JPS62198439A - 二軸延伸ポリエステルフイルム - Google Patents

二軸延伸ポリエステルフイルム

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JPS62198439A
JPS62198439A JP61039741A JP3974186A JPS62198439A JP S62198439 A JPS62198439 A JP S62198439A JP 61039741 A JP61039741 A JP 61039741A JP 3974186 A JP3974186 A JP 3974186A JP S62198439 A JPS62198439 A JP S62198439A
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film
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polyester film
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acid
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Yujiro Fukuda
裕二郎 福田
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Diafoil Co Ltd
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    • B29C55/00Shaping by stretching, e.g. drawing through a die; Apparatus therefor
    • B29C55/02Shaping by stretching, e.g. drawing through a die; Apparatus therefor of plates or sheets
    • B29C55/10Shaping by stretching, e.g. drawing through a die; Apparatus therefor of plates or sheets multiaxial
    • B29C55/12Shaping by stretching, e.g. drawing through a die; Apparatus therefor of plates or sheets multiaxial biaxial
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    • B29C55/143Shaping by stretching, e.g. drawing through a die; Apparatus therefor of plates or sheets multiaxial biaxial successively firstly parallel to the direction of feed and then transversely thereto
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J5/00Manufacture of articles or shaped materials containing macromolecular substances
    • C08J5/18Manufacture of films or sheets
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29KINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
    • B29K2067/00Use of polyesters or derivatives thereof, as moulding material
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、強度及び加工後の作業性に優れた二軸延伸ポ
リエステルフィルムに関する。特に接着性の良好な二軸
延伸ポリエステルフィルムに関する。
〈従来の技術と発明が解決しようとする問題点〉二軸延
伸ポリエステルフィルムは優れた機械的性質、熱的性質
