JPS62211335A - 快削無酸素銅 - Google Patents
快削無酸素銅Info
- Publication number
- JPS62211335A JPS62211335A JP5440286A JP5440286A JPS62211335A JP S62211335 A JPS62211335 A JP S62211335A JP 5440286 A JP5440286 A JP 5440286A JP 5440286 A JP5440286 A JP 5440286A JP S62211335 A JPS62211335 A JP S62211335A
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- Japan
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- free
- copper
- cutting
- oxygen
- hot workability
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
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- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims abstract description 25
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Landscapes
- Conductive Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
(産業上の利用分野)
本発明は無酸素銅に係り、特に熱間加工性を付与した快
削無酸素銅に関する。 (従来の技術及び問題点) 無酸素銅は、電気伝導性及び熱伝導性が良好であるため
に、各種電子工業用部品に多用されている。したがって
、様々な形状に成形加工して部品用に供されるため、優
れた加工性を有することが要求される。 しかし、無酸素銅の切削加工においては、極めて軟らか
いためにカエリなどが表面に生じて加工面が悪く、また
切削工具の寿命を短くしたり、更には切り肩が連続し易
い等々の欠点があった。これは、無酸素銅は通常、酸素
量が約10ppm以下になるように規制されているため
で、酸素量を増加すれば加工性が改善され得るが、逆に
良好な電気伝導性及び熱伝導性を劣化してしまうため、
無酸素銅の特性を失うことになる。 そこで、快削鋼と同様、快削元素であるPb、Bi、T
eなどを無酸素銅に添加して快削化を図ることが試みら
れているが、これらの快削元素は熱間加工性を著しく阻
害し1分塊圧延すらできないという問題があり、有効な
解決策の出現が望まれていた。 (発明の目的) 本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであっ
て、熱間加工性を新たに付与した快削無酸素銅を提供す
ることを目的とするものである。 (発明の構成) かかる目的達成のため、本発明者等は前述の快削元素を
添加した無酸素銅に熱間加工性を付与し得る方策につい
て鋭意研究を重ねた結果、Bを適量添加することによっ
て熱間加工性を改善でき、特に上記の如き快削元素のう
ちでも熱間加工性の低下が比較的小さいTeと共に複合
添加することにより、被剛性が優れ良好な熱間加工性を
付与できることを見い出した。また、Bと同様に熱間加
工性の改善に効果があることを見い出し、本発明に至っ
たものである。 すなわち、本発明に係る快削無酸素銅は、B:0.00
1〜0.2%及びTe:0.01〜1%を必須成分とし
て含み、更に必要に応じてPb:0.01〜0.2%、
Bi:0.01〜0.2%及びS:0゜01〜0.5%
のうちの1種又は2種以上を総量で0.3%以下、及び
/又は、In:O,OO1〜0゜1%を含み、残部が実
質的に銅よりなることを特徴とするものである。 以下に本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。 本発明に係る快削無酸素銅の化学成分は以下に示すよう
な限定理由に基づくものである。 Bは熱間加工性を改善する元素であり、そのために0.
001%以上を添加する必要がある。しかし、その効果
は0.2%を限度として飽和し。 かつ、0.2%を超えると電気伝導度が良くなくなるの
で上限は0.2%とする。 Teは被削性を向上させる快削元素であり、0゜01%
以上を添加する必要がある。Teは他の快削元素Pb、
Biなどに比べて熱間加工性を比較的損なうことなく条
目に添加することができるが、1%を超えるとBi添加
の下でも熱間加工性が悪くなるので、上限は1%とする
。 Pb、Bi及びSは被削性を更に向上させたい場合に、
それらのうちの1種又は2種以上を添加することができ
る。添加する場合には、Pb及びBiは各々0.01〜
0.2%の範囲で、また、Sは0゜01〜0.5%の範
囲で添加する。但し、これらの元素は熱間加工性を極端
に悪くするので、上記上限値以下で、かつ、総量を0.
