JPS62203399A - 均一磁場マグネット設置室の磁気シ−ルド装置 - Google Patents

均一磁場マグネット設置室の磁気シ−ルド装置

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JPS62203399A
JPS62203399A JP61045995A JP4599586A JPS62203399A JP S62203399 A JPS62203399 A JP S62203399A JP 61045995 A JP61045995 A JP 61045995A JP 4599586 A JP4599586 A JP 4599586A JP S62203399 A JPS62203399 A JP S62203399A
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magnetic
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 本発明は核磁気共鳴コンビーータ断層像撮影装置c以下
NM)L−CTと略称する)に用いられる均一磁場マグ
ネットが発する漏れ磁界が設置室外に漏れるのを阻止す
るために設置室の要部の隔壁に設けられる磁気シールド
装置に関する。
〔従来技術とその問題点〕
NMR−CTの均一磁場発生装置には一般に空心形の均
一磁場マグネットが用いられ、中空部に常’aiI形で
0.05ないし0.3’l’、超電導形では0.3ない
し1.5Tの強力な直流均一磁場を発生する。ことに、
均−磁場内に人体を挿入する必要上中空部には設置突内
に連通した開口部があり、この開口部を介して設置室内
に磁束が漏れる。均一磁場マグネット自身がこの漏れ磁
束を低減するための磁気シールド(継鉄)を備えたもの
もあるが、このように構成した場合においても開口部か
らの漏れ磁束を阻止することは困難であり、まして磁気
シールドを持たない均一磁場コイルにおいては全発生磁
束量に近い大きな漏れ磁界が発生する。一方NMR−C
Tの設置室の上方、側方、あるいは下方に隣接する室に
は種々の検査装置や病室などが設置されている場合が多
く、漏れ磁界の影響を避けるために隣接する室の壁面に
おける漏れ磁束密度を通常5ガウス以下、厳しくは1ガ
ウス以下に抑さえることが求められる。したがって、N
MR−CTの設置室の隔壁(こ強磁性体からなる磁気シ
ールドを配して均−FmtAマグネットの漏れ磁界の循
環通路を彫成し、設置室外への磁界の漏れを阻止するよ
う対策される。
第9図は従来技術を示すNMR−CT設置室の磁気シー
ルド装置の佃1断面図、第10図は第9図をA−A方向
に見た側断面図であり、床面を除く上部隔壁11.互い
に平行な2組の@壁12A 、 12Bおよび13A 
、 13Bそれぞれの内壁面を覆うよう所定の厚みの鉄
板(普通鋼板)からなる平板状の磁気シールド1,2A
、2B、3A、3Bを設けるよう構成されている。
また10は円筒状に形成された均一磁場マグネットであ
り、その中空部10Aに軸方向の磁束を発生して均一磁
場を発生するよう形成されているが、全発生磁束の大部
分が漏れ磁界となって設置室内外に分布する。鎖線10
1 、102は漏れ磁束線であり、均一磁場マグネ、ト
10の中心部に近い領域で生じた磁束は主に漏れ磁束線
101となって軸に垂直な磁気シールド2A、2Biこ
交鎖し、磁気シールド2A。
2B闇を連結する磁気シールド1,3A、3Bを通る循
環通路が形成されることにより、設置室5の外側への漏
れが阻止される。また均一磁場マグネ、ト10の中空部
10Aの周縁近傍で発生した磁束はマグネット10の外
周を包囲して中空部に環流する漏れ磁束線102となり
、その周方向磁束成分102Aは磁気シールド3Aと、
  102Bは磁気シールド3Bと。
102の上方の成分102Hは磁気シールド1とそれぞ
れ鎖交して各磁気シールドを通っ″C環流することによ
り、設置室5の外部への漏れが阻止される。
図の場合、床14側には磁気シールドが投置されていな
いので、マグネ、ト10の下方に分布する漏れ磁束線1
02Cは床14の下方に漏れ出すが、この部分から隣接
する室に漏れ出す磁束量は少なく、ことに上部隔壁11
を介して隣接する階上の室6への影響は極めて小さくな
る。
ところで、平板状の磁気シールド1,2A、2B。
3A、3B等の庫みは従来磁気シールド中の最大磁束密
度によって決まる一様な厚みに設定されるのが普通であ
り、磁気シールド中で最大磁束密度が発生する面方向の
位置は均一磁場マグネ、ト10の真上、真横などに対向
