JPH0356857Y2 - - Google Patents

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JPH0356857Y2
JPH0356857Y2 JP1985118122U JP11812285U JPH0356857Y2 JP H0356857 Y2 JPH0356857 Y2 JP H0356857Y2 JP 1985118122 U JP1985118122 U JP 1985118122U JP 11812285 U JP11812285 U JP 11812285U JP H0356857 Y2 JPH0356857 Y2 JP H0356857Y2
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air
wall
fan
vessel
heat
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、壁面に近接して設置する壁掛形の強
制通風燃焼器に関するもので、特に器体背面の温
度を低下させて可燃物壁面から器体前面までの設
置スペースをできるだけ小さくするようにした壁
面近接壁掛形強制通風燃焼器に関するものであ
る。
〔従来例〕
従来のこの種の燃焼器は、第3図に示すよう
に、器体1の内部に内胴2により構成された燃焼
室を内蔵し、その燃焼室3の下部にはバーナ4
を、上部には熱交換器5を配設し、その熱交換5
の上部に排気筒6を接続し、さらに前記内胴2の
下部にフアン7を配設し、フアン7を駆動する
と、該フアンにより器体1に開設した空気取入口
8から取入れた空気を燃焼室3中に強制的に送つ
てバーナ3を燃焼させ、排気筒6から排ガスを排
出するように構成されている。
そして、壁掛形の場合は、壁掛金具9で器体1
を壁掛状に係止する。このようにすると、器体1
の奥行き寸法をB、可燃壁Wの壁面と器体1の背
面との離隔距離をLとすると、機器の設置スペー
スはB+Lとなる。なお、燃焼室3の輻射熱によ
つて、器体1の背面の表面温度はT1、可燃壁W
の壁面温度はT2となる。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、ガス用品の検定等に関する省令また
は日本工業規格の技術上の基準において、前記器
体表面温度T1および壁面温度T2には規定が設け
られている。すなわち、器体1を都市ガス用瞬間
湯沸器とした場合には、ガス用品の検定等に関す
る省令の「ガス瞬間湯沸器検定規程」の中の別表
における技術上の基準(A)の25(1)項に、通
常の使用状態において手のふれるおそれのある部
分(つまみ類及び廃ガス排出部を除く)の表面の
室温を加えた温度(器体表面温度T1に相当する)
が105℃以下、また、器具の天上面(床の上に配
置するものにあつては床面)、背面及び側面に面
した木壁の表面の室温を加えた温度(壁面温度
T2に相当する)が65℃以下と規定されている。
一方、JIS S2129「都市ガス用瞬間湯沸器」の表
4性能における温度上昇(平常温度上昇)の項
に、操作時に手の触れるおそれのある部分の表面
温度(器体表面温度T1に相当する)が室温+105
℃以下、器体後面及び側面の木壁の表面温度(壁
面温度T2に相当する)が室温+65℃以下とそれ
ぞれ規定されている。
さらに、火災予防条例準則の別表第3には、不
燃材料以外の材料による仕上げ又はこれに類似す
る仕上げをした建築物の部分及び可燃性物品から
の後方距離より近接して設置する構造のものであ
つて、壁に掛けて設置する形態で機器の給排気方
式が開放式や密閉式の瞬間湯沸器では、器体1の
背面の可燃壁Wの壁面との離隔距離Lは45mm以上
と規定されている。
しかしながら、第3図に示すような従来例で
は、燃焼室3からの輻射熱によつて器体表面温度
T1および壁面温度T2を前述のガス用品の検定等
に関する省令や日本工業規格で規定する規格内に
おさめることは極めて困難であつて、このため、
従来から燃焼室3と器体1の背面板との離隔距離
を十分にとると共に、その空間に不燃性の断熱材
を介在させて器体表面温度T1および壁面温度T2
を前述の技術基準の規格値内におさまるまで低下
させるようにしているが、断熱材の厚さも断熱効
果を発揮する寸法が必要となり、それだけ器体1
の奥行寸法Bが大きくなり、ひいては設置スペー
スB+Lも大きくなるという問題がある。
本考案は、前記の如き従来技術の問題点を改善
し、機器背面の表面温度ならびに可燃壁面温度を
低下させると共に、器体の奥行寸法ならびに器体
背面と壁面との離隔距離をできるだけ小さくし
て、機器の設置スペースを小さくできる壁掛形の
強制通風燃焼器を提供せんとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、燃焼室を内蔵した器体内にフアンを
配設し、そのフアンにより燃焼用空気を強制的に
とり入れるように構成した壁掛形強制通風燃焼器
において、器体の背面板の内側に器体の背面板と
間隙をへだてて遮熱板を立設してその遮熱板と器
体背面板との間に空気断熱室を形成し、かつ、該
空気断熱室の上下にあたる器体の後部上下面に空
気流入孔を開設すると共に、前記遮熱板の前記フ
アンと対応する位置に吸気孔を設け、前記燃焼室
からの輻射熱を前記空気流入孔から吸気孔を経て
