JPH07123759A - 単相誘導電動機の起動装置 - Google Patents

単相誘導電動機の起動装置

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JPH07123759A
JPH07123759A JP29004393A JP29004393A JPH07123759A JP H07123759 A JPH07123759 A JP H07123759A JP 29004393 A JP29004393 A JP 29004393A JP 29004393 A JP29004393 A JP 29004393A JP H07123759 A JPH07123759 A JP H07123759A
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thermistor
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Makoto Higuchi
誠 樋口
Kazuo Ito
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 主巻線21と起動巻線22を有する単相誘導
電動機20の起動装置において、起動巻線22に接続し
た双方向性制御整流素子23のオン時間を、即ち起動巻
線22への通電時間を、周囲温度の高低ににかかわら
ず、一定にして、起動を的確に行わせる。 【構成】 双方向性制御整流素子23のゲートに起動用
正特性サーミスタを接続し、補正用正特性サーミスタ2
6と補正量調整抵抗27の並列回路を前記の起動用正特
性サーミスタ24に接続する。この並列回路が、周囲温
度の変化で起動用正特性サーミスタ24に流す電流を増
減し、その自己発熱量を制御して、その高抵抗になるま
での時間、よって双方向性制御整流素子のオン時間を、
をほぼ一定にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気冷蔵庫用コンプレ
ッサモータ、或はポンプモータ等の単相誘導電動機の起
動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の単相誘導電動機の起動装置を図7
を参照して説明する。単相誘導電動機20は主巻線21
と該主巻線21に対して位相差を生ぜしめる位置に配置
された起動巻線22とから成る。起動巻線22と直列に
双方向性制御整流素子23が接続され、電流制限抵抗2
5に一端を接続された正特性サーミスタ24の他端が双
方向性制御素子23のゲートに接続される。
【0003】 起動のため単相誘導電動
機20に電源電圧が印加されると、正特性サーミスタ2
4が常温で低抵抗であるので、充分なゲート電流が流れ
て双方向性制御整流素子23がオンとなり、起動巻線2
2に必要な電流が流れて、電動機は回転を始める。その
後、正特性サーミスタ24は電流制限抵抗25を通じて
流れる電流で自己発熱し高抵抗となるので、ゲート電流
が小となり双方向性制御整流素子23はオフとなる。よ
って起動巻線22の電流が遮断され、電動機は定常運転
となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】単相誘導電動機は、起
動を開始してから定常運転となるまで、起動巻線に電流
を流す必要がある。上記の従来の起動装置の構成では、
正特性サーミスタ25が常温での低抵抗の状態から、起
動時に流れる電流の自己発熱により高温高抵抗の状態に
変化するまでの時間(以下、温度変化時間と称す
る。)、起動巻線に電流が流れることとなる。しかし、
正特性サーミスタの抵抗温度特性は、図2の実線に示す
ように、周囲温度が高い(50℃前後)時には、常温
(25℃)より低い抵抗値(A点)となり、正特性サー
ミスタに流れる電流が増加して自己発熱量が多くなる。
さらに高温高抵抗までの温度差が小さいため、温度変化
時間が短くなり、単相誘導電動機が起動を完了するまで
起動巻線に電流を通ずることができないで、起動に失敗
することとなる。又周囲温度が低い(ー15℃前後)時
には、常温(25℃)より高い抵抗値(B点)となり、
電流が減少して自己発熱量が少なくなる。さらに高温高
抵抗までの温度差が大きいため、温度変化時間が長くな
り、単相誘導電動機が起動を完了した後も、起動巻線に
電流が流れ続けることになり、うなり音を発生したり、
不必要な電力の消費となる。こうした従来の起動装置の
周囲温度特性を図8に示す。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、主巻線
と起動巻線とから成る単相誘導電動機の起動装置におい
て、起動巻線に直列に接続された双方向性制御整流素子
と、該双方向性制御整流素子のゲートに接続された起動
用正特性サーミスタを備え、補正用正特性サーミスタと
補正量調整抵抗との並列回路を前記起動用正特性サーミ
スタと直列に接続して、起動用正特性サーミスタの周囲
温度特性を補正したものである。
【0006】さらに、起動用正特性サーミスタが、所定
の温度範囲でほぼ一定の初期抵抗値を有するならば、前
記のような補正用正特性サーミスタや補正量調整抵抗を
使用しないで同様の作用を行わせることができる。
【0007】
【作用】初期抵抗が周囲温度により変化する通常の起動
用正特性サーミスタには、補正用正特性サーミスタと補
正量調整抵抗との並列回路を接続することにより、周囲
温度が変化しても、補正用正特性サーミスタの抵抗と補
