JPS62197223A - 長尺帯状品の捩り加工方法 - Google Patents

長尺帯状品の捩り加工方法

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JPS62197223A
JPS62197223A JP3509886A JP3509886A JPS62197223A JP S62197223 A JPS62197223 A JP S62197223A JP 3509886 A JP3509886 A JP 3509886A JP 3509886 A JP3509886 A JP 3509886A JP S62197223 A JPS62197223 A JP S62197223A
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敬一 中村
Hiroshi Asao
浅尾 宏
Kenichi Okada
健一 岡田
Shinobu Watanabe
忍 渡辺
Yoichi Kawada
川田 陽一
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は長尺帯状品の捩り加工方法に係り、特に、低コ
ストで且つ高精度に、長尺帯状品に捩りを付与するに好
適な長尺帯状品の捩り加工方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、長尺帯状品の捩り加工は、該長尺帯状品の捩りを
付与する部分の両端をクランプし、これに捩りトルクを
付加することにより実施していた。
しかし、この加工方法ではクランプ部に変形が集中する
のみならず、スプリング・バックが大きかった。したが
って、所定の捩りを付与するためには、繰返し加工を行
なうか、あらかじめ予備実験により前記スプリング・バ
ックの値を把握してから加工する手段がとられていた。
しかし、前者の手段によれば、加工時間が長くなり、後
者の手段によれば、材料特性及び形状のばらつきに対し
てスプリングバックが変化するため、加工精度が劣って
いた。
また、長尺帯状品の断面が長手方向に変化しているもの
では、均一な捩りを得ることができなかった。さらに、
非対称形横断面を有するものでは、捩りトルクが、剛性
の低い横断面部に集中するので、その横断面の形状が変
化してしまうという問題点があった。
一方加工対象品が小さい場合には、総型を用いてプレス
により捩り加工する方法がとられているが、この方法に
よれば、総型が高価であった。加工対象品が大きくなる
につれて、特に長い加工品べ の場合は、加工力が大きくなり、大形プレシを必要とす
るものであり、また、総型を用いる方法では、90°を
越えるような大きな捩りを付与することが出来ないもの
であった。
その他、特開昭57−8791号公報に示されるように
、高周波誘導加熱によって、捩り付与部を局部的に加熱
しながら捩りトルクを付与し、加熱位置を順次移動させ
て全体を捩る方法もあるが、高価な高周波電源が必要と
なるばかりか、加熱体の移動速度、冷却方法、捩りトル
ク付与のタイミング等加工条件の設定が困難であった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前述したように、従来の捩り加工方法によれば、低コス
トで且つ高精度に長尺帯状品に捩りを付与することがで
きないという問題点があった。
本発明は、上記した従来技術の問題点を改善して、既存
のプレスを使用することにより、低コストで且つ高精度
に長尺帯状品に捩りを付与することができる長尺帯状品
の捩り加工方法の提供を、その目的とするものである。
〔問題点を解決するだめの手段〕
本発明に係る長尺帯状品の捩り加工方法の構成は、上下
方向に対向して配設した上、下部分型とこれら両部分型
に隣接し左右方向に対向して配設した一対の幅方向拘束
工具との間へ長尺帯状品を挿入し、との長尺帯状品を、
前記幅方向拘束工具によって幅方向を拘束しながら、前
記両部分型を所定位置まで移動させて上下方向から加圧
