JPS6220513A - メタクリル系樹脂成形物品の製造方法 - Google Patents

メタクリル系樹脂成形物品の製造方法

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JPS6220513A
JPS6220513A JP15881385A JP15881385A JPS6220513A JP S6220513 A JPS6220513 A JP S6220513A JP 15881385 A JP15881385 A JP 15881385A JP 15881385 A JP15881385 A JP 15881385A JP S6220513 A JPS6220513 A JP S6220513A
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Shigeo Matsumaru
松丸 重雄
Shuji Isoi
修二 磯井
Akihiro Mochizuki
望月 明廣
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、耐擦傷性および耐熱性に優れたメタクリル系
樹脂成形物品の製造方法に関する。
(従来の技術) 現在、種々の合成樹脂成形品が市販され、特にアクリル
樹脂は、美観、透明性および耐候性に優れているため、
グレージング、灯光用カバー、装飾品等、屋外および屋
内を問わず広い分野で使用されているが、無機ガラスに
比べると耐熱性が劣るだけでなく耐擦傷性に難点があり
、これらの点が改良されれば、ざらに多くの発展が期待
される。
そのためこのような欠点を改良する方法が種々検討され
ている。一般には、合成樹脂成形材料を、プレス成形機
、射出成形機、押出機、真空成形機等の成形機を使用し
たり、鋳型内で重合固化させて成形を行った後、耐擦傷
性皮膜形成原料を、成形品表面に、スプレー法、浸漬方
法等により塗装を行った後、電子線又は熱により塗装膜
を重合固化させ耐擦傷性皮膜を形成させている。この方
法にあける問題点としては、第一に耐擦傷性皮膜を形成
させるための重合工程を成形と同時に行うことができな
いため、塗装設備、硬化設備、それらを含む除塵設備等
の高額な設備を、成形とは別に必要になりかつ硬化液粘
度等の復雑な管理が必要となる。
これらを改善する方法としては、特公昭54−’14,
617号および54−14,618号が必りが必り、耐
擦傷性皮膜形成原料を鋳型に塗装し、合成樹脂フィルム
または不活性ガスを使用して前重合を行い、ゲル分率約
4Q〜95%でフィルムまたは不活性ガスを取り除き、
ざらに後硬化を行い、一般にゲル分率85%以上であと
から注入される基材樹脂原料によって膨潤もしくは溶解
しない状態にした後、鋳型内に基材樹脂原料を注入して
重合同化させ、耐摩耗性表面を有する合成樹脂成形品を
得る方法がおる。しかしながら、この方法では、耐擦傷
性jl比を得るために、前重合と後重合の二段階の重合
を行なわなければならず、工程が複雑でおり、かつ前重
合のみでは表面に凹凸やクラック等の外観欠点が発生し
たり、耐摩耗性にむらがおり、充分な擦傷性能が出てい
ない。
第二の問題点としては、基材樹脂と耐擦傷性皮膜間の接
着性が挙げられる。この点を改善する方法としては、耐
擦傷性皮膜と基材樹脂の間に両者に接着可能な層を設け
る方法があるが、これは塗装および皮膜の重合工程が2
回以上行なわれることになり、生産性を低下させるとと
もに、耐frNI性皮膜にピンホールがある場合は、そ
の部分を咳として耐溶剤性が著しく低下させる欠点があ
る。
また、特公昭53−9876号のように成形品に紫外線
を照射させた後、擦傷性皮膜を成形品上に形成゛させて
接着性を改良する方法があるが、紫外線照射を成形品と
耐擦傷性皮膜形成材料の両方に別々に行なわなければな
らないので、工程が複雑であり、本成形樹脂基材を使用
した場合は、慕露試験による耐擦傷性の向上に1党立っ
ていないことが判明した。ざらに、接着性を得るために
成形基材樹脂へのアタック性の強い溶剤を加えることが
あるが、あまり強すぎるとクラックや面の平滑性が失な
われることがあり、逆に弱いと密着性が得られず、溶剤
の複雑な配合が必要となると同時に、気化した溶剤の排
気等の処理設備を配慮する必要がある。
なお、SMC等の成形において、塗装を成形と同時に行
う方法として、プレモールドコーティング(premo
ld coating ) 、インモールドコーティン
グ(inmold coatinq>等の方法があるが
、これは、自動車部品等の@色塗料のコーティングが目
的であり、基材との密着性が重視されていることにより
、充分な耐擦傷性を得ることができず、この後、耐擦傷
性能を得るために、別にスプレー塗装によるトップコー
トを行っているのが現状である。
また、メチルメタクリレートを主成分とするメタクリ/
l、z系樹脂は、その優れた耐候性およびつ越1した透
明性により照明用カバー、自動車用部品等柱々の分野で
用いられているが、前記メタクリル系樹脂は線状重合体
でおるために、耐熱性、耐溶剤性、耐衝撃性、表面硬度
