JPS62211880A - 電気接触子及び電気コネクタ並びにその製造方法 - Google Patents

電気接触子及び電気コネクタ並びにその製造方法

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JPS62211880A
JPS62211880A JP5329486A JP5329486A JPS62211880A JP S62211880 A JPS62211880 A JP S62211880A JP 5329486 A JP5329486 A JP 5329486A JP 5329486 A JP5329486 A JP 5329486A JP S62211880 A JPS62211880 A JP S62211880A
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JP
Japan
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contact
insulating housing
contact portion
connection
electrical
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JP5329486A
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政雄 山口
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Hirose Electric Co Ltd
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Hirose Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電気接触子及び電気コネクタ並びにその製造
方法に関するものである。
従来の技術 近年、平面的に薄形とされ複数導体を存する平形ケーブ
ルが多極コネクタの圧接結線として使用され好評を博し
ている。しかしながら、ある場合には、その平形ケーブ
ルの各導体間のピッチとコネクタの接触子の配列ピッチ
とが異なることがある。このような時には、従来、平形
ケーブルの端部をコネクタの接触子ピッチに適合するよ
うに各導体1本1本を切裂してから圧接結線作業を行な
うという大変に時間と手間のかかる作業を行なう必要が
あった。また、このような手間のがかる作業の必要をな
くするために、従来、特公昭57−32877号公報に
開示されるように、異なったピッチで配置される複数の
導体要素間のピッチ変換を行なえる電気接続装置が提案
されている。この従来のピッチ変換を行なえる電気接続
装置の概略構造は、添付図面の第10図の部分断面図に
示すようなものである。第10図の従来の電気接続装置
は、上部分1及び下部分2からなる絶縁ハウジングを備
えており、上部分1にはある配列ピッチAにて開口3.
が形成されており、下部分2には開口3の配列ピッチA
とは異なる配列ピッチBにて開口4が形成されている。
絶縁ハウジングの上部分1と下部分2との間には空間5
が形成されている。このような絶縁ハウジングに配設さ
れる電気接触子10は、上端にケーブル心線との圧接結
線を行なうための圧接部11を有し、下端に相手コネク
タの接触子と接触する接触部12を有し、且つ圧接部1
1と接触部12とを連結する弾性を有し自在に屈曲可能
な平行な一対の支柱13を有している。この従来の電気
接続装置では、各接触子10の圧接部11を絶縁ハウジ
ングの上部分1の対応する開口3に挿入配設し、接触部
12を絶縁ハウジングの下部分2の対応する開口4に挿
入配設し、開口3と開口4との間のピッチのずれは、支
柱13をそれに応じて屈曲させることによって対応させ
ている。
発明が解決しようとする問題点 前述したような従来の電気接続装置は、次のような問題
点を有している。
(,11多極コネクタの場合、外側の電気接触子10は
どその支柱13を大きく折り曲げられることになり、そ
の曲げ部に無理な力が加重され、内部歪が発生し、その
曲げ部が破損するおそれがある。
(2)各電気接触子10の支柱13の曲げ角度は1本1
本異なっており、しかも、結合部側の接触位置は曲げ角
度により異なることとなり、このため相手コネクタの接
