JPS6220013B2 - - Google Patents
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- JPS6220013B2 JPS6220013B2 JP7663979A JP7663979A JPS6220013B2 JP S6220013 B2 JPS6220013 B2 JP S6220013B2 JP 7663979 A JP7663979 A JP 7663979A JP 7663979 A JP7663979 A JP 7663979A JP S6220013 B2 JPS6220013 B2 JP S6220013B2
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Classifications
-
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- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C33/00—Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
- B29C33/0011—Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor thin-walled moulds
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C35/00—Heating, cooling or curing, e.g. crosslinking or vulcanising; Apparatus therefor
- B29C35/16—Cooling
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C49/00—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
- B29C49/42—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C49/48—Moulds
- B29C49/4823—Moulds with incorporated heating or cooling means
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C71/00—After-treatment of articles without altering their shape; Apparatus therefor
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
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- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
Description
この発明は吹込成形品の熱固定法に係わる。更
に詳しくは、成形金型を内金型と外金型とからな
る二重金型構造とすることにより熱処理時間を短
縮して生産性の向上を図つた熱固定法に関する。 熱可塑性樹脂を素材とし、吹込成形によつて、
液状食品用の容器、化粧品容器、その他自動車部
品、玩具雑貨等を製造することはよく知られてい
る。例えばポリエチレンテレフタレートのような
熱可塑性ポリエステルから作つたボトルは、機械
的強度、耐水、耐薬品性、食品衛生上の面等、各
種の優れた性質から液状食品用のボルトとして極
めて好ましいものである。しかしながら吹込成形
品には、吹込成形時における延伸によつて生じた
内部歪が残留し、吹込成形時の温度付近に昇温す
ると収縮を起し変形するという問題がある。かゝ
る問題を解決するため、吹込成形品を成形温度以
上に一定時間保持し、内部歪を緩和する、所謂熱
固定といわれる後処理が施こされる。熱固定は、
金型の中でパリソンの吹込成形を行ない、その金
型の中に成形品を保持し、成形品内部を圧空によ
り加圧状態に維持しながら上記熱固定温度に付す
方法がある。また熱固定時に用いる金型として、
吹込成形時の金型とは別個の金型を用いることも
ある。前者の場合は操作面からみて、吹込成形
後、直ちに熱処理に移れるという便利さのほかに
高価な金型を余分に作らなくてすむという大きな
利点がある。 しかしながら、熱固定処理の場合、一定時間の
熱処理後、成形品を金型から取出すためには金型
を冷却しなければならず(通常熱固定温度から30
〜50℃又はそれ以上降温する)、そのため相当の
時間を要し、従つて吹込成型金型と熱固定用金型
を同一金型で行なう場合には、製品を得る1サイ
クルの時間が長くなり、生産効率の点では好まし
くなく、且つまた加熱、冷却を繰返す費用も過大
となる。このような不都合は熱固定時に用いる金
型を吹込成形時に用いる金型と別個のものとする
場合にもある。 本発明はかゝる問題点を解決し、吹込成形品を