、電気的性質、耐薬品性を持ち、特に磁気テープ用ベー
パフィルムとして極めて有用なフィルムである。磁気テ
ープ用ポリエステルフィルムに要求される特性は多数あ
るが、長時間記録用では非常に薄いベースフィルムが要
求されるので弾性率、強度の向上、多数回走行性、耐エ
ツジダメージ性、耐摩耗性、磁性層との接着性等の維持
、改良が要求される。
磁気テープのベースフィルムの弾性率、強度を代表する
値として、一般にF、値が採用されてイル。ベースフィ
ルムの長手方向のF、値が不足した場合、走行時に磁気
ヘッドやガイドビンから受ける張力の為、磁気テープに
伸びが生じ、再生特性に非常に悪影響を与える。長時間
記録用磁気テープではベースフィルムが薄くなる為、特
に長手方向のF、値を向上させる必要がある。
従来、ポリエステルフィルムの長手方向のF。
値を向上させる方法としてはいくつか提案されてきてお
り、一般的には縦延伸倍率を増大させる方法或いは、二
軸延伸後に縦方向に再延伸を行なう方法等が行なわれて
いる。しかしながら、これらの方法を用いると、フィル
ムの厚み方向の屈折率nαが小さくなり、面配向度ΔP
が大きくなる。ポリエステルフィルムの平坦易滑性及び
磁性層との接着性に関しては、従来の検討によりフィル
ムのΔPが小さいもの、即ちnaが大きいもの程、良好
である事が知られている。
それ故、上記の方法を用いてフィルムの長手方向のF、
値を向上させた場合、フィルムのΔPが大きくなる為、
磁性層との接着強度が低下しまたフィルムと磁気ヘッド
或いはガイドビンとの間の摩擦係数が大きくなる。この
傾向は多数回走行を繰り返すと顕著になり、フィルムの
端部が伸びて襞状になるというような所謂エツジダメー
ジが発生したり、或いは摩耗による白粉がガイドビン上
に生じたりする。
長手方向のF、値を向上させる別の手段として、二軸延
伸後熱処理温度を下げる、つまりHを下げることによっ
て、フィルムの弾性率、強度に有効な非晶相の割合を増
加させる方法も考えられるが、この方法ではフィルムの
加熱収縮率が大幅に増大し、耐熱性が悪化するという欠
点を生じる。更に平坦易滑性をも極めて悪化させること
になり好ましくない。
このように、弾性率、強度の向上と、磁気テープ化後の
走行性、耐摩耗性、接着性の改良は互に相反する性質の
ものであり、これまでに両者を兼ね備えるようなフィル
ムは得られていなかった。
〈問題を解決する為の手段〉 本発明者らは、上記のような相反する要求に応えるべく
鋭意検討の結果、エチレンテレフタレート以外の成分を
ある特定の範囲で有し、且つ、ある特定のna、 n 
、 F、値を持つような二軸延伸ポリエステルフィルム
が十分な弾性率、強度を保ちながら、優れた多数回走行
性、耐エツジダメージ性、耐摩耗性、接着性を持つ事を
見出した。
即ち本発明の要旨は、エチレンテレフタレート以外の成
分をO,コmo1%〜!r rno1%有し、且つ下記
の参つの式を満たす二軸延伸ポリエステルフィルムに存
する。
na ≧/、1− /、400  ≦ n F、 (MD )≧/a、sKy/rm??、(MD)
≧−1100xnα+A10(上記式中にて、nα1石
及びIt’、(MD)は、それぞれフィルムの厚み方向
の屈折率、平均屈折率及び長手方向のF、値(Kv/s
/ )である。)本発明のポリエステルとはエチレンテ
レフタレート成分を主体とし、エチレンテレフタレート
以外の成分を0.2 mo1%〜5m01%含有するポ
リエステルである。ここで言うエチレンテレフタレート
成分以外の成分は、ポリエチレンテレフタレートに共重
合成分として加えられているものである。但し、ポリエ
チレンテレフタレートに他成分がブレンドされていても
良い。又、共重合とブレンドを組み合わせて加えられて
いても良い。即ち、最終的にフィルムとした場合に、ポ
リエチレンテレフタレート以外の成分を0.2 mo1
%〜5m01%含有していることが必要である。
エチレンテレフタレート以外の成分の使用量の範囲が、
jmo’1%を上回るとnaの向上は著しいが弾性率、
強度の低下が著しいので好ま・しくない。その範囲は0
.2 m01%〜5m01%、好ましくは0.&mO1
%〜3mo1% 、更に好ましくはOJmo1%〜λ、
y mox%テする。エチレンテレフタレート成分以外
の成分は、酸成分としてテレフタル酸を主成分としてイ
ンフタル酸、フタル酸、コ、b−ナフタレンジカルボン
酸、p・−ヒドロキシ安息香酸等の芳香族ジカルボン酸
及びオキシ芳香族カルボン酸やセバシン酸、アジピン酸
