JPH034505Y2 - - Google Patents

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JPH034505Y2
JPH034505Y2 JP1983055778U JP5577883U JPH034505Y2 JP H034505 Y2 JPH034505 Y2 JP H034505Y2 JP 1983055778 U JP1983055778 U JP 1983055778U JP 5577883 U JP5577883 U JP 5577883U JP H034505 Y2 JPH034505 Y2 JP H034505Y2
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JP
Japan
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transfer
pad
heat
heater wire
pad body
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JP1983055778U
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JPS59160233U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、パツド型熱転写機へ採用される塊
状転写パツドについての改良に係り、当該パツド
の加圧面を効率よく然も連続的に加熱可能ならし
めんとするものである。
ところで、耐熱性弾性材からなる転写パツドを
用いて転写対象物品の所要転写範囲へ転写フイル
ムを加熱加圧せしめ、もつて該フイルムのベース
に重合された転写箔をその所要転写範囲へ転着さ
せるべく構成されたパツド型熱転写機に於ては、
転写フイルムを上記の如く加熱せしめる必要上、
転写パツド自体も予め適当な温度にまで加熱され
ていなければならない。
そこで、厚みがある塊状の転写パツドについて
は、これの加圧面を外側からヒータで焙るような
加熱方式が採用されている。然し乍らかかる従来
の加熱方式では、パツド本体の加圧面をヒータか
らの輻射熱で加熱する関係上、その加圧面以外へ
の放熱等による無駄が多くて、ヒータの発熱量す
べてを加圧面の加熱に有効に利用し得ず、従つて
その加圧面を効率よく迅速に加熱することができ
ない。このため転写作業の開始時には、加圧面が
所要温度に達するまでパツド本体を予熱するのに
数10分ないしそれ以上の長い時間を要して、転写
可能となるまでの待期時間がかかり過ぎ、転写作
業中に於ても、各転写回ごとに低下する加圧面の
温度の回復に矢張り時間がかかり過ぎる。然もヒ
ーターにできるだけ出力の大きなものを採用する
必要があるから、上記した熱量の浪費と相俟つ
て、該ヒータの電力消費量が非常に多い。
またこのような従来の加熱方式では、ヒータを
各転写ごとに加圧面から退避させねばならない関
係上、その加圧面に対する加熱が連続的でなく、
特に保有熱量を消費しつつある転写中の加圧面が
加熱されないことになる。このため転写態様によ
つては、加圧面の熱量不足にもとづき転写不良を
招く虞があり、そうでないまでもその転写に伴な
う加圧面温度の低下が著しくて、これの回復所要
時間を長びかせることになり易い。然もヒータの
退避により加圧面の加熱が中断されるため、該面
の温度を一貫して制御することが非常に困難であ
る。
一方、このような従来の加熱方式で使用される
パツド本体としては、ヒータからの熱量供給が中
断される転写時の加圧面へ少しでも多くの熱量を
補給させるため、熱容量が大きく従つて蓄熱性の
すぐれたものであることが望ましい。そこで従来
に於ては、その熱容量を向上させる手段として、
例えばパツド本体を構成するシリコンゴムに多量
の酸化第2鉄等が混入されるが、かかる手段で
は、パツド本体の弾力性や強度を阻害して耐久性
を低下させる不都合が伴ない易い。
一方、上記したような塊状転写パツドの問題点
に対処するため、実公昭62−2120号には、パツド
本体の加圧面もしくはその近くに導電性ある耐熱
性弾性材の発熱層を設けることが提案されてい
る。即ちこの提案は、上記発熱層の通電時におけ
る抵抗発熱を利用して、パツド本体の加圧面を自
ら加熱せしめようとするものである。従つてこの
ような提案によれば、前記した従来の問題点をほ
ぼ解決できる筈である。然し乍らこの提案では、
上記の発熱層に少なくとも転写パツドとして必要
な最小限の弾力性を残す条件のもとで導電性を付
与せねばならないため、発熱量の大なる発熱層を
作るのが意外に難しく、従つてかかる転写パツド
を使用するときは、各転写回ごとの時間的間隔に
余裕をもたせないと、熱量不足になり易い。
本考案は、塊状転写パツドに関する上記したよ
うな考察にもとづいて、当該パツドの加圧面を効
率よく連続的に加熱可能ならしめるため、パツド
本体の加圧面近くへ螺旋状のヒータ線を渦巻形に
埋設せしめ、このヒータ線の通電による発熱を利
用して、その加圧面を内側から加熱させるように
したものである。以下これを図面に示す実施例に
ついて詳述する。
図における1は厚み大なる塊状のパツド本体で
あつて、シリコンゴムのような耐熱性弾性材から
なり、図例では加圧面2が凸面形となるように仕
上げられている。このパツド本体1は、パツド基
板3を介してプレス軸4で支持され、図示しない
駆動機構で随時往復させられるようになつてい
る。5は上記パツド本体1の加圧面2よりも少し
内部に埋設されたヒータ線である。このヒータ線
5は、予め螺旋状に捲回成形されており、これが
更にパツド本体1の凸面形なる加圧面2へ沿つて
第2図に示す如く渦巻形に配置された形態を呈す
る。かかるヒータ線5の両端末は、例えばパツド
基板3の上方へ引き出され、適当な給電線6,7
を介して電源8へ接続されている。
なお上記のヒータ線5をパツド本体1の成形時
に該本体内へ埋設しようとすれば、その成形用型
内における所定位置へ該線を渦巻形にして宙釣り
状態で支持せしめねばならない。然し乍らこのよ
うな状態でのヒータ線5の支持は、実際には非常
に難しく、その型内でヒータ線5が移動したり、
渦巻形なる形態が崩れたりし易い。そこで例えば
第1図に示す如く、パツド本体1を表層部1aと