する位置、すなわち各磁気シールドにおける拘−磁場マ
グネットの垂直投影部分であることは、それぞれの磁気
シールドに出入りする磁束線がいずれもこの部分を沿面
方向に通過することから見て明らかであり、一様な厚み
の方形板状に形成された磁気シールドにおいては周縁部
における磁束密度が低くなり、漏れ磁束の循環通路とし
ての磁気シールドの利用率(平均磁束密度)が低く、磁
気シールドが高it化して経済的不利益をまね(という
問題を生ずる。また、磁気シールドの外側、すなわち設
置室5の隣室側における漏れ磁束密度をBp1磁気シー
ルドを構成する鋼板の比透磁率をμS、磁気シールド中
の磁束密度をBSとした場合、B8−4−Bv/Jis
という関係があり、隣接する室における漏れ磁束密度B
lを前述の5ガウスあるいは1ガウスといった低いレベ
ルに抑さえようとした場合、磁気シールド中の磁束密度
BSの最大値を低く抑さえる必要があり、磁気シールド
の厚みが益々増大しく例えば加ないし50 fi1程度
)でこれを支持する建家強度にまで影響を及ぼすという
欠点があり、その改善が求められている。
〔発明の目的〕
本発明は前述の状況に鑑みてなされたもので。
磁気シールドを軽量化でき、かつ隣接する室での漏れ磁
束密度を磁気シールドの重量増加を伴うことなく低減で
きる均一磁場マグネ、ト設置室の磁気シールド装置を提
供することを目的とする。
〔発明の要点〕
本発明は、均一磁場マグネット設置室の隔壁面を主とし
て内壁側から覆うよう方形板状に形成された第1の磁気
シールド板と、第1のシールド板とほぼ相似な方形で面
積を階段状に縮小した複数のシールド板とを、均一磁場
マグネ、トに対向する面方向位置においてそれぞれのシ
ールド板が互いに重なりを有するよう重層配置するよう
構成したことにより、磁気シールド内部を沿層方向に通
過する漏れ磁束の分布にほぼ対応して磁気シールド各部
の断面積が調整され、磁気シールド各部の磁束密度を均
等化できることにより漏れ磁束の循環通路としての利用
率が高まり、軽量化できるとともに、さらに磁気シール
ド板相互間の要所に均等な厚みの空隙部を形成して空隙
部の磁気抵抗を利用して隔壁側に配された例えば第1の
シールド根側の磁束密度を低減するよう構成することに
より、隣接する室における漏れ磁束密度を一層低減でき
るようにしたものである。
〔発明の実施例〕
以下本発明を実施例に基づいて説明する。
第1図および第2図は本発明の実施例装置を示す互いに
900Rなる方向の側断面図であり、中空筒状の均一磁
場マグネット10がほぼ中央部に配された設置室5の上
部隔壁11および四方の側壁12A。
12B 、 13A 、 13Bそれぞれに、磁気シー
ルド20および30A 、 30B 、40A 、40
Bを配した場合の例を示したものである。図において、
上部隅e1】の下面側Iこ設けられた磁気シールド加は
、壁面を覆う:l−’l+なる方形板状に形成された普
通銅版からなる第1のシールド板21と、その下面側に
配され面積がx2・yz、 Xs・yzと段階状に縮小
された第1のシールド板21にほぼ相似な方形板状の複
数のシールド板nおよび乙とで構成されており、各シー
ルド板21゜n、23が均一磁場コイル10の真上に対
向する位置において互いに重なりを有するよう密接して
重層配置され、隔壁11に連結支持されている。また、
狽11壁12A 、 12B 、 13A 、 14A
に内壁面にそれぞれ設けられた磁気シールド30A、凹
B 、40A 、40Bは磁気シールド加に比べて均一
磁場コイル10との間の距離が大きく通過する磁束量が
少ないことにより、それぞれ第1のシールド板31A 
、 31B 、41A 、41Bと、1枚の板状体から
なる複数のシールド板32A 、 32B 、 42A
 。
42Bとの2層構造からなり、vI数のシールド板が均
一磁場マグネット10に対向1゛る位置を中心に重層配
置されるよう構成されている。
第3図は前述の実施例における要部の側断面図であり、
図を用いて上部隔壁11の下面(dllに配された磁気
シールド加の作用を説明する。図において。
謁1のシールド板21には第1図における均一磁場コイ
ルlOO軸方向に垂直な面側の磁気シールド30A、3
013に出入りする漏れ磁束101と第1のシールド板
21のシールド板=と重なりを有しない周縁部から直接
出入りする漏れ磁束111とが主に環流し、シールド板
nにはシールド板乙と1tf、Zりを有しない周縁部か
ら出入りする漏れ磁束112が主に環流し、シールド板
乙にはその表面から直接出入りする漏れ磁束113がそ
