JPH09278044A - ジッパ付きガセット袋およびその製造方法 - Google Patents
ジッパ付きガセット袋およびその製造方法Info
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- JPH09278044A JPH09278044A JP8091329A JP9132996A JPH09278044A JP H09278044 A JPH09278044 A JP H09278044A JP 8091329 A JP8091329 A JP 8091329A JP 9132996 A JP9132996 A JP 9132996A JP H09278044 A JPH09278044 A JP H09278044A
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Abstract
ッパ付きガセット袋およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 袋の前側および後ろ側を構成する対向す
る一対の平面部11,11と、折り襞状に内方に折り込
まれた折り込み部22,22を備えるように形成された
2つの側面23,23とを有する筒状の袋本体部10の
折り込み部22,22を口部端部から内方の所定の位置
でジッパ30の装着方向に沿って切り落とし、この切り
落とした折り込み部22,22の端部をジッパ30を構
成する一対の雄型チャックテープ31および雌型チャッ
クテープ32のうちのいずれか一方のチャックテープで
押さえた状態で対向する一対の平面部のうちの一方の平
面部11の内面に融着する。
Description
内容物の取り出しのため口部が開閉自在になるジッパ付
き袋およびその製造方法に関する。
なかで、袋の4辺周囲をヒートシールするもの(4方シ
ール袋)にあっては、平袋容器の材料であるフィルム材
料の搬送方向と、ジッパ部品の流れ方向を同一にして加
工することが可能となり、生産性向上の観点から、従来
からこの方法でジッパ付き容器が製造されてきた。最近
ではさらに4方シール以外のものであっても、ジッパを
つける工夫がなされており、袋の袋本体部とは別に、予
めジッパ部を備えるキャップ袋状の部材を、帽子を被せ
るかのごとく被着させる方法により作られた容器が提案
されている。
セット袋は、特に、自立性が良く、容量面で優れるとい
う特性があるためにその用途は広く、ジッパ付きガセッ
ト袋に対する需要は高い。
ト袋は、特に、ガセットの折り込み部分があるためジッ
パの装着が困難であるという問題がある。そこで、折り
込み部の一部を切り落とすことが考えられるが、例えば
袋の口部に開き面を形成して折り込み部を切り落とす方
法では、折り込み部の折り込み長さが大きい場合に折り
込み部の引き出し長さも大きくなるため製造工程を機械
化するうえで好ましくないという問題もある。
めに本発明のジッパ付きガセット袋は、袋の前側および
後ろ側を構成する対向する一対の平面部と、折り襞状に
内方に折り込まれた折り込み部を備えるように形成され
た2つの側面部とが周縁の合わせ面で融着されたシール
部を有する筒状の袋本体部と、この袋本体部の袋の口部
となる側の端部近傍の内面に装着されたジッパとを備え
るジッパ付きガセット袋であって、前記袋本体部におけ
る周縁のシール部のうち対向する2辺のシール部を形成
する前記一対の平面部と2つの側面部とは、袋の口部端
から袋の底部方向に所定の長さだけ外縁が袋の内方に向
けて切り落とされ、前記折り込み部は袋本体部の口部端
部から内方の所定の位置で前記ジッパの装着方向に沿っ
て切り落とされ、前記ジッパは、一対の雄型チャックテ
ープと雌型チャックテープとで形成され、これらのうち
一方のチャックテープが上記の切り落とされた折り込み
部の端部を押さえた状態で前記一対の平面部のうちの一
方の平面部の内面に融着され、他方のチャックテープは
前記一方の平面部の内面に融着された一方のチャックテ
ープと対向する位置で他方の平面部の内面に融着されて
いる構成とした。
造方法は、袋の前側および後ろ側を構成する対向する一
対の平面部と、折り襞状に内方に折り込まれた折り込み
部を備えるように形成された2つの側面部とが周縁の合
わせ面で融着されたシール部を有する筒状の袋本体部
と、この袋本体部の袋の口部となる側の端部近傍の内面
に装着されたジッパとを備えるジッパ付きガセット袋を
製造する方法であって、袋の前側および後ろ側を構成す
る対向する一対の平面部と、折り襞状に内方に折り込ま
れた折り込み部を備えるように形成された2つの側面部
とを周縁の合わせ面で融着して筒状の袋本体部を形成す
る工程と、前記融着されたシール部のうち対向する2辺
のシール部を袋の口部端側から袋の底部方向に所定の長