フアンに吸入される強制対流空気流により遮断す
べくなしたことを特徴とする。
〔作用〕
本考案は、前記の如き構成よりなるので、バー
ナに点火すると共にフアンを駆動すると、空気断
熱室の上下にある器体の後部上下面にある空気流
入孔から吸入された空気が空気断熱室を通つて吸
気孔からフアンに吸入されるので、空気断熱室に
はフアンの駆動による強制対流空気流が生じ、こ
れによりきわめて効果的な断熱作用を行なわせる
ことができる。
〔実施例〕
以下、本考案を第1図に示す一実施例により説
明する。
1は奥行き寸法B′を有する器体で、その内部
に内胴2で区劃された燃焼室3を内蔵し、その燃
焼室3の下部にバーナ4を、上部に熱交換器5を
配設し、熱交換器5の上部に排気筒6が接続され
ている。内胴2の下部には、送風口が内胴2中に
開口したフアン7が配設されている。9は前記器
体1を可燃壁Wの壁面に離隔距離Lを保つて係止
するための壁掛金具である。
本考案においては、前記器体1の背面板1aの
内側にその背面板1aと間隙をへだてて遮熱板1
0を立設して遮熱板10と器体の背面板1aとの
間に空気断熱室11を形成し、その空気断熱室1
1にあたる器体1の後部上下面に空気流入孔1
b,1cを形成すると共に、前記遮熱板10のフ
アン7の吸込口と近接する位置に吸気孔10aを
形成する。なお、この実施例の場合は、下方の空
気流入孔1cを上方の空気流入孔1bより小さく
して上方の空気流入孔(1bから多量の空気が流
入するように構成している。
いま、適宜の点火手段(図示せず)によりバー
ナ4に点火すると共にフアン7を駆動すれば、燃
焼用空気は空気流入孔1b,1cから吸気孔10
aを経てフアン7により吸入され、バーナ4を燃
焼させた後、熱交換器5を通過して排気筒6から
燃焼廃ガスを器体1外へ排出する。
このとき、燃焼室3から輻射熱が遮熱板10に
伝導されて空気断熱室11内の空気が加熱されよ
うとするが、本考案においては、前記の如く、空
気流入孔1b,1cから空気断熱室11中を通つ
て吸気孔10aからフアン7に空気が吸入される
ので、空気断熱室11中にはフアン7の駆動によ
る強制対流空気流が生じ、これによりきわめて効
果的な断熱作用を行なわせることができる。すな
わち、第2図のように遮熱板10を背面板1aと
の間に空気流が存在するとき、その空気流による
放熱量Qは次式であらわせる。
Q=K(t0−t1)S ただし、 K:熱通過率 S:隔壁の面積 t0,t1:壁面の温度 一般に、自然対流の熱通過率K1は3〜
10Kcol/m2h℃であり、強制対流における熱通
過率K2はレイノズル数の0.8乗にほぼ比例する
(レイノズル数は流速vに比例)。従つて、強制対
流における熱通過率K2をK1と比べると、自然対
流のvを0.5m/s、強制対流のvを4m/sと
仮定すると、 (4/0.5)0.8=5.27 となり、自然対流による放熱に比べてはるかに大
きい放熱効果を発揮する。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、器体1の
奥行寸法が比較的小さくても、燃焼室3からの輻
射熱を空気断熱室11中の空気の強制対流によつ
て極めて効果的に遮断して、器体1の背面の表面
温度T1をガス用品の検定等に関する省令または
日本工業規格の技術上の基準で規定する規格内に
十分おさめることができ、このため結果として機
器の設置スペースB′+Lが極めて少なくてすみ、
壁面に近接して設置する壁掛形の強制通風燃焼器
としての実用的価値を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す壁面近接壁掛
形強制通風燃焼器の断面図、第2図はその放熱量
の説明図、第3図は従来の壁面近接壁掛形強制通
風燃焼器の断面図である。 1……器体、1a……背面板、1b,1c……
空気流入孔、2……内胴、3……燃焼室、4……
バーナ、5……熱交換器、6……排気筒、7……
フアン、9……壁掛金具、10……遮熱板、10
a……吸気孔、11……空気断熱室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 燃焼室を内蔵した器体内にフアンを配設し、そ
    のフアンにより燃焼用空気を強制的にとり入れる
    ように構成した壁掛形強制通風燃焼器において、
    器体の背面板の内側に背面板と間隙をへだてて遮
    熱板を立設してその遮熱板と器体背面板との間に
    空気遮熱室を形成し、かつ、該空気断熱室の上下
    にあたる器体の後部上下面に空気流入孔を開設す
    ると共に、前記遮熱板の前記フアンと対応する位
    置に吸気孔を設け、前記燃焼室からの輻射熱を前
    記空気流入孔から吸気孔を経てフアンに吸入され
    る強制対流空気流により遮断すべくなしたことを
    特徴とする壁面近接壁掛形強制通風燃焼器。
JP1985118122U 1985-08-02 1985-08-02 Expired JPH0356857Y2 (ja)

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JPS6229052U JPS6229052U (ja) 1987-02-21
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