することにより該長尺帯状品に捩りを付与するようにし
た長尺帯状品の捩り加工方法において、上、下部分型を
、上記所定位置まで移動させたとき、長尺帯状品の横断
面形状とほぼ同一の型空隙を形成する加圧面を有する上
、下部分型とし、これら両部分型と一対の幅方向拘束工
具との間へ挿入した前記長尺帯状品の一端側を、第1の
ハンドリング装置によって把持してこの長尺帯状品の該
第1のハンドリング装置による把持部の横断面を前記型
空隙に対して所定傾斜角だけ傾斜した状態に保持し、他
端側を、捩り中心を確保することができる第2のハンド
リング装置によって把持して、前記長尺帯状品を、前記
上、下部分型によって適当な長手方向の加圧長さ、板厚
方向の圧縮量で加圧して部分的にせん断加工したのち、
前記第1のハンドリング装置によって、該長尺帯状品を
その長手方向へ送るとともにさらに所定傾斜角だけ傾斜
した状態に保持し、さきと同様にして、再び部分的にせ
ん断加工することを繰返すことにより、前記長尺帯状品
に捩りを付与するようにしたものである。
〔作用〕
長尺帯状品の両端を2台のハンドリング装置(第1およ
び第2のハンドリング装置)により把握して、捩りの軸
心を確保し、前記長尺帯状品の横断面形状が成形できる
上、下部分型の型近傍に設置した一対の幅方向拘束工具
によって面内での曲がりを抑止しながら、前記長尺帯状
品を前記両部分型の間で間欠的に長手方向へ送り且つ回
転して、核上、下部分型で順次加圧することにより、前
記長尺帯状品の長手方向の所定長さに捩りを付与するよ
うにしたものである。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例によって説明する。
第1図は、本発明の一実施例に係る長尺帯状品の捩り加
工方法の実施に使用される捩り加工装置の概要を示す斜
視図、第2図は、第1図に係る捩り加工装置の動作手順
の概要を示すフローチャート図、第3図は、第1図にお
ける上、下部分型と一対の幅方向拘束工具および、これ
によって加工される長尺帯状品を併せて示すものであシ
、第3図(a)は正面図、第3図(b)は側面図、第4
図は、第3図における長尺帯状品の詳細を示す斜視図、
第5図は、第4図に係る長尺帯状品の横断面図、第6図
は、長尺帯状品を所定傾斜角だけ回転させ、幅方向拘束
工具をその間隔が長尺帯状品の板幅になるまで前進させ
た状態を示すものであり、第6図(a)は正面図、第6
図(b)は側面図、第7図は、第6図に係る状態から上
、下部分型を所定位置まで前進させて、長尺帯状品を加
圧した状態を示すものであり、第7図(a)は正面図、
第7図(b)は側面図、第8図は、1回目の加圧後の長
尺帯状品を示す要部斜視図、第9図は、長尺帯状品を1
ピツチだけ送り、さらに所定傾斜角だけ傾斜させた状態
を示すものであり、第9図(a)は正面図、第9図(b
)は側面図、第10図は、2回目の加圧後の長尺帯状品
を示す要部斜視図、第11図は、加工が終了して、長尺
帯状品に捩りが付与された捩れ品を示す斜視図、第12
図は、第11図のA矢視図である。
本実施例の概要を、図面を用いて説明すると、上下方向
に対向して配設した上、下部分型とこれら両部分型に隣
接し左右方向に対向して配設した一対の幅方向拘束工具
との間へ、上面1aが平坦面で、下面1bが円筒面であ
る長尺帯状品1を挿入し、との長尺帯状品1を、前記幅
方向拘束工具によって幅方向を拘束しながら、前記両部
分型を所定位置まで前進させて上下方向から加圧するこ
とにより長尺帯状品1に捩りを付与するようにした長尺
帯状品の捩り加工方法であって、上、下部分型を、上記
所定位置まで前進させたとき、長尺帯状品1の横断面形
状(第5図)とほぼ同一の型空隙を形成する加圧面に係
る平坦加圧面3a、円弧加圧面4aを有する上、下部分
型3,4とし、これら両部分型3,4と一対の幅方向拘
束工具5゜6との間へ挿入した長尺帯状品1の一端側を
、第1のハンドリング装置に係る主ハンドリング装置7
によって把持してこの長尺帯状品1の該主ハンドリング
