JP5194022B2 - 肝臓病の予防・治療用組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、肝臓病の予防・治療用組成物に関し、より詳しくは、ゼオライト(モルデナイト)等の天然産イオン交換体と、カリウム塩水溶液等を接触させ、前記天然産イオン交換体の含有成分をイオン交換により溶出し、次いで該溶出液を天然産イオン交換体から分離することにより得られる特殊塩サルデチエラを有効成分とする肝臓病の予防・治療用組成物、前記特殊塩サルデチエラを含有し、肝臓病の改善作用を有する機能性食品又は食品素材、及び特殊塩サルデチエラを添加した食品又は食品素材を肝臓病の予防・治療用の食品又は食品素材として使用する方法に関する。
肝臓病には、急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、肝臓癌等があり、日本では非常に多い病気で約200〜300万人の患者がいると推定される。肝炎をひき起こす原因は大きく分けて、ウィルス性肝炎、劇症性肝炎、アルコール性肝炎及び自己免疫性肝炎に分類される。前記ウィルス性肝炎は、肝炎ウィルスが原因で発症し、肝炎ウィルスとして現在、A型、B型、C型、D型、E型及びG型の6種類が知られており、日本人に多いウィルス肝炎としては、A型、B型及びC型の3種類である。中でも、C型肝炎は、7割位のヒトが慢性肝炎へ移行するといわれている。
急性肝炎の治療法としては、安静などの保存的治療がなされ、慢性肝炎では、B型慢性肝炎の場合は、根治的治療が極めて難しいとされていたが、最近ではエンテカルビル(製品名バラクルート錠)が許可され、単剤投与でウィルス量を低減させる強い効果があるといわれている。また、C型慢性肝炎の治療法は、インターフェロン療法が基本とされている。そして、これら疾患の多くは、慢性肝炎から肝硬変を経て肝臓癌に至る。肝臓癌についてみると、主に肝細胞癌と肝内胆管癌がある。肝臓癌の殆どは肝細胞癌であり、また、肝臓癌には肝臓を原発巣とする原発性肝癌と他の臓器にできた癌が肝臓に転移した転移性肝臓癌がある。肝臓癌は年々増加傾向にあり、そして、肝臓癌による死亡者数も2015年頃まで増加し続けると予想されている。肝臓癌は、約8割がC型肝炎、2割がB型肝炎が原因で発生しており、そのため肝臓癌に罹患している約7割のヒトはウィルス性肝炎のため肝硬変を合併している。肝臓癌は再発率が極めて高い癌であり、難治性の経過をたどることが多く、5年生存率も膵臓癌や胆道癌など共にかなり低い率に留まっている。肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、初期には自覚症状は殆どない。病状が進行してくると肝機能悪化および腫瘍の増大に伴い、全身倦怠感、食欲不振、黄疸、尿の黄染、腹部膨満、腹部腫瘤、発熱などが出現してくる。
肝臓癌の治療法としては、手術(肝切除、肝移植)、経皮的エタノール注入療法、マイクロ波凝固療法、ラジオ波暁灼療法、経カテーテル動脈塞栓術、化学療法(全身化学療法、肝動注化学療法)、放射線療法等がある。化学療法の一つである肝動注化学療法は、肝動脈にカテーテルを留置し、定期的に抗癌剤(シスプラチン、5−FU等)を注入する方法である。動注化学療法にインターフェロンを併用する治療法もある。海外では、経口マルチキナーゼ阻害剤であるソラフェニブの投与が全生存期間を延長させることが報告されている。
肝臓癌(肝臓ガン)に使用する抗癌剤(一般名)/(商品名)、主に肝臓癌に対し使用されている抗癌剤は、フルオロウラシル/5-FU、ホリナートカルシウム錠/ロイコボリンの組み合わせと、塩酸エピルビシン/ファルモルビシン(単剤)であり、他に使用の可能性がある抗癌剤は、シスプラチン/ランダ又はブリプラチン、塩酸イリノテカン/トポテシン又はカンプト、フルオロウラシル/5-FU、レボホリナートカルシウム/アイソボリン、インターフェロンの組み合わせが知られている。
