JPS6219583Y2 - - Google Patents

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JPS6219583Y2
JPS6219583Y2 JP18444980U JP18444980U JPS6219583Y2 JP S6219583 Y2 JPS6219583 Y2 JP S6219583Y2 JP 18444980 U JP18444980 U JP 18444980U JP 18444980 U JP18444980 U JP 18444980U JP S6219583 Y2 JPS6219583 Y2 JP S6219583Y2
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JP18444980U
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JPS57107774U (ja
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は医薬錠剤用のパツケージに係わり、
特に誤つて幼児が開封することが極めて困難な錠
剤用パツケージに関する。
従来、糖衣錠、カプセル錠等の医薬錠剤用に
PTP型包装(プレススルーパツク)が多く用い
られている。従来このPTP型包装は開封口にア
ルミニウム箔単体を貼着したものがほとんどであ
つて、開封上極めて簡便なものとなつている。
しかし、このことは逆に幼児が誤つて開封し、
服用する危険性を意味するものである。そのた
め、このような危険性を排除するため幼児にとつ
て開封が困難なPTP型包装についても、いくつ
かの提案がなされている。たとえば従来のアルミ
ニウム箔単体からなる封止用蓋体の代りに易剥離
性の接着剤で接合した複数層からなる封止用蓋体
を用い、服用時において、まず易剥離性接着剤被
着部を境にして蓋体上部層を剥離したのち、包装
体のポケツト部を押圧して蓋体下部層を破り錠剤
を取り出すようにしたものが知られている。
しかし、このような従来のPTP型包装におい
ては、蓋体上部層のみをまず剥離させるため、易
剥離性接着剤を介在させるものであるから、製造
工程上複雑となり、該接着剤の経時変化、さらに
は人体に対する有害などの問題があり、必ずしも
好ましいものではない。
この考案は上記事情に鑑みてなされたものであ
つて、幼児にとつて開封することが困難な構造を
有し、かつ封止用蓋体の剥離層間に接着剤を介在
させる必要がなく、製造上簡単な構造の錠剤用パ
ツケージを提供することを目的とする。
すなわち、この考案は錠剤を収容した凹部を有
する容器本体と、該凹部開口部を密封するフイル
ム状蓋体とから錠剤用パツケージにおいて、該フ
イルム状蓋体が共押出しフイルムからなる積層フ
イルムを少なくとも含み、該共押出しフイルムが
上記容器本体と接着した厚み5〜20μの内側フイ
ルム層を有し、該内側フイルム層の上記容器本体
上面との接着強度が該内側フイルム自体の引き裂
き強度ならびに上記共押出しフイルムの他のフイ
ルム層との接着強度より少なくとも大であること
を特徴とする錠剤用パツケージを提供するもので
ある。
以下、この考案を図示の実施例を参照して説明
する。
図中、1は容器本体であつて、錠剤2を収容す
るための凹部3を形成したポリ塩化ビニル等のプ
ラスチツク成形体からなつている。この容器本体
1の上部周縁の一角部には段部4が形成され、さ
らに、この容器本体1の上面にはポリエチレンフ
イルム層5が付着されている。この容器本体1の
上面のフランジ部1aには凹部3を密封するよう
にしてフイルム状蓋体6がヒートシールされる。
このフイルム状蓋体6はたとえば厚み30μのポリ
プロピレンフイルム層7と厚み10μのポリエチレ
ンフイルム層8とからなる共押出しフイルムの表
面にアルミニウム箔9を接着させたものからな
り、第2図に示すように容器本体1の凹部3周縁
に圧着させた状態でヒートシールされる。これに
よつて、ポリエチレンフイルム層5,8相互が溶
着して凹部3周囲に沿つてヒートシール部10が
形成されるが容器本体1の一角部に形成された段
部4部分の双方のポリエチレンフイルム層はヒー
トシール時に互いに圧着されないから、シールさ
れないままの状態に保たれ、開封時において剥離
を容易にする摘み片6aがフイルム状蓋体6の一
角部に形成される。
しかして、このパツケージ内に収容された錠剤
を取り出す場合は、まず、段部4部分のヒートシ
ールされていない部分のフイルム状蓋体すなわた
摘み片6aを摘み、上方に引き上げれば、供押出
しフイルムのポリエチレンフイルム層8の容器本
体1との溶着部の接着強度が共押出しフイルムの
ポリプロピレンフイルム層7とポリエチレンフイ
ルム層8との間の接着強度並びにポリエチレンフ
イルム層8自体の引き裂き強度よりも十分に大き
いため、第3図に示すようにポリエチレンフイル
ム層8がその段部4部分の接着部近傍で引きちぎ
れ、ついで、ポリエチレンフイルム層8とポリプ
ロピレン層7との間が剥離され、第4図に示すよ
うにポリエチレンフイルム層8のみが凹部3の開
口部を被覆した状態で残される。ついで、凹部3
を底面を上方に押し上げれば収容されている錠剤
2を介して肉薄のポリエチレンフイルム層8を容
易に被ることができ、これによつて錠剤を容易に
取り出すことができる。
以上説明したように、この実施例によれば、錠
剤の取り出しはフイルム層の剥離、ついで別のフ