さだけ袋の内方に向けて切り落とすことにより袋の口部
端から所定の長さだけ各平面部と各側面部とを分離する
工程と、平面部から分離された側面部の折り込み部を袋
の口部端から内方の所定の位置でジッパの装着方向に沿
って切り落とす工程と、雄型チャックテープおよび雌型
チャックテープのうちいずれか一方のチャックテープ
を、上記の切り落とした折り込み部の端部を押さえる状
態で前記一対の平面部のうちの一方の平面部の内面に融
着するとともに他方のチャックテープを前記一方のチャ
ックテープと対向する位置で他方の平面部の内面に融着
する工程と、前記雄型チャックテープに設けられている
雄型嵌合部と前記雌型チャックテープに設けられている
雌型嵌合部とを嵌合させて前記対向する一対の平面部を
合わせ閉じる工程と、袋の口部端部における上記の分離
した各平面部と各側面部との周縁の合わせ面を融着する
工程とを有する構成とした。
を構成する対向する一対の平面部と、折り襞状に内方に
折り込まれた折り込み部を備えるように形成された2つ
の側面とを有する筒状の袋本体部の前記折り込み部が口
部端部から内方の所定の位置でジッパの装着方向に沿っ
て切り落とされ、この切り落とされた折り込み部の端部
がジッパを構成する一対の雄型チャックテープおよび雌
型チャックテープのうちのいずれか一方のチャックテー
プで押さえられた状態で対向する一対の平面部のうちの
一方の平面部に融着されている。このため、例えば袋本
体部の口部端部で4隅から内方に切り込みを入れ、各平
面部および各折り込み部を袋の外側に押し開いて開き面
を形成し、その状態で各平面部の表出面に雄型チャック
テープおよび雌型チャックテープのいずれかを融着して
ジッパを装着する場合と比較してジッパの装着を容易に
且つ確実に行うことができる。
ト袋について図面を参照しながら説明する。図1に示す
ように、このジッパ付きガセット袋1は、袋の前側およ
び後ろ側を構成する一対の平面部11,11と、折り襞
状に内方に折り込まれたものであって折り線21,21
を有する折り込み部22,22が形成された2つの側面
部23,23とを有する筒状の袋本体部10と、この袋
本体部10の袋の口部Qとなる側の片端近傍の内面に装
着されたジッパ30とを備えている。このジッパ30
は、袋の口部の開閉を自由にするものである。
1,11と、2つの側面部23,23とは、それぞれ対
向する合わせ面の周縁で融着され、袋本体部10の周縁
にはシール部24(ハッチで表示された部分)が形成さ
れている。
底部の方向に所定の長さの部分だけそれ以外の部分のシ
ール部24よりも袋の内側に設けられ、外縁は切り落と
されている。袋本体部10の形状をこのような形状とす
ることにより、後述するように、このジッパ付きガセッ
ト袋1ではジッパ30の装着を容易かつ確実に行うこと
ができるとともに、端部におけるジッパ30の突出が防
止される。
部23,23とはシール部24が形成されて筒状の袋本
体部10を形成し、この筒状の袋本体部10の1方に口
部Qを形成する。
端部から内方の位置にジッパ30が装着され、このジッ
パ30により口部Qは開閉可能になっている。図2に示
すように、ジッパ30は、それぞれが帯状に形成された
雄型チャックテープ31および雌型チャックテープ32
により構成され、雄型チャックテープ31には雄型嵌合
部31aが形成され、雌型チャックテープ32には雌型
嵌合部32aが形成されている。
0の口部Qにおいては、側面部23,23に形成されて
いる折り込み部22,22が口部端から所定距離の内方
でジッパ30の装着方向に沿って切り落とされ、この折
り込み部23,23の端部は、ジッパ30を構成する一
対の雄型チャックテープ31および雌型チャックテープ
32のうちのいずれか一方により押さえられた状態で対
向する一対の平面部11,11のうちのいずれか一方の
内面に融着されている。
は、口部Qの端部から所定距離の内方で切り落とされた
折り込み部23,23の端部が雄型チャックテープ31
または雌型チャックテープ32により対向する一対の平
面部11,11のうちのいずれか一方の平面部の内面に
押し付けられているので、折り込み部22,22の端部
を押さえるための部材を別に設ける必要はない。
雌型チャックテープ32で折り込み部22,22の端部
を一方の平面部11の内面に押し付けた状態で折り込み
部22,22の端部を融着するのは、折り込み部22,
22と一方の平面部11との間に生じる開口を塞ぐとと
もに、折り込み部22,22の端部と平面部11とを一
方のチャックテープと一体的にシールすることで、折り
込み部22,22をある程度固定するためである。
ャックテープ31に設けられている雄型嵌合部31aと
雌型チャックテープ32に設けられている雌型嵌合部3
2aとを嵌合させた状態で合わせ閉じられ、端部は融着
される。
