JPH0895316A - 画像濃度調整装置 - Google Patents

画像濃度調整装置

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JPH0895316A
JPH0895316A JP6232683A JP23268394A JPH0895316A JP H0895316 A JPH0895316 A JP H0895316A JP 6232683 A JP6232683 A JP 6232683A JP 23268394 A JP23268394 A JP 23268394A JP H0895316 A JPH0895316 A JP H0895316A
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JP
Japan
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JP6232683A
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English (en)
Inventor
Jiyunji Ukegawa
順治 受川
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、ユーザが指示入力手段を用いるこ
となく画像濃度の変化を意識しないで常に適正な画像濃
度が得られるようにすることを目的とする。 【構成】 この発明は、手動選択によって画像濃度が調
整可能な画像形成装置の画像濃度調整装置において、画
像濃度の手動選択状態を記憶するための記憶手段29
と、この記憶手段29の記憶状態を基に現像バイアス補
正値を算出して該現像バイアス補正値を用いて画像濃度
調整を実行する画像濃度調整手段28とを備えたもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機やファクシミリ等
の画像形成装置の画像濃度調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複写機やファクシミリ等の画像
形成装置においては、手動選択によって画像濃度を調整
したり、原稿濃度を検知して自動的に画像濃度を調整し
たりする画像濃度調整装置が備えられている。特開平2
ー35469号公報には、複写機の感光体ドラムと現像
装置の現像スリーブとの間のバイアス電圧を原稿濃度に
応じて調節することにより複写濃度を調節する複写機の
自動濃度調節機構であって、補正データを記憶するため
の補正データ記憶手段と、指示入力手段とを備え、この
指示入力手段からの入力を前記補正データ記憶手段に記
憶し、補正データ記憶手段に記憶されたデータに基づい
て自動濃度調節を実行するように構成したことを特徴と
する複写機の自動濃度調節機構が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】複写機やファクシミリ
等の画像形成装置では、感光体の劣化、光学系の汚れ等
により、本来期待される画像濃度より濃い画像が得られ
たり、転写チャージャや現像剤の劣化により、本来期待
される画像濃度より薄い画像が得られたりするという問
題がある。
【0004】上記複写機の自動濃度調節機構では、その
問題を解決することが可能であるが、ユーザ(又はサー
ビスマン)が指示入力手段を用いて意図的に画像濃度を
補正しなければならず、その指示入力手段による操作を
行い得るユーザが限られてしまう。また、画像濃度の経
時的な変化に対してその度毎に指示入力手段による操作
を必要とする。
【0005】本発明は、上記問題点を改善し、ユーザが
指示入力手段を用いることなく画像濃度の変化を意識し
ないで常に適正な画像濃度が得られる画像濃度調整装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、手動選択によって画像濃度
が調整可能な画像形成装置の画像濃度調整装置におい
て、画像濃度の手動選択状態を記憶するための記憶手段
と、この記憶手段の記憶状態を基に現像バイアス補正値
を算出して該現像バイアス補正値を用いて画像濃度調整
を実行する画像濃度調整手段とを備えたものである。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画
像濃度調整装置において、原稿濃度を検知して自動的に
画像濃度を調整する自動濃度調整手段を備え、この自動
濃度調整手段に前記現像バイアス補正値を使って画像濃
度調整を実行させるように構成したものである。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1記載の画
像濃度調整装置において、前記画像濃度調整手段が前記
記憶手段の記憶状態を基に露光ランプ電圧補正値を算出