触子との接触位置が異なることとなるため、電気接続に
バラツキが生じる。すなわち、接触抵抗が1本1本相違
することになり、不安定な接続となる。
(3)各電気接触子10の支柱13の曲げ角度は1本1
本相違してコネクタハウジングに組み込むため、手作業
となり、この組込み作業は大変な手間と時間がかかり、
コストアップとなってしまい、大量生産に適したもので
ない。
(4)各電気接触子10には、その中間部にかなり長い
支柱13が設けられているため、各電気接触子10の軸
方向の長さが相当に長くなってしまい、従って、コネク
タの全体の高さがどうしても高くなってしまい、コネク
タの小型化の要求に応じられない。
本発明の目的は、前述したような従来の問題点を解消し
うる電気接触子及びその電気接触子を利用した電気コネ
クタ並びにその製造方法を提供することである。
問題点を解決するための手段 本発明によれば、相手コネクタの接触子の接触部と接触
する接触部の配列ピッチとケーブルの導体に結線される
結線部の配列ピッチとが相違している型の電気コネクタ
に使用するための電気接触子において、第1接触子部分
と、該第1接触子部分に対して接続、分離可能な第2接
触子部分とからなり、前記第1接触子部分は、一端側に
前記相手コネクタの接触子と電気的に接触するための接
触部を有し、他端側に前記第2接触子部分との接続部を
有しており、前記第2接触子部分は、一端側に前記ケー
ブルの導体を結線するための結線部を有し、他端側に前
記第1接触子部分の前記接続部と分離可能に接続する接
続部を有し且つ前記結線部と前記接続部とを最短距離に
て連結する連絡部を有しており、前記第1接触子部分の
前記接続部と前記第2接続子部分の前記接続部とが接続
された状態において、前記接触部の軸と前記結線部の軸
との間の前記配列ピッチの相違に基づくずれの程度に応
じて前記連絡部の傾斜角度が設定される。
また、本発明によれば、相手コネクタの接触子の接触部
と接触する接触部の配列ピッチとケーブルの導体に結線
される結線部の配列ピッチとが相違している型の電気コ
ネクタにおいて、絶縁ハウジングと、該絶縁ハウジング
に列をなして配設される複数の電気接触子とを備えてお
り、前記絶縁ハウジングは、第1絶縁ハウジング部分と
、該第1絶縁ハウジング部分に結合される第2絶縁ハウ
ジング部分とを備えており、前記電気接触子の各各は、
第1接触子の部分と、該第1接触子部分に対して接続、
分離可能な第2接触子部分とからなり、前記第1接触子
部分は、一端側に前記相手コネクタの接触子と電気的に
接触するための接触部を有し他端側に前記第2接触子部
分との接続部を有しており、前記第2接触子部分は、一
端側に前記ケーブルの導体を結線するための結線部を有
し、他端側に前記第1接触子部分の前記接続部と分離可
能に接続する接続部を有し且つ前記結線部と前記接続部
とを最短距離にて連結する連絡部を有しており、前記電
気接触子の各々の前記第1接触子部分は、前記接触部の
配列ピッチにて前記第1絶縁ハウジング部分に配設され
、前記電気接触子の各々の前記第2接触子部分は、前記
結線部の配列ピッチにて前記第2絶縁ハウジング部分に
配設され、前記第1絶縁ハウジング部分に対して前記第
2絶縁ハウジング部分を結合させて、前記電気接触子の
各々の前記第1接触子部分の前記接続部と前記第2接触
子部分の前記接続部とが接続された状態において、前記
接触部の軸と前記結線部の軸との間の前記配列ピッチの
相違に基づくずれの程度に応じて前記連絡部の傾斜角度
が設定される。
更にまた、本発明によれば、相手コネクタの接触子の接
触部と接触する接触部の配列ピッチとケーブルの4体に
結線される結線部の配列ピッチとが相違している型の電
気コネクタであって、絶縁ハウジングと、該絶縁ハウジ
ングに列をなして配設される複数の電気接触子とを備え
ており、前記絶縁ハウジングは、第1絶縁ハウ、ジング
部分と、該第1絶縁ハウジング部分に結合される第2絶
縁ハウジング部分とを備えており、前記電気接触子の各
々は、第1接触子部分と、該第1接触子部分に対して接
続、分離可能な第2接触子部分とからなり、前記第1接
触子部分は、一端側に前記相手コネクタの接触子と電気
的に接触するための接触部を有し他端側に前記第2接触
子部分との接続部を有しており、前記第2接触子部分は
、一端側に前記ケーブルの導体を結線するための結線部
を有し、他端側に前記第1接触子部分の前記接続部と分