3%以下に規制する必要がある。 InはBと同様、熱間加工性を改善するために必要に応
じて適量を添加することができる。0゜001%未満で
はその効果が得られず、0.1%を超えて多量にしても
効果が飽和し、コスト高をもたらすだけであるので、0
.001〜0.1%の範囲とする。 上記成分組成の無酸素銅は、被削性に優れていると同時
に少なくとも実用上支障ない程度の熱間加工性を付与で
き、また電気伝導性の低下も比較的小さく実用上問題が
ない。 (実施例) 次いで、本発明の実施例について説明する。 50kg真空誘導炉を使用して第1表に示す添加元素を
含み、酸素10ppm以下の無酸素銅を溶製し、各々3
0kgインゴットを製造した。各インゴットに対し、熱
間鍛造(約700〜800℃)を行って熱間鍛造の可否
により熱間鍛造性を判定すると共に、ドリル切削試験を
行った。ドリル切削試験は、3mm径のドリルを用いて
送りO、l mm/rev、刃先速度(切削速度) 1
5 m/winでインゴットで切削テストを行い、この
ときの抵抗トルクを調べた。 また、電気伝導度も調べた。これらの結果を第1表に併
記する。 ・
削無酸素銅に関する。 (従来の技術及び問題点) 無酸素銅は、電気伝導性及び熱伝導性が良好であるため
に、各種電子工業用部品に多用されている。したがって
、様々な形状に成形加工して部品用に供されるため、優
れた加工性を有することが要求される。 しかし、無酸素銅の切削加工においては、極めて軟らか
いためにカエリなどが表面に生じて加工面が悪く、また
切削工具の寿命を短くしたり、更には切り肩が連続し易
い等々の欠点があった。これは、無酸素銅は通常、酸素
量が約10ppm以下になるように規制されているため
で、酸素量を増加すれば加工性が改善され得るが、逆に
良好な電気伝導性及び熱伝導性を劣化してしまうため、
無酸素銅の特性を失うことになる。 そこで、快削鋼と同様、快削元素であるPb、Bi、T
eなどを無酸素銅に添加して快削化を図ることが試みら
れているが、これらの快削元素は熱間加工性を著しく阻
害し1分塊圧延すらできないという問題があり、有効な
解決策の出現が望まれていた。 (発明の目的) 本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであっ
て、熱間加工性を新たに付与した快削無酸素銅を提供す
ることを目的とするものである。 (発明の構成) かかる目的達成のため、本発明者等は前述の快削元素を
添加した無酸素銅に熱間加工性を付与し得る方策につい
て鋭意研究を重ねた結果、Bを適量添加することによっ
て熱間加工性を改善でき、特に上記の如き快削元素のう
ちでも熱間加工性の低下が比較的小さいTeと共に複合
添加することにより、被剛性が優れ良好な熱間加工性を
付与できることを見い出した。また、Bと同様に熱間加
工性の改善に効果があることを見い出し、本発明に至っ
たものである。 すなわち、本発明に係る快削無酸素銅は、B:0.00
1〜0.2%及びTe:0.01〜1%を必須成分とし
て含み、更に必要に応じてPb:0.01〜0.2%、
Bi:0.01〜0.2%及びS:0゜01〜0.5%
のうちの1種又は2種以上を総量で0.3%以下、及び
/又は、In:O,OO1〜0゜1%を含み、残部が実
質的に銅よりなることを特徴とするものである。 以下に本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。 本発明に係る快削無酸素銅の化学成分は以下に示すよう
な限定理由に基づくものである。 Bは熱間加工性を改善する元素であり、そのために0.
001%以上を添加する必要がある。しかし、その効果
は0.2%を限度として飽和し。 かつ、0.2%を超えると電気伝導度が良くなくなるの
で上限は0.2%とする。 Teは被削性を向上させる快削元素であり、0゜01%
以上を添加する必要がある。Teは他の快削元素Pb、
Biなどに比べて熱間加工性を比較的損なうことなく条
目に添加することができるが、1%を超えるとBi添加
の下でも熱間加工性が悪くなるので、上限は1%とする
。 Pb、Bi及びSは被削性を更に向上させたい場合に、
それらのうちの1種又は2種以上を添加することができ
る。添加する場合には、Pb及びBiは各々0.01〜
0.2%の範囲で、また、Sは0゜01〜0.5%の範
囲で添加する。但し、これらの元素は熱間加工性を極端
に悪くするので、上記上限値以下で、かつ、総量を0.
