JPS62207661A - プリンタのプラテン支持機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、感熱式、感熱転写式などのノンインパクトの
プリンタに係り、特に、感熱ヘッドのプラテン面への追
従に好コ瓜なプラテン支持構造に関するものである。

〔従来の技術〕

従来の装置は１％開昭５８−５６８７７号・に記載のよ
うにプラテン自体を回動自在に支持し、プラテンの背面
をプラテン支持体と接触させる例が知られている。しか
し、ゴム外の弾性体で構成されるプラテンを剛性の高い
プラテン支持板に一体に形成しないと、感熱ヘッドがプ
ラテンに押し付けられた際、プラテン自体がプラテンの
長手方向に大きくたわみ、均一な感熱ヘッド押付接触面
圧が得られず印字品質の低下を招く。特に被転写紙とし
て低平滑度紙を用いた場合、印字品質の低下が顕著であ
る。また軟らかい材料のプラテン自体に回動の為の接触
部を設けることは、接触部の耐摩耗性に欠け、プリンタ
自体の信頼性に欠ける。また本従来例はプラテンの自重
による回転モーメントを０にする配慮がなされていない
為、感熱ヘッドがプラテンに接触した瞬間にプラテンが
回動する迅速性に欠け、感熱ヘッドの片当りの原因とな
シ印字品質低下を招く。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来技術は、低平滑度紙印字に対して最も重要な感
熱ヘッドの接触面圧の増大に対する配慮がなされておら
ず、印字品質低下の問題がある。ま九回動部の耐摩耗性
に対する配慮がなされておらず、信頼性に欠ける。また
プラテンの自重による回転モーメントに対する配慮に欠
け、感熱ヘッドの追従性にも欠ける問題があった。

本発明の目的は、感熱ヘッドに対するプラテンの追従性
が良く、かつ接触面圧の増大が計れるプラテン支持構造
とし、被転写紙が面の粗い低平滑度紙においても、高印
字品質が得られるプリンタを提供するとともに、プラテ
ンの回動部の耐摩耗性を向上させ、信頼性の高い感熱プ
リンタのプラテン支持機構を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的を達成させる為、ゴム等の弾性体からなるプラ
テンを剛性の高いプラテン支持板に一体に取シ付ける。

一体化する手段はゴムの焼付は等により達成される。そ
して上記剛性の高いプラテン支持板の両端を転角自在に
支持し、かつ該プラテン支持板とこれを支持する枠体間
に突起部を設けて係合させる。突起部の設定位置は平プ
ラテンの概ね中心線上とする。またプラテン支持板の両
端の軸の設定位置は、プラテンを含むプラテン支持板全
体の概ね重心線上になるように構成する。

〔作用〕

プラテンを剛性の高いプラテン支持板で支持することは
、感熱ヘッドのプラテンへの押付時プラテンの長手方向
のたわみ、変形を抑えるように作用する。さらに、プラ
テン支持板の背面を突起で枠体に支持することは、感熱
ヘッドのプラテンヘの押付時、プラテン支持板全体の長
手方向の変形。

たわみを完全に防止するように作用する。これによって
感熱ヘッドの押力を有効的に被転写紙に伝達でき、感熱
ヘッドの接触面圧アップができ低平滑度紙へも印字が可
能となる。プラテン支持板の両端を軸受等によシ転角自
在に支持すれば１ｇ熱ヘツドのプラテンへの押付時、プ
ラテンが転角によシブラテンに完全に均一に面接触する
よう作用する。これにより、各部品の製作寸法精度のバ
ラツキで、プラテンに対して感熱ヘッドが斜めに接触し
てもプラテンの転角によシブラテン面全面で均一に接触
させることができる。プラテン支持板の両端の支持位置
がプラテンを含むプラテン支持板全体の概ね重心線上に
なる様に構成する。これは、プラテン支持板全体の自重
による回転モーメントがＯになるように作用するので、
小さな感熱ヘッド押力でプラテンが転角可能となり、感
熱ヘッドへのプラテンへの追従性が大幅に向上する。ま
たプラテンが常時つり合い位置にいる為、転角拙が最小
になる。次にプラテン支持板とこれを支持すする枠体と
を係合させる突起部の位置が概ね平プラテンの中心線上
になる様構成することは、感熱ヘッド押力によるプラテ
ンの回転モーメントが０になる様に作用する。これによ
り、感熱ヘッドのプラテンへの押付力が小さくても高い
接触面圧を得ることができる。さらに、プラテン支持板
を軽金属で構成するのは、比重が小さく、かつ剛性の高
い材料を便うことによシ、変形、たわみの防止をし、か
つ質量が小さい為感熱ヘッドとプラテンの追従性を向上
させ、粗面紙印字の印字品質を向上させる。又、アルミ
ニウム材の場合は、引き抜き成形ができ、生産性の同上
が計れる。そして。

