JPS6220704Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6220704Y2 JPS6220704Y2 JP1980187956U JP18795680U JPS6220704Y2 JP S6220704 Y2 JPS6220704 Y2 JP S6220704Y2 JP 1980187956 U JP1980187956 U JP 1980187956U JP 18795680 U JP18795680 U JP 18795680U JP S6220704 Y2 JPS6220704 Y2 JP S6220704Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- ignition
- cylinder
- internal combustion
- combustion engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 22
- 230000007274 generation of a signal involved in cell-cell signaling Effects 0.000 claims description 9
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 claims description 4
- 238000007493 shaping process Methods 0.000 description 8
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 7
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 2
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 2
- PMVSDNDAUGGCCE-TYYBGVCCSA-L Ferrous fumarate Chemical group [Fe+2].[O-]C(=O)\C=C\C([O-])=O PMVSDNDAUGGCCE-TYYBGVCCSA-L 0.000 description 1
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000010248 power generation Methods 0.000 description 1
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は2気筒以上の多気筒内燃機関を点火す
る点火装置の点火位置を定めるための信号を発生
する内燃機関点火装置用信号発生装置に関するも
のである。
る点火装置の点火位置を定めるための信号を発生
する内燃機関点火装置用信号発生装置に関するも
のである。
一般に内燃機関においては、機関の回転速度に
応じて点火時期を制御する必要があり、例えば4
サイクル機関では、第1図に示したように、回転
速度N(rpm)が設定値Ns以上になつたときに
回転速度の上昇に伴つて点火位置θ1をθ2から
θ1まで進ませる進角特性が要求される。このよ
うな進角特性を得る従来の装置(例えば特開昭54
−113733号)では、最大進角位置θ1及び最小進
角位置θ2でそれぞれ第1及び第2の信号を発生
させてこれらの信号をトリガ信号としててθ1か
らθ2までの間一定の勾配で上昇する第1の三角
波とθ2からθ1までの間一定の勾配で上昇して
次のθ2まで最大値を保持している第2の三角波
とを発生させ、第1の三角波に一定の直流バイア
ス電圧を重畳した信号と第2の三角波の信号とを
比較して両信号が一致した位置で点火位置を定め
る点火信号を発生させるようにしているが、この
従来の装置で2気筒内燃機関を点火する場合に
は、第1及び第2の信号を発生する信号発電子を
2個設けて両信号発電子を180゜の間隔をあけた
対称位置に配置する必要があつた、そのため発電
機の固定子側の対称位置にそれぞれ信号発電子の
取付部を設ける必要ががあつて構造及び配線の引
回しが複雑になり、組立工数が多くなつて価格が
高くなる欠点があつた。また本出願人は先に、進
角特性を有する一連の点火位置信号を発生させる
回路の外に該点火位置信号を各気筒に振り分ける
振り分け回路を設けて、信号発電子を1個所に集
中して配置できるようにした信号発生装置(特願
昭55−105277号)を提案したが、先に提案した装
置では点火タイミング信号を各気筒に振り分ける
ための信号コイルが特別に必要になり、その分だ
