JPS62195212A - 複条植え移植装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、野菜移植機や田植機の複条植え移植装置に
関する。

〔従来技術とその問題点〕

従来、複条植え移植装置として実開昭５８−１６０１０
号公報に見られる通り、植付部伝動ケースにクランクと
揺動アームとによって装着された題移植具を筒状枠で左
右方向に複数個連結する構成のものがあった。

しかし、この構造のものは１ｍ移植共が回転運動をしな
いでクランクによる揺動運動をする構造であった為に、
複数の苗移植具が左右方向へ連結されると、クランク自
体に相当な負荷がかかって耐久性に乏しく、しかも、こ
のものでは、クランク運動のために振動が極めて大きく
なって実用性に乏しかった。

また、苗移植具が前後に重なるような技術手段が採用で
きず、このために、高速移植するためにはクランクの回
転を上げるしかなく、実質的な高速移植が不可能であっ
た。

〔問題点を解決するための手段〕

従来技術の問題点を解決するために、この発明は、伝動
回転会喫される回転ケース２３の側部停に、この回転ケ
ース２３内の伝動機構によって、該回転ケース２３の回
転数と同一回転数で逆回転すると共に、該回転ケース２
３の回転に対して回転角速度が変動するよう回転される
第１軸３１ａを設け、この第１軸３１ａに苗移植具３７
のケース本体３８を装着し、このケース本体３８内には
、前記回転ケース２３に一体的に取付けられる第２軸３
４を挿通して、この第２軸３４に移植時に作動する苗放
出機構を作動するカム体４５を設けた・移植装置におい
て、苗移植具３７を左右方向に複数個その各ケース本体
３８が筒状枠５１でもって一体的になるよう連結し、各
ケース本体３８内の各カム体４５を前記筒状枠５１を貢
通ずるカム連結軸５５に互に連結してなる複条植え移植
装置とした。

〔発明の作用及び効果〕

この発明は、左右方向に一定の簡隔で配設され゛る苗移
植具が回転ケースを介して伝動されるから振動がほとん
ど生じないで円滑に作動して、的確に苗を移植できろ、
しかも、回転ケースに、前後に重合する恰好で左右方向
に複数の苗移植具を装着できるから、回転ケースの回転
数を減じても十分に移植能率を向上でき、しかも１回転
ケースの数を少なくして所定の条数が移植できるから、
構造を簡単化できる作用効果を奏する。

〔実施例〕

この発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明すると
、１は乗用牽引車で、左右一対の前軸２゜２と、ミッシ
ョンケース３の左右両側に基部が固着されていて、後方
へ延びるチェンケース４，４を介して軸承される左右一
対の後輪５，５を設けた機体６の前側上部にボンネット
７で覆われてエンジンを搭載し、ボンネット７の後端上
方にハンドル８を設け、その後方に操縦座席９をを設け
ている。

１０は移植機で、フレームを兼用する移植伝動ケース１
１の前側上部に苗を載置して左右に往復移動する苗載せ
台１２と移植伝動ケース１１の後端側に装備される移植
装置１３と下部に装着される整地フロート１４．１５等
からできている。

そして、この移植機１０は油圧装置１６で上下動される
昇降リンク機構１７で上下動するよう構成している。

移植装置１３を次に詳述する。

１８は駆動軸で、前記移植伝動ケース１１に軸受けされ
ていて、チェン１９及びスプロケット２０によって伝動
回転されるように構成されている。

２１は軸受メタルで、移植伝動ケース１１の外側面にボ
ルト２２．２２で止着され、この内部に前記駆動軸１８
が挿通され、このメタル２１によってもベアリングを介
して駆動軸１８を軸受けしている。

２３は回転ケースで、前記駆動軸１８の先端部にキー２
４で前後中心部分を取付けて、伝動回転されるように構
成している。２５は止着用ナツト。

２６．２．“）ヨオイルシールを示す、２８は偏心太陽
ギヤーで、前記軸受メタル２１にボス部がキー２９で楔
着されていて、回転ケース２３内に内装されている。そ
して、駆動軸１８がこの太陽ギヤー２８内を突通ってい
る。