離可能に接続する接続部を有し且つ前記結線部と前記接
続部とを最短距離にて連結する連絡部を有しており、前
記電気接触子の各々の前記第1接触子部分は、前記接触
部の配列ピッチにて前記第1絶縁ハウジング部分に配設
され、前記電気接触子の各々の前記第2接触子部分は、
前記結線部の配列ピッチにて前記第2絶縁ハウジング部
分に配設され、前記第1絶縁ハウジング部分に対して前
記第2絶縁ハウジング部分を結合させて、前記電気接触
子の各々の前記第1接触子部分の前記接続部と前記第2
接触子部分の前記接続部とが接続された状態において、
前記接触部の軸と前記結線部の軸との間の前記配列ピッ
チの相違に基づくずれの程度に応じて前記連絡部の傾斜
角度が設定されている電気コネクタの製造方法において
、前記電気接触子の各々の第2接触子部分を連結部材に
て列方向に連結させて一体的に準備し、前記電気接触子
の各々の第1接触子部分を準備し、前記第1絶縁ハウジ
ング部分及び第2絶縁ハウジング部分を準備し、前記第
2接触子部分を連結状態のまま前記第2絶縁ハウジング
部分に配設し、その後、前記第2接触子部分の各々を前
記連結部材から切断分離し、前記第1接触子部分を前記
第1絶縁ハウジング部分に配設し、前記第1絶縁ハウジ
ング部分に対して前記第2絶縁ハウジング部分を結合さ
せる。
実施例 次に、添付図面の第1図から第9図に基づいて本発明の
実施例について本発明をより詳細に説明する。
第1図から第3図は、本発明の一実施例としての電気接
触子を利用した電気コネクタを示している。第1図は、
その電気コネクタの1部を破断し且つ分解したところを
斜視図にて示しており、第2図は第1図のA−A線に沿
ってとった断面にて組合せ状態の電気コネクタを示して
おり、第3図(A)は第1図の電気コネクタに使用して
いる電気接触子の第1接触子部分の平面図であり、第3
図(B)はその正面図である。
本発明のこの実施例の電気コネクタは、第1接触子部分
110と、第2接触子部分120と、第1絶縁ハウジン
グ部分130と、第2絶縁ハウジング部分140と、ケ
ーブル配線部材150と、第1シエル160と、第2シ
エル170とで主として構成されている。
第1接触子部分110は、第3図(A)及び(B)によ
く示されているように、導電性の金属シート材にて形成
され、その下方に相手コネクタの接触子と接続するため
の接触部Illを有し、上方には、第2接触子部分12
0の雄接続部を受れ入れて接続するための弾性を有する
1対の接続バネ112Aにて構成される雌接続部112
が設けられており、中間には、第1絶縁ハウジング部分
130の接触子受入孔にて保持される保持部113が設
けられている。さらに雌接続部112の直ぐ下方には、
接触子受入孔131の段部132に係止して下方への抜
は止めの作用をする1対の係止部114が設けられてい
る。
第2接触子部分120は、第1図及び第4図によく示さ
れている如く、第2絶縁ハウジング部分140に2列に
て多数個一体内に形成されており、上方には、ケーブル
の導体を圧接結線するためのスリット122を存する圧
接結線部121、下方には、第1接触子部分110の雌
接続部112に挿入して接続するための雄接続部123
が設けられ、その中間には、圧接結線部121と雄接続
部123とを連結するための連絡部124が形成されて
いる。この連絡部124は、コネクタの中央部に配列さ
れる場合は、垂直とされているが、該中央部から外側に
配列するにつれて圧接結線部121と接続部123との
配列ピッチが異なるために傾斜されその傾斜角度が大き
くされていくこととなる(第4図参照)。
第1絶縁ハウジング部分130は、プラスチックにて形
成されたものであり、2列の等間隔の接触子受入孔13
1が形成されており、該受入孔131のほぼ中間部には
、第1接触子部分110の係止部114を係止するため
の段部132が設けられている(第5図参照)。さらに
、両側面の4箇所に、第2絶縁ハウジング部分140に
形成されているラッチ141を受は入れて係止するため
のラッチ受入孔133と係止段部134が形成され、ま
たさらに、第2絶縁ハウジング部分140のスカート部
143を受は入れて、該第2絶縁ハウジング140の横
ぶれを防止するためのスカート受部135が形成されて
いる。また、第1絶縁ハウジング部分130の両端には
ケーブル押え部材150を係止金具(図示せず)にて第
1及び第2絶縁ハウジング部分に係止するための係止金