等の脂肪族ジカルボン酸等が挙げられる0またグリコー
ル成分としてはエチレングリコールを主成分としてジエ
チレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオ
ール等が挙げられる0テレフタル酸以外の酸成分として
、芳香族ジカルボン酸またはオキシ芳香族ジカルボン酸
を加えた場合は、他の酸成分を加えた場合に較べ、フィ
ルム化したときの弾性率、強度の低下が非常に少なく、
好ましい。
該ポリエステルには、必要に応じて安定剤、着色剤、酸
化防止剤、消泡剤等の添加剤を含有するものであっても
よい。又、ポリエステルフィルムに易滑性を付与するた
めに、微粒子及び/又は不活性無機粒子を添加する(含
有させる)ことができる。
前記微粒子は、カオリン、クレー、炭酸カルシウム、酸
化ケイ素、テレフタル酸カルシウム、酸化アルミニウム
、酸化チタンリン酸カルシウム、酸化チタン、7ツ化リ
チウム等の元素周期律表の第1族、第■族、第m族、第
■族その他から選ばれる元素を含む塩または酸化物から
なる不活性外部粒子、ポリエステル樹脂の溶融製膜に際
して不溶外高融点有機化合物、架橋化ポリマー及びポリ
エステル合成時に使用する金属化合物触媒、例えばアル
カリ金属化合物、アルカリ土類金属化合物などによって
ポリエステル製造時にポリマー内部に形成される内部粒
子であることができる。又、フィルムの極限粘就はO,
IIS〜i、oが好ましい。
長時間記録用磁気テープでは非常に薄いベースフィルム
が要求され、通常その厚さは3μm〜−〇μm1好まし
くは5μm〜/!μmである0このように非常に薄いベ
ースフィルムを磁気テープ化する為には、該ベースフィ
ルムがその長手方向に高い弾性率、強度を持たなければ
ならない。
?、 (MD )でフィルムの長手方向の弾性率、強度
を代表させるならば、?、(MD)≧/ココ。ψ−を満
たす事が必要であり/コ、&Kf/−未満であると磁気
デープ化後走行時に磁気ヘッドやガイドビン等から受け
る張力の為、磁気テープに伸びが生じ再生特性に非常に
悪影響を与える。
通常、このように高いIF、 (MD )を得るために
は縦延伸倍率を増大させるか、或いは二軸方向に延伸後
、縦方向に再延伸を行なう手法が用いられるが、これら
の従来の方法のみではフィルムの面配向度ΔPの増大、
即ちnaの減少を伴なう。n(zはフィルムの走行性、
或いは磁性層との接着性と密接に関係しており、naが
/、+92未満になると、フィルムと磁気ヘッドやガイ
ドビン等の間の摩擦係数が極端に大きくなり、フィルム
の円滑な走行が妨げられ、又、ガイドピン上に摩耗によ
る白粉が°生じたシす石。磁性層との接着性もn(zが
/、ダデコ未満では大きく低下する。その為フィルムの
n(zを/、11以上に維持しながらFs (MD) 
f / 2.! K9/WrIX以上にする必要がある
エツジダメージの発生原因もフィルムの弾性率、強度と
易滑性の相関関係に大きく依存しており、エツジダメ−
ジ発生を防ぐ為には弾性率、強度がある程度低いときは
易滑性がより良好でなければならず、逆に易滑性が多少
劣る場合は、より高い弾性率、強度が必要となる。本発
明布らは、それぞれの特性を?、(MD)とnclで弄
わした場合上述のII’、(MD)≧/ 2J Kg/
mg” 、n(1≧7.4m?−という条件を満たし、
尚且つIF、(MD)≧−弘0OXn(1+ 6 /θ
 という条件も溝たすフィルムが、耐エツジダメージ性
が極めて良好な事を見出した0このような’s (MD
) + naの1条件を満たす方法として、二軸延伸後
の熱処理温度を下げ、密度を下げて非晶相の割合を多く
シ、結果としでDを上げずに、即ちn(1を下げずに、
?、(MD)’i大きくする方法が考えられるoしかし
この方法で得られたフィルムは、加熱収縮率が大幅に増
大し耐熱性が悪化するばかりでなく、フィルムの易滑性
も非常に悪化する。この為、フィルムの密度の範囲も制
限される。フィルムの密度は、フィルムの平均の屈折率
…と良く対応しており、又、密度の測定に較べ屈折率の
測定は極めて容易であるので、密度の代りにiを用いて
規定するならばi≧/、A 00を満たす必要がある。
上述のF5(MD) 、 na、 nの条件を全て満た
すポリエステルフィルムを作製する事は従来の方法では
極めて困難であった。本発明者らはかかる現状に鑑み、
鋭意研究の結果、エチレンテレフタレート以外の成分を
0.2 mo1%〜、t、Om01%、好ましくは0.
!r mo1%〜3.0mo1%、更に好ましくは0.