程を経て製造される。先ず、図5に示すように、袋の前
側および後ろ側を構成する対向する一対の平面部11,
11と、折り襞状に内方に折り込まれた折り込み部2
2,22を備えるように形成された2つの側面部23,
23とを周縁の合わせ面で融着して筒状の袋本体部10
を形成する。ここで、折り込み部22,22は、各側面
部23,23の形成材料をそれぞれ折り線21が形成さ
れるように折り畳むことにより形成される。
10におけるシール部24のうち対向する2辺のシール
部24を袋の口部Q側の端から袋の底部方向に所定の長
さだけ袋の内方に向けて切り落とすことにより袋の口部
端から所定の長さだけ各平面部11,11と各側面部2
3,23とを分離する。すなわち、この工程では、シー
ル部24のシール幅Wよりも広い幅にわたってシール部
24の一部を切り落とす必要がある。切り落としの幅が
シール幅Wより狭いと、各平面部11,11と各側面部
23,23とを分離することができず、したがって、次
の工程で折り込み部22,22を袋の口部端から内方の
所定の位置でジッパの装着方向に沿って切り落とすこと
が困難になる。
部11,11と分離された各側面部23,23の折り込
み部22,22を、図6に示すように、袋の口部端から
内方の所定の位置でジッパの装着方向に沿って切り落と
す。
構成する一対の雄型チャックテープ31および雌型チャ
ックテープ32のうちいずれか一方のチャックテープ
を、上記の切り落とした折り込み部22,22の端部を
押さえるように一対の平面部11,11のうちの一方の
平面部11の内面に融着するとともに他方のチャックテ
ープを一方のチャックテープと対向する位置で他方の平
面部11の内面に融着する。
の平面部11との間に生じる開口を塞ぐとともに、一方
のチャックテープと折り込み部22,22の端部と平面
部11とを一体的にシールすることで、折り込み部2
2,22をある程度固定する。
ている雄型嵌合部31aと雌型チャックテープ32に設
けられている雌型嵌合部32とを嵌合させるように対向
する一対の平面部11,11を合わせ閉じる。
した各平面部11,11と各側面部23,23との周縁
の合わせ面を融着する。このようにして得られるジッパ
付きガセット袋1への内容物の充填は、通常、開放状態
にある袋の底部から行われ、その後、底部が融着される
が、最初から袋本体部10の底部を融着しておき、最終
的に袋の口部Qから内容物を充填し、ジッパ30を閉
じ、最後に口部Qの上端を融着するようにしてもよい。
ックテープ31に設けられている雄型嵌合部31aと雌
型チャックテープ32に設けられている雌型嵌合部32
aとを予め嵌合させたまま折り込み部22,22の端部
を押さえる状態で一方の平面部11の内面に融着するこ
とも可能である。
の前側および後ろ側を構成する対向する一対の平面部
と、折り襞状に内方に折り込まれた折り込み部を備える
ように形成された2つの側面とを有する筒状の袋本体部
の折り込み部が口部端部から内方の所定の位置でジッパ
の装着方向に沿って切り落とされ、この切り落とされた
折り込み部の端部がジッパを構成する一対の雄型チャッ
クテープおよび雌型チャックテープのうちのいずれか一
方のチャックテープで押さえられた状態で対向する一対
の平面部のうちの一方の平面部に融着されているので、
折り込み部の端部を押さえるための部材は不要であり、
しかもジッパの装着が容易且つ確実なものとなる。
造方法では、袋の口部側で各平面部と各側面部とを分離
し、その状態で折り込み部の一部を切り落とすので、折
り込み部の折り込み長さにかかわらず容易に且つ確実に
折り込み部の一部を切り落とすことが可能であり、機械
化に好適である。
明図である。
パの一例を示す説明図である。
構造を示す説明図である。
構造を示す断面図である。
ける一工程を示す説明図である。
ける一工程を示す説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 袋の前側および後ろ側を構成する対向す
る一対の平面部と、折り襞状に内方に折り込まれた折り
込み部を備えるように形成された2つの側面部とが周縁
の合わせ面で融着されたシール部を有する筒状の袋本体
部と、この袋本体部の袋の口部となる側の端部近傍の内
面に装着されたジッパとを備えるジッパ付きガセット袋
であって、 前記袋本体部における周縁のシール部のうち対向する2
辺のシール部を形成する前記一対の平面部と2つの側面
部とは、袋の口部端から袋の底部方向に所定の長さだけ
外縁が袋の内方に向けて切り落とされ、 前記折り込み部は袋本体部の口部端部から内方の所定の
位置で前記ジッパの装着方向に沿って切り落とされ、 前記ジッパは、一対の雄型チャックテープと雌型チャッ
クテープとで形成され、これらのうち一方のチャックテ
ープが上記の切り落とされた折り込み部の端部を押さえ
