JPS62198422A - デイスクの射出成形装置 - Google Patents

デイスクの射出成形装置

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JPS62198422A
JPS62198422A JP4053886A JP4053886A JPS62198422A JP S62198422 A JPS62198422 A JP S62198422A JP 4053886 A JP4053886 A JP 4053886A JP 4053886 A JP4053886 A JP 4053886A JP S62198422 A JPS62198422 A JP S62198422A
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Meiki Seisakusho KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は射出成形機に係り、特に、中心に開口部を有す
るレコード盤、磁気ディスク、光学ディスク、あるいは
情報記録ディスク等のディスクの成形に使用される射出
成形装置に関する。
(従来の技術) レコード盤、ビデオディスク等のディスクを射出によっ
て成形する発明に関しては、米国特許第4085178
号、第3888438号、第4280380号および本
願の出願人が先に出願した特開昭58−89028号公
報、特開昭59−230731号公報がある。これらに
は、射出後、ディスクの中心部を開口させる手段が開示
されている。
ところで、中心部が開口したディスク、特に光学ディス
クでは、鮮明な画像または良質の音が再生されるため1
条件として、複屈折率が低いことおよびディスクの外周
部と内周部との間に複屈折率の差がないこと、つまり複
屈折率の一様化が要求される。
かかる要求を満足させるための1つの条件として、溶融
樹脂が金型キャビティに充填される際、金型キャビティ
内の空−気が溶融樹脂によって金型キャビテイ外に押い
出されることが必要であるが、このためには、′型締め
時、金型キャビティは外部と連通状態になくてはならな
い。
また他の条件として、成形円盤の中央部をポンチによっ
て開口させる際、成形円盤に撓みが生じないことが要求
される。この点が問題となるのは、金型を閉じた状態で
成形円盤の中央部を開口させることが行われているから
である。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、前掲の米国特許および公開公報に記載の装置に
あっては、型締め時、スタンバを金型に固定するスタン
パ押え同士が密着している。そのため射出時、金型キャ
ビティから空気を抜くための構成が複雑とならざるを得
なかった。
また、従来では金型を閉じた状態で成形円盤の中央部を
開口させるために、ポンチの前進とともにスプルブツシ
ュを後退させるようにしているが、このスプルブツシュ
の後退は、ポンチの前進に対してなんの抵抗も生じさせ
ることなく行われるため、成形円盤の開口部の切口が粗
くしかも開口時成形円盤の中央部が撓むため、残留応力
が生じ、その結果、開口部付近での信号の賦形範囲が狭
くなる。という問題があった。
本発明は、かかる問題点を解決するためになされたもの
で、残留応力の発生を極力抑制しうるディスクの射出成
形装置を得ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、固定側および可動側金型のそれぞれには、型
締時に該固定側金型と該可動側金型とが互いに密着する
端面部を設けるとともに成形された環状キャビティ内の
円盤の中心部をポンチで打抜く際スプルブツシュの後退
時に、該スプルブツシュにポンチの押圧力に抗する方向
の低抗力を加えるというものである。
(作用) 型締めに際して、可動盤を固定盤に接近させると、固定
側金型および可動側金型は相互に接近し、あるストロー
