JPS62190112A - 化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は新規な化粧料に関するものであり、偏平粒状樹
脂粉末のもつ透明感、流動性、皮膚上での滑らかな伸び
、皮膚に対するつきの良さ、比重が軽いことに基く化粧
おとしのしやすさ、感触効果、撥水性等のすぐれた性質
を生かした特色のある化粧料を提供することを目的とす
るものである。

（従来の技術）（発明が解決しようとする問題点）化粧
料用粉末を含有する化粧料としては現在。

ファウンデーション、白粉、頬紅９ロ紅、アイシャドウ
、アイライナー、アイブロー等のメイクアップ化粧品、
ベビーパウダー、ボディパウダー等のボディ化粧品など
が市販されている。

これらの化粧品に使用される化粧料粉体は無機顔料が主
で、その種類は有色顔料、白色顔料２体質顔料に分けら
れる。このうち体質顔料として、タルク、マイカ、カオ
リン、シリカ、セリサイト。

シルク末等が広く用いられている。

このように２通常メイクアンプ化粧料に配合する体質顔
料の形状は種板状のものが多く、それ故多少なりとも独
特の光沢を有するものが多い。

一方、メイクアップ化粧料はその化粧効果を上げるため
１種々の異なった光沢、特に光沢強度を要求されること
が多く、これに応えるため、従来はシリカ粉末、炭酸カ
ルシウムなどの殆んど光沢を有しない体質顔料とマイカ
、セリサイト等の強い光沢を有する体質顔料と組み合せ
て、系全体の光沢を調整するなどの方法がとられてきた
。しかし。

上記の強い光沢を有する体質顔料を多く使用すると、化
粧品を皮膚に塗布した場合不自然な光沢がみられる傾向
があり、この問題を解決するには強い光沢を有する体’
［料の配合を少なくしなければならなかった。その結果
として体質顔料の有°する透明感、流動性、皮膚上での
滑らかな伸びなどのすくれた特性が十分に発揮すること
が出来ないのが現状であった。

（問題を解決するための手段） 本発明者らは、このような状況に鑑み、前記問題点を排
除した有用な化粧料を開発すべく、鋭意検討を重ねた結
果、前記特性にすぐれた偏平粒状樹脂粉末を配合すれば
、不自然な光沢を与えることなく、皮膚上ですぐれたの
びを有し、流動性。

ｔＢ水性などにすくれ、しかも化粧おとしのしやすい化
粧料が得られることを見出し１本発明を完成するに到っ
た。

即ち１本発明の要旨は［長径をｌ、短径をｍ。

厚みをｎで表わすとき弐Ｎ＞ｍ＞ｎ、ｌ／ｎ≧２を満足
する偏平粒状樹脂粉末を配合してなる化粧料である。

本発明で用いる偏平粒状樹脂粉末は特に限定されるもの
でなく、ポリエチレン、ポリプロピレン。

エチレン・プロピレン共重合体、ポリスチレン、ナイロ
ン、ポリメチルメタクリレート、スチレン・クアクリル
系共重合体エチレンリアクリル酸共重合体等を原料とす
るもので、前記式の条件に適合するものであればいずれ
も使用することができる。

例えば、特開昭５７−７８４６６号公報に記載のごとく
。

樹脂をフィルム成形した後、冷凍粉砕する方法が知られ
ており、この方法により得られた粉末も使用できるが、
出願人がさきに「偏平粒状樹脂粉末の製造方法」として
昭和６１年１月１３日特許出願した方法による粉末を使
用するのが便利であり、好結果が得られる。

即ち、その製造方法は前記明細書に記載のとおりである
が２球状あるいは球状に近い形状の粒径１ミクロン以上
の樹脂粉末を原料とし、加熱条件下で２本ロール、加圧
プレス機などの加圧装置で圧縮異形化するか、あるいは
原料樹脂粉末に対し不活性な溶媒と前記樹脂粉末とを混
合攪拌することにより得られる。

本発明で用いられる偏平粒状樹脂粉末の原料樹脂として
は前記のようにポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロ
ン、ポリメチルメタクリレート等の熱可塑性樹脂微粉末
が挙げられるが２本発明では化粧料に用いるのであるか
ら、化粧品原料基準あるいは汎用化粧品原料基準記載の
ものでなければならないのは当然のことである。この点
よりすれば、前記以外にもアクリル酸、アクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸
オクチル、アクリル酸る３リル、アクリル酸エトキシエ
チル、アクリル酸ヒドロキシエチル。