特許文献に示される、一部無機物質を成分とする肝臓癌等の予防・治療剤としては、インターフェロンと亜鉛塩及び亜鉛錯体なる群より選ばれた少なくとも1種とを併用することからなる肝炎治療剤(例えば、特許文献1参照)や、海水濃縮物から塩化ナトリウムおよび有毒成分を除去した残留物を有効成分とする治療及び/又は予防剤(例えば、特許文献2参照)や、水溶性アルミニウム化合物と、タンニン酸と、亜硫酸水素ナトリウムと、キレート化合物とから実質的になり、かつ、pHが1.0乃至3.5である組成物からなる病変異常組織治療用組成物(例えば、特許文献3参照)や、固形新生物疾患の治療用の、薬剤学的に許容されるマグネシウム塩又は錯体(但し、マグネシウムセネゲナートを除く)を単独の活性成分として含有する薬剤(例えば、特許文献4参照)等が知られている。
しかしながら、天然産イオン交換体をカリウム塩水溶液等に浸漬し、天然産イオン交換体の含有成分をイオン交換により溶出し、次いでその溶出液を該交換体から分離することにより得られるミネラル類組成物を有効成分とする肝臓癌等の肝臓病の予防・治療用組成物は今まで知られていない。
特開平9−216831号公報 特開平10−120578号公報 特開平8−92106号公報 特許第3721196号
慢性肝炎、肝硬変及び肝臓癌に罹患している患者数は、上述のとおり日本では約200〜300万人ともいわれており、これら疾患の初期は、なんら自覚症状がないことから、慢性肝炎に移行しやすく、肝臓癌に至る原因となっている。肝臓癌になるとその完治は、困難であり、完治に至らないまでも肝臓癌の治癒・改善が要望されている。本発明の課題は、副作用がなく、服用しやすい、肝臓癌を含む肝臓病の予防・治療用組成物や該組成物を配合してなる食品又は食品素材を提供することにある。
本発明者は、天然産イオン交換体を食塩水溶液に浸漬し、溶出液を該交換体と分離することにより得られる特殊塩サルデチエラ(ナトリウム塩)が、従来の食塩に比べ、食品として或いは飼料用として有用であることを見出し、その製造方法を開発し、特許を得ている(特公平6−18519号、特許第1894604号参照)。その後、天然イオン交換体を食塩水溶液の他、カリウム塩水溶液などに浸漬して、同様に得られる特殊塩サルデチエラを、ヒトの健康増進や種々の疾病の予防・治療に有効であるとの推測の下に鋭意検討した結果、ヒト肝癌細胞であるHepG2の培養系において、特殊塩サルデチエラを添加した培養液中で細胞培養したところ、その増殖と細胞死に影響することを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、(1)天然産イオン交換体としてのゼオライト、カリウム塩水溶液とを接触させ、前記天然産イオン交換体の含有成分をイオン交換により溶出し、次いでこの溶出液を天然産イオン交換体から分離することにより得られる特殊塩サルデチエラを有効成分とすることを特徴とする肝臓の予防・治療用組成物や、(2)肝臓癌が、肝細胞癌であることを特徴とする前記(1)記載の肝臓の予防・治療用組成物や、()肝癌細胞増殖の抑制作用とアポトーシス誘導活性とを有することを特徴とする前記(1)又は(2)記載の肝臓の予防・治療用組成物に関する。
本発明の肝臓病の予防・治療用組成物としては、天然産イオン交換体と、ナトリウム塩水溶液、カリウム塩水溶液、カルシウム塩水溶液、マグネシウム塩水溶液、アンモニア水、アンモニウム塩水溶液、無機酸水溶液、有機酸水溶液、海水、塩湖水、温泉水のいずれかとを接触させ、前記天然産イオン交換体の含有成分をイオン交換により溶出し、次いでこの溶出液を天然産イオン交換体から分離することにより得られる特殊塩サルデチエラを有効成分とするものであれば特に制限されるものではなく、肝臓病の予防・治療用組成物は、肝癌細胞の増殖を抑制し、その細胞死を誘導する作用において優れた効能を有する。
また、本発明は、特殊塩サルデチエラを含有し、肝臓病の改善作用を有する食品又は食品素材(すなわち肝臓疾患改善のために用いられるものである旨の表示を付した食品又は食品素材)や、特殊塩サルデチエラを添加した食品又は食品素材を、肝臓病の予防・治療用の食品又は食品素材として使用する方法や、特殊塩サルデチエラを、肝臓病の予防・治療用の食品又は食品素材の配合剤として使用する方法や、特殊塩サルデチエラを食品又は食品素材に添加する肝臓病の予防・治療用の食品又は食品素材を製造する方法であれば特に制限されるものではなく、上記肝臓病としては、急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、肝臓癌を挙げることができる。