クに達すると、固定側および可動側金型の端面部は密着
し型締め力が該固定側および可動側金型の端面部によっ
て支持される。
このようにして、型締めが完了すると、射出が開始され
る。溶融樹脂が、金型キャビティ内に入ると、金型キャ
ビティ内の空気は、金型キャビティの外周部方向に移動
し金型キャビティの外部に漏出する。
また、成形円盤の中央部を開口させるためにポンチを前
進させると、これに応じてスプルブッシュは後退するが
、後退に際してスプルブツシュにはポンチの押圧力に抗
する方向の力が加えられる。
(実施例) 以下本発明の実施例を、図面を参照しながら説明する。
第1図は、型締め状態にある射出成形袋はの断面図を示
すもので、lは固定盤、2は可動盤であって、固定盤l
には、複数の要素から構成される固定側組立体重が取付
けられ、可動盤2には、複数の要素から構成される可動
側組立体IIが取付けられている。
以下、固定側組立体■および可動側組立体Hの順に説明
していくことにする。固定盤lの可e!2側の一端面に
は、段部3bが形成された内孔3aを有する固定側取付
部材3が固定され、該固定側取付部材3の端面には、環
状の固定側保持部材4の端面が、ポルト5を介して取付
けられている。固定側取付部材3の内孔3aには、段部
6aが形成された固定側挿嵌部材6が嵌挿され、その一
端面は固定盤1に当接するとともに他端部は内孔3aか
ら突出して固定側保持部材4の空孔4a内に嵌合状態で
延出しており、さらに固定側取付部材3と固定側挿嵌部
材6とは、段部3b、 8a同士が係合し、固定側挿嵌
部材6の抜は止めが図られている。−足側保持部材4の
空孔4aには、固定側鏡面板7が嵌合され、その一端面
は、固定側挿嵌部材6の端面に当接している。該固定側
鏡面板7の中央部は、可動盤2方向に突出する切頭円錐
状に形成され、該切頭円錐部の端面には、固定側スタン
パ8が添設されている。該固定側スタンパ8は、切頭円
錐部の傾斜面沿いにポルト9を介して取付けられた外周
りング10によって固定側鏡面板7に固定されている。
該外周リング10の内周縁部は、後述する可動側スタン
パ57と固定側スタンパ8との間隙の外周縁部に延出し
、該間隙に充填されて成形される成形品の外周面を画定
するようになっている。よって、固定側保持部材4と固
定側鏡面板7とは固定側金型7aを構成する。
固定側挿嵌部材6と固定側鏡面板7との中央部には、こ
れらを貫通する大径部と小径部とからなる貫通孔11が
形成されており、大径部は固定側保持部材4に位置して
いる。該貫通孔11には、大径部と小径部とからなるス
プルブツシュ12が移動自在に嵌挿され、該大径部は貫
通孔11の大径部に、また小径部は貫通孔11の小径部
にそれぞれ位置している0貫通孔11の軸線方向におけ
る大径部の長さは、スプルブツシュ12の大径部よりも
長く、したがってスプルブツシュ12は、これらの長さ
の差の範囲内で移動しうることになる。そして、このス
プルブツシュ12の前進は、貫通孔11の大径部と小径
部との境界の肩部13によって規制され、またスプルブ
ツシュ12の後退は、貫通孔!■の後端部に取付けられ
たリング14によって規制される。
固定側挿嵌部材6の後端部には、透孔15を有するロケ
ートリング16が固定され、さらに固定i1には、該ロ
ケートリング16よりも大径の貫通孔17が形成されて
おり、加熱筒18に取付けられたノズル19は、該貫通
孔17と透孔15とを介してスプルブツシュ12の後端
面に形成された凹所12aに当1衷自在となっている。
図中、 20は固定側鏡面板7に形成されたら旋状の冷
却溝、21は冷却溝20に連通した冷却水の吸入孔であ
る。なお、冷却水の排水孔は省略されている。22は、
固定側鏡面板7の貫通孔11に嵌挿されたブツシュで、
スプルブツシュ12の先端部が移動自在に嵌挿されてい
る。
つぎに、可動側組立体Hについて説明すると、可動盤2
の固定盤1側における端面には、可動側取付部材23.
