JPS62210817A - 自動被覆線切断・剥皮装置における被覆線の案内機構 - Google Patents

自動被覆線切断・剥皮装置における被覆線の案内機構

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JPS62210817A
JPS62210817A JP61039435A JP3943586A JPS62210817A JP S62210817 A JPS62210817 A JP S62210817A JP 61039435 A JP61039435 A JP 61039435A JP 3943586 A JP3943586 A JP 3943586A JP S62210817 A JPS62210817 A JP S62210817A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) この発明は各種電気機器に使用される被覆電線の自動切
断・剥皮装置における被覆電線の案内機構に関するもの
である。
(従来の技術) 一般に、電子・電気製品に使用される配線用被覆電線は
次に示す加工を施し使用されている。
すなわち、第14図に示すように被覆電線71の長さL
l、太さD、被覆73の長さL2及び芯線72の剥皮長
さL3.L4のそれぞれの指定寸法に合わせて加工され
る。
近年、電子・電気製品の需要増大多様化にともない前述
した被覆電線71の切断・剥皮作業を自動に行う装置が
提案されている。
その装置の一つとして、正逆回転する一対のローラを設
けた送り込み・引き出し機構と、同じく正逆回転する一
対のローラを設けた引き出し・送り戻し機構と、両機構
の間に設けられた切断・切り込み機構と、前記各機構を
制御する制御機構とから構成される装置がある。
この装置を用いて被覆電線71の切断及び剥皮を行うた
めには、前記送り込み・引き戻し機構と引き出し・送り
込み機構とを各々正逆回転させることによって被覆電線
71を往復移動させ、前記切断・切り込み機構を用いて
切断したり、切り込みを入れて剥皮を行ったりするよう
になっている。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、この自動電線切断・剥皮装置を用いる場合、
被覆電線71は前記送り込み・引き戻し機構と引き出し
・送り戻し機構との間を往復移動させる必要がある。特
に、切断された被覆電線71の後端側の剥皮を行う場合
には被覆電線を切断・切り込み機構よりも後方へ後退さ
せなければならず、前記送り込み・引き戻し機構に配置
された次の被覆電線71が切断された前の被覆電線71
の後退軌跡上に位置して前の被覆電線71の作業を邪魔
することがあった。従って、これを防止するために前記
送り込み・引き戻し機構のローラを一々逆回転させて次
の被覆電線71を後退させる必要があるため、一端後退
させた被覆電線71を再び元の位置に送る余分な時間が
かかり、作業能率が非常に悪かった。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) 本発明は前記問題点を解決するため、送り込み・引き戻
し機構と切断・切り込み機構との間に、被覆電線を切断
・切り込み機構に案内する案内機構を設け、該案内機構
の案内管を正規の被覆電線移送位置と、引き出し・送り
戻し機構のローラの逆回転による被覆電線の後退時に前
記制御機構の制御に基づき前記後退軌跡上から変移する
後退位置との間で位置切り換えするための位置切換手段
を設けたという手段を採用している。
(作用) 本発明は前記手段を採用したことにより、次のように作
用する。
被覆電線の送り込み・引き戻しを行うための一対のロー
ラが正回転されると、案内機構の案内管は正規の被覆電
線移送位置となり、被覆電線が切断と被覆の切り込みを
行う一対の切断刃の前方へ所定長さ、つまり被覆電線の
先端側の剥皮部分だけ送り込まれ、次に前記切断刃によ
り被覆に切り込みが入れられる。その後、前記送り込み
・引き戻し機構のローラが逆回転されると、被覆電線の
前端側の被覆が剥皮される。
