JPS6220719A - 燃料タンク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動車等の車両に搭載される燃料タンク、とり
わけ樹脂材からなる燃料タンクに関する。

従来の技術 自動車用燃料タンクの中には、例えば実開昭５５−１１
０４３３号公報に開示されているようｌこ、軽量化を目
的として耐油、耐候性の適宜樹脂材をもって一体にブロ
ー成形したものが知られている。

この燃料タンクは第５図ζζ示すようにタンク本体１を
樹脂材をもって一体にブロー成形し、このタンク本体１
の所要部位に各種のチューブを一体的に、例えばタンク
本体１の土壁にエアベントチューブ２を一体的に形成す
るのであるが、このエアベントチューブ２は樹脂材をも
ってタンク本体、１とは別体成形して、タンク本体１の
土壁番こ形成した開口部１ａにエアベントチューブ２の
下端部を挿入して、胴部周囲に形成した７ランジ２１Ｌ
を前記上壁に溶着するようにしである。

発明が解決しようとする間趙点 エアベントチューブ２をタンク本体１の土壁に後加工に
より溶着するため工数が多くなってコストアップの要因
となるばかりでなく、溶着不良により開口部１ａＪ！！
ｆ１４１とフランジ２ａとの接合部分の気密性を十分に
確保できな（なってしまう場合がある。また、前述のよ
うな溶着不良があると強度的にも不十分となって安全性
の面でも問題が残る。更には、特にエアベントチューブ
２の場合、燃料給油時に該エアベントチューブ２のタン
ク本体内突出端が液面で塞がれることによって溝杯量を
規制するのであるが、タンク本体１．エアベントチュー
ブ２それぞれの成形誤差や、エアベントチューブ２の組
付誤差の集積によって、タンク本体１の底壁面からエア
ベントチューブ２のタンク本体内突出端までの寸法にバ
ラツキが生じ、タンク本体１の満杯容量が一定しないと
いう不具合が指摘されている。

そこで、本発明はチューブ形成部分の気密性。

強度および精度を十分に確保することができる燃料タン
クを提供するものである。

問題点を解決するための手段 樹脂材からなるタンク本体の所要部位に、タンク本体の
樹脂材が折返し融着されて外側に突出するアウタ側チュ
ーブと、このアウタ側チューブの折返された樹脂材が内
側に延設されてタンク本体内に突出するインナ側チュー
ブとからなるチューブを一体成形しである。

実施例 以下、本発明の一実施例を図面と共に詳述する。

第１，２図において、１は適宜の樹脂材をもってブロー
成形したタンク本体を示し、その上壁にはエアベントチ
ューブ３をタンク本体１のブロー成形と同時に一体成形
しである。このエアベントチューブ３は、タンク本体１
の樹脂材が２重に折返し融着されて外側に突出するアウ
タ側チューブ３ａと、このアウタ側チューブ３＆の折返
された樹脂材が内側に延設されてタンク本体１内に突出
するインナ側チューブ３ｂとで構成されている。

タンク本体１は第４図に示すように、ダイ１０から押出
されたパリソン１１、即ち、樹脂材を金製１２゜１３で
くわえ込み、内部に空気を吹込んで膨張させて、金Ｗ　
１２　、１３の内壁に押えつけて冷却固化して成形され
るが、−万の金環１２には凹部１４と、凹部底面からピ
ン１５を突出形成してあって、この凹部１４とピン１５
との間でパリソン１１が２重に折返されて融着し、アウ
タ側チューブ３Ｉ！Ｌを成形すると共に、ピン１５によ
ってインナ側チューブ３ｂを前記アウタ側チューブ３ａ
の折返された延設部分として成形する。ここで、前述の
ようにアウタ側チューブ３ａ、インナ側チューブ３ｂを
一体的ｌこ連続させて成形する場合、インナ側チューブ
３ｂの端末にはピン１５の端面部分で端蓋３Ｃが成形さ
れるため、この端蓋３Ｃはドリル等によって切除してエ
アベントチューブ３を形成する。

第３図はタンク本体１の側壁のフィラーチューブ５を成
形した部分を示すもので、このフィラーチューブ５もタ
ンク本体１の樹脂材が２重に折返し融着されて外側に突
出するアウタ側チューブ５ａと、このアウタ側チューブ
５ａの折返された樹脂材が内側に延設されてタンク本体
１内に突出するインナ側チューブ５ｂとで構成している
。

インナ側チューブ５ｂの先端部上９Ｉｌｌには、該イン
ナ側チューブ５ｂ端に付随的に一体成形される端蓋５Ｃ
との境に蛇腹状のヒツジ部５ｄを形成しである。前記端
蓋５Ｃは後工程でカッター等によりとンジ部５ｄを除い
てインナ側チューブ５ｂから切離され、該端１ｆ５０自
体をヒンジ部５ｄで開閉自在な燃料吹返し防止用のチェ
ックバルブを構成している。

前記実施例ではエアベントチューブ３およびフィラーチ
ューブ５の成形部分の構造を開示したが、他のチューブ
も前述と同様に一体成形することができることは勿論で
ある。

発明の効果 以上のように本発明によれば、樹脂材からなるタンク本
体の所要部位に一体成形されたチューブは、タンク本体
の樹脂材が折返し融着されて外側に突出するアウタ側チ
ューブと、該アウタ側チューブの折返された樹脂材が内
側に延設されてタンク本体内に突出するインナ側チュー
ブとで構成してあり、とりわけ、アウタ側チューブは前
述のように樹脂材が折返し融着されていて、その成形基
部から突出端まで多重の厚肉構造となっているため強度
を著しく高めることができる。また、このようにチュー
ブをタンク本体と一体成岩しであるためにチューブ形成
部分のシールは完璧となり、強度の向上と相俟って安全
性を一段と高めることができる。更に、ベントチューブ
の場合にあってはチューブがタンク本体と一体成形され
るため、従来のような組付誤差を生じることが全くなく
、タンク本体毎にタンク本体底壁面からタンク本体内突
出端までの寸法を略一定にすることができて、燃料満杯
容量にバラツキを生じるのを回避することができるとい
う実用上多大な効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す側面外観図、＠２図は
第１図の用範囲部の拡大断面図、第３図は第１図の璽範
囲部の拡大断面図、第４図はタンク本体成形機の略示的
説明図、第５図は従来の構造を示す第２図と同様の断面
図である。 １・・・タンク本体、３．５・・チューブ、３”＋５ａ
・・・アウタ側千ユーブ、３ｂ、５’ｂ・・・インナ側
チューブ。 第４図 第５図 ？

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）タンク本体を樹脂材をもつて一体成形すると共に
   、該タンク本体の所要部位に、前記樹脂材が折返し融着
   されて外側に突出するアウタ側チューブと、このアウタ
   側チューブの折返された樹脂材が内側に延設されてタン
   ク本体内に突出するインナ側チューブとからなるチュー
   ブを一体成形したことを特徴とする燃料タンク。