JPS62193674A - 化粧材の製造方法 - Google Patents

化粧材の製造方法

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JPS62193674A
JPS62193674A JP3487886A JP3487886A JPS62193674A JP S62193674 A JPS62193674 A JP S62193674A JP 3487886 A JP3487886 A JP 3487886A JP 3487886 A JP3487886 A JP 3487886A JP S62193674 A JPS62193674 A JP S62193674A
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JP
Japan
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film
resin layer
deformation
synthetic resin
curable synthetic
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Pending
Application number
JP3487886A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiichi Tanaka
田中 喜一
Kensuke Aoyama
憲介 青山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYOKUTO TSUSHO KK
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
KYOKUTO TSUSHO KK
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、化粧壁、化粧天井、化粧床等に構成される化
粧材の製造方法に関するものである。
[従来の技術] 表面が凹凸模様面とされている化粧材は、化粧壁、化粧
天井、化粧床等に構成され、デラックス感と暖か味とを
発現する化粧材として多用されている。
しかして、表面が凹凸模様面とされている化粧材を得る
方法は、化粧材の表面層をなす合成樹脂層表面を、浮彫
模様が刻設されている型付はローラーやプレートで型付
は加工したり、あるいは内周面が凹凸模様面とされてい
る金型内に合成樹脂を流し込む流し込み成形を行う等の
方法が存する。
[発明が解決しようとする問題点] ところで前記従来の表面が凹凸模様面とされている化粧
材を得る方法においては、型に付されている凹凸模様に
対応する忠実な凹凸模様を有する化粧材が得られるもの
の、作業性が悪いばかりでなく、複雑な附属装置と作業
とを要する場合が多く、しかも型付けのための型が高価
である等の欠点を有するものである。
これに対して本発明の化粧材の製造方法は、作業が簡単
で、優れた量産性をも有する化粧材の製造方法で、表面
が凹凸模様面とされている化粧材を安価に得ることので
きる方法を提供するものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明の化粧材の製造方法は、得られる化粧材の表面層
となる硬化性合成樹脂層が未だ未硬化状態にある間に前
記硬化性合成樹脂層の表面に水性液体を塗布する工程と
、水分の存在によってより大きく伸縮、変形を受ける部
分を部分的に有している変形用のフィルム、すなわち、
水分の存在によって伸長、収縮による変形を受ける部分
と受けない部分とで構成されているフィルムか、あるい
は、水分の存在によって生ずる伸長、収縮による変形の
程度が部分的に相違しているフィルムかのいずれかのフ
ィルムからなる変形用のフィルムを、前記水性液体が塗
布されている硬化性合成樹脂層の表面に密着させる工程
と、前記変形用のフィルムに水分の存在による伸縮、変
形を生じさせて前記硬化性合成樹脂層の表面に前記変形
用のフィルムに生じた伸縮、変形に対応する表面凹凸模