具受入孔136が形成されている。
第2絶縁ハウジング部分140は、プラスチックにて形
成されており、前述の如く、2列に第2接触子部分12
0が一体的に形成されている。この第2絶縁ハウジング
部分140の両側面の4箇所には下方に延長されたラッ
チ141が形成され、その先端の外方に向けて段部を存
する係止突部142が設けられている。また、該両サイ
ドには、下方に延ばされたスカート部143が形成され
ている。
ケーブル配線部材150は、プラスチックにてほX平板
状に一体的に形成されており、第2絶縁ハウジング部分
140に配設された第2接触子部分120の突出された
圧接結線部121を受は入れる圧接結線部受入孔151
と、該圧接結線部受入孔151の下面側には、結線すべ
きケーブルを受は入れるケーブル受入溝152が形成さ
れている。
第1シエル160は、第1絶縁ハウジング部分130を
保護するための金属材で形成された部材であり、第2シ
エル170は、第1シエル160の下部に設けられ相手
コネクタを受は入れるための凹部171を形成してなる
部材である。参照番号161は、取付穴162を有する
へトメを示している。このハトメ161にて、第1シエ
ル160と第2シエル170とを一体的に結合している
取付穴162にビスを貫通させて装置に取付は固定する
次に、前述したような構造を有する電気コネクタ100
の製造方法の一実施例について、特に、第4図及び第5
図を参照して説明する。
(1)  先ず、金属シート材をプレス加工にて、第4
図に示す如く1列分の第2接触子部分120を打ち抜き
加工する。この場合、プレス加工品、すなわら1列分の
第2接触子部分120は、圧接結線部121の左右上方
にてノツチ部材125を介して連結部材126に連結さ
れている。連結部材126には等間隔にて1列とされた
第2接触子部分120を移送するための移送穴127が
設けられている。
(2)前記(1)項の工程にて加工された1列分の第2
接触子部分120を2列、並列に移送して第2絶縁ハウ
ジング部分140を形成する金型内に設置する。そして
、プラスチック材をその金型内に流し込んで2列を一体
的に酪農した第2絶縁ハウジング部分140を形成する
(第1図参照)。その後、連結部材126をノツチ部材
125のところで各第2接触子部分120から切断分離
する。
(3)次に、第1シエル160及び第2シエル170に
て保護され、2列の接触子受入孔133に第1接触子部
分110を配設した第1絶縁ハウジング部分130の上
方から、前記(2)項の工程にて成形した第2絶縁ハウ
ジング部分140を、第1図に示す如く結合させる。す
ると、第5図に示されるように、各第1接触子部分11
0の雌接続部112に各第2接触子部分120の雄接続
部123が挿入され電気的に接続されることとなる。
第6図は、本発明の電気コネクタの製造方法の別の実施
例を説明するための第4図と同様の図である。この実施
例では、第2接触子部分12OAの圧接結線部121の
下方両側には第2絶縁ハウジング部分140Aの圧接結
線部受入孔144に圧入した際に、抜止め係止するため
の係止突起128が設けられており、さらに、連結部材
126は、雄接続部123側にノツチ部材125Aを介
して連結されている。その他の構成は、前述の第2接触
子部分120と同一であるので繰り返し説明はしない。
第2絶縁ハウジング部分140Aは、第2接触子部分1
20Aの係止突起128を有している圧接結線部121
を圧入的に受は入れる圧接結線部受入孔144が貫通し
て2列に設けられている。
また、この第2絶縁ハウジング部分140Aの下面側に
は、第2接触子部分120Aの連絡部124を保護する
ための連絡部溝145が設けられている。その他の構成
は、前述の第2絶縁ハウジング部分140と同一である
ので繰り返し説明しない。
このように構成されている第2接触子部分120Aを第
2絶縁ハウジング部分140Aに組み込む方法は次の通
りである。
(1)  先ず、第6図に示すように、金属シート材を
プレス加工して連結部材126付きの第2接触子部分1
20Aを形成する。
(2)プレス加工された1列分の第2接触子部分12O
Aの圧接結線部121の先端側を、第2絶縁ハウジング
部分140Aの下面側より連絡部溝145を通り、圧接
結線部受入孔144に圧入にて挿入する。この場合、2
列の第2接触子部分を、適当な治具を用いて同時に圧入