次いで、前記ローラが正回転され、前記被覆電線が切断
しようとする長さだけ送り込まれるとともに、引き出し
・送り戻し機構のローラ内に送り込まれ、前記切断刃に
より被覆電線が所定の長さに切断される。さらに、引き
出し・送り戻し機構のローラが逆回転して前記被覆電線
の後端側の剥皮部分だけ該被覆電線を後退させ、前記切
断刃で切り込みを入れる。このとき、案内機構の案内管
は正規の被覆電線移送位置から後退位置へ変移し。
て次の被覆電線が切断された前の被覆電線の後退軌跡上
から外れるため、切断された被覆電線が次の被覆電線と
接触することが防止される。最後に前記引き出し・送り
戻し機構のローラを正回転させることにより、前記後端
側の被覆が剥皮される。
(実施例) 以下、本発明を具体化した一実施例を第1〜13図に従
って説明する。
まず、本発明の方法及びその装置によって切断・剥離及
び嵯りかけされた被覆電線を説明する。
第13図に示すように、この被覆電線1は芯線2と、そ
の外周に被覆形成された被覆3とから構成されており、
両端部の被覆3が各々一定長さだけ剥皮されている。ま
た、前記被覆電線1は全体の長さがLlに形成され、剥
皮部分の長さは先端側がL3、後端側がL4に形成され
ており、先端側より後端側の剥皮部分が長(形成されて
いる。
さらに、後端側の剥皮部分の露出芯線2a部分には嵯り
がかけられている(以下、この嵯りをかけることを緩り
かけという)。
続いて、本発明の電線切断・剥皮・緩りかけ装置につい
て説明する。
この装置は、主として、正逆回転により連続する被覆電
線1の送り込み、引き戻しを行う一対のローラ12,1
3を備えた送り込み・引き戻し機構11と、両ローラ1
2,13の前方に設けられて前記被覆電線1を次の機構
に案内する案内機構21と、該案内機構21の前方に設
けられて被覆電線lの切断と被ii3の切り込みを行う
切断・切り込み機構31と、該切断・切り込み機構31
の前方に設けられて前記被覆電線1の引き出し、送り戻
しを行う一対のローラ42.43を備えるとともに、そ
のローラ42.43がスラスト方向に相対移動可能に形
成された引き出し・送り戻し・緩りかけ機構41と、さ
らに、前記各機構11゜21.31.41の作動制御用
コンピータ52を備えた動作制御装置51とから構成さ
れている。
以下、この装置を各機構に分けて説明すると、第2図に
示すように、下部取付板4の上面の四隅には4本の支持
棒5a、5b、6a、6bが立設固定されており、その
上面には上部取付板7が支持固定されている。前記支持
棒5a、5b、6a。
6bのうち前方の2本の支持棒5a、5bは前記取付板
4.7に回動不能に固定され、後方の2本の支持棒6a
、6bはベアリング8を介して回動可能に取り付けられ
ている。
〔送り込み・引き戻し機構11〕 図示しないケース上には上下一対のローラー2゜13(
第9.10図のみに図示する)が正逆方向に回転可能に
支持されており、その回転によって被覆電線1を次に述
べる案内機構21に送り込んだり、引き戻したりするよ
うになっている。また、前記ローラー2.13はパルス
モータ−2a、13a(第12図のみに図示する)によ
って正逆方向に回転可能となっており、該パルスモータ
−2a、13aは後述するコンピュータによりその作動
状態が制御されるようになっている。
〔案内機構21〕 前記送り込み・引き戻し機構11の前方には機枠22が
形成されており、その上面には案内部材23がボルト2
4によって軸着されており、機枠22に対して水平方向
へ傾動可能となっている。
前記案内部材23は長方体状をなし内部に貫通孔29を
備えた本体23aと、該貫通孔29に連通する筒状の案
内管23bとから構成されている。
該本体23aの下部には板状の規制部材2Bが設けられ
ており、前記案内部材23の下面に取付面定されている
第6図に示すように、前記規制部材28には2個の楕円
状の透孔25 a、  25 bが透設されており、そ
の透孔25a、25b内には機枠22に設けられた2個
のソレノイド26.27の可動鉄心25a、27aに取
着された係止突部26b、27bが挿入されている。ま
