JPS62210010A - 汚泥調質装置 - Google Patents

汚泥調質装置

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Publication number
JPS62210010A
JPS62210010A JP5254386A JP5254386A JPS62210010A JP S62210010 A JPS62210010 A JP S62210010A JP 5254386 A JP5254386 A JP 5254386A JP 5254386 A JP5254386 A JP 5254386A JP S62210010 A JPS62210010 A JP S62210010A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sludge
tank
agitated vessel
flocculant
stirring tank
Prior art date
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Pending
Application number
JP5254386A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadaoki Ichikawa
市川 忠興
Hiroshi Fukano
深野 弘
Yasuhiko Kihara
泰彦 木原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
Priority to JP5254386A priority Critical patent/JPS62210010A/ja
Publication of JPS62210010A publication Critical patent/JPS62210010A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「発明の目的」 本発明は汚泥調質装置の創案に係り、下水汚泥等のスラ
ッジと凝集剤とを攪拌混合して反応させフロックを形成
させる2槽式汚泥調質装置に関して、その調質槽容積を
大きく採って反応時間を長くし、しかも設置面積を半減
し得る有利な設備を提供しようとするものである。
産業上の利用分野 下水汚泥などのスラッジに関する汚泥調質装置の中、2
槽式調質装置。
「従来の技術」 汚泥に凝集剤を攪拌混合させてフロックを形成させる汚
泥調質接作は汚泥脱水技術において不可欠の重要技術で
あり、従来から種々のものが提案実施されて来た。即ち
最も古くから実施されて来たものは第3図に示すような
1槽式調質装置であって槽10の底部から汚泥11と凝
集剤12とを送太し、攪拌翼13を有する槽10内で攪
拌混合され、上部排出口14からフロックを排出させる
ものである。即ち汚泥と凝集剤の攪拌、混合条件には槽
10の形状、攪拌翼13の形状、攪拌速度、攪拌時間、
凝集剤の添加率等様々な因子があり、これら因子の変化
によって形成されるフロックの強度が影響される。然し
て脱水機の性能を定義するものの1つに脱水ケーキ含水
率があるが、含水率を低くするためには形成されたフロ
ック強度の高い方が有利であることは当然である。従っ
て経験的に求められた最適な櫂形状、羽根形状を備え、
攪拌速度や攪拌時間および凝集剤添加率などを変えられ
るように工夫された調質装置となっている。
上記のような1槽式のものに対し、近時凝集理論に忠実
な方法である2つの槽により急速攪拌と緩速攪拌が採ら
れるようになって来た。即ちこのような装置の1例は第
4図の如くであって頂部および底部において夫々連通し
た仕切壁15.15aで区分された2つの槽10a、1
0bに夫々攪拌翼13を設け、その一方の槽10に対汚
泥11を送入すると共に凝集剤12を分割して所定の位
置に添加し、槽10bの排出口14からフロックを送出
するようにされたものである。つまり凝集理論によると
汚泥中のコロイド粒子と凝集剤を急速に混合してコロイ
ドが帯電している電荷を先ず中和し、次いでコロイド間
の衝突を誘起してフロックを成長させることにより強度
の大きいフロックを形成することができる。然して電荷
中和の段階では急速攪拌が好ましいがフロック形成段階
では成長したフロックが再び破壊されないように緩速攪
拌を行うことが必要である。これら1槽式と2槽式につ
いてフロック強度の違いを脱水機の脱水性能の違いとし
て要約して示すと次の第1表の通りである。
第1表   1槽式と2槽式の比較例 即ち2槽式の方が1槽式よりも含水率が低くなり、SS
回収率も稍々高いから少なくとも今後においては2槽式
のものが主流となるものと言える。
「発明が解決しようとする問題点」 しかしこの2槽式の場合は1槽式よりもタンク容積が大
きくなり、設置面積が大きくなると共に機器配置にも困
難さがある。即ち槽の容積は攪拌時間に関係する因子で
あって、汚泥の供給量を一定とするならば槽容積、攪拌
時間が求められる。
つまりフロック形成に適した攪拌時間は汚泥の性状や種
類によって異なるが、下水処理余剰汚泥の如き難脱水性
の汚泥においては攪拌時間も長くすることが必要であっ
て、約5分間程度を必要とするものもある。然してこの
ような場合の2槽式処理設備の槽の大きさを求めると、
濾布幅3mのベルトプレス脱水機で濃度2%の汚泥を1
20 kg/m−H(濾布幅がimに対する1時間当り
の汚泥中固形物負荷が120kg)の濾過速度で脱水す
る場合、上記のような攪拌時間5分の2槽式調質槽の容
量は、先ず1時間当りの汚泥供給量v(m’/H)がで
あり、又5分間の攪拌時間をとれる槽の容積V(m’)
は、 となる。即ち急速攪拌槽が1.5m’、緩速攪拌槽も1
、5 m’の槽となり、第4図に示す従来型では長さが
2100mmで、高さ1800mmにも達する。一方こ
のような2槽式設備から得られるフロックを脱水機に受
は入れて脱水処理するためには第5図に示すように緩速
攪拌槽の排出口14から排出されたものを所定の高さく
それに伴う容積)をもった脱水機16に自然落下で受入