が不充分であるという欠点がおった。例えば、耐熱性に
関しては100℃程度が限界であり、耐熱性を必要とす
る各分野からの要求には充分窓えられないのが現状でお
る。
例えば、自動車用部品としてのヘッドランプ用カバーと
しては使用できず、またテールランプの場合、従来品に
比べてランプ自体の大型化あるいは照度増大からくる発
熱量の増加およびコスト低減に伴なう薄肉化の両面から
耐熱性の向上が要求され、また自動車、二輪車(オート
バイ)のメーターカバー、太陽熱エネルギー利用の温水
器カバー等直射日光下での温度が非常に上昇する部品へ
の用途の広がりが期待されるので、水の沸点以上でも充
分耐え得るメタクリル系樹脂の開発が期待されている。
従来、メタクリル系樹脂の耐熱性向上を目的として、メ
チルメタクリレートとα−メチルスチレンを共重合させ
る方法(米国特許第3,135゜723号)、メチルメ
タクリレート、α−メチルスチレンおよび無水マレイン
酸を共重合させる方法(特公昭45−31,953号、
特公昭49−10.156号)、メチルメタクリレート
、α−メチルスチレンおよびマレイミドを共重合させる
方法(特開昭48−95.490号)等数多くの方法が
提案されている。
しかしながら、これらの方法はいずれも耐熱性は向上す
るものの、重合速度が著しく遅かったり、重合率が上昇
せずに高い重合率が得られなかったり、また比較的短時
間で効率よく重合体が得られても、重合体の帯色が強く
、透明性、耐候性、表面硬度、機械的強度等が低下する
など一長一短で、工業的生産が極めて難かしく、実用化
に至っていないのが現状である。
(発明が解決しようとする問題点) したがって、耐擦傷性および耐熱性に優れたメタクリル
系樹脂成形物品の製造方法の開発が望まれている。特に
、耐擦傷性皮膜形成において、複雑な工程を経ることな
く、耐擦優性および耐熱性の優れた成形物品の製造方法
が必要である。
(問題点を解決するための手段) これらの問題点は、(A>官能基数Xと重合率y(%゛
)とがつぎの式■またはII y≦72       (2≦x≦3.5>   (I
 )y≦−7,5x2 +52x−18(3゜5<X≦
6)(II)を源足し、かつ分子1150以上で1分子
当り少なくとも2個の(メタ)アクリロイルオキシ基を
有する架橋重合性化合物または該架橋重合性化合物を3
0重量%以上含有する他の重合可能な単量体との混合物
もしくはそれらの部分重合物からなる耐擦傷性層形成材
料と、(B)(1)アルキルメタクリレート単量体、ア
ルキルメタクリレートを主成分とするα、β−エチレン
性不性用飽和単量体混合物およびその重合体を含有する
シラップよりな葛群から選ばれた樹脂原料と、(ii)
少なくとも2個の(メタ)アクリロイルオキシ基を有す
る架橋重合性化合物とを、該樹脂原料100重量部に対
して該架橋重合性化合物を10〜30重量部混合して、
重合開始剤の存在下で部分的に重合させてゲル分率15
〜95%で重合を停止させたアクリル系部分架橋ゲル重
合体よりなる成形基材材料とを接触させて同時に重合を
行なうことを特徴とするメタクリル系樹脂成形物品の製
造方法により解決される。
(作用) 本発明におけるアクリル系部分架橋ゲル重合体よりなる
成形材料(B)において、樹脂原料(i)として使用さ
れる単量体としては、アルキルメタクリレート単独ある
いはアルキルメタクリレートおよびこれと共重合し得る
α、β、β−エチレン飽和単量体との混合物がある。こ
のような単量体混合物の場合には、アルキルメタクリレ
ートが50モル%以上であることが望°ましく、さらに
60モル%以上であることが望ましい。アルキルメタク
リレートとしては、メチルメタクリレート、エチルメタ
クリレート、n−プロピルメタクリレート、イソプロピ
ルメタクリレート、n−ブチルメタクリレート、5ec
−ブチルメタクリレート、te。
rt−ブチルメタクリレート等があるがメチルメタクリ
レートが特に好ましい。
共重合性単量体としては、主成分として使用されるアル
キルメタクリレート(例えばメチルメタクリレート)以
外の他のアルキルメタクリレート(例えば上記のアルキ
ルメタクリレート、ラウリルメタクリレート、シクロヘ
キシルメタクリレート等)、メヂルアクリレート、エチ
ルアクリレート、n−プロピルアクリレート、インプロ
ビルアクリレート、n−ブチルアクリレート、2−エチ
ルへキシルアクリレート、ラウリルアクリレート等のア
ルキルアクリレート、シクロへキシルアクリレート、2
−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロ
ピルアクリレート、2−ヒドロキシ−3−クロロプロピ
ルアクリレート等のヒドロキシアルキルアクリレート、
2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシ
プロピルメタクリレート、3−ヒドロキシプロピルアク
リレート、4−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒ
ドロキシ−3−クロロプロピルメタクリレート等のヒド
ロキシアルギルメタクリレ−1〜等がある。