可動側第一部材24、環状の可動側第二部材25.可動
側第三部材26、中央部に凹所27aを有する可動側第
四部材27および環状の可動側保持部材2日が、これら
の順序で取付けられている。
29は可動盤2、可動側取付部材23および可動側第一
部材24を移動自在に貫通する突出しビン、30は可動
盤2を移動させる型締ラム31の切架部に往復動自在に
取付けられた第一突出し板、30aは可動側第二部材2
5の空孔25a内に位置する第二突出し板であって、突
出しビン29の一端は第一突出し板30に固定され、ま
た他端は第二突出し板30aに固定されている。
可動側第一部材24にはシリンダ32が設けられ、該シ
リンダ32にはピストン33が摺動自在に嵌挿され、該
ピストン33の前進限度は、シリンダ32の一端側の開
口部に取付けられた規制板34によって決定され、後退
限度は、可動側取付部材23に固定されたシリンダ32
の他端測用蓋体35に固設されているストッパ36によ
り決定される。該ピストン33の先端部は第二突出し板
3Gが往復動自在な切欠部を有する連結部材37を介し
て後述するポンチ50の基端部に取付けられている。
可動側第三部材26の中央部には、凹所39が形成され
、該凹所38の底部には透孔40aが形成されている。
さらに、凹所38の外周側には、一対のビン孔41が形
成され、該ビン孔41には、円筒状のカラー42が摺動
自在に嵌挿され、該カラー42には、第二突出しピン4
3が摺動自在に嵌挿されている。該カラー42および第
二突出しビン43の長さは、ビン孔ζ1の長さよりも長
く、これらの一端部は第二突出し板32に固定され、ま
た第二突出しピン43の他端部はビン孔41から突出し
、可動側第四部材27の凹所27aに摺動自在に嵌挿さ
れた駆動部材44の透孔45に摺動自在に嵌挿されてい
る。第二突出しピン43の他端部における先端は大径に
され、該大径部は透孔45の段部45aに当接自在にな
っている。
環状の可動側保持部材28には、可動側挿嵌部材4Bと
可動側鏡面板儂7とが嵌挿され、可動側挿嵌部材46の
可動側第四部材27側には、凹所4fiaが形成され、
該凹所48aの底部には透孔48bが形成され、さらに
可動側鏡面板47にも上記透孔48bとほぼ同径の透孔
47aが形成されている。
該透孔48b 、 47aには、ブツシュ48が挿入さ
れ、該ブツシュ48の端部は、凹所48a内に位置する
とともにその端面は可動側第四部材27に固定されてい
る0図中38は可動側鏡面板47に形成されたら旋状の
冷却溝である。よって、可動側保持部材28と可動側鏡
面板47とは可動側金型47cを構成する。
上記駆動部材44の中央部と、凹所27aの底部とのそ
れぞれには、透孔44a 、 27bが形成されており
、駆動部材44の透孔44aには、大径部と小径部とか
らなる内孔を有する製品突出しカラー49の一端が固定
され、また凹所27aの底部における透孔27bおよび
ブツシュ48には該製品突出しカラー48の他端が摺動
自在に嵌挿されている。
そして、可動側第三部材28の透孔40a、駆動部材4
4の透孔44a、製品突出しカラー48の内孔は同心状
に配置されてポンチ用孔を形成しており、該ポンチ用孔
にはポンチ50が移動自在に挿入されている。該ポンチ
50は、大径部と、小径部と、これらの中間の径の中間
径部とからなり、基端部から大径部、中間径部および小
径部の順で形成され、大径部は凹所38内に位置し、ま
た、小径部と中間径部とのテーパ状の段差部は、製品突
出しカラー49の内孔に形成されたテーパ状の段差部に
当接目在となっている。
ポンチ50には、また、その長手方向に伸長する貫通孔
50aが形成され、該貫通孔50aには。
一端が第二突出し板30aに固定された突出しビン51
が摺動自在に嵌挿されている。
ブツシュ48の先端部外周には、可動側スタンパ57の
中央部を保持するための環状の内孔部スタンバ押え52
が往復動自在に設けられている。
該内孔部スタンバ52の先端部は外方に屈曲され、スタ
ンバ57の内周側に係合自在となっている。さらに、該