様を転移させるとともに、前記硬化性合成樹脂層を硬化
させる工程と、前記変形用のフィルムを剥離、除去する
工程とを有する諸工程によって表面が凹凸模様面とされ
ている化粧材を得るものである。
前記本発明の化粧材の製造方法において、未硬化状態に
ある硬化性合成樹脂層は基材上に形成されていても良く
、基材としては、例えば、木材9合板、パーティクルボ
ード等の木質板、薄手ないし厚手の紙、化粧紙9段ポー
ル等の各種種の紙類、各種の織布ないし不織布類、鋼板
ステンレス鋼板、アルミニウム板、銅板等の各種の金属
板、各種のプラスチック板ないしフィルム、ハードボー
ド等の各種の繊維質板、石膏ボード類、パルプセメント
板、ロックウール板。
木毛セメント板、木片セメント板等の各種の有機高分子
化合物と無機物質との複合体基材、石綿スレート板、ケ
イ酸カルシウム板、GRC板。
その他各種の無機質板、コンクリートによる建築物のコ
ンクリート面等が使用されるが、未硬化状態にある前記
硬化性合成樹脂層の形成に際して、予め前処理、接着処
理等が所望に応じて実施されることもある。
硬化性合成樹脂層は、例えば、ポリアミド系樹脂、ポリ
エステル系樹脂、フェノール系樹脂。
メラミン系樹脂、尿素樹脂、エポキシ系樹脂。
フタル酸ジアリル系樹脂、ケイ素樹脂、ポリウレタン系
樹脂等の硬化型樹脂、それらの各変性樹脂、更には各初
期縮合物等で形成されるものである。
前記未硬化状態にある硬化性合成樹脂層の表面に塗布す
る水性液体は、水分の存在によって、伸縮に伴なう変形
を受ける変形用のフィルムを変形させるためのもので、
水性液体中に含まれる水分以外の成分が、前記未硬化状
態にある硬化性合成樹脂層や変形用のフィルムを溶解し
たり変質させたりするものでないことは勿論である。特
に、前記未硬化状態にある硬化性合成樹脂層と変形用の
フィルムとの間の密着性を良好ならしめ、変形用のフィ
ルムに生ずる変形に良く対応した変形を硬化性合成樹脂
層の表面に生じさせ、しかも硬化後の硬化性合成樹脂層
と変形後の変形用のフィルムとの間の剥離9分離作用を
良好ならしめる等の作用を奏する水性液体は、エマルジ
ョンタイプのものであり、例えば、各種の油エマルジョ
ンや界面活性剤の水溶液等が好適である。未硬化状態に
ある硬化性合成樹脂層の表面に塗布する水性液体の好適
な量は、該硬化性合成樹脂層を構成している樹脂の種類
、適用される変形用のフィルムの種類、更には使用され
る水性液体の種類等によって相違するが、一般に、2 
wt、X程度の濃度の油エマルジョンや界面活性剤の水
溶液の場合で、10mM〜10000m文/ゴ程度であ
る。
前記水性液体の塗布後の未硬化状態にある硬化性合成樹
脂層の表面に密着される変形用のフィルムは、水分の存
在によってより大きく伸縮。
変形を受ける部分を部分的に有しているフィルム、すな
わち、水分の存在によって伸長、収縮による変形を受け
る部分と受けない部分とで構成されているか、あるいは
、水分の存在によって生ずる伸長、収縮に伴なう変形の
程度がお互いに相違する部分を看しているかのいずれか
のフィルムで構成されているものである。
前述の性質を具備する変形用のフィルムは、例えば、厚
さ1oIL〜2mm程度の親木変形性フィルム、例え4
fPVAフイルム、セロファンをはじめ、ニトロセルロ
ース、アセチルセルロース等のセルロース誘導体からな
るフィルム等の親木変形性フィルムの少なくとも片面に
模様状の非透水性層を形成したものが最も一般的なもの
であるが、前記親木性フィルムに、電離放射線や紫外線
照射、加熱処理、酸、アルカリ処理等を部分的(模様状
)に施すことにより、架橋度、重合度、水和度等の特性
が他の部分と比較して相違する部分を模様状に形成した
フィルム、更には前記親木変形性フィルムに対して前述
の非透水性層を部分的に形成することと、フィルムの特
性を部分的に相違させる前述のフィルム処理とを併用し
て得られたフィルム等である。
なお、前記変形用のフィルムにおける非透水性層は、例
えば、ポリウレタン樹脂、ニトロセルロース、ポリアミ
ド樹脂、ポリエステル樹脂。
アクリル樹脂、塩化ビニル、酢酸ビニル樹脂等の疎水性