また前記アルキルメタクリレ−1〜またはアルキルメタ
クリレートを主成分とする単量体混合物の重合体を含む
シラップとしては、一般に25℃で1〜20,000セ
ンチボイスの粘度を有し、かつ3〜40重量%、好まし
くは6〜20重量%の重合体を含有する単量体溶液であ
る。
本発明において使用される架橋重合性化合物(ii)と
して【よ、分子内に少なくとも2個の(メタ)アクリロ
イル基を有し、前記(メタ)アクリロイル肛門に存在す
る1京子数が10以下である単は体であり、好ましくは
次式III〜V)IA −0−(−C112−)−−0
−HA     (III >(ここで、口は3〜6の
整数でおり、MAはメタクリロイル基を表わす。) R,R3 (M)A−0−CH2−C−CH−0−(l()A  
(IV>■ [ここで、R言はH,CH3、C2R5またはCH20
Hを、R2はH,CH3。
CH20COC=CH2(R4はHまたはC1−13を
表わす。)またはCH20Hを、R3はHまたはCH3
をそれぞれ表わし、R+ 、R2およびR3は同時に水
素ではなく、(M)Aはメタクリロイル基またはアクリ
ロイル基を表わず。](I()AC−+CH2CH20
→−(H)A       (V )(ここで、nは1
または2であり、(M)Aはメタクリロイル基またはア
クリロイル基を表わす。〉で表わされる単量体である。
これらの単量体の具体的な例としては、1,3−プロピ
レングリコールジメタクリレート、 1,4−ブチレン
グリコールジメタクリレート、1,6−へキサンジオー
ルジメタクリレート、1,3−ブチレングリコールジメ
タクリレート、ジメチロールエタンジメタクリレート、
1.1−ジメチロールプロパンジメタクリレート、2,
2−ジメチロールプロパンジメタクリレート、トリメチ
ロールエタン1〜す(メタ)アクリレート、トリメチロ
ールプロパントリ(メタ)アクリレート、テトラメチロ
ールメタントリ(メタ)アクリレート、テトラメチロー
ルメタンジメタクリレート、エチレングリコールジ(メ
タ)アクリレートおよびジエチレングリコールジ(メタ
)アクリレート等を挙げることができる。
重合開始剤としては、種々のものが使用できるが、低温
活性重合1lffi始剤と高温活性重合開始剤とを併用
すれば前記部分架橋ゲル重合体の生成反応を低温活性重
合開始剤の作用により行なわせ、ついでこのようにして
得られるゲル状成形基材材料をさらに加熱して所望の物
品に成形する際、前記高温活性重合開始剤の作用により
行うことができる。しかしながら、)高温活性重合開始
剤または低温活性開始剤のいずれか一方の重合開始剤の
みの使用も可能である。
低温活性重合開始剤としては、例えば10時間半減期を
得るための分解温度が50℃以下の過酸化物およびアゾ
化合物ラジカル重合開始剤がよい。
この成形1材料の保存安定性を高める上で、成形基材材
料を得るための重合過程で低温活性重合開始剤は、でき
るだけ消失することが好ましいので、前記分解温度は2
6〜45℃が好ましく、特に26〜41℃が好ましい。
また前記低温活性重合開始剤の使用■は樹脂原料(i)
と架橋重合性化合物(ii)との合計量に対して0.0
02〜1重量%、好ましくは0.005〜0.1重量%
使用される。
このような低温活性重合開始剤としては、例えば(I)
アセチルシクロへキシルスルホニルパーオキサイド、イ
ンブチリルパーオキサイド、クミルパーオキシネオデカ
ノエート、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、
ジーn−プロピルパーオキシジカーボネート、シミリス
チルパーオキシジカーボネート、2,2゛−アゾビス(
4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)、(
IHジー(2−エトキシエチル)パーオキシジカーボネ
ート、ジー(2−エトキシエチル〉パーオキシジカーボ
ネート、ジー(メトキシイソプロピル)パーオキシジカ
ーボネート、ジー(2〜エチルヘキシル)パーオキシジ
カーボネート、(III )ジー(3−メチル−3−メ
トキシブチル)パーオキシジカーボネート、t−プチル
パーオキシデカノエート、2,2°−アゾビス(2,4
−ジメチルバレロニトリル)等があり、これらのうち、
好ましくは(Hおよび(II>のグループに属する化合
物であり、特に好ましくは(I)のグループに属する化
合物である。
高温活性重合開始剤としては、分解温度が60〜220
℃の重合開始剤が好ましく、成形サイクルを向上し、保
存安定性を保つため、好ましくは70〜170℃の分解
温度を有する重合開始剤が良い。また前記高温活性重合
開始剤の使用射は、樹脂原料い)と架橋重合性化合物(
ii)との合計量に対して0.02〜5.0重世%、好
ましくは0.05〜4重量%使用される。
このような高温活性重合開始剤としては、例えば(IV
)t−ブチルクミルパーオキサイド、ジイソプロピルベ
ンゼンハイドロパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオ
キサイド、p−メンタンハイドロバーオキナイド、2.