突起と両端の軸を組み合せることは、プラテン支持板の
抜は止め効果があり、特別に抜は止めを設けなくてもよ
く１組立て１分解作業が向上できる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を説明する。第３図は本発明を
採用する熱転写プリンタあるいは感熱プリンタの外観図
である。全体構成とその動作について説明する。軸ｌｌ
上を摺動可能にキャリッジ４が配置され、キャリッジ４
上にはリボンカセット３および感熱ヘッド９が搭載され
ている。キャリッジ４はキャリッジモータ１３によシタ
イミングベルト５を介して左右に移動可能な構成として
いる。また、ラインフィードモータ１７によシ送紙用ロ
ーラ８に駆動力を伝達し、用紙立板１においた被転写紙
１４を紙ガイド１０に沿って送紙用ローラ８と紙押えロ
ーラ１６ｂの間を走行させ、平プラテン１５と感熱ヘッ
ド９の間を走行印字させたのち、カバー２の内側に配設
させた突起６先端にあて、整列させてから排紙用ローラ
７と紙押えａ−ラ１６ａとの間を走行させ排紙させる。

さらに１紙送りとしては、送紙用ローラノブ１２を手で
廻しても可能である。また、キャリッジモータ１３．ラ
インフィードモータ１７．感熱ヘッド９等は、ＣＰＵ２
０で制御されている。

次に本発明の実施例を第１．　２．　４〜７図を用いて
説明する。第１図は本発明を実施するプラテン支持構造
を示す斜視図である。第２図は第１図の断面Ａ−Ａを示
す。

第４図は感熱ヘッド押力によるプラテン支持板の回転モ
ーメント説明図でメジ、第５図は、プラテン支持板の自
重による回転モーメント説明図である。−Ｊｃ６．第７
図は、突起部および溝部を示す斜視図である。まず、比
１図よシ説明する。１５は平プラテンであり、ゴム等の
弾性体で構成される。２１は平プラテン１５を支持する
プラテン支持板である。これは、アルミニウム等の転金
属を引き抜きカロエ等によシ形成し、この上に焼付は等
の成形により平プラテン１５が一体に取り付けられる。

２２はプラテン支持板２１全体を支持しプリンタ本体に
取り付けｂれる枠体でろる。プラテン支持板２１０裏面
には略三角形状の凹部形状をした突起受部２１ａを設け
、これが枠体２２に設けた突起部２２ａと係合する。係
ｅはプラテン支持板２１が転角ｏＪ′１１巳になるよう
に、突起受部２１ａの角度θ２と突起部２２ａの角度θ
１をθ２ンθ１に設定する。上記突起部ｍ　２１　ａ−
および突起部２２ａは長手方向に略同−寸法で連続に設
ける。

もちろん断続的に設けてもよい。また、プラテン支持板
２１の両端に軸部２１ｂを設は枠体２２の軸受支持部２
２ｂと詠合させる。突起部２２ａの取付位置は、平プラ
テン１５甲心ｔＫ４０−０　’と突起部２２ａの中心線
Ｐ−１”が一致するように構成する。これによシ、第４
図に示す如く、平プラテン１５に感熱ヘッド押力による
等分布荷ｉｗが作用したとき、突起部２２ａ’ｉ中心と
して上半分の押力と下半分の押力が同一となる為、平プ
ラテン１５を回転させようとするモーメントＭｚが０と
なる。したがって、感熱ヘッド押付時、平プラテン１５
面全面に均一に感熱ヘッド押力が作用して片当シがなく
なる局、良好な印字品質が得られる。また、プラテン支
持板２１の両端に設ける軸部２１ｂは、第５図に示すよ
うに、平プラテン１５を５ひプラテン支持板２１の重心
１ｆ！１）Ｃ−Ｘ上に設ける。これにより、プラテン支
持板２１の０嵐による回転モーメントＭ２が０となる。

したがって、感熱ヘッドの平プラテン１５への押付瞬間
に、平プラテン１５の回動の抵抗力がない為、迅速に転
角可能となり、製作誤差等によシ感熱ヘッド°が平プラ
テン１５面に頑いて接触しても均一に面接触が可能とな
る。

また、自重による回転モーメンｌ’Ｍ２が０の為。

−反、感熱ヘッドに追従して転角してしまえば。

その位置で釣り合いが保持される為、転角址が最小とな
シ、耐摩耗性に対しても非常に良好となる。

第６図は、三角形状の突起部２２ａを示す斜視図である
。本例は略三角形状の例全示したものであるが、三角形
状に限らず、突起形状であれば良い。°また長手方向に
ｌｆｒ属的に設けても良い。

第７線は、突起部２２ａと床台する三角形状の突起受部
２１ａの斜視図を示す。この突起受部２１ａと突起部２
２ａが係合し、さらに、軸部２１ｂて軸受支持ｔｆｌｓ
２２ｂが係合する為、プラテン支持板２１自体の抜は止
めの効果があり１分解組立性が非常に良くなる。