樹脂からなるベヒクルを主成分とし、これに必要に応じ
て添加される可塑剤、安定剤。
硬化剤、乾燥剤、界面活性剤、離型剤、撥水剤。
湿潤剤、防湿剤、柔軟剤、染料、顔料、充填剤等を添加
した硬化型組成物、溶剤型組成物、エマルジョン型組成
物、ゾル型組成物等からなるインキまたは塗料を、例え
ば、凹版印刷方式。
平版印刷方式、凸版印刷方式、スクリーン印刷方式等の
印刷方法、はけ塗り、へら塗り、吹付は塗り等の塗布方
法、手、筆による描画方法等で、文字9図形、記号、絵
柄等からなる任意の模様状に塗着させることによって容
易に得られるものである。特に前記疎水性樹脂からなる
ベヒクルとしてアクリルポリオールあるいはポリエステ
ルポリオールとインシアネートとの組み合せからなるポ
リウレタン樹脂を利用したインキまたは塗料が、PVA
フィルムからなる親木変形性フィルムに対して適用され
る場合には、得られる変形用のフィルムにおける非透水
性層と親木変形性フィルムとの間の密着性が良好であり
、最も好ましい変形用のフィルムとなる。
また前記構成からなる変形用のフィルムにおける欠点、
すなわち、フィルム保存中の吸湿による変形、硬化後の
合成樹脂層の表面からの剥離がスムーズでない、水性液
体が塗布されている硬化性合成樹脂層との接触により直
ちに変形が生ずるため、位置合わせ、その修正、更には
気泡抜き等に必要な時間がとれなくなる等の欠点を無く
すために、親木変形性フィルムの少なくとも片面全面に
無機質充填剤を含有する疎水性樹脂層からなる透水制御
層を設け、かつ模様状に前述の非透水性部を形成した変
形用のフィルムを、該変形用のフィルムの透水制御層面
が水性液体が塗布されている硬化性合成樹脂層面と接す
るようにして硬化性合成樹脂層の表面に密着させるのが
、最も好ましい変形用のフィルムの使用方法である。
前記変形用のフィルムを、表面に水性液体が塗布されて
いる未硬化状態にある硬化性合成樹脂層の表面に密着さ
せ、前記変形用のフィルムに水分の存在による伸縮、変
形を生じさせることにより、該フィルムに生じた伸縮、
変形に対応する表面凹凸模様面を硬化性合成樹脂層の表
面に転移させるとともに前記硬化性合成樹脂層を硬化さ
せる硬化処理は、前記未硬化状態にある硬化性合成樹脂
層を構成する樹脂成分によって、自然乾燥、加熱乾燥、
熱処理、加圧処理。
光照射、電子線照射、高周波処理等の任意の手段で達成
されるものである。
[実施例] 以下本発明の化粧材の製造方法の具体的な構成を実施例
を以って説明する。
実施例1 厚さ6mmの珪酸カルシウム板からなる基材」二に厚さ
3mmの2液温合型ポリウレタン樹脂層を形成し、次い
で、前記ポリウレタン樹脂層の表面に、水溶性切削油の
2wt、%水溶液を50m立/m″の割合に塗布した。
しかる後に、後述する製造方法によって得られた水分の
存在によってより大きく伸縮、変形を受ける部分を部分
的に有している変形用のフィルム[1]を、前記ポリウ
レタン樹脂層の表面に重ねて密着させ、かかる状態に暫
時放置することにより、前記変形用のフィルムを伸縮。
変形させるとともにポリウレタン樹脂層を硬化させた。
前記ポリウレタン樹脂層の硬化完了後、利用した前記変
形用のフィルム[1]を除去し、目的物品である化粧材
を得たところ、ポリウレタン樹脂層の表面に付着してい
る水溶性切削油の作用によって、フィルムの除去作業は
極めて容易であった・ 得られた化粧材における化粧層たるポリウレタン樹脂層
の表面は、変形用のフィルムにおける伸縮、変形と対応
する凹凸模様に形成されていた。
次いで、前記得られた化粧材におけるポリウレタン樹脂
層の表面全面に銅色を呈する塗料を塗布、乾燥後、更に
凹状部分に緑青剤を塗布。
乾燥したところ、表面がシャープな凹凸模様面とされて
いる銅板状の化粧材が得られた。
/ / のフ ルム 1゛Z 厚さ30jLmのポリビニルアルコール系フィルム[口
金フィルム(株)製:ハイセロンD−103]の片側表
面に、古代エジプト浮彫り模様を模した模様部の版深5
0gmのグラビア版を用いて、ポリウレタン系樹脂をベ
ヒクルとするグラビア印刷用インキ[諸星インキ(株)
製:ARインキ]によりグラビア印刷模様層[インキ塗