正量調整抵抗により起動用正特性サーミスタに流す電流
を増減して、起動用正特性サーミスタの自己発熱量を制
御し、その高温高抵抗になるまでの前記温度変化時間を
補正してほぼ一定に安定化して、電動機の起動を常に的
確に行わせることができる。
【0008】次に起動用正特性サーミスタが所定の使用
温度範囲でほぼ一定の初期抵抗値を有する場合には、補
正用正特性サーミスタと補正量調整抵抗を使用すること
なく、周囲温度が変化してもほぼ一定の初期抵抗値から
高温高抵抗になるまでに要する時間もほぼ一定となり、
起動巻線に電流を流す時間がほぼ一定にできる。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を図1により説明する。従
来例と同一の回路部分には同一符号を付し、その詳細な
重複説明は省略する。起動巻線22にゲートGを有する
双方向性制御整流素子23が接続され、ゲートGには初
期抵抗が周囲温度により図2の実線のように変化する通
常の起動用正特性サーミスタ24が接続される。更に、
抵抗が周囲温度により図4のように変化する補正用正特
性サーミスタ26と,補正用正特性サーミスタの図4の
特性の変化の傾きを可変させて温度に対する抵抗値の補
正量を調整するための補正量調整抵抗27との並列回路
(以下温度補正回路と称する。)が、起動用正特性サー
ミスタ24に接続される。
【0010】従来例と同様に正特性サーミスタ24によ
りゲートGに電流を通じて双方向性制御整流素子23を
オンさせ、電動機20を起動する。しかして正特性サー
ミスタ24の初期抵抗は、図2に示すように、周囲温度
により変化する。例えば周囲温度が高い時は点Aとな
り、温度変化時間が短くなるので、これを一定に保つに
は正特性サーミスタへの電流を減らす必要がある。逆に
周囲温度が低い時は点Bとなり、温度変化時間が長くな
るので、これを一定に保つには電流を増やす必要があ
る。
【0011】そこで本発明は、補正用正特性サーミスタ
26と補正量調整抵抗27を並列に接続して図5に示す
ような抵抗温度特性をもつ温度補正回路を正特性サーミ
スタ24に直列に接続して、合成抵抗を図2の破線のよ
うな抵抗温度特性とするもので、正特性サーミスタ24
にはその抵抗値に比例した電流が流れる。従って周囲温
度により正特性サーミスタ24に流れる電流が増減さ
れ、その自己発熱量が制御され、図3に示すように、温
度変化時間をほぼ一定にして、電動機の起動を安定とす
ることができる。なお補正用正特性サーミスタ26単体
の抵抗温度特性が図5に近い場合は、補正量調整抵抗2
7は不要である。
【0012】次に他の実施例は、図7に示す従来の回路
において、正特性サーミスタ24が、図6のように、所
定の温度範囲内でほぼ一定の初期抵抗を有するもので、
前記例の補正用正特性サーミスタや補正量調整抵抗を必
要としないで、温度変化時間がほぼ一定となしうる。
【0013】
【発明の効果】本発明の単相誘導電動機の起動装置は、
周囲温度が変化しても、起動用の正特性サーミスタが初
期の低抵抗から高温高抵抗の状態になるまでの温度変化
時間をほぼ一定となるように補正して、該電動機の起動
を周囲温度の高低にかかわらず、該電動機の起動巻線へ
の通電時間を一定として、常に起動を的確に行わせるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の単相誘導電動機の起動装置の実施例の
回路図。
【図2】同実施例の起動用正特性サーミスタの周囲温度
対抵抗値特性図。
【図3】同実施例の周囲温度対温度変化時間特性図。
【図4】同実施例の補正用正特性サーミスタの周囲温度
対抵抗値特性図。
【図5】同実施例の温度補正回路の周囲温度対抵抗値特
性図。
【図6】本発明の他の実施例での正特性サーミスタの周
囲温度対抵抗値特性図。
【図7】従来の単相誘導電動機の起動装置の回路図。
【図8】同上の周囲温度対温度変化時間特性図。
【符号の説明】
20 単相誘導電動機 21 主巻線 22 起動巻線 23 双方向性制御整流素子 24 起動用正特性サーミスタ 26 補正用正特性サーミスタ 27 補正量調整抵抗

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主巻線と起動巻線を有する単相誘導電動
    機を起動する起動装置において、前記起動巻線に直列に
    接続される双方向性制御整流素子と、該双方向性制御整
    流素子のゲートに接続された起動用正特性サーミスタを
    備え、補正用正特性サーミスタと補正量調整抵抗との並
    列回路を前記起動用正特性サーミスタに直列に接続した
    ことを特徴とする単相誘導電動機の起動装置。
  2. 【請求項2】 主巻線と起動巻線を有する単相誘導電動
    機を起動する起動装置において、前記起動巻線に直列に
    接続される双方向性制御整流素子と、該双方向性制御整
    流素子のゲートに接続された起動用正特性サーミスタを
    備え、該起動用正特性サーミスタが所定の温度範囲でほ
    ぼ一定の初期抵抗値を有することを特徴とする単相誘導
    電動機の起動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2006060992A (ja) * 2004-07-23 2006-03-02 Murata Mfg Co Ltd 単相誘導モータの起動回路

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