JPS6221080Y2 - - Google Patents

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JPS6221080Y2
JPS6221080Y2 JP3098580U JP3098580U JPS6221080Y2 JP S6221080 Y2 JPS6221080 Y2 JP S6221080Y2 JP 3098580 U JP3098580 U JP 3098580U JP 3098580 U JP3098580 U JP 3098580U JP S6221080 Y2 JPS6221080 Y2 JP S6221080Y2
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oscillation
quenching
circuit
output
transistor
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JP3098580U
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  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はワイヤレス受信器における超再生式フ
ロントエンドに関するものである。
第1図は報知機能を持つた基本的な超再生方式
ワイヤレス受信器の回路ブロツク図を示し、この
種の超再生方式ワイヤレス受信器は例えば
SUPERREGENERATIVE DETECTION
THEORY(WILLIAM E.BRADLEY
September,1948−ELECTORONICS)或は
SUPERREGENERATOR DESIGNALAN
(HAZELTINE他September,1948−
ELECTORONICS)、更には実用電子回路ハンド
ブツク(CQ出版)等に示されているようにクエ
ンチング周波数に対応した周期にて、強制的に共
振回路を持つ高周波回路の機能をオンオフさせる
ことによつて、該高周波同調回路において発振と
非発振の状態を持続させ、同調回路のQを見かけ
上、極度に向上させて、高感度を得るようにした
超再生検波回路を用いたもので、アンテナ1と、
超再生式フロントエンド2と、低周波アンプ3
と、バンドパスフイルタ4と、信号レベル判別回
路5と、ブザー等の表示器6とより構成されてお
り、例えば搬送波(260MHz)を所定の低周波の
周波数(10KHz)で変調されたASK(振幅シフト
キーング)波が受信されるとこの受信信号は第4
図ニに示すような電圧波形となつて第2図に示す
超再生式フロントエンド2のバツフア用アンプ7
で増巾され、この増巾信号は第4図ホに示す出力
波形の信号を出力するクエンチング発振回路8に
てクエンチング出力電圧と混合される。この混合
された波形は上述の10KHzの変調成分が非常に微
弱なので波形的にはクエンチング波形そのものと
殆ど同一となる。そしてこの混合出力は例えば遮
断周波数が20KHzのローパスフイルタ9にて選択
的に分離される。この場合クエンチング周波数
(例えば550KHz)は充分に遮断でき、希望の10K
Hzの変調成分を抽出することができる。この抽出
した信号の波形が第4図ヘである。この低周波信
号は低周波アンプ3にて増巾されるがこの増巾出
力はノイズを伴なつているためバンドパスフイル
タ4でノイズと信号とに区別され、バンドパスフ
イルタ4にて選択された信号成分は信号レベル判
別回路5にて振巾に対応した直流電圧に変換され
その直流電圧レベルが規定値より大きければ正規
の信号とみなされ、表示器6より表示されるよう
になつている。ところで超再生式フロントエンド
2の具体回路は第3図に示すような回路構成とな
つており、バツフア用アンプ7はベース接地型同
調増巾器から構成されコイルL8とコンデンサC9
とで同調回路を構成し、電波の搬送周波数にて共
振する。この共振出力は結合用コンデンサC12
て、クエンチング発振回路8用のトランジスタ
Tr18のコレクタに接続される。クエンチング発振
回路8は間欠発振回路で、トランジスタTr18のコ
レクタとエミツタとはコンデンサC17にて結合さ
れていて正帰還発振回路の発振ループを構成して
いる。このクエンチング発振回路8の発振原理は
以下のようになる。即ち今、トランジスタTr18
オン状態からオフ状態への過度状態にあるものと
する。このときトランジスタTr18のコレクタ電位
はコンデンサC13、抵抗R14の積分回路により一定
の時定数で除々に上昇していく。このコレクタ電
位の変化はコンデンサC17によりトランジスタ
Tr18のエミツタに伝達される。そしてコレクタ電