内孔部スタンパ押え52の基端部には螺子部52aが形
成され、該螺子部52aには、傘ウオーム歯車53が螺
合されている。該歯車53は、円筒状で、その内周面は
、ブツシュ48の拡径された基端部に螺合され、上記螺
子部52aには、歯車53の底部に形成された透孔の内
周面における螺子部が螺合されている。さらに、該歯車
53の開口部側の端面にも螺子部が形成され、該螺子部
には、可動側第三部材28に回転自在に保持された螺杆
54が螺合されており、螺杆54を回転させると、歯車
53が回転し、この歯車53の回転によって内孔部スタ
ンバ押え52が進退動する。
55は、ポンチ50の大径部と可動側第三部材2Bの底
部との間に配設されたばねであって、ポンチ50を図面
において右方向に弾発付勢するものである。56は、第
二突出し板30aと可動側第四部材27との間に配設さ
れたばねであって、第二突出し板30aを右方向に弾発
付勢するためのものである。
上記可動側鏡面板47の底面には、中央部に開口部を有
する可動側スタンパ57が取付けられる。可動側鏡面板
47の外周側には、可動側スタンパ57の外周部を可動
側鏡面板47に固定する外周スタンパ押え58がポルト
59によって取付けられている。
外周スタンパ押え58は、第2図に示すように、可動側
鏡面板47の外周縁部に配置される1状部材からなり、
固定側鏡面板7と相対向する端面は、I′I′r動側鏡
面板側鏡面板47に対して平行状に形成された平坦部5
8aと、該平坦部58aに連らなり、可動側スタンパ5
7方向に傾斜した傾斜部58bとから形成されている。
該外周スタンパ押え58と相対向する位置に取付けられ
た外周りング9の外周スタンパ押え58側の端面は、外
周スタンバ押え58の平坦部58aに対して平行状の外
周平坦部8aと、該平坦部8aに連らなり外周スタンバ
押え5日の傾斜部5bに対して平行状の傾斜部9bと、
該傾斜部9bに連らなリスタンパ57と平行状になった
内周平坦部8Cとから形成され、相対向する一対の平坦
部9a。
58aおよび傾斜部9b、 5b間と、内周平坦部8C
およびスタンパ57間とには、型締め時、空気抜き用間
隙が形成される。ここでより具体的な数値について述べ
ると、内周平坦部9Cとスタンパ57との間隙Gは約1
101Lに設定され、また内周平坦部8Cの径方向にお
ける長さは約3■に設定される。これらの数値は、充填
時における溶融樹脂の間隙Gからの流出阻止という観点
と、充填時における空気の流出効率という観点とに立脚
して定められたものである。
上記固定側保持部材4と可動側保持部材28とは、型締
め時、外周りング9と外周スタンパ押え58とに空気抜
き用間隙が形成されるよう互いに当接する。したがって
、可動側保持部材28よ固定側保持部材4との移動方向
における長さく軸線方向の長さ)の和は、外周リング9
と外周スタンパ押え5Bとが、型締め時に互いに当接し
ない長さ、つまり、外周りング9と外周スタンパ押え5
8とに空気抜き用間隙が形成される長さに設定される。
すなわち、型締め時における型締め力は、可動側および
固定側保持部材28゜4によって支えられることになる
ところで、このように可動側および固定側保持部材28
.4で型締め力を支持する場合、型締め時、これらの部
材2日、4の相対向する端面は、固定側および可動側金
型7.47が互いにずれないよう正確に当接する必要が
ある。つまり、これらの部材28.4は当接時、互いに
ずれないことが必要である。このため、固定側鏡面板7
と可動側鏡面板47との相対向するそれぞれの端面には
、傾斜部が形成されている。
すなわち、固定側保持部材4の端面における1−下の両
側端部は、可動側保持部材28の移動方向に対して直交
する平坦部4a、 4bに形成され。
該平坦部4a、 4b間には、可動側保持部材28から
遠ざかる方向に傾斜する傾斜部4cが形成されている。
可動側保持部材28の端面における上下の両側端部にも
平坦部28a 、 28bが形成され、また該平坦部2
8a 、 28b間には傾斜部28cが形成されている