装置7による把持部ICの横断面を前記型空隙に対して
所定傾斜角だけ傾斜した状態に保持し、他端側を、捩り
中心を確保することができる第2のハンドリング装置に
係る補助・・ンドリング装置8によって把持して、幅方
向拘束工具5゜6を、その間隔が長尺帯状品1の板幅W
になるまで前進させ、上、下部分型3,4を、前記所定
位置まで前進させて、長尺帯状品lを、該上、下部分型
3,4によって適当な長手方向の加圧長さ。
板厚方向の圧縮量で加圧して部分的にせん断加工したの
ち、上、下部分型3,4を後退させ、幅方向拘束工具5
,6を後退させ、主ノーンドリング装置7によって、長
尺帯状品1をその長手方向へ1ピツチだけ移動させると
ともにさらに所定傾斜角だけ回転させて傾斜した状態に
保持し、さきと同様にして、再び部分的にせん断加工す
ることを繰返すことにより、長尺帯状品1に捩りを付与
するようにしたものである。
以下、詳細に説明する。
長尺帯状品1ば、第4,5図にその詳細を示すように、
上面1aが平坦面、下面1bが円弧面(曲率半径=r)
の、全長がt、板幅がW、横断面高さが11.側面平坦
部高さがtの帯状品であって、との長尺帯状品lの捩り
付与長さ= 17の部分に、捩れ角αの捩りを付与する
ものである。
ICは、主・・ンドリング装置7の把持部、Idは、補
助ハンドリング装置8の把持部である。
この長尺帯状品1に捩りを付与するに使用され捩り加工
装置を、第1.3図を用いて説明する。
上、下部分型3.4は、予め設定した所定位置まで前進
したとき(すなわち、所定のストロークを与えたとき)
、第5図に示す長尺帯状品1の横断面形状とほぼ同一の
型空隙を形成することができる平坦加圧面3a、円弧加
圧面4a(この加圧面4aの曲率半径はR=r)を有す
るものであり、上部分型3の幅方向加圧部長さはa、長
手方向加圧部長さはbP、また、下部分型4の長手方向
別圧部長さはbPである。そして、これら上、下部分型
3,4は、それぞれプレス(図示せず)の上ラム、下ラ
ムに装着されている。幅方向拘束工具5.6ば、その間
隔が長尺帯状品1の板幅Wになる寸で前進しくすなわち
、所定の移動量だけ前進し)、その位置に固定されて、
前記上、下部分型3.4による加圧中における長尺帯状
品1の面内向がりの発生を抑止することができるもので
あり、長手方向拘束部長さは、いずれもbK、高さばH
である。そして、これら幅方向拘束工具5.6は、上、
下部分型3,4の補助ハンドリング装置側に隣接して配
設され、前記プレスのベッド上に装着されている。
主ハンドリング装置7は、長尺帯状品1の把持部ICを
把持し、との長尺帯状品工に回転を与えて所定傾斜角だ
け傾斜させることができ、上、下部分型3,4によって
長尺帯状品1に加工力が負荷されたとき、この加工力に
抗して前記傾斜角を維持することができるモーメントを
発生することができ、且つ長尺帯状品1に所定ピッチで
送シを与えることができるものである。補助ハンドリン
グ装置8は、長尺帯状品1の把持部1dを把持し、主ハ
ンドリング装置7の動き、および加工にともなう長尺帯
状品1の材料の動きに従動する。
lOは、予め、長尺帯状品1に与える前記所定傾斜角、
所定ピッチ、捩り付与長さく=t’ )。
捩れ角(−α)、上、下部分型3,4の前記ストローク
、および幅方向拘束工具5,6の前記移動量を設定して
おくことにより、捩り加工装置の加工動作を制御するこ
とができる制御装置である。
このように構成した捩り加工装置を使用して、本発明の
一実施例に係る長尺帯状品の捩り加工方法を説明する。
まず、長尺帯状品1の把持部1cを主ハンドリング装置
7で把持する。第3図に示すように開状態にある上、下
部分型3,4および幅方向拘束工具5,6の間へ、上、
下部分型側から、長尺帯状品1の把持部1dを挿入し、
初期加工位置(捩り付与長さの端)が上、下部分型3,
4の位置にくるように位置決めし、把持部1dを補助ハ
ンドリング装置8によって把持する。
制御装置10に、傾斜角θ(たとえば1°である。この
決め方は、後述の具体例で説明する)。