してもよい。その後、連結部材126をノツチ部材12
5Aのところで各第2接触子部分120Aから切断分離
する。
第7図は、本発明の電気コネクタの製造方法のさらに別
の実施例を説明するための第4図と同様の図である。こ
の実施例では、第2接触子部分120Bは、第4図のも
のとはy゛同一形状でよいので詳述しない、第2絶縁ハ
ウジング部分140Bは、第6図の実施例と同様に、そ
の下面に連絡部溝145を形成し、さらに、この連絡部
溝145の上部には、圧接結線部121を貫通させる圧
接結線部貫通孔146Aが設けられた接着シート146
が設けられる。その他の構成は、前述の第4図及び第6
図の実施例における第2絶縁ハウジング部分と同一でよ
い。
このように構成されている第2接触子部分120Bを第
2絶縁ハウジング部分140Bに組み込む方法は次の通
りである。
すなわち、先ず、プレス加工した第2接触子部分120
Bを、第7図に示す如く、第2絶縁ハウジング部分14
0Bに挿入する。この場合、圧接結線部受入孔144は
、圧入による挿入ではないので抵抗なく挿入できる。そ
して、次に、電熱機、熱風機等適当な加熱装置を用いて
接着シート146を加熱することにより該接着シート1
46が融解され、その後、自然冷却により第2接触子部
分120Bと第2絶縁ハウジング部分140Bとは完全
に固着することになる。そして、最後に、連結部材12
6をノツチ部材125Aのところで各第2接触子部分1
20Bから分離する。
前述した実施例における電気接触子は、雌形接触子とし
て説明したが、それに限ることなく雌形接触子にも本発
明は同様に適用できる。また、前述した実施例における
電気接触子では、第1接触子部分の接続部を雌形とし第
2接触子部分の接続部を雌形としたのであるが、その逆
に、第1接触子部分の接続部を雌形とし、第2接触子部
分の接続部を雌形としてもよい。
第8図は、本発明の電気コネクタの更に別の実施例を説
明するための第5図と同様の図である。
この実施例では、第2接触子部分120Cの圧接結線部
121の下方に連結腕129を設けて隣接の第2接触子
部分120Cを連結している。このような第2接触子部
分120Cを、第2絶縁ハウジング部分140Aに組み
込み、電気コネクタとすることにより、例えば、平形同
軸ケーブルのシールド線又はドレイン線をこれら第2接
触子部分120Cに圧接結線してシールド用の接触子と
して使用することができる。
第9図は、本発明の電気コネクタの更に別の実施例を説
明するための第5図と同様の図である。
前述した実施例はすべて、相手側コネクタの接触子との
接触部の配列ピッチよりもケーブル側の圧接結線部の配
列ピッチの方がせまい場合に対応するものであったが、
第9図の実施例では、相手側コネクタの接触子との接触
部111の配列ピッチよりもケーブル側の第2接触子部
分120Dの圧接結線部121Dの配列ピッチの方が広
くされている。
発明の効果 前述したように、本発明の電気接触子及びこれら電気接
触子を利用した電気コネクタ並びにその製造方法は、次
のような効果を有している。
(1)電気接触子には、ピッチ変換のための曲げ部がな
いので、接触子に無理な力が加えられて破損するという
ようなことはない。
(2)  第2接触子部分は、第2絶縁ハウジング部分
に列単位で組み込み可能であるので、自動組立が可能で
あり、従来の如く1本1本組み込んでいくのに比較して
、非常に短時間で大量生産が可能となり、コスト低減を
図ることができる。
(3)多極コネクタに配設される各電気接触子は、相手
接触子との接触位置が、どの位置に配置されていても、
すなわち、コネクタの中心部に配置されていても外側部
に配置されていても、全て同一レベルとなるので、電気
接続にバラツキの発生がない。
(4)電気接触子には、長い曲げ部がないので、その軸
方向の長さを短くすることができ、電気コネクタ全体の
高さを低くすることができ、小型化することができる。
(5)第1絶縁ハウジング部分と第2絶縁ハウジング部
分とは、結合後であっても、適当な抜き治具によって簡
単に分離できるので、コネクタ本体(第1絶縁ハウジン
グ部分側)に各種のケーブルを取り替えて結合させて使
用することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例としての電気コネクタの1部
を破断し分解したところを示す斜視図、第2図は第1図