け信号発電子の構造が複雑になるのを避けられな
かつた。
応じて点火時期を制御する必要があり、例えば4
サイクル機関では、第1図に示したように、回転
速度N(rpm)が設定値Ns以上になつたときに
回転速度の上昇に伴つて点火位置θ1をθ2から
θ1まで進ませる進角特性が要求される。このよ
うな進角特性を得る従来の装置(例えば特開昭54
−113733号)では、最大進角位置θ1及び最小進
角位置θ2でそれぞれ第1及び第2の信号を発生
させてこれらの信号をトリガ信号としててθ1か
らθ2までの間一定の勾配で上昇する第1の三角
波とθ2からθ1までの間一定の勾配で上昇して
次のθ2まで最大値を保持している第2の三角波
とを発生させ、第1の三角波に一定の直流バイア
ス電圧を重畳した信号と第2の三角波の信号とを
比較して両信号が一致した位置で点火位置を定め
る点火信号を発生させるようにしているが、この
従来の装置で2気筒内燃機関を点火する場合に
は、第1及び第2の信号を発生する信号発電子を
2個設けて両信号発電子を180゜の間隔をあけた
対称位置に配置する必要があつた、そのため発電
機の固定子側の対称位置にそれぞれ信号発電子の
取付部を設ける必要ががあつて構造及び配線の引
回しが複雑になり、組立工数が多くなつて価格が
高くなる欠点があつた。また本出願人は先に、進
角特性を有する一連の点火位置信号を発生させる
回路の外に該点火位置信号を各気筒に振り分ける
振り分け回路を設けて、信号発電子を1個所に集
中して配置できるようにした信号発生装置(特願
昭55−105277号)を提案したが、先に提案した装
置では点火タイミング信号を各気筒に振り分ける
ための信号コイルが特別に必要になり、その分だ
け信号発電子の構造が複雑になるのを避けられな
かつた。
本考案の目的は、信号発電機内には1個の信号
コイルを設けるだけで、点火タイミング信号を各
気筒に振り分けることができるようにした内燃機
関点火装置用信号発生装置を提供することにあ
る。
コイルを設けるだけで、点火タイミング信号を各
気筒に振り分けることができるようにした内燃機
関点火装置用信号発生装置を提供することにあ
る。
本考案は、点火位置が異なる気筒または気筒群
の数がn(nは2以上の整数)である2気筒以上
の多気筒内燃機関の各気筒または気筒群の点火位
置を定める点火タイミング信号を該n個の気筒ま
たは気筒群のそれぞれに対して発生させる信号発
生装置ににおいて、ヘツドランプ等の点火装置以
外の負荷が接続される交流発電機の出力を利用し
て点火タイミング信号を各気筒に振り分ける構成
をとることにより、信号コイルを1個だけ設けれ
ばよいようにしたものである。
の数がn(nは2以上の整数)である2気筒以上
の多気筒内燃機関の各気筒または気筒群の点火位
置を定める点火タイミング信号を該n個の気筒ま
たは気筒群のそれぞれに対して発生させる信号発
生装置ににおいて、ヘツドランプ等の点火装置以
外の負荷が接続される交流発電機の出力を利用し
て点火タイミング信号を各気筒に振り分ける構成
をとることにより、信号コイルを1個だけ設けれ
ばよいようにしたものである。
そのため本考案においては、内燃機関の回転に
同期して、360゜/nの間隔で信号を発生する1
個の信号コイルの出力を入力として機関の各回転
速度での点火位置を決定するための一連の点火位
置信号を360゜/nの間隔で周期的に発生する点
火位置信号発生回路と、内燃機関と同期回転する
ように駆動され点火装置以外の負荷が接続される
交流発電機の出力を入力として該発電機の出力の
零点に立上りまたは立下りを有するn個の振り分
け信号を発生する振り分け信号発生回路と、n個
の気筒または気筒群にそれぞれ対応して設けられ
てn個の振り分け信号をそれぞれ一方の入力とし
て点火位置信号を他方の入力として点火タイミン
グ信号を出力するn個のアンド回路とを設けた。
同期して、360゜/nの間隔で信号を発生する1
個の信号コイルの出力を入力として機関の各回転
速度での点火位置を決定するための一連の点火位
置信号を360゜/nの間隔で周期的に発生する点
火位置信号発生回路と、内燃機関と同期回転する
ように駆動され点火装置以外の負荷が接続される
交流発電機の出力を入力として該発電機の出力の
零点に立上りまたは立下りを有するn個の振り分
け信号を発生する振り分け信号発生回路と、n個
の気筒または気筒群にそれぞれ対応して設けられ
てn個の振り分け信号をそれぞれ一方の入力とし
て点火位置信号を他方の入力として点火タイミン
グ信号を出力するn個のアンド回路とを設けた。
上記のように、本考案は、点火装置以外の負荷
が接続される交流発電機の出力を利用して振り分