た、前記透孔35a。
35bは各々長径が異なっており、2個のソレノイド2
6.27のうちどちらかが動くことによって前記案内部
材23の水平方向への傾動角度が制御されるようになっ
ている。従って、前記案内部材23は被覆電線lを送り
出し・引き戻しするときには第8図に示すように、被覆
電線1が後述する固定切断刃37及び可動切断刃38と
接触しないように両者のほぼ中間部付近に位置し正規の
被覆電線移送位置となるようになっている。また、切断
・切り込みのときには同じく第8図の2点鎖線で示すよ
うに、前記固定切断刃37の刃部37aと接触するよう
に傾動するようになっている。
さらに、被覆電線1の送り戻し及び剥皮のときには第1
F図に示すように、送り戻しされる被覆電線1が案内管
23bの先端から露出する被覆電線1に当たらないよう
に大きく傾動して後退位置となるようになっている。
なお、前記2個のソレノイド26.27は後述するコン
ピュータによりその作動が制御されるようになっている
・  〔切断・切り込み機構31〕 第1図に示すように、前記案内機構21の前方における
図示しないケースには開口部36を備えた取付プレート
35が水平に片持ち支持されており、その裏面には収容
溝35aが形成されている。
前記収容溝35aには固定切断刃37が収容固定されて
おり、該切断刃37の先端には横V字状の刃部37aが
形成されている。
また、前記固定切断刃37と対向する部分の収容溝35
aには可動切断刃3Bが駆動装置39(第12図のみに
図示する)により左右方向への往復運動可能に支持され
ており、その先端部には横道■字状をなす刃部38aが
形成されている。
従って、前記可動切断刃3Bは後述するコンピュータの
指示により往復運動し、前記被覆電線1を切断したり、
その被fj13に切り込みを入れたりするようになって
いる。
〔引き出し・送り戻し・嵯りかけ機構11〕第1.2図
に示すように、前記下部取付板4の略中央部には平板状
の軸受部材9が立設されており、その上面は前記上部取
付板7に固定されている。前記軸受部材9の右側には一
対の下部及び上部ローラ42,43が設けられており、
該軸受部材9に対して下部ローラ42は回転可能にベア
リングを介して軸42a着され、上部ローラ13は回転
可能かつ上下方向に移動可能に楕円状の切欠溝9a内に
係止ピン44を介して取り付けられている。
また、第3図に示すように、前記上部及び下部ローラ4
2,43は、表面に被覆電線1と接触するローレット4
5を有する本体46と、その左側の小径部46aに該本
体46と相対回転可能に装着された移動部材47と、前
記本体46の内部にスプライン嵌合された駆動軸48と
から構成されている。前記駆動軸48は第5図に示すよ
うに、パルスモータ49 a、  49 bの出力軸4
9cに連結されており、該パルスモータ49a、49b
の回転により前記本体46を正逆方向に回転させるよう
になっている。
前記移動部材47の側部にはラック50がねじ(図示し
ない)等により固定されており、前記後部支持棒6a、
6bに設けられたピニオン10a。
10bと噛み合うようになっている。また、第4゜5図
に示すように、前記支持棒6a、6bにはピニオン10
a、10bより上方に位置するようにタイミングプーリ
15a、15bが取り付けられており、上部取付板7に
は正逆回転可能なパルスモータ16が設けられ、同モー
タ16の出力軸に取り付けられたタイミングプーリ16
aと、前記両ブー’715a、15bとにはタイミング
ベルト17が掛装されている。
従って、前記パルスモータ16が回動すると、タイミン
グベルト17が第4図の矢印の方向に回転して各支持棒
6a、6bを回転させるとともに、その一部に設けられ
たピニオン10a、10bをも回転させる。そして、そ
の回転によってラック50及び移動部材47は本体46
のスラスト方向に移動し、しかも前記上部ローラ43と
下部ローラ42とが互いに離間する方向に移動するよう
になっている。また、前記下部及び上部ローラ42゜4
3が前記パルスモータ49a、49bにより第5図に示