の電気コネクタの組合せ状態におけるA−A線断面図、
第3図(A)は第1図の電気コネクタに使用している電
気接触子の第1接触子部分の平面図、第3図(B)は第
3図(A)の第1接触子部分の正面図、第4図は第1図
の電気コネクタの電気接触子の第2接触子部分と第2絶
縁ハウジング部分との製造工程を説明するための断面図
、第5図は第1図の電気コネクタの第1絶縁ハウジング
部分、第2絶縁ハウジング部分、第1接触子部分及び第
2接触子部分の結合関係を詳細に示す拡大断面図、第6
図は本発明の電気コネクタの製造方法の別の実施例を説
明するための第4図と同様の断面図、第7図は本発明の
電気コネクタの製造方法のさらに別の実施例を説明する
ための第4図と同様の断面図、第8図は本発明の電気コ
ネクタの更に別の実施例を説明するための第5図と同様
の図、第9図は本発明の電気コネクタの更に別の実施例
を説明するための第5図と同様の図、第1O図は従来の
電気接続装置の一例を説明するための概略断面図である
。 100・・・電気コネクタ、110・・・第1接触子部
分、111・・・接触部、112・・・雌接続部、11
3・・・保持部、120・・・第2接触子部分、121
・・・圧接結線部、122・・・スリット、123・・
・雄接続部、124・・・連絡部、125・・・ノツチ
部材、126・・・連結部材、130・・・第1絶縁ハ
ウジング部分、131・・・接触子受入孔、133・・
・ラッチ受入孔、140・・・第2絶縁ハウジング部分
、141・・・ラッチ、150・・・ケーブル押え部材
、160・・・第1シエル、170・・・第2シエル。 #A2図 第8図 第9図

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)相手コネクタの接触子の接触部と接触する接触部
    の配列ピッチとケーブルの導体に結線される結線部の配
    列ピッチとが相違している型の電気コネクタに使用する
    ための電気接触子において、第1接触子部分と、該第1
    接触子部分に対して接続、分離可能な第2接触子部分と
    からなり、前記第1接触子部分は、一端側に前記相手コ
    ネクタの接触子と電気的に接触するための接触部を有し
    他端側に前記第2接触子部分との接続部を有しており、
    前記第2接触子部分は、一端側に前記ケーブルの導体を
    結線するための結線部を有し、他端側に前記第1接触子
    部分の前記接続部と分離可能に接続する接続部を有し且
    つ前記結線部と前記接続部とを最短距離にて連結する連
    絡部を有しており、前記第1接触子部分の前記接続部と
    前記第2接触子部分の前記接続部とが接続された状態に
    おいて、前記接触部の軸と前記結線部の軸との間の前記
    配列ピッチの相違に基づくずれの程度に応じて前記連絡
    部の傾斜角度が設定されていることを特徴とする電気接
    触子。
  2. (2)前記接触部は、雄形とされた特許請求の範囲第(
    1)項記載の電気接触子。
  3. (3)前記接触部は、雌形とされた特許請求の範囲第(
    1)項記載の電気接触子。
  4. (4)前記第1接触子部分の接続部は雌形とされ、前記
    第2接触子部分の接続部は雄形とされた特許請求の範囲
    第(1)項又は第(2)項又は第(3)項記載の電気接
    触子。
  5. (5)前記第1接触子部分の接続部は雄形とされ、前記
    第2接触子部分の接続部は雌形とされた特許請求の範囲
    第(1)項又は第(2)項又は第(3)項記載の電気接
    触子。
  6. (6)前記第2接触子部分の結線部は、ケーブルを圧接
    結線する圧接型とされた特許請求の範囲第(1)項から
    第(5)項のうちのいずれかに記載の電気接触子。
  7. (7)前記連絡部の傾斜角度は、結線部の配列ピッチよ
    り接触部の配列ピッチの方が大きい場合に対応している
    特許請求の範囲第(1)項から第(6)項のうちのいず
    れかに記載の電気接触子。
  8. (8)前記連絡部の傾斜角度は、結線部の配列ピッチよ
    り接触部の配列ピッチの方が小さい場合に対応している
    特許請求の範囲第(1)項から第(8)項のうちのいず
    れかに記載の電気接触子。
  9. (9)前記第2接触子部分は、複数個の連結腕にて連結
