JPS62209739A - 光学式デイスク装置の対物レンズ駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はこの光学式ディスク再生装置、記録再主装置
の如き光学式ディスク装置の対物レンズ駆動装置に関す
る。

〔従来の技術〕

第７図は特願昭６０−１５９０６７号に示された従来の
対物レンズ駆動装置のカバーを透視して示す平面図、第
８図は第７図の線Ｍｌｌ−■に沿った断面図、第９図は
第７図の線ＩＸ−ＩＸ’に沿った断面図である。

図において、（１）は対物レンズ駆動装置の本体フレー
ム、（２）はカバーである。（３）は本体フレーム（１
）に固着された支持軸、（４）はディスク（図示せず）
に光スポットを形成する対物レンズ、（５）は対物レン
ズ（４）をその光軸が支持軸（３）と平行になるように
支持する対物レンズ保持部材で、支持軸摺動穴（５０１
）において支持軸（３）の軸線方向に摺動自在にかつ支
持軸（３）のまわりに回動自在に装着されている。（６
）は対物レンズ保持部材（５）の外周部に形成されたコ
イルボビン（３）に巻回された焦点方向制御用コイル、
（７）はその上に固着されたトラッキング方向制御用コ
イル、（９）は本体フレーム（１）に装着されて焦点方
向制御コイル（６）に対向した外側ヨーク、（１（１）
ｌ；を内側ヨーク、（１））はヨークｆ９）、（１０）
および焦点方向制御コイル（６）を通して磁気回路を形
成する焦点方向制御用永久磁石である。（１２）はトラ
ッキング方向制御用コイル（７）をこ対向配置されたヨ
ークでこれ番こはトラッキング方向制御用永久磁石（１
３）が固着さ４］てニド５す、ヨーク（１２）　、永久
ｔａ石（１３）およびトラッキング方向制御用コイル（
７）を通して磁気回路が形成される。

次に動作について説明する。ます、光スポットの焦点ず
れが検出されるとこのずれ量に応じた電流が焦点方向制
御用コイル（６）に流れ、永久磁石（１））による磁界
と作用し、対物レンズ保持部材（５）ひいては対物レン
ズ（４）を支持軸（３）の軸線方向に駆動し、また図示
はしていないが対物レンズ保持部材（５）とヨーク（１
２）あるいは本体フレーム（１）上の他の固定部分との
間に設けられた弾性部材でばね制動し、対物レンズ（４
）の焦点側ｉｔ’ｌｌが行なわれる。

一方、トラッキング方向制御については、光スポットの
トラックずれが検出されると、このずれ量に応じた電流
がトラッキング方向制御用コイルに流れ、トラッキング
方向制御用永久磁石（１３）の磁界と作用し対物レンズ
保持部材（５）と共に対物レンズ（４）を支持軸（３）
の軸線のまわりに回動させ、焦点制御と同じように弾性
部材ではね制動し、トラッキング制御が行なわれる。

このように対物レンズ駆動装置は光スポットに焦点ずれ
、トラックずれが生じるとこのずれ量に応じた電気信号
により対物レンズ保持部材（５）を支持軸（３）の軸線
方向に摺動させ、支持軸（３）のまわりに回動させて対
物レンズ（４）の位置を修正するようになっており、か
かる修正、即ち対物レンズ保持部材（５）の上述した動
きを精度良くスムーズに行なうために対物レンズ保持部
材（５）の支持軸摺動穴（５０１）は嵌合精度、面積度
を確保すると共に摩擦抵抗を減らすように考慮されてい
る。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の対物レンズ駆動装置は以上のように構成され、支
持軸（３）に対する対物レンズ保持部材（５）の動きを
精度良くスムーズ番こするために上述した如き方策が講
じられているのであるが、対物レンズ保持部材（５）の
上面に落下した塵埃等の異物が摺動穴（５０１）内に入
り込むとかかる異物によって対物レンズ保持部材（５）
、ひいては対物レンズ（４）の精度良いスムーズな位置
制御ができなくなる問題点があった。