するようにしたものである。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明では、画像濃度の手動選択
状態が記憶手段にて記憶され、画像濃度調整手段が記憶
手段の記憶状態を基に現像バイアス補正値を算出して該
現像バイアス補正値を用いて画像濃度調整を実行する。
【0010】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
画像濃度調整装置において、自動濃度調整手段は、前記
現像バイアス補正値を使って自動的に画像濃度調整を実
行する。
【0011】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
画像濃度調整装置において、画像濃度調整手段が記憶手
段の記憶状態を基に露光ランプ電圧補正値を算出する。
【0012】
【実施例】図3は複写機からなる画像形成装置の一例を
示す。原稿台11上に載置された原稿は露光ランプ12
により照明され、その反射光がミラー13〜15、レン
ズ16、ミラー17を介して像担持体18上に結像され
ると共に、露光ランプ12及びミラー13〜15の移動
により原稿の走査が行われて像担持体18上に原稿画像
が露光される。像担持体18は、感光体、例えば感光体
ドラムが用いられ、駆動部により回転駆動されて帯電手
段たる帯電用チャージャ19により均一に帯電された後
に上述のような原稿画像の露光で静電潜像が形成され
る。
【0013】感光体ドラム18上の静電潜像は現像装置
20により現像されてトナー像となる。この現像装置2
0は現像ローラ20aを有し、この現像ローラ20aに
は現像バイアス制御部21(図1参照)から現像バイア
スが印加される。現像ローラ20aは現像剤を感光体ド
ラム18に供給して感光体ドラム18上の静電潜像を現
像する。
【0014】また、転写紙(記録紙)が給紙装置から給
送され、この転写紙は転写手段たる転写用チャージャ2
2により感光体ドラム18上のトナー像が転写されて分
離手段たる分離用チャージャ23により感光体ドラム1
8から分離される。さらに、転写紙は、搬送装置24に
より搬送され、定着装置25によりトナー像が定着され
る。また、感光体ドラム18は、転写紙分離後にクリー
ニング装置26によりクリーニングされて残留トナーが
除去され、除電器27により除電されて次の複写動作に
備える。
【0015】図1は請求項1記載の発明の一実施例を示
す。この実施例は制御手段たる制御回路28と、メモリ
29と、濃度選択キーからなる濃度選択手段30と、現
像バイアス制御部21とを有する。ユーザは濃度選択キ
ー30により手動で画像濃度を選択し、現像バイアス制
御部21は制御回路28の指示通り現像バイアス電圧を
現像ローラ20aに印加する。制御回路28は現像バイ
アス制御部21を制御して現像バイアス電圧を制御する
ことにより画像濃度調整を行う画像濃度調整手段を構成
する。
【0016】次に、感光体ドラム18の劣化などにより
画像濃度が適正値より変化してその補正を現像バイアス
の補正で行う場合について説明する。図2は制御回路2
8の処理フローを示す。ユーザは、複写機を使用してい
くうちに、画像濃度が濃くなってきたこと、又は画像濃
度が薄くなってきたことを意識し始めると、濃度選択キ
ー30で画像濃度を明るめに又は暗めに選択し始める。
この時、制御回路28は濃度選択キー30によって選択
された画像濃度のノッチデータをメモリ29に記憶す
る。そして、制御回路28は、今濃度選択キー30によ
って選択されてメモリ29に記憶した画像濃度ノッチデ
ータと、過去に濃度選択キー30によって選択されてメ
モリ29に記憶した画像濃度ノッチデータを基に以降の
画像濃度をシフトさせるかどうかを判定する。
【0017】例えば、制御回路28は、メモリ29の記
憶内容を基に、現在から過去へ所定回数以上連続で画像
濃度が明るめに設定された場合や、1日のうちに画像濃
度が明るめに設定された頻度が所定の割合を超えた場合
などには以降の画像濃度を暗めにシフトさせるものと判
定し、現在から過去へ所定回数以上連続で画像濃度が暗
めに設定された場合や、1日のうちに画像濃度が暗めに
設定された頻度が所定の割合を超えた場合などには以降
の画像濃度を明るめにシフトさせるものと判定する。な
お、メモリ29は複写機のメイン電源のオン/オフによ
る影響を受けないように不揮発性メモリを用いることが
望ましい。
【0018】制御回路28は、以降の画像濃度を暗めに
シフトすると判定した場合には現像バイアス電圧をメモ
リ29内の最新の画像濃度ノッチデータに対応した基準
の現像バイアス電圧より画像濃度が暗めになるように補
正を加えた現像バイアス電圧補正値を出力させるように
現像バイアス制御部21を制御する。また、制御回路2
8は、以降の画像濃度を明るめにシフトすると判定した
場合には現像バイアス電圧をメモリ29内の最新の画像