3%以下に規制する必要がある。 InはBと同様、熱間加工性を改善するために必要に応
じて適量を添加することができる。0゜001%未満で
はその効果が得られず、0.1%を超えて多量にしても
効果が飽和し、コスト高をもたらすだけであるので、0
.001〜0.1%の範囲とする。 上記成分組成の無酸素銅は、被削性に優れていると同時
に少なくとも実用上支障ない程度の熱間加工性を付与で
き、また電気伝導性の低下も比較的小さく実用上問題が
ない。 (実施例) 次いで、本発明の実施例について説明する。 50kg真空誘導炉を使用して第1表に示す添加元素を
含み、酸素10ppm以下の無酸素銅を溶製し、各々3
0kgインゴットを製造した。各インゴットに対し、熱
間鍛造(約700〜800℃)を行って熱間鍛造の可否
により熱間鍛造性を判定すると共に、ドリル切削試験を
行った。ドリル切削試験は、3mm径のドリルを用いて
送りO、l mm/rev、刃先速度(切削速度) 1
5 m/winでインゴットで切削テストを行い、この
ときの抵抗トルクを調べた。 また、電気伝導度も調べた。これらの結果を第1表に併
記する。 ・
同表かられかるように、純銅(N(11)は熱間鍛造は
できるが、ドリルの切削抵抗がトルクで0.06kgf
−mと著しく大きく、Pb、Biなどの快削元素のみを
添加した他の比較例はいずれも熱間鍛造時にインゴット
が崩壊してしまい、熱間鍛造が不可能であった。また、
快削元素Teを添加した比較例(Nα3)は一部のイン
ゴットについて熱間鍛造が不可能であった。 これに対し、本発明例はいずれも被剛性が良好であり、
電気伝導性も良好であって、しかも熱間加工性も概ね良
好である。特に本発明例&7〜9.11〜12は熱間鍛
造性が優れている。 (発明の効果) 以上詳述したように、本発明によれば、B添加により熱
間加工性を改善でき、しかも良好な被削性と共に電気伝
導度も具備せしめることが可能である。
できるが、ドリルの切削抵抗がトルクで0.06kgf
−mと著しく大きく、Pb、Biなどの快削元素のみを
添加した他の比較例はいずれも熱間鍛造時にインゴット
が崩壊してしまい、熱間鍛造が不可能であった。また、
快削元素Teを添加した比較例(Nα3)は一部のイン
ゴットについて熱間鍛造が不可能であった。 これに対し、本発明例はいずれも被剛性が良好であり、
電気伝導性も良好であって、しかも熱間加工性も概ね良
好である。特に本発明例&7〜9.11〜12は熱間鍛
造性が優れている。 (発明の効果) 以上詳述したように、本発明によれば、B添加により熱
間加工性を改善でき、しかも良好な被削性と共に電気伝
導度も具備せしめることが可能である。
Claims (4)
- (1)重量%で(以下、同じ)、B:0.001〜0.
2%及びTe:0.01〜1%を含み、残部が実質的に
銅よりなることを特徴とする快削無酸素銅。 - (2)B:0.001〜0.2%及びTe:0.01〜
1%を含み、更にPb:0.01〜0.2%、Bi:0
.01〜0.2%及びS:0.01〜0.5%のうちの
1種又は2種以上を総量で0.3%以下で含み、残部が
実質的に銅よりなることを特徴とする快削無酸素銅。 - (3)B:0.001〜0.2%、Te:0.01〜1
%及びIn:0.001〜0.1%を含み、残部が実質
的に銅よりなることを特徴とする快削無酸素銅。 - (4)B:0.001〜0.2%、Te:0.01〜1
%及びIn:0.001〜0.1%を含み、更にPb:
0.01〜0.2%、Bi:0.01〜0.2%及びS
:0.01〜0.5%のうちの1種又は2種以上を含み
、残部が実質的に銅からなることを特徴とする快削無酸
素銅。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5440286A JPS62211335A (ja) | 1986-03-11 | 1986-03-11 | 快削無酸素銅 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5440286A JPS62211335A (ja) | 1986-03-11 | 1986-03-11 | 快削無酸素銅 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62211335A true JPS62211335A (ja) | 1987-09-17 |
Family
ID=12969695
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5440286A Pending JPS62211335A (ja) | 1986-03-11 | 1986-03-11 | 快削無酸素銅 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62211335A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007321240A (ja) * | 2006-06-05 | 2007-12-13 | Yamaha Metanikusu Kk | 放熱材料及びその製造方法 |
CN107497880A (zh) * | 2017-08-17 | 2017-12-22 | 徐高杰 | 一种碲硒铜棒的生产方法 |
-
1986
- 1986-03-11 JP JP5440286A patent/JPS62211335A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007321240A (ja) * | 2006-06-05 | 2007-12-13 | Yamaha Metanikusu Kk | 放熱材料及びその製造方法 |
CN107497880A (zh) * | 2017-08-17 | 2017-12-22 | 徐高杰 | 一种碲硒铜棒的生产方法 |
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