れしめるように支持台18を形成して急速攪拌槽10a
緩速攪拌槽tabから成る汚泥調質設備17を支持する
ことが必要であり、このような支持台18についてその
支持荷重を求めるならば、前記のような条件下で運転時
には4トン前後にも達することとなる。
即ち第5図のように汚泥調質設備17を載架すると共に
脱水機16部分をも含めて点検するための歩廊19を形
成せざるを得ない前記支持台18は相当に大型とならざ
るを得ないし、そのための設置面積も大きいものとなら
ざるを得ない。
「発明の構成」 「問題点を解決するための手段」 急速攪拌槽上に緩速攪拌槽を重合して連通せしめ、前記
急速攪拌槽に汚泥供給管を連結すると共に凝集剤供給管
を夫々バルブを介して該急速攪拌槽と前記緩速攪拌槽に
連結し、前記凝集剤供給管と上記汚泥供給管とをバルブ
を介して接続したことを特徴とする汚泥調質装置。
「作 用」 一般的にバルブ■2を閉じ、バルブ■3、4、■5を開
いて操業すると、急速攪拌槽における急速攪拌処理して
から緩速攪拌槽において緩速攪拌してフロックを形成す
る2槽式の汚泥攪拌処理が行われ、上部に位置した緩速
攪拌槽から排出されたフロックを脱水機に落し込んで脱
水処理することができる。
下部の急速攪拌槽が架台的に機能し、上記のように上部
に位置した緩速攪拌槽からのフロックがそのまま脱水機
に落し込まれるに好ましい高さ位置を採るので攪拌槽を
載架する架台を必要としない。
前記バルブ■2および■4〜■、を切換えることにより
汚泥および凝集剤の滞留時間を調整変化し、更にバルブ
V2 、V4 、Vsを閉とし、バルブV6、V7を開
とすることにより実質的に緩速攪拌槽のみを利用した操
業をなすことができる。
「実施例」 上記したような本発明によるものの具体的な実施態様を
添付図面に示すものについて説明すると、第1図に示す
ように急速攪拌槽1と緩速攪拌槽2とを上下方向におい
て積重ね、中間の水平状仕切壁3における連通口3aか
ら緩速攪拌槽2へ汚泥送入せしめ、このような急速攪拌
槽1と緩速攪拌槽2に対しては汚泥供給管4と凝集剤供
給管5とが設けられるが、斯うした各供給管4.5の供
給部分においてそれら両供給管4.5をバルブ■2を有
する連結管6て連結すると共に凝集剤供給管5には分岐
管7を設け、バルブ■4 と■、を介して急速攪拌槽1
の上下に連結せしめ、しかもバルブ■6と■7を介して
緩速攪拌槽2の上下にも連結したものであり、更に汚泥
供給管4にはバルブ■1を有するドレン抜き部を設けた
ものである。
父上記したような緩速攪拌槽2においては急速攪拌槽1
を攪拌するための回転軸8と該緩速攪拌槽2を攪拌する
ための回転軸筒9とが同軸に設けられ、回転軸8は第1
モータM1で駆動されると共に回転軸筒9は第2モータ
M2で駆動されるように成っており、緩速攪拌槽2の一
側には排出口14が形成されている。
即ちこのような本発明の調節装置と脱水機16、) とを組み合わせて設備した状態は別に第2図に示す通り
であって前記排出口14からのフロックが脱水機16に
落し込まれる関係は第3図のものと同じであり、このよ
うにして形成された設備について前記した従来のものに
おけると同じに濃度2%の汚泥を120 kg/m−H
の濾過速度で脱水する条件に従い設計された汚泥調質機
構の据付面積はl mlであって第5図に示した従来の
ものの2分の1以下であって設置面積を大幅に縮減し得
る。又急速攪拌槽1が直接に床面へ接地することとなり
、両攪拌槽1.2およびそれら中に収容された汚泥04
トンにも達する重量を架台で支持する必要がなく、点検
歩廊は単に点検者の体重を支持する程度のものでよいか
ら耐荷重性は従来のものの10分の1以下でよいことに
なる。
更にその運転操業について説明すると、バルブ■2を閉
じ、バルブ■3およびV4 、Vsを開いて操業すると
前記したような2槽式による汚泥調質処理が行われるこ
とは明らかであり、又このような操業において前記した
バルブ■2およ−び急速攪拌槽1の部分に設けられたバ
ルブV4 、Vsを切替えることによって汚泥および凝
集剤の滞留時間を調整変化することができ、又これらの
バルブ、V2 、V4 、Vs閉とし、バルブ■6、■
7を開とすることによって実質的に緩速攪拌槽2のみを
利用した操業をなすことができる。
「発明の効果」 以上説明したような本発明によるときはこの種汚泥調質
機構における据付面積を小とすると共に各調質槽および
その中に収容された汚泥の重量を支えるための架台を不
要にし、理論的に好ましいことの明らかな2槽方式によ
る調質設備をコンパクト且つ有利に形成せしめ、しかも
汚泥および凝集剤の滞留時間を調整し或いは適宜に1槽
方式による操業を可能とするなどの効果を有しており、
工業的にその効果の大きい発明である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の技術的内容を示すものであって、第1図
は本発明による汚泥調質装置の側面的説明図、第2図は
これを脱水機と組合わせた設備の側面図、第3図は従来
の1槽式汚泥調質装置の側面的説明図、第4図は従来の
2槽式汚泥調質装置の側面的説明図、第5図はこれを脱
水機と組合わせたものの側面図である。 然してこれらの図面において、1は急速攪拌槽、2は緩
速攪拌槽、3は仕切壁、3aはその連通口、4は汚泥供
給管、5は凝集剤供給管、6は連結管、7は分岐管、8
は回転軸、9は回転軸筒、14は排出口、16は脱水機
を示すものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 急速攪拌槽上に緩速攪拌槽を重合して連通せしめ、前記
    急速攪拌槽に汚泥供給管を連結すると共に凝集剤供給管
    を夫々バルブを介して該急速攪拌槽と前記緩速攪拌槽に
    連結し、前記凝集剤供給管と上記汚泥供給管とをバルブ
    を介して接続したことを特徴とする汚泥調質装置。
JP5254386A 1986-03-12 1986-03-12 汚泥調質装置 Pending JPS62210010A (ja)

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