この発明は従来のもののかかる問題点を解決するために
なされたもので、塵埃等の異物が対物レンズ保持部材の
摺動穴に入っても対物レンズの精度良いスムーズな位置
制御を行なうことができるようにした対物レンズ駆動装
置を提供することを目的とするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係る対物レンズ駆動装置は、対物レンズ保持
部材と支持軸との摺動部にこれら対物レンズ保持部材お
よび支持軸の少なくともいずれか一方に凹所を形成した
ものである。

〔作用〕

この発明において、前記凹所が摺動穴に入り込んだ異物
を収容する。

〔発明の実施例〕

以下、この発明の一実施例を第１図乃至第５図について
説明する。第１図はこの発明の一実施例による対物レン
ズ駆動装置のカバーを透視して示す平面図、第２図は第
１図の線■−■に沿った断面図、第８図は第１図の線Ｉ
ＩＩ　−Ｉｌｌに沿った断面図、第４図は対物レンズ保
持部材の主要部の拡大平面図、第５図は第４図の線Ｖ−
■に沿った断面図であり、第７図乃至第９図の従来のも
のと同一部分には同一符号を付してその説明は省略する
。

図において、（５Ａ）は従来のものの（５）に対応する
対物レンズ保持部材であり、対物レンズ保持部材（５Ａ
）の支持軸（３）との摺動部、即ち支持軸摺動穴（５０
１）の内周面に凹所（５０２）が形成されている。この
実施例では凹所（５０２）は前記内周面を−その軸方向
全長をこわたって形成された軸方向溝であり、この軸方
向溝は円周方向に間隔を置いて複数形成されている。そ
して各軸方向溝は対物レンズ保持部材の上面（５０３）
および下面（５０４）の両面において開口している。

しかして、対物レンズ（４）の焦点方向の位置制御およ
びトラッキング方向の位置制御を行なう時、対物レンズ
保持部材（５Ａ）が支持軸（３）の軸線方向および軸線
のまわりに摺動するが、製造時または使用時に塵埃等の
異物が対物レンズ保持部材（５Ａ）の上面（５０Ｂ　）
に落下、付着しても前記凹所（５０２）、即ち軸方向溝
の中に落下しうるし、支持軸摺動穴（５０１）の軸方向
溝の間のランド（５０５）と支持軸（３）との間に入り
込んだ異物も対物レンズ保持部材（５Ａ）の回動時に軸
方向溝の中に逃げることができ、対物レンズ保持部材（
５Ａ）はそのランド（５０５）で支持軸（３）に対して
円滑に摺動することができる。また軸方向溝に逃げた異
物は下面（５０４）の開口部から落下することができる
。従って、対物レンズ（４）の焦点方向およびトラッキ
ング方向の位置制御を精度良くかつスムーズに行なうこ
とができる。なお、凹所（５０２）が軸方向に形成され
ているため、対物レンズ保持部材（５Ａ）は樹脂により
容易に成形することができる。

この発明の他の実施例が第６図に示されている。この実
施例が先の実施例と異なるのは対物レンズ保持部材（５
Ａ）の上面（５０Ｂ）において凹所（５０２）、即ち軸
方向溝を（５０６）で示すように閉じたものである。こ
のように閉じることにより異物は先の実施例より支持軸
摺動穴（５０１）に入り込みにくいし、入り込んだとし
ても凹所（５０２）内へ逃げうる。

なお、前記実施例ではいずれも凹所（５０２）は軸方向
溝であるが、円周方向の溝としても良い。また、支持軸
摺動穴（５０１）はその上下両端のみ、即ち対物レンズ
保持部材（５Ａ）の上面（５０１３）および下面（５０
４）の部分においてのみ支持軸（３）と摺動しそれｐ）
の間は環状の空間とすることもできる。更に、異物を逃
がすための凹所（５０２）は対物レンズ保持部材（５Ａ
）の支持軸摺動穴（５０１）の内周面に形成するものと
して説明したか、これに代えて支持軸（３）の支持軸摺
動穴（５０１）との摺動部、即ち前記支持軸摺動穴（５
０１）を貫通する部分の外周面に形成しても同様の効果
を得ることができる。勿論、支持□軸（３）の外周面お
よび支持軸摺動穴（５０１）の内周面の両方に形成する
こともできるが、凹所（５０２）が軸方向溝あるいは円
周方向溝である場合、摺動時（こ溝が互いにひっかかる
危険性を回避するには支持軸（３）の溝と支持軸摺動穴
（５０１）の内周面の溝の相対位置並びに溝の間隔を適
当に選定するか、溝を支持軸（３）の外周面および支持
軸摺動穴（５０１）のいずれか一方にのみ形成するかす
れば良いが後者の方が簡便で好ましい。