また１本例では、プラテン支持板２１の両端に細部を設
ける構成について示したが、ピボット及びほぞ等で支持
しても同様の効果が得られる。

プラテン支持板２１の突起受部２１ａに枠体２２の突起
部２２ｄが係曾している。この係合点とプラテン支持板
２１０軸部２１ｂの中心は一致している。このためにプ
ラテン支持板２１は感熱ヘッド９のヘッドタッチによる
追従回動がよく行なわれる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、平プラテン構造において、平プラテン
が転角する際に抵抗となる回転モーメントが０となる為
、感熱ヘッドに対しプラテンが非常に迅速に追従でき、
−車追従してしまえば、はとんど転角する必要がない為
、Ｉｌｒ摩耗性にすぐれた信租性の高いプラテン支持機
構を提供できる。

また、感熱・＼ラド押力を効果的に紙に伝達することが
できる馬、高印子品質が得られる。特に低平ｆｆ１度紙
印字に対して非常に効果的である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一′−）１施例の全体斜視１１．８２
図はｉＡ１図のＡ−ｈｆ面図、第３図は本発明を実施す
るプリンタの全体構成とその動作を説明する全体構造図
である。第４，５図はプラテン支持板の回転モーメント
の説明図である。 第６図は第１図の枠体の構造を示す斜視図である。第７
図はプラテン支持板の突起受部の構造を示す斜視図であ
る。 ｌ・・・用紙立板、２・・・カバー、３・・・リボンカ
セット。 ４・・・キャリッジ、５・・・タイミングベルト、６・
・・突起、７・−・排紙用ローラ、８・・・送紙用ロー
ラ、９・・・感熱ヘッド、１０・・・紙ガイド、１１・
・・軸、１２・・・送紙用ローラノブ、１３・・・キャ
リッジモータ。 １４・・・被転写紙、１５・・・平プラテン、１６ａ、
１６ｂ・・・紙押えローラ％　１７・・・ラインフイー
−ドモータ。 ２０・・・ＣＰＵ、２１・・・プラテン支持板、２１ａ
・・・突起受部、２１ｂ・・・軸部、２２・・・枠体％
２２ａ・・・突起部、２２ｂ・・・軸受支持部。　　　
　　　　　　″”　””、”’ｔノ′

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、発熱体を有する感熱ヘッドと、該感熱ヘッドを圧接
   するプラテンとの間に、被転写紙を挾んで印字するプリ
   ンタにおいて、 ゴム等の弾性体からなるプラテンをプラテン支持板に支
   持し、プラテン支持板の両端側を回動自在に支持し、感
   熱ヘッドが当接するプラテン支持板の背面側を回動でき
   るように支持したことを特徴とするプラテン支持機構。 ２、特許請求の範囲第１項記載のものにおいて、プラテ
   ン支持板の両端側を回動自在に支持する回動軸線と、感
   熱ヘッドが当接するプラテン支持板の背面側を回動でき
   る支持点がほぼ一致するように構成したことを特徴とす
   るプリンタのプラテン支持構成。 ３、発熱体を有する感熱ヘッドと、該感熱ヘッドを圧接
   するプラテンとの間に、被転写紙を挾んで印字するプリ
   ンタにおいて、 ゴム等の弾性体からなるプラテンをプラテン支持板に支
   持し、プラテン支持板の両端側を回転自在に支持し、感
   熱ヘッドが当接するプラテン支持板の背面側を回動でき
   るように支持し、プラテン支持板の両端の支持位置がプ
   ラテンを含むプラテン支持板全体の概ね重心線上になる
   ように構成したことを特徴とするプリンタのプラテン支
   持機構。 ４、発熱体を有する感熱ヘッドと、該感熱ヘッドを圧接
   するプラテンとの間に、被転写紙を挾んで印字するプリ
   ンタにおいて、 ゴム等の弾性体からなる平プラテンをプラテン支持板に
   支持し、プラテン支持板の両端側を回転自在に支持し、
   感熱ヘッドが当接するプラテン支持板の背面側を回動で
   きるように支持し、背面側の回動支持位置が概ね平プラ
   テンの中心線上になるように構成したことを特徴とする
   プリンタのプラテン支持機構。 ５、発熱体を有する感熱ヘッドと、該ヘッドを圧接する
   プラテンとの間に、挾んで印字するプリンタにおいて、 ゴム等の弾性体からなるプラテンをプラテン支持板に支
   持し、プラテン支持板の両端側をピボットで支持し、感
   熱ヘッドが当接するプラテン支持板の背面側を回動でき
   るように支持してなるプリンタのプラテン支持機構。 ６、発熱体を有する感熱ヘッドと、該ヘッドを圧接する
   プラテンとの間に、挾んで印字するプリンタにおいて、 ゴム等の弾性体からなるプラテンをプラテン支持板に支
   持し、プラテン支持板の両端側を回動自在に支持し、感
   熱ヘッドが当接するプラテン支持板の背面側を略三角形
   状の突起にて形成したことを特徴とするプリンタのプラ
   テン支持機構。 ７、特許請求の範囲第６項記算のものにおいて、前記略
   三角形状の突起が係合する略三角形状の溝をプラテン支
   持板の背面側に形成したことを特徴とするプリンタのプ
   ラテン支持機構。 ８、特許請求の範囲第１項記載のものにおいて、前記プ
   ラテン支持板を軽金属で形成したことを特徴とするプリ
   ンタのプラテン支持機構。