成形品を得、た。
!LULL 実施例3で用いたビスフェノールAジアクリレート 1
3G9の代わりにイソシアヌルトリアクレート2209
を加えた点のみ異なる硬化性組成物を作成し、他は実施
例3と同様の操作を行ない、透明な成形品を得た。
L校斑ユ ポリメタクリル酸メチル樹脂(実施例1で用いたものと
同一品)の射出成形品 1笠■1 ポリカーボネート樹脂(パンライト光学グレード:奇人
化成製)の射出成形品 胤MJIユ 実施例1で用いたポリメタクリル酸メチル樹脂の代わり
に比較例2で使用したポリカーボネート樹脂を配合した
点のみ異なる硬化性組成物を作成して、射出圧力130
0に9/ c#i、シリンダ一温度310℃、金型温度
100℃の条件ぐ成形を行なった。
この硬化性組成物は射出成形機中で分解してしまい、成
形品が黄色に着色した。
得られた成形品について下記の物性を調べた。
(1)熱変形温度(+−I D T )ASTM  D
−648の方法により試験した。
荷重は66psiであった。
(2)吸水率 ASTM  D−570の方法によって、成形品を23
℃の水中に24時間浸漬して試験した。
(3)複屈折 自動エリプソメータにより、ディスク成形品を回転させ
ながら各点の複屈折を測定した。光源には、He−Ne
レーザを用い、波長ハロ32.8ni t’ アった。
測定値はダブルパスの値を示す。複屈折はレタデーショ
ンの絶対値を平均しnmで示した。
(5)表面硬度 パーコールハード法による。
(6)アイゾツトW1撃値 ■ノツチを入れ、ASTM  D−256により試験し
た。
(7)透明度 波長780nllの光線透過率を示す。
結果を第1表に示す。
第1表 なお、以上の説明では、本発明の硬化性組成物の用途と
して、光を用いて記録、再生を行なうディスク、特にそ
のディスク基板を示したが、本発明はそれに限定される
ものではなく、プラスチックレンズや他の情報記録盤、
例えば静電容鑓変換型情報記録盤などにも用いることが
できる。
(発明の効果) 本発明の硬化性組成物は、熱可塑性樹脂であるPMMA
が配合されているので、生産性の良い射出成形法で成形
することができ、金型内で架橋反応を行う必要がない。
従って、本発明の硬化性組成物によれば光ディスク等の
成形品を、短いサイクルで効率良く生産することができ
る。。
そのうえ、本発明の硬化性組成物には、架橋反応する重
合性化合物が添加されているので、金型から取り出され
た成形品に高エネルギー線を照射することによって、成
形品に機械的強度、加撓性、耐水性、耐熱性、硬度など
を付与することができる。従って、本発明の硬化性組成
物は、光学的に信頼性の高い光デイスク基板などを、効
率良く生産でき、光学材料として好適である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)[a]1分子あたり少なくとも2個の不飽和シク
    ロアセタール基を有する化合物と、 [b]1分子あたり少なくとも2個のメルカプト基を有
    する化合物と、 [c]1分子あたり少なくとも2個の反応性不飽和結合
    を有する化合物と、 [d]ポリメタクリル酸メチル樹脂とからなる硬化性組
    成物。
  2. (2)1分子あたり少なくとも2個の反応性不飽和結合
    を有する化合物[c]が、1分子あたり少なくとも合計
    2個のアクリロイル基及び/もしくはメタクリロイル基
    を有するビスフェノール類であることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の硬化性組成物。
  3. (3)1分子あたり少なくとも2個の反応性不飽和結合
    を有する化合物[c]が、1分子あたり少なくとも合計
    2個のアクリロイル基及び/もしくはメタクリロイル基
    を有するイソシアヌル酸誘導体であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の硬化性組成物。(4)1分
    子あたり少なくとも2個の反応性不飽和結合を有する化
    合物[c]が、1分子あたり少なくとも合計2個のアク
    リロイル基及び/もしくはメタクリロイル基を有し、か
    つ少なくとも1個のトリアジン環を有する化合物である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の硬化性組
    成物。
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