JPS622121Y2 - - Google Patents

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JPS622121Y2
JPS622121Y2 JP1982139218U JP13921882U JPS622121Y2 JP S622121 Y2 JPS622121 Y2 JP S622121Y2 JP 1982139218 U JP1982139218 U JP 1982139218U JP 13921882 U JP13921882 U JP 13921882U JP S622121 Y2 JPS622121 Y2 JP S622121Y2
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JP
Japan
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heat
roll
transfer
outer circumferential
circumferential surface
Prior art date
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Application number
JP1982139218U
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JPS5943138U (ja
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Landscapes

  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ロール型熱転写機へ採用される転
写ロールについての改良に係り、当該ロールの外
周面を効率よく然も連続的に加熱可能ならしめん
とするものである。
ところで、耐熱性弾性材からなる転写ロールを
転写対象物品の所要転写範囲へ圧接させて、該範
囲上で滑りを伴なうことなく転げるように回転さ
せ乍ら、それら両者間に介在させた転写フイルム
を加熱加圧せしめ、もつて該フイルムのベースに
重合された転写箔をその所要転写範囲へ転着させ
るべく構成されたロール型熱転写機に於ては、転
写フイルムを上記の如く加熱せしめる必要上、転
写ロール自体も予め適当な温度にまで加熱されて
いなければならない。
そこでこの転写ロールについては、これの加圧
面に相当する外周面をヒータで焙るような加熱方
式が採用されている。即ち第1図に例示する如
く、シリコンゴム等のような耐熱性弾性材からな
るロール本体1は、ロール軸2を回転自在に軸受
けした支持枠3を介して支軸4により支持され、
加圧面に相当する外周面1aがヒータ5で焙られ
るようになつている。
然し乍らかかる従来の加熱方式には、次のよう
な問題点がみられる。即ちこの加熱方式では、ロ
ール本体1の外周面1aをヒータ5からの輻射熱
で加熱する関係上、その外周面以外への放熱等に
よる無駄が多くて、ヒータ5の発熱量すべてを外
周面1aの加熱に有効に利用し得ず、従つてその
外周面を効率よく迅速に加熱することができな
い。このため、転写作業の開始時には、外周面1
aが所要温度に達するまでロール本体1を予熱す
るのに数10分ないしそれ以上の長い時間を要し
て、転写可能となるまでの待機時間がかかり過
ぎ、転写作業中に於ても、各転写回ごとに低下す
る外周面温度の回復に矢張り時間がかかり過ぎ
る。然もヒータ5にできるだけ出力の大きなもの
を採用する必要があるから、上記した熱量の浪費
と相俟つて、該ヒータの電力消費量が非常に多
い。またこの加熱方式では、ロール本体1の外周
面1aで転写フイルム(図示なし)を加圧させる
関係上、該本体の全周囲をヒータ5の多数で取り
囲ませることができず、その取り囲む範囲が図例
の如く半周ないしはそれ以内に限定される。従つ
てロール本体1の外周面1aは、常時連続的に加
熱されるのではなくて、該本体の回転するに伴な
い断続的に加熱されるにとどまり、特にこの外周
面の保有熱量を消費しつつある転写中の部分が加
熱されないことになる。このため、転写態様によ
つては外周面1aの部分的な熱量不足にもとづき
転写不良を招く虞れがあり、そうでないまでもそ
の転写に伴なう外周面温度の低下が著しくて、こ
れの回復所要時間を長びかせることになり易い。
然も外周面1aの加熱が上記の如く断続的であ
り、且つまたロール本体1が回転しないときは特
定部分だけが加熱され続けるため、該面全体の温
度を一貫して制御することが非常に困難である。
一方、このような加熱方式のもとで使用されるロ
ール本体1としては、外周面1aにおけるヒータ
5からの熱量供給が中断されている部分へ少しで
も熱量を補給させるため、熱容量が高く従つて蓄
熱性のすぐれたものであることが望ましい。そこ
で従来のロール本体は、例えばシリコンゴムに多
量の酸化第2鉄等を混入したものから作られる
が、そのためにゴムとしての弾力性や強度が阻害
され、耐久性が低下するを避け難かつた。
本考案は、転写ロールに関する上記したような
従来の問題点に対処して、当該ロールの外周面を
効率よく連続的に加熱可能ならしめるため、ロー
ル本体の全周における外周面もしくはその近くに
導電性をもつた耐熱性弾性材からなる発熱層を設
け、この発熱層へ通電したときの抵抗発熱を利用
して、その外周面を一様に加熱させるようにした
ものである。以下これを第2〜4図に示す実施例
について詳述する。
図に於て11はシリコンゴム等のような耐熱性
弾性材からなるロール本体で、ロール軸12を回
転自在に軸受けした支持枠13を介して、支軸1
4により支持されている。15はロール本体11
の全周に備えられた発熱層であつて、導電性ある
耐熱性弾性材、例えばシリコンゴムにカーボンも
しくは銀などの導電物質をコロイド状に分散させ
たものから形成されている。この発熱層15は、
第2,3図に示す如く、ロール本体11の外周面
11aへ該面そのものを構成すべく設けてもよい
が、第4図に示す如く、その外周面から少し内側
へ埋める如く設けてもよい。いずれにしてもこの