。そして該平坦部28a 、 28bおよび傾斜部28
cは、固定側保持部材4の対応する平坦部4a、 4b
および傾斜部4Cに対して平行になっている。ところで
傾斜部7Cの#?斜角度であるが、これは可動側保持部
材28の移動方向に対して4°〜lO°の範囲内、好ま
しくは7°に設定される。固定側および可動側保持部材
4.28の端面は、上記のように形成されているので、
型締め時これら部材4.28は傾斜部4a、 28c相
互の摺動によって互いに案内されることになり、したが
って当接時これら部材4.28は相互にずれることがな
い、なお、傾斜部7cの上記傾斜角度は、あまりに大き
いと案内の機能が減退することになり、また、あまりに
小さいと傾斜部4a。
28a同士が干渉し合うことになり、傾斜部4a。
28a同士の円滑な摺動が得られないことになる。上記
傾斜角度の範囲は、これらの不都合が生じない範囲であ
る。
つぎに固定側組立体■について説明する際に述べたスプ
ルブツシュ12に関してその動作を述べると1本発明〒
は金型キャビティのパーティング面を密着させたままポ
ンチ50によって成形品の中央部を開口させるため、ス
プルブツシュ12は可動式になっており、ポンチ50の
前進とともにスプルブツシュ12は後退する。しかし、
本発明ではただ単になんの抵抗も生じさせることなくス
プルブツシュ12を後退させるのではなく、ポンチ50
を前進させつつ該ポンチ50の押圧力に抗する力をかけ
ながら後退させる。すなわち、通常は溶融樹脂の射出完
了後、即座にノズル18を後退させるのであるが、本発
明では、射出完了後、ノズル19を後退させることなく
スプルブツシュ12の凹所12aに接触させたままにし
、接触力を小さくする。このノズル19の接触によって
スプルブツシュ12に押圧力を付与するのである。この
押圧力は一定でもよく、あるいは段階的またはスロープ
的に変化させてもよい。
ここで上記のようなノズル13の動作を行わせる具体的
な機構について説明する。第1図に示すように、ノズル
19は加熱筒18の先端部に取付けられ、加熱筒18は
、連結部60を介して油圧シリンダ81のピストンロッ
ド81aに連結されている。油圧シリンダ81の両端部
には、油孔82.83が形成され、油圧シリンダ61の
前進限度側の油孔62には、管路85aが連結され、後
退限度側の油孔63には管路85bが連結され、該管路
65a。
135bは4ポ一ト3位置切換弁67が連結され、該切
換弁87には油圧ポンプ64と油タンクB6とが連結さ
れている。ざらに油孔83と4ボ一ト3位置切換弁67
との間の管路85bには、油タンク66に接続された分
岐路68が連結され、該分岐路B8には、電磁比例圧力
制御弁69が介装されている。
4ポ一ト3位置切換弁87の位置は、ソレノイドHa 
、 Ef9bを励磁することによって決定される。たと
えば、ソレノイド89aを励磁すると、4ボ一ト3位置
切換弁67はA位置をとり、ピストンft1cの前進限
度側に圧油が供給され、後退限Iff側の油は排出され
るため、ノズル19は後退する。また、ソレノイド89
bを励磁すると4ボ一ト3位置切換弁87はB位置をと
り、ピストンfllcの後退限度側に圧油が供給される
とともに前進限度側の油は排出され、この結果ノズル1
9は前進する。
ところで上記油圧回路の分岐路68には、電磁比例圧力
制御弁69が設けられているので、該弁69の設定圧力
を適当に決めれば、上述したように、スプルブツシュ1
2に与える力を調節することができる。
上記ではスプルブツシュ12に失える力の調節を電磁比
例圧力制御弁69によって行っているが、これに限らず
減圧弁を用いることも可能である。
なお170は図示しない型締シリンダに取付けられた螺
子杆であって、型開き時、第一突出し板30が当接自在
となっている。
また、第5図において、71は成形品取出し腕であって
、成形円盤72を吸着する円盤吸着盤73と、成形円盤
72の打ち抜かれた打抜き板74を吸着する開口部吸着
盤75とを備えている。該成形品取出し腕71は、金型