!rrno1%〜コ、tmo1%含有するコ軸配向ポリ
エステルフィルムが上記のF、 (MD) + na+
 Hの条件を容易に満たす事を見出した。従来、ポリエ
チレンテレフタレートに他の成分を、共重合又はブレン
ドにより加えた二軸延伸ポリエステルフィルムではdが
大きく低下し、結果として強度が著しく低下すると考え
られていた。しかし、本発明者らは、詳細な研究の結果
、他の成分の量が上述のように非常に少量である場合、
面配向は低下する、I即ち、naは増加するが、弾性率
、強度はほとんど低下せず、加熱収縮率の悪化も見られ
ないという事を見出した。本発明者らはこれらの事実に
対する理由を以下のように推測した。
通常、ポリエチレンテレフタレートにエチレンテレフタ
レート以外の成分が少量入ったポリエステルでは、これ
らの他の成分は結晶構造に入る事が出来ず、非晶相に集
中する。フィルムの弾性率、強度は非晶相でトランス樗
造を持ち複数の結晶相を貫ぬいている分子、所謂t1θ
−mo1ecu1e  の数に大きく依存すると1われ
ておシ、他の成分を加えたポリエステルフィルムでは、
このtie −molecule数が減少すると考えら
れていた。しかし、本発明者らの実験結果から推定する
と、他の成分は、このtie−moleculeの数に
はほとんど影響を与えず、その結果、強度の低下を招か
ずに、主として非晶相中の他の部分に散在していると考
えられる。これらの他の成分は、フィルムの面配向を下
げる事には大きく寄与しておシ、結果としてnaは増加
する。加熱収縮の機構は、非晶相及び結晶相のトランス
構造の乱れによるものであり、これら他の成分が少量入
っていても加熱収縮率は影響を受けない0 このようにエチレンテレフタレート以外の成分を0.−
m01%〜!r、Omo1%、好ましくはOJmo’1
%〜、t、omo1%、更に好ましくはOJmO1%〜
、z、、tmo1%含有する二軸延伸ポリエステルフィ
ルムは、通常の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフ
ィルムに較べ、n(1は増加するが、弾性率、強度はほ
とんど低下せず、加熱収縮率も悪化しない。
このような効果は、エチレンテレフタレート以外の成分
として、酸成分がテレフタル酸以外の芳香族ジカルボン
酸、オキシ芳香族カルボン酸から選ばれたものを用いた
場合、特に顕著に現れる。これらの成分はベンゼン環を
持つ為に、非晶相の弾性率、強度に有効な部分の配向に
与える影響が非常に少ない為であろうと考えられる。
以上のようにエチレンテレフタレート以外のり、0 成分を0.、l m01%” reグma1%、好まし
くはO2りmo1%〜3.0m01%、更に好ましくは
θ、jmo1%〜2、!rno1%  有する二軸延伸
ポリエステルフィルムは前述のnat五、 F’、 (
MI))の範囲を容易に満足する事が出来、磁気テープ
化後の弾性率、強度、走行性、接着性、耐摩耗性に優れ
ている。
次に本発明のフィルムの製膜方法を具体的に説明するが
、本発明は必要特性を満足する限υ、この例示に限定さ
れるものではない。
カオリン、シリカ等の微細粒子を含有せしめたポリエチ
レンテレフタレート重合体を主とし、少量の他のポリエ
ステルを共0重合酸分、又はブレンド成分として含んだ
原料を乾燥し、通常260〜3コθ℃の範囲の温度で押
出機よりシート状に押出し、ざ0℃以下の温度に冷却し
て実質的に無定形のシートとする。この際、常法の静電
印加冷却法を用いることが好適である。
次いで該シート状物を縦及び横方向に少なくとも面積倍
率で10倍以上となるよう延伸して二軸配向フィルムを
得、更に必要ならば該フィルムを縦、又は/及び横方向
再延伸を行なった後、該フィルムを/10−2!j;0
℃の範囲の温度で熱処理することにより得ることができ
る。その過程において、熱処理の最高温度のゾーン及び
/又は熱処理出口のクーリングゾーンにて巾方向及び縦
方向に0.1〜20%弛緩してもよい0又、二段熱処理
を行なっても構わない。
かくして本発明によれは、磁気テープ化後の強度、弾性
率、耐摩耗性、多数回走行性、耐エッヂダメージ性、磁
性層との接着性の良好なポリエステルフィルムを得る事
が出来る。
〈実施例〉 以下実施例によυ本発明1更に詳細に説明するが、本発
明はその要旨を越えない限9以下の実施例によって駆足
されるものではない。
なお、以下の実施例により得られたフィルムの物性の各