〔発明の効果〕

以上のようにこの発明によれば、対物レンズ保持部拐と
支持軸との摺動部にこれら対物レンズ保持部材および支
持軸の少なくともいずれか一方に凹所を形成したので、
対物レンズ保持部材の支持軸摺動穴の中に入り込んだ異
物は前記凹所の中へ逃がすことができ、対物レンズ保持
部材の軸線方向および軸線まわりの摺動を、異物による
悪影響なしにあるいは少なくともかかる悪影響が少なく
、円滑に行なうことができ、従って対物レンズの焦点方
向およびトラッキング方向の位置制御を精度良くスムー
ズに行なうことがでとる効果が奏される。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による対物レンズ保持部材
のカバーを透視して示す平面図、第２図は第１図の線■
−Ｈに沿った断面図、第８図は第１図の線ｌ１ｌ−ＩＩ
Ｉに沿った断面図、第４図は対物レンズ保持部材の主要
部の拡大平面図、第５図は第４図の線■−■に沿った断
面図、第６図はこの発明の他の実施例の、第２図と同様
の断面図、第７図は従来の対物レンズ駆動装置の、第１
図と同様の平面図、ｔ１″Ｓ８図は第７図の線Ｗｌｌ　
−Ｍｌ＋に沿っｊ：断面図、第９１ンｌ＃、＋第７図の
線■−■に沿った断面図である。 図において、（１）は本体フレーム、（３）は支持軸、
（４）は対物レンズ、（５Ａ、）は対物レンズ保持部材
、（５０］、　）は支持軸摺動穴、（５０２）は凹所、
（５０Ｂ）は１−面、（５０４）は下面、（６）は焦点
方向制御用コイル、（７）はトラッキング方向制御用コ
イル、ｆ９）、（１０）、（１２）はヨーク、（１））
、（１Ｂ）は永久磁石である。 なお、各図中同一符号は同一または相当部を示す。 代理人　弁理士　　大　　岩　　増　　雄第４図 第５図 ４　　　３５０２５０３邸 第９図 第６図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）ディスク上に光スポットを形成する対物レンズ、
   本体フレームに固定された支持軸、支持軸摺動穴を有し
   この支持軸摺動穴において前記支持軸の軸線方向に摺動
   自在にかつ前記支持軸のまわりに回動自在に装着される
   と共に前記対物レンズをその光軸が前記支持軸と平行に
   なるように支持する対物レンズ保持部材、この対物レン
   ズ保持部材に設けられた焦点方向制御用コイルとトラッ
   キング方向制御用コイル、前記本体フレームに装着され
   て前記焦点方向制御用コイル並びにトラッキング方向制
   御用コイルと共に磁気回路を形成するヨークおよび永久
   磁石を備え、前記光スポットの焦点ずれに応じた電流を
   前記焦点方向制御用コイルに流し、トラッキング方向の
   ずれに応じた電流を前記トラッキング方向制御用コイル
   に流して前記対物レンズの焦点方向およびトラッキング
   方向の位置制御を行なうようにした光学式ディスク装置
   の対物レンズ駆動装置において、前記対物レンズ保持部
   材と前記支持軸との摺動部にこれら対物レンズ保持部材
   および支持軸の少なくともいずれか一方に凹所を形成し
   たことを特徴とする光学式ディスク装置の対物レンズ駆
   動装置。
2. （２）凹所が対物レンズ保持部材の支持軸摺動穴の内周
   面にその軸方向全長にわたつて形成された軸方向溝であ
   る特許請求の範囲第１項記載の光学式ディスク装置の対
   物レンズ駆動装置。
3. （３）凹所が対物レンズ保持部材の支持軸摺動穴の内周
   面にその軸方向に形成された軸方向の溝であり、対物レ
   ンズ保持部材の上面においては前記溝を閉じ、下面にお
   いては開口させた特許請求の範囲第１項記載の光学式デ
   ィスク装置の対物レンズ駆動装置。