濃度ノッチデータに対応した基準の現像バイアス電圧よ
り画像濃度が明るめになるように補正を加えた現像バイ
アス電圧補正値を出力させるように現像バイアス制御部
21を制御する。
【0019】また、制御回路28は、以降の画像濃度を
シフトしないと判定した場合にはメモリ29内の最新の
画像濃度ノッチデータに対応した基準の現像バイアス電
圧を出力させるように現像バイアス制御部21を制御す
る。この結果、現像バイアス制御部21は感光体ドラム
18の劣化などにかかわらず画像濃度が適正値となるよ
うな現像バイアス電圧を現像ローラ20aに印加し、ユ
ーザは濃度選択キー30により標準のノッチで希望する
画像濃度を選択すれば感光体ドラム18の劣化などにか
かわらず希望する画像濃度が得られる。
【0020】この実施例では、制御回路28は、メモリ
29に濃度選択キー30による画像濃度手動選択状態を
記憶し、このメモリ29の記憶状態を基に現像バイアス
補正値を算出して該現像バイアス補正値を用いて画像濃
度調整を実行するので、ユーザが標準的な濃度の原稿に
対して指示入力手段を用いることなく感光体ドラム18
の劣化などによる画像濃度の変化を意識しないで常に適
正な画像濃度が得られ、ミスコピーを低減することがで
きる。
【0021】請求項2記載の発明の一実施例は、上記実
施例において、原稿台11上に載置された原稿の濃度を
検知する原稿濃度検知手段を有し、この原稿濃度検知手
段は特開平2ー35469号公報記載のものなどが用い
られる。制御回路28と原稿濃度検知手段は原稿濃度を
検知して自動的に画像濃度を調整する自動濃度調整手段
を構成する。本実施例では、原稿濃度を検知して自動的
に画像濃度を調整する自動濃度調整モードが設けられ、
手動濃度調整モードと自動濃度調整モードとが操作部に
より選択的に設定される。制御回路28は手動濃度調整
モードでは上記実施例と同様に画像濃度調整を行う。
【0022】また、制御回路28は、自動濃度調整モー
ドでは上記実施例と同様にメモリ29に記憶したノッチ
データを基に以降の画像濃度をシフトさせるかどうかを
判定し、以降の画像濃度をシフトしないと判定した場合
には上記原稿濃度検知手段からの原稿濃度検知信号によ
り原稿濃度に対応した基準の現像バイアス電圧を出力さ
せるように現像バイアス制御部21を制御する。
【0023】また、制御回路28は、自動濃度調整モー
ドで、以降の画像濃度を暗めにシフトすると判定した場
合には現像バイアス電圧を原稿濃度に対応した基準の現
像バイアス電圧より画像濃度が暗めになるように補正を
加えた現像バイアス電圧補正値を出力させるように現像
バイアス制御部21を制御し、以降の画像濃度を明るめ
にシフトすると判定した場合には現像バイアス電圧を原
稿濃度に対応した基準の現像バイアス電圧より画像濃度
が明るめになるように補正を加えた現像バイアス電圧補
正値を出力させるように現像バイアス制御部21を制御
する。
【0024】この実施例では、上記実施例において、自
動濃度調整モードで自動濃度調整手段に、メモリ29の
記憶状態を基に算出した現像バイアス補正値を用いて画
像濃度調整を実行させるようにしたので、ユーザが自動
濃度調整モードで指示入力手段を用いることなく感光体
ドラム18の劣化などによる画像濃度の変化を意識しな
いで常に適正な画像濃度が得られ、ミスコピーを低減す
ることができる。
【0025】請求項3記載の発明の一実施例は、上記請
求項1記載の発明の実施例において、制御回路28がメ
モリ29の記憶状態を基に現像バイアス電圧補正値以外
に露光ランプ電圧補正値を算出して露光ランプ12の電
圧を補正するようにしたものである。制御回路28は、
メモリ29の記憶状態を基に以降の画像濃度を明るめま
たは暗らめにシフトさせるかどうかを上述のように判定
してその判定結果により現像バイアス電圧補正値及び露
光ランプ電圧補正値を基準より明るめまたは暗らめに算
出しまたは基準通りとし、現像バイアス制御部21にそ
の現像バイアス電圧補正値を現像ローラ20aに出力さ
せると共に、露光ランプ電圧制御部にその露光ランプ電
圧補正値を露光ランプ12に印加させる。
【0026】この実施例では、現像バイアス電圧補正値
以外に露光ランプ電圧補正値を算出して露光ランプ12
の電圧を補正するので、画像濃度の補正幅が現像バイア
ス制御幅を超えた場合に露光ランプ電圧の補正を行うこ
とができ、画像濃度の補正幅を広げることができる。
【0027】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、手動選択によって画像濃度が調整可能な画像形成装
置の画像濃度調整装置において、画像濃度の手動選択状
態を記憶するための記憶手段と、この記憶手段の記憶状
態を基に現像バイアス補正値を算出して該現像バイアス
補正値を用いて画像濃度調整を実行する画像濃度調整手
段とを備えたので、ユーザが標準的な濃度の原稿に対し