    されていて電気的に相互に接続されている特許請求の範
    囲第(1)項から第(8)項のうちのいずれかに記載の
    電気接触子。
  10. (10)相手コネクタの接触子の接触部と接触する接触
    部の配列ピッチとケーブルの導体に結線される結線部の
    配列ピッチとが相違している型の電気コネクタにおいて
    、絶縁ハウジングと、該絶縁ハウジングに列をなして配
    設される複数の電気接触子とを備えており、前記絶縁ハ
    ウジングは、第1絶縁ハウジング部分と、該第1絶縁ハ
    ウジング部分に結合される第2絶縁ハウジング部分とを
    備えており、前記電気接触子の各々は、第1接触子部分
    と、該第1接触子部分に対して接続、分離可能な第2接
    触子部分とからなり、前記第1接触子部分は、一端側に
    前記相手コネクタの接触子と電気的に接触するための接
    触部を有し他端側に前記第2接触子部分との接続部を有
    しており、前記第2接触子部分は、一端側に前記ケーブ
    ルの導体を結線するための結線部を有し、他端側に前記
    第1接触子部分の前記接続部と分離可能に接続する接続
    部を有し且つ前記結線部と前記接続部とを最短距離にて
    連結する連絡部を有しており、前記電気接触子の各々の
    前記第1接触子部分は、前記接触部の配列ピッチにて前
    記第1絶縁ハウジング部分に配設され、前記電気接触子
    の各々の前記第2接触子部分は、前記結線部の配列ピッ
    チにて前記第2絶縁ハウジング部分に配設され、前記第
    1絶縁ハウジング部分に対して前記第2絶縁ハウジング
    部分を結合させて、前記電気接触子の各々の前記第1接
    触子部分の前記接続部と前記第2接触子部分の前記接続
    部とが接続された状態において、前記接触部の軸と前記
    結線部の軸とのと間の前記配列ピッチの相違に基づくず
    れの程度に応じて前記連絡部の傾斜角度が設定されてい
    ることを特徴とする電気コネクタ、
  11. (11)前記接触部は、雄形とされた特許請求の範囲第
    (10)項記載の電気コネクタ。
  12. (12)前記接触部は、雌形とされた特許請求の範囲第
    (10)項記載の電気コネクタ。
  13. (13)前記第1接触子部分の接続部は雌形とされ、前
    記第2接触子部分の接続部は雄形とされた特許請求の範
    囲第(10)項又は第(11)項又は第(12)項記載
    の電気コネクタ。
  14. (14)前記第1接触子部分の接続部は雄形とされ、前
    記第2接触子部分の接続部は雌形とされた特許請求の範
    囲第(10)項又は第(11)項又は第(12)項記載
    の電気コネクタ。
  15. (15)前記第2接触子部分の結線部は、ケーブルを圧
    接結線する圧接型とされた特許請求の範囲第(10)項
    から第(14)項のうちのいずれかに記載の電気コネク
    タ。
  16. (16)前記連絡部の傾斜角度は、結線部の配列ピッチ
    より接触部の配列ピッチの方が大きい場合に対応してい
    る特許請求の範囲第(10)項から第(15)項のうち
    のいずれかに記載の電気コネクタ。
  17. (17)前記連絡部の傾斜角度は、結線部の配列ピッチ
    より接触部の配列ピッチの方が小さい場合に対応してい
    る特許請求の範囲第(10)項から第(15)項のうち
    のいずれかに記載の電気コネクタ。
  18. (18)前記第2接触子部分は、複数個連結腕にて連結
    されていて電気的に相互に接続されている特許請求の範
    囲第(10)項から第(17)項のうちのいずれかに記
    載の電気コネクタ。
  19. (19)相手コネクタの接触子の接触部と接触する接触
    部の配列ピッチとケーブルの導体に結線される結線部の
    配列ピッチとが相違している型の電気コネクタであって
    、絶縁ハウジングと、該絶縁ハウジングに列をなして配
    設される複数の電気接触子とを備えており、前記絶縁ハ
    ウジングは、第1絶縁ハウジング部分と、該第1絶縁ハ
    ウジング部分に結合される第2絶縁ハウジング部分とを
    備えており、前記電気接触子の各々は、第1接触子部分
    と、該第1接触子部分に対して接続、分離可能な第2接