本発明において用いる特殊塩サルデチエラとしては、次のような製法により得られるものを含む。例えば、天然産イオン交換体と、ナトリウム塩水溶液、カリウム塩水溶液、カルシウム塩水溶液、マグネシウム塩水溶液、アンモニア水、アンモニウム塩水溶液、無機酸水溶液、有機酸水溶液、海水、塩湖水、温泉水のいずれかとを接触させ、前記天然産イオン交換体の含有成分をイオン交換により溶出し、次いでこの溶出液を天然産イオン交換体から分離することにより製造することができる。前記ナトリウム塩水溶液としては、塩化ナトリウム、クエン酸三ナトリウム、グルコン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、リンゴ酸ナトリウム、コハク酸ナトリウム、リン酸三ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、亜硝酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム、酒石酸ナトリウム、硝酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、乳酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、グルタミン酸ナトリウム等の水溶液を例示することができ、これらのうち、塩化ナトリウムの水溶液を好適に例示することができる。また、前記カリウム塩水溶液としては、前記ナトリウム塩のナトリウムをカリウムと置換したカリウム塩水溶液を例示することができ、これらのうち、塩化カリウムの水溶液を好適に例示することができる。
また、前記カルシウム塩水溶液としては、塩化カルシウム、酢酸カルシウム等を例示することができ、これらのうち塩化カルシウムを好適に例示することができる。さらに、マグネシウム塩水溶液としては、塩化マグネシウム、酢酸マグネシウム等を例示することができ、これらのうち塩化マグネシウムを好適に例示することができる。前記アンモニウム塩水溶液としては、塩化アンモニウム、酢酸アンモニウム等を例示することができ、これらのうち塩化アンモニウムを好適に例示することができる。前記無機酸水溶液としては、塩酸、硝酸等を例示することができ、これらのうち塩酸を好適に例示することができる。前記有機酸水溶液としては、酢酸、クエン酸等を例示することができ、これらのうち酢酸を好適に例示することができる。なお、アンモニア水又はアンモニウム水溶液を使用した場合、溶出液中のアンモニウム等の不要成分を除去することにより特殊塩サルデチエラを製造することができる。
上記天然産イオン交換体としては、例えば天然に存在するモルデン沸石、方沸石、魚眼石、菱沸石、グメリン沸石、ソーダ沸石、輝弗石、束沸石、濁沸石、イネサイト等の沸石(ゼオライト)、モンモリロナイトを主成分とする酸性白土、ベントナイト等を挙げることができるが、ゼオライト(モルデナイト)が好ましい。ゼオライトは一般式W2n・sHOで示される含水ケイ酸塩で、WはNa、Ca、KまれにBa、Srで、ZはSi+Al(Si/Al>1)、sは一定しない。またモンモリロナイトは主として含水ケイ酸アルミニウム(SiO/Al=4)で、少量のFe、Mg、Ca、アルカリ金属を含み、ごく少量のMn、Znなどを含むこともある。
天然産イオン交換体とナトリウム塩水溶液、カリウム水溶液等とを接触させ、前記天然産イオン交換体の含有成分をイオン交換により溶出し、次いでこの溶出液を天然産イオン交換体から分離する方法としては、天然産イオン交換体を、好ましくは粉砕し、ナトリウム塩水溶液、カリウム塩水溶液、カルシウム塩水溶液、マグネシウム塩水溶液、アンモニア水、アンモニウム塩水溶液、無機酸水溶液、有機酸水溶液、海水、塩湖水、温泉水のいずれかに浸漬、接触させ、バッチ法あるいは流動法により、水溶液中に存在する陽イオンとイオン置換させる。これらのうち、Na、Kイオンとの交換反応により溶出させる方法を具体的に挙げることができる。この場合溶出を促進させるため常圧または加圧下で加熱することもできる。
