JPS62193026A - 移動部材の位置検知装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的コ （産業上の利用分野） この発明は、たとえば原稿台移動式の複写機において、
複写機本体上を移動する原稿台の位置を検知する移動部
材の位置検知装置に関する。

（従来の技術） 従来の原稿台移動式の複写機においては、その原稿台が
たとえばホームポジション位置、用紙スタート位置、あ
るいは移動限界位置（リミット位置）にあることを、そ
れぞれ検知するために、位置検知装置としてリードスイ
ッチあるいはマイクロスイッチが２個から３個設けられ
ていた。

（発明が解決しようとする問題点） 上記のように、従来の位置検知装置はスイッチの数が多
いため、各スイッチからの接続線によって配線が複雑と
なっていた。したがって、この発明は配線の簡素化が図
れる移動部材の位置検知装置を提供しようとするもので
ある。

［発明の構成］ （１２１１題点を解決するための手段）この発明は、た
とえば原稿台に、その移動方向に沿って所定間隔離間し
て配設された複数の永久磁石と、本体側に配設され、こ
れら永久磁石の磁界を検知する１つの検知手段とから構
成されている。

（作用） この発明においは、上記複数の永久磁石の磁界の方向が
それぞれ異なるように配置されており、原稿台の移動に
伴い、これらの磁界の方向を検知手段で検知するように
したものである。

（実施例） 以下、この発明の〜実施例を図面を参照して説明する。

第１図および第２図は、原稿台移動式の複写機を示すも
のである。

複写機本体１の上部には図示矢印ａ、ｂ方向に移動自在
な原稿台２が設けられている。この原稿台２にセットさ
れた原稿は、原稿台２が矢印ａ方向に移動することによ
り、本体１内に設けられた図示せぬ露光ランプにより露
光走査されるようになっている。

また、上記原稿台２の本体１と対向する部分には、所定
間隔離間して、原稿台２のホームポジション位置を示す
永久磁石３、用紙の供給開始位置（用紙スタート位置）
を示す永久磁石４、原稿台の移動限界位＠（リミット位
置）を示す永久磁石５が設けられている。これら永久磁
石３，４．５は、第２図に示す如く、発生される磁界の
方向が相違されるようになっており、永久磁石５は２つ
の永久磁石５１．５２から構成されている。

一方、前記本体１の上方には、前記永久磁石３゜４．５
の磁界を検出する磁気抵抗素子６が設けられている。こ
の磁気抵抗素子６は、たとえば原稿台２がホームポジシ
ョン位置にあるとき、前記永久磁石３と対向する位置に
設けられている。

この磁気抵抗素子６は、第３図（ａ）に示す如く、異な
る方向の磁界により抵抗値が変化する抵抗６１．６２よ
り構成されている。これにより、第３図（ｂ）に示す如
く、磁気抵抗素子６に対して永久磁石３から水平方向の
磁界が与えられると抵抗６２の抵抗値が変化され、また
同図（Ｃ）に示す如く、永久磁石４にＪ：り磁気抵抗素
子６に対して垂直方向の磁界が与えられると抵抗６１の
抵抗値が変化され、さらに同図（ｄ）に示す如（、永久
磁石５により磁気抵抗素子６に対して水平および垂直方
向の磁界が与えられると抵抗６１゜６２の抵抗値が変化
されるようになっている。

第４図は回路の構成を示すものである。磁気抵抗素子６
を構成する抵抗６＞　、６２の一端には電源７が接続さ
れ、他端は抵抗Ｒ１，Ｒ２を介して接地されている。ま
た、前記抵抗６１．６２の他端は、それぞれ差動増幅器
１１．１２の非反転入力端に接続されている。これら差
動増幅器１１゜１２の反転入力端は、前記電源７と接地
間にそれぞれ直列接続された抵抗Ｒ３，Ｒ４の接続点、
抵抗Ｒ５，Ｒ６の接続点にそれぞれ接続されている。

さらに、これら差動増幅器１１．１２の出力端は、それ
ぞれマイクロコンピュータ１３の入力端に接続されると
ともに、抵抗Ｒ７，Ｒ８をそれぞれ介して前記抵抗Ｒ３
，Ｒ４の接続点、Ｒ５，Ｒ６の接続点に接続されている
。前記マイクロコンピュータ１３では、前記差動増幅器
１１．１２の出力信号に応じて図示せぬ露光ランプの点
灯制御、用紙の供給制御、現像器などの動作制御が行わ
れる。