アクリル酸アミド、メタクリル酸、メタクリル酸エチル
、メタクリル酸ヒドロキシエチル、メタクリル酸アミド
、酢酸ビニル、スチレンなどの単独重合体、または相互
の二元共重合体あるいは三元共重合体のうちから前記基
準に合致するものを適宜選択することができる。その例
としては、アクリル酸エトキシエチル・アクリル酸ヒ］
′ロキシエチル・アクリル酸ブチル共重合体、アクリル
酸エトキシエチル・アクリル酸ヒドロキシエチル共重合
体、アクリル酸エチル・アクリル酸アミド・アクリル酸
共重合体、アクリル酸エチル・アクリル酸ブチル共重合
体、アクリル酸オクチル・酢酸ビニル共重合体、アクリ
ル酸オクチル・スチレン共重合体、アクリル酸・スチレ
ン共重合体、アクリル酸ブチル・酢酸ビニル共重合体、
アクリル酸ブチル・メタクリル酸ヒドロキシエチル共重
合体。

アクリル酸ブチル・メタクリル酸共重合体、アクリル酸
・メタクリル酸アミド共重合体、アクリル酸メチル・ア
クリル酸エチル共重合体、アクリル酸メチル・スチレン
共重合体、アクリル酸ラウリル・酢酸ビニル共重合体、
酢酸ビニル・スチレン共重合体、メタクリル酸・スチレ
ン共重合体、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸メチル、
ポリアクリル酸アミド、ポリアクリル酸エチル、ポリメ
タクリル酸エチル、ポリ酢酸ビニルを挙げることができ
る。

勿論これらの内前記の式を満足する偏平粒状樹脂粉末を
製造できるものに限られるが、夫々の樹脂の特性に応じ
て前記本出願人が発明した方法により得られる偏平粒状
樹脂粉末を用いて特徴のある化粧料を得ることができる
。

本発明で用いる偏平粒状樹脂粉末はその粒子径が１〜５
０ミクロンのもの、即ち厚みが１ミクロン以上で長径が
５０ミクロン以下の範囲内のものが使用でき、中でも５
〜２０ミクロンのものが好ましい。

大きすぎると異物窓がありすぐれた滑り感が得られない
。また、あまり小さすぎても飛散などの関係でダ了まし
くない。

本発明で用いる樹脂粉末中にその製造段階で。

カーボンブランク、酸化チタン、シリカなどの無機顔料
、紫外線吸収剤、耐熱安定剤などの有機物を含有させる
ことは可能であり、化粧料の種類によってはこのような
粉末を配合する方が好ましい場合もある。

（実施例） 以下、製造例ならびに実施例により本発明をさらに詳細
に説明する。

製造例−１ 中位粒径５ミクロンの球状ポリエチレン粉末１０部（製
鉄化学９勾製：商品名フロービーズ）と直径３龍のガラ
ス製ビーズ８０部を１００部のメタノールに投入し３０
℃で５時間混合攪拌した。その後、２０メツシユの金網
でビーズを取除いた後、濾液を再度濾過してポリエチレ
ンを濾別し乾燥した。得られた粉末は偏平粒状になって
おり、長径／Ｊ’７みの比は１０〜４０であった。

製造例−２ 製造例−１と同様の処理操作により９球状ポリエチレン
粉末の代わりに中位粒径５ミクロンのナイロン粉末（束
し■）製：商品名ナイロンＳＦ’−５００）を用いて偏
平粒状粉末を得た。長径／厚みの比は５〜３０であった
。

製造例−３ 製造例−１と同様の処理操作により１球状ポリエチレン
粉末の代わりに、中位粒径３ミクロンのポリメチルメタ
クリレート粉末（総研化学■製）を用いて偏平粒状粉末
を得た。長径／厚みの比は５〜２０であった。

製造例−４ 中位粒径１０ミクロンの球状ポリエチレン粉末（製鉄化
学潤製：商品名フロービーズ）１０部と直径３鶴のガラ
ス製ビーズ１００部を乳化剤エチレンオキシド、プロピ
レンオキシド共重合体１部を含む１００部の水溶液中に
投入し、３０℃で７時間混合攪拌した。