け信号を発生させることを特徴とする。このよう
に構成すると、振り分け信号を得るための信号コ
イルを特別に設ける必要がなく、信号発電機には
単一の信号コイルを設ければよいため、信号発電
機の構造を簡単にすることできる。
が接続される交流発電機の出力を利用して振り分
け信号を発生させることを特徴とする。このよう
に構成すると、振り分け信号を得るための信号コ
イルを特別に設ける必要がなく、信号発電機には
単一の信号コイルを設ければよいため、信号発電
機の構造を簡単にすることできる。
以下図示の実施例により本考案の信号発生装置
を詳細に説明する。
を詳細に説明する。
第2図及び第3図は本考案の一実施例で用いる
交流発電機を示したもので、各図において1は鉄
製のカツプ状フライホイールである。フライホイ
ール1の底壁部1aの中央に設けられた孔にボス
2が嵌合され、ボス2の一端に設けられたフラン
ジ2aが図示しないリベツトにより底壁部1aに
結合されている。フライホイール1の周壁1bの
内周面には6個の磁極が得られるように着磁され
たリング状の永久磁石3が接着等により固着さ
れ、フライホイール1及び永久磁石3により6極
のフライホイール磁石回転子が構成されている。
尚第2図において磁石3に付した破線は着磁領域
と非着磁領域の境界を示している。この磁石回転
子は図示しない内燃機関のクランク軸にボス2を
嵌着することにより機関に取付けられる。また機
関のケース側には、6極の星形環状鉄心401の
各突極部に発電コイル402を巻回して構成した
電機子4が配設され、この電機子と上記フライホ
イール磁石回転子とにより磁石式交流発電機が構
成されている。この磁石式交流発電機の電機子か
ら得られる出力は、内燃機関用点火装置に点火エ
ネルギーを供給する点火電源として用いられる
外、ヘツドランプ等の点火負荷やバツテリ充電回
路等にエネルギーを供給するために用いられる。
内燃機関の最大進角位置及び最小進角位置を定め
る信号を発生する信号発電機を構成するため、フ
ライホイール1の周壁部外周面の180゜離れた対
称位置にはそれぞれ周方向にα゜延びる平行な突
条からなる誘導子5A,5B及び5A′,5B′が
突設されている。本実施例ではこれらの誘導子
が、フライホイールの周壁部1bの一部を外周側
に打出することにより形成されている。機関のケ
ースまたはカバーには信号発電子の取付部(図示
せず。)が設けられ、この取付部には、誘導子5
A,5B及び5A′,5B′と対向して第1及び第
2の信号を180゜間隔で発生する信号発電子6が
フライホイール1の外周面に接近して配置されて
いる。この信号発電子は図に鎖線で示したように
そのコイルが樹脂7でモールドされて一体化され
ている。信号発電子6は、1個の磁極部8aを有
してフライホイールの軸線方向に並べて配置され
た2個のT字形鉄心8,8と、これらの鉄心8,
8間に挾持されて鉄心8,8の並設方向に着磁さ
れた永久磁石9と、一方の鉄心8の磁極部8aに
巻回された信号コイル10とからなつている。
交流発電機を示したもので、各図において1は鉄
製のカツプ状フライホイールである。フライホイ
ール1の底壁部1aの中央に設けられた孔にボス
2が嵌合され、ボス2の一端に設けられたフラン
ジ2aが図示しないリベツトにより底壁部1aに
結合されている。フライホイール1の周壁1bの
内周面には6個の磁極が得られるように着磁され
たリング状の永久磁石3が接着等により固着さ
れ、フライホイール1及び永久磁石3により6極
のフライホイール磁石回転子が構成されている。
尚第2図において磁石3に付した破線は着磁領域
と非着磁領域の境界を示している。この磁石回転
子は図示しない内燃機関のクランク軸にボス2を
嵌着することにより機関に取付けられる。また機
関のケース側には、6極の星形環状鉄心401の
各突極部に発電コイル402を巻回して構成した
電機子4が配設され、この電機子と上記フライホ
イール磁石回転子とにより磁石式交流発電機が構
成されている。この磁石式交流発電機の電機子か
ら得られる出力は、内燃機関用点火装置に点火エ
ネルギーを供給する点火電源として用いられる
外、ヘツドランプ等の点火負荷やバツテリ充電回
路等にエネルギーを供給するために用いられる。
内燃機関の最大進角位置及び最小進角位置を定め
る信号を発生する信号発電機を構成するため、フ
ライホイール1の周壁部外周面の180゜離れた対
称位置にはそれぞれ周方向にα゜延びる平行な突
条からなる誘導子5A,5B及び5A′,5B′が
突設されている。本実施例ではこれらの誘導子
が、フライホイールの周壁部1bの一部を外周側
に打出することにより形成されている。機関のケ