位がピークに達すると(即ち発振用のコイルL22
に流れる電流が最小になると)コイルL22の逆起
電力によつてトランジスタTr18のベースにはトラ
ンジスタTr18をオンにさせる方向にバイアス電圧
を生ずるのでトランジスタTr18は急速にオンにな
る。オン状態になると、今度はコイルL22にて、
トランジスタTr18をオフさせる方向に逆起電力を
生じて、トランジスタTr18はオフ(完全にオフで
はない)になり、トランジスタTr18のコレクタ電
位はコンデンサC13、抵抗R14の積分回路にて除々
に上昇する。このようにしてトランジスタTr18
オン、オフの発振状態を繰り返すことになる。こ
のトランジスタTr18のオン、オフ動作に対応して
コンデンサC15とコイルL16より構成される同調回
路に出力信号が入力されて、ここに一種の混合が
行なわれるものと考えられる。混合の結果生じた
変調信号はローパスフイルタ9によつて検出され
ることになる。この後の動作は上述の通りであ
る。
ところで従来例に用いた超再生式フロントエン
ド2は周囲温度の変化、回路素子のばらつき、電
源電圧の変化に対して不安定でクエンチング発振
が停止したときには受信不能となるという問題が
あり、そのため安定な出力を得るように感度を犠
牲にしなければならず超再生方式本来の高感度特
性を完全に利用することができないという欠点が
あつた。また強入力があるときには、この外部入
力の影響で半強制的にクエンチング発振を起こす
ことがあり、このときのクエンチング出力はパル
ス波の繰返しとなつて、クエンチング発振状態を
確認してクエンチング発振を確かなものとしよう
とする場合にも前述の発振状態を確認しにくいた
め困難であるという欠点があつた。
尚、第4図イ,ロ,ハはアンテナ1に受信信号
がない場合の各部の電圧波形を示し、同図イはア
ンテナ1に受信信号がない場合の電圧波形を示
す。ここで受信信号が無ければローパスフイルタ
9では変調成分が抽出出来ないが、実際には受信
機の内部雑音(熱雑音他)が無視できず、ランダ
ムな雑音成分が入力受信信号の役割を果たし、そ
の雑音成分の一部がローパスフイルタ9の出力と
なり、第4図ハに示すような出力が生じる。また
第3図中C1は結合コンデンサ、C2はコンデン
サ、R3はエミツタ抵抗、Tr4はバツフア用トラン
ジスタ、R6,R5はトランジスタTr4のベースバイ
アス用抵抗、C7はトランジスタTr4のベースバイ
パスコンデンサ、C10はバイパスコンデンサ、R11
はトランジスタTr4のコレクタ抵抗、R19,R20
トランジスタTr18のベースバイアス用抵抗、C21
はトランジスタTr18のベースバイパスコンデン
サ、C23はトランジスタTr18のエミツタバイパス
コンデンサ、R24はトランジスタTr18のエミツタ
抵抗、L25はローパスフイルタ用コイル、C26はロ
ーパスフイルタ用コンデンサ、R27はローパスフ
イルタ用抵抗、C28はローパス用コンデンサであ
る。
しかして本考案は上述の問題点に鑑みて為した
もので、その目的とするところはクエンチング発
振の停止を確実に検知でき、クエンチング発振を
最適な状態として超再生方式本来の高感度特性を
有効に利用することができるワイヤレス受信器に
おける超再生式フロントエンドを提供するにあ
る。
以下本考案を実施例によつて説明する。第5図
は一実施例の回路図を示し、クエンチング発振回
路8は基本的には第3図図示のクエンチング発振
回路8と同じ動作をなすもので、C15は同調回路
用コンデンサ、L16は同調回路用コイル、L22は発
振用コイル、C23はエミツタバイパスコンデン
サ、R24はエミツタ抵抗、R19,R20はベースバイ
アス用抵抗である。そして発振用コイルL22と、
エミツタ抵抗R24との接続点にはトランジスタ
Tr0のベースを抵抗R29を介して接続してあつ
て、クエンチング発振信号を外部コントローラ1
0へ出力するようになつている。外部コントロー
ラ10は例えば1チツプのマイクロコンピユータ
等の演算回路から構成され、前記クエンチング発
振信号を入力端I0より入力してクエンチング発振
の有無を検知するクエンチング発振検知機能10
aと、クエンチング発振信号の入力が無い場合、
即ちクエンチング発振回路8の発振が停止した際
にデイジタル制御信号を出力端O0〜O3より夫々
出力するデイジタル制御出力機能10bとを有
し、出力するデイジタル制御信号は夫々抵抗から
なるD/A変換器11で適宜なアナログ制御信号
に変換されて、クエンチング発振回路8のトラン
ジスタTr18のベースに入力するようになつてい
る。第6図は動作機能によつて示したブロツク図
であり、第7図は外部コントローラ10の動作フ
ローチヤートを示す。この動作フローチヤートに
沿つて外部コントローラ10の動作を説明する