発熱層15には、公知の適当な手段で電線接続用
端子(特に図示なし)が設けられ、ロール本体1
1の回転を妨げないよう留意して該端子に接続さ
れた給電線16,17の各他端は、適当な電源1
8へ接続されている。
上記した構成に於て、発熱層15へこれの導電
性を利用して通電すると、該層は、これ自体の抵
抗発熱により昇温し、外周面11aを加熱する。
然してこの発熱層15を形成している前記の導電
性弾性材は、実用的にみても最高250℃ぐらいま
で発熱させることができるから、外周面11aを
所要温度、例えば170℃まで上げて該温度に保た
せる程度のことは、頗る容易である。よつてこの
転写ロールでは、ロール本体11の外周面11a
が直接的に加熱されること、その加熱が外周面も
しくはそのすぐ内側にある発熱層15の自己発熱
によること、従つて無駄な放熱がなくて発熱量の
すべてが外周面11aの昇温及び保温に有効に利
用されること、外周面11aへの熱量供給につき
時間的な遅れが無視できる程度に僅かであること
などのため、その外周面11aの温度は、発熱層
15への通電開始から数分以内に所要温度まで上
昇するのみならず、その後の各転写回ごとに低下
しても直ちに回復する。またその間における発熱
層15の電力消費量は、前記従来例における輻射
加熱用ヒータのそれよりも遥かに少ない。更にま
た、上記した外周面11aの加熱は、その全面に
対して一様且つ連続的であり、転写中の部分とい
えども中断されることなく継続されるため、転写
時の該面に熱量不足を来たす虞れがなく、転写に
伴なう温度の低下も僅かであつて、回復に要する
時間を長びかせることがない。然も外周面11a
の温度は、転写時の僅かな低下を除き、全面にわ
たつて非常に安定しており、加えて発熱層15へ
の電力供給量を加減するだけで応答性よく制御で
きる。一方この転写ロールでは、ロール本体11
に対して熱伝導特性向上のための酸化第2鉄など
を特に混入する必要がないから、該本体に弾性材
としての特質をそのまま保有させることができ、
また発熱層15は、導電物質をコロイド状に分散
させたものであるため、弾性材としての特質を失
つておらず、従つてロール本体11の弾力性や耐
久性を損なうことがない。
以上の如く、本考案は転写ロールにおけるロー
ル本体の全周に対し、外周面もしくはその近くに
導電性弾性材からなる発熱層を設けて、該層が通
電により自己発熱するよう構成したものであるか
ら、かかる本考案によれば、従来の限られた範囲
に対する輻射加熱と比べ、ロール本体の外周面全
面を効率よく迅速且つ一様に加熱させ得て、転写
作業開始時における予熱所要時間及び同作業中に
おける温度回復所要時間の短縮により、転写作業
の大巾な能率化を可能ならしめ、電力消費量の減
少とロール本体の損なわれていない耐久性とによ
り転写コストの引下げを可能とするほか、ロール
本体外周面の加熱が転写中の部分も含めて中断す
ることなく常時一様に継続されるので、外周面温
度が安定して制御し易く、従つて常にすぐれた転
写を確実に実現させ得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す一部欠截正面図、第2図
は本考案の実施例を示す一部欠截正面図、第3図
は第2図の−線よりみた断面図、第4図は同
じく他の実施例についての断面図である。 11……ロール本体、11a……外周面、12
……ロール軸、13……支持枠、15……発熱
層、16,17……給電線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 耐熱性弾性材で形成されたロール本体の全周に
    つき、外周面もしくはその近くに、導電性をもつ
    た耐熱性弾性材からなる発熱層が設けられ、この
    発熱層の通電による発熱量が上記の外周面へ与え
    られるようにしたことを特徴とするパツド型熱転
    写機の転写ロール。
JP13921882U 1982-09-13 1982-09-13 ロ−ル型熱転写機の転写ロ−ル Granted JPS5943138U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13921882U JPS5943138U (ja) 1982-09-13 1982-09-13 ロ−ル型熱転写機の転写ロ−ル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13921882U JPS5943138U (ja) 1982-09-13 1982-09-13 ロ−ル型熱転写機の転写ロ−ル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5943138U JPS5943138U (ja) 1984-03-21
JPS622121Y2 true JPS622121Y2 (ja) 1987-01-19

Family

ID=30312112

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13921882U Granted JPS5943138U (ja) 1982-09-13 1982-09-13 ロ−ル型熱転写機の転写ロ−ル

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JP (1) JPS5943138U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08207244A (ja) * 1995-02-08 1996-08-13 Chinon Ind Inc 転写装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5482640U (ja) * 1977-11-22 1979-06-12

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5943138U (ja) 1984-03-21

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