れぞれ環流する。そこで、それぞれのシールド板0)庫
みおよび面積は上記環流する磁束量および鋼板の磁化特
性を勘案し、前述のBg=Bs/μSが所定の条件を満
たすようそれぞれ設定される。上述のように構成された
磁気シールド201こおいては、各シールド板21,2
2.Z3の磁束密度を互い番こほぼ等しくできるととも
に、各シールド板が互いに1になりを有する部分ではシ
ールド板が密接して重層配置されていることにより、シ
ールド板相互間の磁気抵抗が低く、シールド板相互間の
磁束密度の不均等を緩和する作用が期待できるので、漏
れ磁束通路としての利用率の向上に基づき鋼板重量を低
減することが可能となり、従来技術ζこおける一様な厚
みの磁気シールドの重量に比べて約(9)ないし40%
軽量化された磁気シールド装置を得ることができる。な
お、側壁側の磁気シールド30A 、30B 、40A
 、40Bについても同様なので詳ll1lBな説明は
省略する。なお、前述の実施例の説明においては、床面
を除く5つの壁面に磁気シールドを設けた例について述
べたが、隣接する室の漏れ磁束密度B2が厳しい場合に
は床面にも磁気シールドを設けてもよく、 またBlの
規制が特定方向の隣室に限定される場合には反隣室側の
磁気シールドを省略してもよい。
また、壁面を覆うシールド板を1枚の鋼板で形成するこ
とは困難な場合が多いが、このような場合には複数の鋼
板を突合わせ溶接するか、あるいはシールド板を複数枚
の薄板の重層構造とし、各層における突合せ部が互いに
重ならないよう位置をずらすよう構成してもよい。さら
に、シールド板相互間の結合方法および磁気シールドと
隔壁との結合方法については特に限定しない。
第4図は本発明の異なる実施例を示す要部の側断面図で
あり%第1のシールド板21とシールド板nとの層間に
間隔片53によって一様な寸法に規制された間隙部51
を、シールド板四と乙との層間に間隙部52を形成する
とともに、均一磁場コイル10と対向して多くの漏れ磁
束線113を受ける部分には密着して重層配置されたシ
ールド板n、24をi書くよう構成した点が前述の実施
例と異なっている。
このように、シールド板相互の要部の層間に磁気抵抗の
高い空隙部51 、32を設けたことにより、空隙部5
1 、52を介してシールド板相互間に出入りする磁束
FIIA、52Aを低減できるので、シールド板21゜
乙、および乙と別の稙層体からなる漏れ磁束通路それぞ
れの磁束密度BSを異なる値に設定することが可能とな
る。すなわち、多くの漏れ磁束線113が出入りするシ
ールド板n、24の9層体部分においては磁束密度Bs
を普通鋼材の飽和磁束密度(例えば1.5T程度)に設
定する。磁束密度をこのように設定すると鋼材の比透鉛
・率μsは大幅に低下し、間隙部52を介してシールド
板とに移行する漏れ磁束52Aが増大するので、シール
ド板乙の磁束密度は漏れ磁束52Aおよび112を考慮
して前記飽和磁束密度より低い値(例えばIT程度)に
設定する。このようにすることにより、シールド板nか
ら間隙部51を介して第1のシールド板21に移行する
磁束51Aはかなり少なくなり、第1のシールド板21
を通る漏れ磁束は、側壁12A側の磁気シールド3T)
Aから環流する磁束線101が主体となり、磁束線10
1はシールド板21のみでなく、第2図における第1の
シールド板1LIA、41B等にも広がって分布するこ
とにより、シールド板21を通る磁束量は小さくなる。
そこで第1シールド板21の磁束密度のみを隣室の磁束
密度B4が規制値以Fになるよう陶中Bs/μ5の条件
式に基づいて設定することにより、隣室の漏れ磁束密度
を抑制できるとともに、第1のシールド板21を薄い軽
tな鋼板を用いて形成することができ、かつシールド板
乙、23,24等の磁束密度を前述の実施例に比べて大
幅に高められることによりその重量を低減できるので、
前述の実施例に比べて一層軽貞化された磁気シールド装
!50を得ることができる。
第5図は本発明のさらに異なる実施例を示す要部の側断
面図であり、第1のシールド板61を高透磁上鋼板で、
複数のシールド板n、23を普通鋼板でそれぞれ形成す
るとともに、第1のシールド板61と隣接するシールド
板nとの間に空隙部5)1を設けるよう構成した点が前
述の各実施例と兄なっており、高透磁ホ錯板としては炭
素量が10−3%オーダ以下の極低炭素鋼板、′滅気用
硅素鋼板、稀にはパーマロイ@板等を用いることができ
、普通鋼板としては炭素量が10  %オーダを超える
鉄板を用いることかできる。
第6図は普通鋼板および高透磁3≦AXfi(極低炭素
