JPS6219892Y2 - - Google Patents

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JPS6219892Y2
JPS6219892Y2 JP1982075688U JP7568882U JPS6219892Y2 JP S6219892 Y2 JPS6219892 Y2 JP S6219892Y2 JP 1982075688 U JP1982075688 U JP 1982075688U JP 7568882 U JP7568882 U JP 7568882U JP S6219892 Y2 JPS6219892 Y2 JP S6219892Y2
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water heater
ceiling
gas
gas water
exterior body
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JP1982075688U
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  • Housings, Intake/Discharge, And Installation Of Fluid Heaters (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
本考案は天井に埋め込んで設置できるように改
良したガス湯沸器に関するものである。 従来、ガス湯沸器は、バーナ、燃焼室、及び熱
交換器を縦方向に配設した縦長形状のものが多く
用いられ、この種のガス湯沸器は通常台所や洗面
所などの壁際に設置されるため生活空間を狭くす
るという不具合があつた。こうした不具合を解消
するため、最近床下,天袋内,軒下等に設置し得
る横びき形のガス湯沸器が提案されているが、未
だ天井内、詳しくは天井スラブと天井板との中間
の空間に設置するに適したガス湯沸器は開発され
ていない。 ガス湯沸器を天井内に埋込み設置することがで
きれば、従来まつたく使用していなかつた空間を
有効に利用できる上に、生活環境の外観を損わな
いので非常に好ましいのであるが、次に述べるよ
うな技術的困難が有る。 (イ) 防火上の問題 天井内にガス湯沸器を設置する場合、天井内
の可燃性構造物を過熱させる虞れの無いことが
要求される。建造物の構造や材料によつて差違
は有るが一般の建造物の天井内に設置して安全
を保証するためには、JISS2129「郡市ガス用
瞬間湯沸器」の表4性能の温度上昇の欄に器体
周囲の木壁の表面温度が室温+65℃以内と規定
されている。 (ロ) 取付上の問題 相当の重量物であるガス湯沸器を設置予定個
所に支承しつつアンカーボルト・ナツト等の締
結具を用いて天井スラブに取り付ける作業は容
易でなく、多数の作業員と多大の労力,時間と
を要する。 (ハ) 設置空間の寸法的制約 天井スラブと天井板との間隙は一般に余り大
きくない。このため、一般の建造物に広く適用
しようとすると特に上下方向の寸法の小さいコ
ンパクトな構成でなければならず、しかも、こ
の寸法的制約の下でその外周面温度を低く保つ
ための遮熱手段を設けなければならない。 本考案は上述の事情に鑑みて為され、防火的見
地から充分に安全で、天井内に設置し得るコンパ
クトな構造で、その上天井内に容易に取付け、取
外しできるガス湯沸器を提供することを目的とす
る。 上記の目的を達成するため、本考案は、燃焼室
壁内にガスバーナ,燃焼室,熱交換器を横方向に
配設し、かつ、フアンを給気側または排気側に設
けて給排気系を構成すると共に、前記燃焼室壁の
周囲を空間をへだてゝ燃焼用空気流路壁で囲繞し
た横向きガス湯沸器を構成し、かつ該横向きガス
湯沸器と燃焼制御部を横長で扁平な外装体により
空間をへだててとり囲むことによつてガス湯沸器
の匣体を前記燃焼室壁,燃焼用空気流路壁および
外装体の三重構造とし、前記ガス湯沸器の匣体と
は別体をなすガス湯沸器吊持用の中間部材を天井
スラブに固定し、その中間部材と外装体とにそれ
ぞれ係合金具を取付け、中間部材の係合金具と外
装体の係合金具とを係合させることによつて中間
部材に前記ガス湯沸器の匣体を吊持し、天井板に
設けた開口部と前記ガス湯沸器の匣体との間隙を
化粧板により覆つたことを特徴とする。 次に本考案の一実施例を第1図乃至第3図につ
いて説明する。第1図はガス湯沸器を天井スラブ
と天井板の空間に設置した状態の垂直断面図、第
2図は同底面図、第3図は同分解斜視図である。 1aは天井スラブ、1bは外壁、2は前記天井