イルム層の破断の2ステツプを経なければおこな
うことができないので幼児等が誤つて服用する危
険を効果的に防止することができる。
また、この2段階の取り出しにおいて剥離され
るフイルム相互間は共押出し時の接着によつての
み保持され、従来のように接着剤あるいは粘着剤
を介在させる必要がないので製造工程も簡単とな
り、経時変化による影響、あるいは人体に対する
影響等の問題も回避することができる。
なお、共押出しフイルムとして上記実施例では
外側層としてポリプロピレンフイルムを用い、内
側層として肉薄のポリエチレンフイルムを用いた
例について述べたが、その他アイオノマーとナイ
ロンあるいはポリエチレンとポリエチレンゴム等
種々の組合せが可能であることは容易に理解し得
よう。ただし、いずれの場合でも、これら内外フ
イルム層間の剥離強度は50〜700gr/15mm巾の範
囲内で選択することが好ましい。内側フイルム層
の厚みは引裂き強度および容器本体ならびに外側
フイルム層との接着強度を考慮して適宜決定し得
るが、一般には5〜20μ程度とすることが好まし
い。この共押出しフイルム上面に貼着される基材
として上記実施例ではアルミニウム箔を用いた例
について述べたが必要に応じ、これ以外の材料を
使用してもよく、又、場合によつては省略するこ
とも可能である。
また、上記実施例ではフイルム状蓋体の剥離を
容易にするため容器本体の上面一角部に他部より
窪んだ段部を形成したものについて述べたが、そ
の他、この部分を切欠したり、あるいは内側フイ
ルムと接着しないワツクスを予め塗布したりし
て、剥離時の摘み片を形成するようにしてもよ
い。さらに、上記実施例ではポリ塩化ビニルから
なる容器本体の上面並びに内側面にポリエチレン
層を被着させ、フイルム状蓋体の内側フイルム層
をなすポリエチレン層との接着強度を高めたもの
について述べたが、これに限らず、フイルム状蓋
体の内側フイルム層の種類に応じ、接着性の良好
な任意の材料を用いてもよく、又、容器本体の材
質を適当に選ぶことにより、このような被覆層を
省略することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係わる錠剤用パツケージを一
部分解して説明する断面図、第2図は本考案に係
わる上記包装体の平面図、第3図および第4図は
錠剤を取り出す操作を順次説明する斜視図であ
る。 図中、1……容器本体、2……錠剤、3……凹
部、4……段部、5……ポリエチレンフイルム
層、6……フイルム状蓋体、7……ポリプロピレ
ンフイルム層、8……ポリエチレンフイルム層、
9……アルミニウム箔、10……ヒートシール
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 錠剤を収容した凹部を有する容器本体と、該
    凹部開口部を密封するフイルム状蓋体とからな
    る錠剤用パツケージにおいて、該フイルム状蓋
    体が共押出しフイルムからなる積層フイルムを
    含み、該共押出しフイルムが上記容器本体と接
    着した厚み5〜20μの内側フイルム層を有し、
    該内側フイルム層の上記容器本体上面との接着
    強度が該内側フイルム自体の引き裂き強度なら
    びに上記共押出しフイルムの他のフイルム層と
    の接着強度より大であることを特徴とする錠剤
    用パツケージ。 (2) フイルム状蓋体がポリエチレンフイルムから
    なる内側フイルムおよびポリプロピレンフイル
    ムからなる外側フイルムから構成された共押出
    しフイルムと、該ポリプロピレンフイルムの上
    面に積層されたアルミニウムフイルムとからな
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の錠剤用
    パツケージ。 (3) 共押出しフイルムを構成する内外フイルム層
    間の接着強度が50〜700gr/15mm巾である実用
    新案登録請求の範囲第2項記載の錠剤用パツケ
    ージ。 (4) 容器本体がポリ塩化ビニルからなり、かつ、
    少なくともその上面にポリエチレン層が被着さ
    れている実用新案登録請求の範囲第2又は3項
    記載の錠剤用パツケージ。 (5) 内側フイルム層と容器本体の上面との接着部
    の一部に蓋体剥離のための非接着部が形成され
    ている実用新案登録請求の範囲第1ないし4項
    のいずれかに記載の錠剤用パツケージ。 (6) 非接着部に相当する部分の容器本体が肉薄の
    段部を形成している実用新案登録請求の範囲第
    5項記載の錠剤用パツケージ。 (7) 非接着部に相当する部分の容器本体に切欠部
    が形成されている実用新案登録請求の範囲第5
    項記載の錠剤用パツケージ。
JP18444980U 1980-12-22 1980-12-22 Expired JPS6219583Y2 (ja)

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JPS6253620A (ja) * 1985-09-02 1987-03-09 凸版印刷株式会社 加熱容器及びこの容器の充填密封方法
JP2004142800A (ja) * 2002-10-25 2004-05-20 Toppan Printing Co Ltd 蓋材
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