中層部1bと内部1cとに分けて、まずヒータ線
5が薄い中層部1bで所要の渦巻形状に固定化さ
れたものを作り、次いでこの中層部1bを挾む如
く、表層部1aと内部1cとを同時もしくは順次
に成形するようにすれば、ヒータ線5をパツド本
体1内へ所要の渦巻形状で正しく埋設せしめるこ
とができ、然もこの場合には、表層部1aと内部
1cの材質を少し変えて、前者をやや硬く後者を
それより軟くするようなことも可能となる。
上記した構成に於てヒータ線5を通電により発
熱させると、パツド本体1の加圧面2が加熱され
る。この加熱は、加圧面2のすぐ内側から直接的
に行なわれるため、無駄な放熱がなくて、ヒータ
線5の発熱量を加圧面2の昇温及び保温に有効に
利用でき、然も該ヒータ線から加圧面2への熱量
供給につき、時間的な遅れが無視できる程度に僅
かである。一方、ヒータ線5は螺旋状に捲回成形
されたものであるため、全体の総発熱量が大であ
り、然も加圧面2に沿つて渦巻状に配置されてい
るため、該面全体を均等に加熱し得る。よつてこ
の転写パツドでは、加圧面2の温度をヒータ線5
への通電開始から数分以内に所要温度まで上昇さ
せることができて、その後の各転写回ごとに低下
しても直ちに回復させることができ、然もその間
におけるヒータ線5の電力消費量が、前記従来例
の輻射加熱形ヒータよりも遥かに少ない。
またこの転写パツドでは、加圧面2の加熱が転
写中といえども中断されることなく継続されるた
め、転写時の加圧面2に熱量不足を来たす虞れが
なく、転写に伴なう加圧面温度の低下も僅かであ
つて、これの回復所要時間を長びかせることがな
い。然も加圧面2の温度は、転写に伴なう僅かな
低下を除き非常に安定しており、ヒータ線5への
電力供給量を加減するだけで応答性よく制御でき
る。
更にこの転写パツドでは、パツド本体1に対す
る熱伝導特性の向上を目的とした酸化第2鉄など
の混入を特に必要としないため、該本体に弾性材
としての特質をそのまま保有させることができ
る。然もパツド本体1に埋設されたヒータ線5
は、それ自体が螺旋形状を呈して渦巻形に埋設さ
れているため、転写時におけるパツド本体1の弾
性変形によく追従して変形させ且つ復元させるこ
とができ、従つて該本体の弾力性を損なうことが
ない。
以上の如く、本考案は塊状転写パツドにおける
パツド本体の加圧面近くへ、螺旋状のヒータ線を
その加圧面に沿い渦巻形に埋設せしめて、上記加
圧面を内側から直接的に加熱させるよう構成した
ものであるから、かかる本考案によれば、従来の
輻射による加熱と比べ、パツド本体の加圧面を効
率よく迅速に加熱させ得て、転写作業開始時にお
ける予熱所要時間及び同作業中における温度回復
所要時間の短縮により、転写作業の大巾な能率化
を可能ならしめ、電力消費量の減少と相俟つて転
写コストの引下げを可能とするほか、加圧面の加
熱が転写中といえども中断することなく継続され
て、該加圧面の温度が安定し且つ制御し易いた
め、常にすぐれた転写を確実に実現させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す欠截正面図、第
2図は同じく欠截底面図である。 1……パツド本体、2……加圧面、3……パツ
ド基板、5……ヒータ線、6,7……給電線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 耐熱性弾性材で加圧面が凸面形となるように形
    成された塊状のパツド本体における上記加圧面の
    近くへ、螺旋状のヒータ線が該面に沿つて渦巻形
    に埋設されていることを特徴とするパツド型熱転
    写機の塊状転写パツド。
JP5577883U 1983-04-13 1983-04-13 パツド型熱転写機の塊状転写パツド Granted JPS59160233U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5577883U JPS59160233U (ja) 1983-04-13 1983-04-13 パツド型熱転写機の塊状転写パツド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5577883U JPS59160233U (ja) 1983-04-13 1983-04-13 パツド型熱転写機の塊状転写パツド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59160233U JPS59160233U (ja) 1984-10-26
JPH034505Y2 true JPH034505Y2 (ja) 1991-02-06

Family

ID=30186106

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5577883U Granted JPS59160233U (ja) 1983-04-13 1983-04-13 パツド型熱転写機の塊状転写パツド

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010106658A1 (ja) * 2009-03-18 2010-09-23 株式会社アロー企画 転写装置用パッド構造および転写装置用パッドの製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4945131U (ja) * 1972-07-21 1974-04-20
JPS5811189A (ja) * 1981-07-10 1983-01-21 Nissha Printing Co Ltd 物品の曲面への絵付方法

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4945131U (ja) * 1972-07-21 1974-04-20
JPS5811189A (ja) * 1981-07-10 1983-01-21 Nissha Printing Co Ltd 物品の曲面への絵付方法

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JPS59160233U (ja) 1984-10-26

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