JPS6219066A - 特殊塩の製造方法 - Google Patents

特殊塩の製造方法

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JPS6219066A
JPS6219066A JP60156128A JP15612885A JPS6219066A JP S6219066 A JPS6219066 A JP S6219066A JP 60156128 A JP60156128 A JP 60156128A JP 15612885 A JP15612885 A JP 15612885A JP S6219066 A JPS6219066 A JP S6219066A
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茂生 河野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は食料ならびに飼料等に有用な塩、さらに詳し
くは、多種の無機塩を含有する食塩に関するものである
〔発明が解決しようとする問題点〕
食塩および各種ミネラルは動物体に必要なものとされ、
生理学的にその重要性は証明されている。
食塩は通常各種食品に添加されて間接的に、あるいは直
接経口摂取され、または非常の場合生理的食塩水の注射
のような方法で体内に供給されることもある。
このように食塩が使用される場合に、食塩以外のミネラ
ルが共存すれば、必然的にそれらも使用されることにな
り、生体にとって好都合である。
食塩の資源としては、海水、天然かん湖等の水溶液とし
て存在するもの、および鉱床として存在する岩塩がある
。これらの資源には通常食塩以外に多くの無機塩が含ま
れている。−例として海水中の無機化合物の含有比率を
示せば次のようである。
成   分     含有率(@(無水換算)塩化ナト
リクム     777 塩化マグネシウム        109硫酸マグネシ
ウム       4.6硫酸カルシウム      
3.7 硫酸カリウム     26 炭酸カルシウム      03 臭化マグネシウム       0.2もしこのような
海水を濃縮して多種ミネラル含有食塩を得ようとする場
合、これらの比率を変えるためには溶解度の差を利用す
ることができるにしても操作が複雑となり、しかもミネ
ラルの種類および比率の変更の範囲は限られ、得られる
ミネラル含有塩は吸湿性の強いニガリ(塩化マグネシウ
ム)の混在による保存性の問題が生ずる。
本発明の目的は、ミネラル源を天然物に求め、多種のミ
ネラルを含有する食塩を製造する方法を提供することに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は天然産イオン交換体を食塩水溶液に浸漬し、浸
出液を該交換体と分離することを特徴とする特殊塩の製
造方法である。
本発明で天然産イオン交換体とは、天然に存在する例え
ば方沸石、魚眼石、菱沸石、グメリン沸石、ソーダ沸石
、輝弗石、束沸石、濁沸石、イネサイト等の沸石(ゼオ
ライト)、モンモリロナイトを主成分とする酸性白土、
ベントナイト等である。ゼオライトは一般式Wm Z 
n O,、n −s H2Oで示される含水ケイ酸塩で
、WはNa、Ca、KまれにBa。
Srで、ZはS i+AI (S i /Al)1 )
、Sは一定しない。またモンモリロナイトは主として含
水ケイ酸アルミニウム(S i O2/ A 1203
=4 )で、少量のFe、Mg、Ca、アルカリ金属を
含み、ごく少量のMn。
Znなどを含むこともある。
これら天然産イオン交換体を、好ましくは粉砕し、食塩
水溶液に浸漬し、該交換体の含有成分を、水溶液中にイ
オン化して存在するNa十 との交換反応により、また
は単に水に対する溶解により溶出させる。この場合溶出
を促進させるため常圧または加圧下で加熱することもで
きる。浸漬時の食塩水溶液中の食塩の濃度および該交換
体と食塩水溶液との重量割合は、使用する交換体の組成
および目的とする特殊塩中の食塩と他のミネラルとの含
有比率によって異るが、食塩の濃度は0.5N〜飽和溶
液が用いら九、濃度が薄いと、置換速度は遅くなる。交
換体と浸漬液との割合は容量比で1:1〜1:10程度
である。
浸出液は、濾過、遠心分離等公知の方法で交換体と分離
され溶液状の本発明の特殊塩が得られる。
さらに必要により、開放容器中での加熱濃縮あるいは密
閉容器中での減圧濃縮等公知の方法で濃縮され、常圧ま
たは減圧下で常法により乾燥されて固体状の本発明の特
殊塩が得られる。また 食塩1食塩以外のミネラル の
値の大きい製品が求められる場合には、浸漬溶出する液
中の 食塩1食塩以外のミネラル の比を小さくし、後
に不足分の食塩を加えて目的物を得ることもできる。
以上の製造法で得られる特殊塩中の食塩以外のミネラル
は、カルシウム、マグネシウム、カリウム、亜鉛、マン
ガン、シリコン等であり、食塩と食塩以外のミネラルと
の割合は、使用する交換体の組成により異るが100 
: 30〜40(モル比)のものが容易に得られる。
これらの特殊塩は、食品とくにみそ、しよう油、酒等の
発酵食品、ミネラルウォーター、医薬品、飼料等に利用
される。
以下実施例をあげてさらに具体的に説明する。
〔実 施 例〕
実施例1゜ 300ノ容量のステンレス容器に2Nの食塩水溶液13
31を注入し80°−90℃に加温し、3朋〜5間粒径
のゼオライト100Kgを浸漬した。使用したゼオライ
トはモルデナイト(モルデンフッ石)テ、塩基置換容量
(CEC)は170me/1009であった。
溶液温度を80℃に保ち、浸漬時間1時間とし、ガラス
繊維を炉材としたp過器を通して浸出液を分離し、平釜
で加温して水分を蒸発・濃縮・乾燥して、本発明の特殊
塩約11.5Kgを得た。
流過後の水溶液の分析値およびこの値から計算されるナ
トリワムを100としたモル比は次のようであった。
カルシウム    10,000    35.9ナト
リウム    16,000   100.0カ  リ
  ウ  ム           1,000   
        3.68マグネシウム       
380     2.24マンガン     3.5 
 0.009亜     鉛          1.
7      0.004ケ   イ   素    
         11.8        0.06
実施例2゜ 30C)I容量のステンレス容器に2Nの食塩水溶液1
331を注入し、2B〜3m粒径のゼオライト1.00
 Kqを浸漬した。使用したゼオライトはクリノプチロ
ライト(クリノプチロライト石)で、塩基置換容量(C
EC)は、150 me/100 fであった。
常温で4時間浸漬後、ガラス繊維を炉材とした沖過器を
通して浸出液を分離し、平条で加熱して水分を蒸発・濃
縮・乾燥して、本発明の特殊塩約11.5Kgを得た。
沖過後の水溶液の分析値およびこの値から計算されるナ
トリウムを100としたモル比は次のようであった。
カルシクム   5,800    20.8ナトリウ
ム  16,000   100.0カ  リ  ウ 
 ム       1,300           
4.78マグネシウム    1,000      
5.91マ  ン ガ  ン           0
.9         0.002亜     鉛  
      2.1      0.005ケ   イ
   素         13.8        
0.07〔発明の効果〕 本発明の製造方法により、容易に入手できる天然資源を
活用し、比較的単純なプロセスによって各種のミネラル
を含有する特殊塩を効率よく製造することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 天然産イオン交換体を食塩水溶液に浸漬し、浸出液を該
    交換体と分離することを特徴とする特殊塩の製造方法。
JP60156128A 1985-07-17 1985-07-17 特殊塩の製造方法 Expired - Lifetime JPH0618519B2 (ja)

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JPS6219066A true JPS6219066A (ja) 1987-01-27
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Cited By (4)

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