JP3156166B2 - 表層部にフェライト相を有する鋼線材を得るための熱処理方法 - Google Patents

表層部にフェライト相を有する鋼線材を得るための熱処理方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鋼線材から必要な冷間引
抜加工や熱処理によって製造されるコンクリート補強用
鋼棒や各種螺合部材を得るに当たっての熱処理方法に関
するものである。産業上の利用分野は土木建築産業、機
械部品産業等である。
【0002】
【従来の技術および発明が解決使用とする課題】上記コ
ンクリート補強用鋼棒や各種螺合部材に対しては耐遅れ
破壊特性が要求されている。耐遅れ破壊特性とは、遅れ
破壊潜伏期間や遅れ破壊強さ等をいうが、それらは鋼材
の強度と関係している。一般的に鋼材強度が高くなるほ
ど、また鋼材の含有炭素量が多くなるほど耐遅れ破壊特
性は劣化する傾向にある。
【0003】遅れ破壊割れの感受性を改善するために、
種々の合金元素の添加効果が報告されているが、同時に
表層部の低炭素化効果も従来から検討されている。特
に、鋼材の表層脱炭を利用する技術としては以下の報告
がある。特開昭62−267420号公報(表面脱炭し
た高Si鋼線・鋼棒の製造法)では、1%以上のSiを
含有する鋼材を、熱間圧延前の均熱において、Ac1
Ac3 の温度範囲を5〜20℃/分で徐加熱すること、
また必要においては、Ar1 〜Ar3 の温度範囲で2相
域圧延を行う方法が提案されている。
【0004】このように加熱時に脱炭層を得る方法では
後述するように、短時間では大きな脱炭層が得られ難い
こと、およびその後の熱間圧延における鋼材の断面減少
に比例して脱炭層が薄くなるという問題がある。特開昭
57−13125号公報(低温用PC鋼線、撚線および
その製造方法)では、鋼線の表面に0.08mm以上の
均一な拡散脱炭層または完全脱炭層を有する低温用PC
鋼線を得る手段として、ビレット加熱炉あるいはパテン
ティング加熱炉において、燃料/空気比を調整して酸化
脱炭性雰囲気とする方法が提案されている。この場合の
問題点も同上であり、この方法では、短時間で大きな脱
炭層を得ることが難しい。その他、工業的な利用方法と
して、特開昭52−73161号公報(表面脱炭したナ
ット製造用中間素材)、特開昭51−93738号公報
(表面脱炭した打込みピン)、特開平3−120315
号公報(表面脱炭したワイヤーソーワイヤ)等が公知で
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は次の2点である。すなわち、従来行われて
いた鋼材の徐加熱方法では、鋼材表層部に厚い脱炭層を
形成させるのに、かなりの時間を要した。加熱時に厚
い脱炭層を形成させたとしても、その後の熱間圧延にお
いて断面減少率に比例した割合で脱炭層厚みの減少を伴
うものであった。そのため、鋼材の冷却工程において短
時間で厚い脱炭層(以下必要により表層部低炭素領域あ
るいは表層部フェライト相という)を得るための熱処理
方法を得ることを目的に、基礎的な実験を進めた。
【0006】
【課題を解決するための手段、作用】詳細は後述するが
基礎的な多くの実験を行った結果、次の方法で熱処理を
行えば鋼材表層部に0.12mm以上の低炭素領域を導
入できるという発明を得るにいたった。すなわち、本発
明の要旨とするところは下記のとおりである。
【0007】(1)重量%でSiを1%以上含有する鋼
材を、オーステナイト域に加熱した後に冷却するに際し
て、830〜900℃の温度範囲を、〔Si〕×〔lo
g(t)−log(30)〕が2.1以上になるように
して冷却することによって、鋼材の表面に0.12mm
以上のフェライト相を形成させることを特徴とする熱処
理方法。
【0008】ここで、〔Si〕は鋼材のSi含有量
(%)とし、tは830〜900℃の温度範囲に保持す
る時間(秒)とする。 (2)前項(1)の熱処理後、830〜900℃の温度
範囲から室温に冷却するに際して、600〜700℃の
温度範囲に1時間以上保持することによって、鋼材の表
面が0.12mm以上のフェライト相であり、内部が球
状化セメンタイト組織である線材を得るための熱処理方
法。
【0009】(3)線材の熱間圧延工程において、前記
