JPS62194483A - 時計部品の製造方法 - Google Patents

時計部品の製造方法

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JPS62194483A
JPS62194483A JP61036788A JP3678886A JPS62194483A JP S62194483 A JPS62194483 A JP S62194483A JP 61036788 A JP61036788 A JP 61036788A JP 3678886 A JP3678886 A JP 3678886A JP S62194483 A JPS62194483 A JP S62194483A
Authority
JP
Japan
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region
temp
carbon steel
carbon
ferrite
Prior art date
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Pending
Application number
JP61036788A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Kuboki
久保木 功
Katsuyoshi Muraishi
村石 勝良
Kenzo Kato
健三 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Instruments Inc filed Critical Seiko Instruments Inc
Priority to JP61036788A priority Critical patent/JPS62194483A/ja
Publication of JPS62194483A publication Critical patent/JPS62194483A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B37/00Cases
    • G04B37/22Materials or processes of manufacturing pocket watch or wrist watch cases

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Heat Treatment Of Steel (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、時計部品の製造方法に関するものである。
(発明の概要) かなに代表される極めて小さく、複雑形状を有し、高寸
法精度の要求される時計部品を製造するために、重量比
で0.05〜0.50%の炭素を含む(以下%Cとする
)低中炭素鋼を低温域よりAClからAC3変態点にい
たる中間温度域に昇温保持後、焼入れを行い、続いて自
動旋盤にて加工するようにしたものである (従来の技術) 従来、自動旋盤にて加工される時計部品用炭素鋼は、伸
線、焼鈍処理を数回繰り返し所望する寸法近くまでの寸
法とした後、その線材を直線加工及びセンタレス加工し
、所望の寸法の棒材として使用している。
したがって、上記従来の方法で加工した時計部品用炭素
鋼は、伸線■程間の焼鈍時に、炭素鋼中のセメンタイト
が球状化しく以下球状セメンタイトとする)、フェライ
ト地中にこの球状セメンタイトが独立して分散するよう
になる。また球状セメンタイト粒度を調整するため釘は
、伸線工程中に球状化焼鈍を行っている。
(発明が解決しようとげる問題点) しかし、従来のこのような加工方法による金属組織のま
まであると、低炭素鋼は炭素量が少ないために、球状セ
メンタイト嬢が非常に少なく、フェライトがほとんどを
占めるようになる。しかも、伸線工程中の焼鈍では、原
線のパーライト相中の炭素原子のフェライト中への拡散
が充分に行われず、球状セメンタイトが均一に分散せず
、炭素成分の多い部分に集合づるようになる。これによ
り、球状セメンタイトを含まないフェライト地のみの部
分の割合が非常に多くなり、このフェライトが、伸線方
向に伸ばされ、フェライトバンドのような状態で存在す
るようになる。
フェライトは非常に軟らかく、粘い性質を有しており、
伸線による加工応力が残留している。このようなフェラ
イトの多い低炭素鋼は、切削抵抗を小さく、切削速度を
速くすることができるが、強伸線加工を加えても強度、
耐摩耗性を充分に高くすることができず、旋削加し時の
バイト圧により材料に負荷がかかり偏心回転が生じ、寸
法精度のバラツキが大ぎくなったり、表面仕上り性(外
観)が、著しく劣る。また、フェライトバンドの存在に
より、強度のバラツキ、被削性のバラツギも生じる。
また、中炭素鋼は、軟かいフェライト地の量が少なく、
非常に硬くもろい球状セメンタイト吊が多くなるため、