布量: 5 、Og (dry)/rn’]を形成し、
次いで、前記印刷面の全面に、アクリルポリオール/イ
ソシアネート硬化剤(当量)によるポリウレタン樹脂6
5重量部と平均粒径IIi、mの酸化チタン30重量部
と微粉末シリカ5重量部とを酢酸エチル/トルエン(1
/1)混合溶剤に溶解したコーティング剤[諸星インキ
(株)製:モルタルプライマー]を、ベタ塗り印刷法で
塗工し、塗布量2 、0 g (dry)/rn’の透
水制御層を形成し、変形用のフィルム[1]を得た。
実施例2 型面がシリコン系離型剤で処理されている深さ3mm、
各辺の長さが30cmの直方体形状の板体成形用の金型
の中に2液温合型エポキシ樹脂を流し込んでエポキシ樹
脂層を形成し、次いで、ABS界面活性剤の2wtJ水
溶液を700mJL/rn′の割合に前記エポキシ樹脂
層の表面に塗布した。
しかる後に、後述する製造方法によって得られた水分の
存在によってより大きく伸縮、変形を受ける部分を部分
的に有している変形用のフィルム[ii](ポリビニル
アルコール樹脂系フィルムとポリエチレンテレフタレー
ト樹脂フィルムとの積層フィルムからなり、穿設貫通孔
が全面に形成されている)を、前記エポキシ樹脂層の表
面に密着させた後、該密着操作の際に抱き込まれた気泡
を前述の貫通孔を通して除去し、面出しを十分に行ない
、更に、前記変形用のフィルムの裏打材たるポリエステ
ル樹脂フィルムのみを剥離し、かかる状態に暫時放置す
ることにより、前記変形用のフィルムを伸縮、変形させ
るとともにエポキシ樹脂層を硬化させた。
前記エポキシ樹脂層の硬化完了後利用した変形用のフィ
ルム[11]の残部を除去し、目的物品である化粧材を
得たところ、エポキシ樹脂層の表面に付着している界面
活性剤の作用によってフィルムの除去操作は極めて容易
であった。
前記得られたエポキシ樹脂板からなる化粧材の表面は、
前述の製造工程中における変形用のフィルムの伸縮、変
形と対応する凹凸模様面に形成された。
次いで、前述の化粧材における凹凸模様面の全面に銀色
を呈する塗料を塗布、乾燥したところ、その表面が彫刻
模様状を呈する銀板状の化粧材が得られた。
この化粧剤は建築物の壁材としての用途に好適なもので
あった。
/ / のフ ルム 11  のイ゛−2片側表面にテ
トラアルキルチタネート重合物からなるプライマ一層[
0、1g (dry)/rn’ ]が形成されている厚
さ25gmのポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム
と、厚さ30JLmのポリビニルアルコール樹脂系フィ
ルムとを、両者の間に、厚さ10gmのポリエチレン樹
脂層を介装させつつ、エタルトルージョンラミネート法
により、前記プライマ一層面が接着面となるようにして
貼り合わせた。得られた積層フィルムにおけるポリビニ
ルアルコール樹脂系フィルムとポリエチレン樹脂層との
間の接着強度は約100g/cmで、容易に剥離し得る
ものである。
次いで、前記積層フィルムにおけるポリビニルアルコー
ル樹脂系フィルムの表面の全面に、アクリルポリオール
/イソシアネート硬化剤(当量)によるポリウレタン樹
脂65重量部と平均粒径1ルmのの酸化チタン30重量
部と微粉末シリカ5重量部とを酢酸エチル/トルエン(
1/1)混合溶剤に溶解したコーティング剤[諸星イン
キ(株)製:モルタルプライマー]を、ベタ塗り印刷法
で塗工し、塗布量2.0g(dry)/m’の透水制御
層を形成した。
次いで、前述の透水制御層の表面に、ポリウレタン系樹
脂をベヒクルとするシルクスクリーンインキ[諸星イン
キ(株)製:ARシルクインキ]によるシルクスクリー
ン印刷を行ない、レリーフ模様の凸部に相当する部分の
シルクスクリーン印刷模様層[インキ塗布量=15g(
dry)/rn’] を形成した。
しかる後に、前記積層フィルムの全面に、先端の直径が
約0.2mmの針が約5mm間隔に一面に植えられてい
る針ロールで貫通孔を形成し、変形用のフィルム[11
]を得た。
なお、前述の変形用のフィルムにおけるポリエチレンテ
レフタレート樹脂フィルムの貼り合わせは、ポリビニル
