JPS6219806Y2 - - Google Patents

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JPS6219806Y2
JPS6219806Y2 JP1983057347U JP5734783U JPS6219806Y2 JP S6219806 Y2 JPS6219806 Y2 JP S6219806Y2 JP 1983057347 U JP1983057347 U JP 1983057347U JP 5734783 U JP5734783 U JP 5734783U JP S6219806 Y2 JPS6219806 Y2 JP S6219806Y2
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door roller
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crown
door
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JP1983057347U
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JPS59163067U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、引戸類に使用される戸車に係り、と
りわけ、引戸類の下框内に嵌入するだけで定着で
きる補修用の戸車の改良に関する。
この種の戸車としては、例えば実公昭51−9791
号、実開昭55−29688号、実開昭57−139567号等
に開示されたものが知られて居り、基本的には、
保持体と、保持体に回転自在に軸設された車輪
と、保持体に設けられ該保持体の両側下位に於て
外方へ拡張する弾力を備えた取付体とから構成さ
れている。
この様な戸車は、下框内に嵌入した後には、拡
張弾力を有する取付体が下框の側壁に強合するの
で、ビス等の止具を用いずに定着できると共に、
下框の内幅が若干大きくても良好に定着できる利
点がある。
ところが、下框の内幅があまり大きくなると、
戸車の上部両側とこれに対向する下框の側壁との
間に形成される間隙が大きくなるので、戸車の上
部が揺動し易くなり、レールに対する戸車の円滑
な転動等が望めない難点があつた。
この為、前掲した実公昭51−9791号の別の戸車
にあつては、拡張弾力を有する取付体を左右に分
割し、保持体に対して夫々横方向に調整移動でき
る様にしている。
この様にすれば、下框内に嵌入するだけで定着
できるという利点が損なわれないと共に、下框の
内幅に呼応させる事ができる。
ところが、分割された左右の取付体は、締付螺
子を緩めたならば保持体に対して夫々個別に横動
し得るので、バランスのとれた状態にするのに多
くの手間と時間が掛り、もしアンバランスのまま
で下框内に嵌入定着した場合には、レールとの関
係が適正にならないという難点があつた。然も、
構造も複雑化するきらいがあつた。
この様な難点を解決するものとしては、例えば
実公昭55−10543号、実開昭54−144963号、実開
昭55−74371号等に開示された戸車が知られてい
る。
前記戸車は、拡張弾力を有する取付体を保持体
の両側下位だけでなく上位にも設けたものであ
り、この事に依り戸車の上部が揺動する事がな
い。
ところが、保持体の上位に設けた取付体は、下
框の内幅が比較的広い場合には極めて有効である
が、逆に下框の内幅が戸車の上部幅に近い場合に
はこれが邪魔になつて下框内への戸車の挿入が非
常に行ない難く、無理に挿入すると当該上位取付
体は元より他の部分も損傷してしまうという難点
があつた。
本考案は、叙上の問題点に鑑み、これを解消す
る為に創案されたもので、その目的とする処は、
下框の内幅に関係なく極めて容易に嵌入できると
共に、それでいて下框に対する揺動を防止する事
ができる戸車を提供するにある。
本考案の戸車は、保持体と、保持体に回転自在
に軸設された車輪と、保持体に設けられ該保持体
の両側下位に於て下框の側壁に当合すべく外方に
拡張する弾力を備えた取付体とを具有する戸車本
体と;前記戸車本体の上部のみを覆うべくここに
脱着可能に外嵌される冠体と;から構成した事に
特徴が存する。
つまり、下框の内幅に応じて、戸車本体の上部
に冠体を脱着する様にしたものであり、冠体は所
謂スペーサの役目を果すものである。
下框の内幅が比較的広い場合には、戸車本体の
上部に冠体を外嵌して下框内に嵌入する。そうす
れば、戸車本体の上部両側とこれに対向する下框
の側壁間に形成される間隙は冠体に依り埋められ
る事になる。
逆に、下框の内幅が戸車本体の上部幅に近い場
合には、冠体を外して戸車本体のみを下框内に嵌
入する。
斯くの如く、本考案に依れば、次の様な優れた
効果を奏する事ができる。
(1) 保持体と車輪と取付体を具有する戸車本体
と、冠体とで構成し、冠体を戸車本体の上部の
みを覆うべくここに脱着可能に外嵌する様にし
たので、下框の内幅に応じて冠体を脱着でき、
これに依り下框の内幅に関係なく極めて容易に
嵌入できると共に、それでいて下框に対する揺
動を防止する事ができる。
その結果、無理な嵌入に依る損傷やレールに