熱固定するに当り、極めて能率的且つ経済的な熱
固定方法を提供することを目的とするものであつ
て、その要旨とするところは、高温に保持し得る
外金型の内側に薄手の内金型を離脱及び接触自在
に組合わせてなる金型を使用し、外金型と内金型
とを接触した状態で、内金型内にある熱可塑性樹
脂の吹込成形品を熱固定し、次いで吹込成形品を
内金型内に保持したまゝ内金型から外金型を離脱
させ、内金型を冷却した後、熱固定した吹込成形
品を取出すことを特徴とする吹込成形品の熱固定
法に存する。 以下、本発明方法を添付図面の説明と併せて詳
説する。 添付図面は本発明方法を実施する装置の一例を
用いた本発明方法の一実施態様を示すものであつ
て、第1図は吹込成形前の状態時における縦断正
面略図、第2図は第1図−線における横断平
面略図、第3図は第1図の装置で熱固定を行な
い、内金型を冷却している状態時における縦断正
面略図である。 図中、1は外金型、2は内金型、3は外金型の
温度を調節する媒体の流通管、4は内金型の冷却
器、5は冷却器4に冷媒を導入する導入管、6は
冷却器4を昇降させるロツド、7は内金型2に設
けられた鍔、8は鍔7に連結されたロツド、9は
延伸ロツド、10はパリソン、11は吹込成形品
である。 この装置を用いて吹込成形品(図の場合はボト
ル)を製造する場合を説明する。予め射出成形に
よつて作つたパリソン10を第1図に示すように
金型に装填する。金型は外金型1及び内金型2よ
りなり、両金型は密接しているが、夫々独自に移
動できるようになつている。図示のものは何れも
2つの割型(必要に応じ2つ以上の割型を用いる
こともある)からなり、外金型1は図示されてい
ないが、通常の吹込成形用金型と同様にして左右
に移動させられ、また内金型2は第2図に示すよ
うに内金型2の鍔7に連結されたロツド8によつ
て、随意左右に移動させられる。 パリソンをボトルに吹込成形するのは通常採ら
れている如何なる方法に従つてもよい。外金型1
は媒体流通管3に加熱媒体を通し、所望の温度に
加熱する。必要に応じ、吹込成形品の構造に応
じ、金型の温度を部分的に異ならせ、延伸作業を
容易にするような手段を構じてもよい。この装置
においては金型は外金型1と内金型2とが組合わ
されているが、両者が密着状態にあるときは単一
の金型を使用している場合と何等相違しない。 吹込み操作が終れば、そのまゝの状態で金型を
熱固定温度に昇温し、従来知られていると同様に
して熱固定を行なう。熱固定が終れば、第3図に
示すように外金型1のみを左右に移動させ、冷却
器4を下方から上昇させて内金型2の周囲を囲
み、冷却器4の内側に設けられた多数の冷媒噴出
孔4′から冷風を内金型2の外周に吹きつけ(ガ
ス状媒体に限られず、液状媒体を用いてもよ
い)、内金型の冷却を行なう。内金型2は比較的
薄手の金属からできているので冷却は短時間で達
成される。そこでロツド8によつて内金型2を左
右に分割し、熱固定された成型品を取り出す。こ
の内金型2が開くとき、これが高温の外金型に密
着するようにしておけば、内金型2の加熱が直ち
に始まり、次のサイクル開始が一層早くなる。 以上の成型の1サイクルであつて上記の操作を
繰返すのであるが、従来法における金型に相当す
る外金型1は冷却する必要なく、薄手(例えば厚
さ0.1〜10mm)の内金型のみを冷却するのである
から、時間的節約は大きく、且つ内金型を所要時
間に昇温するのも迅速に行なわれ、更に加熱、冷
却に要する費用も大巾に少くすることができる。 通常、吹込成形時は、10〜40Kg/cm2のエヤー圧
力で吹込みを行なうが、内金型2は外金型1に支
えられているので高圧に十分耐える。そして第3
図に示されるような内金型のみが成形品を保持し
ている時点では、成形品が熱収縮するのを阻止す
るに足るだけの内圧(通常3〜4Kg/cm2)をかけ
ておけばよいので、内金型2かこの程度の圧力に
耐えるだけの薄いものでよい。 内金型2の内面は良好に仕上げされていなけれ
ばならないが、外金型1の内面は内金型2を支え
るだけであるから特別の仕上げを必要としない。 以上は吹込成形する金型をそのまゝ熱固定用金
型に用いる場合について説明したのであるが、両
工程を別々の金型で行なう場合にも同様にして、
吹込成形品の熱固定を行なうことができる。この
場合にも熱固定用金型の冷却時間が短縮され、加
熱、冷却に要する費用が節約される。 本発明方法が適用される吹込成形品の素材とし
ては、熱的寸法安定性を要求されるものに全べて
適用される。最も代表的なものとしては、熱可塑
性ポリエステル例えばポリエチレンテレフタレー
ト、エチレンテレフタレート単位を70モル%以上
有する共重合ポリエステル或いはこれらを含有す
るブレンド品であるが、その他ポリオレフイン
類、ポリアミド類、ポリ塩化ビニリデンが挙げら
れる。 次に本発明方法の実施例を説明する。 実施例 この例では、図面に示す装置を用い、図面に示
す形状のポリエチレンテレフタレート製のボレル
(寸法、首部を除く高さ245mm、外径80mm)を製造
した。内金型の材質はアルミニユウム合金、厚さ