アルコール樹脂系フィルムの補強のためであり、また、
針ロールによる貫通孔の形成は、前述のエポキシ樹脂層
の表面に変形用のフィルムを密着させたときの空気の抱
き込みを少なくするためのものである。
実施例3 厚さ12mm石膏ボードからなる基材上に、厚さ3ma
のテトラブロモビスフェノールA、!=三酸化アンチモ
ンとの難燃剤を含有するガラス繊維入り不飽和ポリエス
テル樹脂層を形成し、次いで、前記不飽和ポリエステル
樹脂層の表面に、潤滑油2 wtJを含有するエマルジ
ョン水溶液を300m文/rr1′の割合に塗布した。
しかる後に、後述する製造方法によって得られた水分の
存在によってより大きく伸縮、変形を受ける部分を部分
的に有している変形用のフィルム[1iil(ポリビニ
ルアルコール樹脂系フィルムとポリエチレン樹脂層との
積層フィルムからなり、穿設貫通孔が全面に形成されて
いる)を、前記不飽和ポリエチレン樹脂層の表面に密着
させた後、該密着操作の際に抱き込まれた気泡を前述の
貫通孔を通して除去し、面出しを十分に行ない、更に、
前記変形用のフィルムの裏打材たるボエリエチレン樹脂
層のみを剥離し、かかる状態に暫時放置することにより
、前記変形用のフィルムに伸縮、変形を生じさせるとと
もに不飽和ポリエステル樹脂層を硬化させた。
前記不飽和ポリエステル樹脂層の硬化完了後前記利用し
た変形用のフィルムの残部を除去し、目的物品である化
粧材を得たところ、不飽和ポリエステル樹脂層の表面に
付着している潤滑油の作用によってフィルムの除去が極
めて容易に実施できた。
前記得られた化粧材における不飽和ポリエステル樹脂層
の全表面には、変形用のフィルムにおける伸縮、変形と
対応する唐草模様状に凹状部が形成されていた。
更に前記得られた化粧材における不飽和ポリエステル樹
脂層の表面全面に金色を呈する塗料を塗布、乾燥した後
、続いて唐草模様状に形成されている凹状部分に黒色の
塗料を塗布、乾燥したところ、表面が唐草模様状に彫刻
されている金板状の化粧材が得られた。
″ のフ ルム iii  の   、厚さ30Ji、
mのポリビニルアルコール樹脂系フィルムの片面に厚さ
30pmのポリエチレン樹脂層からなる補強層をエクス
トルージョンコート法で積層した積層フィルムを利用し
、以下前記実施例2で説明した変形用のフィルム[11
1の製造方法と同一の手順を施して変形用のフィルム[
111コを得た。
[発明の作用および効果] 本発明の化粧材の製造方法は、未硬化状態にある硬化性
合成樹脂層の表面に、水分の存在によってより大きく伸
縮、変形を受ける部分を部分的に有している変形用のフ
ィルムに生ずる伸縮、変形を転移させるとともに、前記
硬化性合成樹脂層を硬化させることにより、表面に凹凸
模様が導入されている化粧材を得るものであるから、複
雑な附属装置や高価な型を全く必要とすることがなく、
しかも繁雑な作業を必要とすることもないので、表面が
凹凸模様面とされている雅趣に富んだ化粧材を、安価に
、かつ量産性において優れた方法で得られるという作用
効果を奏するものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 未硬化状態にある硬化性合成樹脂層の表面に水性液体を
    塗布する工程と、水分の存在によってより大きく伸縮、
    変形を受ける部分を部分的に有している変形用のフィル
    ムを前記硬化性合成樹脂層の表面に密着させる工程と、
    前記変形用のフィルムに水分の存在による伸縮、変形を
    生じさせて前記硬化性合成樹脂層の表面に前記変形用の
    フィルムに生じた伸縮、変形に対応する表面凹凸模様を
    転移させるとともに、前記硬化性合成樹脂層を硬化させ
    る工程と、前記変形用のフィルムを剥離、除去する工程
    とを具備することを特徴とする化粧材の製造方法。
JP3487886A 1986-02-19 1986-02-19 化粧材の製造方法 Pending JPS62193674A (ja)

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