が開いたとき、金型の1方から下降し、所定の位置に達
したところで停止し、成形円盤72とスプルが付着した
打抜き74とを吸着した後、再び上昇する。なお、78
は固定m1に固定されかつ可動盤2を摺動自在に貫通す
るステーである。
つぎに上記構成に係る装置の作用について述ベる。図示
しない型締シリンダを駆動して型締ラム31を図面にお
いて左方に前進させると、可動側保持部材28は固定側
保持部材4に近接し、可動側保持部材28の傾斜部28
cが固定側保持部材4の傾斜部4C沿いに摺動すること
になり、換言すれば、可動側保持部材28は前傾斜部4
c。
28cに案内されつつ固定側保持部材4に接近し、最後
に可動側保持部材28の平坦部28a。
28bが固定側保持部材4の平坦部4a、 4bに当接
することにより、可動側保持部材2日の前進は停止し、
型締めが完了する。
型締め完了の状態において、固定側および可動側保持部
材4,28の移動方向における長さは上述のように設定
されているので、外周リング9と外周スタンパ押え58
および外周りング9と可動側スタンパ57とには、第2
図に示すように、空気抜き用間隙が形成されることにな
る。
このようにして固定側および可動側金型7a。
47aが閉じたならば1図示しない型締シリンダ内の圧
力を予め定めた圧力にまで増圧させた後、加熱筒18を
前進させ、ノズル18の先端部をスプルブッシュ12の
凹所12aに密着させ、加熱筒18内の溶融樹脂を金型
キャビティに射出する。この状態を示すのが第1図であ
る。
ところで得られる成形品がビデオディスクやコンパクト
ディスクのように薄い円盤である場合、残留応力の少な
い成形品を得るためには溶融樹脂の正確な射出速度と射
出保持圧力との制御が必要とされる。残留応力が生ずる
と複屈折率が増大するため、複屈折率ができるだけ小さ
いことを要求されるビデオディスクやコンパクトディス
クでは、残留応力の発生を極力抑制することが必要とな
る。このためには、樹脂を加熱筒18内において可塑化
する。特別の注意が必要となる。
本発明では、最初高速にて射出し、予め定めた位置また
は時間に達したとき射出速度を低速に切換える。この場
合、スクリュの慣性によって予め定めた位置において予
め定めた射出速度が得られないことがある。このため、
射出成形機の射出油圧回路に背圧を設け、スクリュの慣
性を抑える手段を採用し、さらに射出完了後。
保持圧力を段階的に切換えたりまたは連続的に減圧する
手段を採用してもよい。
上記の如くして溶融樹脂の射出が完了したならば、金型
キャビティ内の溶融樹脂に適切な保持圧力をかけて予め
定めた時間だけ保持し、この後、4ポ一ト3位置切換弁
67をA位置に切換え、電磁比例圧力制御弁B9によっ
てノズル19のスプルブツシュ12に対する接触圧力を
制御する。これと同時に可動側第一部材24に設けたシ
リンダ32が作動し、ピストン33が左方に移動してポ
ンチ50を左方に突き出す(第3図参照)。
該ポンチ50の動作により成形円盤の中心部は打ち抜か
れて開口するが、この際、スプルブッシュ12は後退可
能に設けられているので、ポンチ50の前進とともに後
退を開始する。しかし、スプルブツシュ12の凹所12
aには、ノズル19が当接したままであり、かつノズル
18には、電磁比例圧力制御弁69によってポンチ50
の押圧力に抗する方向の力がかけられているので、ポン
チ50の前進とともにスプルブツシュ12は後退するが
、スプルブツシュ12には、ポンチ50の押圧力に抗す
る力が付与され、かつこの力は任意に調節可能であるか
ら、ポンチ50の剪断力を:A整できることになる。ス
プルブッシュ12にポンチ50の押圧力に抗する力がか
けられない場合には。
ポンチ50の前進時、スプルブツシュ12は何の抵抗も
なく後退することになるが、この場合には、成形円盤の
開口部における切口が粗くなるため、残留応力が生じ、
この結果、開口部付近における信号の賦形範囲が狭めら
れることになる。
上記の如くして成形円盤の打ち抜きが終了すると、可動