送りのピッチ(この実施例では、長手方向加圧部長さb
Pに等しい)、捩り付与長さく一、a’)。
上、下部分型3,4のストローク(この決め方も、後述
の具体例で説明する)2幅方向拘束工具5゜6の移動量
を説明する。
ここで捩り加工装置をONにすると、主ハンドリング装
置7によって、長尺帯状品1が傾斜角θだけ回転する。
幅方向拘束工具5,6が設定移動量だけ前進する(第6
図)。上、下部分型3,4が設定ストロークだけ前進し
て、長尺帯状品1を加圧して、1回目の加圧を終了する
(第7図)。
このとき、長尺帯状品1の横断面の中心位置が確保され
、横断面高さがh’(<h)になる。
上記加圧によシ、長尺帯状品1が、上、下部分型3,4
の主ハンドリング装置側の側面と加圧面3a、4aとの
境界部で部分的にせん断加工されるとともに、若干圧縮
されて横断面の部分的欠落が防止される。この1回目の
加圧後の長尺帯状品1は、第8図に示すように、主ハン
ドリング装置側と補助ハンドリング装置側とで相対的に
角度θの捩れが付与されている。また、主ハンドリング
装置側と補助ハンドリング装置側とのギャップ、すなわ
ち段差δは、近似的に次式によって与えられる。
δ= (w/2 )xθ−(h−h’) 72次に、上
、下部分型3,4が後退し、幅方向拘束工具5.6が後
退し、主ハンドリング装置7によって、長尺帯状品1が
主ハンドリング装置側へ設定ピッチ送られるとともに、
さらに傾斜角θだけ回転する(第9図)。ここで、前記
1回目の加圧と同様にして、幅方向拘束工具5,6が設
定移動量だけ前進し、上、下部分型3.4が設定ストロ
ークだけ前進して、2回目の加圧を終了する。
この2回目の加圧後の長尺帯状品1は、第10図に示す
ように、合計θ+θ−20の捩りが付与されている。
以下、同様の加圧が繰返され、捩り付与長さt′の加圧
が終了すると、第11.12図に示すような、捩れ品2
が得られ、捩り加工装置がOFFになる。
具体例を示す。
全長7=2000mm、板幅w=200■、横断面高さ
h=46m+n、側面平坦部高さt=6mm、円弧面の
曲率半径r =145咽のアルミニウムの長尺帯状品1
の捩り付与長さl’ =1000mmに、捩れ角α−5
0°の捩りを付与する場合。
上部分型3の幅方向加圧部長さa=210wn。
長手方向加圧部長さbp=20+o+、下部分型4の円
弧加圧面4aの曲率半径R= 145 m、長手方向加
圧部長さbp=20mmo幅方向拘束工具5゜6の長手
方向拘束部長さbK=20mm、高さH−300wnの
ものを使用した。
傾斜角θ−1°に設定した。これは、捩り付与長さl’
 =1000mの間を50°に捩るのであるから、1咽
当たりでは50°/ 1000 m= 0.05゜/喘
となる。上、下部分型3,4の長手方向加圧部長さbP
=20wnOものを使用するので、この20ranの間
では、 0.05 (0’/m+n) X20wn=1
’と々す、この1°に設定した。上、下部分型3゜4の
ストロークは、長尺帯状品1に板厚方向INの圧縮量を
与えて、加圧後の横断面高さがh′−45mm (<h
 =46mm)になるように設定した。
このようにして上記長尺帯状品1の加工を行なったとこ
ろ、1回の加圧によって生ずる捩れ角は傾斜角θに等し
い1°であり、この加圧を50回繰返すことにより、t
’=20胴X50=1000咽の捩り付与長さに、α−
1°X50=50°の捩れ角を有する捩れ品2を得るこ
とができた。
なお、前記した計算式を用いて段差δを計算すると、δ
キ1,25胴である。
以上説明した実施例によれば、主ハンドリング装置7に
よって捩れ角α(これは90°以上であってもよい)に
係る傾斜角θを与え、補助ハンドリング装置8によって
捩りの軸心を確保し、幅方向拘束工具5,6によって曲
がりを防止し、既存のプレスに装着した上、下部分型3
,4によって長尺帯状品1を上、下方向から加圧するよ
うにしく17) たので、既存のプレスを使用することにより、低コスト
で且つ高精度に、長尺帯状品1に捩りを付与することが
できるという効果がある。。