と、クエンチング発振検知機能10aは66μsec
乃至77μsecごとに16回連続してクエンチング発
振回路8の出力を入力端I0より取入れてクエンチ
ング発振の有無を検知し、その16回の検知にお
いて、何回以上クエンチング発振が有ると検知し
たかを判定し、その回数が3回以上あれば、ク
エンチング発振は起つていると見なし、外部コ
ントローラ部10はデイジタル制御信号は出力し
ない。ところでの判定の際有りの検知回数が1
回又は2回の場合はノイズによるもの乃至は強力
な外部入力によつて生じるクエンチング発振と考
えられるため、再度クエンチング発振の状態を16
回チエツクし、このチエツクにおいて1回でも
クエンチング発振が検知されると、クエンチング
発振がなされていると判定され、の動作がな
される。ところで判定又はにおいてクエンチ
ング発振が一度も検知されない場合、クエンチン
グ発振停止と見なされ、外部コントローラ10
は後述のように動作する。
即ち、今、電源電圧変動等によつて、クエンチ
ング発振回路8の発振動作が停止したとすると、
外部コントローラ10はこの停止を上述のように
検知してD/A変換器11を介して制御信号出力
端O0からクエンチング発振回路8のトランジス
タTr18のベースに入力させて強制的にクエンチン
グ発振回路8を動作させるわけである。このとき
クエンチング発振回路8が動作しない場合は外部
コントローラ10の次の出力端O1よりデイジタ
ル制御信号を出力させる。このようにして最適な
クエンチングが得られるまで順次外部コントロー
ラ10は出力端O0〜O3よりデイジタル信号を出
力し、D/A変換器11によつて夫々異なるアナ
ログ値を持つ制御信号としてトランジスタTr18
ベースに加えるわけである。勿論この際のクエン
チング発振の検知は上述のように行なうわけであ
る。
本考案は、上述のように構成した外部コントロ
ーラを具備してあるので、クエンチング発振回路
の発振停止を外部ノイズや、強力な外部入力の影
響なしに確実にクエンチング発振検知機能によつ
て検知できるものであつて、しかもこの検知によ
つてクエンチング発振回路を強制的に発振させる
ので、高感度である超再生式の特徴を十分に生か
せることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は超再生方式ワイヤレス受信器の回路ブ
ロツク図、第2図は従来例の超再生式フロントエ
ンドの回路ブロツク図、第3図は同上の具体回路
図、第4図イ〜ヘは同上の各部のタイムチヤー
ト、第5図は本考案の超再生式フロントエンドの
回路図、第6図は同上の動作機能による回路ブロ
ツク図、第7図は同上の外部コントローラの動作
フローチヤートであり、1はアンテナ、2は超再
生式フロントエンド、7はバツフア用アンプ、8
はクエンチング発振回路、9はローパスフイル
タ、10aはクエンチング発振検知機能、10は
外部コントローラである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アンテナに受信された信号を入力するバツフア
    用アンプと、発振出力と前記バツフア用アンプの
    出力を混合するクエンチング発振回路と、前記混
    合信号より低周波出力を抽出するローパスフイル
    タとを具備せるワイヤレス受信器における超再生
    式フロントエンドにおいて、クエンチング発振回
    路の発振動作の有無を所定回数の検知動作で毎回
    検知し、発振動作が有るという検知回数が一定以
    上であれば発振動作が有ると判定し、発振動作が
    有るという検知回数が上記の一定回数未満で1回
    以上あれば再度所定回数の検知動作を行なつて発
    振動作が有るという回数が適宜回数あれば発振動
    作が有ると判定し、1番目の所定回数の検知動作
    または2番目の所定回数の検知動作において、発
    振動作が有るという検知が零回の際には発振動作
    が無いと判定するクエンチング発振検知機能を有
    し、発振動作が無いと判定したときにクエンチン
    グ発振回路を強制的に発振させるように制御する
    外部コントローラを具備したことを特徴とするワ
    イヤレス受信器における超再生式フロントエン
    ド。
JP3098580U 1980-03-10 1980-03-10 Expired JPS6221080Y2 (ja)

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JPS56132847U JPS56132847U (ja) 1981-10-08
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