5−ジメチル−2,5−ジー(1−ブチルパーオキシ)
ヘキシン−3,1,1,3,3−テトラメチルブチルハ
イドロパーオキサイド、2,5−ジメチルヘキサン−2
,5−シバイドロバ−オキサイド、クメンハイドロパー
オキサイド、t−ブチルハイドロパーオキサイド、1,
1,2.2−テトラフェニル−1,2−エタンジオール
、(V)1.1−ビス(t−ブチルパーオキシ) −3
,3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス(
t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、t−ブチルパ
ーオキシマレイック7シツド、t−ブチルパーオキシラ
ウレート、t−ブチルパーオキシ−3,5,5−トリメ
チルヘキサノエート、シクロヘキサノンパーオキサイド
、t−プチルパーオキシイソプロピルカーホネート、2
.5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイルパーオキシ)
ヘキサン、2.2−ビス(t−ブチルパーオキシ)オク
タン、t−ブチルパーオキシアセテート、2,2−ビス
(t−ブチルパーオキシ)ブタン、t−ブチルパーオキ
シベンゾエート、n−ブチル−4,4−ビス(t−ブチ
ルパーオキシ)バレレート、ジ−t−ブチルシバ−オキ
シイソフタレート、メチルエチルケトンパーオキサイド
、α、α′ −ビス(t−ブチルパーオキシイソプロビ
ル)ベンゼン、ジクミルパーオキサイド、2.5−ジメ
チル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、
(VI>t−ブチルハイドロパーオキサイド、m−トル
オイルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、↑
−ブチルパーオキシイソブチレート、2,3−ジメチル
−2,3−ジフェニルブタン、オクタノイルパーオキサ
イド、デカノルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサ
イド、ステアロイルパーオキサイド、プロピオニルパー
オキサイド、サクシニックアシッドパーオキサイド、ア
セチルパーオキサイド、1,1°−アゾビス(シクロヘ
キサン−1−カーボニトリル)等があり、これらのうち
、好ましくは(IV)および(V)のグループに属する
化合物であり、特に好ましくは(IV>のグループに属
する化合物である。
前記のように、ゲル状部分重合体とするには、前記樹脂
原料(i)は架橋重合性化合物(ii)との混合物を前
記重合開始剤の存在下に加熱して重合させる。この重合
反応は、10〜80℃、好ましくは35〜65℃の温度
で10〜200分間、好ましくは20〜150分間行な
われる。しかして、低温活性および高温活性の両組合開
始剤を併用する場合には、低温活性重合開始剤はほぼ仝
■消費されるが高温活性重合開始剤は、前記反応温度で
は分解せずにそのまま残留しているので、該ゲル状部分
重合体を使用しての成形反応時に消費される。
所望重合率のゲル状部分重合物は、急冷などにより重合
反応を停止する口とにより得ることができるが、ざらに
前記樹脂原料(i)と架橋重合性化合物’(i i >
との混合物を前記重合開始剤の存在下に加熱重合させる
に当り、特定の調節剤の特定量を添加することにより、
更に容易に所望重合率のゲル状重合体であるメタクリル
系成形基材材料を得ることができる。このような特定の
調節剤としては、1.4(8) −p−メンタジェン、
2,6−シメチルー 2.4..6−オクタトリエン、
1.4− p−メンタジェン、1,4−シクロへキサジ
エンおよびα−メヂルスチレンニ量体がある。
このような調節剤は前記樹脂原料(i)と架橋重合性化
合物(ii)との合計量に対して0.0001〜0.5
重量%、好ましくは0.001〜0゜2重量%、最も好
ましくは0.005〜0.1型組%の範囲で使用するこ
とかできる。調節剤の添加量がO,0O01重量%に満
たない場合は所望の調節効果が発揮されず、添加量が0
.5重量%を越える場合は所望ゲル分に到達することが
できない。
所望のゲル分率は前記調節剤のは、低温活性ラジカル重
合開始剤の坩、重合温度、重合時間等を選ぶことにより
調整することができるが、あらかじめ所定のゲル分率に
達したゲル状部分重合体を加熱されたプレス成形機等の
金型内でざらにゲル分率を増加させることもできる。こ
の場合の金型温度は80〜160℃、好ましくは90〜
140℃が望ましい。80℃未満では所望のゲル分率に
めげるために時間がかかりすぎる。160’Cを越える
と反応が急激に進み所望のゲル分率を得ることができな
くなる。
耐擦傷性層形成材料としては、密着性およびレベリング
を改良するための溶剤を使用しない固形分100%の市
販品かめるいは、市販の分子量150以上、好ましくは
200〜2000.最も好ましくは200〜ゴ200で
1分子当り少なくとも2個の7クリロイルオキシ基また
はメタクリロイルオキシ基を有する架橋重合性化合物、
もしくは該化合物を30重重量%上有する他の重合可能
をz単最体との混合物またはそれらの部分重合物でおり
、架橋重合性化合物または混合物の平均官(m基数は2
.0〜6.0望ましくは2.5〜5.5が好ましい。2
未満では、充分な擦傷性が得られず、6.0を越えると
