JPS62209566A - 感光体電位を補正する電子写真複写装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 一産業上の利用分野一 本発明は、電子写真複写装置に係り、特にＯＰＣ感光体
の電位を補正する複写装置に関する。

一発明の背景− ・計子写Ｘ複写製訛においては、露光ランプで照射され
た原稿画像を光学系を介して帯電感光体ドラム上に潜像
として記録し、現像装置によって該Ｗｉ像をトナー現像
し、さらに記録紙表面にトナー像を転写、定着させる。

ここで、感光体としては主にＯＰＣ感光体、セレン感光
体が使用されるが、ＯＰＣ感光体はその劣化によって白
紙電位が上昇及び低温時に白紙電位が上昇する。この白
紙電位の上昇は自動濃度選択機能による複写で地かぶり
が発生することがある。

なお、セレン感光体は受容電位がＯＰＣ感光体に比べて
高いため、地かぶり電位も高く、上述の問題は現われな
い。

このＯＰＣ感光体における地かぶりの対策として、従来
は操作パネル上に設けた濃度補正用ツマミによって濃度
調整するようにされている。

一発明が解決しようとする閤題点− 従来、ＯＰＣ感光体を使った複写装置では、自動濃度選
択機能を設けるも、感光体の白紙電位上昇による地かぶ
りを無くすために、頻繁な濃度補正を必要とし、濃度補
正手段を持たないものは地かぶり発生で感光体を交換せ
ざるを得ないものであった。

−問題点を解決するための手段− 前述した問題を解決するために１本発明は、感光体の温
度を検出する温度検出手段と、露光ランプの輝度を制御
する露光ランプ制御手段と、複写枚数を記憶する記憶手
段と、前記温度検出手段による検出温度と前記記憶手段
による複写枚数とに応じて前記露光ランプ制御手段によ
る露光ランプ輝度を補正する感光体電位補正手段とを備
えた電子写真複写装置を提供するものである。

一実施例− 第１図は本発明の一実施例を示す要部回路図である。Ｃ
ＰＵＩは動作シーケンスが予め書込まれたＲＯＭ２の内
容に従って感光体ドラムの電位補正制御を行う、ＲＡＭ
３は補正制御に必要なデータを記憶し、そのうち１項目
として複写枚数カウントデータを記憶保持する。人出力
インターフェース４は ＣＰＵＩからの露光量補正信号を出力し、デコーダ５は
インターフェース４からの露光量補正信号を復号し、抵
抗回路６はデコーダ５の復号信号に対応して段階状に変
化する電圧信号を出力する。露光ランプ制御回路７は抵
抗回路６から与えられる電圧信号を補正信号として露光
ランプ８への通電率制御すなわち露光ランプ８の輝度を
制御する。サーミスタ９は感光体ドラム近傍に配置され
て該感光体ドラムの温度を抵抗値変化として検出する。

入出力インターフェース１０はサーミスタ９の温度検出
信号をディジタル値に変換してＣＰＵＩに温度検出デー
タを与える。

こうした構成において、ＣＰＵＩがインターフェース４
．デコーダ５、抵抗回路６を介して露光ランプ制御回路
７に、与える電圧信号に応じて露光ランプ８の輝度が８
ステツプで階段状に切換制御される。またＣＰＵＩは複
写に際し、露光ランプ制御回路７に露光ランプ点灯指令
を与え、この指令回数を複写枚数としてＲＡＭ３に、ｔ
ａ算記憶する。そして、ＣＰＵＩは露光ランプ８の輝度
補正をサーミスタ９からの温度検出信号とＲＡＭ３に記
憶する複写枚数とによって決定し、この補正によって感
光体ドラムの電位補正をし、感光体ドラムの白紙電位の
上昇による地かぶりを無くし、適正な濃度での複写画像
を得るようにする。こうした制御が適切な複写になる理
由を以下に説明する。

第２図はＯＰＣ感光体の温度に対する表面電位の特性を
示し、同図中ｎ、Ｄ原稿濃度での電位変化を、０．０は
白紙での電位変化を示す、これら特性からも明らかなよ
うに、感光体の温度が低温（１０℃〜２０℃）になるほ
ど表面電位が上昇する傾向を呈する。

第３図はＯＰＣ感光体での複写枚数の増加によって白紙
電位０．０が丘昇する特性を実線で示す。

このように、感光体温度の変化及び複写枚数の増加によ
る感光体電位の変化から、感光体温度が低いときには露
光ランプ輝度を上げ、複写枚数が増加するに従って露光
ランプ輝度を上げる制御を行うことで感光体の白紙電位
及び原稿濃度を一定に保つことができる。第３図中、破
線は一定温度下で複写枚数が４０００枚増すごとに露光
ランプ輝度を補正することによって白紙電位を一定に制
御した場合の実験結果を示す。

なお、露光ランプの電圧調整によって ＯＰＣ感光体の表面電位を変えることができることを第
４図に実験結果として示す。

以Ｅまでのことから、ＣＰＵＩは感光体ドラムの温度と
複写枚数のデータから露光ランプ電圧を補正し、結果的
に露光ランプ輝度調整による感光体ドラムの白紙電位上
昇を無くして地かぶり等を自動的に防止する。

ＣＰＵＩによる露光ランプ電圧制御フローは第５図に示
すもので実現される。同図中、ｔ１〜ｔ４は温度検出信
号に対する比較基準温度を示し、温度が高くなるほど露
光制御電圧データを０から４の範囲で決定する。そして
、Ｃ１〜Ｃ４で示す複写枚数比較基準と現在の実際の複
写枚数との比較結果から温度条件で決定した露光制御電
圧データを夫々Ｏから３の範囲で増加させ、このデータ
を露光ランプ制御回路７への制御電圧にする。この第５
図の制御フローによる制御電圧値は下記表のようになる
。

Ｏｃｌ　　Ｃ２Ｃ３Ｃ４ｃ５ 複写枚数 なお、実施例におけるＣＰＵＩによる露光Ｕ御のステッ
プ数及び範囲は適宜設計変更されるし、ステップ間の偏
差も感光体の特性に応じて設定される。

一発明の効果− 以上の説明から明らかなように、本発明は感光体の温度
及び複写枚数に応じて露光ランプの輝度を調整すること
で感光体の白紙電位の変動を無くすようにしたため、感
光体の白紙電位の上昇による地かぶりを濃度選択という
煩わしい操作を不要にしながら防止し適正な画像を得る
のに効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す要部回路図、第２図は
ＯＰＣ感光体の温度−表面電位特性図、第３図はＯＰＣ
感光体の複写枚数−表面電位の補正後特性図（実線）と
補正後特性図（点線）、第４図は複写装置の露光ランプ
制御電圧−〇ＰＣ感光体表面電位の特性図、第５図は実
施例におけるＣＰＵＩの制御フローチャートである。 １・・・ＣＰＵ、　　　　２・・・ＲＯＭ、　　　３・
・・ＲＡＭ、４・・・インターフェース、　　５・・・
デコーダ、６・・・抵抗回路、　　７・・・露光ランプ
制御回路、８・・・露光ランプ、　　９・・・サーミス
タ、１０・・・インターフェース。 特許出願人　　小西六写真工業株式会社第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）感光体の温度を検出する温度検出手段と、露光ラン
   プの輝度を制御する露光ランプ制御手段と、複写枚数を
   記憶する記憶手段と、前記温度検出手段による検出温度
   と前記記憶手段による複写枚数とに応じて前記露光ラン
   プ制御手段による露光ランプ輝度を補正する感光体電位
   補正手段とを備えたことを特徴とする電子写真複写装置
   。