ースまたはカバーには信号発電子の取付部(図示
せず。)が設けられ、この取付部には、誘導子5
A,5B及び5A′,5B′と対向して第1及び第
2の信号を180゜間隔で発生する信号発電子6が
フライホイール1の外周面に接近して配置されて
いる。この信号発電子は図に鎖線で示したように
そのコイルが樹脂7でモールドされて一体化され
ている。信号発電子6は、1個の磁極部8aを有
してフライホイールの軸線方向に並べて配置され
た2個のT字形鉄心8,8と、これらの鉄心8,
8間に挾持されて鉄心8,8の並設方向に着磁さ
れた永久磁石9と、一方の鉄心8の磁極部8aに
巻回された信号コイル10とからなつている。
上記の発電機においてフライホイール1が機関
の回転に伴つて第2図の矢印P方向に回転する
と、発電コイル402は第5図Aに示すようにフ
ライホイールの1回転当り3サイクルの交流電圧
を発生する。また信号発電子6は、磁極部8aが
誘導子5A,5B及び5A′,5B′に対向し始め
る際の磁束変化と対向し終る際の磁束変化とによ
り第1の信号e′1と第2の信号e′2(第5図B参
照。)とを180゜間隔で1回転当り2回発生する。
そして第1の信号e′1と第2の信号e′2とは、発電
コイル402の出力の第1の半サイクルの期間
(第5図のθ1〜θ2の期間)及び第4の半サイ
クルの期間(第5図のθ4〜θ5の期間)に発生
するように設定されている。こゝで第1及び第2
の信号e′1及びe′2はそれぞれ機関の最大進角位置
及び最小進角位置を定めるための信号であり、両
信号e′1,e′2の位相差αが進角幅となる。
の回転に伴つて第2図の矢印P方向に回転する
と、発電コイル402は第5図Aに示すようにフ
ライホイールの1回転当り3サイクルの交流電圧
を発生する。また信号発電子6は、磁極部8aが
誘導子5A,5B及び5A′,5B′に対向し始め
る際の磁束変化と対向し終る際の磁束変化とによ
り第1の信号e′1と第2の信号e′2(第5図B参
照。)とを180゜間隔で1回転当り2回発生する。
そして第1の信号e′1と第2の信号e′2とは、発電
コイル402の出力の第1の半サイクルの期間
(第5図のθ1〜θ2の期間)及び第4の半サイ
クルの期間(第5図のθ4〜θ5の期間)に発生
するように設定されている。こゝで第1及び第2
の信号e′1及びe′2はそれぞれ機関の最大進角位置
及び最小進角位置を定めるための信号であり、両
信号e′1,e′2の位相差αが進角幅となる。
第4図は本発明の一実施例の全体的構成を示し
たもので、同図に符号A乃至Lで示した各部の信
号波形をそれぞれ第5図A乃至Lに回転角θに対
して示してある。信号発電子6から得られる第1
及び第2の信号e′1及びe′2はそれぞれ波形整形回
路11及び12に供給されて第5図E及Fに示す
ようにパルス状の第1及び第2の信号e1及びe2に
変換される。第1の信号e1及び第2の信号e2はそ
れぞれフリツプフロツプ回路13のセツト端子S
及びリセツト端子Rに供給され、フリツプフロツ
プ回路13のQ端子の出力(第5図G)及び
端子の出力(第5図H)がそれぞれ第1及び第2
の積分器14及び15に供給されている。第1の
積分器14は例えば定電流でコンデンサを充電す
ることにより第1の信号e1の発生位置θaから第
2の信号e2の発生位置θbまで積分動作を行なつ
て一定の勾配で上昇する三角波信号νc1を出力す
るとともにその三角波信号の一定の直流バイアス
電圧νb重畳し、このバイアス電圧νbを重畳した
三角波信号νc1(第5図I参照。)を比較回路1
6に供給する。また第2の積分器15は第2の信
号e2の発生位置θbから第1の信号e1の発生位置
θaまで積分動作を行ない、θbからθaまで一定
の勾配で上昇してその最大値を次の第2の信号e2
の発生位置θbまで保持する波形の信号νc2(第
5図I)を出力する。この信号νc2は前記バイア
ス電圧EBが重畳された信号νc1とともに比較回
路16に供給され、比較回路16は第5図Jに示
すように信号νc1がνc2以上になつている期間点
火位置を定めるための矩形波状の点火位置信号V
iを180゜離れた角度θi1及びθi2で出力する。本実
施例においては、フリツプフロツプ回路13と第
1及び第2の積分器14及び15と比較回路16
とにより点火位置信号発生回路17が構成されて
いる。この回路は既に公知のもの(特開昭54−
113733号)であり、このように直流電圧νbが重
畳された三角波信号νc1と三角波信号νc2とを比
較すると、両信号が一致する位置(信号Viの立
上り位置)θi1及びθi2が、機関の回転速度N
(rpm)の関数になつて点火位置がNの上昇に伴