化学成分組成の線材を圧延後室温まで冷却する途中で、
830〜900℃の温度範囲を、〔Si〕×〔log
(t)−log(30)〕が2.1以上になるようにし
て冷却することによって、鋼材の表面が0.12mm以
上のフェライト相であり、内部がフェライト・パーライ
ト組織である熱間圧延鋼線材を得るための熱処理方法。
【0010】以下これらの発明を得た実験内容について
詳細に説明する。 1.69%のSiを含有する鋼材(表1における記号K
5に化学組成を示す)を用いて、室温(フェライト・パ
ーライト組織)からオーステナイト・フェライトの2相
共存温度に加熱して保持した場合と、オーステナイト域
からフェライト域に冷却する際に830〜900℃で保
持した場合で、鋼材表層部に発生するフェライト相の厚
みを図1、図2に示した。これは、11mmの線材の表
層部を予め旋盤にて除去した後に図1、図2に示す熱履
歴を与えて、フェライト脱炭相(表層フェライト相)の
厚みを光学顕微鏡で測定したものである。図2の方が図
1に比べて明らかに表層フェライト相厚みが大きい。こ
のようにSi含有量の大きい鋼をオーステナイト相から
フェライト相に変態させる際に、830〜900℃の温
度範囲において所定の時間(Si含有量によって異な
る)保持することによって、顕著な表層フェライト相が
得られた。
【0011】
【表1】
【0012】最初に表層フェライト相の形成に及ぼす熱
処理条件の影響を把握した。表1に示す記号K5の試験
材を用いた。図1に示すように単に2相域に加熱するだ
けでは短時間で大きなフェライト相が得られないが、図
2に示すように冷却中に830〜900℃に保持する技
術を利用すれば、短時間で120μm以上に及ぶ顕著な
フェライト相を得ることができる。図2に示す熱処理方
法において、最初の加熱温度は鋼材が完全にオーステナ
イト相になる条件を選択すればよい。また、高温保持温
度としては表層フェライト相が顕著に成長する温度を選
定すべきであり、実験結果により830℃以上900℃
以下が有効である。望ましくは850〜880℃の範囲
である。図2からわかるように、この温度範囲において
は形成される表層フェライト相の厚みの変化が小さい。
【0013】次にオーステナイト域から冷却する際に8
30〜900℃の温度範囲で保持するという熱処理パタ
ーンにおける表層フェライト相の形成に及ぼす含有Si
量の影響を把握した。用いた鋼材は表1に示す記号K1
から記号K5の線材である。図3にSi含有量と表層フ
ェライト相厚みの関係を示す。Si量が0.8%未満で
は直線から急激にはずれてしまうが、0.8%以上では
含有Si量と表層フェライト相厚みの間には、ほぼ比例
関係が成立している。図4は表層フェライト相厚みに及
ぼす880℃保熱時間の影響を調べた結果である(対数
時間で示している)。Si量によって表層フェライト相
の厚みの増加度合は異なるが、いずれの場合も短時間で
急激に増加する傾向が認められる。この傾向を直線で近
似すると、およそ30秒程度から増加が始まっているこ
とがわかる。
【0014】以上述べたように表層フェライト相の厚み
は含有Si量と880℃保熱時間(対数時間)にほぼ比
例することがわかったので、ここでSi(%)×〔対数
保熱時間(s)−log(30)〕なるパラメーターを
導入した。このパラメーターを用いて図3、図4に示す
測定値を再プロットすると図5が得られる。ほぼ直線関
係が成立している。先に述べたように830〜900℃
の範囲においては形成される表層フェライト相の厚みの
変化が小さいので、図5に示す関係は830〜900℃
の温度範囲において成立する。すなわち、鋼材の冷却に
おいて必ずしも一定の温度に保持する必要はなく、上記
温度範囲に含まれる温度であれば、徐熱してもあるいは
徐冷してもかまわない。
【0015】ところで、鋼材の水素脆化感受性は鋼材の
炭素含有量に敏感であり、炭素含有量の低下に伴って感
受性が改善される。さらに水素脆化割れの起点は鋼材の
表層部に位置することが多い。このように炭素含有量に
敏感であり、かつ鋼材の表層部の性状に依存する特性に
対しては、鋼材表層部の低炭素化が有効な改善技術にな
り得る。表層部の低炭素域は当然のことながら厚い方が
望ましく、ある程度の最低厚みが必要である。水素脆化
