JPS62188881A

JPS62188881A - 冷却装置の各管に冷却ガスを通すための熱電弁

Info

Publication number: JPS62188881A
Application number: JP62014326A
Authority: JP
Inventors: パオロ　フオルナザリ
Original assignee: Eltek SpA
Current assignee: Eltek SpA
Priority date: 1986-01-27
Filing date: 1987-01-26
Publication date: 1987-08-18
Also published as: IT8667062A0; IT1187878B; US4711270A; DE3700623A1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は冷却装置の各種の管に冷却ガスを通すための熱
電弁に関する。

〔従来め技術〕

様々な付Ｍ領域に冷媒を送ることが必要な冷却装置は、
電磁石の鉄心が支配する構成要素によって調整される多
用弁を備え、該弁は該鉄心が動く際に、通路孔を開閉す
る。

（発明が解決しようとする問題点〕この目的に使われる電磁石は、冷却ガスの高圧故に強力
でなければならない。これは大型で高価な電磁石の使用
を意味し、周知のように色々な欠点がある。

電磁石使用の欠点の１つは作動時に生ずる騒音である。

この欠点を解消、あるいは少くとも減少する解決手段と
して、直流（Ｄ　Ｃ）電磁石が提案されている。しかし
、これは電流を整流するため電子モジュールを必要とす
る。この解決法は構成要素の高額コストと、装置の複雑
化によって起こるｍ能正確度の低下とのため、一般的に
重要視されていない。

Ｃ問題点を解決するための手段〕本発明は以下に述べる通り、信幀性、耐久性に優れ、か
つ静かな弁を提供するもので、次の２つの要素を含む。

（１）容易に、迅速に連結可能な熱電要素と、（２）機
械的要素。第１の要素を第２の要素と１体的な支持ブラ
ケットに連結することによって、画部分が組立てられる
。

本発明は他の特徴に加えて、経済的な利点を有する。

弁は軟らかな、熱によって膨張可能な物質の塊を収容す
るケーシングと、熱感応性の物質塊の体積増加を線運動
に変化させる適当な手段と、多用弁の位置に対してニー
ドル弁を作動する要素と、熱膨張可能な物質塊を収容す
る該金属ケーシングに接触する１対のサーミスタ（ＰＴ
Ｃ）とを含む。

該弁の別の特徴は、そのロッドが熱電要素に対して電気
的に絶縁させていることである。

更に構造上の本弁の特徴は、内側の構成要素の溶接後、
諸要素が開放されている間に、該要素の組立を行うよう
設計されていることである。これは、弁が１度組立てら
れると該溶接部に接近できないため、最終段階の組立て
を続行する前に、漏れの検査を溶接部について行うから
である。

弁は又冷却ガスの循環区域を画定するダイアフラムある
いは金属ベローに密封されている可動ロッドも含む。

〔実施例〕

添付図面を参照しつつ、実施例によって本発明を更に詳
しく説明する。

図面において、金属製ブラケットｌは管２と１体をなし
、該管２は弁本体３に連結される。該ブラケットは電気
絶縁性材料製のハウジング４を包囲する。即ち該ハウジ
ングはねじ５によりブラケット１と結合し、取り外し可
能なカバー１０を含む。該ハウジング４は熱電作動装置
６，７，８を含む。詳しくは、該作動装置は軟らかな熱
感応性の物質塊８を内蔵するケーシング６を含み、弾性
の薄膜７によって密封される。該薄膜７はセラミック円
盤に対して同軸のプランジャ９，９ａと連携する。従っ
て該プランジャと該円盤はカラー１２の中で前後に摺動
できる。２個のサーミスタ（ＰＴＣ）２９，３０がケー
シング６の側部に設けられ、ターミナル２８，２８８を
介して電気的に動力を供給される。ねじ５を除去すれば
、ハウジング４を容易に取り外し、交換できる。