つて進角する。したがつてθi1またはθi2で点火
動作を行なわせるようにすると、点火位置の回転
速度Nに対する特性は第1図に示すようになる。
たもので、同図に符号A乃至Lで示した各部の信
号波形をそれぞれ第5図A乃至Lに回転角θに対
して示してある。信号発電子6から得られる第1
及び第2の信号e′1及びe′2はそれぞれ波形整形回
路11及び12に供給されて第5図E及Fに示す
ようにパルス状の第1及び第2の信号e1及びe2に
変換される。第1の信号e1及び第2の信号e2はそ
れぞれフリツプフロツプ回路13のセツト端子S
及びリセツト端子Rに供給され、フリツプフロツ
プ回路13のQ端子の出力(第5図G)及び
端子の出力(第5図H)がそれぞれ第1及び第2
の積分器14及び15に供給されている。第1の
積分器14は例えば定電流でコンデンサを充電す
ることにより第1の信号e1の発生位置θaから第
2の信号e2の発生位置θbまで積分動作を行なつ
て一定の勾配で上昇する三角波信号νc1を出力す
るとともにその三角波信号の一定の直流バイアス
電圧νb重畳し、このバイアス電圧νbを重畳した
三角波信号νc1(第5図I参照。)を比較回路1
6に供給する。また第2の積分器15は第2の信
号e2の発生位置θbから第1の信号e1の発生位置
θaまで積分動作を行ない、θbからθaまで一定
の勾配で上昇してその最大値を次の第2の信号e2
の発生位置θbまで保持する波形の信号νc2(第
5図I)を出力する。この信号νc2は前記バイア
ス電圧EBが重畳された信号νc1とともに比較回
路16に供給され、比較回路16は第5図Jに示
すように信号νc1がνc2以上になつている期間点
火位置を定めるための矩形波状の点火位置信号V
iを180゜離れた角度θi1及びθi2で出力する。本実
施例においては、フリツプフロツプ回路13と第
1及び第2の積分器14及び15と比較回路16
とにより点火位置信号発生回路17が構成されて
いる。この回路は既に公知のもの(特開昭54−
113733号)であり、このように直流電圧νbが重
畳された三角波信号νc1と三角波信号νc2とを比
較すると、両信号が一致する位置(信号Viの立
上り位置)θi1及びθi2が、機関の回転速度N
(rpm)の関数になつて点火位置がNの上昇に伴
つて進角する。したがつてθi1またはθi2で点火
動作を行なわせるようにすると、点火位置の回転
速度Nに対する特性は第1図に示すようになる。
上記点火信号発生回路17は、機関の各回転速
度での点火位置を決定する点火位置信号Viを機
関の1回転当り2回180゜間隔で発生する。した
がつて2気筒内燃機関の各気筒を点火するために
は、点火位置信号Viをそれぞれの気筒用の点火
位置信号として振り分ける必要がある。そのため
本実施例においては、磁石発電機の発電コイル4
02の出力の正の半波の電圧e′3及び負の半波の
電圧e′4をそれぞれ第3及び第4の波形整形回路
18及び19に供給し、これらの波形整形回路か
らそれぞれ第5図C及びDに示すような矩形波状
の振り分け信号e3及びe4を出力させる。これらの
振り分け信号はその立上りまたは立下りが発電コ
イル402の出力の零点に一致するもので、その
幅βは、β≧αの関係を満足している。上記波形
整形回路18及び19により振り分け信号発生回
路が構成されており、振り分け信号e3及びe4はそ
れぞれアンド回路21及び22に、前記比較回路
16から得られる点火位置信号Viとともに入力
されている。
度での点火位置を決定する点火位置信号Viを機
関の1回転当り2回180゜間隔で発生する。した
がつて2気筒内燃機関の各気筒を点火するために
は、点火位置信号Viをそれぞれの気筒用の点火
位置信号として振り分ける必要がある。そのため
本実施例においては、磁石発電機の発電コイル4
02の出力の正の半波の電圧e′3及び負の半波の
電圧e′4をそれぞれ第3及び第4の波形整形回路
18及び19に供給し、これらの波形整形回路か
らそれぞれ第5図C及びDに示すような矩形波状
の振り分け信号e3及びe4を出力させる。これらの
振り分け信号はその立上りまたは立下りが発電コ
イル402の出力の零点に一致するもので、その
幅βは、β≧αの関係を満足している。上記波形
整形回路18及び19により振り分け信号発生回
路が構成されており、振り分け信号e3及びe4はそ
れぞれアンド回路21及び22に、前記比較回路
16から得られる点火位置信号Viとともに入力
されている。
発電コイル402は点火装置のためのみに設け
られたものではなく、その出力はダイオード24
を介してバツテリ25に印加されてバツテリを充