盤2が後退を始め、これとともに、第一突出し板30も
後退するが、ある程度後退すると、第一突出し板30は
一対の螺子杆70に当接して停止する。他方可動IB2
は、第一突出し板30の停止後も後退を続けるため、突
出しビン29を介して第二突出し板30aに取付けられ
た突出しピン51は相対的に突出し、第4図に示すよう
に、ポンチ50によって打ち抜か、れた打ち抜き板74
を突き出す。
そして、さらに可動盤2が後退すると、相対的にカラー
42が突出し駆動部材44を左方に移動させるため、製
品突出しカラー49が突出し、第5図に示すように、成
形円盤を可動側金型47から離型させる。
ついで、成形品取出腕71が、同図に示すように下降し
成形円盤と打抜き板74とを1円盤吸着盤73と開口部
吸着m75とが吸着する。この後。
成形品取出腕71は、左方に移動し、ついで上昇するこ
とにより、成形円盤と打抜き板74とを所定の位置に移
動させる。
第6図は上記の過程を図式化したもので、折れ線Aに示
すように、射出工程a、成形品を冷却する冷却工程す、
圧抜工程C1低速型開工程d、高速型開工程e、低速型
開工程f、突出しピン29前進工程gおよび突出しピン
29後退工程りの順で行なわれる。
ノズル19のスプルブツシュL2に対する接触力Pは、
折れ線Bに示すように、射出完了までは高圧に設定され
、射出完了後は低圧に設定される。
折れ線Cは、ポンチ50の動作を示すもので、射出完了
後、時間りが経過した後、前進する。
この時間tは、 0.5秒である。このように本発明で
は、射出完了直後、まだ成形品が冷却によって硬化しな
い間にポンチ50による打ち抜きが行われるので、成形
品の開口部における切り口がなめらかになるとともに切
り粉が発生せず、したがって切り粉がスタンパ57の表
面または固定側金型4の底面に付着することがなく。
このため次の新たな射出において、切り粉の混入による
成形不良が生ずることがない。
ポンチ50は、突出しピン29が後退を始めると同時に
後退する。
折れ線りは1チヤージ工程を示し、樹脂供給工程iで、
可塑化工程jおよびサックバックにの順で行われる。折
れ線Eは、ノズルISの動作を示し、射出完了後、ポン
チ50による打抜きが終了するまでの時間t、は、低圧
によって、換言すれば背圧をかけられた状態でスプルブ
ツシュ12に接触しており、打抜き完了後、後退し、リ
ミットスイッチLに当接することによって後退を停止す
る。
同図から明らかなように、型開工程d、e。
fはポンチ50が前進した状態で行われるため。
ポンチ50は打抜き後、再度成形品の開口部を通過する
ことがなく、したがって切り口が傷付けられることも切
り粉が発生することもない。
(発明の効果) 本発明は以−Eから明らかなように、型締力を固定側お
よび可動側金型の端部を密着させることによって支持さ
せることにより、金型キャビティに空気抜き用間隙を形
成することができ。
したがって構成を簡単にすることができる。
また、ポンチの前進時におけるスプルブツシュの後退時
、該スプルブツシュにはポンチの押圧力に抗する低抗力
が加えられるので、成形円盤の開口部における切口はな
めらかになり。
さらに開口部付近の撓みも抑制されるので、残留応力の
発生が極力抑制されることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る装置の断面図、 第2図は本発明の要部を示す断面図、 第3図はポンチの突出状態を示す第1図相当図、 第4図は型開き状態を示す第1図相当図。 第5図は成形品取出し状態を示す第1図相当図、 第6図は本発明に係る装置の動作を示すタイムチャート
である。 ■・・・固定盤 2・・・可動盤 4・・・可動側保持部材 7・・・可動側鏡面板 8a、9b、28a、28b −平坦部9c、28c・
・・傾斜部 12・・・スズルプッシュ l9・・・ノズル 28・・・固定側保持部材 47・・・固定側鏡面板 50・・・ポンチ 51・・・突出しビン 57・・・可動側スタンパ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)射出成形機の機台に固定した固定盤に固定側金型