対する不適正な転動等を防止する事ができる。
(2) 冠体を戸車本体の上部のみを覆うべくここに
脱着可能に外嵌する様にしたので、冠体の脱着
に依つて所謂二種類の戸車にする事ができ、そ
の製作並びに保管等が極めて容易で、それらの
コストも大幅に節減する事ができる。
(3) 冠体を戸車本体の上部のみを覆うべくここに
脱着可能に外嵌する様にしたので、冠体だけを
用意すれば既存の戸車にも適用でき、汎用性に
富んでいる。
(4) 戸車本体の取付体は、保持体の両側下位に於
て外方に拡張する弾性を備えたものにしている
と共に、冠体は、戸車本体の上部のみを覆うべ
くここに外嵌する様にしているので、冠体を外
嵌しても取付体の弾性が損なわれずに下框の側
壁に当合できる。
この為、冠体の有無に関係なく、下框に対す
る戸車の下位の揺動を常に防止できる。
以下、本考案の実施例を、図面に基づいて説明
する。
第1図は、本考案の実施例に係る戸車の正面
図。第2図は、側面図。第3図は、中央縦断面
図。第4図は、第1図の−断面図。第5図
は、第1図の−断面図。第6図は、冠体のみ
の斜視図。第7図は、下框内に戸車を定着した状
態を示す取付状態図。第8図は、下框内に戸車本
体のみを定着した状態を示す同様図である。
戸車1は、戸車本体2と冠体3とから成つてい
る。
戸車本体2は、保持体4、車輪5、取付体6等
を備えている。
保持体4は、上壁7と左右側壁8とを備えて倒
立略U型を呈し、上壁7の中程には窓穴9が開穿
されている。
左右側壁8の一端部には左右方向の透孔10
が、中程には同じく左右方向の軸孔11が夫々穿
設され、後側上壁には上下に貫通する螺孔12が
螺設されている。
車輪5は、中央に左右方向の車軸孔13が穿設
されている。
車輪5は、保持体4の内部に挿入され、車軸孔
13及び軸孔11に車軸14を挿嵌してその両端
をプレスしてカシメる事に依り取付けられて居
り、回転自在である。
取付体6は、上壁15並びに左右側壁16に依
り倒立略U型を呈している。
上壁15の後側には、折重部17が形成され
る。これは、上壁15の中程に平面コ型の切目を
入れ、切抜かれた片を下方に折曲げつつ後側に形
成された上壁の下に折重ねる事に依り造形され
る。従つて、上壁15の中程には、窓孔18が開
穿される事になる。
後側の上壁の後端は、下方斜めに折曲げられて
補強折曲部19と為される。
左右側壁16の下半は、漸次外方に拡がつて居
り、弾性を保有している。
左右側壁16の下端には、上方外側に延びる折
曲部20が形成されていると共に、下方前後端に
は切起突部21が造形され、前側上方には左右方
向の貫孔22が穿設されている。
而して、取付体6とこの内部に挿入された保持
体4とは、貫孔22及び透孔10に支軸23を挿
入してこれの両端をプレスしてカシメる事に依り
枢結され、これに依り保持体4は支軸23を中心
に俯仰回動可能となる。
保持体4の螺孔12には、下から調整螺子24
が螺挿されてその上端が取付体6の折重部17に
接当し、取付体6に対する保持体4の俯仰回動位
置を規定する様になつて居り、これに依り車輪5
の高さを調整し得る。
保持体4の後側上壁と調整螺子24の頭部間に
は、圧縮コイルスプリング等の弾性体25が介装
されて居り、これは調整螺子24の自然螺動を防
止する為に設けられている。
冠体3は、上壁26、左右側壁27、前後側壁
28とから成る箱状を呈し、戸車本体2の上部に
脱着可能に外嵌されるものであり、これは適宜の
厚さを有する一枚の金属板をプレスして形成して
いる。
次に、この様な構成に基づいて、その取付要領
並びに作用を述解する。
引戸類Aの下框Bの内幅が、戸車本体2の上部
幅より比較的大きい場合には、戸車本体2の上部
に冠体3を外嵌して戸車1と為し、これを下框A
の内部に強く嵌入する。
嵌入後にあつては、第7図の如く、取付体6の
左右側壁16の下部が外方に拡張しようとするの
で、その弾力に依り下框B内に戸車1が定着され
る。
この場合、戸車本体2の上部には、冠体3が外
嵌されているので、戸車1の上部が大きく揺動す
る事がなく、適正な定着状態が保たれる。
又、取付体6の左右側壁16に設けた切起突部
21は、下框Bの側壁に喰込んで、下方への抜止
めと前後移動を防止すると共に、折曲部20は下
框Bの側壁下面に当合して、下框Bへの挿入量の
規定と引戸類の自重を適確に伝達する。つまり、
これら切起突部21と折曲部20は、下框Bに対
する戸車1の定着状態を向上させる。
車輪5の高さを調整する場合には、ドライバー
を使つて調整螺子24を螺動させる。そうする
と、保持体4の螺孔12から上突する調整螺子2
4の上突量が変り、保持体4は支軸23を中心に
上下に俯仰回動して車輪5の高さが変化する。
引戸類Aの下框Bの内幅が、戸車本体2の上部
幅に近い場合には、冠体3を取外して戸車本体2
のみを下框内に嵌入する。
この場合も、戸車本体2が大きく揺動する事な
く適正に定着する事ができる。
尚、戸車本体2は、先の実施例で示した構造に
限定される事はなく、例えば車輪の高さが調整で
きないもの(実公昭51−9791号、実開昭57−
139567号等)や、保持体の前後位置に取付体が設
けられたもの(実開昭55−29688号等)や、実公
昭55−10543号の如く保持体の両側下位に於て外
方に拡張する弾力を備えた取付体が水平方向に設