充分に反応を進まけることが困難となり、耐候性による
黄変、クランク等の発生が大きくなる。
架橋重合性化合物としては、アクリロイルオキシ基また
はメタクリロイルオキシ基を結合する残塁が炭化水素又
はその誘導体であってその分子中にエーテル結合、チオ
エーテル結合、エステル結合、アミド結合、ウレタン結
合等を含むもの、またイソシアヌール酸骨格、メラミン
骨格を持つものであっても良い。
例えばトリメチロールプロパントリアクリレート(TM
PTA>、1,6−ヘキザンジオールジアクリレート(
HDDA)、ネオペンチルグリコールジアクリレート(
NPGDA>、ビトロキシピバリン酸ネオペンデルグリ
コールジアクリレート(MANDA)、ジペンタ下すス
リトールへキサ7クリレート(DPHA>、該DPHA
の改良品(例えば、DPCA−20,30,60等、日
水化薬株式会社製)、束亜合成化学工業株式会社製のウ
レタンアクリレートCH2=CHC[)O−R’ −0
0CNH−(M−1100:) 、ウレタン7クリレー
トー斗R−NHCOO→ホ’) 、t −Az←0OC
NHi R−NHCOO−R’−00CCH=C目2 
 (M−1200>、トリスアクリロイルシアヌルレー
ト(M−315)、インシアヌール酸骨格をイアする(
メタ)アクリオキシ化合物(M−325>、大阪有機化
学工業株式会社製のエポキシアクリ レード CH3 CH2=CHCOOCH2CH(OH)CH2→0−P
he−C−Phe−0−CH2o)II I                    CH3−
CH−CH2モn 0COCH=CH2(ビスコート#
 54. O>、ポリエステルアクリレート(ビスコー
ト#700)等を挙げることができる。
重合可能な単量体としては、メチルメタクリレート、テ
トラヒドロフルフリルアクリレート、エヂルカルビトー
ルアクリレート、フェニルカルピトールアクリレート、
ヒドロキシエチルアクIル−ト、2−ヒドロキシ−3−
フェノキシプロビルアクリレート等を挙げることができ
る。
しかして、耐擦傷性層形成材料においては、官能基数X
と重合率y(%)とが、つぎの式■またはII y≦72        (2≦x≦3.5)  (I
)y≦−7,5x2  +52x  −18(3,5<
x ≦6)(II)を満足することが必要である。この
範囲を越えると、成形基材材料に対して充分な接着性が
得られ  ′ない。
この重合率は、C=Cに帰因する1620nm付近の吸
収帯ピーク高さから測定した赤外線法による二市結合間
を百分率で表わしたものである。
この重合率を調整する方法は、成形基材材料を投入する
前に予め鋳型に塗装し、熟または光重合開始剤を使用し
て重合させてもよいし、合成樹脂フィルム面上で予め重
合させておいても良い。
成形基材材料の成形と耐擦傷性層の形成を同時に行う方
法としては、(1〉プレス成形機または射出成形機の金
型に予め耐擦傷性層形成材料を、スプレー、ロール等で
塗装し、上記範囲内に重合した後、成形基材材料を金型
内に導入して、成形する方法、(2)成形基材材料面上
に耐擦性層形成材料を塗装し、プレス成形金型内に投入
して成形する方法(ただし、この場合、成形基材材料の
伸延倍率が72%を越える場合は、耐擦傷性層のある部
分とない部分のムラを生じるので好ましくない。)、(
3)予め合成樹脂等のフィルム上に塗装し、所望の重合
率まで重合させた後、その上に形成基材材料をのせて、
金型に投入し成形させる方法、(4)予め、金型内に成
形基材材料を投入し、ざらに重合を進めた後、金型を開
いて、耐擦性層形成材料を金型面または、成形基材材料
面にスプレー塗装するか、金型と成形基材材料の間に注
入し、再度金型をとじ成形する。
その後、さらに、成形基材の耐熱性を向上させるために
、後重合を120〜140℃で3〜12時間行い成形物
品とする。
耐擦傷性層形成材料を、重合させる開始剤としては、部
分架橋ゲル重合体を得る時に使用した低温活性触媒およ
び高温活性触媒を使用することができかつ市販の光開始
剤を使用することができる。
光重合開始剤としては、日本チバガイギー株式会社製イ
ルガキュア184、イルガキュア651、川口薬品株式
会社製ベンゾフェノン、メルクジャパン株式会社製ダロ
キュア1116、ダロキュア1173、日本火薬株式会
社製カヤキュアDETX、crx 、 RTX 、 h
gP、 BP、 ot+8ISEPA 等がアル。
低温活性触媒の配合範囲は架v1重合性化合物もしくは
重合可能な単量体との混合物に対して0゜5〜3重旦%
、望ましくは1〜2重社%が好ましい。0.5重量%未
満では、耐涼鴎性層の重合が遅れるので充分な耐擦傷性
が得られない。また、3重量%を越えると、金型に塗装
する際に均一にぬれる前に重合が始まって該層の平滑な
面が得られない。
高温活性触媒の配合範囲は、0.5〜5重量%、望まし
くは2〜4重射%が好ましい。0.5正射%未満では、
成形時間内で充分な重合が行われず、耐擦傷性を低下さ
せる。5重量%を越えると、該層の硬化が速いために成
形基材材料と該層との接行性が不充分となる。
光重合開始剤は、成形基材材料の成形と耐1察傷性層の
形成を同時に行う方法のうち、(1)および(3)の方
法において、成形時間を短縮するために使用することが
望ましい。その配合量は、紫外線を発生させるランプの
出力にもよるが、0゜2〜1、O重け%望ましくは0.