は0.3mmであつた。接作はさきに図面について説
明したと同様に行ない、熱固定は外金型を200℃
に一様に加熱して行なう。次いで外金型を開き、
冷却器から5℃の冷風を内金型に吹きつけて150
℃になるまで冷却を行なつた時、熱固定したボト
ルを取出した。このときの成形サイクルは9.6秒
であつた。 なお、本発明方法によらず、従来法にようにし
て熱固定を行なうときの成形サイクルは28秒にな
る。 以上のようにして得られたボトルの肩部、胴部
及び底部の複屈折率(△n=n軸方向−n周方
向)、面配向度(△p=n軸方向−n周方向/2−n厚 み方向、アツベ屈折計による測定)及び密度(密
度勾配管法による)を次に示す。
に詳しくは、成形金型を内金型と外金型とからな
る二重金型構造とすることにより熱処理時間を短
縮して生産性の向上を図つた熱固定法に関する。 熱可塑性樹脂を素材とし、吹込成形によつて、
液状食品用の容器、化粧品容器、その他自動車部
品、玩具雑貨等を製造することはよく知られてい
る。例えばポリエチレンテレフタレートのような
熱可塑性ポリエステルから作つたボトルは、機械
的強度、耐水、耐薬品性、食品衛生上の面等、各
種の優れた性質から液状食品用のボルトとして極
めて好ましいものである。しかしながら吹込成形
品には、吹込成形時における延伸によつて生じた
内部歪が残留し、吹込成形時の温度付近に昇温す
ると収縮を起し変形するという問題がある。かゝ
る問題を解決するため、吹込成形品を成形温度以
上に一定時間保持し、内部歪を緩和する、所謂熱
固定といわれる後処理が施こされる。熱固定は、
金型の中でパリソンの吹込成形を行ない、その金
型の中に成形品を保持し、成形品内部を圧空によ
り加圧状態に維持しながら上記熱固定温度に付す
方法がある。また熱固定時に用いる金型として、
吹込成形時の金型とは別個の金型を用いることも
ある。前者の場合は操作面からみて、吹込成形
後、直ちに熱処理に移れるという便利さのほかに
高価な金型を余分に作らなくてすむという大きな
利点がある。 しかしながら、熱固定処理の場合、一定時間の
熱処理後、成形品を金型から取出すためには金型
を冷却しなければならず(通常熱固定温度から30
〜50℃又はそれ以上降温する)、そのため相当の
時間を要し、従つて吹込成型金型と熱固定用金型
を同一金型で行なう場合には、製品を得る1サイ
クルの時間が長くなり、生産効率の点では好まし
くなく、且つまた加熱、冷却を繰返す費用も過大
となる。このような不都合は熱固定時に用いる金
型を吹込成形時に用いる金型と別個のものとする
場合にもある。 本発明はかゝる問題点を解決し、吹込成形品を
熱固定するに当り、極めて能率的且つ経済的な熱
固定方法を提供することを目的とするものであつ
て、その要旨とするところは、高温に保持し得る
外金型の内側に薄手の内金型を離脱及び接触自在
に組合わせてなる金型を使用し、外金型と内金型
とを接触した状態で、内金型内にある熱可塑性樹
脂の吹込成形品を熱固定し、次いで吹込成形品を
内金型内に保持したまゝ内金型から外金型を離脱
させ、内金型を冷却した後、熱固定した吹込成形
品を取出すことを特徴とする吹込成形品の熱固定
法に存する。 以下、本発明方法を添付図面の説明と併せて詳
説する。 添付図面は本発明方法を実施する装置の一例を
用いた本発明方法の一実施態様を示すものであつ
て、第1図は吹込成形前の状態時における縦断正
面略図、第2図は第1図−線における横断平
面略図、第3図は第1図の装置で熱固定を行な
い、内金型を冷却している状態時における縦断正
面略図である。 図中、1は外金型、2は内金型、3は外金型の
温度を調節する媒体の流通管、4は内金型の冷却
器、5は冷却器4に冷媒を導入する導入管、6は
冷却器4を昇降させるロツド、7は内金型2に設
けられた鍔、8は鍔7に連結されたロツド、9は
延伸ロツド、10はパリソン、11は吹込成形品
である。 この装置を用いて吹込成形品(図の場合はボト
ル)を製造する場合を説明する。予め射出成形に
よつて作つたパリソン10を第1図に示すように
金型に装填する。金型は外金型1及び内金型2よ
りなり、両金型は密接しているが、夫々独自に移
動できるようになつている。図示のものは何れも
2つの割型(必要に応じ2つ以上の割型を用いる
こともある)からなり、外金型1は図示されてい
ないが、通常の吹込成形用金型と同様にして左右
に移動させられ、また内金型2は第2図に示すよ
うに内金型2の鍔7に連結されたロツド8によつ
て、随意左右に移動させられる。 パリソンをボトルに吹込成形するのは通常採ら
れている如何なる方法に従つてもよい。外金型1
は媒体流通管3に加熱媒体を通し、所望の温度に
加熱する。必要に応じ、吹込成形品の構造に応
じ、金型の温度を部分的に異ならせ、延伸作業を
容易にするような手段を構じてもよい。この装置
においては金型は外金型1と内金型2とが組合わ
されているが、両者が密着状態にあるときは単一
の金型を使用している場合と何等相違しない。 吹込み操作が終れば、そのまゝの状態で金型を
熱固定温度に昇温し、従来知られていると同様に
して熱固定を行なう。熱固定が終れば、第3図に