鋼′&)の磁化特性組図(B−84!性線図)であり、
高透πぶ鋼板(曲線63)の磁束密度B5は磁化力Hが
低いH,領域でBlと高いのに対し、普通鋼板(曲線6
2)ではB2と低く、磁化力Hが高い領域H2では両者
の磁束密度はほぼ等しい83レベルとなる。
第7図は普通鋼板および高透磁率鋼板(極低炭素鋼板)
の比透磁率対磁束密j!特性線図であり、高透磁率鋼板
(曲線65)の比透磁率μが頂点を示す磁束密度Bは、
普通鋼板(曲線64)のそれに比べて低磁束密度領域側
にずれた特性を示し、高透磁率鋼板の磁束密度を曲録6
50頂点近傍以下に抑さえて使用することにより、B、
6*Bs/μSで示される漏れ磁束密度B8を普通鋼板
に比べて薄いシールド板により低いレベル(例えば1ガ
ウス以下)に低減することができる。
第5図に示すように構成された磁気シールド印において
は%漏れ磁束112 、113等通過磁束量の多いシー
ルド板n、乙には普通鋼板を用いてその磁束密度BSを
第6図における磁束密度の飽和値B3近傍に設定するこ
とにより、シールド板部、23の軽量化を計るとともに
、空隙部51によりシールド板nから第1のシールド板
61への磁束の移行を低減し、第1のシールド板を通る
磁束計を側壁側の磁気シールド30A、30Bからの廻
り込み磁束101近くまで低減する。第1のシールド板
61には高透磁率鋼板を用い、その磁束密度BSを第7
図1こおける曲線65の頂点より低い領域に設定する。
このとき、シールド板61を通る磁束にそのものが抑制
されているので、磁束密度BSを低い値(例えば300
0ガウス程度)に抑さえてもシールド板61の厚みは数
1薦程度ですむので、高価な高透磁率鋼板の使用量を磁
気シールド全体を高透磁率鋼板で形成する場合に比べて
僅かな竜に抑さえることができる。また磁束密ffBs
を3000ガウス程度に抑さえた場合、比透磁率μSを
5000以上とすることが可能であり、Bp中Bs/μ
Sでほぼ決まる上方の隣室6における漏れ磁束密度を1
ガウス以下とすることが可能となる。
第8図は第5図で示されるさらに異なる実施例の変形例
を示す要部の側断面図であり、磁気シールド70を高透
率鋼板からなるWJlのシールド板61を隔壁11の隣
接する室6側に、普通鋼板からなる複数のシールド板2
2.23を均一磁場マグネ、ト10の設置室5側に設け
ることにより、隔壁11を空隙部71として利用するよ
う構成した点が前述の実施例と異なっており、第5図に
おける空隙部51の占めるスペースを省略できるととも
に、側壁側磁気シールド例えば30Aと磁気シールド7
0との間の隙間72を介して隔壁側に漏れる磁束等を第
1の磁気シールド61によって吸収できるので、隣室6
における漏れ磁束密度B5をより一層低減できる利点が
得られる。
以上述べた各実施例1こおいては、設置室を包囲する5
方向の壁面にそれぞれ磁気シールド装置を設けた例を主
体にして説明したが、均一磁場コイルの設置室が地下室
であり、その上方に位置する隣室における漏れ磁束密度
を問題にする場合には。
設置室の上壁部分に磁気シールド装置を設けるだけで済
むこともあり、磁気シールド装置を設けるべき方向およ
び壁面の数は、要求条件および環境条件を考慮してその
都度法めることが好ましい。
また、隣接する磁気シールド装置相互の第1のシールド
板間には大きな隙間が無いことが好ましいが、シールド
板を相互に結合することにより施工が著しく困難になる
場合には、磁気シールド相互間に隙間を設けるよう構成
してもよい。
〔発明の効果〕
本発明は前述のように、均一磁場マグネツトが発する漏
れ磁界を設@呈の壁面に配されて漏れ磁束の通路を形成
し、隣接する室における漏れ磁束密度を低減する磁気シ
ールドを、要部の壁面のほぼ全体を覆う方形板状に形成
された第1のシールド板と、この第1のシールド板にほ
ぼ相似でその面積が階段状に縮小した方形板状の複数の
シールド板とからなり、各シールド板が均一磁場マグネ
ットの真上、真横等に対向する位置で互いに重なりを有
するよう小なる面積のシールド板を均一磁場マグネ、ト
側に配して重層配置するよう構成した。その結果、各シ
ールド板を互いに密接するよう配置することにより磁気
シールド内部の磁束密度をほぼ均等に、かつ隣接する室
の漏れ磁束密度を所定値以下に保持できる範囲で高いレ
ベルに保持することが可能となり、一様な厚みの磁気シ
ールドを用いた従来技術に比べて漏れ磁束通路としての
シールド板の利用率(平均磁束密度)が高まり、したが
って軽量化されて建家強度への影響も少なく施工が容易