電するために用いられるとともに、スイツチ26
を介してヘツドランプ等の負荷27にも印加され
ている。
られたものではなく、その出力はダイオード24
を介してバツテリ25に印加されてバツテリを充
電するために用いられるとともに、スイツチ26
を介してヘツドランプ等の負荷27にも印加され
ている。
上記のように交流発電機の出力から振り分け信
号e3,e4を作つてアンド回路21及び22により
これらの振り分け信号と点火位置信号Viとのア
ンドをとるようにすれば、アンド回路22からは
角度θ1〜θ2の間に第1の気筒の点火位置を定
める点火タイミング信号Vi1(第5図L)が出力
され、アンド回路21からは角度θ4〜θ5の間
に第2の気筒の点火位置を定める点火タイミング
信号Vi2(第5図K)が出力される。これらの点
火タイミング信号は点火位置信号発生回路により
進角特性が与えられているので、これらの点火タ
イミング信号を点火装置に供給すれば各気筒を所
定の進角特性をもつて点火することができる。
号e3,e4を作つてアンド回路21及び22により
これらの振り分け信号と点火位置信号Viとのア
ンドをとるようにすれば、アンド回路22からは
角度θ1〜θ2の間に第1の気筒の点火位置を定
める点火タイミング信号Vi1(第5図L)が出力
され、アンド回路21からは角度θ4〜θ5の間
に第2の気筒の点火位置を定める点火タイミング
信号Vi2(第5図K)が出力される。これらの点
火タイミング信号は点火位置信号発生回路により
進角特性が与えられているので、これらの点火タ
イミング信号を点火装置に供給すれば各気筒を所
定の進角特性をもつて点火することができる。
上記の説明では、2気筒内燃機関を点火すると
したが、2個の気筒が同じ位置で点火される4気
筒内燃機関の場合も上記の信号発生装置をそのま
ま用いることができる。
したが、2個の気筒が同じ位置で点火される4気
筒内燃機関の場合も上記の信号発生装置をそのま
ま用いることができる。
また本考案は、2気筒または4気筒の内燃機関
に限らず、3気筒または6気筒の内燃機関を点火
する点火装置の点火タイミング信号を発生する場
合にも適用できる。この場合は例えば第2図のフ
ライホイール1の外周に誘導子を120゜の間隔で
設けて点火位置信号Viを120゜の間隔で発生さ
せ、発電コイル402の出力の正方向または負方
向の出力を第6図に示すように波形整形回路1
8′に供給する。そして波形整形回路18′から得
られる一連の矩形波信号(1回転当り3個120゜
間隔で発生する。)の立下りまたは立上りでリン
グカウンタ30を動作させ、リングカウンタの出
力端子30a〜30cにそれぞれ発生する振り分
け信号を点火位置信号Viとともにアンド回路2
1〜23に供給するようにすれば、120゜間隔で
3個の点火タイミングVi1〜Vi3を得ることがで
きる。第6図の実施例では波形整形回路18′及
びリングカウンタ30により振り分け信号発生回
路が構成されている。同様の考え方で、1回転当
り2サイクルの出力を発生する4極の磁石発電機
を用いて2気筒または4気筒の内燃機関用点火装
置に用いる信号発生装置を構成することができ
る。
に限らず、3気筒または6気筒の内燃機関を点火
する点火装置の点火タイミング信号を発生する場
合にも適用できる。この場合は例えば第2図のフ
ライホイール1の外周に誘導子を120゜の間隔で
設けて点火位置信号Viを120゜の間隔で発生さ
せ、発電コイル402の出力の正方向または負方
向の出力を第6図に示すように波形整形回路1
8′に供給する。そして波形整形回路18′から得
られる一連の矩形波信号(1回転当り3個120゜
間隔で発生する。)の立下りまたは立上りでリン
グカウンタ30を動作させ、リングカウンタの出
力端子30a〜30cにそれぞれ発生する振り分
け信号を点火位置信号Viとともにアンド回路2
1〜23に供給するようにすれば、120゜間隔で
3個の点火タイミングVi1〜Vi3を得ることがで
きる。第6図の実施例では波形整形回路18′及
びリングカウンタ30により振り分け信号発生回
路が構成されている。同様の考え方で、1回転当
り2サイクルの出力を発生する4極の磁石発電機
を用いて2気筒または4気筒の内燃機関用点火装
置に用いる信号発生装置を構成することができ
る。
尚本考案で用いる発電機の構造は第2図及び第
3図に示したものに限定されるものではなく、機
関の回転に同期して1回転当りの所定のサイクル
数の出力を発生するものであればいかなる構造の
ものでもよい。
3図に示したものに限定されるものではなく、機
関の回転に同期して1回転当りの所定のサイクル
数の出力を発生するものであればいかなる構造の