示すように外金型1のみを左右に移動させ、冷却
器4を下方から上昇させて内金型2の周囲を囲
み、冷却器4の内側に設けられた多数の冷媒噴出
孔4′から冷風を内金型2の外周に吹きつけ(ガ
ス状媒体に限られず、液状媒体を用いてもよ
い)、内金型の冷却を行なう。内金型2は比較的
薄手の金属からできているので冷却は短時間で達
成される。そこでロツド8によつて内金型2を左
右に分割し、熱固定された成型品を取り出す。こ
の内金型2が開くとき、これが高温の外金型に密
着するようにしておけば、内金型2の加熱が直ち
に始まり、次のサイクル開始が一層早くなる。 以上の成型の1サイクルであつて上記の操作を
繰返すのであるが、従来法における金型に相当す
る外金型1は冷却する必要なく、薄手(例えば厚
さ0.1〜10mm)の内金型のみを冷却するのである
から、時間的節約は大きく、且つ内金型を所要時
間に昇温するのも迅速に行なわれ、更に加熱、冷
却に要する費用も大巾に少くすることができる。 通常、吹込成形時は、10〜40Kg/cm2のエヤー圧
力で吹込みを行なうが、内金型2は外金型1に支
えられているので高圧に十分耐える。そして第3
図に示されるような内金型のみが成形品を保持し
ている時点では、成形品が熱収縮するのを阻止す
るに足るだけの内圧(通常3〜4Kg/cm2)をかけ
ておけばよいので、内金型2かこの程度の圧力に
耐えるだけの薄いものでよい。 内金型2の内面は良好に仕上げされていなけれ
ばならないが、外金型1の内面は内金型2を支え
るだけであるから特別の仕上げを必要としない。 以上は吹込成形する金型をそのまゝ熱固定用金
型に用いる場合について説明したのであるが、両
工程を別々の金型で行なう場合にも同様にして、
吹込成形品の熱固定を行なうことができる。この
場合にも熱固定用金型の冷却時間が短縮され、加
熱、冷却に要する費用が節約される。 本発明方法が適用される吹込成形品の素材とし
ては、熱的寸法安定性を要求されるものに全べて
適用される。最も代表的なものとしては、熱可塑
性ポリエステル例えばポリエチレンテレフタレー
ト、エチレンテレフタレート単位を70モル%以上
有する共重合ポリエステル或いはこれらを含有す
るブレンド品であるが、その他ポリオレフイン
類、ポリアミド類、ポリ塩化ビニリデンが挙げら
れる。 次に本発明方法の実施例を説明する。 実施例 この例では、図面に示す装置を用い、図面に示
す形状のポリエチレンテレフタレート製のボレル
(寸法、首部を除く高さ245mm、外径80mm)を製造
した。内金型の材質はアルミニユウム合金、厚さ
は0.3mmであつた。接作はさきに図面について説
明したと同様に行ない、熱固定は外金型を200℃
に一様に加熱して行なう。次いで外金型を開き、
冷却器から5℃の冷風を内金型に吹きつけて150
℃になるまで冷却を行なつた時、熱固定したボト
ルを取出した。このときの成形サイクルは9.6秒
であつた。 なお、本発明方法によらず、従来法にようにし
て熱固定を行なうときの成形サイクルは28秒にな
る。 以上のようにして得られたボトルの肩部、胴部
及び底部の複屈折率(△n=n軸方向−n周方
向)、面配向度(△p=n軸方向−n周方向/2−n厚 み方向、アツベ屈折計による測定)及び密度(密
度勾配管法による)を次に示す。
【表】
このボトルに95℃の熱湯を入れ、24時間放置し
たときの容積収率は0.43%、同様に70℃の熱湯を
入れ、24時間放置した後の容積収率は0.12%であ
つた。 なお、上記と同条件で吹込成形し、熱固定しな
いボトルの特性は下記の通りであつた。
たときの容積収率は0.43%、同様に70℃の熱湯を
入れ、24時間放置した後の容積収率は0.12%であ
つた。 なお、上記と同条件で吹込成形し、熱固定しな
いボトルの特性は下記の通りであつた。
【表】
70℃の熱湯を入れ、24時間放置後の容積収縮率
は8.5%であつた。 即ち、本発明方法により有効に熱固定が行なわ
れたことが明らかである。 なお、以上説明し、実施例に挙げ、また図面に
示したところは本発明の理解を助けるための代表
的例示であり、本発明はこれらの例に制限される
ものでなく、発明の要旨内でその他の変更、変形
例をとることができるものである。
は8.5%であつた。 即ち、本発明方法により有効に熱固定が行なわ
れたことが明らかである。 なお、以上説明し、実施例に挙げ、また図面に
示したところは本発明の理解を助けるための代表
的例示であり、本発明はこれらの例に制限される
ものでなく、発明の要旨内でその他の変更、変形
例をとることができるものである。
添付図面は本発明方法を実施する装置の一例を
用いた、本発明方法の一実施態様を示すものであ
り、第1図は吹込成形前の状態時における縦断平
面略図、第2図は第1図−線における横断正
面略図、第3図は第1図の装置で熱固定を行なつ
た後、内金型を冷却している状態時における縦断
正面略図である。 図中、1は外金型、2は内金型、4は冷却器、
4′は冷却器4に設けられた冷媒の噴出孔、5は
冷媒導入管、6は冷却器を昇降するロツド、7は
内金型に設けられた鍔、8は鍔7に連結されたロ