なお、本実施例においては、幅方向拘束工具5゜6を上
、下部分型3,4の補助ハンドリング装置側に配設した
が、主ハンドリング装置側に配設しても、同等の効果を
奏するものである。
さらに、本実施例においては、上、下部分型3゜4によ
って、長尺帯状品1の板厚をh−h’だけ圧縮するよう
にしたが、圧縮量はQ(h’=h)であってもよい。し
かし、圧縮量を与えた方が、上、下部分型3,4による
加圧部分が良好な平面になり、また材料の部分的欠落も
生じない。
さらにまた、本実施例においては、一様な横断面形状の
長尺帯状品1に一様な捩りを付与する場合について説明
しだが、板幅方向、板厚方向、長手方向にテーパ状にな
った長尺帯状品などであっても、上、下部分型の形状と
そのストローク、幅方向拘束工具の移動量などを適当に
変化させることにより、該長尺帯状品に捩りを付与する
ことができる。捩れ角の変更は、主ハンドリング装置の
回転角度の変更によって可能である。段差を小さくする
ためには、送りのピッチと傾斜角θとを小さくすればよ
い。
次に、他の実施例を説明する。
前記実施例においては、第2のハンドリング装置に係る
補助ハンドリング装置8を、主ハンドリング装置7に従
動させていた。この方法によっても、補助ハンドリング
装置8による把持部1dの横断面は、加圧後に型空隙に
対して傾斜角がほぼ0°になり、1回の加圧によシ捩れ
角θの捩りが付与される。
これに対して本実施例は、補助ハンドリング装置8によ
って、把持部1dの横断面を、上、下部分型3,4によ
る加圧と同期して、強制的に前記型空隙に対する傾斜角
が0°になるように保持するようKした。
このようにして加圧することにより、長尺帯状品lの加
工によるスプリング・バックをきわめて小さくすること
ができるので、捩り加工の精度がさらに向上するという
利点がある。
最後に、さらに他の実施例を説明する。
この実施例は、加圧に先立って、第1のハンドリング装
置に係る主ハンドリング装置7と、第2のハンドリング
装置に係る補助ノ飄ンドリング装置8とによって、長尺
帯状品lに捩りモーメントを負荷し、この捩りモーメン
トによって発生する、把持部ICの型空隙に対する傾斜
角が前記傾斜角θになるようにする。そして、上、下部
分型3゜4による加圧中は、補助ハンドリング装置8に
よって、把持部1dの横断面の前記型空隙に対する傾斜
角が常に00になるように保持するようにした。
このようにして加圧することにより、加工前に長尺帯状
品1に一様な捩りモーメントが負荷され、捩りの方向に
弾性変形が与えられているので、前記実施例(把持部1
dの横断面の傾斜角を加圧と同期して強制的に00にす
る実施例)に比べて、スプリング・バックをさらに小さ
くすることができるという利点がある。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように本発明によれば、既存のプレ
スを使用することにより、低コストで且つ高精度に、長
尺帯状品に捩りを付与することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例に係る長尺帯状品玉装置の
動作手順の概要を示すフローチャート図、第3図は、第
1図における上、下部分型と一対の幅方向拘束工具およ
び、これによって加工される長尺帯状品を併せて示すも
のであシ、第3図(a)は正面図、第3図(b)は側面
図、第4図は、第3図における長尺帯状品の詳細を示す
斜視図、第5図は、第4図に係る長尺帯状品の横断面図
、第6図は、長尺帯状品を所定傾斜角だけ回転させ、幅
方向拘束工具をその間隔が長尺帯状品の板幅になるまで
前進させた状態を示すものであシ、第6図(a)は正面
図、第6図(1))は側面図、第7図は、第6図に係る
状態から上2下部分型を所定位置まで前進させて、長尺
帯状品を加圧した状態を示すものであり、第7図(a)
は正面図、第7図(b)は側面図、第8図は、1回目の
加圧後の長尺帯状品を示す要部斜視図、第9図は、長尺
帯状品を1ピツチだけ送り、さらに所定傾斜角だけ傾斜
