JPS6218830Y2 - - Google Patents

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JPS6218830Y2
JPS6218830Y2 JP1979073532U JP7353279U JPS6218830Y2 JP S6218830 Y2 JPS6218830 Y2 JP S6218830Y2 JP 1979073532 U JP1979073532 U JP 1979073532U JP 7353279 U JP7353279 U JP 7353279U JP S6218830 Y2 JPS6218830 Y2 JP S6218830Y2
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JP
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combustion
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voltage
circuit
temperature
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は液体燃料燃焼装置に好適な燃焼制御回
路に関する。
灯油等の液体燃料を霧化して燃焼空気と混合
し、これを燃焼させて排気する例えばFF方式の
燃焼装置では、燃焼状態に応じて送風フアンやヒ
ータ、また燃料供給用電磁ポンプ等を適応制御す
る必要がある。ところが従来装置にあつては一義
的に設定された燃焼温度に対して上記フアンやヒ
ータ等の燃焼負荷を追従制御するだけである為、
燃焼開始時における燃焼効率が悪かつた。しかも
燃焼条件を多段に制御しようとすると、その制御
回路の構成が相当複雑化し、製造上好ましくなか
つた。また異常燃焼に対する安全対策を講じるの
も構成の複雑化を招来する等の問題があつた。
本考案は上記事情を考慮してなされたもので、
その目的とするところは、簡易にして燃焼装置を
多段制御でき、着火性の向上をはかる等の燃焼効
率の向上を期待できる燃焼制御回路を提供するこ
とにある。
以下、図面を参照して本考案の一実施例を説明
する。
第1図は回路構成を示す概略図で、1は交流電
源である。燃焼装置の気化室に配設されたヒータ
等の燃焼負荷2は、その電源投入時に後述するト
ライアツク3を介して前記電源1に接続される。
このとき、トランス4も通電され、その2次巻線
よりダイオード5a,5bを介して直流化された
電流がコンデンサ6により平滑化されたのち、抵
抗7とツエナーダイオード8とによつて安定化さ
れて取り出される。これらトランス4からツエナ
ーダイオード8により直流安定化回路が形成され
ている。
一方、上記の如く直流安定化された電源の供給
を受けて作動する制御部は、サーミスタ9と抵抗
10とによつて上記電源電圧を分圧している。こ
のサーミスタ9は燃焼装置に配設されて温度セン
サとして作用するもので、従つて上記分圧電圧は
燃焼温度に対応したものとなる。この燃焼温度を
示す信号が温度検知用の第1および第2の演算増
幅器比較回路11,12、そして異常検知用の第
3および第4の演算増幅器13,14にそれぞれ
入力されて以下に示す演算に供される。
第1の演算増幅器11は、他方の入力端に抵抗
15,16からなる第1の分圧回路により電源電
圧を分圧した第1の基準レベルを入力するもので
ある。上記第1の基準レベルは例えば300℃なる
燃焼温度に相当したものであり、燃焼開始時にお
いて燃焼温度が上記第1の基準レベルより低い場
合、第1の演算増幅器11はLOWレベルの信号
を発している。トランジスタ17は上記増幅器1
1のLOWレベルの信号を抵抗18を介して入力
し、OFF動作している。これにより、トランジ
スタ19がON動作し、更にスイツチング素子と
してのトランジスタ20がON駆動される。しか
してトランジスタ20は抵抗21を直列に接続し
たもので、電源電圧を分圧する抵抗22,23か
らなる第2の分圧回路に並列的に作用している。
上記抵抗22,23による電源電圧の分圧レベル
は、例えば280℃なる温度に相当した第2の基準
レベルに設定されている。しかしてトランジスタ
20のON動作時には抵抗22に抵抗21が並列
的に挿入され、これにより分圧回路の出力が前記
第1の基準レベルにシフトされている。前記第2
の演算増幅器12は、上記第2の分圧回路の出力
レベルと燃焼温度との比較判定を行い、燃焼温度
が低い場合にはHIGHレベルの信号を抵抗24を
介してトランジスタ25に印加して、同トランジ