ものでもよい。
上記の実施例では、誘導子5A,5B及び5
A′,5B′をフライホイールの周壁の一部を設け
ているが、一方の誘導子、例えば誘導子5B,5
B′を省略して信号発電子6の一方の鉄心8の磁極
部8aを常時フライホイールの外周面に対向させ
るようにしてもよい。
A′,5B′をフライホイールの周壁の一部を設け
ているが、一方の誘導子、例えば誘導子5B,5
B′を省略して信号発電子6の一方の鉄心8の磁極
部8aを常時フライホイールの外周面に対向させ
るようにしてもよい。
上記実施例で用いた信号発電機では、信号発電
機を誘導子回転形に構成したが、この信号発電機
を磁石回転形に構成することもできる。
機を誘導子回転形に構成したが、この信号発電機
を磁石回転形に構成することもできる。
更に、点火位置信号発生回路は、所定の進角特
性を有する信号を所定の位置で順次発生するもの
であればよく、その構成は上記実施例に限定され
るものではない。
性を有する信号を所定の位置で順次発生するもの
であればよく、その構成は上記実施例に限定され
るものではない。
以上のように、本考案によれば、1個の信号コ
イルから得られる信号に基いて得た点火位置信号
を、点火装置以外の負荷が接続される交流発電機
の出力を利用して得た振り分け信号を用いて各気
筒に振り分けるようにしたので、先に提案された
装置のように、点火位置信号を発生させるための
信号コイルを各気筒毎に設けたり、振り分け信号
を発生する信号コイルを特別に設けたりする必要
がなく、信号発電機内には1個の信号コイルを設
ければよいため、信号発電機の構造を簡単にする
ことができる上に、リード線の引回しが簡単にな
るという利点がある。
イルから得られる信号に基いて得た点火位置信号
を、点火装置以外の負荷が接続される交流発電機
の出力を利用して得た振り分け信号を用いて各気
筒に振り分けるようにしたので、先に提案された
装置のように、点火位置信号を発生させるための
信号コイルを各気筒毎に設けたり、振り分け信号
を発生する信号コイルを特別に設けたりする必要
がなく、信号発電機内には1個の信号コイルを設
ければよいため、信号発電機の構造を簡単にする
ことができる上に、リード線の引回しが簡単にな
るという利点がある。
第1図は機関に要求される進角特性の一例を示
した線図、第2図及び第3図はそれぞれ本考案で
用いる発電機の一例を示す横断面図及びY−Y線
断面図、第4図は本考案の一実施例を示すブロツ
ク図、第5図A乃至Lは第4図の各部の信号波形
図、第6図は本考案の他の実施例の要部を示すブ
ロツク図である。 6……信号発電子、17……点火位置信号発生
回路、18,18′,19……波形整形回路、2
1〜23……アンド回路、30……リングカウン
タ。
した線図、第2図及び第3図はそれぞれ本考案で
用いる発電機の一例を示す横断面図及びY−Y線
断面図、第4図は本考案の一実施例を示すブロツ
ク図、第5図A乃至Lは第4図の各部の信号波形
図、第6図は本考案の他の実施例の要部を示すブ
ロツク図である。 6……信号発電子、17……点火位置信号発生
回路、18,18′,19……波形整形回路、2
1〜23……アンド回路、30……リングカウン
タ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 点火位置が異なる気筒または気筒群の数がn
(nは2以上の整数)である2気筒以上の多気筒
内燃機関の各気筒または気筒群の点火位置を定め
る点火タイミング信号を該n個の気筒または気筒
群のそれぞれに対して発生させる内燃機関点火装
置用信号発生装置において、 前記内燃機関の回転に同期して360゜/nの間
隔で信号を発生する1個の信号コイルの出力を入
力として機関の各回転速度での点火位置を決定す
るための一連の点火位置信号を360゜/nの間隔
で周期的に発生する点火位置信号発生回路と、 前記内燃機関と同期回転するように駆動され点
火装置以外の負荷が接続される交流発電機の出力
を入力として該交流発電機の出力の零点に立上り
または立下りを有するn個の振り分け信号を発生
する振り分け信号発生回路と、 前記n個の気筒または気筒群にそれぞれ対応し
て設けられて前記n個の振り分け信号をそれぞれ
一方の入力とし前記点火位置信号を他方の入力と
して前記n個の気筒または気筒群のそれぞれの点
火位置を定める前記点火タイミング信号を出力す
るn個のアンド回路とを具備したことを特徴とす