た状態で前記一対の平面部のうちの一方の平面部の内面
に融着され、他方のチャックテープは前記一方の平面部
の内面に融着された一方のチャックテープと対向する位
置で他方の平面部の内面に融着されていることを特徴と
するジッパ付きガセット袋。 - 【請求項2】 袋の前側および後ろ側を構成する対向す
る一対の平面部と、折り襞状に内方に折り込まれた折り
込み部を備えるように形成された2つの側面部とが周縁
の合わせ面で融着されたシール部を有する筒状の袋本体
部と、この袋本体部の袋の口部となる側の端部近傍の内
面に装着されたジッパとを備えるジッパ付きガセット袋
を製造する方法であって、 袋の前側および後ろ側を構成する対向する一対の平面部
と、折り襞状に内方に折り込まれた折り込み部を備える
ように形成された2つの側面部とを周縁の合わせ面で融
着して筒状の袋本体部を形成する工程と、 前記融着されたシール部のうち対向する2辺のシール部
を袋の口部端側から袋の底部方向に所定の長さだけ袋の
内方に向けて切り落とすことにより袋の口部端から所定
の長さだけ各平面部と各側面部とを分離する工程と、 平面部から分離された側面部の折り込み部を袋の口部端
から内方の所定の位置でジッパの装着方向に沿って切り
落とす工程と、 雄型チャックテープおよび雌型チャックテープのうちい
ずれか一方のチャックテープを、上記の切り落とした折
り込み部の端部を押さえる状態で前記一対の平面部のう
ちの一方の平面部の内面に融着するとともに他方のチャ
ックテープを前記一方のチャックテープと対向する位置
で他方の平面部の内面に融着する工程と、 前記雄型チャックテープに設けられている雄型嵌合部と
前記雌型チャックテープに設けられている雌型嵌合部と
を嵌合させて前記対向する一対の平面部を合わせ閉じる
工程と、 袋の口部端部における上記の分離した各平面部と各側面
部との周縁の合わせ面を融着する工程とを有することを
特徴とするジッパ付きガセット袋の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8091329A JP3071391B2 (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | ジッパ付きガセット袋およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8091329A JP3071391B2 (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | ジッパ付きガセット袋およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09278044A true JPH09278044A (ja) | 1997-10-28 |
JP3071391B2 JP3071391B2 (ja) | 2000-07-31 |
Family
ID=14023420
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8091329A Expired - Lifetime JP3071391B2 (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | ジッパ付きガセット袋およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3071391B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003054585A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-02-26 | Pactiv Corp | スライドファスナーを口内に有する袋 |
WO2005063588A1 (en) * | 2003-12-19 | 2005-07-14 | Sonoco Development, Inc. | Side gusset bag with reclose feature |
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JP2020200045A (ja) * | 2019-06-06 | 2020-12-17 | サキョ−株式会社 | 出し入れ容易なチャック袋 |
-
1996
- 1996-04-12 JP JP8091329A patent/JP3071391B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3071391B2 (ja) | 2000-07-31 |
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