けられたものであつても差支えない。
冠体3も、先の実施例で示した構造に限定され
る事はない。例えば、第9図に示す如く、冠体3
の左右側壁27を下方に従がつて漸次外方に拡げ
て同部分に弾性を有する様にしても良い。
或は、第10図や第11図に示す如く、左右側
壁27の全範ではなく、その一部分のみを外方に
拡げても良い。
何れの場合も、拡張した所謂弾片の下縁に例え
ば鋸歯状の凹凸を付けることができ、この様にす
れば下框Bの側壁に喰込み易くなつて定着度合を
向上させる事ができる。
この様な冠体3にあつては、第12図に示す如
く、下框Bの内幅が更に大きくても良好に定着す
る事ができる。
又、冠体3に形成する所謂弾片は、先の例の如
く垂直方向に限らず、例えば第13図や第14図
に示す如く水平方向に設ける事も可能である。勿
論、図示してはいないが斜め方向に形成しても良
い。
更に、戸車本体2と冠体3とは、先の実施例の
如く、単に嵌入する事に依り合体させる様にして
も良いが、その合体状態が如何なく保たれる様に
両者間に掛止機構を設けても良い。
前記掛止機構としては、例えば第15図に示す
如く、冠体3の前後壁28の一部にピボツト状の
突起29を形成し、これを戸車本体2と冠体3と
の合体時に戸車本体2の取付体6の上壁15に掛
合させる様にしたものが挙げられる。
又、掛止機構を構成する突起29は、第16図
に示す如く冠体3の前後壁28の一部を切起して
形成したものであつても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例に係る戸車の正面
図。第2図は、側面図。第3図は、中央縦断面
図。第4図は、第1図の−断面図。第5図
は、第1図の−断面図。第6図は、冠体のみ
の斜視図。第7図は、下框内に戸車を定着した状
態を示す取付状態図。第8図は、下框内に戸車本
体のみを定着した状態を示す同様図。第9図、第
10図、第11図は、冠体の他の実施例を示す斜
視図。第12図は、他の実施例の冠体を戸車本体
に外嵌して戸車と為し、これを下框内に定着した
状態を示す取付状態図。第13図、第14図は、
更に他の実施例の冠体を示す斜視図。第15図
は、戸車本体と冠体との間に設けた掛止機構を示
す要部中央縦断面図。第16図は、掛止機構の他
の実施例を示す一部中央縦断面図である。 1……戸車、2……戸車本体、3……冠体、4
……保持体、5……車輪、6……取付体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 保持体と、保持体に回転自在に軸設された車輪
    と、保持体に設けられ該保持体の両側下位に於て
    下框の側壁に当合すべく外方に拡張する弾性を備
    えた取付体とを具有する戸車本体と;前記戸車本
    体の上部のみを覆うべくここに脱着可能に外嵌さ
    れる冠体と;から構成した事を特徴とする戸車。
JP5734783U 1983-04-15 1983-04-15 戸車 Granted JPS59163067U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5734783U JPS59163067U (ja) 1983-04-15 1983-04-15 戸車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5734783U JPS59163067U (ja) 1983-04-15 1983-04-15 戸車

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Publication Number Publication Date
JPS59163067U JPS59163067U (ja) 1984-10-31
JPS6219806Y2 true JPS6219806Y2 (ja) 1987-05-20

Family

ID=30187657

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JP5734783U Granted JPS59163067U (ja) 1983-04-15 1983-04-15 戸車

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5316657B2 (ja) * 1971-10-18 1978-06-02

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5316657U (ja) * 1976-07-24 1978-02-13
JPS53141743U (ja) * 1977-04-12 1978-11-09

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5316657B2 (ja) * 1971-10-18 1978-06-02

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JPS59163067U (ja) 1984-10-31

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