３０．３０は偏心カウンターギヤーで、回転ケース２３
内に回転自在に軸架され、前記太陽ギヤー２８に常時噛
合って遊量回転されている。

ｉ ３１．３１は偏心する遊輌ギヤーで、前記回転ケース２
３の先端側の内部にベアリング３２，３３を介してボス
部外周を回転自在に軸受けさせ。

前記偏心カウンターギヤー３０．３０に噛合せて遊桑回
転されるように構成している。そして、各ギヤー２８．
３０．３１の歯数を同一とし１回転ケース２３が正方向
に回転するとき、ギヤー３１が逆方向に１回転するよう
に構成しである。

工 ３１ａは遊→ギヤー３１と一体形成した第１軸で１回転
ケース２３の外側に突出ならしめている。

σ ３４は第２軸で、前記遊榊ギヤー３１及び第１軸３１ａ
内を貫通して、その始端側が回転ケース２３に固定板３
５をボルト３６を介して止着されている。

３７は苗移植共で、ケース本体３８と苗分割移植爪３９
と苗放出機構としての押出フォーク４０等から出来てい
て、このケース本体３８を、取付は金具４１を介して前
記第１軸３１ａに止着している。　取付金具４１は、前
記ケース本体３８にボルト４２で固着されると共に、第
１軸３１ａにはキー４３とコツタービン４４とで一体的
に回転して、かつ、横方向にはずれないように止着され
ている。

４５はカム体で、前記第２軸３４にキー４６で取付けら
れ、前記ケース本体３８内に納められている。４７はベ
アリングである。

４８は梃子で、前部押出フォーク４０の取付軸４０ａを
上下動するものであり、ピン４９に前後中間が回動自在
に支持されていて、基部側を前記カム体４５に接当させ
、先端部側を前記取付軸４０ａに係合している。５０は
ばねを示す。

５１は筒状枠で、前記苗移植具３７の外側部に取付金具
５２、キー５３．ボルト５４を介して固着されている。

５５はカム連結軸で、前記筒状枠５１内に挿通されてい
て、その始端側を前記第２軸３４の先端に接合ならしめ
、この接合部が角軸と角孔で連結嵌合させて一体的に回
転されるように構成している。

尚、このカム連結軸５５は第２軸３４をそのまま延長し
て一体軸としても差支えない。

そして、前記筒状枠５１とカム連結軸５５の先端部側に
は、前述の取付構造と同じ手段で別の苗移植具３７を装
着し、更に、この苗移植具３７にも同じような連結手段
で更に別の苗移植具３７を次々と連結して複条植えの移
植装置とする。

尚、第５図あるいは第６図の通り、前後の苗移植具３７
，３７の外端部のものを連用の回転体５６で、この回転
体５６に対して苗移植具３７，３７が回動可能な状態で
連結して、この回転体５６庫 を移植伝動ケース１１に一体的に止着された枠肴５７に
、前記回転ケース２３の回転駆動軸１８と同一軸芯上で
回転自在に取付けると、苗移植具３７．３７・・・は左
右面支持形態となり強度上非常に都合がよい。また、こ
のような構成にすると、動力伝達用の回転ケース２３は
１個で済み安価な構成になる。

尚、第７図及び第８図で示した通り、回転ケース２３を
変形して、駆動軸１８から前後一側方にのみ伝動ギヤー
を内装するケースとして他側方は単なる板状部とした回
転ケース２３ａとして、眞後一方側の苗移植具３７，３
７・・・は、ケース内の伝動機構で伝動回転される苗移
植具３７，３７・・・側の連結軸からチェンあるいはタ
イミングベルト等の無端帯５８によって駆動する構成と
してもよい。この場合には、更に、構成を簡単化でき、
コスト低減を図ることができる。