スラブ1aから下方に適宜空間を保つて張設した
天井板である。3は水平方向に扁平で矩形筒状の
燃焼室壁で、その内部に燃焼室5を形成し、該燃
焼室5を挾んで前記燃焼室壁3の一端側にガスバ
ーナ4を、他端側に熱交換器6を横方向に連結し
ている。7は前記燃焼室壁3を囲繞する燃焼用空
気流路壁である。 8は内筒8aおよび外筒8bで構成した2重管
構造の給排気筒で、前記内筒8aおよび外筒8b
の基端部は前記燃焼室壁3および後述する外装体
16にそれぞれ接続され、また基端部は外壁1b
を貫通して屋外に設置した給排気トツプ9に接続
されている。 前記外装体16の内部で、前記外筒8aとの接
続部付近にフアン10を設け、矢印a,bのごと
く大気を吸入して矢印c,dのごとくバーナー4
に燃焼用空気を送風する。燃焼ガスは上記の送風
により矢印e,f,gのごとく屋外に排出され
る。 前記の熱交換器6は上述の燃焼ガス流e,fの
流路内に位置する。この熱交換器に給水管14及
び給水元栓13、並びに、給湯管15を接続す
る。矢印i,jは水の流入,流出方向を示す。1
1は燃焼制御部、12はガス元栓である。矢印k
は燃料ガスの供給方向を示す。 16は前記燃焼用空気流路壁7の外郭を包囲す
る外装体で、これにより、燃焼室5は燃焼室壁3
と燃焼用空気流路壁7と外装体16とによりなる
三重構造の匣体によつて取り囲まれる。 一方、天井スラブ1aにアンカーボルト17を
植設し、これに螺合するナツト18によつて中間
部材19を水平姿勢に固定する。(第3図)本実
施例においては型鋼を枠状に組み合わせて中間部
材19を構成し、4本のアンカーボルト17と8
個のナツト18とナツト回り止め手段(図示せ
ず)とを設けて上記中間部材19を容易に水平に
固定できる構造にしてある。 上記の中間部材19にガス湯沸器吊持用の係合
金具20を固着するとともに、ガス湯沸器の外装
体16に上記係合金具20に対応する係合金具2
1を固着する。本実施例においては上記の係合金
具20,21をL字形に形成して引つ掛け吊持で
きる構造とし、止めネジ22で双方の係合金具を
締結する。 一方、天井板2に前記の外装体16よりも充分
に大きい開口部23を設ける。24は野縁であ
る。 不燃性材料(例えば塗装鋼板)により、外装体
16と嵌合する開口26を有する化粧板25を構
成し、天井の開口部23を覆うように木ネジ29
で野縁24に取りつける。 上記の化粧板25がガス元栓12および給水元
栓13に対向している箇所に点検口27および該
点検口27を開閉する扉28を設ける。本実施例
のようにガス湯沸器用配管の元栓に対向する位置
に化粧板の扉28を設けておくと、元栓操作およ
び点検に便利である。 以上のように構成したガス湯沸器を天井内に埋
め込み設置するには、先ずアンカーボルト17を
天井スラブ1aに植え込み、ナツト18を用いて
中間部材19を天井スラブ1aに対向離間せしめ
て固定する。この操作において、中間部材19は
軽量であるため取扱い易く、天井スラブ1aとの
間隔を自在に調節しかつ容易に水平に設置するこ
とができる。また必要に応じて若干の傾斜を付す
ることも容易である。 中間部材19を天井スラブ1aに固定した後、
中間部材19の係合金具20に外装体16の係合
金具21を引つ掛けてガス湯沸器の匣体を中間部
材19に吊設する。ガス湯沸器は相当の重量を有
しているが上述の係合金具の引つ掛け作業はガス
湯沸器本体の取付位置や取付高さを考慮する必要
なく、取付ボルトの螺合などの作業を伴わず単純
に係合金具20と同21とを掛け合わせるだけで
よいから容易に行なうことができる。係合金具2
0に同21を引つ掛け終つた後、適宜に外装体1
6の位置をずらせて係合金具20,21の心合わ
せを行ない、止めネジ22で固定する。その後、
化粧板25を木ネジ29により野縁24に取り付
ける。 以上のごとく本実施例装置は天井内への埋め込
み設置が容易であり、また修理などのために必要
があれば前記と逆の手順で容易に取り外すことも
できる。 取付完了状態(第1図)における外装体16の
下面の高さは、予め中間部材19の取付高さを適
宜に設定することによつて定められる。天井スラ
ブ1aと天井板2との間隔が充分である場合は本
図に示したように外装体16の下面を天井板2と
揃えることが望ましいが、上記の間隔が不充分の
場合は仮想線lのごとく外装体16の下面を天井
板2よりも若干下方に突出させても格別の不具合
を生じない。すなわちガスバーナ4,燃焼室5,
及び熱交換器6を横方向に連結して全体形状を扁
平に構成したので、仮想線lのごとく若干突出さ