感受性に関する多くの実験結果より、表層フェライト相
厚みとしては120μm以上が望ましいことがわかっ
た。図5より120μm以上の表層フェライト相厚みを
得るためには、前記パラメーターとして2.1以上の値
が必要である。
【0016】線材の熱間圧延工程に応用する場合には、
線材圧延速度が毎秒数10mと著しく大きいこと、およ
び熱処理ラインの長さは通常数10m以内と限定される
ことから、熱処理時間としては通常1000秒程度が利
用可能な目安になることが多い。図1に示すように単に
2相域に加熱するだけでは1000秒では120μm以
上のフェライト相が得られないが、図2に示すように冷
却中に830〜900℃に保持する技術を利用すれば、
120μm以上に及ぶ顕著なフェライト相厚みを得るこ
とができる。この場合、上記温度範囲の一定温度に保持
しても、あるいは、例えば毎秒0.07℃の速度で上記
温度範囲を徐冷してもかまわない。
【0017】線材の再加熱熱処理に対しても当然応用可
能である。再加熱熱処理の場合は熱処理時間の制約が比
較的少ない。詳しくは実施例で述べるが、線材を完全に
オーステナイト化した後に830〜900℃の温度範囲
で10000秒以上保持することによって250μm以
上のフェライト相が得られた。この表層部フェライト相
の厚みは図5の関係を外挿した点に位置するものであっ
た。このように厚いフェライト相を有する線材は、高強
度ボルトや高強度PC鋼棒等の水素脆化特性の改善技術
として広く応用可能である。
【0018】さらに上記熱処理に継続して、650℃で
10000秒保持することによって、表層部に250μ
m以上のフェライト相を有し、内部に球状化セメンタイ
ト組織を有する線材を製造することも可能になった。球
状化セメンタイト組織は冷間変形能に優れているので、
冷間変形能に優れかつ水素脆化特性にも優れている高強
度熱処理用鋼材として工業的に有効に利用できる。
【0019】このように厚いフェライト相が得られる理
由については現段階においては必ずしも明確でない。従
来からフェライト脱炭に及ぼすSiの影響が顕著である
ことがわかっているが、その理由として、オーステナイ
ト相およびフェライト相の2相が共存する状態において
炭素の拡散が顕著になる温度範囲があるのではないか、
またその温度範囲において鋼中炭素の拡散をSiが加速
しているのではないかと推定されていた。前述の知見よ
り、厚いフェライト相が得られる理由として、炭素の拡
散が脱炭の律速過程ではなく、表面の炭素の酸化反応が
律速過程であり、さらに表層部の炭素量がある臨界値以
下になると、Si含有量の高い鋼材においてはフェライ
トの成長が促進されて、見掛け上フェライト脱炭が顕著
になるものと推定される。
【0020】
【実施例】以下実施例を追加して、本発明の効果をさら
に具体的に説明する。 実施例 1 最初に線材の再加熱熱処理において表層フェライト相を
得た実施例について述べる。1.70%Siを含有する
中炭素鋼を用いて表2に示す条件で熱処理を行った。熱
処理後においては図6に示されるように250μmの全
周均一な表層フェライト相が得られた。この線材を用い
てJIS G3109 SBPD 130/145に相
当するPC鋼棒を製造した結果、表3に示すように、耐
遅れ破壊特性が極めて優れているコンクリート補強用高
強度PC鋼棒が得られた。
【0021】
【表2】
【0022】
【表3】
【0023】実施例2 次に線材の再加熱熱処理において、脱炭処理後、球状化
焼鈍を行った例について述べる。1.70%Siを含有
する中炭素鋼を用いて表4に示される条件で熱処理を行
った。熱処理後において250μmの全周均一な表層フ
ェライト相と内部に球状化セメンタイト組織を有する線
材が得られた。この線材を用いてJISB1180に相
当する強度区分8.8の6角ボルトを製造した結果、耐
遅れ破壊特性が顕著に改善され、工業的に有用な機械構
造用螺合部材が得られた。
【0024】
【表4】
【0025】実施例3 次に線材の熱間圧延の下流に設置されている緩速冷却設
備を用いて、1.64%Siを含有する中炭素鋼の線材
熱間圧延を行った結果について述べる。緩速冷却条件を
表5に示す。線材においては図7に示されるように12
0μmの全周均一な表層フェライト相が得られた。この