また、溶出条件について一例を示せば、流動あるいは浸漬時のナトリウム塩(あるいはカリウム塩)水溶液中のナトリウム塩(あるいはカリウム塩)の濃度および該交換体とナトリウム塩(あるいはカリウム塩)水溶液との重量割合は、使用する交換体の組成及び目的とする特殊塩中のナトリウム(あるいはカリウム)と他のミネラルとの含有比率によって異なるが、ナトリウム塩(あるいはカリウム塩)の濃度は0.5N〜飽和溶液が用いられ、濃度が薄いと、置換速度は遅くなる。交換体とナトリウム塩(あるいはカリウム塩)水溶液との割合は容量比で1:1〜1:10程度である。なお、上記ナトリウム塩水に替えて海水または海水濃縮物(折出した無機化合物を除去したものを含む)や、塩水湖の水または塩水湖の水濃縮物(析出した無機化合物を除去したものを含む)を使用することもできる。また、その他にも温泉水を使用することも可能である。なお、浸漬して溶出する方法に比べ流動法で溶出する方法の方が、優れた溶出効率の点で好ましい。
溶出液は、ろ過、遠心分離等公知の方法で交換体と分離され、溶液状の特殊塩サルデチエラが得られる。さらに必要により、開放容器中での加熱濃縮あるいは密閉容器中での減圧濃縮等公知の方法で濃縮され、加熱又は常圧ないし減圧下で常法により乾燥されて固体状の特殊塩サルデチエラが得られる。また、塩酸水溶液、酢酸水溶液、アンモニア水、アンモニウム塩、酢酸塩等の水溶液を置換溶出媒体として使用した場合、塩酸と酢酸の除去は減圧下又は常圧下の乾燥のいずれでもよいが、過剰のアンモニウムイオン又は酢酸イオンを完全に除去するためには、加熱乾燥が好ましい。
以上の製造法で得られる特殊塩サルデチエラ(ナトリウム塩)中のナトリウム以外のミネラルは、カルシウム、マグネシウム、カリウム、亜鉛、マンガン、ケイ素等であり、ナトリウムとナトリウム以外のミネラルとの割合は、使用する交換体の組成や使用する塩の濃度、使用割合により異なるが100:18〜40(モル比)のものが容易に得られる。また、特殊塩サルデチエラ(カリウム塩)中のカリウム以外のミネラルは、カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、亜鉛、マンガン、ケイ素等であり、カリウムとカリウム以外のミネラルとの割合は、使用する交換体の組成により異なるが100:24〜40(モル比)のものが容易に得られる。さらに、特殊塩サルデチエラ(塩酸、酢酸、酢酸アンモニウム等)では、ナトリウムとそれ以外のミネラルの割合が、100:200以上のものを得ることができる。なお、カリウムでは、カリウム対その他=100:500以上のものが得られる。
全身倦怠感、発熱、筋肉痛、黄疸、肝腫大、食欲不振などの症状が表れる急性肝炎の場合や、血液検査で判明することが多く、自覚症状に乏しい慢性肝炎の場合に、本発明の特殊塩サルデチエラ(ナトリウム塩)あるいは特殊塩サルデチエラ(カリウム塩)含有組成物は極めて有効である。これら特殊塩サルデチエラ含有組成物を、肝臓病の予防・治療用組成物等の医薬品としてと用いる場合、薬学的に許容される通常の担体、結合剤、安定化剤、賦形剤、希釈剤、pH緩衝剤、崩壊剤、可溶化剤、溶解補助剤、等張剤などの各種調剤用配合成分を添加することができる。これら予防若しくは治療薬は、経口的又は非経口的に投与することができる。すなわち通常用いられる投与形態、例えば粉末、顆粒、カプセル剤、シロップ剤、懸濁液等の剤型で経口的に投与することができ、あるいは、例えば溶液、乳剤、懸濁液等の剤型にしたものを注射の型で非経口投与することができる他、スプレー剤の型で鼻孔内投与することもできるが、経口的に投与することが好ましい。投与量は、予防か治療かの投与目的、肝臓病の重篤度、患者の年齢等に応じて適宜選定することができるが、成人における肝癌治療の場合、サルデチエラ(ナトリウム塩)あるいはサルデチエラ(カリウム塩)(固体)を1日0.1〜5g、好ましくは2〜3g程度を3〜6ヶ月間経口摂取すると肝癌細胞は小さくなり、さらに続けて経口摂取すると約1年で修復が認められる。肝臓病の予防乃至健康維持には、1〜2g程度、適宜の期間経口摂取すればよい。