測定法について以下に述べる0(1)屈折率 アツベの屈折計(アタゴ@製)を用い、2哩℃でNct
−D線によって測定した0フィルム面内の最大屈折率n
a、それに直角方向の屈折率n、及び厚さ方向の屈折率
naを求め、平均屈折率iS而面向度jを次式に従って
算出した。
n=−;(n、+nβ+na ) Ω= T(n、 + n、) −na (2)極限粘度(〔η〕) 試料20019をフェノール/テトラクロロN50/よ
Oの混合溶液2Q7!に加え、約/10℃で7時間加熱
溶解後30℃で測定した。
(3)  ?、値 /jm幅、チャック間!fOm長の試料フィルムを東洋
ボールドウィン社製テ/シロン(tyrN−■)によシ
、20℃、65%RHにて50ル輌で引張シ、Sチ伸長
時の荷重を初期の断面積で割F) 、Kg/ran”単
位で表わした。
(4)  中心線平均表面粗さく Ra )小板研究所
社製表面粗さ測定器(SE−、?FK)によって次のよ
うに求めた。触針の先端半径は2μm1荷重は30■で
ある。フーイルム断面曲線からその中心線の方向に基準
長さ1.、 (2,!;ヵ国)の部分を抜き取9、この
抜き取り部分の中心線をX軸、縦倍率の方向をY軸とし
て、粗さ曲線y = f (X)で表わした時、次の式
で与えられた値をμmで表わす。但し、カットオフ値は
goμm(、Raは縦方向に5点、横方向に5点の計1
0点の平均値を求めた。
L 、/;、Ll f(x) I dX(5)摩擦係数
−) 固定した硬質クロムメッキ金属ロール(直径b +a 
)に、フィルムを巻き付角/、3jT°(θ)で接触さ
せ、5.yg(Tユ)の荷重を一端にかけて1℃廊の速
度でこれを70,1走行させ、これを200日繰り返し
た後他端の抵抗力(T。
(g))を測定し、次式により走行中の摩擦係数を求め
た。
μ=o Zn (士)=OV 2 Q An(;”、)
(6) 耐エツジダメージ性 市販の家庭用VTRを用いて200回走行後、テープの
端部の襞状の伸びを目視で評価した。
ランクA 全く伸びが認められない ランクB わずかではあるが伸びが認められる。
ランクCはっきり襞状の伸びが認められ、実用上使用し
難い。
(7)耐摩耗性の評価 第7図に示すテープ摩耗評価機を用いた0即チ、幅l0
IflIのポリエステルフィルムを200m長にわたっ
て走行させ、図中(I)で示した固定ビン(直径6哩の
硬質クロムメッキ仕上げ)に付着した摩耗粉の量を目視
評価し、次に示すダつのランクに分けた。なおフィルム
の走行速度はi0m/分とし、張力は(II)で示した
テンションピックアップで検出し、初期張力をiioθ
9、フィルムとのピンとの巻き付は角θを13!°とし
た。
ランクA 付着が全く認められない。
ランクB 付着が極くわずか認められるが実用上は全く
問題ない。
ランクC付着量がやや多く長時間使用すると問題となり
うる。
ランクD 付着量が多く実用上使用し難い。
(8)磁性層との接着性 磁気テープの磁性体塗膜面とステンレス板が接するよう
に両面テープで貼り付はフィルムを/170”剥離する
時の剥離強度を接着性の尺度とし、基準テープの接着強
度を/、0とした。
また磁性粉のコーティングは次の方法で行った。
下記に示す磁性粉末塗料を表面を清浄化し前処理を施し
たフィルム上にグラビアロールによυ塗布し、ドクター
ナイフにより磁性塗料層をスムージングし、約6μmの
磁性層を形成する。磁性塗料が乾く前に常法により磁気
配向させ乾燥、カレンダー加工したのちざ0℃、20時
間キユアリングした後bインチ幅にスリットしてテープ
化した。
組     成          部r −Fe、O
,を主体とする強磁性体粉末  23θポリウレタン樹
脂         5゜塩化ビニル・酢酸ビニル共重
合体    3゜ニトロセルロース         
−〇レシチン              3カーボン
            /!rM E K     
         900ポリイソシアナ一ト化合物 
      /3比較例/−/ 、 /−J 、 /−
3ジメチルテレフタレ一ト10θ部、エチレングリコー
ル70部、酢酸カルシウム−水塩0.10部及び酢酸リ
チウムニ水塩o、77部を反応器に仕込み、加熱昇温す
ると共にメタノールを留出させてエステル交換反応を行
ない、反応開始後約弘時間を要してコJO℃に達せしめ
、実質的にエステル交換を終了した。
次にこの反応生成物にトリエチルホスフェート0.J 