る内燃機関点火装置用信号発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980187956U JPS6220704Y2 (ja) | 1980-12-29 | 1980-12-29 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980187956U JPS6220704Y2 (ja) | 1980-12-29 | 1980-12-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57112075U JPS57112075U (ja) | 1982-07-10 |
JPS6220704Y2 true JPS6220704Y2 (ja) | 1987-05-26 |
Family
ID=29991174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980187956U Expired JPS6220704Y2 (ja) | 1980-12-29 | 1980-12-29 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6220704Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53109037A (en) * | 1977-03-07 | 1978-09-22 | Hitachi Ltd | Ignition system for internal combustion engine |
JPS54113733A (en) * | 1978-02-24 | 1979-09-05 | Hitachi Ltd | Contactless igniting device |
-
1980
- 1980-12-29 JP JP1980187956U patent/JPS6220704Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53109037A (en) * | 1977-03-07 | 1978-09-22 | Hitachi Ltd | Ignition system for internal combustion engine |
JPS54113733A (en) * | 1978-02-24 | 1979-09-05 | Hitachi Ltd | Contactless igniting device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57112075U (ja) | 1982-07-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4170207A (en) | Ignition system for a multicylinder internal combustion engine | |
JPS6220704Y2 (ja) | ||
US3942501A (en) | Timing circuit for flywheel ignition system | |
JPS6214711B2 (ja) | ||
JPH0521978Y2 (ja) | ||
JPS6067769A (ja) | エンジン用点火装置 | |
JPS5823984Y2 (ja) | 内燃機関用磁石発電機 | |
JPH0247262Y2 (ja) | ||
JPS585090Y2 (ja) | 内燃機関点火装置 | |
JPH0623185Y2 (ja) | 内燃機関用3相磁石発電機 | |
JPS585091Y2 (ja) | 内燃機関点火装置 | |
JPS60131054A (ja) | 内燃機関無接点点火装置用多極磁石発電機 | |
JPH10196503A (ja) | コンデンサ放電式内燃機関点火装置 | |
JPS62126845A (ja) | 磁石発電機 | |
JPH0139101Y2 (ja) | ||
JP2517335Y2 (ja) | フライホイ−ル磁石発電機 | |
JPS622948Y2 (ja) | ||
JPS585088Y2 (ja) | 無接点点火装置用磁石発電機 | |
JPS6235903Y2 (ja) | ||
JPH0717818Y2 (ja) | 多気筒内燃機関用点火装置 | |
JP3307097B2 (ja) | フライホイール磁石発電機 | |
JP2569836B2 (ja) | 内燃機関用点火装置 | |
JP2560032Y2 (ja) | 3気筒内燃機関用磁石発電機 | |
JP2560031Y2 (ja) | 3気筒内燃機関用磁石発電機 | |
JPS586066B2 (ja) | 内燃機関用無接点点火装置 |