    触子部分とからなり、前記第1接触子部分は、一端側に
    前記相手コネクタの接触子と電気的に接触するための接
    触部を有し他端側に前記第2接触子部分との接続部を有
    しており、前記第2接触子部分は、一端側に前記ケーブ
    ルの導体を結線するための結線部を有し、他端側に前記
    第1接触子部分の前記接続部と分離可能に接続する接続
    部を有し且つ前記結線部と前記接続部とを最短距離にて
    連結する連絡部を有しており、前記電気接触子の各々の
    前記第1接触子部分は、前記接触部の配列ピッチにて前
    記第1絶縁ハウジング部分に配設され、前記電気接触子
    の各々の前記第2接触子部分は、前記結線部の配列ピッ
    チにて前記第2絶縁ハウジング部分に配設され、前記第
    1絶縁ハウジング部分に対して前記第2絶縁ハウジング
    部分を結合させて、前記電気接触子の各々の前記第1接
    触子部分の前記接続部と前記第2接触子部分の前記接続
    部とが接続された状態において、前記接触部の軸と前記
    結線部の軸との間の前記配列ピッチの相違に基づくずれ
    の程度に応じて前記連絡部の傾斜角度が設定されている
    電気コネクタの製造方法において、前記電気接触子の各
    々接触子部分を連結部材にて列方向に連結させて一体的
    に準備し、前記電気接触子の各々の第1接触子部分を準
    備し、前記第1絶縁ハウジング部分及び第2絶縁ハウジ
    ング部分を準備し、前記第2接触子部分を連結状態のま
    ま前記第2絶縁ハウジング部分に配設し、その後、前記
    第2接触子部分の各々を前記連結部材から切断分離し、
    前記第1接触子部分を前記第1絶縁ハウジング部分に配
    設し、前記第1絶縁ハウジング部分に対して前記第2絶
    縁ハウジング部分を結合させることを特徴とする製造方
    法。
  20. (20)前記連結部材と前記各第2接触子部分とは、各
    第2接触子部分の結線部の端部にて連結されていて、そ
    れら連結部分にて互いに切断分離される特許請求の範囲
    第(19)項記載の電気コネクタの製造方法。
  21. (21)前記連結部材と前記各第2接触子部分とは、各
    第2接触子部分の接続部の端部にて連結されていて、そ
    れら連結部分にて互いに切断分離される特許請求の範囲
    第(19)項記載の電気コネクタの製造方法。
  22. (22)前記第2絶縁ハウジング部分への前記第2接触
    子部分の配設は、前記第2接触子部分への前記第2絶縁
    ハウジング部分のモールド成形によって行なわれる特許
    請求の範囲第(19)項又は第(20)項又は第(21
    )項記載の電気コネクタの製造方法。
  23. (23)前記第2絶縁ハウジング部分への前記第2接触
    子部分の配設は、前記第2絶縁ハウジング部分に形成し
    た受入孔へ前記第2接触子部分を圧入することによって
    行なわれる特許請求の範囲第(19)項又は第(20)
    項又は第(21)項記載の電気コネクタの製造方法。
  24. (24)前記第2絶縁ハウジング部分への前記第2接触
    子部分の配設は、前記第2絶縁ハウジング部分に形成し
    た受入孔へ前記第2接触子部分を挿入後接着することに
    よって行なわれる特許請求の範囲第(19)項又は第(
    20)項又は第(21)項記載の電気コネクタの製造方
    法。
  25. (25)前記接着は、前記第2絶縁ハウジング部分の裏
    面に設けられた接着シートを加熱融着させることによっ
    て行なわれる特許請求の範囲第(24)項記載の電気コ
    ネクタの製造方法。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54111692A (en) * 1978-02-01 1979-09-01 Amp Inc Electric connector

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54111692A (en) * 1978-02-01 1979-09-01 Amp Inc Electric connector

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