スタ25をON制御している。このトランジスタ
25の導通により、抵抗26,27に電圧が印加
され、その分圧電圧が前記トライアツク3のゲー
トに供給されてトライアツク3の点弧制御がなさ
れている。
従つて今、燃焼装置の電源を投入すると、その
燃焼温度が第1の基準レベルに達する迄の期間、
トランジスタ20がON動作して第2の演算増幅
器12には高い設定レベルが与えられ、トランジ
スタ25のON制御、トライアツク3の点弧動作
によつて燃焼負荷2が駆動される。この燃焼負荷
2の駆動により、液体燃料の予熱、燃焼装置本体
の加熱等の一連した初期動作が行われる。しかし
て燃焼温度が第1の基準レベルに達したとき、第
1の演算増幅器11はこれを検知してトランジス
タ17をON動作せしむる。これによつて上記ト
ランジスタ17の負荷として挿入されたリレーコ
イル28が付勢され、図示しない電磁ポンプや送
風フアン等の燃焼負荷が駆動される。一方このと
き、トランジスタ17のON動作によつてトラン
ジスタ19,20がOFF動作し、抵抗21が分
圧回路の抵抗22から切り離される。これにより
第2の演算増幅器12に印加される比較基準レベ
ルが第2の基準レベルに可変設定される。この
為、第2の演算増幅器12は、第2の基準レベル
より高い燃焼温度を検知することになり、トラン
ジスタ25をOFF動作させる。これにより負荷
2への通電が停止し、ヒータによる加熱が阻止さ
れる。この為、燃焼温度が徐々に低下することに
なるが、このとき、前記リレーコイル28の出
力、つまりトランジスタ17のコレクタ出力がダ
イオード29から抵抗30を介して第1の演算増
幅器11の入力に帰還され、第1の基準レベルが
大幅に減少される。この減少レベルを第3の基準
レベルとする。これ故、第1の演算増幅器11
は、燃焼温度の低下によつて再びオフ動作
(LOWレベル出力)することなく、HIGHレベル
の出力を維持する。これにより第2の演算増幅器
12は抵抗22,23により分圧された第2の基
準レベルのみをもつて作動することになる。従つ
て、燃焼負荷2は、第2の基準レベルにより規定
される燃焼温度にて、第2の演算増幅器12を以
つて駆動制御される。
かくして燃焼負荷2は、燃焼開始初期時には、
燃焼温度が300℃に達するが如く強力に駆動さ
れ、しかるのち燃焼温度が300℃に達したあと
は、定常燃焼温度280℃になるが如く駆動制御さ
れ、燃焼温度が260℃に減少すると、前記第1の
演算増幅器11の第3の基準レベルとなり、燃焼
が停止され、燃焼装置は例えば第2図に示すよう
に温度制御されることになる。
ところで、燃焼温度が急激に増加してサーミス
タ9の抵抗値が異常に低下した場合、あるいはサ
ーミスタ9の不良によりシヨート状態となつたと
き、この異常は第3の演算増幅器13によつて検
出されている。即ち、この演算増幅器13は、小
抵抗値の抵抗31と抵抗32により分圧された高
レベルの比較基準信号を入力しており、燃焼温度
が上記高レベルを超えたとき、トランジスタ33
をON駆動している。このトランジスタ33は前
記トランジスタ17のベース・エミツタ間に並列
に接続されたもので、トランジスタ33のON動
作によつてトランジスタ17を強制的にOFF制
御している。このトランジスタ17の強制的な
OFF動作によつてリレーコイル28がOFF駆動
され、燃焼負荷の動作が阻止される。またこのと
きには第2の演算増幅器12によつて燃焼負荷2
1がOFF制御されているので燃焼装置の燃焼が
速やかに停止される。
また燃焼温度が急激に低下したとき、あるいは
サーミスタ9が断線してオープン状態になる等の
異常が発生した場合、第4の演算増幅器14によ
つて検出されている。即ち、この第4の演算増幅
器14は、電源電圧を抵抗34,35により分圧
した低レベルの比較基準信号を入力しており、サ
ーミスタ9による検知出力が上記低レベルの比較
基準信号より低下したとき、HIGHレベルの信号
を出力する如く構成されている。この第4の演算
増幅器14からのHIGHレベルの出力信号によつ
てトランジスタ36がON駆動され、これによつ
て前記トランジスタ25が強制的にOFF制御さ
れるようになつている。かくしてここに燃焼負荷
2の駆動が停止される。またこのとき、第1の演
算増幅器11への検知出力レベル(燃焼温度)が
異常に低下するので、上記第1の演算増幅器11
がOFF動作し、これによつてリレーコイル28
の通電が阻止されて燃焼が速やかに停止する。
このように本回路を備えた燃焼装置によれば、
サーミスタ9による検知温度(燃焼温度)を有効
に利用し、比較基準レベルを多段に切り換えて燃
焼状態に応じた適応制御を非常に効果的に行い得