特殊塩サルデチエラあるいは特殊塩サルデチエラ含有組成物を添加した、肝臓病の予防・治療に用いられる(肝臓病の予防・治療機能を有する)食品や食品素材の種類としては特に制限されず、例えば、ミネラルウォータ、スポーツ飲料、ジュース、牛乳、豆乳、酒類、コーヒー、紅茶、煎茶、ウーロン茶等の各種飲料、ヨーグルト、ドリンクヨーグルトや、プリン、クッキー、パン、ケーキ、ゼリー、煎餅などの焼き菓子、羊羹などの和菓子、冷菓、チューインガム等のパン・菓子類や、うどん、そば等の麺類や、かまぼこ、ハム、魚肉ソーセージ等の魚肉練り製品や、みそ、しょう油、ドレッシング、マヨネーズ、甘味料等の調味類や、チーズ、バター等の乳製品や、豆腐、こんにゃく、その他佃煮、餃子、コロッケ、サラダ等の各種総菜を挙げることができる他、サプリメントの形態としてもよい。
以下、実施例により本発明をより具体的に説明するが、本発明の技術的範囲はこれらの例示に限定されるものではない。
(特殊塩サルデチエラの調製)
100L容量容器に3〜5mm粒径のゼオライト(モルデン沸石)で塩基置換容量(CEC)が170me/100gのものを40kg投入した。同容器内に2N塩化カリウム溶液85Lを注入してゼオライトを浸漬した。浸漬時間を1時間とし、ガラス繊維をろ材とする濾過器を通して浸漬液を分離し、60Lの浸漬液を得た。この60Lの浸漬液(濾過溶液)を平釜で加温して、水分を蒸発させ濃縮・乾燥させ8.9kgの製品を得た。このように、ゼオライトからミネラルをイオン交換により、本発明品である特殊塩サルデチエラ(カリウム塩)を得た。かかる特殊塩サルデチエラ(カリウム塩)1kg中の組成は、表1に示すとおりである。
Figure 0005194022
以下の実施例においては、ヒト肝癌細胞のHepG2の培養系において、特殊塩サルデチエラ(カリウム塩)(以下、サルデチエラという場合がある)を添加した培養液中で細胞培養したときに、その増殖と細胞死に及ぼす影響について調べた。
(HepG2の細胞増殖に及ぼすサルデチエラの影響)
培養用のプラスチックディッシュ(直径35mm)に10%牛胎児血清(fetal bovine serum;FBS)(シグマ社製、米国)を含有するα−MEM(α−Modified Eagle Medium)(ギブコ ラボラトリー社製、米国)培養液を添加し、HepG2細胞(大日本製薬社製)(1×10個)を加えて、72時間培養した。この培養によって、細胞は増殖し、サブコンフルエント(細胞がディッシュの面積のほぼ8割まで増える)に達する。
この培養系において、培養液に実施例1で得られた特殊塩サルデチエラを50,100,及び500μg/ml培養液になるように含有させて、5%CO,95%空気の条件下37℃で72時間培養した。培養後に、ディッシュに接着している細胞をトリプシン処理によってはがし、顕微鏡下で細胞数を、ヘモサイトメーターを用いて計数した。
その結果、表2に示すように、HepG2細胞をサルデチエラの100及び500μg/ml含有する培養液中で72時間培養したところ、細胞増殖が有意に抑制されることが見出された。
(統計処理)
得られた結果は、平均値±標準誤差として表示し、t−検定(Student t-test)により統計処理し、対照群(サルデチエラ無添加のディッシュ6枚における細胞数)とサルデチエラ(各投与群6枚のディッシュにおける細胞数)投与群から得られた値を比較して有意差検定を行い、危険率1%以下の場合に有意差ありとした。
Figure 0005194022

各値は、6枚のディッシュから得られた細胞数の平均値とその標準誤差を示した。*p<0.01対照群と比較して。
表2に示すように、HepG2細胞をサルデチエラの100及び500μg/ml含有する培養液中で72時間培養したところ、HepG2細胞は、その細胞増殖が有意に抑制されることが見出された。
[サルデチエラのHepG2細胞死誘導作用についての検討]