    を設け、 前記固定盤に対して往復動する可動盤に可動側金型を固
    定し、該固定側および可動側金型のそれぞれには、型締
    時に該固定側金型と該可動側金型とが互いに密着する端
    面部を設け、 該可動側金型の環状キャビティの底面にスタンパを外周
    スタンパ押えによって固定するとともに該固定側金型に
    環状キャビティの外周端部を形成する外周リングを設け
    、 該環状キャビティの中心部に連通する溶融樹脂通路を備
    えたスプルブッシュを移動可能に固定側金型内に挿嵌し
    、 該可動側金型内に該スプルブッシュに対応する位置に環
    状キャビティの中心部を貫通するポンチを設け、成形さ
    れた環状キャビティ内の円盤の中心部をポンチで打抜く
    際スプルブッシュの後退時に、該スプルブッシュにポン
    チの押圧力に抗する方向の低抗力を加えることを特徴と
    するディスクの射出成形装置。
  2. (2)固定側金型と可動側金型との密着端面の一部に傾
    斜面を設けた特許請求の範囲第1項記載のディスクの射
    出成形装置。
  3. (3)固定側金型と可動側金型との端面が密着したとき
    環状キャビティの外周面に空気抜き用間隙が形成される
    特許請求の範囲第1項記載のディスクの射出成形装置。
  4. (4)スプルブッシュへの低抗力の付与はスプルブッシ
    ュ後部に直接油圧を作用させることにより行う特許請求
    の範囲第1項記載のディスクの射出成形装置。
  5. (5)スプルブッシュに対する低抗力の付与は加熱筒の
    先端部に取付けられたスプルブッシュの後端面に押当自
    在なノズルと、前記加熱筒を前後進させるシリンダ装置
    と、該シリンダ装置に接続されポンチの前進時に前記ノ
    ズルのスプルブッシュに対する押圧力を調節する制御弁
    が介装された油圧回路とによって行う特許請求の範囲第
    1項または第4項記載のディスクの射出成形装置。
JP4053886A 1986-02-26 1986-02-26 デイスクの射出成形装置 Granted JPS62198422A (ja)

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US06/948,223 US4772196A (en) 1986-02-26 1986-12-30 Molding apparatus for producing centrally-apertured discs
EP86118132A EP0247244B1 (en) 1986-02-26 1986-12-30 Improved molding apparatus and method for producing centrally-apertured discs
DE8686118132T DE3683491D1 (de) 1986-02-26 1986-12-30 Formvorrichtung und verfahren zum herstellen von platten mit mittelloch.
KR1019870001075A KR900007331B1 (ko) 1986-02-26 1987-02-10 중심-개구(開口)디스크(Disc)를 제조하기 위한 성형장치 및 방법
AU69096/87A AU585796B2 (en) 1986-02-26 1987-02-20 Molding apparatus for producing centrally-apertured discs

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AU585796B2 (en) 1989-06-22
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