ロッド１３は管２内に縦軸方向に封入され（第１図）、
針形ヘッド１３ａと１体をなす。セラミック円盤１１は
、ハウジング４に含まれた電気的構成要素から、ロッド
１３及びヘッド１３ａを絶縁する。

該ロッド１３は金属ベロー１４内に収容され、ベロー１
４に対し、１５の所で密封状に溶接される。更にロッド
１３は円筒ばね１９と穴開き基板１８を通過する。金属
ベロー１４の相対する先端は、弁本体３の管状延長部３
ａの所で、カラー１７に密封状に溶接される。ばね１９
は溶接部１５とブツシュ２０との間で圧縮され、後者は
周辺凹所２６を含む。該ブツシュは弁本体３と針形ヘッ
ド１３ａと共に、冷媒を調整する弁を構成し、該冷媒は
矢印Ｘの方向に管２３に流入する。

〔作　用〕

弁の作用は次の通りである。

サーミスタ２９，３０が通電していないとき、針形ヘッ
ド１３ａとロッド１３は第１図に示した位置で、第３図
に実線で表わしたように維持される。この状況下で、管
２３に達したガスは、開いた弁シート２４を通過し、矢
印Ｙで示すように管２２から流出する。

サーミスタ２９．３０が通電すると、その温度が急激に
上昇し、伝導によってケーシング６内の熱は膨張可能な
物質塊８を融かす。物質塊８の体積増加は高圧を生じ、
その圧力が密封部７、プランジャ９，９ａ及び円盤１１
を介してロッド１３に伝達される。この高圧がばね１９
に対して作用し、ロッド１３とヘッド１３ａの長軸方向
移動を促進する。後者は第１図中の実線で示した位置か
ら、第３図中の点線で示した位置まで移動する。

このような状況で、弁シート２４は閉じ、同時に以前閉
鎖していたシート２５を開く。冷却ガスは凹所２６を通
って管２１から矢印Ｚの方向に流出する。この場合、ガ
スはベロー１４の内側にも入るが、それ以上に進まない
。サーミスタへの動力が断たれると、ケーシング６内の
温度が低下し、ばね１９の作用によりロッド１３，１３
ａは第１図に示した位置に戻る。ガスは従って管２２か
ら流出する。

冷却装置の内側に弁を取り付けるために、２個の小穴３
１を使用する。

本発明に記載した弁は、電磁弁に対し僅かな遅延を伴っ
て作動する。なぜなら電気はサーミスタ２９．３０に送
られ、次に熱エネルギーに変えられてケーシング６に封
入した物質を伝導によって融かすからである。この僅か
な遅延は弁の作動又は弁が調整する装置に対しても、影
響しない。

〔発明の効果〕

本発明の弁の使用によって得られる主な利点を次に要約
すると、・弁はその構造の故に極めて耐久性に冨む。金属製の弁
シートと針形ヘッドは、冷媒中に存在するどんな小さな
不純物でも粉砕できる。

・電気的構成要素を収容するハウジング４は容易かつ迅
速に交換可能である。

・強力な作動、これは大型で高価な電磁石よりはるかに
強力である。

・小型なこと、この装置は約’ｌ　ｃｄに過ぎない。

・該要素が開いている間に、溶接によって要素の組立を
行うこと、即ち管２をブラケット１と弁本体３に組立て
る以前に、ベロー１４の溶接部１５．１６が完成される
ので、密封を圧縮空気を使って検査できる。