3〜0.6重置%が好ましい。0.2重量%未満では、
該層に細かい凹凸面が表われて平滑な面が得られない。
また1、0重量%を越えると、硬化が速くて該層と成形
基材の接着が不充分となる。
成形品を着色させるために、成形基材材料に着色材を添
加するか、耐擦傷性層形成材料に着色材を添加するかい
ずれかの方法でも良い。
本発明方法によれば硬度および耐摩耗性に優れかつアク
リルに耐する接着性が極めて良好な耐擦傷性層を有し、
かつ耐候性および耐熱性に優れたアクリル樹脂製品を容
易に作ることができる。
(実施例) 以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
実施例1〜4および比較例1 平均重合度約8,000のポリメチルメタクリレートを
8重量%含有するメチルメタクリレートシラン180重
祉部、ネオペンチルグリコールジメタクリレート20指
量部に1.4(8) −p−メンタジェン0.08q/
kq、PCNDo、05c+/kgおよびP B D 
2 q/kgを混合溶解した混合物を板厚6mmで45
0x35Qn>mの広さを持つ2枚のガラス板で、塩化
ビニル樹脂製のカスケラトを使用し、間隔が19mmに
なるように組立てられたセルに注入し、予め50℃に加
熱された恒温水槽にそのセルを投入し、取り出し時間を
変えることにより、所定ゲル分率を持つ部分架橋ゲル重
合体を得た。
ゲル分率の測定方法は、細かく切断した所定社(10〜
15g〉の部分架橋ゲル重合体を50℃アセトン中で6
時間抽出し、ざらに50℃で12時間真空乾燥を行った
時の不溶解分の重dとの比を何分率で表わしたものでお
る。この部分架橋ゲル重合体を200x180mmに切
断し、ソノ平面に、DPHA70重量部HDDA15重
伍部、M−31515重量部、メチルメタクリレート1
0重量部にPCND2重量%、カヤエステル3重量%を
加え、平均官能基数約4.3の耐擦傷性層形成材料をス
プレー塗装(・、ただちに、130℃に加熱された20
0X180mmの押込み型金型内に投入し、10分間保
圧した後、金型を開放して、成形品を取り出した。この
成形品を熱風循環屹燥機で130℃で10時間後重合を
行った後、JISZ1522、JISK540φおよび
ASTMD−’1044に従って、密着性、鉛筆硬度お
よびテーパー摩耗試験を行い、かつ東洋精機製作新製の
引かき試験機を使用し、圧力を皮膜面に対して100g
/cm2 、横行速度16mm/Secで#○OOのス
チールウールを使用し、100回往復させたとぎ、JI
SK7105により拡散透過率と全光線透過率の比を曇
価とし、試験前後の曇価の差を、スチールウールによる
凍傷性と定めて試験を行った。その結果を第1表に示す
実施例4〜7および比較例2〜3 平均重合度約8.000のポリメチルメタクリレートを
8重量%含有するメチルメタクリレ−1へシラップ80
重量部、ネオペンチルグリコールジメタクリレート20
重量部、1.4(8) −p−メンタジェン0.089
/kg、PCNDo、05g/kgおよびP B D 
3 q/kgを混合溶解した混合物を板厚6mmで45
0x35(]nm(7)広さを持)2枚(7)ガラス板
で、塩化ビニル樹脂製のカスケラトを使用し、間隔が5
mmkmなるように組立てられたセルに注入し、予め5
0℃に加熱された恒温水槽にそのセルを投入し、2.5
時間重合して取り出した。得られた部分架橋ゲル重合体
を、実施例1〜3と同様にアセトン抽出を行いゲル分率
を測定したところ、28%であった。この部分架橋ゲル
重合体と同様の大きざに切断し、予め120’Cに加熱
した実施例1〜3と同一の金型に投入し、重合途中0.
5分、1分、2分、3分、4分および5分でそれぞれ金
型を開放し、実施例1〜3と同一の耐擦温性層形成材料
を、重合途中の成形基材材料の表面にスプレー塗装し、
直ちに金型を閉じ、再び保圧し、20分後成形品を取り
出し、熱風循環屹燥機で130℃で10時間後重合した
後、実施例1〜3と同等な方法により耐擦1カ性及び密
着性を調べた。
耐擦傷性能を第1表に示す。形成基材材料のゲル分率の
測定は、成形と同一条件で同一金型を使用し、部分架橋
ゲル単合体は、同一セルの残りを使用し、0.5分、1
分、2分、3分、4分および5分毎に取り出し直ちに液
体穿索中に潰し急冷し、所定量(10〜15q)を取り
出し実施例1〜3と同様にアセトン抽出を行なった。
実施例8〜11および比較例4 平均重合度約12,000のポリメチルメタクリレート
を4重量%含有するメチルメタクリレートシラップ80
重量部、ネオペンチルグリコールジメタクリレート20
重量部、1.4(8) −p−メンタジェン0.08g
/kg、V−700,o3t#/k(J、カヤエステル
0.05 !l]/kg、PH−221(]/k(]お
よびP B D 3 g/kgを混合溶解して得られた
混合物を実施例1〜3と同様のセルの中に注入し、予め
50℃に加熱された恒温水槽にそのセルを投入し、2.