させた状態を示すものであり、第9図(a)は正面図、
第9図(b)は側面図、第10図は、2回目の加圧後の
長尺帯状品を示す要部斜視図、第11図は、加工が終了
して、長尺帯状品に捩りが付与された捩れ品を示す斜視
図、第12図は、第11図のA矢視図である。 1・・・長尺帯状品、1c・・・主ハンドリング装置に
よる把持部、1d・・・補助ハンドリング装置による把
持部、2・・・捩り品、3・・・上部分型、3a・・・
平坦加圧面、4・・・下部分型、4a・・・円弧加圧面
、5,6・・・幅方向拘束工具、7・・・主ハンドリン
グ装置、8・・・補助ハンドリング装置、t′・・・捩
り付与長さ、α・・・捩れ角、θ・・・所定傾斜角。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、上下方向に対向して配設した上、下部分型とこれら
    両部分型に隣接し左右方向に対向して配設した一対の幅
    方向拘束工具との間へ長尺帯状品を挿入し、この長尺帯
    状品を、前記幅方向拘束工具によつて幅方向を拘束しな
    がら、前記両部分型を所定位置まで移動させて上下方向
    から加圧することにより該長尺帯状品に捩りを付与する
    ようにした長尺帯状品の捩り加工方法において、上、下
    部分型を、上記所定位置まで移動させたとき、長尺帯状
    品の横断面形状とほぼ同一の型空隙を形成する加圧面を
    有する上、下部分型とし、これら両部分型と一対の幅方
    向拘束工具との間へ挿入した前記長尺帯状品の一端側を
    、第1のハンドリング装置によつて把持してこの長尺帯
    状品の該第1のハンドリング装置による把持部の横断面
    を前記型空隙に対して所定傾斜角だけ傾斜した状態に保
    持し、他端側を、捩り中心を確保することができる第2
    のハンドリング装置によつて把持して、前記長尺帯状品
    を、前記上、下部分型によつて適当な長手方向の加圧長
    さ、板厚方向の圧縮量で加圧して部分的にせん断加工し
    たのち、前記第1のハンドリング装置によつて、該長尺
    帯状品をその長手方向へ送るとともにさらに所定傾斜角
    だけ傾斜した状態に保持し、さきと同様にして、再び部
    分的にせん断加工することを繰返すことにより、前記長
    尺帯状品に捩りを付与することを特徴とする長尺帯状品
    の捩り加工方法。 2、第2のハンドリング装置によつて、長尺帯状品の該
    第2のハンドリング装置による把持部の横断面を、加圧
    と同期して、型空隙に対する傾斜角が0°になるように
    保持したものである特許請求の範囲第1項記載の長尺帯
    状品の捩り加工方法。 3、第1のハンドリング装置と第2のハンドリング装置
    とによつて長尺帯状品に捩りモーメントを負荷すること
    により、この長尺帯状品の前記第1のハンドリング装置
    による把持部の横断面を型空隙に対して所定傾斜角だけ
    傾斜せしめ、前記第2のハンドリング装置によつて、前
    記長尺帯状品の該第2のハンドリング装置による把持部
    の横断面を、加圧中常に、前記型空隙に対する傾斜角が
    0°になるように保持したものである特許請求の範囲第
    1項記載の長尺帯状品の捩り加工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0523749A (ja) * 1991-07-17 1993-02-02 Chiba Seiki Kk 螺旋状プレートの製造方法及び製造装置
CN103480737A (zh) * 2013-09-24 2014-01-01 浙江恒瑞金属科技有限公司 一种扁钢扭转模具及扭转扁钢的方法
KR102354153B1 (ko) * 2020-09-17 2022-01-20 정연주 차량 도어용 체커암 제조장치

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