41部を添加し、更に重縮合触媒として三酸化アンチモ
ンo、o r部を添加した後、常法に従って重合し、ポ
リエステルを得た。該ポリエステル中には粒径およそO
,S〜/μ程度の均一で微細なカルシウム、リチウム及
びリン元素を含む析出粒子が多数認められた。該ポリエ
ステルAは〔η〕−o、t、sであった。
該ポリエステルを常法により乾燥し、λtg℃で押出し
急冷して無定形シートとした0該無定形シートを縦方向
に95℃でコ段階で延伸し、次にテンターでlコOCで
a、O倍横方向に延伸して220℃で熱固定を行ない厚
さ72μmのフィルムを得た。このとき縦方向の延伸倍
率を、3.0 、 、?、lI・、3.1倍に変化させ
、得られたフィルムをそれぞれ比較例/−/、/−コ、
l−3とした0 実施例/ 酸成分がテレフタル酸? g mo1%、イソフタル酸
2 m01%で、グリコール成分がエチレングリコール
であるような共重合ポリエステルを比較例/−/と同様
に1合した。該ポリエステルを用いて比較例/−,7と
全く同様に製膜し、厚さ72μmのフィルムを得た。
比較例コーl、−一コ、2−3 比較例/−/のポリエステルを用い、同様に無定形シー
トを得た後、縦方向に90℃で2段階で30倍延伸し、
次にテンターで120℃でq、o倍横方向に延伸し14
0℃で熱固定を行なった。更に該フィルムを縦方向にi
ao℃で再延伸し、2コO℃で熱固定を行ない、厚さ7
2μmのフィルムを得た。このときの再延伸倍率をハ/
、ハコ、1.3倍に変化させ、得られたフィルムをそれ
ぞれ比較例コー/、2−2.ニー3とした。
比較例3 比較例ニーlと全く同様に再縦延伸まで行ない、110
℃で熱固定をして厚さ/−μmのフィルムを得た。
実施例コー/、二一コ 実施例1のポリエステルを用い、比較例−一コ。
ニー3と全く同様に製膜し厚さ72μmのフィルムを得
た。それぞれを実施例コー/、、2−2とした。
上記の比較例及び実施例で得た物性を下記表/及び第2
図にまとめた。
〈発明の効果〉 本発明のフィルムは、十分な強度と良好な走行性を兼ね
備え、尚且つ耐摩耗性にも優れており、磁気テープのベ
ースフィルムに非常に適している。
【図面の簡単な説明】
第1図は耐摩耗性を評価する走行系を示す概略図であり
、図中で(I)は6瓢φの硬質クロム固定ピン、(II
)はテンションメーターを示し、θは/33aである。 第二図は、実施例及び比較例で得られたフィルムのna
とF5(MD)の関係を示す図である。 O印は実施例、■印は比較例を表わしている。 ○印及びe印の下の数字は実施例、比較例の番号を示す
。 出 願 人  ダイアホイル株式会社 代 理 人 弁理士長谷用  − ほか7名 図面Qつ浄舌(r”:i ’lJr :こ−気よし)、
¥ 2 図 7、/′ 0炙施・俸1) 8 比璋枯スイグリ 手続判11正磁(方式) %式%) 2 発明の名称 二輪延伸ポリエステルフィルム 3 補正をする者 事件との関係  特許出願人 ダイアホイル株式会社 4代理人 〒100 東京都千代田区丸の内二丁目5番2号 三菱化成工業株式会社内 5 補正命令の日付 昭和61年4月22日(発送日)
6 補正の対象   図面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エチレンテレフタレート以外の成分を0.2mo
    l%〜5mol%有し、且つ下記の4つの式を満たす二
    軸延伸ポリエステルフィルム。 n_α≧1.492 1.600≦@n@ F_5(MD)≧12.5Kg/mm^2 F_5(MD)≧−400×n_α+610(上記式中
    にて、n_α、@n@及びF_5(MD)はそれぞれフ
    ィルムの厚み方向の屈折率、平均屈折率及び長手方向の
    F_5値(Kg/mm^2)である。)(2)エチレン
    テレフタレート以外の成分を構成する酸成分のうちテレ
    フタル酸成分以外の成分が芳香族ジカルボン酸及びオキ
    シ芳香族カルボン酸から選ばれる事を特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載のポリエステルフィルム。
JP61039741A 1986-02-25 1986-02-25 二軸延伸ポリエステルフイルム Granted JPS62198439A (ja)

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