せて取り付ければ大抵の建屋の天井内に設置し得
る。 また、本考案においては燃焼室壁3を燃焼用空
気流路壁7で囲繞し、フアン10で強制給排気し
ているので、燃焼室壁3の外側面が燃焼用空気に
よつて空冷され、その上、外装体16による遮熱
効果もあるので、外装体16の表面は余り昇温し
ない。 本実施例における各部表面温度を実測した結果
を次表に示す。
【表】 上表の測定条件は次の如くである。 給水温度 10℃ 出湯温度 60℃ 室温 21.9℃ 燃焼ガス熱量 25,000Kcal/時 測定時期 連続使用2時間後 既述のごとくJIS規格においては「器体周囲の
木壁の表面温度が室温+65℃以内」と規定されて
いるが、本実施例においては上掲の表のごとく天
井内に設置した部材の表面温度を測定した結果が
室温+44・4℃以内であり、JIS規格よりも格段
に厳しい条件で測定してもなお充分にJIS規格数
値を満足させている。 以上詳述したように、本考案を適用すると、防
火的見地から安全であり、水平方向に扁平なコン
パクト構造で天井内設置に好適であり、しかも天
井内への取付け、取外しが容易であるという優れ
た実用的効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案に係る天井埋込型ガ
ス湯沸器の一実施例を示し、第1図は設置状態に
おける垂直断面図、第2図は同じく底面図、第3
図は分解斜視図である。 1a……天井スラブ、1b……外壁、2……天
井板、3……燃焼室壁、4……ガスバーナ、5…
…燃焼室、6……熱交換器、7……燃焼用空気流
路壁、8……給排気筒、8a……内筒、8b……
外筒、9……給排気トツプ、10……フアン、1
1……燃焼制御部、12……ガス元栓、13……
給水元栓、14……給水管、15……給湯管、1
6……外装体、17……アンカーボルト、18…
…ナツト、19……中間部材、20,21……係
合金具、22……止めネジ、23……開口部、2
4……野縁、25……化粧板、26……開口、2
7……点検口、28……扉、29……木ネジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 燃焼室壁内にガスバーナ、燃焼室、熱交換器を
    横方向に配設し、かつフアンを給気側または排気
    側に設けて給排気系を構成すると共に、前記燃焼
    室壁の周囲を空間をへだてゝ燃焼用空気流路壁で
    囲繞した横向きガス湯沸器を構成し、かつ該横向
    きガス湯沸器と燃焼制御部を横長で扁平な外装体
    により空間をへだててとり囲むことによつてガス
    湯沸器の匣体を前記燃焼室壁、燃焼用空気流路壁
    および外装体の三重構造とし、前記ガス湯沸器の
    匣体とは別体をなすガス湯沸器吊持用の中間部材
    を天井スラブに固定し、その中間部材と外装体と
    にそれぞれ係合金具を取付け、中間部材の係合金
    具と外装体の係合金具とを係合させることによつ
    て中間部材に前記ガス湯沸器の匣体を吊持し、天
    井板に設けた開口部と前記ガス湯沸器の匣体との
    間隙を化粧板により覆つたことを特徴とする天井
    埋込型ガス湯沸器。
JP7568882U 1982-05-25 1982-05-25 天井埋込型ガス湯沸器 Granted JPS58179440U (ja)

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JP7568882U JPS58179440U (ja) 1982-05-25 1982-05-25 天井埋込型ガス湯沸器

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JP7568882U JPS58179440U (ja) 1982-05-25 1982-05-25 天井埋込型ガス湯沸器

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JPS58179440U JPS58179440U (ja) 1983-12-01
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ID=30085035

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CN109140752A (zh) * 2017-06-28 2019-01-04 林内株式会社 供热水装置
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