5時間重合して取り出した。得られた部分架橋ゲル重合
体を、実施例1〜3と同様にアセト・ン抽出を行いゲル
分率を測定したところ、36%であった。次に、予め1
30℃に加熱された実施例1と同一の金型のキャビティ
ー内面に実施例1と同調合の耐擦傷性層形成材料をスプ
レー塗装し、0.5分、1分、5分、7分および10分
間加熱重合した後、上記BJS分架橋ゲル重合体を投入
し、金型を閉じ、10分間保圧した後成形品を取り出し
、130℃で10時間後重合を行った。
耐擦傷性及び密着性は実施例1と同一方法で行い、第1
表に示した。耐擦傷性層の重合率は、1fflII+の
ガラス板上にスプレー塗装と同じ膜圧になる。ように、
アプリケーターを使用して塗装し、0.5分、1分、5
分、7分および10分毎に取り出し急冷して、’162
0nm付近に現われるC=Cに帰因する吸収帯のピーク
高さから測定する方法と、実施例1と同様の方法で測定
した。
実施例12〜13 平均重合度約12.000のポリメチルメタクリレート
を4重量%含有するメチルメタクリレートシラップ80
重量部、ネオペンチルグリコールジメタクリレート20
重量部、PCNDo、04g/kqおよびPBD2c+
/kgを溶解して得られた混合物を実施例4と同様のセ
ルに注入し、50℃で2時間恒温水槽中で重合して得ら
れた部分架橋ゲル重合体のゲル分率は74%であった。
次に、実施例8と同様に耐擦傷性Jffl形成材料を塗
装して、1分および7分でそれぞれ重合し、上記部分架
橋ゲル重合体を200x180uの大ぎさに切断したも
のを投入して成形した。その後130℃で10時間後重
合を行い、耐凍傷性および密着性を実施例1と同一方法
で測定した。その結果を第1表に示す。  。
実施例14〜15 実施例1と同一調合の耐擦傷性層形成材料を実施例12
と同様に1分および7分でそれぞれ重合させた後、実施
例1の部分架橋ゲル重合体を200X”180mmに切
断し投入し、20分間保圧し成形品を得た。この成形品
を130℃で10時間後重合し、実施例1と同一方法に
より耐擦傷性能を測定した結果を第1表に示す。
実施例16〜19および比較例5 DPI−(A15重最型組HDDA”10重量部、M−
31522,5重量部およびメチルメタクリレート5重
量部の混合物に、PCN02重量%およびカヤエステル
0.2重量%混合し平均官能基数3.3の耐擦傷性層形
成材料を得た。この耐擦傷性層形成材料を、予め130
℃に加熱された実施例1と同一の金型表面に45〜50
μmの塗装を行い、それぞれ1分、5分、10分、15
分および20分放心した後、実施例8と同様の部分架橋
ゲル重合体を投入して、10分間加熱成形した後、板状
成形物を130’Cで10時間後重合して耐擦傷性を実
施例1と同一方法により測定した。
その結果を第1表に示す。
実施例20〜21および比較例6 DPHA100重量部に対して、PCND2重量%およ
びカヤエステル0.3重量%混合して1qられた平均官
能基数5.5の耐擦傷性層形成材料を予め130℃に加
熱された実施例1と同一の金型面に45〜50μmにな
るようにスプレー塗装し、0.5分、1分および2分間
それぞれ数社じた後、実施例8と同様の部分架橋ゲル重
合体を投入して、10分間加熱成形した。取り出された
成形物を130℃で10時間後重合を行い、耐擦傷性能
を実施例1と同一方法により測定した。その結果を第1
表に示す。
実施例22〜23および比較例7 ポリエチレンフィルム上にゼネラル・アニリン・アンド
・フィルム・カンパニー製紫外線硬化型耐擦傷性層形成
材料GAFGUADE−233をアプリケーターで45
〜50μmになるように塗装し、50Wのケミカルラン
プ2本を並列に競べて5cmの高さから塗装面に6分、
8分および10分間照射したフィルムを、塗装面が実施
例2で得られたと同様の部分架橋ゲル重合体と接触させ
、実施例1で使用した金型の内部に入れ、120’Cで
20分間保圧して硬化させた後、取り出し、130℃で
]0時間の後重合を行って、耐涼口性能を実施例ゴと同
一方法で調べた結果を第1表に示す。
比較例8 実施例8の部分架橋ゲル重合体を予め130’Cに加熱
した実施例1と同一の金型内に200X18Qmmの大
きさに切断して充填し、10分間保斤した後取り出し、
130℃で10時間後重合を行った。その成形品を実施
例1と同一方法で耐擦巴性能調べた結果を第1表に示す
実施例24 耐際傷性層形成材料として、DPHA75重量部、M−
31510瑣は部、1−IODA15重量部d3重量部
子3メタクリレート5正射部にイルガキ170.5重撹
%加えて得た。この耐瞭傷性層形成材利を、予め130
°Cに加熱された実施例1と同一の金型内に25〜30
μmになるようにスプレー塗装し、出力80W/cmな
る高圧水銀用で5秒間照射した後、形成基材を投入し1
0分間保圧して成形品を取り出し、後重合を130”C
′c10時行った。その成形品を実施例1と同方法で耐
擦傷性を調べた結果を第1表に示す。
(以下余白) 第1 実施例   層形成材料重合率(%) 成形結材   
 鉛筆  メチ−1抽出法   IR法  ゲル分率(
%) 硬度  ウール1比較例10010一 実施例1     0     0    22   
 7HO。
Il   2           0       
    0         3/I        
   8HOll3     0     0    
74    8HOll  4       ()  
     0     29     8F−(0゜I
l 5     0     0    30    
8HO。
lI6     0     0    32    
8HO11700468HO。
比較例2     0     0    96   
 6H2゜l13     0     0   10
0     −一−−実施例8    41    5
4    36    81−1    Oll  9
        47        58     
  36       8HO。
