JP2002273521A - 軽量形鋼材とその製法。 - Google Patents

軽量形鋼材とその製法。

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JP2002273521A
JP2002273521A JP2001077941A JP2001077941A JP2002273521A JP 2002273521 A JP2002273521 A JP 2002273521A JP 2001077941 A JP2001077941 A JP 2001077941A JP 2001077941 A JP2001077941 A JP 2001077941A JP 2002273521 A JP2002273521 A JP 2002273521A
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Japan
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steel
roll
deburred
longitudinal direction
roll forming
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Makoto Okuchi
誠 奥地
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Okuji Kensan Co Ltd
Original Assignee
Okuji Kensan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】既存の製造ラインに大幅な変更を加えることな
く比較的安価に製造できる、安全性の高い軽量形鋼材と
その製法を提供する 【解決手段】ロール成形製造ラインの原材料供給部から
連続的に引出される素板の長手方向に沿った端部を、バ
リ取りする。バリ取りされた素板の当該端部を押えロー
ルによって圧延してR状に加工する。端部処理された素
板を所定の断面形状にロール成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築用下地材やラ
ンナーなどに用いられる軽量形鋼材であって、取扱い時
や作業時の安全性を向上させることのできる軽量形鋼材
とその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来技術】軽みぞ形鋼やリップみぞ形鋼あるいはハッ
ト形鋼といった軽量形鋼材は、鋼板材や帯板鋼材などの
素板を所定の断面形状にロール成形して製造される。こ
のため、長手方向に沿った端部は、一般に、成形前の素
板切断時の角張った断面をそのまま保持している。した
がって、製品化された軽量形鋼材は、運搬時や用途に応
じた現場組み付け作業時に、手や身体の一部が当該端部
に触れて滑るなどすると、思わぬけがを生じさせること
がある。特に、みぞ形鋼をランナー材として使用する場
合など、板厚の比較的薄い板材を使用する。このため、
長手方向端部が鋭利な刃物に近い状態となり、多数本を
束ねて運搬するときなど、抱えている腕や肩から滑り落
ちると、身体を傷つける事故をおこし易い。これを解消
するために、軽みぞ形鋼の場合、図5に示すように両側
壁A,Aの上部をみぞ内に折り返すことにより長手方向
に沿った端部B,Bがみぞ外に露出しないようにしたも
のもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、長手方
向に沿った端部B,Bを折り返したものは、軽量形鋼材
のロール成形ラインで徐々に180度曲げを行うために
ロールの段数を数多く付加しなければならず、その分、
ラインが長くなり、既存のロール成形ラインの大幅な変
更を必要とする。この結果、製造コストも大きく増加す
る。
【0004】本発明の目的は、既存の製造ラインに大幅
な変更を加えることなく比較的安価に製造できる、安全
性の高い軽量形鋼材とその製法を提供することにある。
【0005】
【課題を達成するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するために次の構成を備える。すなわち、本発明
に係る軽量形鋼材は、冷間ロール成形される軽量形鋼材
であって、長手方向に沿った端部が、バリ取りされ、圧
延されて断面R形状を成している、点に特徴がある。こ
の軽量形鋼材は、ロール成形製造ラインの原材料供給部
から連続的に引出される鋼板材もしくは帯板鋼材などの
素板の長手方向に沿った端部を、バリ取りし、バリ取り
された素板の当該端部を押えロールによって圧延してR
状に加工した後、端部処理された素板を所定の断面形状
にロール成形する、ことによって製造される。バリ取り
と圧延加工は、素板が原料供給部からロール成形機に水
平移送される間に行われる。
【0006】
【実施の最良の形態】以下、本発明を図示した実施例に
基づいて詳説する。図1は、本発明の一実施例に係る軽
みぞ形鋼を示す。図中符合1は、ランナーを構成する軽
みぞ形鋼本体で、みぞを形成する底壁部2とここより一
体的に立ち上がり形成された両側壁部3,4とから成
る。両側壁部の上端、すなわち軽量形鋼材の長手方向に
沿った端部3a,4aは、バリ取りされ、圧延によるR
加工が施されている。
【0007】具体的には、図2に示す手順でR加工が施
される。アンコイラーなどの素板供給源から引出された
素板は、レベラーによって巻きぐせなどを修正された
後、ロール成形機に送られる。本発明方法では、素板供
給源からロール成形機に水平移送される間に、両側端部
が先ずサンダーによってバリ取り加工される。バリ取り
された素板5は、図3に示すように更に圧延ロール6に
よって両側端部5aがR状に圧延加工される。素板の板
厚と幅寸法の関係によっては、圧延ロール以外に受けロ
ールや押えロールが併用される。R寸法は、素板の板厚
や軽量形鋼材の断面形状あるいは用途などに応じて適宜
設定される。
【0008】前処理としてのバリ取りを行うことなくそ
のまま圧延処理のみを行った場合、図4に見られるよう
に、素板5の両側端部にあるバリがそのまま圧延される
ことによって、R部に内方を向いた先端の鋭利な突条C
が形成される。こうした突条Cは、ロール成形後もその
まま維持され、軽量形鋼材の取扱い安全性を損なう。し
たがって、圧延によるR加工の前には、必ずバリ取り処
理が行われる。
【0009】R加工による端末処理が施された素板は、
そのままロール成形機による成形がなされ、所定の断面
形状の軽量形鋼材、例えば図1に示す軽みぞ形鋼にな
る。この軽みぞ形鋼は、長手方向に沿った端部がR状を
成し、角部を有さないので、いたって安全に取り扱うこ
とができる。なお、バリ取りや圧延は、ロール成形ライ
ンの推進力を利用して行われるので、サンダーや圧延ロ
ールなど所要の部材を素板側端部に軽く当接させるだけ
で、容易に加工処理できる。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば次の効果を奏する。長手
方向に沿った端部に、バリ取りし、圧延によるR加工が
施されているので、手や身体などに摺接してもこれらを
傷つけるおそれが少なく、組み付け作業や運搬などの取
扱い時の安全性を向上させることができる。従来の端部
の180度曲げによる場合のようにロール成形ラインに
多くの段数のロールを付加させる必要がないので、経済
的に製造できる。
【0011】また、本発明方法では、素板が供給源から
ロール成形工程へと引張される間にバリ取りと圧延によ
るR加工を行うので、製造される軽量形鋼材の断面形状
に拘束されることなく、全ての断面形状の軽量形鋼材に
適用できる。また、バリ取りと圧延によるR加工を行う
だけであるから、曲げによる段数の多いロールを使う場
合とは異なり、既存のロール成形ラインをそのまま利用
でき、安全性の高い軽量形鋼材を比較的容易に製造でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る軽みぞ形鋼の端面図。
【図2】図1の軽みぞ形鋼の製造工程を示すブロック
図。
【図3】バリ取り後の素板に圧延加工を施す状態の説明
図。
【図4】素板の長手方向端部にR圧延加工のみを施した
状態を示す概略図。
【図5】従来の軽みぞ形鋼の一例を示す端面図。
【符号の説明】
1 軽みぞ形鋼 2 底壁部 3,4 側壁部 3a,4a 端部 5 素板 5a R加工された端部 6 圧延ロール