な均一磁場マグネット設置室の磁気シールド装置を経済
的に有利に提供することができる。また、各シールド板
相互の要部の層間に空隙部を設けてシールド板相互間の
磁気抵抗を高め、それぞれのシールド板の通過磁束量お
よび磁束密度を異なった値に設定して磁気シールド装置
の一層の軽量化を計ることも可能であり、さらIこ空隙
部を備えた磁気シールド装置の第1のシールド板のみを
高透磁率鋼板で形成し、少量の高透磁率鋼板により隣接
する室の漏れ磁束密度を一層低いレベルに低減すること
も可tμになるなど、局部的な構成の改善により経済性
ならびに磁気シールド性能を一層向上できる利点が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の実施例装置を互いに90
°異なる方向から見た側断面図、第3図は実施例1こお
ける要部の側断面図、第4図は異なる実施例を示す要部
の側断面図、第5図はさらに異なる実施例を示す要部の
側断面図、@6図は第5図で示される実施例における鋼
板の磁化特性線図、第7図は第5図で示される実施例に
おける比透磁宅対磁束密度特性線図、第8図は第5図で
示される実施例の変形例を示す要部の(III断面図、
第9図は従来技術を示す側断面図、第10図は第9図に
おけるA −)〜方向の側断面図である。 1.2A、2B、3A、313・・・従来の磁気シール
ド、5・・・設ff呈、6・・・上方の隣接室、1o・
・・均一磁場マグネット、11 、12A 、 12B
 、 13A 、 13B 、 14・・・隔壁、20
.3OA 、30B 、40A 、40B 、50,6
0.70 =・発明の磁気シールド、21.31A 、
31B 、41A 、4JB 、21・・・第1の磁気
シールド板、Z2,23,32A 、32B 、42A
 、42B ・・・面積の異なる複数の磁気シールド板
、51 、52・・・空隙部、61・・・高透磁率鋼板
からなる磁気シールド板、71・・・間隙部を兼ねた隔
壁、101 、102 、11.1 、112 、11
3・・・漏れ磁束線。 窩Z図 第Sに 籏釉強ごH−0,並東π序β− 璽Z図         褐70 暗す喝 開tO口

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)中空部に均一磁場を発生する空心の均一磁場マグネ
    ットが発する漏れ磁界を設置室の隔壁の主として内壁面
    を覆うよう隔壁に支持されて当該設置室外への漏れを阻
    止するものであって、要部の隔壁面のほぼ全面を覆うよ
    う方形状に形成された強磁性体からなる第1のシールド
    板、ならびにこの第1のシールド板にほぼ相似な方形で
    面積が階段状に縮小するよう形成された複数のシールド
    板を備え、前記各シールド板が前記均一磁場マグネット
    に対向する面方向位置において相互に重なりを有するよ
    う前記第1のシールド板を壁面側にして重層配置されて
    なることを特徴とする均一磁場マグネット設置室の磁気
    シールド装置。 2)特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、各シー
    ルドがその相互の要部の層間に一様な厚みの空隙部を保
    持するよう重層配置されたことを特徴とする均一磁場マ
    グネット設置室の磁気シールド装置。 3)特許請求の範囲第1項または第2項記載のものにお
    いて、第1のシールド板が高透磁率鋼板で、複数のシー
    ルド板が普通鋼板でそれぞれ形成され、第1のシールド
    板と複数のシールド板との層間に空隙部が形成されたこ
    とを特徴とする均一磁場マグネット設置室の磁気シール
    ド装置。 4)特許請求の範囲第3項記載のものにおいて、第1の
    シールド板が設置室の外壁面側に、複数のシールド板が
    設置室の内壁面側にそれぞれ配され、隔壁が空隙部を兼
    ねたことを特徴とする均一磁場マグネット設置室の磁気
    シールド装置。
JP61045995A 1986-03-03 1986-03-03 均一磁場マグネット設置室の磁気シ−ルド装置 Granted JPS62203399A (ja)

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Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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