ti  ]062       64        
36       8HOtt’l  1    64
      65      36      8?−
10゜比較例4    67    66    36
     −   −汽 し   テーパー摩耗  接着性  耐熱性 備  考
式験  試験          ’ (1−IDT)
−−128成形品変形穴 4     1.5   1oO,/10o  139
Q、1100/100 140 Q、3   100/100 146 ]Q、3   100/100  ’1382    
 0.2   100/100 140Q、5   1
00/100 143 3     0.4   100/100  ’+4]
4   15゜Q    65/100  ’137−
O/100  ’141 0.5   100/100 140 4     1.3   100/100 139Q、
7   100/100 136 2     0.5   100/100 137− 
      O/100 138 よび市販の耐擦傷性付与板について、実施例1と同様の
方法で紫外線促進曝露時間とスチールウール試験による
曇価の差を図示すると、第1図に示すとおりでおった。
(発明の効果) 以上述べたように、本発明方法は、耐擦傷性層形成材料
として官能基数Xと重合率y(%)とが、弐■またはI
Iを満足し、かつ分子値150以上で1分子当り少なく
とも2個の(メタ)アクリロイ。
ルオキシ塞を有する架橋重合性化合物を主成分とする単
量体またはその部分重合物を使用するものであるから、
成形品の表面の耐擦傷性が極めて良好であるばかりでな
く、アクリル系樹脂成形凧祠材料との接着性が極めて良
好であるので、該材料と同時成形ができ、このため工程
が簡略化され、基材の影響を受けることなく7H以上の
鉛筆硬度を有している。ざらに、第1図から明らかなよ
うに、耐候性による耐擦傷性の低下が少ないので、耐擦
傷性の優れた成形物品が得られる。また、成形基材材料
として、前記のごとき特定のアクリル系部分架橋ゲル重
合体を使用するので、耐熱性が極めて良好な成形物品が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明方法により得られる成形物品および市
販の耐擦信性付与板の紫外線曝露時間とスチールウール
試験による曇価の差を示すグラフである。 特許出願人     協和ガス化学工業株式会社紫外奉
泉叫45L−−4(hヒ) 手続補正書 昭和60年9月25日 特許庁長官   宇 買  道 部 殿1、事件の表示 昭和60年 特許願 第158,813号2、発明の名
称 メタクリル系樹脂成形物品の製造方法 代表者 中村 尚夫 自発補正 7、補正の内容 明細書を次のとおり補正する。 〈1)第36頁第14行と@15行の間に次の文章を加
入する。 「比較例9 実施例8と同一方法で得られた部分架橋ゲル重合体を予
め130’Cに加熱された実施例1と同一の金型のキャ
ビティー内に投入し、金型を閉じ、10分間保圧した後
、成形品を取り出し、成形品と耐擦傷性皮膜との間の接
着性を得るために、出力80ワツト/cmよりなる高圧
水銀灯(主波長365nm)の光線を照射量8.5x1
0’  (単位ワット・秒/TIt)で照射した後、実
施例1と同一処方の耐擦傷性皮膜材料を10〜20μm
になる様にスプレー塗装し、130℃で10時間の後重
合を行う・と同時に耐擦傷性成1料を重合固化せしめ耐
凍傷性皮膜を形成させた。その結果を第1表に示す。 (2)第38頁第1表の実施例、層形成材料重合率(%
) 抽出法、層形成材料重合率(%)IR法、成形基材
ゲル分率′(%)、鉛筆硬度、スチールウール試験、テ
ーパー摩耗試験、接着性および耐熱性(HD丁〉の項目
の最下段の次にそれぞれ「比較例9.O,0,100,
7H,0,1゜9.100/100.140Jを加入す
る。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)官能基数xと重合率y(%)とがつぎの式
    I またはII y≦72(2≦x≦3.5)( I ) y≦−7.5x^2+52x−18(3.5<x≦6)
    (II)を満足し、かつ分子量150以上で1分子当り少
    なくとも2個の(メタ)アクリロイルオキシ基を有する
    架橋重合性化合物または該架橋重合性化合物を30重量
    %以上含有する他の重合可能な単量体との混合物もしく
    はそれらの部分重合物からなる耐擦傷性層形成材料と、 (B)(i)アルキルメタクリレート単量体、アルキル
    メタクリレートを主成分とするα,β−エチレン性不飽
    和単量体との混合物およびその重合体を含有するシラッ
    プよりなる群から選ばれた樹脂原料と、(ii)少なく
    とも2個の(メタ)アクリロイルオキシ基を有する架橋
    重合性化合物とを、該樹脂原料100重量部に対して該
    架橋重合性化合物を10〜30重量部混合して、重合開
    始剤の存在下で部分的に重合させてゲル分率15〜95
    %で重合を停止させたアクリル系部分架橋ゲル重合体よ
    りなる成形基材材料と を接触させて同時に重合を行なうことを特徴とするメタ
    クリル系樹脂成形物品の製造方法。
  2. (2)アルキルメタクリレートのアルキル基の炭素原子
    数が1〜4である特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  3. (3)アルキルメタクリレートがメチルメタクリレート
    である特許請求の範囲第2項に記載の方法。
  4. (4)耐擦傷性層形成材料の官能基数が2.5〜5.5
    である特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれか一
    つに記載の方法。
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