る。しかもその回路構成は上述したように簡易に
実現することができ、複雑化を招くことなく安価
に製作することができる。しかも上記制御作用に
よれば、燃焼開始時には燃料を供給することな
く、また送風フアンを駆動しないので装置本体を
短時間に予熱することができる。従つて点火駆動
の為の待ち時間の短縮化をはかり、燃料供給時に
は燃料の効果的な気化を行い得、着火性の向上を
期待できる。また、定常燃焼時にはその燃焼温度
を簡易にして低く抑えることができるので燃焼装
置の熱的設計を容易に行い得るばかりでなく、安
全性も十分確保できる。更には、燃焼温度の立上
りを早くすることができるので、石油等の燃料の
気化効率の増大をはかり得る。その上、異常状態
の時には、燃焼負荷を速やかにOFF制御できる
ので、異常燃焼を招くことがなく、安全性が高
い。
尚、この考案は上記実施例にのみ限定されるも
のではない。例えばサーミスタの代りにバリスタ
等の他の感温素子を用いてもよく、基準レベルの
設定は燃焼装置の仕様に応じて定めればよい。ま
た基準レベルの設定手段も種々の方式が適用でき
る。要するに本考案はその要旨を逸脱しない範囲
で種々変形して実施できる。
以上説明したように本考案によれば、簡易にし
て多段に温度を制御できるので燃料の気化効率の
向上をはかり、安定した効率の良い制御ができる
等の優れた効果を奏する燃焼制御装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す概略構成図、
第2図は制御温度の遷移を示す図である。 2……燃焼負荷、3……トライアツク、9……
サーミスタ、21……抵抗、11,12,13,
14……演算増幅器、15,16,21,22,
23……抵抗、17,20,25……トランジス
タ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 燃焼装置の燃焼温度を検知する温度センサと、
    電源電圧を分圧して燃焼開始初期時における第1
    の基準レベルを設定する第1の分圧回路と、前記
    電源電圧を分圧して定常燃焼時における第2の基
    準レベルを設定する一対の抵抗からなる第2の分
    圧回路と、この第2の分圧回路の一方の抵抗にス
    イツチング素子を介して並列接続され、スイツチ
    ング素子が導通されたとき前記第2の分圧回路の
    出力基準レベルを前記第2の基準レベルから前記
    第1の基準レベルへ変化させる抵抗と、燃焼開始
    初期時に前記燃焼温度が前記第1の分圧回路から
    出力される第1の基準レベルに達したのちに前記
    スイツチング素子を遮断制御するとともに燃料供
    給電磁ポンプや送風フアンのリレーを駆動する第
    1の比較回路と、前記第2の分圧回路の出力基準
    レベルと燃焼温度とを比較して燃焼装置の燃焼負
    荷を駆動制御する第2の比較回路とを具備したこ
    とを特徴とする燃焼制御回路。
JP1979073532U 1979-05-31 1979-05-31 Expired JPS6218830Y2 (ja)

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JP1979073532U JPS6218830Y2 (ja) 1979-05-31 1979-05-31

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JPS55175764U JPS55175764U (ja) 1980-12-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58119037U (ja) * 1982-02-03 1983-08-13 株式会社山武 燃焼器のデジタル温度調節装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54149032A (en) * 1978-05-15 1979-11-21 Sanyo Electric Co Ltd Burner heater control device

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JPS54149032A (en) * 1978-05-15 1979-11-21 Sanyo Electric Co Ltd Burner heater control device

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