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷間ロール成形される軽量形鋼材であっ
    て、 長手方向に沿った端部が、バリ取りされ、圧延されて断
    面R形状を成す、軽量形鋼材。
  2. 【請求項2】前記軽量形鋼材が、ランナー材である、請
    求項1記載の軽量形鋼材。
  3. 【請求項3】ロール成形製造ラインの原材料供給部から
    連続的に引出される鋼板材もしくは帯板鋼材などの素板
    の長手方向に沿った端部を、バリ取りし、 バリ取りされた素板の当該端部を押えロールによって圧
    延してR状に加工した後、 端部処理された素板を所定の断面形状にロール成形す
    る、 ことを特徴とする軽量形鋼材の製法。
  4. 【請求項4】素板が原料供給部からロール成形機に水平
    移送される間に、素板両側端のバリ取り加工と前記圧延
    加工を行う、 請求項3記載の軽量形鋼材の製法。
  5. 【請求項5】前記軽量形鋼材が、ランナー材である、請
    求項3もしくは4記載の軽量形鋼材の製法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012215067A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Nippon Steel & Sumikin Metal Products Co Ltd 太陽光パネル架台
JP5721201B1 (ja) * 2013-11-25 2015-05-20 日立機材株式会社 フロアパネル
CN106180332A (zh) * 2015-05-27 2016-12-07 蒂森克虏伯钢铁欧洲股份公司 用于板材的非切削式的边缘加工的设备和方法

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