切削抵抗が大きくなり、切削速度を速くすることができ
ない。
また、以上のような性質を持つ低中炭素鋼は、材料強度
が弱く、部品旋削加工後、焼入れ、焼戻し等の熱処理を
行う必要があり、このような加工後の熱処理によって生
じる部品の寸法変化等を考慮しなければならない等の欠
点を有している。
そこで本発明は従来のこのような欠点を解決するために
、旋削加工時に低中炭素鋼の伸縮だけでは得られない強
度と、部品品質に重要な耐摩耗性を兼ねそなえた、長時
間連続旋削加工を可能にした、安価な精密加工部品の製
造方法を提供することを目的としたものである。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するためにこの発明は、0.05〜0
.50%Cを含む低中炭素鋼を低温域よりAClからA
c3変態点にいたる中間温度域に昇温保持後焼入れを行
い、続いて、旋削加工を行うようにした。
(作用) 低中炭素鋼(亜共析鋼)を低温域より、Ac1からAC
3変態点にいたる中間温度域に昇温保持後、油又は水等
の高冷却能を有する冷却媒体中に急冷すると、保持中に
生成したオーステナイトは、続く急冷によりマルテンサ
イト化し、フェライトとマルテンサイトからなる二相混
合組織となる。
このようなフェライトとマルテンサイトニ相混合鋼は、
切削加工するとマルテンサイト相が変形し難いことに起
因して、切削くずせん新城において軟かいフェライト相
に歪が象申し、加工硬化によってミクロクラックが生成
して容易に細片化するため、処理性が著しく向上した切
削くずとなる。
この際、せん新城は混在づるマルテンサイト相が障害と
なって縮小され、切削工具に加わる切削抵抗が減少する
また、同炭素口の炭素鋼を完全にマルテンサイト化した
ものよりも、二相混合相のほうがフェライトが生成して
いるために、より炭素量の多いマルテンサイトとなり、
マルテンサイト相の硬度は高くなる。さらに、フェライ
ト・球状セメンタイト組織の球状セメンタイトの分布量
形状よりも、硬いマルテンサイト相の分布量・形状を大
きくすることができるので、従来の方法よりも高強度化
耐摩耗化が可能となる。
また、熱処理温反及び時間の冷却速度の制御により、マ
ルテンサイト相の分布量、形状をコントロールづること
がCきるので、部品により、切削性9強度等を変化させ
ることが可能である。
本発明は、低中炭素鋼に上記特徴を有するフェライト・
マルテンサイトニ相混合相を生成することによる。
(実流例) 以下に実施例によって本発明を詳述する。
第1図は従来の方法による製造]二程と本発明方法によ
る製造工程を示した図であり、第2図は本発明に用いた
線材連続焼入装置の概略図を示したものである。
実施例−1 第1表 (wt%) 本発明に使用した供試材の化学成分を第1表に示す。こ
の複合快削中炭素鋼のφ5.5mの原線を焼鈍、伸線加
工を4回繰り返し、φ1.5mの線材としたものを、第
2図に示した線材連続焼入装置にレットする。焼入れ処
理は、第2図のトルクモーター2でテンションをかけて
巻き取りながら、750℃に保持したN2雰囲気の高温
炉1の均熱帯を5分で通過するような速度で送り、同炉
内のN2ガスカーテンでしきられている別室に設けられ
た油槽中を通し急冷を行った。トルクモ−ター2で巻き
とられた線材はコイルのまま直線機にセットされ、直線
加工を行い、棒材とした後、寸法出しのためのセンタレ
ス加工を行った。1本発明は、伸線後焼入処理を行うた
め、伸線工程中の熱処理条件が複雑な球状化焼鈍を削除
することができる。
このようにして得られた被加工材の材料強度、特に旋削
加工に要求される特性について従来材との比較を示した
ものが第2表である。
第2表 従来から複雑形状の精密部品用細線材は、旋削加工用と
して引張強度100Ny/ad、硬さIt v 300
以上が要求されてきた。本発明は従来を上回る強度が得
られ、従来品では対応できなかった複雑形状部品の加工
も可能となった。
第3表は、第3図に示す腕時計用部品として最も寸法精
度、外観仕上げ性を要求されるかな部品を自動旋盤にて
加工した被旋削加−1二性試験データを示したものであ
る。このときの旋削条件及び測定条件を次に示す。
1、旋削条件 切削工具材質    超硬 主軸回転数     15000rpm1個当りの旋削
時間 8秒 材料径       φ1.5履 2、測定条件 寸法        第3図Aのホゾ径外観     
   第3図Bの歯部 個数        n=20 従来方法では同一刃具で加r後36時間で寸法= 9− 精度、外観共に悪くなり始め、72時間まで時計部品と
して使用できる限度であるのに対して、本発明では、9
6時間から外観に変化が見られ、168時間までの使用
が可能である。寸法精度も使用可能範囲まで加工時間と
ほぼ比例しており、安定している。このように従来の方
法では、同−刃具での連続加工時間72時間に対して本
発明の寸法ではその2倍以上まで向上した。
実施例−2 ここで、本発明に0.05〜0.50%C範囲の炭素鋼
を使用したのは、0.05以下であると、材料強度が不