培養用のプラスチックディッシュ(直径35mm)に10%牛胎児血清(fetal bovine serum;FBS)を含有するα−MEM培養液を添加し、HepG2細胞(1×10個)を加えて、72時間培養した。この培養によって、細胞は増殖し、サブコンフルエント(細胞がディッシュの面積のほぼ8割まで増える)に達した。培養液を除去し、リン酸緩衝液(phosphate buffer saline;PBS)で細胞ディッシュを3回洗浄した。その後に、培養液にサルデチエラを50,100,及び500μg/ml培養液になるように含有させて、24及び72時間培養した。培養後に、ディッシュに接着している細胞をトリプシン処理によってはがし、顕微鏡下で細胞数を、ヘモサイトメーターを用いて計数した。その結果を表3に示す。
Figure 0005194022

各値は、6枚のディッシュから得られた細胞数の平均値とその標準誤差を示した。*p<0.01対照群と比較して。
表3に示すように、サルデチエラを100,及び500μg/ml培養液になるように含有させ、24及び72時間培養したときの細胞数は、有意に減少することが見出された。この結果は、サルデチエラ添加によって肝癌細胞死が誘導されることを示している。細胞培養系において、サルデチエラの添加は、肝癌細胞の増殖を抑制し、その細胞死を誘導することが見出された。
[サルデチエラのHepG2細胞死誘導作用の解析]
サルデチエラ添加は、肝癌細胞の増殖を抑制し、その細胞死を誘導することが見出されたことから、特に、この細胞死がプログラム化された細胞死、すなわちアポトーシスを誘発したことによるのかについて調べた。この細胞死の誘発にはカスパーゼ−3の活性化によってもたらされることから、その阻害剤 カスパーゼ3/CPP32インヒビターW−1(caspase-3/CPP32 inhibitor W-1)(和光純薬工業社製)を用いて、細胞死に及ぼすサルデチエラ添加効果について検討した。
培養用のプラスチックディッシュ(直径35mm)に10%牛胎児血清(fetal bovine serum;FBS)を含有するα−MEM培養液を添加し、HepG2細胞(1×10個)を加えて、72時間培養した。この培養によって、細胞は増殖し、サブコンフルエント(細胞がディッシュの面積のほぼ8割まで増える)に達した。培養液を除去し、リン酸緩衝液(phosphate buffer saline;PBS)で細胞ディッシュを3回洗浄した。その後に、培養液にサルデチエラを100,及び500μg/ml培養液になるように含有させ、また、カスパーゼ−3阻害剤(10−6M)を添加して、24及び72時間培養した。培養後に、ディッシュに接着している細胞をトリプシン処理によってはがし、顕微鏡下で細胞数を、ヘモサイトメーターを用いて計数した。その結果を表4に示す。
Figure 0005194022

各値は、6枚のディッシュから得られた細胞数の平均値とその標準誤差を示した。*p<0.01対照群と比較して。
表4に示すように、サルデチエラを100,及び500μg/ml培養液になるように含有させて24及び72時間培養したときの細胞数の減少はカスパーゼ−3阻害剤の共存により有意に抑制されることが見出された。この結果から、サルデチエラ添加による肝癌細胞の死はアポトーシスによることが推察された。
ヒト肝臓癌由来の細胞(HepG2)を用いた細胞培養系において、多種微量元素含有サルデチエラは、肝癌細胞の増殖抑制と癌細胞死を誘導することが見出された。ヒトにおいて、肝癌の予防と制御に役立つ可能性が示唆され、急性肝炎、慢性肝炎等の肝臓病の予防・治療にも役立つものと思われる。
本発明によると、肝炎ウィルス等による肝炎や慢性肝炎から移行した肝臓癌などの肝臓病の予防・治療に対し、副作用がなく、服用乃至飲用しやすい優れた組成物を得ることができる。

Claims (3)

  1. 天然産イオン交換体としてのゼオライト、カリウム塩水溶液とを接触させ、前記天然産イオン交換体の含有成分をイオン交換により溶出し、次いでこの溶出液を天然産イオン交換体から分離することにより得られる特殊塩サルデチエラを有効成分とすることを特徴とする肝臓の予防・治療用組成物。
  2. 肝臓癌が、肝細胞癌であることを特徴とする請求項記載の肝臓の予防・治療用組成物。
  3. 肝癌細胞増殖の抑制作用とアポトーシス誘導活性とを有することを特徴とする請求項1又は2記載の肝臓の予防・治療用組成物。
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