その後、２０メソシユの金網でガラス製ビーズを取除い
た後濾液を再度濾過し、ポリエチレンを濾別し乾燥した
。得られた粉末は偏平粒状になっており、長径／厚みの
比は１０〜４０であった。

製造例−５ ２本ロールのロール温度を７０〜８０℃に加熱し。

ロール間の間隙を０．１〜０．５鰭にセットした状態で
平均粒子径１０ミクロンの球状ポリエチレン粉末を投入
した。この操作を１〜５分間繰返し、凝集状の粉末を得
た。その後ピンミルで凝集体をほぐし、空気分級機を用
いて、凝集物を除去し、偏平粒状粉末を得た。長径／厚
みの比は５〜２０であった。

製造例−６ 球状ポリエチレンの代わりに中位粒径５ミクロンのナイ
ロン粉末（東し■製：商品名ナイロン５Ｐ−５００）を
用い、操作時のロール温度を１６０〜１７０℃にした以
外は製造例−５と同様の処理操作で偏平粒状粉末を得た
。長径／厚みの比は５〜２０であった・ 次に°本発明化粧料の実施例を示す。

（実施例−１）ケーキ状ファンデーション（％） Ｂ、流動パラフィン　　　　　　　　　　　１０Ａをヘ
ンシェル型ミキサーにて混合し９次にＢを添加し、ヘン
シェル型ミキサーにて混合し、金型中にプレスして製品
とする。

（実施例−２）パウダーファンデーション（％） Ｃ０香料、防腐剤、　　　　　　　　　　　　適量Ａを
ヘンシェルミキサーで混合した７＆、Ｂを加熱して、均
一化したものをＡの混合物に添加し。

次いでＣを添加して、充填混合して、パウダー・ファン
デーションを得る。

（実施例−３）粉白粉 （％） 香料以外をブレンダーでかきまぜながら香料を均一に噴
霧し、優れた使用域の粉白粉を得る。

（実施例−４）はお紅 （％） Ｃ１香料、防腐剤　　　　　　　　　　　　適量Ａをヘ
ンシェルミキサーで混合した後、Ｂを加熱して均一化し
たものを、への均一混合物に添加し１次いでＣを添加し
た後、充分混合して、はお紅化粧品を得る。

（実施例−５）ケーキ状ファンデーション実施例−１の
偏平粒状ポリエチレンのかわりにフィルム成型したポリ
エチレンを冷凍粉砕機で粉砕し、偏平化した偏平粒状ポ
リエチレン粉末を配合し、化粧料とした。

（実施例−６）パウダーファンデーション実施例−２に
記載の製造例−２の偏平粒状ナイロン粉末のかわりに、
製造例−３の偏平粒状ポリメチルメタクリレート粉末を
配合し、製品とした。

このようにして得られたファンデーション、粉白粉、は
ぼ紅について女性パネラ−１０人に２通常の使用法で使
用してもらい、肌上でののび、平滑感、透明感、光沢、
化粧おとし等について第１表の基準に基づいて評価し、
１０名の平均値を評価点として第２表に示した。

各実施例において偏平粒状樹脂粉末のかわりに体質關料
として通常用いられるタルクを配合したものを対照品と
した。

（発明の効果） 本発明の化粧料は、前記官能テストに示す如実際皮膚に
塗布した場合、従来品に比べ、肌上ののびがよく、平滑
感、透明感があり、光沢がすぎて不自然になることなく
、また化粧おとし点でもすぐれている。

このように本発明の偏平粒状樹脂粉末を配合し化粧料は
従来品の優れた特性を有すると同時に来島にみられない
優れた特性を示す。

出願人　　製鉄化学工業株式会社 代表者　　増　１）裕　％シ台

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）長径をｌ、短径をｍ、厚みをｎで表わすとき、式
   ｌ＞ｍ＞ｎ、ｌ／ｎ≧２を満足する偏平粒状樹脂粉末を
   配合してなる化粧料。
2. （２）偏平粒状樹脂粉末の粒子径が１〜５０ミクロンで
   ある特許請求の範囲（１）記載の化粧料。
3. （３）樹脂がポリエチレンである特許請求の範囲（１）
   記載の化粧料。
4. （４）樹脂がナイロンである特許請求の範囲（１）記載
   の化粧料。
5. （５）樹脂がポリメチルメタクリレートである特許請求
   の範囲（１）記載の化粧料。