す矢印の巻き取り方向に回転している状態で前記移動部
材17がスラスト方向へ移動されると、各ローラ本体4
6.46間に挟持された被覆電線1が引き出されながら
それ自体がねじられるようになっている。
なお、前記各パルスモータ49a、49b、16は後述
するコンピュータに接続されており、その指令に基づい
て正逆回転の制御が行われるようになっている。
さらに、前記切断・切り込み機構31と引き出し・送り
戻し・緩りかけ機構41との間には被覆電線1を前記ロ
ーラ42.43に導くための移送管30が配置固定され
ている。
〔作動制御装置51〕 第12図に示すように、前記各パルスモータ16.49
a、49b、12a、13a、ソレノイド26a、26
b及び駆動装置39はそれぞれリード線を介してコンピ
ュータ52に接続されており、該コンピュータ52は同
じくリード線により操作ボックス53に接続されている
前記操作ボックス53の表面には被覆電線1の切断長さ
Llを設定表示するためのデジットスイッチタイプの長
さ設定表示器54が設けられている。前記長さ設定表示
器54の右側には被覆電線1の切断本数を設定表示する
ための同じくデジットスイッチタイプの本数設定表示器
55が設けられている。操作ボックス53のほぼ中央部
には切断された被覆電線1の前後両端部における芯線2
の露出長さL3.L4を設定するための先端及び後端の
剥皮長さ設定表示器56a、56bが設けられている。
操作ボックス53の下側にはスタートスイッチ57、ス
トップスイッチ58、送り込みスイッチ59及び送り戻
しスイッチ60が設けられている。
また、実際に切断された被覆電線1の本数を表示するた
めの本数表示器62、該本数表示器62の表示動作を行
うためのスイッチ63、リセットスイッチ64及び切断
ミスが生じたときにカウント数を演算するためのスイッ
チ65が設けられている。
次に、以上のように構成された自動切断・剥離・緩りか
け装置を使用した被覆電線1の製造方法を第1.5.7
〜12図に基づいて説明する。
まず、被覆電線1の切断・被覆・緩りかけ作業に先立っ
て、図示しないドラムに巻回された被覆電線1を取り出
し、前記送り込みスイッチ59をオンして前記送り込み
・引き出し機構11の各ローラ12,13間に導入する
とともに前記案内機構21の本体23a及び案内管23
b内に挿通し、さらに、固定及び可動の切断刃37.3
8間に移動する。そして、被覆電線1の先端が切断刃3
7゜38から若干突出した状態に移動されると、送り込
みスイッチをオフしてローラ12,13を停止させる。
このとき、図示はしないが前記各ローラ12.13と案
内機構21との間にはりミントスイッチが設けられてお
り、前記被覆電線lの移動長さの測定を行ない前記コン
ピュータ52にインプットしている。
この状態において、切断される被覆電線1の長さ設定表
示器54を操作して切断長さLlを設定表示し、本数設
定表示器55を操作して切断本数を設定し、さらに先端
側及び後端側の被覆長さ設定表示器56a、56bを操
作して被覆3の剥皮長さL3.L4をそれぞれ設定する
。そして、この状態でスタートスイッチ57をオンする
と次のようにして被覆電線1に自動的に切断・剥皮・嵯
りかけが行われる・ すなわち、第9図に示すように、前記ローラ12.13
の回転により前記被覆電線1が設定された位置に固定さ
れるとともに、可動切断刃38が前記駆動装置39によ
り左右方向へ移動され前記被覆電線1の被覆3部分のみ
に切り込みを入れる。
このとき、前記案内機構21は可動切断刃38の作動と
連動して該案内管23bを傾動させ第8図の2点鎖線で
示すように、被覆電線1の側面を固定切断刃37の刃部
37aと接触させるため、前記被覆電線lが曲がった状
態で切り込まれることを防止できる。そして、前記ロー
ラ12,13が逆回転することによって前記先端の被覆
部分L3が剥皮される。
次いで、案内管23bを固定切断刃37と可動切断刃3
8とのほぼ中間部に復帰させるとともに、前記ローラ1
2,13を正回転させて被覆電線lを切断刃37.38
から所定距離、すなわち、両端の被覆長さL3.L4を