足し、旋削加工時の偏心回転により寸法精度がバラツク
ためであり、0.50%C以上であると、硬度が高すぎ
るため線材焼入れ後のコイル巻、直線加工、センタレス
加工が非常に困難になることと、熱処理制御が非常にむ
ずかしいためである。
0.05%C及び0.5%Cの炭素鋼細線を使用し、0
.05%C炭素鋼を800℃、0.5%C炭素鋼を73
0℃から、他条件は、実施例−1と同様な方法で焼入れ
を行ったところ、硬さはそれぞれ、Hv220 、 t
lv435となり、時計部品としての使用限度時間はそ
れぞれ216時間。
120時間となった。
実施例−3 快削成分を含まない、0.30%Cの炭素鋼細線を使用
し、実施例−1と同様な方法で処理を行ったところ、硬
さは、1lv320であり快削成分を含んだ材料とほぼ
変わらなかった。また、同−刃具で連続旋削加工したと
きの時計部品として使用できる限度時間は72時間であ
り、快削成分を含んだ材料の使用限度時間168時間と
較べ、172以下に減少するが、快削成分を含まない0
.30%Cの炭素鋼を従来の方法によって処理したもの
は、使用限度時間が24時間であり、これに較べると本
発明の方法による材料は快削成分を含まないものでも3
倍近くまで向上している。
(発明の効果) この発明は以上説明したように、従来がな等に用いる低
中炭素鋼細線は、伸線のままの強度、切削性が不充分の
状態で用いられでいたが、この低中炭素鋼を伸線後、焼
入れ処理を行うことにより、低中炭素鋼の伸線加工では
達しえない強度を得ることができ、その優れた快削性を
生かすことにより精密加工部品においてネックとされて
いた長時間連続加工を従来の2倍以上に向上させしめる
というような、品質が安定した、安価な精密部品の製造
方法を提供できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の方法による製造工程と本発明の方法によ
る製造工程を示した図、第2図は本発明に用いた線材連
続焼入れ装置の概略図、第3図は被旋削加工の比較試験
に用いた腕時計用かなの断面図である。 1・・・高温炉 2・・・トルクモーター 3・・・冷却槽 4・・・均熱帯 5・・・炭素鋼線 6・・・炭素鋼線コイル A・・・ホゾ部 B・・・歯形部 出願人  セイコー電子工業株式会社 代理人  弁理士  最 上   務 製造工捏図 廊1図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)重量比で0.05〜0.50%の炭素を含む炭素
    鋼を低温域によりAc1からAc3変態点にいたる中間
    温度域に昇温保持後、焼入れを行ない、続いて所望の形
    状に旋削加工を行うことを特徴とする時計部品の製造方
    法。
  2. (2)炭素鋼は、いずれも重量比でPbを0.10〜0
    .30%、Teを0.10%以下、Sを0.35%以下
    、Mnを1.5%以下を含む快削炭素鋼であることを特
    徴とする特許請求範囲第1項記載の時計部品の製造方法
JP61036788A 1986-02-21 1986-02-21 時計部品の製造方法 Pending JPS62194483A (ja)

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JP61036788A JPS62194483A (ja) 1986-02-21 1986-02-21 時計部品の製造方法

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JP61036788A JPS62194483A (ja) 1986-02-21 1986-02-21 時計部品の製造方法

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JPS62194483A true JPS62194483A (ja) 1987-08-26

Family

ID=12479525

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JP61036788A Pending JPS62194483A (ja) 1986-02-21 1986-02-21 時計部品の製造方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995024001A1 (de) * 1994-03-04 1995-09-08 Konrad Damasko Gehäuse für armbanduhren

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995024001A1 (de) * 1994-03-04 1995-09-08 Konrad Damasko Gehäuse für armbanduhren

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