て指示入力手段を用いることなく画像濃度の変化を意識
しないで常に適正な画像濃度が得られ、画像形成ミスを
低減することができる。
【0028】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の画像濃度調整装置において、原稿濃度を検知して自
動的に画像濃度を調整する自動濃度調整手段を備え、こ
の自動濃度調整手段に前記現像バイアス補正値を使って
画像濃度調整を実行させるように構成したので、ユーザ
が自動濃度調整モードで指示入力手段を用いることなく
画像濃度の変化を意識しないで常に適正な画像濃度が得
られ、画像形成ミスを低減することができる。
【0029】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の画像濃度調整装置において、前記画像濃度調整手段
が前記記憶手段の記憶状態を基に露光ランプ電圧補正値
を算出するようにしたので、画像濃度の補正幅が現像バ
イアス制御幅を超えた場合に露光ランプ電圧の補正を行
うことができ、画像濃度の補正幅を広げることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の一実施例を示すブロック
図である。
【図2】同実施例における制御回路の処理フローを示す
フローチャートである。
【図3】複写機の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
20a 現像ローラ 21 現像バイアス制御部 28 制御回路 29 メモリ 30 濃度選択キー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】手動選択によって画像濃度が調整可能な画
    像形成装置の画像濃度調整装置において、画像濃度の手
    動選択状態を記憶するための記憶手段と、この記憶手段
    の記憶状態を基に現像バイアス補正値を算出して該現像
    バイアス補正値を用いて画像濃度調整を実行する画像濃
    度調整手段とを備えたことを特徴とする画像濃度調整装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像濃度調整装置におい
    て、原稿濃度を検知して自動的に画像濃度を調整する自
    動濃度調整手段を備え、この自動濃度調整手段に前記現
    像バイアス補正値を使って画像濃度調整を実行させるよ
    うに構成したことを特徴とする画像濃度調整装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の画像濃度調整装置におい
    て、前記画像濃度調整手段が前記記憶手段の記憶状態を
    基に露光ランプ電圧補正値を算出するようにしたことを
    特徴とする画像濃度調整装置。
JP6232683A 1994-09-28 1994-09-28 画像濃度調整装置 Pending JPH0895316A (ja)

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JP6232683A JPH0895316A (ja) 1994-09-28 1994-09-28 画像濃度調整装置

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JPH0895316A true JPH0895316A (ja) 1996-04-12

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ID=16943161

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JP6232683A Pending JPH0895316A (ja) 1994-09-28 1994-09-28 画像濃度調整装置

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JP (1) JPH0895316A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012203024A (ja) * 2011-03-23 2012-10-22 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置およびトナー濃度制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012203024A (ja) * 2011-03-23 2012-10-22 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置およびトナー濃度制御方法

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