加算した長さLlだけ移動させ停止させる。この状態で
駆動装置39が作動されて両切断刃37.38により前
記被覆電線1を切断する。このときも、前記と同様に案
内機構21の傾動によって被覆電線1が固定切断刃38
の刃部38aに接触するようになっているため、曲がっ
た状態で切断されることはない。
切断された被覆電線1は上部及び下部ローラ42.43
が逆回転されることにより後端の剥皮長さL4だけ後退
し、この位置で可動切断刃38が移動して被覆3部分の
みに切り込みを入れた状態で停止する。
また、このとき、切断された被覆電線1が後端の被覆長
さL4まで後退するため、被覆電線1の後退軌跡上にあ
る案内部材33及び被覆電線1が邪魔になる。従って、
前記ソレノイド27が作動され前記案内管23bが大き
く傾動して第7図に示すように前記軌跡上から外れて正
規の被覆電線移送位置から後退位置となる。
その後、前記上部及び下部ローラ42,43が正方向に
回転して前記被覆電線1を送り込む。この正回転と同期
して、前記両ローラ42,43はパルスモータ16の回
転によって移動部材17がスラスト方向に、かつ、互い
に離間する方向に移動するため、第5図に示すように、
両ローラ42゜43間に挟持された被覆電線1は送り出
されながらその中心軸線の周りで回転される。ところが
、前記被覆電線1の被覆部分(第10図に示すL4の部
分)は両切断刃37.38に圧接係止されているので、
その部分は回転することができず、従って、被覆長さし
4部分にある芯線2がねじられながら剥皮され、第11
図に示すように、芯線2a部分に嵯りかけが行われる。
なお、この工程が終了したのち、案内部材33内に挿通
された次の被覆電線1が切断・切り込み機構21内に移
送される際、前記固定切断刃37aに被覆電線1が当た
らないようにソレノイド26を消磁して案内部材23を
正規の被覆電線移送位置、つまり両切断刃37.38の
ほぼ中間位置に復帰される。
こうして、一本の被覆電線の切断・剥皮、緩りかけ作業
が終了する。
以上、本実施例によれば、正逆回転する2組の一対の上
部ローラ及び下部ローラ12. 13. 42.43を
設け、その少なくとも一組の上部及び下部ローラ42,
43を互いに離間する方向となるスラスト方向に移動可
能にするとともに、前記各ローラ12,13,42.4
3の間には被覆型線1の切断及び剥皮を行う切断・切り
込み機構を設け、前記被覆電線1の被覆部分をねじるこ
とによって剥皮された芯線2に緩りかけを行うようにし
たため、被覆電線1の切断、剥皮及び露出芯線の嵯りか
けを行うことができ、作業能率を著しく向上させること
ができる。
また、前記送り込み・引き戻し機構のローラ12.13
と切断・切り込み機構31との間に案内機構21を設け
たため、次に剥皮される被覆電線1が切断された被覆電
線1の後退軌跡上に配置されて前記切断された被覆電線
1の後端側の剥皮作業の邪魔になることを防止すること
ができるばかりでなく、前記送り込み・引き戻し機構の
ローラ12.13を−々逆回転させる必要がなくなるた
め、さらに作業能率を向上させることができる。
また、前記案内機構21を被覆電線lの引き出し・送り
戻し時には前記固定切断刃37と可動切断刃28とのほ
ぼ中間に位置するようにし、かつ、切断及び切り込み時
には前記固定切断刃38の刃部38aと接触する位置に
傾動するようにしたため、前記引き出し・送り戻し時に
両切断刃383゜37に被覆電線1が接触することを防
止できるとともに、切断・切り込み時に被覆電線1が曲
がった状態で切断されることも防止できる。
なお、本発明は前記実施例に限定させるものではなく、
例えば、次に示すように変更して具体化することも可能
である。
(1)本実施例においては、被覆電線1の一方のみ緩り
かけを行つたが、両方行っても良い。この場合には前記
送り込み・引き戻し機構11のローラ12,13がスラ
スト方向に移動するようにすれば良い。
(2)前記実施例においては固定切断刃37と可動切断
刃38とを使用したが、両方とも可動切断刃としても良
い。この場合には本実施例の固定切断刃37への小さな
傾動動作は必要ない。