上側の構成によると、乗用牽引車１で移植機１０を牽引
しながら駆動軸１８で回転ケース２３を回転させると、
固定されている太陽ギヤー２８の１にこの偏心カウンタ
ーギヤー３０．３０から動力が伝達され、第１軸３１ａ
が回転ケース２３と同一回転数で逆転される。しかも、
偏心ギヤによる動力伝達のために角速度が変更し、この
第１１！ｌ！３１ａに取付けられた苗移植具３７の苗分
割移植爪３９の先端は移植軌跡イを描き、苗載せ台１２
から一株分づつの苗を分割保持して整地フロート１４．
１５で整地された土壌面へ苗を移植する。

このとき、第２軸３４は回転ケース２３側に固定されて
いるから、これに楔着のカム４５と苗移植具３７のケー
ス本体３８に取付けられた梃子４８の基部とは回転に伴
って摺動し、この梃子４８に係着の押出フォーク４０を
取付けた＃４０ａは上下動する。即ち、苗載せ台１２か
ら苗を分割する前段位置から土壌面へ苗を移植する時点
までは押出フォーク４０が停止状態を保ち、移植時点で
カム４５の段部に梃子４８の基部が対応してばね５０で
急速に押出フォーク４０が下動して保持している苗を土
壌中へ押出す。そして、その後の苗移植具３７の上動工
程において次第に押出フォーク４０が上動して停止し、
苗を分割保持するに至る。

このように、前後及び左右に配設された全ての苗移植具
３７，３７・・・は一体内に苗移植運動をするが、この
場合偏心ギヤー列を内装する回転ケース２３が１個でも
って、左右横方向に並設される複数の苗移植具３７，３
７・・・を−挙に作動でき。

ｒよ 安価が構成にでき、しかも前後にも苗移植具が重合する
恰好になり、回転ケース２３をゆっくりと回転しても十
分な渭植付速度が得られる。

【図面の簡単な説明】

図は、この発明の一実施例を示したもので、第１図は側
面図、第２図は要部の平面図、第３図は要部の平断面図
、第４図は一部断面の側面図、第５図、第６図、第７図
は夫々れ別個の要部を示した簡略平面図、第８図は第７
図の要部を示した平断面図である。 図中記号、２３は回転ケース、３１ａは第１軸、３４は
第２軸、３７は苗移植具、３８はケーース本体、４５は
カム体、５１は筒状枠、５５はカム連結軸、５６は回転
体を示す。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）伝動回転される回転ケース２３の側部に、この回
   転ケース２３内の伝動機構によって、該回転ケース２３
   の回転数と同一回転数で逆回転すると共に、該回転ケー
   ス２３の回転に対して回転角速度が変動するよう回転さ
   れる第１軸３１ａを設け、この第１軸３１ａに苗移植具
   ３７のケース本体３８を装着し、このケース本体３８内
   には、前記回転ケース２３に一体的に取付けられる第２
   軸３４を挿通して、この第２軸３４に移植時に作動する
   苗放出機構を作動するカム体４５を設けた移植装置にお
   いて、苗移植具３７を左右方向に複数個その各ケース本
   体３８が筒状枠５１でもって一体的になるよう連結し、
   各ケース本体３８内の各カム体４５を前記筒状枠５１を
   貫通するカム連結軸５５に互に連結してなる複条植え移
   植装置。
2. （２）前記回転ケース２３が前後中間部位を中心として
   回転され、その両先端側の側部に複数基の苗移植具３７
   、３７・・・を装着する特許請求の範囲第１項記載の複
   条植え移植装置。
3. （３）左右方向の先端位の苗移植具３７を、前記回転ケ
   ース２３の回転軸芯と同一軸芯のまわりに回転される回
   転体５６に連結してなる特許請求の範囲第１項記載の複
   条植え移植装置。
4. （４）回転ケース２３の回転中心部位から前後一側方の
   ケース内にのみ伝動機構を設け、前後の第１軸同志をチ
   ェン又はタイミングベルト等の無端帯で伝動してなる特
   許請求の範囲第１項記載の複条植え移植装置。