次に、上記構成における動作について説明する。

通常、原稿台２は、第５図（ａ）に示すホームポジショ
ン位置にあり、永久磁石３の磁界によって磁気抵抗素子
６の抵抗６２の抵抗値が変化される。このため、たとえ
ば差動増幅器１２の出力端からのみ、マイクロコンピュ
ータ１３に信号が出力される。マイクロコンピュータ１
３では、差動増幅器１２からのみ信号が供給されると、
ホームポジション、つまり原稿台２が初期位置にあるも
のと判断される。この状態において、図示せぬ操作パネ
ルの複写キーが操作されると、図示せぬ露光ランプが点
灯され、原稿台２が矢印ａ方向に移動される。

そして、第５図（ｂ）に示すように、永久磁石４が磁気
抵抗素子６上に位置すると、永久磁石４の磁界によって
磁気抵抗素子６の抵抗６１の抵抗値が変化される。する
と、たとえば差動増幅器１１の出力端からのみ、マイク
ロコンピュータ１３に信号が出力される。マイクロコン
ピュータ１３では、差動増幅器１１からのみ信号が供給
されると、原稿台２が用紙スター１〜位置にあるものと
判断し、図示せぬ給紙ローラなどを制御して被転写材と
しての用紙を転写部へ供給し、画像形成動作が行われる
。

そして、原稿台２が、第５図（Ｃ）に示すリミット位置
まで移動し、永久磁石５が磁気抵抗素子６上に位置する
と、永久磁石５の磁界によって磁気抵抗素子６の抵抗６
１．６２の抵抗値が変化される。マイクロコンピュータ
１３では、差動増幅器１１．１２の両方から信号が供給
されると、原稿台２がリミット位置まで移動したものと
判断し、原稿台２を矢印す方向に駆動する。そして、原
稿台２が前記ホームポジション位置に移動し、磁気抵抗
素子６により永久磁石３からの磁界が検知されると、原
稿台２が停止され、一連の複写動作が終了されるように
なっている。

上記したように、原稿台２に磁界の方向がそれぞれ異な
るように永久磁石３，４．５を設け、これら永久磁石３
，４．５を本体１側に設けた１つの磁気抵抗素子６で検
知するようにしている。したがって、１つの磁気抵抗素
子６で原稿台２の移動位置を検知することができるため
、配線の簡素化が図れるとともに、安価なものとするこ
とができる。

尚、前記実施例においては、検知手段として磁界によっ
て抵抗値が変化する磁気抵抗素子を用いたが、これに限
らず、たとえばホール素子など他の磁電素子であっても
良い。

また、永久磁石の数、および永久磁石を配置する向きに
ついては、前記実施例に限定されるものではない。

また、複写機について説明したが、これに限らず、他の
装置の移動部材を検知する場合にも適用できることは勿
論である。

また、本体に磁気抵抗素子を設け、移動部材である原稿
台に永久磁石を設けるようにしたが、本体に永久磁石を
設け、原稿台に磁気抵抗素子を設けるようにしても良い
。

さらに、前記実施例では、本体上を原稿台が往復動する
原稿台移動式の複写機について説明したが、たとえば露
光ランプを含む光学系が移動する複写機であっても良い
。

［発明の効果コ 以上、詳述したようにこの発明によれば、配線の簡素化
が図れる移動部材の位置検知装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示すものであり、第１図は
原稿台移動式の複写機の構成を概略的に示す斜視図、第
２図は要部を示す平面図、第３図は磁気抵抗素子と永久
磁石との関係を示す図、第４図はこの発明の移動部材の
位置検知装置を示す回路図、第５図は動作を説明するた
めに示す図である。 １・・・複写機本体、２・・・原稿台、３．４．５・・
・永久磁石、６・・・磁気抵抗素子、１１．１２・・・
差動増幅器。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）相対的に移動可能な第１、第２の部材と、この第
   １の部材に設けられ、それぞれ異なる方向の磁界を発生
   する少なくとも１つの磁界発生手段と、前記第２の部材
   に設けられ、前記発生された磁界を検知する検知手段と
   、この検知手段の出力信号により、前記第１、第２の部
   材の相対位置を検知する制御手段とからなる移動部材の
   位置検知装置。
2. （２）前記検知手段は、異なる方向の磁界に応じて抵抗
   値が変化する磁気抵抗素子からなることを特徴とする特
   許請求の範囲第１項記載の移動部材の位置検知装置。
3. （３）前記第１、第２の部材は、一方が複写機本体であ
   り、他方がこの本体に対して移動可能な原稿台であるこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の移動部材の
   位置検知装置。
4. （４）前記第１、第２の部材は、一方が複写機本体であ
   り、他方がこの本体に対して移動可能な光学系であるこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の移動部材の
   位置検知装置。