線材を用いて同様にJIS G3109SBPD 13
0/145に相当するPC鋼棒を製造した結果、耐遅れ
破壊特性が改善されたコンクリート補強用PC鋼棒が得
られた。
【0026】
【表5】
【0027】
【表6】
【0028】
【発明の効果】以上述べたように本発明は、通常の工業
材料において、簡便な熱処理を付加することによって工
業的に問題となっている溶接性、耐遅れ破壊特性を顕著
に改善するものであり、土木建築業界で大量に用いられ
ているコンクリート補強用の鉄筋部材および自動車部品
等の機械構造用螺合部材の性能を大幅に改善するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の比較熱処理方法として、室温からオー
ステナイト・フェライト2相共存温度に単に直接加熱し
て冷却した場合における加熱後の保持温度と鋼材の表層
フェライト相厚みの関係を示す図である。
【図2】本発明の熱処理法として予めオーステナイト域
に加熱し、オーステナイト域から冷却する際にオーステ
ナイト・フェライト2相共存温度に保持する熱処理パタ
ーンと、その場合の2相域保持温度と熱処理後の鋼材の
表層フェライト相厚みの関係を示す図である。
【図3】図2の熱処理パターンにおける鋼材のSi含有
量と表層フェライト相厚みの関係を示す図である。
【図4】図2の熱処理パターンにおける880℃保熱時
間(対数時間)と表層フェライト相厚みの関係を示す図
である。
【図5】Si(%)×〔対数保熱時間(s)−log
(30)〕なるパラメーターを用いて、図3、図4に示
す測定値を再プロットした結果を示す図である。
【図6】1.70%Siを含有する中炭素鋼を用いて、
本発明に示す再加熱熱処理で得られた250μmの全周
均一な表層フェライト相の組織例を示す金属顕微鏡組織
写真図である。
【図7】1.64%Siを含有する中炭素鋼を用いて、
線材熱間圧延後に本発明に示す緩速冷却を行った結果得
られた120μmの全周均一な表層フェライト相の組織
例を示す金属顕微鏡組織写真図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡庭 憲一 岩手県釜石市鈴子町23−15 新日本製鐵 株式会社 釜石製鐵所内 (56)参考文献 特開 昭53−52230(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C21D 9/52 C22C 38/00,38/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%で C :0.2〜0.6%、 Si:1.0〜3.0%、 Mn:0.3〜0.9% を含む鋼材を、オーステナイト域に加熱した後に冷却す
    るに際して、830〜900℃の温度範囲を、〔Si〕
    ×〔log(t)−log(30)〕が2.1以上にな
    るようにして冷却することによって、鋼材の表面に0.
    12mm以上のフェライト相を形成させることを特徴と
    する表層部にフェライト相を有する鋼材を得るための熱
    処理方法。ここで、〔Si〕は鋼材のSi含有量(%)
    とし、tは830〜900℃の温度範囲に保持する時間
    (秒)とする。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の熱処理後、830〜90
    0℃の温度範囲から室温に冷却するに際して、600〜
    700℃の温度範囲に1時間以上保持することによっ
    て、鋼材の表面が0.12mm以上のフェライト相であ
    り、内部が球状化セメンタイト組織である鋼線材を得る
    ための熱処理方法。
  3. 【請求項3】 線材の熱間圧延工程において、上記化学
    成分組成の線材を圧延後室温まで冷却する途中で、83
    0〜900℃の温度範囲を、〔Si〕×〔log(t)
    −log(30)〕が2.1以上になるようにして冷却
    することによって、鋼材の表面が0.12mm以上のフ
    ェライト相であり、内部がフェライト・パーライト組織
    である熱間圧延線材を得るための熱処理方法。
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