(3)前記案内機構21は水平方向に傾動可能としたが
、垂直方向や斜め方向に傾動可能としても良く、さらに
は、平行移動するようにしても良い。
発明の効果 以上詳述したように、本発明によれば、送り込み・引き
戻し機構と、引き出し・送り戻し機構との間に配置され
切断及び剥皮される被覆電線の後端側の剥皮作業時に、
次に切断及び剥皮される被覆電線に対して接触すること
を防止することができるばかりでなく、送り込み・引き
戻しローラを逆回転させて被覆電線を一々後退させる必
要がないため、作業能率をいっそう向上させることがで
きるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1〜13B!!]は本発明の実施例を示し、第1図は
本発明の装置を示す要部斜視図、第2図は本発明の装置
の上部及び下部取付板を示す一部省略斜視図、第3図は
嵯りかけ機能を兼用する引き出し・送り戻しローラを示
す中央部縦断面図、第4図は引き出し・送り戻し・綾り
かけ機構の平面図、第5図は第4図の正面図、第6図は
案内機の傾動機構を示す路体平面図、第7図は案内部材
の被覆電線緩りかけ時における傾動状態を示す平面図、
第8図も同じく案内部材の被覆電線の切断・切り込み時
における傾動状態を示す平面図、第9,10.11図は
被覆電線の切断・剥皮・嵯りかけ工程を示す概略図であ
り、第9図は被覆電線の先端側の剥皮作業を示す側面概
略図、第10図は被覆電線の後端側の剥皮作業を示す側
面概略図、第11図は被覆電線の後端側の剥皮及び嵯り
かけ状態を示す平面概略図、第12図は作動制御装置を
示す正面図、第13図は本実施例の装置によって製造さ
れた被覆電線を示す正面図、第14図は従来例を示し、
被覆電線を示す正面図である。 被覆電線・・・1 嵯りかけ機構・・・41下部ローラ
・・・42 上部ローラ43切断・切り込み機構・・・
31 送り込み・引き出し機構・・・11 0−ラ・・・12.13 案内機構・・・21

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、正逆回転することにより被覆電線の送り込み・引き
    戻しを行うための一対のローラを備えた送り込み・引き
    戻し機構と、前記ローラと対応して設けられ、被覆電線
    の切断と被覆の切り込みを行うための一対の切断刃を備
    えた切断・切り込み機構と、該切断・切り込み機構と対
    応して設けられ、正逆回転して被覆電線の引き出し・送
    り戻しを行うための一対のローラを備えた引き出し・送
    り戻し機構と、前記送り込み・引き出し機構と引き出し
    ・送り戻し機構のローラの正逆回転を制御するとともに
    、前記切断・切り込み機構の切断を前記被覆の切り込み
    位置と切断位置との二位置に選択的に制御する制御コン
    ピータを備えた制御機構とから構成される自動電線切断
    ・剥皮装置において、 前記送り込み・引き戻し機構と切断・切り込み機構との
    間に、被覆電線を切断・切り込み機構に案内する案内機
    構を設け、該案内機構の案内管を正規の被覆電線移送位
    置と、引き出し・送り戻し機構のローラの逆回転による
    被覆電線の後退時に前記制御機構の制御に基づき前記後
    退軌跡上から変移する後退位置との間で位置切り換えす
    るための位置切換手段を設けたことを特徴とする自動電
    線切断・剥皮装置における被覆電線の案内機構。 2、前記切換手段は電磁ソレノイドであって、その可動
    鉄心に取着された係止突部を回転可能に軸着された規制
    部材の透孔に挿入し、該可動鉄心の往復移動によって該
    規制部材に取り付けられた案内機構の案内管を水平方向
    に傾動させることを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載の自動電線切断・剥皮装置における被覆電線の案内
    機構。
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