・総体的に静かな作動。

・上記の特徴から特に考えられるのは、組立弁の生産コ
ストが低いことである。

【図面の簡単な説明】

第１図は弁の拡大断面図、第２図は開弁の部分断面図で、第１図に対して９０度回
転したもの、第３図は第１図の部分を拡大した詳細図である。１・・・金属ブラケット、２・・・管、３・・・弁本体
、４・・・ハウジング、５・・・ねじ、６・・・ケーシ
ング、７・・・薄膜、８・・・熱感応性物質塊、９，９
ａ・・・プランジャ、１１・・・セラミック円盤、１２
・・・カラー、１３・・・ロノ）’、１３ａ・・・針形
ヘソ）’、１４・・・ベロー、１５．１６・・・溶接部
、１７・・・カラー、１８・・・基板、１９・・・ばね
、２０・・・ブツシュ、２２．２３・・・管、２４．２
５・・・弁シート、２８．２８ａ・・・ターミナル、２
９．３０・・・サーミスタ、３１・・・小穴。特許出願人　　　　エルチク　ニス・ビー・ニーＦｉｇ
、１

Claims

【特許請求の範囲】

（１）熱電要素と機械的要素との２要素を組立てて成り
、該熱電要素が熱膨張可能な蝋性物質塊（８）を密封内
包するケーシング（６）を含み、該ケーシングがプラン
ジャ（９、９ａ）及びセラミック円盤（１１）と軸方向
に連結する可撓性密閉部（７）によって密封され、該ケ
ーシングの外側部分が２つのサーミスタ（ＰＴＣ）（２
９、３０）を取りつけられ、電気的動力を提供する２個
のターミナル（２８、２８ａ）と連結し、機械的要素が
針形弁（１３、１３ａ）を含み、該弁のロッド（１３）
が、該セラミック円盤（１１）及びプランジャ（９、９
ａ）と同軸であって該管（２）の穴開き基板（１８）を
通過すると共に円筒形ばね（１９）と一緒に金属製ベロ
ー（１４）内に密閉され、針形ヘッド（１３ａ）が三方
弁（２１、２２、２３）の本体（３）に収容されたブッ
シュ（２０）内で移動できるように装着される上記熱電
弁において、弁（３）の残部をブラケット（１）に連結
する該管（２）内部に設けたカラー（１７）及び該ロッ
ド（１３）の外周部にベロー（１４）の端部が溶接され
、一方ブラケットが熱電要素を包囲する絶縁性材料製ハ
ウジング（４）を支持することを特徴とする冷却装置の
各管に冷却ガスを通すための熱電弁。
（２）熱電要素を収容するハウジング（４）がブラケッ
ト（１）から抜取り得るように組立てられていて、ブラ
ケットに対し取り外し可能な緊締具で連結されることを
特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の熱電弁。
（３）針形ヘッド（１３ａ）と弁シート（２４、２５）
が、該弁に耐久性を与え、効率の高い作動を確実にする
金属で造られることを特徴とする特許請求の範囲第１項
に記載の熱電弁。
（４）金属ベロー（１４）をロッド（１３）とブッシュ
（１７）に連結する溶接（１５、１６）の後で、開いて
いる間に管（２）を介してブラケット（１）を本体（３
）に堅固に組立て、圧縮空気を用いて溶接作用と漏れの
検査が容易に行われるようにしたことを特徴とする特許
請求の範囲第１項に記載の熱電弁。
（５）電気ターミナル（２８、２８ａ）に連結され、該
弁の作動のための熱源であるサーミスタ（ＰＴＣ）（２
９、３０）が主に可撓性の装置（１９）の作用に抗して
、相当な動力を発生する熱膨張可能な物質塊を収容する
ケーシング（６）と連結することを特徴とする特許請求
の範囲第１項に記載の熱電弁。
（６）熱電要素を収容するハウジング（４）を包含する
と共に、ブラケット（１）がばね（１９）の作用に抗し
て、ロッド（１３）とヘッド（１３ａ）に伝達された応
力を補整することを特徴とする特許請求の範囲第１項に
記載の熱電弁。
（７）ロッド（１３）の先端とプランジャ（９、９ａ）
とが絶縁性でかつ熱によって変形しないセラミック円盤
（１１）に挿入されていることを特徴とする特許請求の
範囲第１項に記載の熱電弁。