ツドである。
用いた、本発明方法の一実施態様を示すものであ
り、第1図は吹込成形前の状態時における縦断平
面略図、第2図は第1図−線における横断正
面略図、第3図は第1図の装置で熱固定を行なつ
た後、内金型を冷却している状態時における縦断
正面略図である。 図中、1は外金型、2は内金型、4は冷却器、
4′は冷却器4に設けられた冷媒の噴出孔、5は
冷媒導入管、6は冷却器を昇降するロツド、7は
内金型に設けられた鍔、8は鍔7に連結されたロ
ツドである。
Claims (1)
- 1 高温に保持し得る外金型の内側に薄手の内金
型を離脱及び接触自在に組合わせてなる金型を使
用し、外金型と内金型とを接触した状態で、内金
型内にある熱可塑性樹脂の吹込成形品を熱固定
し、次いで吹込成型品を内金型内に保持したまゝ
内金型から外金型を離脱させ、内金型を冷却した
後、熱固定した吹込成型品を取出すことを特徴と
する吹込成形品の熱固定法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7663979A JPS56128A (en) | 1979-06-18 | 1979-06-18 | Fixing heat of blow-molded parts |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7663979A JPS56128A (en) | 1979-06-18 | 1979-06-18 | Fixing heat of blow-molded parts |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56128A JPS56128A (en) | 1981-01-06 |
JPS6220013B2 true JPS6220013B2 (ja) | 1987-05-02 |
Family
ID=13610941
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7663979A Granted JPS56128A (en) | 1979-06-18 | 1979-06-18 | Fixing heat of blow-molded parts |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS56128A (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5833430A (ja) * | 1981-03-25 | 1983-02-26 | Showa Denko Kk | 吹込成形金型 |
JPS5836418A (ja) * | 1981-08-26 | 1983-03-03 | Showa Denko Kk | 吹込成形金型 |
JPS5872425A (ja) * | 1981-10-28 | 1983-04-30 | Showa Denko Kk | 吹込成形方法 |
JPS5896527A (ja) * | 1981-12-04 | 1983-06-08 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | 結晶性熱可塑性樹脂の中空成形方法 |
JPS58173627A (ja) * | 1982-04-05 | 1983-10-12 | Teijin Ltd | ポリエステル容器の製造法及びその装置 |
US4439394A (en) * | 1982-11-05 | 1984-03-27 | Owens-Illinois, Inc. | Heat setting method |
JPS6376993A (ja) * | 1986-09-19 | 1988-04-07 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 耐圧容器用の容器本体及びその製造方法 |
JPH079620Y2 (ja) * | 1992-03-19 | 1995-03-08 | キヤノン株式会社 | 昇温装置 |
FR2691097B1 (fr) * | 1992-05-12 | 1997-07-18 | Financ Packaging Develop Ind | Procede pour conserver un aspect mat a une piece thermoplastique. |
CN104723540B (zh) * | 2015-03-25 | 2017-03-01 | 亚普汽车部件股份有限公司 | 一种塑料中空箱体的生产工装和生产方法 |
-
1979
- 1979-06-18 JP JP7663979A patent/JPS56128A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56128A (en) | 1981-01-06 |
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